マウニ級 軽巡航艦
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[解説]
当時すでにファルコネット級と後継のフォルディア級が存在していたが、前者は旧式化が始まり、後者は巡航艦というには大型鈍重になりすぎた。
そのため快速で適度な大きさの軽巡航艦開発が求められたが、これに割り込みをかけてきたのが当時帝国内で専横を極めていた門閥貴族とその取り巻きたちである。
彼ら彼女らは己の見栄と権威を示すため所有する兵器や軍隊を華美に装飾することを好んだが、既存の巡航艦は兵器らしく無駄を省いて仕上げられていたため、余計なカスタムの余地はなかったのだ。
そのため快速で適度な大きさの軽巡航艦開発が求められたが、これに割り込みをかけてきたのが当時帝国内で専横を極めていた門閥貴族とその取り巻きたちである。
彼ら彼女らは己の見栄と権威を示すため所有する兵器や軍隊を華美に装飾することを好んだが、既存の巡航艦は兵器らしく無駄を省いて仕上げられていたため、余計なカスタムの余地はなかったのだ。
門閥貴族の横やりを受けた造船所は、もともと考えていた案を生かし、船体内部容積や甲板上の艤装配置スペースを最大限確保した……逆に言えば最低限巡航艦の体裁を整えただけの船を作り、兵装や装飾などをオプション扱いでカスタマイズできるようにした。
共通の船体で用途に応じたバリエーションを大量に生み出せる優れた設計であったが、門閥貴族たちはこれを有効に生かさず、もっぱら非実用的な装飾や見せつけるための過大な大砲の積載などに費やしてしまった。
共通の船体で用途に応じたバリエーションを大量に生み出せる優れた設計であったが、門閥貴族たちはこれを有効に生かさず、もっぱら非実用的な装飾や見せつけるための過大な大砲の積載などに費やしてしまった。
レルアンの乱後に門閥貴族が滅ぼされた後、残存したマウニ級は、帝国軍に接収されたうえで修復され、その際に用途別にさまざまなバリエーションを展開することで、より高性能なファイデリン級軽巡航艦が配備された後も帝国軍の艦隊の脇を固めることになる。
[性能]
前述のとおり本当に船体に最低限の装備を施しただけの素体状態で建造され、購入者がオプションを発注して搭載していくスタイルになっている。
巡航速度は100km/hとされているが、これはオプションを装備しない状態である。
搭載する艤装の数や量にもよるが、メーカープランの中では一番重い重雷装巡航艦型で72k/h、一番早い防空巡航艦型で92km/hが公称値である。
搭載する艤装の数や量にもよるが、メーカープランの中では一番重い重雷装巡航艦型で72k/h、一番早い防空巡航艦型で92km/hが公称値である。
主砲は14cm連装砲を2基。
機兵搭載能力は2機で、艦首カタパルトより発進するようになっている。
機兵搭載能力は2機で、艦首カタパルトより発進するようになっている。
魔導障壁は艦前面にしか障壁を展開できないが、増設は可能である。
ほかの装備はすべてオプション扱いになっており、メーカーは旋回式雷槍発射管を大量に搭載した重雷装巡航艦型、対空砲や高角砲を大量に搭載し機兵駆逐に特化した防空巡航艦型、居住スペースの確保と様々な訓練用設備の搭載を行った練習巡航艦型などのプランを組んでいる。
なお、貴族連合軍で用いられていた時代は、メーカー推奨のまともなプランを採用するものはほとんどおらず、旧人類の大航海時代の帆船のように舷側にずらりとケースメート式の副砲を並べ、砲郭に装飾を施したり、艦橋そのものをお城のように違法建築めいて重厚長大にしてみたり、愚かしい改装の数々が記録に残されている。
砲熕兵装
14cm連装砲 2基2門
(兵装プラン)
重雷装巡航艦型
旋回式三連装雷槍発射管 片舷4基12門、合計24門
8cm高角砲2門
重雷装巡航艦型
旋回式三連装雷槍発射管 片舷4基12門、合計24門
8cm高角砲2門
防空巡航艦型
8cm高角砲6門
対空砲12門
8cm高角砲6門
対空砲12門
練習巡航艦型
主砲を14センチ単装砲に変更
装填演習砲、礼砲用空砲、船体固定式雷槍発射管前部1門後部1門、旋回式三連装雷槍発射管1基3門、8cm高角砲1門、対空砲4門、練習生最大150人乗船可能
主砲を14センチ単装砲に変更
装填演習砲、礼砲用空砲、船体固定式雷槍発射管前部1門後部1門、旋回式三連装雷槍発射管1基3門、8cm高角砲1門、対空砲4門、練習生最大150人乗船可能