フォルディア級 重巡航艦
[スペック]
[解説]
機兵運用艦の傑作艦だったファルコネット級であったが、第三次聖帝戦争後半からは戦前に想定された装備・戦術と実戦との間のかい離が目立つようになった。
特に聖王国が第五世代機兵を実戦導入し始めると、対空砲を持たない設計が問題になり始める。
さらに戦争が終末に近づき防衛戦が主になるとこの傾向に拍車がかかった。
帝国軍もこれらの問題を認識し、対空砲を付与したファルコネット後期型を竣工させる。
しかし、後期型は戦時に建艦するには大変に高価な艦艇であり、量産はほとんど叶わなかった。
特に聖王国が第五世代機兵を実戦導入し始めると、対空砲を持たない設計が問題になり始める。
さらに戦争が終末に近づき防衛戦が主になるとこの傾向に拍車がかかった。
帝国軍もこれらの問題を認識し、対空砲を付与したファルコネット後期型を竣工させる。
しかし、後期型は戦時に建艦するには大変に高価な艦艇であり、量産はほとんど叶わなかった。
[性能]
基本的な性質は概ね原型を引き継いだ仕様ではあるものの、技術の発展に合わせて全性能が大きく向上しており、聖王国のアンドロス級などは問題にしない戦闘力を有している。
主砲はより大口径な14cm連装砲を4基。さらに艦前方に固定式の12cm単装副砲を一基追加し、単純な砲門数はファルコネット級の実に2倍以上の圧倒的な大火力を誇る。
雷装発射管は側面に一機ずつ、艦首と艦後方に一機ずつ。計4基の発射管を搭載。
雷装発射管は側面に一機ずつ、艦首と艦後方に一機ずつ。計4基の発射管を搭載。
防御面に関しても全方位展開型の魔導障壁発生装置を搭載し、艦前面にしか障壁を展開できなかったファルコネットとは防御力が雲泥の差である。
またファルコネットでは問題となっていた機兵迎撃能力の低さも迎撃用の高角砲を2基、対空砲を8基搭載して問題を解消している。
またファルコネットでは問題となっていた機兵迎撃能力の低さも迎撃用の高角砲を2基、対空砲を8基搭載して問題を解消している。
艦首ブロック内部に格納庫が内蔵されており、艦首側面に機兵発艦用のカタパルトが設置されている。
機兵艦載数は6機とファルコネットの二倍となっており、発艦を滞りなく行うため、カタパルトは両舷に一基ずつ設けている。
機兵艦載数は6機とファルコネットの二倍となっており、発艦を滞りなく行うため、カタパルトは両舷に一基ずつ設けている。
などなど、ありとあらゆる機能を強化しましたと言わんばかりに改修した結果、フォルディア級は竣工当時では圧倒的なまでの性能を誇っていた。
しかし、その影響か船体は200メートルまで肥大化し、重巡航艦を超えて戦艦並の巨艦となってしまった。
大推力の魔導スラスターを搭載しているとはいえ、その巨体では速力が出ず、巡航速度は50km/h程度しか出なかった。
この船足の遅さが後々の帝国軍の悩みのタネとなるのは自明の理であった……。
しかし、その影響か船体は200メートルまで肥大化し、重巡航艦を超えて戦艦並の巨艦となってしまった。
大推力の魔導スラスターを搭載しているとはいえ、その巨体では速力が出ず、巡航速度は50km/h程度しか出なかった。
この船足の遅さが後々の帝国軍の悩みのタネとなるのは自明の理であった……。
砲熕兵装
14cm連装砲 4基
12cm単装副砲 1基
雷槍発射管 4基
8cm高角砲 2基
対空砲 8基
関連
ファルコネット級
ファイデリン級
添付ファイル