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ナターシャ・ロマノフ

名前:Natasha Romanoff
デビュー:『アイアンマン2』(2010年)

概要

S.H.E.I.L.D.*のエージェントとして活動する女性。コードネームはブラック・ウィドウ

アイアンマン2』で初登場し、スターク・インダストリーズ*の法務部の社員ナタリー・ラッシュマンと名乗り、トニー・スタークの監視を行っていた。

スーパーパワーを持たずに数多の敵と互角に渡り合うスパイで、ニック・フューリーのもとで彼のアベンジャーズ結成計画に尽力した。クリント・バートンホークアイ)とは同じ任務に就いていたことがあり付き合いも長く、彼の家族とも家族ぐるみの付き合い。スティーブ・ロジャースキャプテン・アメリカ)とコンビを組み彼を支援したこともある。『キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー』でS.H.E.I.L.D.を脱退する。

アベンジャーズではトニーの代わりに、スティーブと代理のリーダーを務めたこともある。ハルク状態のブルース・バナーと意思疎通ができる数少ない人物。アベンジャーズを家族のように思っており、チーム存続のためにソコヴィア協定に対しては賛成派の立場を取っていた。

以前、妹のエレーナ・ベロワ*、父のアレクセイ・ショスタコフ*、母のメリーナ・ヴォストコフ*と疑似家族を演じていたことがある。

エピソード

アイアンマン2

スターク・インダストリーズ*のCEOトニー・スタークアイアンマンとして世界を守るため、秘書のペッパー・ポッツにCEOの座を譲位し、秘書の後任として法務部のナタリー・ラッシュマンを雇う。自らの健康状態と世間の目から自棄になっていたトニーは「最後の誕生日に何をしたいか」と尋ね、ナタリーは「好きな人と好きなことをして過ごす」と答える。

その言葉を聞いたトニーはマリブ*の自宅でアイアンマンのスーツを身にまとってパーティーを開き、親友のジェームズ・ローズ(ローディ)と大喧嘩になる。二日酔いのトニーのもとをS.H.E.I.L.D.*の長官ニック・フューリーが訪れる。ナタリーの正体はフューリーの部下ナターシャ・ロマノフ(ブラック・ウィドウ)であり、アベンジャーズにふさわしいかどうかトニーの健康状態を調査していた。

スターク・インダストリーズへの潜入を続けるナターシャはペッパー、ハッピー・ホーガンとともにスターク・エキスポのジャスティン・ハマーのプレゼンを鑑賞していたが、突如ローディの着ていたスーツが暴走し始める。ペッパーがハマーを尋問し、ローディのスーツを脱獄囚イワン・ヴァンコが遠隔操作していることを突き止める。ナターシャとハッピーはハマーのラボへと向かうが、イワンは既に逃げた後だった。ナターシャはローディのスーツを再起動し、トニーとローディはイワンとの最終決戦に臨む。

エキスポでの戦いが終わると、ナターシャから報告を受けたフューリーはトニーにスーパーヒーロー集団「アベンジャーズ」に不適格だと告げるが、特別に相談役として採用する。

アベンジャーズ

2012年、アベンジャーズのチーム結成を急ぐニック・フューリーからの指示で、ナターシャは癇癪を起こすと緑の怪人ハルクに変身する科学者ブルース・バナーをチームに勧誘する。ナターシャはスティーブ・ロジャースキャプテン・アメリカ)とドイツ*に出現したロキ・ラウフェイソンと対決。合流したトニー・スタークアイアンマン)とともにロキを捕獲するも、アスガルド*からやってきたロキの兄ソー・オーディンソンに連れ去られてしまう。トニーとソーはロキをどちらが裁くかで戦闘を始めるが、スティーブの仲介によって場は収まる。ロキのマインド・コントロールによって恩人クリント・バートンホークアイ)が操られてしまい、ナターシャは獄中のロキに接触し、彼の狙いがブルースの中のハルクを目覚めさせることだと突き止める。

S.H.E.I.L.D.*の空母に合流したアベンジャーズのメンバー(トニー、スティーブ、ナターシャ、ブルース)とソー・オーディンソンは、S.H.E.I.L.D.がアベンジャーズを組織した理由について疑念を持つ。議論は白熱し仲間割れが始まると、ロキに洗脳されたクリントが空母への攻撃を開始。ナターシャはクリントと戦い、彼の洗脳を解く。戦闘の最中、S.H.E.I.L.D.のニック・コールソン*がロキに殺害され、ブルースが行方不明となる。代わりに洗脳が解けたクリントがアベンジャーズに加入し、コールソンの死とフューリーの小細工によってチームは一つとなる。

スターク・タワー*の頂上ではロキに洗脳されたエリック・セルヴィグ博士が装置の準備をした。トニーはスターク・タワーでロキに宣戦布告し、戦闘が再開する。セルヴィグの装置が作動すると、ニューヨーク*上空にポータルが開き、ロキと手を組んだチタウリ*の軍団が地球*へと攻め込んでくる。ニューヨークはアベンジャーズ対ロキ&チタウリ連合軍の戦場となる。正気に戻ったセルヴィグはナターシャに、ロキの杖を使えば装置が止められることを伝える。

アベンジャーズを信じるフューリーの反対をよそに、S.H.E.I.L.D.を指揮する世界安全保障委員会*の決定により核ミサイルがニューヨークに撃ち込まれる。トニーは命懸けでミサイルをポータル外のチタウリ基地へと誘導し、ポータルが閉まるギリギリでニューヨークへと帰還する。気を失ったトニーはハルクに吠えられて意識を取り戻す。

ニューヨークの決戦が終わり、アベンジャーズはそれぞれの場所へと帰っていった。ナターシャとスティーブはS.H.E.I.L.D.に残り、次なる戦いに備えていた。

キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー

インド洋*S.H.E.I.L.D.*の船がジョルジュ・バトロックに襲われる事件が起き、ナターシャはスティーブ・ロジャースキャプテン・アメリカ)を拾って任務へ向かう。ナターシャはニック・フューリーから任務の最中にインサイト計画の調査を任されていた。インサイト計画はS.H.E.I.L.D.が極秘に進めているもので、テロを未然に防ぐために国民を監視しDNAで検知したテロリストを殺害するというものだった。

ある夜、フューリーがスティーブを訪れた際、何者かに狙撃されて殺害される。ナターシャ、マリア・ヒルシャロン・カーターは彼の最期を看取る。スティーブはフューリーの最期に立ち会い、彼の死の情報を隠蔽した犯人にでっちあげられ、S.H.E.I.L.D.から逃亡犯として追われる。スティーブと合流したナターシャはフューリーを殺したのはウィンター・ソルジャーだと告げる。二人はフューリーの残した情報からヒドラ*のアジトを発見。かつて捕虜として捕らえられたヒドラの科学者アーニム・ゾラ博士の思念体がS.H.E.I.L.D.に協力しながらも内側から乗っ取っていたことが判明する。そして二人をS.H.E.I.L.D.のミサイルが追撃する。

逃げ切ったスティーブとナターシャは知り合いの元軍人サム・ウィルソンの協力で、S.H.E.I.L.D.に潜入していたヒドラのメンバーを炙り出す。スパイのジャスパー・シットウェルから、インサイト計画の殺害対象者がテロリストではなくヒドラの脅威であることを聞き出した三人は計画の阻止を試みるが、そこへ現れたウィンター・ソルジャーによってシットウェルが高速道路に投げ出される。ウィンター・ソルジャーの素顔は70年前に死んだはずのスティーブの親友バッキー・バーンズだった。ゾラ博士の改造によりヒドラの強化戦士となったバッキーの攻撃により、スティーブらは捕らえられてしまう。

スティーブらはスパイとして潜り込んでいたマリア・ヒルに救出され、安全のために死を偽装していたフューリーと再会。ヒドラのスパイを倒そうとするフューリーに対し、スティーブはS.H.E.I.L.D.そのものを壊滅させるべきだと主張する。スティーブはS.H.I.E.L.D.の館内放送で組織がヒドラによって腐敗されていることを公表し、職員たちに自分の正しいと思うことをするように訴える。S.H.E.I.L.D.内ではヒドラ派とキャプテン派に分かれて争いが始まる。ナターシャとフューリーはヒドラの陰謀を暴露し、黒幕である世界安全保障委員会のアレクサンダー・ピアースを殺害する。

スティーブはサムの援護を受けながらバッキーと対決する。スティーブを殺そうとするバッキーと、何とかバッキーの目を覚まさせようとするスティーブ。インサイト計画の要であるヘリキャリアが破壊され、二人は海へと落下する。バッキーは意識を失ったスティーブを波打ち際へと引き揚げると、人知れず去っていった。

インサイト計画は阻止されたものの、S.H.E.I.L.D.は建て直しの必要に迫られた。スティーブはナターシャからウィンター・ソルジャーの資料をもらい、サムとともに彼を探そうと決意する。

アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン

ロキ・ラウフェイソンの杖セプターがS.H.E.I.L.D.内に潜んでいたヒドラ*のスパイ、バロン・ストラッカーに持ち出され、ソコヴィア*での人体実験に悪用されていた。アベンジャーズはセプター奪還のためにソコヴィアへ向かうが、人体実験で超能力を得た双子ワンダ・マキシモフピエトロ・マキシモフによって妨害される。アベンジャーズはセプターを取り返すが、トニーはワンダの能力によって幻覚を見せられてしまう。

メンバーがアベンジャーズ・タワー*で祝賀会を開いていると、人工知能ウルトロンが自我を持ってJ.A.R.V.I.S.を攻撃。セプターを持ってインターネットを通じて逃走した。トニーがワンダに見せられた幻覚がきっかけで独断でウルトロンを開発したことがわかり、彼の研究は非難を受ける。

アベンジャーズは、人工知能のウルトロンが最強の金属ヴィブラニウム*を手に入れようとしていることを推測し、産出国のワカンダ*へと向かう。アベンジャーズは武器商人ユリシーズ・クロウの船内で双子と対決するが、ワンダに幻覚を見せられたスティーブ・ロジャースソー・オーディンソン、ナターシャが苦戦。混乱して暴れ出したハルクをトニーが止めるも、アベンジャーズによるヨハネスブルグ*の被害は大きく、非難の的になる。

クリント・バートンの家に避難したアベンジャーズは、そこでニック・フューリーと出会う。「ウルトロンが核ミサイルのコードを狙っているが誰かが妨害している」という情報をもらったトニーはオスロ*に飛び、密かに生き延びていたJ.A.R.V.I.S.がコードを守っていたことを知る。ウルトロンはヘレン・チョ博士を操りヴィブラニウムを用いたクレイドル(身体)を完成させるが、彼の目的が人類滅亡だと知ったピエトロとワンダが反旗を翻した。トニーはブルースの協力でクレイドルにJ.A.R.V.I.S.を送り込み、ヴィジョンを完成させる。ウルトロンの経験からヴィジョンを疑うアベンジャーズだったが、ソーのムジョルニア*を軽々と持ち上げたことから信頼を得る。一方、ナターシャは人質としてソコヴィアの基地に幽閉されてしまうが、ブルースによって救出される。

ウルトロンはソコヴィアの街を持ち上げて隕石として叩きつけようとする。アベンジャーズは街を降ろすことが出来ないため、ウルトロン軍団と戦いながら浮遊したソコヴィアから市民を脱出させ、ソコヴィア自体を破壊することにする。作戦は大方成功しウルトロンを全滅させるが、ソコヴィアの街は跡形もなく破壊され、双子のピエトロは市民を守るために犠牲となる。

トニーとクリントは愛する者のために一旦アベンジャーズを離れ、ソーもインフィニティ・ストーンのことを調べるために去っていった。彼らはスティーブとナターシャに後を任せ、ジェームズ・ローズ(ローディ)、ワンダ、ヴィジョン、サム・ウィルソンが新たにアベンジャーズに加入することになる。

シビル・ウォー キャプテン・アメリカ

アベンジャーズラゴス*でヒドラの残党ブロック・ラムロウ(クロスボーンズ)との戦闘中、スティーブ・ロジャースキャプテン・アメリカ)を守ろうとしたワンダ・マキシモフによって街に大きな被害を及ぼしていた。サディアス・ロス国務長官はアベンジャーズがこれ以上自治的にヒーロー活動をするのは不可能と判断し、アベンジャーズを国際連合*の管理下に置くというソコヴィア協定を提示する。ナターシャはロスの判断に同意する。

ウィーン*での協定の調印式の最中、爆破事件が発生し、ワカンダ*の国王ティ・チャカが死亡する。ティ・チャラ新国王はナターシャの言葉に耳を貸さず、自らの手で容疑者バッキー・バーンズ(ウィンター・ソルジャー)の殺害を決意する。バッキーは彼を匿おうとしたスティーブやサム・ウィルソンファルコン)とともに逮捕されるが、その後の混乱に乗じて脱出する。逃亡者となったスティーブを安全に確保するため、ナターシャはティ・チャラブラックパンサー)に救援を要請する。

ソコヴィア協定賛成派のトニー・スタークアイアンマン)、ナターシャ、ジェームズ・ローズ(ローディ)、ヴィジョン、ティ・チャラとピーター・パーカードイツ*の空港で反対派のスティーブ、サム、ワンダとバッキー・バーンズクリント・バートンスコット・ラングアントマン)を待ち受ける。アベンジャーズの内紛が始まると、ナターシャの裏切りによってスティーブとバッキーは空港の脱出に成功。サム、ワンダ、クリント、スコットは逮捕される。二人を逃したナターシャはトニーから「逮捕されるぞ」と忠告されるが「自分の心配をしたら?」と言い返す。

アベンジャーズ インフィニティ・ウォー

宇宙最強の敵サノスは6つのインフィニティ・ストーンを集めることで、全宇宙の人口の半減を企んでいた。ストーンの一つであるマインド・ストーンスコットランド*に身を潜めていたヴィジョンの額に埋め込まれていた。ヴィジョンとワンダ・マキシモフはサノスの部下(コーヴァス・グレイブプロキシマ・ミッドナイト)の襲撃を受けるが、スティーブ・ロジャース、ナターシャ、サム・ウィルソンによって救われる。

サノス襲来に備えてヴィジョンの額からマインド・ストーンを取り出し破壊するため、高度な科学技術を持つワカンダ*へと向かう一行。シュリがヴィジョンのストーンを摘出する間、時間を稼ごうとするアベンジャーズとワカンダの兵士たち。ソー・オーディンソンロケットグルートも到着し、戦況は有利に思えたが、遂にサノスが到着してしまう。結局、サノスが到着してしまいヴィジョンはストーンを抉り出されて絶命する。

アベンジャーズの抵抗虚しく、全てのストーンを集めたサノスのデシメーションによって地球の人類の半分が塵へと消えていく。

アベンジャーズ エンドゲーム

2018年。キャプテン・マーベルによってトニー・スタークネビュラが保護されると、本部に残された生き残りのアベンジャーズサノスの足取りを追った。サノスは既に目的を果たしたため、インフィニティ・ストーンを破壊していた。消えた者の復活の望みが無くなり、怒ったソー・オーディンソンはその場でサノスの首を切り落としてしまう。そして、世界は虚しさを帯びながら5年の月日が経過した。

2023年、アベンジャーズ本部にスコット・ラングアントマン)が現れる。デシメーションが起こった瞬間、スコットは量子の世界にいて、わずかな時間で元の世界へ戻ってきたところ5年が経過していたのだという。量子の世界の時間経過を利用すればタイムトラベルが可能なのではという仮説を立て、スティーブ、ナターシャ・ロマノフ、スコットはトニーに協力を依頼する。家族との平穏な暮らしを望み、一度は拒んだもののピーター・パーカーの喪失に後悔を感じていたトニーは作戦に参加することに。

アベンジャーズにはトニー、スティーブ、ハルク、ソー、ナターシャ、クリント・バートンジェームズ・ローズ(ローディ)、ネビュラ、ロケット、スコットが集合した。彼らはサノスよりも先に6個のインフィニティ・ストーンを揃える作戦を立てる。それぞれが一往復分のピム粒子*を手にタイムトラベルし、それぞれの時代と場所からストーンを回収する必要がある。

2014年の惑星ヴォーミア*へ向かったナターシャとクリントだが、番人のレッドスカルから愛する者を手放さなければソウル・ストーンを手に入れられないという話を聞く。ナターシャは自らを犠牲にしてクリントに2023年へソウル・ストーンを持ち帰らせた。

アベンジャーズの作戦は成功を収めた。ナターシャにも勝利を知らせたかったと話すクリントに、ワンダ・マキシモフはナターシャもヴィジョンも知ってるはずと諭す。

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム

冒頭、ナターシャ、トニー・スタークスティーブ・ロジャースヴィジョンの死を悼む映像が流れる。

登場作品



実写キャスト



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最終更新:2026年06月15日 00:05