ヒンマースドルフ伯爵家
[解説]
もともとザラ家の影響下にあったが、第三次聖帝戦争でザラ家が滅亡すると、ラズール家にすり寄って門閥貴族の寄子のポジションを得た。
以降200年余り繁栄を謳歌していた。
第一次レスクヴァ攻略作戦において、時の当主、クーゲルムーゲル・フォン・ヒンマースドルフは貴族連合軍に参戦。
フォルツェンシュタイン家が姻戚関係を盾に援軍を引っ張ってきたのを見て、対抗して自らも姻族(養子を婿入りさせていた)のチコ家をクロケット領から呼び寄せた。
その後、帝国軍はレスクヴァ攻略作戦において敗北。
旗艦プラチナム・ラズールの敵前逃亡により混乱する帝国軍は撤退を始めたが、フォルツェンシュタイン伯爵家の軍勢が逃げるためにわざと聖王国軍を誘導、ヒンマースドルフ家とチコ子爵家の軍勢はまともに攻撃に晒されてしまう。
急遽駆けつけたユミール子爵家の軍勢により辛くも帝国軍本隊の救援には間に合ったが、フォルツェンシュタイン家の艦「ベルクブルク」は損傷激しく廃艦となり、当主クーゲルムーゲルは戦死する大惨事となった。
戦後処理において、レスクヴァ戦においては(貴族連合軍には珍しく)まともに戦闘したこと、損害の原因はフォルツェンシュタイン家の無責任な行動にあったことを考慮し、咎めを受けることはなかった。
だがヒンマースドルフ家はチャンスを生かすことはできなかった。
クーゲルムーゲルの死後跡を継いだ嫡男のクーゲルバーンがレルアンの乱において貴族連合に参加したことで、お取り潰しと家名断絶の処置を受け、貴族家としては滅亡することになったのだ。
クーゲルムーゲルの死後跡を継いだ嫡男のクーゲルバーンがレルアンの乱において貴族連合に参加したことで、お取り潰しと家名断絶の処置を受け、貴族家としては滅亡することになったのだ。
[第一次レスクヴァ攻略戦参加兵力]
マウニ級軽巡航艦 ベルクブルク
基本スペック(素体状態)のマウニ級をカスタム。
兵装は常識的だが、門閥貴族グループの常として、目立つためだけに艦橋をお城の尖塔のように高く作っている。
人呼んで「走る違法建築」。
第一次レスクヴァ攻略撤退戦において、聖王国軍の一部はまるで射的のマトのように目立つこの船の艦橋狙撃に興じ、直撃弾によって当主クーゲルムーゲルや艦長をはじめとする韓の首脳部が一気に失われたことでまともに反撃ができなくなり、集中攻撃を浴びて大破。
辛うじて帝国領土にまでは帰りつけたものの、修復不可能と判断されて廃艦となった。
従機 アクウィラ 16機
(うち2機は当主専用機の供回り。残りは委託された騎士団の供回り)
(うち2機は当主専用機の供回り。残りは委託された騎士団の供回り)




