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#image(wm_logp.jpg)
&bold(){目次}
&link_anchor(1章){1章 World Machine 2へようこそ}
&link_anchor(2章){2章 デバイスとデバイスのワークスペース}
*&aname(1章){1章 World Machine 2へようこそ}
World Machine 2は、好評のWorld Machine地形編集ツールから継承されたソフトウェアです。World Machine特有で構成された能力の全てを保持しながらも、徹底的に機能と能力を拡張しました。
**手順へのこだわり:根本的な違い
あなたの地形の編集についての知識は忘れて下さい。お絵描きプログラムのように作動する多くの他の地形編集ソフトと違い、World Machineはプロシージャル(手続き型)レベルで操作します。World Machineで作成されるファイルは地形そのものではなく、地形の成り立ちの手順が記されます。これは、その能力と複雑性の両方を伴ったソースがファイルとして保存されます。
World Machineで作業するあなたの役割は、地形全体の外観と特性を規定します。その後ジェネレータや効果によってあなたの世界の外観のディティールや作成を可能にします。このような作業や思考力は慣れるまでに少し時間が掛かりますが、その報いは莫大です。あなたは比較的少ない作業で印象的な地形を作成したり、あなた好みの地形を作成して保存した世界のファイルを、同じ感覚を持つ異なる地形を生み出すための様々なランダムの"種"として、利用する事が出来ます。
この、通常は地形構造の配置に関してのコントロール不足と言うのがコンピュータ・グラフィックにおいての妥協点でしたが、WM2のレイアウトモードは、あなたの思いのままに乱雑に、または正確に地形を描画して、より芸術的な方法で作動させる事が出来ます。あなたが管理水準を自身のために決定する能力は、アーティストとしてあなたに役立つ偉大な新しい才能の1つです。
**知っておくべき概念
World Machineは世界を操作します。世界は単に地形と同様に、表示するための地面やディティールレベルなど作成するために用いるステップの集合体です。これらのステップは、"デバイス"と呼ばれ、各デバイスは、世界を作成する上でいくつかの操作を行います。ワークビューは、あなたが見通して、デバイス交換(対策を施す)が出来るところです。World Machineは、デバイスを選択した時に表示される、各デバイスのプレビューを保持しています。最終製品を作成するために、デバイスが提供する手順に従って世界の高解像度版を作成する事で、世界を築く必要があります。
次の章で、あなたはどのようにデバイスのワークビューの使い方と、あなたの世界を作成するデバイスとの相互作用を学びます。
**始動する世界
World Machineを起動すると、あなたは最初に下のスクリーンを見るでしょう:
#image(start_screen.jpg)
上のスクリーンの各方面については、後の章で非常に細かく解説します。
-上のスクリーンで見えるデバイスのワークビューが世界の内容物です。
-デバイスは小さな着色されたブロックです。上のスクリーン内にそれらが3つあります。
-ブロック間の黒線はワイヤーと呼ばれ、作動順所とブロック間の結合方法を示します。
-World Machineは左上のコーナーに、現在選択中のデバイスのプレビューを表示します。
-世界を築くには、メニューバー、またはツールバーから"Build(ビルド)"オプションを選択する必要があります。計算が実行されている間、進行状況レポートのダイアログを表示します。世界が築かれたら、6章で記載されているように、そこであなたは地形をエクスポートする事が出来ます。
任意のデバイスを選択してクリックする事で、地形がそのデバイスでどんな見え方をするのかが分かります。あなたが望むなら、メニュー【File】から"Open Example Worlds...(サンプルワールドを開く)"で、World Machineのインストールフォルダ以下の"Examples"フォルダ内に、概念における難易度別に分類された様々なサンプルファイルのたくさんのコレクションを開いて、探求しながら学ぶ事が出来ます。そうでない場合は、デバイスのワークビューとそれら全てが意味するものの使い方を以下から読み続けて下さい。
*&aname(2章){2章 デバイスとデバイスのワークスペース}
**2-1 デバイス
デバイスは作動を示します。World Machineでは、デバイスは小さく着色されたボックスとして視覚化されています:
#image(device00.jpg,width=350,height=205)
デバイスはポートを備えています。ポートは単に地形データがデバイス間を出入りの移動が出来る場所です。これらは2つの主要カテゴリーに分ける事が出来ます:&bold(){インプット}と&bold(){アウトプット}です。インプットはデバイスの左側にあり、持ち込まれたデータはデバイス内部で作動します。デバイスで作動した後、データは右側のアウトプットを経由してデバイスから引き継ぎます。最後に、一部のデバイスはマスク・インプットのポートを備えています。これは、あなたが影響を及ばせるデバイス領域のコントロールを可能にします。
World Machineには、パラメータポートと呼ばれるもう1種類のタイプのポートがあります。これらはデバイスの上部に沿って位置しており、上級ユーザが別のデバイスから対象デバイスの設定を調整する事を可能にします。パラメータポートについては、本マニュアル内で後々扱われます。
デバイスは3つの大まかなカテゴリに分ける事が出来ます。World Machineシステムでは、地形は以下の通りです:
+&bold(){作成 :} &color(#6aa84f){Generator} デバイス
+&bold(){改変 :} &color(#558dfb){Filter と Combiner} デバイス
+&bold(){保存 :} &color(#cc0000){Output} デバイス
各種デバイスは、異なる役割を担っています。『Generator』は、基本的な地形を作成するデバイスです。『Generator』から出力されたデータはそのまま使用する事も、『Filter』デバイスのインプットポートに接続し、形成、変形、その他地形に作用させる事も出来ます。最後に、『Output』を使用し、作成した地形をディスクに保存します。
**2-2 デバイスの働き
デバイスワークビューは、World Machineと対話する主要な手段です。現行のワールドのデバイスと、それらの間で接続する全てのデバイスを含んでいます。
デバイスワークビューは、&bold(){コマンドバー}、または[F5]キーの押下で選択する事が出来ます。
***デバイスのビルドステータス
World Machineのデバイスには、常にビルドステータスがあります。これは、デバイスが正しく接続されているかどうか、及びデバイスが未構築であるかを示します。
#image(Device_Build_Status.jpg)
上の画像は、さまざまなビルドステータスを表す3つのデバイスです。ビルドステータスは、デバイス名のちょうど左側の色付きの長方形で示されます。
-&bold(){&color(#6aa84f){グリーン・ステータス}}: デバイスは正しく接続され、ビルド結果がデバイスに存在します。
-&bold(){&color(#f1c232){イエロー・ステータス}}: デバイスは正しく接続されていますが、未構築です。
-&bold(){&color(#cc0000){レッド・ステータス}}: デバイスが接続されていない、または違った形でインプットデータを送っています。
必要なインプットを接続する事で、デバイスを赤色から黄色のステータスにする事が出来ます。
あなたは&bold(){Build Worldコマンド}で、ワールドを構築する事で、デバイスを黄色から緑色に変える事が出来ます。
***デバイスの追加
ワールドにデバイスを追加するには、メニューバー、またはパーツ・ツールバーからデバイスを選択します。メニューからデバイスを選択するには、「Heightfield Operators」に移り、追加するデバイスのカテゴリーを選択し、使用するデバイスを選択します。
#image(Device_Build_add.jpg)
代わりにより便利なパーツ・ツールバーからは、どんなデバイスでも選択する事が出来ます。
#image(Device_Build_add02.jpg,width=800,height=44)
デバイスがワールドの中に配置する準備が出来たら、マウスカーソル上に"+"記号がワークビューに表示されます。ワークビューの任意の場所でマウスの左ボタンをクリックする事で、デバイスが配置されます。ワークビューの空欄に複数回クリックすると、同じタイプのデバイスを配置する事が出来ます。右クリック、またはワークビュー上のデバイスをクリックする事で、デバイスの配置を停止します。
***デバイスの接続
2つのデバイスを接続するには、接続する側のデバイスの(インプット/アウトプット)ポートを、接続される側のデバイスの(インプット/アウトプット)ポートに、配線する必要があります。これを行うには、ポートの1つをクリックします。配線は一方の(インプット/アウトプット)ポートから、もう一方の(インプット/アウトプット)ポートにマウスカーソルを移動させて接続します。デバイス間の配線時、配線可能なポートを除いてすべて消えます。
#image(Device_Build_connect.jpg)
間違った組み合わせで配線しようとするか、または接続するためのポートを見逃してしまったかのいずれかでなければ、接続元デバイスと接続先デバイスの両ポートをクリックすると、2つのデバイス間を接続するワイヤが描かれます。
***アウトプットの複数接続
1つのアウトプットポートから複数のデバイスに接続する事が出来るので、World Machine 1.xの"Splitter device"が不要となりました。再度ポートをクリックして配線を開始して下さい。
***デバイスのプロパティの編集
デバイスのプロパティを変更するには、単にワークビューでデバイスをダブルクリックします。ダイアログボックスが表示され、デバイスのパラメータと設定を変更する事が出来ます。左サイドプレビューには、調整した結果が表示されます。
***デバイスの削除
デバイスを削除するには、単にデバイスを選択し、【Edit】メニューから[Delete Selected]を選択するか、Deleteキーを押します。
***デバイスの選択と移動
-デバイスを1つ選択する場合は、単にデバイスをクリックして下さい。
-Shiftキーを押しながらデバイスをクリックする事で、複数のデバイスを追加選択する事が出来ます。Shiftキーを押しながら選択したデバイスをクリックすると、選択解除します。
-マウスで選択したいデバイスの周りドラッグして囲む事で、複数のデバイスを一度に選択する事が出来ます。
-Shiftキーを押しながらドラッグ、またはクリックする事で、現在選択しているデバイスに新たに選択したデバイスを追加する事が出来ます。
#image(Device_Build_select.jpg)
選択中のデバイスは破線でデバイスが囲まれます。
選択中のデバイスをクリックしたままドラッグする事で、単一、または複数のデバイスを移動する事が出来ます。
***デバイスのコンテキストメニュー
デバイスを右クリックする事でコンテキストメニューが表示されます。デバイスによっては表示されない項目もあります。
#image(Device_Build_menu.jpg)
-View output:
-Lock Preview on Device:
-Override device resolution/spatial type:
-Quick-set device spatial type:
-Set device display hint:
-Get device description:
-Set name:
-Set properties:
-Device Version...:
-Disconnect device:
-Disable device:
-Bypass device:
-Delete device:
-Convert selected devices into macro
-Group selected devices
***コピー&ペースト
標準のWindowsキーボードショートカット(Ctrl-X、Ctrl-C、Ctrl-V)で任意のデバイスのセットをカット、コピー、ペーストする事が出来ます。
***地形のヒント
World Machineでは、ハイトフィールドの表示方法に関するヒントを提供します。
2つのオプションは、出力として地形またはマスクとして表示する事です。問題のデバイスに最も適したオプションを選択する必要があります。多くのデバイスは適切な出力を自動的にフラグを立ててくれるしょう。
#image(Device_Build_hint.jpg)
#image(wm_logp.jpg)
&bold(){目次}
&link_anchor(1章){1章 World Machine 2へようこそ}
&link_anchor(2章){2章 デバイスとデバイスのワークスペース}
*&aname(1章){1章 World Machine 2へようこそ}
World Machine 2は、好評のWorld Machine地形編集ツールから継承されたソフトウェアです。World Machine特有で構成された能力の全てを保持しながらも、徹底的に機能と能力を拡張しました。
**手順へのこだわり:根本的な違い
あなたの地形の編集についての知識は忘れて下さい。お絵描きプログラムのように作動する多くの他の地形編集ソフトと違い、World Machineはプロシージャル(手続き型)レベルで操作します。World Machineで作成されるファイルは地形そのものではなく、地形の成り立ちの手順が記されます。これは、その能力と複雑性の両方を伴ったソースがファイルとして保存されます。
World Machineで作業するあなたの役割は、地形全体の外観と特性を規定します。その後ジェネレータや効果によってあなたの世界の外観のディティールや作成を可能にします。このような作業や思考力は慣れるまでに少し時間が掛かりますが、その報いは莫大です。あなたは比較的少ない作業で印象的な地形を作成したり、あなた好みの地形を作成して保存した世界のファイルを、同じ感覚を持つ異なる地形を生み出すための様々なランダムの"種"として、利用する事が出来ます。
この、通常は地形構造の配置に関してのコントロール不足と言うのがコンピュータ・グラフィックにおいての妥協点でしたが、WM2のレイアウトモードは、あなたの思いのままに乱雑に、または正確に地形を描画して、より芸術的な方法で作動させる事が出来ます。あなたが管理水準を自身のために決定する能力は、アーティストとしてあなたに役立つ偉大な新しい才能の1つです。
**知っておくべき概念
World Machineは世界を操作します。世界は単に地形と同様に、表示するための地面やディティールレベルなど作成するために用いるステップの集合体です。これらのステップは、"デバイス"と呼ばれ、各デバイスは、世界を作成する上でいくつかの操作を行います。ワークビューは、あなたが見通して、デバイス交換(対策を施す)が出来るところです。World Machineは、デバイスを選択した時に表示される、各デバイスのプレビューを保持しています。最終製品を作成するために、デバイスが提供する手順に従って世界の高解像度版を作成する事で、世界を築く必要があります。
次の章で、あなたはどのようにデバイスのワークビューの使い方と、あなたの世界を作成するデバイスとの相互作用を学びます。
**始動する世界
World Machineを起動すると、あなたは最初に下のスクリーンを見るでしょう:
#image(start_screen.jpg)
上のスクリーンの各方面については、後の章で非常に細かく解説します。
-上のスクリーンで見えるデバイスのワークビューが世界の内容物です。
-デバイスは小さな着色されたブロックです。上のスクリーン内にそれらが3つあります。
-ブロック間の黒線はワイヤーと呼ばれ、作動順所とブロック間の結合方法を示します。
-World Machineは左上のコーナーに、現在選択中のデバイスのプレビューを表示します。
-世界を築くには、メニューバー、またはツールバーから"Build(ビルド)"オプションを選択する必要があります。計算が実行されている間、進行状況レポートのダイアログを表示します。世界が築かれたら、6章で記載されているように、そこであなたは地形をエクスポートする事が出来ます。
任意のデバイスを選択してクリックする事で、地形がそのデバイスでどんな見え方をするのかが分かります。あなたが望むなら、メニュー【File】から"Open Example Worlds...(サンプルワールドを開く)"で、World Machineのインストールフォルダ以下の"Examples"フォルダ内に、概念における難易度別に分類された様々なサンプルファイルのたくさんのコレクションを開いて、探求しながら学ぶ事が出来ます。そうでない場合は、デバイスのワークビューとそれら全てが意味するものの使い方を以下から読み続けて下さい。
*&aname(2章){2章 デバイスとデバイスのワークスペース}
**2-1 デバイス
デバイスは作動を示します。World Machineでは、デバイスは小さく着色されたボックスとして視覚化されています:
#image(device00.jpg,width=350,height=205)
デバイスはポートを備えています。ポートは単に地形データがデバイス間を出入りの移動が出来る場所です。これらは2つの主要カテゴリーに分ける事が出来ます:&bold(){インプット}と&bold(){アウトプット}です。インプットはデバイスの左側にあり、持ち込まれたデータはデバイス内部で作動します。デバイスで作動した後、データは右側のアウトプットを経由してデバイスから引き継ぎます。最後に、一部のデバイスはマスク・インプットのポートを備えています。これは、あなたが影響を及ばせるデバイス領域のコントロールを可能にします。
World Machineには、パラメータポートと呼ばれるもう1種類のタイプのポートがあります。これらはデバイスの上部に沿って位置しており、上級ユーザが別のデバイスから対象デバイスの設定を調整する事を可能にします。パラメータポートについては、本マニュアル内で後々扱われます。
デバイスは3つの大まかなカテゴリに分ける事が出来ます。World Machineシステムでは、地形は以下の通りです:
+&bold(){作成 :} &color(#6aa84f){Generator} デバイス
+&bold(){改変 :} &color(#558dfb){Filter と Combiner} デバイス
+&bold(){保存 :} &color(#cc0000){Output} デバイス
各種デバイスは、異なる役割を担っています。『Generator』は、基本的な地形を作成するデバイスです。『Generator』から出力されたデータはそのまま使用する事も、『Filter』デバイスのインプットポートに接続し、形成、変形、その他地形に作用させる事も出来ます。最後に、『Output』を使用し、作成した地形をディスクに保存します。
**2-2 デバイスの働き
デバイスワークビューは、World Machineと対話する主要な手段です。現行のワールドのデバイスと、それらの間で接続する全てのデバイスを含んでいます。
デバイスワークビューは、&bold(){コマンドバー}、または[F5]キーの押下で選択する事が出来ます。
***デバイスのビルドステータス
World Machineのデバイスには、常にビルドステータスがあります。これは、デバイスが正しく接続されているかどうか、及びデバイスが未構築であるかを示します。
#image(Device_Build_Status.jpg)
上の画像は、さまざまなビルドステータスを表す3つのデバイスです。ビルドステータスは、デバイス名のちょうど左側の色付きの長方形で示されます。
-&bold(){&color(#6aa84f){グリーン・ステータス}}: デバイスは正しく接続され、ビルド結果がデバイスに存在します。
-&bold(){&color(#f1c232){イエロー・ステータス}}: デバイスは正しく接続されていますが、未構築です。
-&bold(){&color(#cc0000){レッド・ステータス}}: デバイスが接続されていない、または違った形でインプットデータを送っています。
必要なインプットを接続する事で、デバイスを赤色から黄色のステータスにする事が出来ます。
あなたは&bold(){Build Worldコマンド}で、ワールドを構築する事で、デバイスを黄色から緑色に変える事が出来ます。
***デバイスの追加
ワールドにデバイスを追加するには、メニューバー、またはパーツ・ツールバーからデバイスを選択します。メニューからデバイスを選択するには、「Heightfield Operators」に移り、追加するデバイスのカテゴリーを選択し、使用するデバイスを選択します。
#image(Device_Build_add.jpg)
代わりにより便利なパーツ・ツールバーからは、どんなデバイスでも選択する事が出来ます。
#image(Device_Build_add02.jpg,width=800,height=44)
デバイスがワールドの中に配置する準備が出来たら、マウスカーソル上に"+"記号がワークビューに表示されます。ワークビューの任意の場所でマウスの左ボタンをクリックする事で、デバイスが配置されます。ワークビューの空欄に複数回クリックすると、同じタイプのデバイスを配置する事が出来ます。右クリック、またはワークビュー上のデバイスをクリックする事で、デバイスの配置を停止します。
***デバイスの接続
2つのデバイスを接続するには、接続する側のデバイスの(インプット/アウトプット)ポートを、接続される側のデバイスの(インプット/アウトプット)ポートに、配線する必要があります。これを行うには、ポートの1つをクリックします。配線は一方の(インプット/アウトプット)ポートから、もう一方の(インプット/アウトプット)ポートにマウスカーソルを移動させて接続します。デバイス間の配線時、配線可能なポートを除いてすべて消えます。
#image(Device_Build_connect.jpg)
間違った組み合わせで配線しようとするか、または接続するためのポートを見逃してしまったかのいずれかでなければ、接続元デバイスと接続先デバイスの両ポートをクリックすると、2つのデバイス間を接続するワイヤが描かれます。
***アウトプットの複数接続
1つのアウトプットポートから複数のデバイスに接続する事が出来るので、World Machine 1.xの"Splitter device"が不要となりました。再度ポートをクリックして配線を開始して下さい。
***デバイスのプロパティの編集
デバイスのプロパティを変更するには、単にワークビューでデバイスをダブルクリックします。ダイアログボックスが表示され、デバイスのパラメータと設定を変更する事が出来ます。左サイドプレビューには、調整した結果が表示されます。
***デバイスの削除
デバイスを削除するには、単にデバイスを選択し、【Edit】メニューから[Delete Selected]を選択するか、Deleteキーを押します。
***デバイスの選択と移動
-デバイスを1つ選択する場合は、単にデバイスをクリックして下さい。
-Shiftキーを押しながらデバイスをクリックする事で、複数のデバイスを追加選択する事が出来ます。Shiftキーを押しながら選択したデバイスをクリックすると、選択解除します。
-マウスで選択したいデバイスの周りドラッグして囲む事で、複数のデバイスを一度に選択する事が出来ます。
-Shiftキーを押しながらドラッグ、またはクリックする事で、現在選択しているデバイスに新たに選択したデバイスを追加する事が出来ます。
#image(Device_Build_select.jpg)
選択中のデバイスは破線でデバイスが囲まれます。
選択中のデバイスをクリックしたままドラッグする事で、単一、または複数のデバイスを移動する事が出来ます。
***デバイスのコンテキストメニュー
デバイスを右クリックする事でコンテキストメニューが表示されます。デバイスによっては表示されない項目もあります。
#image(Device_Build_menu.jpg)
-View output:
-Lock Preview on Device:
-Override device resolution/spatial type:
-Quick-set device spatial type:
-Set device display hint:
-Get device description:
-Set name:
-Set properties:
-Device Version...:
-Disconnect device:
-Disable device:
-Bypass device:
-Delete device:
-Convert selected devices into macro
-Group selected devices
***コピー&ペースト
標準のWindowsキーボードショートカット(Ctrl-X、Ctrl-C、Ctrl-V)で任意のデバイスのセットをカット、コピー、ペーストする事が出来ます。
***地形のヒント
World Machineでは、ハイトフィールドの表示方法に関するヒントを提供します。
2つのオプションは、出力として地形またはマスクとして表示する事です。問題のデバイスに最も適したオプションを選択する必要があります。多くのデバイスは適切な出力を自動的にフラグを立ててくれるしょう。
#image(Device_Build_hint.jpg)
**2-3 ワイヤーとルーティング