機装兵カルキノス
[解説]
帝国は海岸線こそ長いものの、海洋上に対立する勢力はほぼ無く、海洋戦力の増強はあまり重視されてはいなかった。
水陸両用機兵に関しても同様で、主に使われていたのは同盟から逆輸入されたアクア・レギオンという有様であった。もちろんこれには、維持にレギオンの部品が使えるためコストパフォーマンスが良かったという側面もあったが、レギオン自体が機種転換で退役が進むと、おのずと新規の水陸両用機兵が望まれるようになった。
水陸両用機兵に関しても同様で、主に使われていたのは同盟から逆輸入されたアクア・レギオンという有様であった。もちろんこれには、維持にレギオンの部品が使えるためコストパフォーマンスが良かったという側面もあったが、レギオン自体が機種転換で退役が進むと、おのずと新規の水陸両用機兵が望まれるようになった。
とはいえノウハウの蓄積は多くはないため、既存の機体を基に水中用の装備を追加する方向で開発が進められた。基になったのはジオニスタ重工業が製作したレガトゥスである。これは設計こそ古いものの、水圧に耐えるためにはモノコック構造が適していると判断されたためであった。そしてレガトゥスから必要のない装備を外して、水中仕様の部品を設計していったのだが…
結果的には機体の7割程が新造となり、開発も10年以上掛かってしまった。
装備面において先進的であったノルド王国製水陸両用機兵を参考にしたため、そのまま使える部分が少なくなってしまったのである。
代わりに意欲的な装備を多数取り入れた、水陸両用機兵としては1,2を争える高性能機として完成させることができた。(ほかの勢力が開発していたら、であるが…)
結果的には機体の7割程が新造となり、開発も10年以上掛かってしまった。
装備面において先進的であったノルド王国製水陸両用機兵を参考にしたため、そのまま使える部分が少なくなってしまったのである。
代わりに意欲的な装備を多数取り入れた、水陸両用機兵としては1,2を争える高性能機として完成させることができた。(ほかの勢力が開発していたら、であるが…)
武装
装備としては
- 背中バックパックに主推進機一対、牽引用フック装備
- 肩部補助推進機、魚雷二対×2
- 対魔獣用大型クロー(イシルディン製)、圧縮風魔術仕様重機関銃内蔵。
これは作業用に通常マニピュレーターに換装可能で、この際に対魔獣用銛撃ち銃を装備可能。
このように対機兵戦はあまり想定されておらず、主に対艦艇、対魔獣戦用装備で固められているが、装甲が固く対機兵戦でも引けは取らないと思われる。
帝国の沿岸警備隊などに順次配備されているが、予算不足からいまだに全更新には至っていないようである。