2.世界観を作る

プロットの項で大まかな舞台・時代設定を作ったら
世界の核となる要素を掘り下げて決めて行きます。

何故時代設定が必要なのか

創作、基この世に「完全なオリジナル」は存在しません。
如何に非現実的な要素を取り入れたとしても、
それは我々の記憶にある知識によって補完され形作られるものです。

時代設定、即ち中世や現代、また江戸やアメリカ等の舞台を元にすることで
世界を形成するにおいて最も基本的な要素を取り入れることができます。

核となる存在を決める

物語を語る上で切っては切り離せないものはその世界においての「絶対的な力」です。
感情(勇気、希望)や魔法(マナ)、或いは「力」そのものといった抽象的表現で良いです。
理屈で説明できない故に、人はそこに大きな理想・夢を抱くことができるのです。

時にそういった感情や神秘的な力を石や自然など、何らかのものとして例えることもあります。

物語を描くということは、即ちその世界を描くことです。
その上でその世界で最も原子的な力の存在は必要不可欠と言えるでしょう。

世界の支配者を決める

その世界を描く上でもまた必要不可欠な存在と言えるのが
世界をまとめる、あるいはその頂点に立つ「絶対的な存在」です。

世界観を作る上で重要なものがルールであり、
ルールの成り立つ社会を形成する上で上下関係が少なからず必要となります。
その上でその最も高位の存在となる
事実上の世界の支配者もまた、物語を語る上で避けては通れない存在と言えるでしょう。

まとめると
  • 大まかな時代設定(その世界における社会)
  • 世界の根源的「力」
  • 世界の支配者
の明確化を行なう。

特に世界の絶対的な力・存在は
その物語を語る上でのテーマとも言うべき存在で
その物語そのものであると言えます。

時に客観的視点に立ち、人を感動させるにはどんな要素が必要であるのか考えてみると良いでしょう。
最終更新:2011年09月25日 13:30