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Planetside公式フォーラム、"File Sharing"のトピック[[SkyBox / 360º Panorama Tutorial>http://forums.planetside.co.uk/index.php?topic=11608.0]]からの転用です。
*&bold(){Terragen4 SkyBox製作方法}
TG3から360度のパノラマを取り出すTipsです。
必要なソフトウエア:
・Terragen 4
・[[PTGui Pro>http://www.ptgui.com/download.html]]
無料の試評版は以下の制限があります:
つなぎ合わされたパノラマイメージに可視透かしのマークが入ります。
プロジェクトの保存、エクスポートは出来ません。
パノラマツールの"stitcher"と"optimizer"が非対応です。(ビルドインのPTGui stitcherとoptimizerは対応)
試評版には期限があります。更新はWebサイトからダウンロード可能です。
・Photoshop
&bold(){概要:}
スカイドームを作るには、360度すべてを覆うスカイボックスの各面に1枚ずつ、立方体の6面をレンダリングする必要があります。
#image(skydome01.jpg)
上図が示すようにカメラは最初に1から4の面を90度置きに時計回りにレンダリングし、続いて天面、最後に地面をレンダリングします。
この時、90度の視野角でレンダリングすると、単純に6枚のイメージを立方体でつなぎ合わせた時、レンダリングにGIを使った場合
などで継ぎ目に可視線が生じます。この醜い継ぎ目を避けるために視野角を110度に設定し、20度のオーバーラップで継ぎ目を
なじませます。
&bold(){工程:}
1.Terragen 4を起動します。ダウンロードした[["SkyBoxCamera110.tgc">http://cdn57.atwikiimg.com/terragen3/?cmd=upload&act=open&page=%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%83%89%E3%83%BC%E3%83%A0&file=SkyBoxCamera110.tgc]]を【File】->「Insert Clip File...」でインポートします。
ノード・ネットワークビューに新しいグループが表示され、グループの中にはカメラとレンダラーの2つのノードが含まれています。
2.カメラノード、"SkyBoxCamera110"をダブルクリックしてパラメータ/設定ウインドウを開きます。
#image(skydome02.jpg)
"Position(カメラ位置)"を設定します。この設定値がスカイドームの中心点になります。"Rotation"のフィールド値がオレンジ色に
なっていることでこれらのパラメータがアニメーション化していることに気づくでしょう。アニメーション版以外の場合は、カメ
ラの"Rotation"の3つの数値をそれぞれ
1枚目:0,0,0
2枚目:0.90.0
3枚目:0.180.0
4枚目:0.270.0
5枚目:90.0.0
6枚目:270,0,0
でセットして、一枚ずつレンダリングします。
上図の赤枠の数値は、"SkyBoxCamera110"ですでに設定されています。
3.次にレンダラーノード、"SkyBoxRender110"をダブルクリックしてパラメータ/設定ウインドウを開きます。
#image(skydome03.jpg)
作成する出力サイズ(Width/Height)を正方形になるよう設定し、他ディティールやGIの有無の設定を終えたら、最後に
&bold(){「Sequence/output」}タブを選択し、&bold(){"Output Image Filename"}の出力イメージのパスを設定します。32ビットHDRフォーマットを
作成するため、拡張子に「.exr」を使用します。インクリメンタリー数を各レンダラーに付加するために「%04d」を残します。
すべてが完了したら&bold(){[Render Sequence]}ボタンを押し、完成を待ちましょう。アニメーション版の場合、1から6フレームが順番に
1フレームずつレンダリングされます。アニメーション機能を持たないバージョンは、1枚ずつ&bold(){[Render Image]}ボタンを押します。
4.PTGui Proを起動します。
#image(skydome04.jpg)
「Project Assistant」タブの&bold(){[Load images...]}ボタンを押し、ファイルブラウザからTG3で出力した「.exr」ファイルをすべて
選択して読み込みます
5.&bold(){「Camera/lens data」}ウインドウの設定。
#image(skydome05.jpg)
&bold(){「Camera/lens data」}ウインドウが開き、赤枠で囲ったフィールドの数値入力を求めてきます。"SkyBoxCamera110"ノードで設定
された数値をそれぞれ入力します。入力が終わると"Crop factor / focal length multiplier"が自動で終点距離の乗数を更新します。
[OK]ボタンをクリックします。
6.&bold(){[Align images]}ボタンをクリックします。
#image(skydome06.jpg)
4.で読み込まれたイメージが6枚並んでいるのが確認出来ます。ここで&bold(){[Align images]}ボタンをクリックします。
7.エラーダイアログ
#image(skydome07.jpg)
6.の操作でもし上記エラーメッセージが出た場合は、TG3で作成したイメージに十分なディティールが足りなかった可能性があります。
その場合はこちらに用意した[["TerragenSkybox110_Template.pts">http://cdn57.atwikiimg.com/terragen3/?cmd=upload&act=open&page=%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%83%89%E3%83%BC%E3%83%A0&file=TerragenSkybox110_Template.pts]]の調整ファイルを使用します。
7-1.[No]ボタンを押した後、PTGui Proの現在のプロジェクトを保存しないで終了します。
7-2.PTGui Proを起動し、【File】->「Open Project...」からダウンロードした"TerragenSkybox110_Template.pts"を開きます。
7-3.[No]ボタンをクリック。
#image(skydome08.jpg)
ダイアログが表示しますが[No]ボタンをクリックします。読込みイメージが存在しないため青色の市松模様が表示されますが
無視して&bold(){「Source Images」}タブを選択します。
#image(skydome09.jpg)
7-4.市松模様のイメージを0から5まで順番にクリックで選択し、&bold(){[Replace(再配置)]}ボタンでTG3で作成したイメージファイル
「.exr」に入れ替えていきます。6枚すべて入れ替えが完了したら、再度&bold(){「Project Assistant」}タブに戻り、&bold(){[Align images...]}
ボタンをクリックします。
8.パノラマエディタウインドウが開きます。
#image(skydome10.jpg)
マウスをドラッグしながら動かす事でイメージをスクロールして確認する事が出来ます。
9.パノラマイメージの作成。
&bold(){[Create panorama]}ボタンをクリックし、パノラマイメージの出力設定を行います。
#image(skydome11.jpg)
&bold(){[Set optimum size...]}ボタンによる&bold(){"Maximum size(no loss of detail)(ディティールを崩す事のない最大サイズ)"}、
&bold(){「Optput file prefix」:}は&bold(){"Use default(デフォルト使用)"}にチェック、&bold(){「Output(出力)」}は&bold(){"HDR:HDR panorama"}のみ
チェックを入れて、&bold(){[Create Panorama]}ボタンをクリックします。
&bold(){完成パノラマイメージ}
&blankimg(skydome.jpg, width=500,height=250)
Planetside公式フォーラム、"File Sharing"のトピック[[SkyBox / 360º Panorama Tutorial>http://forums.planetside.co.uk/index.php?topic=11608.0]]からの転用です。
*&bold(){Terragen4 SkyBox製作方法}
TG3から360度のパノラマを取り出すTipsです。
必要なソフトウエア:
・Terragen 4
・[[PTGui Pro>http://www.ptgui.com/download.html]]
無料の試評版は以下の制限があります:
つなぎ合わされたパノラマイメージに可視透かしのマークが入ります。
プロジェクトの保存、エクスポートは出来ません。
パノラマツールの"stitcher"と"optimizer"が非対応です。(ビルトインのPTGui stitcherとoptimizerは対応)
試評版には期限があります。更新はWebサイトからダウンロード可能です。
・Photoshop
&bold(){概要:}
スカイドームを作るには、360度すべてを覆うスカイボックスの各面に1枚ずつ、立方体の6面をレンダリングする必要があります。
#image(skydome01.jpg)
上図が示すようにカメラは最初に1から4の面を90度置きに時計回りにレンダリングし、続いて天面、最後に地面をレンダリングします。
この時、90度の視野角でレンダリングすると、単純に6枚のイメージを立方体でつなぎ合わせた時、レンダリングにGIを使った場合
などで継ぎ目に可視線が生じます。この醜い継ぎ目を避けるために視野角を110度に設定し、20度のオーバーラップで継ぎ目を
なじませます。
&bold(){工程:}
1.Terragen 4を起動します。ダウンロードした[["SkyBoxCamera110.tgc">http://cdn57.atwikiimg.com/terragen3/?cmd=upload&act=open&page=%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%83%89%E3%83%BC%E3%83%A0&file=SkyBoxCamera110.tgc]]を【File】->「Insert Clip File...」でインポートします。
ノード・ネットワークビューに新しいグループが表示され、グループの中にはカメラとレンダラーの2つのノードが含まれています。
2.カメラノード、"SkyBoxCamera110"をダブルクリックしてパラメータ/設定ウインドウを開きます。
#image(skydome02.jpg)
"Position(カメラ位置)"を設定します。この設定値がスカイドームの中心点になります。"Rotation"のフィールド値がオレンジ色に
なっていることでこれらのパラメータがアニメーション化していることに気づくでしょう。アニメーション版以外の場合は、カメ
ラの"Rotation"の3つの数値をそれぞれ
1枚目:0,0,0
2枚目:0.90.0
3枚目:0.180.0
4枚目:0.270.0
5枚目:90.0.0
6枚目:270,0,0
でセットして、一枚ずつレンダリングします。
上図の赤枠の数値は、"SkyBoxCamera110"ですでに設定されています。
3.次にレンダラーノード、"SkyBoxRender110"をダブルクリックしてパラメータ/設定ウインドウを開きます。
#image(skydome03.jpg)
作成する出力サイズ(Width/Height)を正方形になるよう設定し、他ディティールやGIの有無の設定を終えたら、最後に
&bold(){「Sequence/output」}タブを選択し、&bold(){"Output Image Filename"}の出力イメージのパスを設定します。32ビットHDRフォーマットを
作成するため、拡張子に「.exr」を使用します。インクリメンタリー数を各レンダラーに付加するために「%04d」を残します。
すべてが完了したら&bold(){[Render Sequence]}ボタンを押し、完成を待ちましょう。アニメーション版の場合、1から6フレームが順番に
1フレームずつレンダリングされます。アニメーション機能を持たないバージョンは、1枚ずつ&bold(){[Render Image]}ボタンを押します。
4.PTGui Proを起動します。
#image(skydome04.jpg)
「Project Assistant」タブの&bold(){[Load images...]}ボタンを押し、ファイルブラウザからTG3で出力した「.exr」ファイルをすべて
選択して読み込みます
5.&bold(){「Camera/lens data」}ウインドウの設定。
#image(skydome05.jpg)
&bold(){「Camera/lens data」}ウインドウが開き、赤枠で囲ったフィールドの数値入力を求めてきます。"SkyBoxCamera110"ノードで設定
された数値をそれぞれ入力します。入力が終わると"Crop factor / focal length multiplier"が自動で終点距離の乗数を更新します。
[OK]ボタンをクリックします。
6.&bold(){[Align images]}ボタンをクリックします。
#image(skydome06.jpg)
4.で読み込まれたイメージが6枚並んでいるのが確認出来ます。ここで&bold(){[Align images]}ボタンをクリックします。
7.エラーダイアログ
#image(skydome07.jpg)
6.の操作でもし上記エラーメッセージが出た場合は、TG3で作成したイメージに十分なディティールが足りなかった可能性があります。
その場合はこちらに用意した[["TerragenSkybox110_Template.pts">http://cdn57.atwikiimg.com/terragen3/?cmd=upload&act=open&page=%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%83%89%E3%83%BC%E3%83%A0&file=TerragenSkybox110_Template.pts]]の調整ファイルを使用します。
7-1.[No]ボタンを押した後、PTGui Proの現在のプロジェクトを保存しないで終了します。
7-2.PTGui Proを起動し、【File】->「Open Project...」からダウンロードした"TerragenSkybox110_Template.pts"を開きます。
7-3.[No]ボタンをクリック。
#image(skydome08.jpg)
ダイアログが表示しますが[No]ボタンをクリックします。読込みイメージが存在しないため青色の市松模様が表示されますが
無視して&bold(){「Source Images」}タブを選択します。
#image(skydome09.jpg)
7-4.市松模様のイメージを0から5まで順番にクリックで選択し、&bold(){[Replace(再配置)]}ボタンでTG3で作成したイメージファイル
「.exr」に入れ替えていきます。6枚すべて入れ替えが完了したら、再度&bold(){「Project Assistant」}タブに戻り、&bold(){[Align images...]}
ボタンをクリックします。
8.パノラマエディタウインドウが開きます。
#image(skydome10.jpg)
マウスをドラッグしながら動かす事でイメージをスクロールして確認する事が出来ます。
9.パノラマイメージの作成。
&bold(){[Create panorama]}ボタンをクリックし、パノラマイメージの出力設定を行います。
#image(skydome11.jpg)
&bold(){[Set optimum size...]}ボタンによる&bold(){"Maximum size(no loss of detail)(ディティールを崩す事のない最大サイズ)"}、
&bold(){「Optput file prefix」:}は&bold(){"Use default(デフォルト使用)"}にチェック、&bold(){「Output(出力)」}は&bold(){"HDR:HDR panorama"}のみ
チェックを入れて、&bold(){[Create Panorama]}ボタンをクリックします。
&bold(){完成パノラマイメージ}
&blankimg(skydome.jpg, width=500,height=250)