ドラバニア - 聖華世界 @ wiki

竜都ドラバニア

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［解説］

アルカディア帝国の皇家直轄領にある黒竜教の総本山。帝国における黒竜教の中心。
地下都市と地上都市の上下構造になっており、地下都市の方はアンダードラバニアと呼ばれている。

この都市は元々はこの世界にやってきた初代黒竜神――ゲイズ・ガロウドが地表に落着した際に出来た巨大な縦穴の上に造られた都市であり、意図的に地下を掘り進めてアンダードラバニアを作ったわけではない。
縦穴を塞ぐ形で地上部に蓋をしてその上に都市を形成したのだ。

アンダードラバニアは巨大な空洞となっており、地下都市部を降り進むとさながら地下ダンジョンのような様相を見せる。
その縦穴はあまりに深く内部には凶暴な魔獣が生息していることから、黒竜騎士たちの修行の場として利用されている。
またこの縦穴からは旧時代の遺物であるオーパーツや摩訶不思議な魔導具であるアーティファクトなどが出土しており、冒険者たちもダンジョン探索にやってくることがある。
その為か、この都市は帝国では珍しく冒険者組合が存在する。

地上部は黒竜教の総本山である黒竜宮と呼ばれる大聖堂が中心に置かれている。
黒竜宮は帝国の建築物では桁違いの規模を持ち、敷地面積約8万㎡　高さ240メートルを誇る。
黒竜宮の中には黒竜騎士団の本部の他、罪人を裁く最高法廷、結婚式場などまでが存在する。

また、前述したアンダードラバニアには黒竜宮からも行くことが出来る。
もっとも、こちらの入り口は黒竜騎士が用いるものなので一般人が立ち入ることはできない。

この都市には黒竜教の信者の他、諸外国から集まる商人や冒険者なども出入りをしており、帝国に置ける人口は帝都ニブルヘイムに次いで二位である。
また、この街は黒竜神が守護しているため、力のない魔物は都市に近づくことすらしないため、魔獣除けの楔石や外壁などは設置していない。
壁が存在しないため都市の拡充が容易く、遠くない内に帝国最大の都市となるのではないかとも言われている。

インフラ設備は充実しており、都市を巡回する蒸気バスの他、アンダードラバニア内に造られた地下鉄が存在する。
地下鉄は地下部を円周上に周回するため、地下鉄から最寄り駅に降りて、あとは目的地まで徒歩やタクシーで向かうという移動が一般的だ。

アンダードラバニア

［解説］

ドラバニアの地下に存在する巨大な地下空洞。
地下一層から三層までは地下都市になっており、前述した地下鉄は地下一層を周回している。

四層から下はダンジョンになっている。
一度、黒竜神が地下空洞の最下部まで降りたことがあるが、人間の足で計算すると大体125層くらいになるそうだ。