「キャラ年鑑 /な」の編集履歴（バックアップ）一覧はこちら

キャラ年鑑 /な - (2023/01/06 (金) 09:32:36) の最新版との変更点

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&bold(){　（長期にわたって放置された項目です。希望者は概要部分だけでも執筆して折り畳み処置を解除してください）　}

**ナオト
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-登場作品：新生2
-種族：霊
-関連人物：[[坂上修一>キャラ年鑑 /主要人物 /坂上修一]]《兄》,[[宇部壬太>キャラ年鑑 /う‐え#id_c3e83483]],[[小門宇宙>キャラ年鑑 /け‐こ#id_3d07aecc]]《噂》,[[藤村正美>キャラ年鑑 /主要人物 /藤村正美]],[[高柳稔>キャラ年鑑 /た１#id_dba78c92]]《犠牲者》
-関連用語：[[黒百合総合病院>用語辞典 /く#id_1bfea9c0]]《出没》
　『新生2』「[[赤い靴下>登場話早見 /新生2#id_cb301e1b]]」に登場。


&bold(){　（執筆者募集中）　}　


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**中井彩（なかい あや）
-登場作品：新生
-種族：人間
-職業：鳴神学園初等部 六年六組
-関連人物：[[荒井規子>キャラ年鑑 /あ２#id_c9204740]]《噂》,[[遠藤佳奈美>キャラ年鑑 /う‐え#id_288e9952]]《いじめ》,吉田,熊野《友人》,[[滝山>キャラ年鑑 /た１#id_81f3fc0f]]《クラスメート》
　『新生』「[[呪いの法則>登場話早見 /新生#id_9e215069]]」に登場。
　十年ほど前の「六年六組」に籍を置いていた女子児童で、絵に描いたようないじめっ子である。
　理由はなんであれ気に入らないこと、嫌なことがあるとそのうさ晴らし、うっぷん晴らしに他の児童をいじめる性根の曲がった子どもだった。
　その一方でコミュニケーション能力自体は高かったのか、すぐに取り巻きないし友人は作れるタイプだったようである。

　そんな彼女の「[[いじめ>用語辞典 /い#id_b87b3f6c]]」のターゲットになってしまったのが当時から悪いいわれのあった出席番号「六番」にいた「遠藤佳奈美」さん。
　内気でどもりがちな遠藤さんに対する彼女のいじめは強烈な罵詈雑言をはじめ、戯画的に語った方が適切に思えるほど陰湿かつ強烈なものだった。遠藤さんは気弱さが祟り周囲に助けを求められず、次第に命の危険すら覚えることになってしまう。

　しかも遠藤さんのことを精神的に追い詰めるため、近くでいじめることができない休みの間も負荷をかけるべく、夏休み直前のある日に「タトゥー（入れ墨）」を全身に入れてくるという無理難題を命じるのだった。
　とは言え、遠藤さんは家族旅行などもあってかろうじて夏休み中に最低限だが心身を立て直すことができた。

　と思いきや、夏休み終了一週間前という嫌なタイミングで取り巻きふたりと一緒に遠藤家に押しかけて、恐喝込みで念押しを行うのだから徹底している。
　中井さんにいじめの才能がある、もしくは悪知恵が働くことに疑いをはさむ余地はないだろう。

　ただし、友人（取り巻き）である「[[吉田>キャラ年鑑 /ゆ‐よ#id_02aa5dd2]]」と「[[熊野>キャラ年鑑 /く#id_c27c7b3e]]」の両名がそれから親の都合で間を置かず転校してしまったことは彼女に取っても誤算だったようである。
　とはいえ、それで大人しくしている中井さんではなく休み明けにはさっそく（彼女視点での）報復を兼ねて遠藤さんを刃物で脅し上げる凶行に出た。

　その場はクラスメートの滝山さんの介入もあって引き下がったものの、今度は当の滝山さんが遠藤さんにとって思いもよらない動きをしてしまう。中井さんは遠藤さんの評判を叩き落とす材料と本当の意味で彼女をいじめる大義名分を手に入れてしまった。

　中井さんは遠藤さんのことをクラス全体の敵に仕立て、学校サイドも看過できない騒ぎを起こしたのだ。そうやって遠藤さんを転校に追いやったことで、この話は一人の子どもの人生に巨大な傷を付けた彼女の天下、我が世の春で終わると思いきや――。

　吹っ切れた遠藤さんは去り際にある逆転の言葉を残し、クラスを騒然とさせる。
　その言葉にまたしても激昂した中井さんだったが、彼女自身はそれからさしたる間を置かず自業自得で無惨な末路を迎えた。

　なお、彼女の下に訪れた現象の原理については語る側の荒井さんが推理込みとはいえしっかりと筋道付けて説明してくれている。きっと、おおよそ当たっているのだろう。
　どの道、中井さんは浅はかで愚かな子どもである。その上、自己中心的な甘い考えを保ったまま、軽い気持ちで最悪の行動を取ったであろうことは想像に難くない。

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**長岡（ながおか）
-登場作品：晦
-種族：人間
-職業：TVディレクター
-関連人物：[[真田泰明>キャラ年鑑 /主要人物 /真田泰明]]《仕事》
　泰明五話「[[人間をとりまく謎の世界>登場話早見 /晦#id_9eb3b28d]]」に登場。
　番組を制作するため、泰明さんを中心とするスタッフ達はとある地方都市で多発する死亡事故の取材に当たった。彼はその際に同行したディレクターである。
　その死亡事故はとある小さな駅の広場、もしくは一定の道の周辺で散見された。著名人も含めて多数の死者（昨年度は三十件発生）が見られているのになぜか注目が集まらず、地元住民は平穏に暮らしている。
　
　結局、取材自体は何の進展も見せず、泰明さんは他のスタッフを置いて一人逃げ帰る羽目になる。長岡さんの末路も他のスタッフ共々謎の小学生のしもべとなって幸せに暮らすか、なすすべなく頭を吹っ飛ばされるかの二択である。

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**長臣英俊（ながおみ ひでとし）
-登場作品：鳴七
-種族：人間
-職業：鳴神学園高校 三年生,卒業生
-関連人物：海女宮亜里沙
-関連用語：
　『鳴七』「飴玉婆さん」ほかに登場。
　『特別編』などに登場する「[[今野英俊>キャラ年鑑 /け‐こ#id_e9ef99f8]]」、「[[萩野聡史>キャラ年鑑 /は#id_4ddd9e29]]」、「[[岸谷>キャラ年鑑 /き#id_a655785d]]」などの要素・エピソードを折衷し、習合することで生まれた新キャラクター。

　基本的には、恋人の「海女宮亜里沙」を連れ立って登場し、日常では仲睦まじい一幕を提供するものの、集約された男たちの傾向が似通っていることからもわかる通り、本質的には精神的に病んだ暴力男というべき存在である。
　稀にだがしおらしいところを見せ、海女宮さん自体も悪女に化けることがあるため必ずしも加害者に収まっているわけではないのだが、それを差し引いてもあまり同情に値するような人物ではない。


　　&bold(){　（執筆者募集中）　}

　
　「[[友情と愛情の狭間>登場話早見 /鳴七#id_2025979d]]」。
　「岸谷」のエピソードを踏襲している。


　　&bold(){　（執筆者募集中）　}
　

　「[[飴玉婆さん>登場話早見 /鳴七#id_4f0ca242]]」。
　「今野英俊」のエピソードを踏襲している。


　&bold(){　（執筆者募集中）　}

　
　「[[図書室の話>登場話早見 /鳴七#id_884937d4]]」。
　「萩野聡史」のエピソードを踏襲している。

　
　&bold(){　（執筆者募集中）　}
　

　「[[トイレット・シャーク>登場話早見 /鳴七#id_c2310923]]」。
　

　&bold(){　（執筆者募集中）　}


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**中沢（なかざわ）
-登場作品：晦
-種族：人間
-職業：小学生
-関連人物：[[前田和子>キャラ年鑑 /主要人物 /前田和子]]《噂》,ヒナキちゃん《？》
-関連用語：自殺
　和子二話「[[謎の少女・ヒナキちゃん>登場話早見 /晦#id_7b7060da]]」に登場。
　一年前に良夫と同じクラスだった児童で和子おばさん曰く「最高に暗い子」。
　なぜかといえば、大小二人の無機物しか友達がいなかったから。
　その内訳は、大きいのが今までのお下がりじゃなくご褒美で買ってもらった「ランドセル」で、小さいのがランドセルに付いた動物型の「キーホルダー」とのこと。

　彼がそんな境遇にあった理由として、中沢くんは父の仕事の都合で転校を繰り返しており、良夫の学校には馴染むことが出来なかったためとされている。嫌われるタイプでなく、いじめがなかったのが救いだが、彼は出だしを間違えた。
　大人しく地味な性格の彼に友達が出来る機会はついぞ生まれなかったことになる。

　キーホルダーをもらった前の学校の友達とも気まずくて連絡を取る気になれず、ただただ孤独な日々を送って来た。そんなある日、彼の小さなお友達がとある私有地に転がり込んでしまい、そこで変な童歌を唄っていた謎の少女「[[ヒナキちゃん>キャラ年鑑 /ひ#id_36fde967]]」と出会うことになる。

　（ネタバレにつき格納）

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　よせばいいのに、好奇心からふらふらと死地に飛び込んでいった「[[田崎>キャラ年鑑 /た１#id_269e856a]]」＆「[[秋山>キャラ年鑑 /あ１#id_6d2c2a2b]]」とは違い、人恋しさか彼女に惹かれて近寄った点を評価されたのか、行動はともかくとしてヒナキちゃんが彼に接する態度は意外と好意的？　だったりする。

　彼の生死は分岐によって分かれるが、前の学校の友達が死んでいるのはどちらの分岐でも同じ。童歌の内容と、彼女の悪戯かあや取りの糸で巻かれた小さなお友達の姿は彼の末路を暗示しているようで興味深い。
　要は童歌の内容を前の友達か中沢君のどちらに見立てるかによって結末が変化するのだ。

　彼女が何をしたかったかは一見不明に見えるが、彼らの破局は全く別の次元で起こったようにも見える。要は自力で中沢君を自殺に追い込んだり、キーホルダーに憑依したり出来る前の友達が問題だということ。
　むしろ彼女は危険を回避するためのアドバイスをくれたようにも受け取れる。　
　ヒナキちゃんがどこか寂しげだったのは気のせいではない――、と思ったプレイヤーもけして少なくはないかもしれない。

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**長沢一実（ながさわ いつみ）
-登場作品：男怖
-種族：人間
-関連人物：守山成樹
-関連用語：狭間の部屋,邪馬台,夢オチ
　『男怖』「[[戦勝国邪馬台>登場話早見 /男怖#id_f0d95b86]]」ルートに登場。
　「[[狭間の部屋>用語辞典 /は#id_b5199407]]」の向こう「パラレル・ワールド」の日本こと「[[邪馬台>用語辞典 /は#id_72b09e4c]]」で身寄りの無い子どもを預かる孤児院を開いている女性。怪しげな風体と敵国語の発言が咎められて追われた「狭間の部屋」探索一行を匿ってくれた。
　展開によっては「[[是枝雅隆>キャラ年鑑 /け‐こ#id_5d05020b]]」とイイ仲に発展していると察せられなくはないが……。
　やはり彼女と出会うならトンネルの暗闇の中で、ぎゅっと抱きしめられてという一幕が一番に挙げられる。
　あとでようよう胸の感触を楽しむ余裕が生まれてくると、男子高校生同士でバカな会話が盛り上がったことは言うまでもない。

　戦時期の日本と酷似した異世界という舞台背景も手伝っていささか古風な服装をしているとのことだが、彼女の立ち絵は胸の谷間が明確に見えるものになっており、守山の煩悩もなんとなくだがわかる気がしてくるプレイヤー諸兄も多いかもしれない。
　そんなわけで「[[守山成樹>キャラ年鑑 /む‐も#id_e553644a]]」は、年の程も近いながらに大人びた風貌の、恥じらいも似合う美人ということで下心込みで大いに好意を抱くことになる。まったく馴染みがない世界に放り出されたうえに、軍の気配が差し迫る緊迫した状況下で女性に良いところを見せたいというのは男のサガだろう。　　

　ただし、この分岐は人倫をかなぐり捨てた軍国主義国家の脅威が主題になっている。
　結局は彼女のことまで気にする余裕はなくなってしまうのだ。

　長沢さんの真価についてはむしろルートの最奥（スタッフロール付きエンド）に集約されているといってよいだろう。
　こちらだと、長沢さんと守山は時を経ての再会になるうえ、意外とおてんば（！）なところをカミングアウト、丁寧な物腰を崩さないまま意外な特技を身をもって体験させてくれる。
　ちなみにこのエンドなのだが、[[その後>用語辞典 /か#id_17dc4183]]についてプレイヤーの想像にお任せされているという但し書きこそつくものの、ゲーム中で守山が「[[童貞>用語辞典 /と#id_012adcc3]]」を捨てることが出来た数少ない結末であることは明白だったりする。
　うらやましいか、おぞましいかは、プレイヤー諸氏の判断に任されていることに変わりはないのだが。

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**長瀬えくぼ（ながせ-）
-登場作品：小学怖
-種族：人間
-職業：鳴神学園中等部 生徒
-関連人物：[[間中愛>キャラ年鑑 /ま#id_ca5ecd9f]]《幼馴染》
-関連用語：携帯電話
　『小学怖』水曜日「[[バグを見つけた方、ご連絡ください>登場話早見 /小学怖#id_876c0b1e]]」に登場。
　ラブちゃんこと「間中愛」の三つ上の幼馴染。ラブちゃんとは趣味趣向も似ており、自分の一歩先を歩んでいたこと、優しくしてくれていたなどの理由もあって姉のように慕っていた間柄だった。
　しかし、ある時「[[ケータイ>用語辞典 /け#id_affbe9c4]]」にまつわるとある都市伝説を知ってしまったことから寝食を忘れてのめり込んでしまう。
　メーカーの予期しないプログラムの不具合・挙動のことを「バグ」という。彼女がハマってしまったのは、もしケータイに潜む致命的なバグを見つけ出すことができればメーカーから莫大な報酬が得られるという都市伝説である。
　
　ラブちゃんが一度自宅に訪れた際にはどういうわけか、引きこもりを通り越して身綺麗にすることも忘れてバグ発見に執着する異常な精神状態に陥っていた。
　しかも本人の連絡に乗っかってラブちゃんが再訪した際にはさらに悪化しており、部屋の不潔さ、発せられる悪臭は度を越していた。しかも本人は部屋の片隅に陣取ったまま前回から動いていなかったという徹底っぷりである。
　本人もさながら幽鬼のような状態に成り果てていた。
　
　そうして念願かなって「『[[地獄>用語辞典 /し１#id_ec281dac]]』につながる電話番号」を発見した彼女だったが、前述の通り自室に呼んだラブちゃんに披露した直後に番号発見を察知してやってきた背広姿の男たちに連れ去られてしまう。
　男たちは超常的な能力を持つ一方、地に足の着いたお役所仕事をしているようにも思えるが、彼らの正体は不明である。

　なお後日談で、ラブちゃんはかつての面影そのままのえくぼちゃんの姿を目撃している。
　ケータイとその内外に潜むナニカに囚われてしまった彼女の心が救われたかどうかは定かではないが、判断材料のひとつにはなることだろう。

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**中田洋子（なかた ようこ）
-登場作品：追加,極
-種族：人間
-職業：鳴神学園高校 生徒
-関連人物：[[岩下明美>キャラ年鑑 /主要人物 /岩下明美]]《噂》
　『追加版』『極』「[[愛を綴る、呪いの交換日記>登場話早見 /追加版#id_978a0c45]]」「[[岩下明美シナリオ>登場話早見 /極#id_837f524f]]」に登場。
　「[[佐野明子>キャラ年鑑 /さ２#id_ccce744b]]」さんを失ったあなた（多くの場合は「坂上修一」）の前に現れた、あなたに思いを寄せる少女。

　物静かで消極的な性格で、今回は違うクラスにいるのでお互いによく知り合うための手段として「交換日記」を提案するなど、亡くなった佐野さんとは似通った傾向の性格の持ち主だったようだ。
　ちなみに知り合ったきっかけはベタなことに廊下でぶつかって散乱した持ち物を拾ってもらったこと。奇しくも彼女が差し出したのは佐野さんの遺品ともいえる交換日記だった。

　もっとも、交換日記を跳ねのけたために佐野さんのことを自殺に追い込んでしまったあなたは提案を拒絶するのだが……。
　中田さんの姿に佐野さんの面影がダブることで日に日に気が滅入っていったあなたはある日、失踪してしまう。
　はたして死んだ佐野さんの念があまりにも強かったのか、それともあなたの罪悪感が佐野さんの影を呼んだのか。

　なんでもあなたが消えたのは中田さんの顔が佐野さんになってしまうのはもちろん、黒板の板書や町の看板に至るまですべて佐野さんの交換日記の内容が綴られているという、いじらしくも恐ろしい風景を目の当たりにしてしまったからだという。
　もちろん、それが現実なのか妄想なのかはわからない（相手が岩下さんなのでツッコめないが、そもそも話の入手経路からしてまったくの不明である）。

　果たして中田さんは実在したのか、実在したとして彼氏が失踪したらかわいそうじゃないのか、そもそも話の発端からすればこれは「約束」を守ることの大切さを寓話なのでしょうか。……などと疑問は多々あれど岩下さんがそれらに答えることはない。
　最後になってこれは「あなた」のことじゃなかったわね、と思い出させるかのように解放の言葉をかけてくれるだけである。

　『鳴七』
　⇒「[[元木早苗>キャラ年鑑 /主要人物 /元木早苗]]」の項を参照のこと。
　「中田洋子」のエピソードは上記の人物へと集約された。 

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**中野（なかの）
-登場作品：学怖,学怖S
-種族：人間→霊
-関連人物：[[細田友晴>キャラ年鑑 /主要人物 /細田友晴]]《友人,呪い》
-関連用語：トイレ,手《犠牲者》
　『学怖(S)』細田一話、細田四話に登場。
　
　細田一話「[[受験生中野君との別れ>登場話早見 /学怖(S)#id_69c9e158]]」。
　入学試験の日に細田と出会い、互いに心細かったこともあり意気投合。そこでふたりとも尿意を催したために一緒にトイレに行くことになった男子生徒。
　そこでふたりはトイレに蠢く無数の手に襲われる羽目になる。
　ちなみに中野君が気が弱そうで、おどおどしていたのは学校に渦巻く霊気のせいではないかと細田さんは推測していた。トイレの手にも気付いていたようであるし、弱気は元の性格だけでなくて霊感がもたらした面もあったのかもしれない。

　彼と細田は手に追われたり、捕まったりする羽目になるのが、その際の彼は細田の話を聞く限り完全に足手まといである。かと言って、途中で見捨てたりすると今度は逆恨みして陰険な呪いを細田にぶつけてくるため、結構始末に負えない。
　ただ、彼の末路を考えればわからないでもない。
　かなり多くの結末で便器に吸い込まれて死亡するという嫌過ぎる死因が描かれる他、良くてフェードアウトしてしまう結末ばかりで、彼が生存していることが明記された結末はただひとつ。激しく報われない人である。

　吸い込まれる現象を異次元に引き込まれたと捉えるか、全身の骨を砕きながら物理的に連れ去ったと捉えるかによって不快感は大きく違うだろう。

　『学怖S』追加分岐。
　後者の主旨で恨み言をぶつけてくる展開が用意されている。
　一見すると生前のままだがなぜか青い服を着ており、細田さんを連れ去ろうとするのだが彼に「友達じゃない」と心にもない言葉をぶつけられると、悲しそうな顔をして去っていくというものである。

　あなたどこの「[[ヒナキちゃん>キャラ年鑑 /ひ#id_36fde967]]」ですか？　などと言う戯言はさておいて、この分岐は霊と言う存在の性質をオーソドックスでありながら、端的に指摘した話であると筆者は思う。
　
　細田四話「[[新校舎のトイレツアー>登場話早見 /学怖(S)#id_450f2f11]]」。
　結末のひとつに彼、中野くんが登場する。
　既にこの世のものではないらしく、ゲル状になった中野くんが便器の上で上下している光景を細田さんと主人公は発見。入学試験の時を悔やんでいたらしい細田さんは土下座して謝るが、直後彼と一体化するのだった。

　細田さんはいつにもない晴れやかな顔をして、かく言った。
　「もう寂しくない。彼は僕の中で生きていくのだから（大意）」
　……、彼の画像はおそらくシュールさにおいて『学怖(S)』の画像で一、二を争うだろう。結末に対してもコメントのしようがない。

　ただし、語り部でもないキャラが複数の話に登場し、しかもその話がつながっているのはかなり珍しいケースと言える。一応、細田は彼の死をトイレでの事故と言ってぼかしているが、それが細田一話とはほぼ等価で結ばれるからである。
　一回の流れの中で同じ語り部を二回指名することは出来ないため、これを知ることが出来るのは俯瞰する目を持つプレイヤーだけの特権なのだが。
　余談ながら『学怖』では「[[清瀬尚道>キャラ年鑑 /き#id_741364d0]]」とグラが同一だったりする。
　
　『鳴七』
　立ち絵やグラフィックこそないもののきちんと（？）トイレで登場する。


　　&bold(){　（執筆者募集中）　}


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**中野康太（なかの こうた）
-登場作品：2008
-種族：人間
-職業：鳴神学園高校 一年Ｈ組
-関連人物：[[山本繁>キャラ年鑑 /や#id_b46b5f8f]]《友人,噂》,[[福山梢>キャラ年鑑 /ふ#id_51f4052c]]《》
-関連用語：[[小夜子さん>用語辞典 /け#id_ccd2c7b1]]《恋心》,プラモデル愛好会《所属》,携帯電話
　『2008』6話「[[小夜子さん>登場話早見 /2008#id_d3781f60]]」に登場。
　語り部のひとり「山本繁」の友人だった高校進学組の生徒。が、彼の口から言わせればどこにでもいる落ちこぼれ。運動も学業も優れずに友人や女性との縁もないいじめられっ子だったようだ。

　その上、頭が弱く意志薄弱で人の意見に流されやすいという難点を抱えていた。
　純朴で人を疑うことを知らないという言い方も出来ないことはないが……。

　また、恋人が欲しいという欲求は極めて強いため、近視眼的な欲求と視野の狭さに従って動く。
　そして相手の反応を意に介さず何度でも猛烈にアタックしては玉砕するという、ある種おめでたい頭とへこたれないバイタリティの持ち主だった。

　そのためデータ収集を趣味とする山本くんにとっては、自分の吹き込んだ言葉の通りにいいように踊ってくれる扱いやすい類の人間のように思われていた。見下しつつも便利に動かせる駒のように見なすほか、転落していく彼のありさまもまた格好のデータ源として陰から彼のことを観察していた。

　事実、接点も何もない「[[福山梢>キャラ年鑑 /ふ#id_51f4052c]]」が自分に好意を寄せているという山本くんの明白な嘘に全力で信じて乗っかり、悪気なく毎日言い寄ったのだから山本くんによる人物評も遠からずかもしれない。
　当然嫌がる彼女の反応に従って、のちに彼氏となる「[[関根晃>キャラ年鑑 /せ‐そ#id_45261b0c]]」が出てきて揉め事が起こったとしても、上記の山本くんの言葉を疑う素振りすら見せないのだから徹底している。

　そして山本くん、集会の席では彼を端緒として起こった「[[携帯電話>用語辞典 /け#id_affbe9c4]]」と「小夜子さん」についての怖い話を臆面もなしに上記の本音を織り交ぜながら進めてくる。
　山本くんも表向きは善意の相談者として中野くんのメールの文面に関わり続けるが、中野くんは普通にメル友として清き文面だけでのお付き合いをしている小夜子さんに夢中になっていく。
　
　しかし、彼の助言という名の扇動はなぜか中野くんの行動を監視しているかのようにメールの文面を紡いでくる謎の少女「小夜子さん」の影響力に上回られていった。

　とうとう小夜子さんに言われるがまま狂気の行動に手をかけようとする中野くんだったが……、と話が転機を迎えようとするタイミングで唐突に「[[七人目>キャラ年鑑 /主要人物 /賽臥隆恭]]」が乱入し波乱の「vol.1」は幕を閉じる。
　引き続き続巻での彼の行動にも期待したい。
　
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**中間正平（なかま しょうへい）
-登場作品：特,鳴七
-種族：人間
-職業：鳴神学園高校 生徒
-誕生日:1月31日
-関連人物：[[岩下明美>キャラ年鑑 /主要人物 /岩下明美]]《噂》,塚本明《実験》,早乙女弘樹
-関連用語：カッターナイフ《実験》,自殺
　『特別編』岩下シナリオ「[[命の値段>登場話早見 /特別編#id_262ed4f3]]」に登場。
　去年まで学校にいた生物の先生「[[塚本明>キャラ年鑑 /ち‐つ#id_be2d87eb]]」の掲げる「命の尊さ」を学べと言う言葉に感銘を受け、結果「命の値段」を知ろうと考えた男子生徒。
　ただし、その方法は的外れかつ幼さと狂気を感じさせるものになっている。
　
　命を売ってくれる人を募集してみた。
　周囲や先生の苦言にも負けず、本当に希望者が現れた。
　自分の値段がいくらなのかを執拗かつ乱暴に聞き出そうとする[[彼>キャラ年鑑 /さ１#id_fb776888]]の行動に恐怖を感じ、考えを改めるのだった。
　
　先生に訊いてみた。答えてくれなかった。
　そこで彼が導き出した方法に従って、揃えたのは大量の凶器。
　包丁、カッターナイフ、コンパス――。
　
　あなたの身の回りにもある日用品の値段なんてたかが知れているが、彼はこれを使った訳の分からない実証方法を見出す。余談ながら、この際に列挙される値段の末尾の端数は3円となっており、作中年代の1995年はまだ消費税が3パーセントだった時代だということを思い出させてくれる。

　そして、ツッコミどころ満載の実験の結果は出るのだが、得意気に吹聴すべくしたためた実験結果のレポートは即座に警察に没収されたという。
　彼のその後は不明だが、少なくとも入院以上の措置は受けたであろうとことが察せられる。
　
　[命の値段と凶器の値段が同じという結論に至った彼。その理論だと10億円のミサイルで死んだ人の命は10億円なんだろうか……？
　それ以前に合算しろよと言いたいが、狂人の思考なんぞ考えるだけムダである。]　

　『鳴七』「命の値段」に登場。


　　&bold(){（執筆者募集中）}


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**長峰（ながみね）
-登場作品：学怖S
-職業：鳴神学園高校 三年生？
-種族：人間
-関連人物：細田友晴《噂,&color(white){犠牲者}》,井上良法《復讐》
　『学怖S』細田二話「[[流れないトイレの悲しげな霊魂>登場話早見 /学怖(S)#id_fa6ec5fc]]」に登場。
　「[[井上良法>キャラ年鑑 /い#id_91c055a9]]」の妹をひき逃げした犯人の子供で、小柄でおとなしそうな男。

　普段から父親に車で送り迎えをしてもらい、通学していた。
　ところが二年前のある日の送迎で、父親が井上くんの妹を事故で死なせてしまう。しかも、そのまままんまと逃げおおせ、今も捕まってはいないようである。
　そして長峰自身も何事もなかったように学校に通ってきていた。

　もちろんひき逃げをしたのは親だが、そんな長峰を井上くんは許すことができなかった。
　しかし井上くんが目撃したのは長峰の後ろ姿のみ。それが誰なのかまでは分からなかった。
　そこで井上くんは犯人の調査を開始する。

　親の罪の報いが子に向かうという構図は[[仮面の少女>キャラ年鑑 /主要人物 /仮面の少女]]に通ずるものがある。一見すれば長峰自身に罪を問うのは些か酷とさえ思うかもしれない。
　ところが親が親なら子も子で、犯人の調査を始めた井上くんを疎ましく思った長峰は、なんと井上くんに毒を盛り殺害してしまう。彼自身もかなり最悪である。

　事の顛末を聞かされた細田さんは、長峰を件の「禁断のトイレ」に呼び出すのだが……。

　なお事件が二年前に起こり、長峰が現在も在学していることから、事件当時の長峰は一年生で、現在は三年生になっていると考えられる。

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**中村晃久（なかむら てるひさ）
-登場作品：新生,月下美人,秘密,荒井,鳴七
⇒「[[中村晃久>キャラ年鑑 /主要人物 /中村晃久]]」

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**中山（なかやま）
-登場作品：晦
-種族：人間？
-関連人物：[[藤村正美>キャラ年鑑 /主要人物 /藤村正美]]《仕事》,高野《犠牲者》,NONAME《恋心》,[[真田泰明>キャラ年鑑 /主要人物 /真田泰明]],[[山崎哲夫>キャラ年鑑 /主要人物 /山崎哲夫]]
-関連用語：蝶,人面瘡,予知
　正美一話、隠しシナリオに登場。
　器物、九十九（ここのそじあまりここのつ）を生きれば、人曰く「付喪神（[[つくもがみ>用語辞典 /た‐つ#id_47218932]]）」と言うに化けると言う。まして、人をや？　長く生きた者は神性か魔性を帯びると言う。赤子や老人に霊性を見出すのは容易だろう。
　だが、彼女に宿っているのが神性と魔性のどちらかと問われれば、後者であると淀みなく答えよう。

　正美がまだ研修生（インターン）だった頃、彼女はとある大病院に勤めていた。どれほど立派かと言うと、最上階丸々を使い切る個室、通称「VIPルーム」が存在したほど。
　そして、中山さんはそこの入院患者であった。そして、正美が既に寝たきりでもう長くないだろう彼女を目にした時、とあるビジョンが浮かぶ。それは古井戸か洋館か。前者の詳細は「[[高野さん>キャラ年鑑 /た１#id_01ea2229]]」に譲ります。この項では後者についてを。

　そんな幻視をした正美のことを知ってか知らずか、まるで孫のように可愛がってくれた中山さんだったが、ある日正美にとある頼み事をする。それは大別して彼女から贈り物を受けるか、彼女にあるものを届けるかの二つに分けられるが、まずは隠しシナリオにも繋がる後者から解説する。


　かつて、中山さんがまだ少女だった頃、彼女は一人の男性に恋をしていた。時は戦時下、[[名前が明かされない彼>キャラ年鑑 /A-Z#id_9419a143]]は優れた頭脳を持ちながら、その能力を国のために使わずに自らの望む研究に使っていた。
　丈夫でない体を押して……、寝食を忘れ、身を厭わず……。
　そして、彼は研究を完成させた。内容は昆虫について、それも恐らくは死者の乗り物とも言う[[蝶>用語辞典 /み‐も#id_030c9ed3]]について――。子細あるにしても彼の死には美しい掌が関わっている。

　彼の死に伴い、亡骸から湧き出す蝶。彼の死を彩るように、燃え上がる蝶。その美しさを目にした中山さんは財産の全てを投じてでも、己が身から同じ光景を現出させようとした。儚い夢、さながら胡蝶……。
　しかし、肉食の蝶の群れにも現されるそれは同時におぞましくもあった。
　死出の門出には誇らしくても、それを目にする生者にはたまらない。
　全く空気を読まない哲夫おじさんの発言も何とも……。
　そして、隠しシナリオに続く。

　隠しシナリオ「[[遠い追憶の日>登場話早見 /晦#id_73604974]]」。
　続いて語るは泰明さん。年長組のまとめ役である彼は哲夫と正美の二人とも古くから親交を深めてきた。大人になってそれぞれが記憶の奥底に封じたことも、まだ覚えている。
　哲夫と正美の両者は幼少のみぎり、現在からすれば意外過ぎる姿をしていた。そのことは二人の紹介に語ってもらうとして……、二十年前三人は中山さんと会ったことがある。

　そこで目にしたのは腐乱死体に群らがう幼虫。洋館に住まう上品な婦人に隠された、恐ろしい顔。そこで、正美は何かをされたか、それともまだか。
　不安を残しつつも、かつて残した謎は今となってはもはや絶無だろう。

　グロテスクは共感と嫌悪感の両方を孕んだ概念と言われる。もしや正美はこの際に感染してしまったのか？　いや、残された解釈は窓枠の外の観測者にのみ委ねるとしよう。

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**中山太一（なかやま たいち）
-登場作品：学怖,学怖S,秘密
-種族：人間
-職業：鳴神学園高校 生徒
-関連人物：[[荒井昭二>キャラ年鑑 /主要人物 /荒井昭二]]《噂,同級生》,時田安男《同士,実験》
-関連用語：呪いのフィルム
　荒井五話「[[時田君の自主制作映画>登場話早見 /学怖(S)#id_427487e1]]」に登場。
　荒井さんの映画の仕事でどれが一番興味があるかと言う質問に「裏方」と答えると出現。ところで一般の映画では決して表舞台に登場することのない裏方だが、SF／ホラーと言うジャンルでは例外かもしれない。クリーチャーのデザインやメイキャップの腕は作品自体の出来に直結するためである。

　［人狼やフランケンシュタイン（ズモンスター）映画には特に顕著と言える物であり、特に企画物はモンスターのデザインありきで制作されることも珍しくない。この界隈では『エイリアン』シリーズや『帝都物語』のH・R・ギーガーに、『スリラー』や『狼男アメリカン』のリック・ベイカーが有名だろうか。］

　――閑話休題。
　この分岐の「[[時田安男>キャラ年鑑 /て‐と#id_d8a062e9]]」も一番の功労者兼発案者として、例外なく監督を務めることになるのだが、加えて造形が得意であり小道具やメイキャップも彼自身の手でこなせたらしい。
　が、彼は芸術家としての情熱が勝ったのか、一応撮影の完了を見たのに撮り直しをしたいと言い出す。先生と同好会のメンバーも大半が反対し、とうとうメンバーはたった四人になってしまう。撮影を担当していた中山太一もその中の一人だった。

　ここまで来れば先が読める方も多いかもしれない。だが……、もう少し続けることとする。
　中山太一は時田くんが一番信頼を寄せていたスタッフだったが、自らの意思でしばし残留するか時田くんの説得に一時負けてかの違いこそあれど、撮り直しの完了を待ってから止めることになる。
　映画の情熱が勝る余り、我を忘れつつある時田君に理解者としての立場からも危惧の念を抱いたのかもしれない。

　そして、彼は風邪というアクシデントもあったが、撮影を完了させ、最期に二人で映画の編集に付き合うことになる。そこで口論になった二人……。
　荒井さんが時田君に見せてもらったフィルムには見事なミイラ男の姿が収められていた。それもそのはず、材料は生きた人間。
　それも中山君だったのだから。超自然的な呪いに目が行きがちな映画シナリオであるが、人間の復讐と言う趣向の違った方向から「ミイラ男の呪い」を描いているのはこのゲームの奥の深さを本当に感じさせてくれる。それよりも、荒井ファンとしては正義感からとっさに動く彼と言うとてつもなくレアな光景を見ることが驚きかもしれない。

　そう、［大宇宙の偉大なる法則に従って］彼はスクリーンから飛び出した中山くんに復讐されてしまう。己の末路同様に硫酸をかけられてか、飲まされてかという違いこそあれど。「[[片山くん>キャラ年鑑 /か１#id_4156ef4a]]」とは違って完全に自業自得なのが救いだろうか。
　前者の場合では時田くんは片山くん同様、崩れた顔のままでフィルムの中で暮らすことになるのだが、この場合の二人の心情は単なる復讐では終わらないのかもしれない。もちろん、憎愛があったと思うのは穿ちすぎな見方であるのも確かなのであるが。

　『秘密』「[[これは……罠だ。黙って様子を見よう>登場話早見 /秘密#id_208dd82f]]」ルートに登場。


&bold(){　（執筆者募集中）　}　

　『鳴七』
　「秘密」。
　
　&bold(){　（執筆者募集中）　}


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**中山真美華（なかやま まみか）
-登場作品：学恋2,学恋V,秘密,鳴七
-種族：人間（魔女）,宇宙人
-職業：鳴神学園高校 二年Ｃ組
-関連人物：[[風間望>キャラ年鑑 /主要人物 /風間望]]《敵対》,[[荒井昭二>キャラ年鑑 /主要人物 /荒井昭二]]
-関連用語：黒魔術研究会《所属》,[[スンバラリア星人>用語辞典 /重要用語 /スンバラリア星人]]《敵対》,サキュバロリン星人《正体》,屋上
//　「[[2009年3月21日付けのブログ>http://plaza.rakuten.co.jp/iijimatakiya/diary/200903210000/]]」
　「2009年3月21日付のブログ」（現在はリンクが切れている）で公開された完全新キャラ。
　ブログの文面にある通り、『学恋2』にも出演したが、夏の新作（『霊怪記』か？）においてかなり重要な役割を果たすらしい。
　見た目こそ華奢で木陰で文庫本でもめくってそうな上品なお嬢さんだが、その本性は邪悪そのもの。彼女のキーワードはズバリ「負の思念」である。

　『学恋2』風間編荒井ルートにおいて、早速とばかりに凄まじい顔芸と荒くれた口調を露わにした。インパクト十分である。

　（ネタバレにつき格納）

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　その正体は「[[サキュバロリン星人>用語辞典 /う#id_1ca66bde]]」と言う宇宙人で、深い想念の持ち主である荒井昭二を利用して、自らの食料を確保しようとした。
　負の想念と言えば、岩下さんも危なそうだが……。
　（実際、岩下編では目をつけていた）。

　荒井さんが人間不信から心を閉ざすように仕向け、引きこもりの状態にまで落とす。その上で、謎の結晶を経由して彼のエナジーを奪い、彼が用済みになったと見れば他の人間まで自分のエサとするため引き込もうとした。
　意外にも荒井さんの心根が善良であったため（失礼！　でも荒井さんのイメージって……）、その目論見は外れることになるのだが。
　
#endregion

　『学恋V』では男女主人公共に攻略可能なキャラとして登場。

　（ネタバレにつき格納）

#region

　こちらでの正体は「[[黒魔術同好会>用語辞典 /く#id_f52e4090]]」に所属する本物の「[[魔女>用語辞典 /ま#id_2a358e5f]]」で、冒頭に登場した占い師の孫娘である。
　表向きにはおしとやかな少女を装いつつも、裏では他人を利用しようと画策するというスタンスは変わらず、やっぱり腹黒……と思いきや、男編のあるイベントでは、意外な一面を見せてくれる。

#endregion

　『秘密』「[[福沢さんと旧校舎を調べに行ったんだ>登場話早見 /秘密#id_651b76f6]]」ルートに登場。
　このルートにおける手紙の差出人の正体のひとり。
　超自然的な効力を発揮する謎の人形（荒井さん所有）の効力が及ばず、綾小路が例のごとく悪魔を召喚していることを知っているなど、ただの人間ではないことが本人の主張からしてもうかがい知れる。

　『鳴七』「恋愛教」ほかに登場。
　以前までの控え目そうな外見から打って変わってゴスロリ調に改造された制服を身にまとい、フリルをふんだんにあしらったヘッドドレスにチョーカー、縦ロールという他の生徒から頭一つ抜けて派手なファッションをしている。
　

　　&bold(){　（執筆者募集中）　}　


　「カエルですか、ネズミですか？」。
　
　
　　&bold(){　（執筆者募集中）　}


　「恋愛教」。

　
　　&bold(){　（執筆者募集中）　}


　「できる彼女の秘密」。


　　&bold(){　（執筆者募集中）　}　


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**中山葉子（なかやま ようこ）
-登場作品：学怖S
-種族：人間
-職業：鳴神学園高校 二年生
-関連人物：[[荒井昭二>キャラ年鑑 /主要人物 /荒井昭二]]《噂》,森川《復讐》,NONAME
-関連用語：屋上《自殺》
　『学怖S』荒井三話「[[飛び下り自殺の人体実験>登場話早見 /学怖(S)#id_ea380d00]]」に登場。
　学校にペットのハムスターをこっそり連れて来たのはいいが、それが変態男・[[森川>キャラ年鑑 /む‐も#id_740ac037]]に見つかってしまったため哀れにもペットを失ってしまった女生徒。

　その後は、ハムスターのことを気に病んで屋上から飛び降りて命を絶ってしまったり、森川の口癖を解釈して逆に快楽殺人鬼になってしまったりと、様々な行動に出る。
　どの道、事件前と同様に何事も無く暮らしてしまうことが多いことは意外であるが。冷淡な言い方になるが、ハムスターを殺されたくらいで人として越えてはならない境界を越えてしまうとは、思春期の人間には恐ろしいものがある。
　だが、運命を変える切っ掛けなんてどこに転がっているかはわからない。たまたま彼女にとっては彼、彼にとっては彼女であっただけなのだろうか。

　&italic(){アンタも肉や魚を食べるだろ？　だったら、ペットを殺されたくらいでどうこう言うなよ。}
　幼稚でありきたりな言い分だが、だからこそ論破することは難しい。
　彼女がその哲学をそのまま飲み込み、自分の一部にしてしまったのもわからない話ではなかった。もっとも、その脅威は単なる方便として使っていた森川とは比べ物にならないほど大きかったのだが。

　ちなみにある分岐では、彼女は今も在学している現役の生徒であり、プライバシー保護の観点から「中山」の名字は偽名であることが荒井さんの口から明かされることがある。単なる噂ではないことを演出するブラフか、それとも……。
　[というか、自殺しない分岐では森川を襲って墜落死させたり家族を惨殺していたとしても、罪を疑われずに未だに学校に在籍している。それが少女の犯行とは思えないという警察の先入観にしろ、クラスメイトの虚偽の証言の結果にしろ、もしかしたら不可思議な力の行使にしろ、不気味な存在として、周辺地域の脅威として生き続けている事に変わりはない。]

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**永山美香（ながやま みか）
-登場作品：追加
-職業：鳴神学園高校 三年Ｈ組
-誕生日：8月13日
-関連人物：[[風間望>キャラ年鑑 /主要人物 /風間望]],小松原ゆかり,阿部妙子
-関連用語：しりとり小僧
　『追加版』風間シナリオ「[[しりとり小僧>登場話早見 /追加版#id_52a0a4d0]]」に登場。
　よくよく見ると、彼女の髪飾りは「[[ブッチ>キャラ年鑑 /ふ#id_e8d0873d]]」と「[[チルちゃん>キャラ年鑑 /ち‐つ#id_f3a7b747]]」である。


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**名倉寧々（なぐら ねね）
-登場作品：鳴七
-種族：魔女
-職業：
-関連人物：酒井聖美《親友》,飴玉ばあさん
-関連用語：
　『鳴七』「倉田恵美の飴玉ばあさん」ほかに登場。


&bold(){　（執筆者募集中）　}　


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**梨竹史隆（&u(){なしたけ ふみたか}）
-登場作品：晦
-種族：人間
-関連人物：[[前田葉子>キャラ年鑑 /主要人物 /前田葉子]]《犠牲者》,[[和弘>キャラ年鑑 /主要人物 /和弘]]
-関連用語：前田一族《犠牲者》,晦-つきこもり,無限ループ
　哲夫七話、由香里七話などに登場する連続強盗殺人鬼。
　現在は警察の追及を逃れ逃亡中だが、実は前田本家裏にある山に潜伏しており、時に現実的な脅威として葉子ちゃんたちの前に立ちはだかる。
　ちなみにこの裏山、哲夫おじさんが話の中で度々口に出していたりする。

　そして、葉子ちゃんたちは乱入してきたこの男の手にかかって皆殺されてしまった……。六年後の今、開かずの間に訪れるものはひとり生き残った[[和弘>キャラ年鑑 /主要人物 /和弘]]。
　刑事だった彼はひとり生き残ってしまったことに悔恨を、皆の仇を討つための決意を、持って遂にみんなの命日に奴を逮捕することが出来た。
　[[○○>キャラ年鑑 /主要人物 /風間さん]]和弘、由香里六話のある意味ムチャクチャな締めと合致した見事な終え方である。

　また、哲夫七話ではおじさんが翌日にも裏山に登る旨（！）を発言した。
　そして、ひとり眠れぬ夜を送る葉子ちゃんだったが、起き出したところを彼と遭遇。そのまま刃物の錆びとなってしまう。凶悪犯とは現実的にかくも恐ろしいものなのか。哲夫六話の平和な雰囲気の延長と思ったら。
　平和から唐突に訪れる死は割とキツいかもしれない。

　ちなみに由香里三話ではバッドエンドに「何かとてつもなく恐ろしいこと」が起こったために開かずの間の面々は皆死んでしまったと言うものがある。この際、皆は死を忘れたり、それとも身近にあり過ぎたのか、体は朽ちても[[ただあの日を繰り返している>用語辞典 /み‐も#id_9eea9172]]。
　由香里七話の展開と合わせ、この恐ろしいこととは梨竹史隆のことだろう。ひとつの惨劇を色々な方向から見るという『晦』の特徴がかくもかくも惨いのか。

　それでも奴のことを、安心に完全に撃退する方法はある。詳細は語らないが、哲夫七話であなたの鬱憤を叫んでみると良い。やりすぎは良くないが。
　そうすれば皆は平和にこれからも過ごせていけるだろう。誰かが後悔することもなく、きっと葉子ちゃんはステキな女子高生になれることだろう。
　余談ですが、晦日の殺人鬼って[[満月の夜の殺人鬼>キャラ年鑑 /主要人物 /黒木源造]]と似ていないだろうか？

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**梨本一義（なしもと かずよし）
-登場作品：流神A
-種族：人間
-職業：漁師
-年齢：74歳
-身長/体重：？cm/？kg
-関連人物：梨本一《孫》,梨本寿子《娘》　
-関連用語：
　『流神A』「[[開かずの間>登場話早見 /流神A#id_c2ebf232]]」に登場。
　温泉地「水間」へと二泊三日の温泉旅行に赴いたオカルト同好会一行だったが、ふとしたことからとある事件の解決を依頼されることになる。
　こちらの梨本さんは捜査の過程で聞き込みを行った仲居の「[[三田美紀>キャラ年鑑 /み#id_205b2a67]]」さんから有力な証言者として紹介された。地元の漁港「水間漁港」を拠点として働いている漁師の男性である。

　無惨な水死体と化した「[[望月智子>キャラ年鑑 /む‐も#id_84853c43]]」の遺体の第一発見者である。人生経験の長さゆえか激しく損壊した遺体の状態も動ぜずに事細かに語ってくれる。
　星浦旅館にも採れた魚を卸している繋がりか、生前の望月さんとも面識があった。

　彼の証言からは外から見た望月さんが好意的に思われていることのほか、彼女の勤務先の「星浦旅館」および星浦家の古くからの裏事情にも触れることができる。「[[星浦真治>キャラ年鑑 /へ‐ほ#id_c4015fe9]]」に対しては否定的だが、その母「[[星浦茜>キャラ年鑑 /へ‐ほ#id_91e62356]]」や「三田美紀」には同情的である。
　総じて人情味と良識のある、忌憚のない貴重な意見が聞けるだろう。ぶっちゃけてしまえば、主人公が彼の証言なしで事件を解決に導くことはできない。

　ただし、肝心の梨本さんだが禿げ上がった頭に険しい表情からもわかる通り、気難しく強情っぱりな老人で凄味が効いており、お世辞にも人当たりがいいタイプではない。
　縁もゆかりもない主人公「[[賽臥隆恭>キャラ年鑑 /主要人物 /賽臥隆恭]]」が聞き込みを行ったとしても通り一遍の話をしたところで会話を打ち切られてしまう。

　そんな梨本さんも孫の「[[梨本一>キャラ年鑑 /な#id_59e60236]]」くんのことは可愛いのか、声を聞いただけで顔をほころばせる一幕も見せている。頑なな彼の心を解くためには、事前に多大な恩を売っておくことが一番だろう。

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***梨本一（なしもと はじめ）
-登場作品：流神A
-種族：人間
-職業：小学生
-年齢：8歳
-身長/体重：？cm/？kg
-関連人物：梨本一義《祖父》,梨本寿子《母》
　『流神A』「[[開かずの間>登場話早見 /流神A#id_c2ebf232]]」に登場。
　母親の「梨本寿子」に連れられ、祖父「梨本一義」のいる水間に遊びに来た小学生の男の子。
　海釣りにきていたところを海に転落し、溺れてしまう。
　展開によっては「賽臥隆恭」がその場に居合わせ、とっさに海に飛び込んだ彼に救出されたことで事なきを得た。

　人懐っこいようで、恩人の賽臥の袖を引いて元気よく話しかけてくるなど活発な性格が見て取れる。
　なお、賽臥が介入しなかったとしても大事はなかったようなので安心は安心である。

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***梨本寿子（なしもと ひさこ）
-登場作品：流神A
-種族：人間
-関連人物：梨本一義《父》,梨本一《息子》
　『流神A』「[[開かずの間>登場話早見 /流神A#id_c2ebf232]]」に登場。
　息子の「梨本一」を連れ、父「梨本一義」のいる水間に遊びに来た女性。
　夫もいるようだが、作中では未登場である。少なくとも一ヶ月前から水間には滞在していたようで、望月智子の遺体とも居合わせたようである。彼女の末期の写真は彼女の携帯にも残されており、こちらも事件の真相解明のための重要な材料となる。

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&bold(){　（長期にわたって放置された項目です。希望者は概要部分だけでも執筆して折り畳み処置を解除してください）　}

**夏目知佳（&u(){なつめ ちか}）
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-登場作品：最終
-種族：人間
-職業：鳴神学園高校 生徒
-関連人物：[[荒井昭二>キャラ年鑑 /主要人物 /荒井昭二]]《噂》,榎本杏奈《親友》,宇佐見妃菜,沼田明日香《敵対》,吾妻弓子《先生》,向島渚
-関連用語：こっくりさん
　『最終版』追加シナリオ「[[生徒編>登場話早見 /VNV#id_dba38ece]]」に登場。


&bold(){　（執筆者募集中）　}　


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**七瀬靖宏（&u(){ななせ やすひろ}）
-登場作品：学怖S
-種族：人間
-職業：鳴神学園高校 生徒
-関連人物：[[岩下明美>キャラ年鑑 /主要人物 /岩下明美]]《噂》
-関連用語：[[旧校舎>用語辞典 /重要用語 /旧校舎]],赤い教科書,メンド・クサガリーナ,手
　岩下二話「[[夜の旧校舎を彷徨う霊>登場話早見 /学怖(S)#id_098dd7eb]]」に登場。
　明るくてウケを取るのも上手かったため、男女問わず好かれるタイプだった男子生徒。
　だが、凄く忘れ物が多いと言う弱点を持っていた。%%WAWAWA忘れ物～♪%%
　ただ、そんなところも含めで岩下さんをはじめとする皆から心憎からず思われていたのだろう。この話で迷言「[[メンド・クサガリーナ>用語辞典 /み‐も#id_998b0812]]」が飛び出したこともあり、この話における岩下さんのお茶目度はMAXである。

　で、そんな彼にも珍しく何も忘れずに登校する日がやって来た！
　が、その日もやっぱり忘れ物をしてしまった。
　それは別に忘れ物をするのを忘れたと言うとんちなオチではなくて、美術の宿題をするのに必要な道具を持って帰るのを忘れたというやっぱりベタな顛末。
　そしてここから彼に訪れる結末もある意味で彼らしく古典的な恐怖だったりする。美術室などの特別教室を収めた実習棟が完成するまで授業の大半は旧校舎に行われていたのだが、彼がいた当時はまだその時代だった。
　誰もいない暗闇の恐怖を抑え、七瀬君は忘れ物を取りに戻ることに。

　そこを何故か荷車を押して追いかけてくる旧日本軍兵士の幽霊と遭遇し、追い掛け回される羽目になる。
　この幽霊、校舎を移動しようが階段を上ろうが、諸々の法則やお約束を無視して追ってくる掟破りの存在であり、七瀬君はまさに半死半生の境地である。
　最後はかの「[[わらし様>用語辞典 /わ行#id_3ac260d0]]」もやった古典的手法によって教室内にまで追い詰められる。要は「見ぃたァなぁ！？」。

　翌日、[[白髪鬼>キャラ年鑑 /主要人物 /白井伝三郎]]よろしく真っ白な髪になった彼が発見された。生死は不明。
　ただ、破れかぶれになり、兵隊に向けて突撃した場合は血まみれになるだけで案外助かったりする。その場合は荷車の謎が明かされ、この話が福沢三話や細田七話と繋がっていることもわかったりする。
　そう、あの「[[戦争>用語辞典 /せ‐そ#id_2878496f]]」は一話では語れない……。
　　
　彼が遭遇するもう一つの怪奇現象としては「幽霊教室」が挙げられる。
　こちらは『学怖(S)』では逆に浮いた形になる本家「[[学校の怪談>用語辞典 /重要用語 /学校の怪談]]」にありそうなものであり、オチの「&color(white){自分の体を忘れてきた}」を含め、どこかベタでほのぼのした話になっている。ちなみに伝説のセリフを聞けるのもこのルート。
　そんな話でも語り部の岩下さんの力量のせいであんまり笑えない空間が作り出されているのは確かだろうが。冒頭とラストの「[[逢魔ヶ時>用語辞典 /き#id_822ef90c]]」の下りと言い、二話しか聞いていないのに、この時点でもう家に帰れる気がしない……。

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**鍋島香織（なべしま かおり）
-登場作品：特
-種族：人間（ヤンデレ）
-職業：鳴神学園高校 三年生
-誕生日：11月7日
-関連人物：[[岩下明美>キャラ年鑑 /主要人物 /岩下明美]]《噂》,浅海恵子,大友,細川《友人》,萩野聡史《恋人》
-関連用語：こっくりさん,心中
　『特別編』岩下シナリオ「[[図書室の話>登場話早見 /特別編#id_884937d4]]」に登場。
　本が好きでよく「[[図書室>用語辞典 /と#id_3590e201]]」に来ていた女生徒。ただ、その性格は文学少女とは程遠く、人によってはかなり不快な部類に入る。
　やたら馴れ馴れしく、知ったかぶりを指摘されても屁ともしない強引な態度が目立つぶっちゃけ自己中である。押しの強さゆえに交友関係は広いのか、時には[[お付き合い>キャラ年鑑 /は#id_4ddd9e29]]をはじめたりもするが案の定その顛末にはかなり問題があった。
　
　平気で友達を見捨てるのはまだいい方、逆に恋人に捨てられると狂態に走ったりと、彼女の最期は立ち絵からは微妙に想像しにくい。
　全般的に自己破壊行動に出て、我々にとてつもない絵を披露してくれる。
　
　結局、あんまりお近づきになりたくない人種であることは確かである。
　その中で彼女の独善的一面がよく出ているのはやはりあの結末だろう。　
　登校してこない彼女を心配した「[[浅海恵子>キャラ年鑑 /あ１#id_aa0679bb]]」が家を訪ねてみれば、そこにぐったりとした様子で横たわる彼女。そしてボロボロになった本、本、本――。
　彼女は少しでも浅海さんに追いつこうと、本の内容を覚えるために頁をちぎっては口に運びを繰り返し、とうとうおなかパンパンになってしまっていた。

　［アンキ○ンなのだろうか？
　それともなんらかの妖怪……、ではなく本を食べちゃうくらい愛してるただの文学○女なのだろうか？］
　そして直後に伏線回収が行われ、岩下さんは理不尽な言い分で浅海さんのことを糾弾してくる。

　『鳴七』
　⇒「[[海女宮亜里沙>キャラ年鑑 /あ２ #id_b889b69b]]」の項を参照のこと。
　「鍋島香織」のエピソードは上記の人物へと集約された。

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**成田（なりた）
-登場作品：晦
-種族：人間
-職業：小学五年生
-関連人物：[[前田良夫>キャラ年鑑 /主要人物 /前田良夫]]《噂》
-関連用語：オバケ販売機《犠牲者》
　良夫五話「[[オバケ販売機>登場話早見 /晦#id_3612a756]]」に登場。
　良夫が「[[オバケ自販機>用語辞典 /お#id_6cba5beb]]」の話をする上で登場した小学五年生男子で、リアルに「[[トモダチのトモダチ>用語辞典 /と#id_c95d3543]]（表記は友達の友達）」のフレーズで紹介された。
　ちなみに展開にもよるが彼自身「旧作」でもおそらく一、二を争うほど凄惨極まる死に様を見せたと思われる。

　怪しい自販機の噂を聞きつけ硬貨を持って検証に向かったはいいが、彼の命運はこの時点で尽きている。
　大量の「[[ゴキブリ>用語辞典 /み‐も#id_36880c69]]」の卵が胃の中で孵化するのはまだいい方、最悪の場合は体内でキノコが大繁殖した末、起死回生を期して再び訪れた販売機の中へ出てきた腕によって引きずり込まれる羽目になる。
　それも骨を砕き皮を破りながら、と嫌な描写込みで。

#areaedit(end)
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#divclass(navi_epi){
|[[← 前>キャラ年鑑 /て‐と]]|&link_path(../){一覧}|[[次 →>キャラ年鑑 /に‐の]]|
}
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&color(red){情報提供・文章の補足、編集方針の動議その他諸々歓迎します。}
&color(red){もし興味を召されたなら下のコメント欄に書き込みなどされると嬉しいです。}
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- そろそろ「中村晃久」の項を単独項目に昇格させてもいいかもしれませんね  -- 名無しさん  (2021-11-03 20:55:08)
- 確かに膨れ上がってきましたね。良いと思います！  -- 名無しさん  (2021-11-03 21:28:52)
- 「中村晃久」、単独項目にさせていただきました  -- 名無しさん  (2022-01-10 17:45:17)
- 長臣くんの名前の漢字表記が違っていたので修正しました  -- 名無しさん  (2022-11-09 19:36:47)
- 折り畳み処理が中途半端な状態になっていますが、これは取り外すということなのでしょうか。ネタバレにつき格納部分については畳んだままにしておいて良いと思うのですが  -- 名無しさん  (2023-01-06 03:21:49)
#comment()

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**な
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#divclass(navi_epi){
|[[← 前>キャラ年鑑 /て‐と]]|&link_path(../){一覧}|[[次 →>キャラ年鑑 /に‐の]]|
}
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#contents(,option=word)
*索引
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#areaedit
**ナオト
-登場作品：新生2
-種族：霊
-関連人物：[[坂上修一>キャラ年鑑 /主要人物 /坂上修一]]《兄》,[[宇部壬太>キャラ年鑑 /う‐え#id_c3e83483]],[[小門宇宙>キャラ年鑑 /け‐こ#id_3d07aecc]]《噂》,[[藤村正美>キャラ年鑑 /主要人物 /藤村正美]],[[高柳稔>キャラ年鑑 /た１#id_dba78c92]]《犠牲者》
-関連用語：[[黒百合総合病院>用語辞典 /く#id_1bfea9c0]]《出没》
　『新生2』「[[赤い靴下>登場話早見 /新生2#id_cb301e1b]]」に登場。
　「黒百合総合病院」に出没する子供の霊。
　十年くらい前に病院の屋上から転落死したとかで、享年は五歳くらいのようだ。

　子供の霊と聞けば甘い目で見がちだが、彼がやることと言えば寂しさが募るあまりに病院の入院患者をあの世に連れていくというものだったらしい。ここだけ聞けばまごうことなく人に害をなす「[[悪霊>用語辞典 /ゆ#id_bf79f53c]]」の類である。
　もっとも黒百合総合病院のロクでもなさを考慮に入れるとまともな供養を行っているとは思えず、ナオトたち幽霊とは関係のないところで犠牲者を量産しているだろうことも推察できる。彼がここまで凶悪化してしまった原因は他にあるのかもしれない。

　で、このナオトの正体が誰かといえば、「坂上修一」の「[[双子>用語辞典 /ふ#id_8a720d17]]」の弟である。
　坂上修一は設定の白紙部分が多いため、過去や家族の設定がその都度、毎回異なる形で生えてきてもおかしくはないという性質を備えている。ナオトの事例もそのよくあるパターンのひとつといえるだろう。

　兄弟の取り合わせからすると本名はカタカナ表記ではないと思われるが、「ナオト」にどのような漢字を当てるのかは不明。
　いずれにせよ坂上修一はナオトが病院の屋上から転落するところを目撃しており、当然ながら幼少期に脳裏に刻まれたトラウマとなった。
　その反動で記憶に蓋をしていたため、病院と弟のことは高校生になった現在になっては抜け落ちていたというカラクリである。

　ちなみにナオトは人間に幻覚を見せて錯乱させ、果ては死に追い込む能力を持つ。見た目以上に危険な存在である。
　そんなナオトの目的は自分にあることをした兄・修一を自分のところに連れてくることだった。
　そのために「高柳稔」をはじめとした病院関係者に兄を拘束させ、生贄にするように仕向けたと思われる。

　ただし、その際に病院の暗部に関わっていただろう関係者すらも皆殺しにしてしまっている。どうも彼自身が黒百合総合病院のことを腹に据えかねていたと思われるが、詳細は不明である（最終目的だけを考えれば病院関係者の殺害は別に不要）。
　一方で、生贄うんぬんは勝手に病院が気を回しただけでナオト自身はそこまで考えていなかったとも考えられる。

　その後はある程度健全化した病院に兄と一緒に棲みつく霊と化したようだ。
　なお十年前に次男を失い、今度は残された長男までも失った坂上家の両親がその後どうなってしまったかは不明である。
　それとここでは記述しないが、坂上修一としては、弟のナオトに巨大な負い目を抱えていた。そのため五歳児の霊の言うことを鵜呑みにするしかなく、当然糾弾なんてもってのほかだった。坂上修一は観念して運命を受け入れるほかなかったようである。

　［とは言え、納得が行かないので編者が強弁しておくと病院が好転したことを差し引いてもナオト自身はロクでもない悪霊であることは揺るがないのかもしれない。
　それと、霊というものは元々そういう理不尽なものだと言ってしまえばそれまでなのだが、ナオトは別に病院の犠牲者というわけではない。非道な人体実験などとは無縁なたかが幼児の霊が、ここまで大きな力を持ちえている理由も不明となっている。］

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**中井彩（なかい あや）
-登場作品：新生
-種族：人間
-職業：鳴神学園初等部 六年六組
-関連人物：[[荒井規子>キャラ年鑑 /あ２#id_c9204740]]《噂》,[[遠藤佳奈美>キャラ年鑑 /う‐え#id_288e9952]]《いじめ》,吉田,熊野《友人》,[[滝山>キャラ年鑑 /た１#id_81f3fc0f]]《クラスメート》
　『新生』「[[呪いの法則>登場話早見 /新生#id_9e215069]]」に登場。
　十年ほど前の「六年六組」に籍を置いていた女子児童で、絵に描いたようないじめっ子である。
　理由はなんであれ気に入らないこと、嫌なことがあるとそのうさ晴らし、うっぷん晴らしに他の児童をいじめる性根の曲がった子どもだった。
　その一方でコミュニケーション能力自体は高かったのか、すぐに取り巻きないし友人は作れるタイプだったようである。

　そんな彼女の「[[いじめ>用語辞典 /い#id_b87b3f6c]]」のターゲットになってしまったのが当時から悪いいわれのあった出席番号「六番」にいた「遠藤佳奈美」さん。
　内気でどもりがちな遠藤さんに対する彼女のいじめは強烈な罵詈雑言をはじめ、戯画的に語った方が適切に思えるほど陰湿かつ強烈なものだった。遠藤さんは気弱さが祟り周囲に助けを求められず、次第に命の危険すら覚えることになってしまう。

　しかも遠藤さんのことを精神的に追い詰めるため、近くでいじめることができない休みの間も負荷をかけるべく、夏休み直前のある日に「タトゥー（入れ墨）」を全身に入れてくるという無理難題を命じるのだった。
　とは言え、遠藤さんは家族旅行などもあってかろうじて夏休み中に最低限だが心身を立て直すことができた。

　と思いきや、夏休み終了一週間前という嫌なタイミングで取り巻きふたりと一緒に遠藤家に押しかけて、恐喝込みで念押しを行うのだから徹底している。
　中井さんにいじめの才能がある、もしくは悪知恵が働くことに疑いをはさむ余地はないだろう。

　ただし、友人（取り巻き）である「[[吉田>キャラ年鑑 /ゆ‐よ#id_02aa5dd2]]」と「[[熊野>キャラ年鑑 /く#id_c27c7b3e]]」の両名がそれから親の都合で間を置かず転校してしまったことは彼女に取っても誤算だったようである。
　とはいえ、それで大人しくしている中井さんではなく休み明けにはさっそく（彼女視点での）報復を兼ねて遠藤さんを刃物で脅し上げる凶行に出た。

　その場はクラスメートの滝山さんの介入もあって引き下がったものの、今度は当の滝山さんが遠藤さんにとって思いもよらない動きをしてしまう。中井さんは遠藤さんの評判を叩き落とす材料と本当の意味で彼女をいじめる大義名分を手に入れてしまった。

　中井さんは遠藤さんのことをクラス全体の敵に仕立て、学校サイドも看過できない騒ぎを起こしたのだ。そうやって遠藤さんを転校に追いやったことで、この話は一人の子どもの人生に巨大な傷を付けた彼女の天下、我が世の春で終わると思いきや――。

　吹っ切れた遠藤さんは去り際にある逆転の言葉を残し、クラスを騒然とさせる。
　その言葉にまたしても激昂した中井さんだったが、彼女自身はそれからさしたる間を置かず自業自得で無惨な末路を迎えた。

　なお、彼女の下に訪れた現象の原理については語る側の荒井さんが推理込みとはいえしっかりと筋道付けて説明してくれている。きっと、おおよそ当たっているのだろう。
　どの道、中井さんは浅はかで愚かな子どもである。その上、自己中心的な甘い考えを保ったまま、軽い気持ちで最悪の行動を取ったであろうことは想像に難くない。

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**長岡（ながおか）
-登場作品：晦
-種族：人間
-職業：TVディレクター
-関連人物：[[真田泰明>キャラ年鑑 /主要人物 /真田泰明]]《仕事》
　泰明五話「[[人間をとりまく謎の世界>登場話早見 /晦#id_9eb3b28d]]」に登場。
　番組を制作するため、泰明さんを中心とするスタッフ達はとある地方都市で多発する死亡事故の取材に当たった。彼はその際に同行したディレクターである。
　その死亡事故はとある小さな駅の広場、もしくは一定の道の周辺で散見された。著名人も含めて多数の死者（昨年度は三十件発生）が見られているのになぜか注目が集まらず、地元住民は平穏に暮らしている。
　
　結局、取材自体は何の進展も見せず、泰明さんは他のスタッフを置いて一人逃げ帰る羽目になる。長岡さんの末路も他のスタッフ共々謎の小学生のしもべとなって幸せに暮らすか、なすすべなく頭を吹っ飛ばされるかの二択である。

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**長臣英俊（ながおみ ひでとし）
-登場作品：鳴七
-種族：人間
-職業：鳴神学園高校 三年生,卒業生
-関連人物：[[飴玉ばあさん>キャラ年鑑 /主要人物 /飴玉ばあさん]],海女宮亜里沙
-関連用語：
　『鳴七』「飴玉婆さん」ほかに登場。
　『特別編』などに登場する「[[今野英俊>キャラ年鑑 /け‐こ#id_e9ef99f8]]」、「[[萩野聡史>キャラ年鑑 /は#id_4ddd9e29]]」、「[[岸谷>キャラ年鑑 /き#id_a655785d]]」などの要素・エピソードを折衷し、習合することで生まれた新キャラクター。

　基本的には、恋人の「[[海女宮亜里沙>キャラ年鑑 /あ２#id_b889b69b]]」を連れ立って登場し、日常では仲睦まじい一幕を提供するものの、集約された男たちの傾向が似通っていることからもわかる通り、本質的には精神的に病んだ暴力男というべき存在である。
　稀にだがしおらしいところを見せ、海女宮さん自体も悪女に化けることがあるため必ずしも加害者に収まっているわけではないのだが、それを差し引いてもあまり同情に値するような人物ではない。

　余談だが長臣の元になった今野自体が元はいい子ですとフォローされながらも、ほかに株を上げるようなエピソードに乏しい（皆無ではない）ということもあって、今回は開き直って（例外はあるが）クズ男と断言されている（と思われる）。

　今野同様、飴玉ばあさんから（何かの間違いで）受け取ってしまった飴玉に囚われていることが多いようで、飴玉のためなら何でもしでかす危険人物に化けていることが多かったりする。　
　ただし、彼自身はひいき目に言っても常人であるため相対的な危険性で言えばそれほどでもなく、シナリオ中での役回りは自業自得が祟っての不幸な末路を迎えることが多かったりするようだ。
　
　「[[友情と愛情の狭間>登場話早見 /鳴七#id_2025979d]]」。
　「岸谷」の要素・エピソードを踏襲している。基本的には『特別編』とシナリオに相違はない。

　シナリオ名にある通り、スポットが当てられる海女宮さんが相反する人間関係の渦中で葛藤する様子が描かれるのだが、元と比べると友人の「緒方真紀」が良識派になった裏返しか、恋人の長臣英俊のロクでもなさは上昇している。

　長臣の彼女のことを徹底的に束縛、管理しようとする性格は表沙汰になる前から緒方さんからは警戒されていたようだが、


　　&bold(){　（執筆者募集中）　}
　

　「[[飴玉婆さん>登場話早見 /鳴七#id_4f0ca242]]」。
　「今野英俊」の要素・エピソードを踏襲している。基本的には『追加版』とシナリオに相違はない。

　元のシナリオの通りに長臣自体も危険であることは変わりないものの、異常性自体は言ってしまえば一般通り魔の範疇に留まる。
　そのため、印象的にはしたたかさを増した彼女の海女宮さん（＆岩下さん）の方に軍配が上がりがちである。長臣が展開によって行う凶行は普通に考えれば洒落になっていないのだが、それでも鳴神学園ならあり得ると思わせるのが『鳴七』の醍醐味だろう。
　追加エンドでの描写も合わせて、長臣英俊は狂人としても突き抜けることはできず「愚者」としての役回りに終始したといえる。
　
　「[[図書室の話>登場話早見 /鳴七#id_884937d4]]」。
　「萩野聡史」のエピソードを踏襲している。

　
　&bold(){　（執筆者募集中）　}
　

　「[[トイレット・シャーク>登場話早見 /鳴七#id_c2310923]]」。
　

　&bold(){　（執筆者募集中）　}


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**中沢（なかざわ）
-登場作品：晦
-種族：人間
-職業：小学生
-関連人物：[[前田和子>キャラ年鑑 /主要人物 /前田和子]]《噂》,ヒナキちゃん《？》
-関連用語：自殺
　和子二話「[[謎の少女・ヒナキちゃん>登場話早見 /晦#id_7b7060da]]」に登場。
　一年前に良夫と同じクラスだった児童で和子おばさん曰く「最高に暗い子」。
　なぜかといえば、大小二人の無機物しか友達がいなかったからだという。
　その内訳は、大きいのが今までのお下がりじゃなくご褒美で買ってもらった「ランドセル」で、小さいのがランドセルに付いた動物型の「キーホルダー」とのこと。

　彼がそんな境遇にあった理由として、中沢くんは父の仕事の都合で転校を繰り返しており、良夫の学校には馴染むことが出来なかったためとされている。嫌われるタイプでなく、いじめがなかったのが救いだが、彼は出だしを間違えた。
　大人しく地味な性格の彼に友達が出来る機会はついぞ生まれなかったことになる。

　キーホルダーをもらった前の学校の友達とも気まずくて連絡を取る気になれず、ただただ孤独な日々を送って来た。そんなある日、彼の小さなお友達がとある私有地に転がり込んでしまい、そこで変な童歌を唄っていた謎の少女「[[ヒナキちゃん>キャラ年鑑 /ひ#id_36fde967]]」と出会うことになる。

　（ネタバレにつき格納）

#region

　よせばいいのに、好奇心からふらふらと死地に飛び込んでいった「[[田崎>キャラ年鑑 /た１#id_269e856a]]」＆「[[秋山>キャラ年鑑 /あ１#id_6d2c2a2b]]」とは違い、人恋しさか彼女に惹かれて近寄った点を評価されたのか、行動はともかくとしてヒナキちゃんが彼に接する態度は意外と好意的？　だったりする。

　彼の生死は分岐によって分かれるが、前の学校の友達が死んでいるのはどちらの分岐でも同じ。童歌の内容と、彼女の悪戯かあや取りの糸で巻かれた小さなお友達の姿は彼の末路を暗示しているようで興味深い。
　要は童歌の内容を前の友達か中沢君のどちらに見立てるかによって結末が変化するのだ。

　彼女が何をしたかったかは一見不明に見えるが、彼らの破局は全く別の次元で起こったようにも見える。要は自力で中沢くんを自殺に追い込んだり、キーホルダーに憑依したり出来る前の友達が問題だということ。
　むしろ彼女は危険を回避するためのアドバイスをくれたようにも受け取れる。　
　ヒナキちゃんがどこか寂しげだったのは気のせいではない――、と思ったプレイヤーもけして少なくはないかもしれない。

　『鳴七』
　「[[米田秋>キャラ年鑑 /ゆ‐よ#id_aec66d2f]]」の項を参照のこと。
　「中沢」のエピソードなどは上記の人物へと集約された。 

#endregion

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**長沢一実（ながさわ いつみ）
-登場作品：男怖
-種族：人間
-関連人物：守山成樹
-関連用語：狭間の部屋,邪馬台,夢オチ
　『男怖』「[[戦勝国邪馬台>登場話早見 /男怖#id_f0d95b86]]」ルートに登場。
　「[[狭間の部屋>用語辞典 /は#id_b5199407]]」の向こう「パラレル・ワールド」の日本こと「[[邪馬台>用語辞典 /は#id_72b09e4c]]」で身寄りの無い子どもを預かる孤児院を開いている女性。怪しげな風体と敵国語の発言が咎められて追われた「狭間の部屋」探索一行を匿ってくれた。
　展開によっては「[[是枝雅隆>キャラ年鑑 /け‐こ#id_5d05020b]]」とイイ仲に発展していると察せられなくはないが……。
　やはり彼女と出会うならトンネルの暗闇の中で、ぎゅっと抱きしめられてという一幕が一番に挙げられる。
　あとでようよう胸の感触を楽しむ余裕が生まれてくると、男子高校生同士でバカな会話が盛り上がったことは言うまでもない。

　戦時期の日本と酷似した異世界という舞台背景も手伝っていささか古風な服装をしているとのことだが、彼女の立ち絵は胸の谷間が明確に見えるものになっており、守山の煩悩もなんとなくだがわかる気がしてくるプレイヤー諸兄も多いかもしれない。
　そんなわけで「[[守山成樹>キャラ年鑑 /む‐も#id_e553644a]]」は、年の程も近いながらに大人びた風貌の、恥じらいも似合う美人ということで下心込みで大いに好意を抱くことになる。まったく馴染みがない世界に放り出されたうえに、軍の気配が差し迫る緊迫した状況下で女性に良いところを見せたいというのは男のサガだろう。　　

　ただし、この分岐は人倫をかなぐり捨てた軍国主義国家の脅威が主題になっている。
　結局は彼女のことまで気にする余裕はなくなってしまうのだ。

　長沢さんの真価についてはむしろルートの最奥（スタッフロール付きエンド）に集約されているといってよいだろう。
　こちらだと、長沢さんと守山は時を経ての再会になるうえ、意外とおてんば（！）なところをカミングアウト、丁寧な物腰を崩さないまま意外な特技を身をもって体験させてくれる。
　ちなみにこのエンドなのだが、[[その後>用語辞典 /か#id_17dc4183]]についてプレイヤーの想像にお任せされているという但し書きこそつくものの、ゲーム中で守山が「[[童貞>用語辞典 /と#id_012adcc3]]」を捨てることが出来た数少ない結末であることは明白だったりする。
　うらやましいか、おぞましいかは、プレイヤー諸氏の判断に任されていることに変わりはないのだが。

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**長瀬えくぼ（ながせ-）
-登場作品：小学怖
-種族：人間
-職業：鳴神学園中等部 生徒
-関連人物：[[間中愛>キャラ年鑑 /ま#id_ca5ecd9f]]《幼馴染》
-関連用語：携帯電話
　『小学怖』水曜日「[[バグを見つけた方、ご連絡ください>登場話早見 /小学怖#id_876c0b1e]]」に登場。
　ラブちゃんこと「間中愛」の三つ上の幼馴染。ラブちゃんとは趣味趣向も似ており、自分の一歩先を歩んでいたこと、優しくしてくれていたなどの理由もあって姉のように慕っていた間柄だった。
　しかし、ある時「[[ケータイ>用語辞典 /け#id_affbe9c4]]」にまつわるとある都市伝説を知ってしまったことから寝食を忘れてのめり込んでしまう。
　メーカーの予期しないプログラムの不具合・挙動のことを「バグ」という。彼女がハマってしまったのは、もしケータイに潜む致命的なバグを見つけ出すことができればメーカーから莫大な報酬が得られるという都市伝説である。
　
　ラブちゃんが一度自宅に訪れた際にはどういうわけか、引きこもりを通り越して身綺麗にすることも忘れてバグ発見に執着する異常な精神状態に陥っていた。
　しかも本人の連絡に乗っかってラブちゃんが再訪した際にはさらに悪化しており、部屋の不潔さ、発せられる悪臭は度を越していた。しかも本人は部屋の片隅に陣取ったまま前回から動いていなかったという徹底っぷりである。
　本人もさながら幽鬼のような状態に成り果てていた。
　
　そうして念願かなって「『[[地獄>用語辞典 /し１#id_ec281dac]]』につながる電話番号」を発見した彼女だったが、前述の通り自室に呼んだラブちゃんに披露した直後に番号発見を察知してやってきた背広姿の男たちに連れ去られてしまう。
　男たちは超常的な能力を持つ一方、地に足の着いたお役所仕事をしているようにも思えるが、彼らの正体は不明である。

　なお後日談で、ラブちゃんはかつての面影そのままのえくぼちゃんの姿を目撃している。
　ケータイとその内外に潜むナニカに囚われてしまった彼女の心が救われたかどうかは定かではないが、判断材料のひとつにはなることだろう。

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**中田洋子（なかた ようこ）
-登場作品：追加,極
-種族：人間
-職業：鳴神学園高校 生徒
-関連人物：[[岩下明美>キャラ年鑑 /主要人物 /岩下明美]]《噂》
　『追加版』『極』「[[愛を綴る、呪いの交換日記>登場話早見 /追加版#id_978a0c45]]」「[[岩下明美シナリオ>登場話早見 /極#id_837f524f]]」に登場。
　「[[佐野明子>キャラ年鑑 /さ２#id_ccce744b]]」さんを失ったあなた（多くの場合は「坂上修一」）の前に現れた、あなたに思いを寄せる少女。

　物静かで消極的な性格で、今回は違うクラスにいるのでお互いによく知り合うための手段として「交換日記」を提案するなど、亡くなった佐野さんとは似通った性格・気質の持ち主だったようだ。
　ちなみに知り合ったきっかけはベタなことに廊下でぶつかって散乱した持ち物を拾ってもらったこと。奇しくも彼女が差し出したのは佐野さんの遺品ともいえる交換日記だった。

　もっとも、交換日記を跳ねのけたために佐野さんのことを自殺に追い込んでしまったあなたは提案を拒絶するのだが……。
　中田さんの姿に佐野さんの面影がダブることに気づき、日に日に気が滅入っていったあなたはある日、失踪してしまう。
　はたして死んだ佐野さんの念があまりにも強かったのか、それともあなたの罪悪感が佐野さんの影を呼んだのか。

　なんでもあなたが消えたのは中田さんの顔が佐野さんに見えてしまうことはもちろん、黒板の板書や町の看板に至るまですべて佐野さんの交換日記の内容が綴られているという、いじらしくも恐ろしい風景を目の当たりにしてしまったからだという。
　もちろん、それが現実なのか妄想なのかはわからない（相手が岩下さんなのでツッコめないが、そもそも話の入手経路からしてまったくの不明である）。

　果たして中田さんは実在したのか、実在したとして彼氏が失踪したらかわいそうじゃないのか、そもそも話の発端からすればこれは「約束」を守ることの大切さを訴える寓話なのか。……などと疑問は多々あれど岩下さんがそれらに答えることはない。
　最後になってこれは「あなた」のことじゃなかったわね、と思い出させるかのように解放の言葉をかけてくれるだけである。

　『鳴七』
　⇒「[[元木早苗>キャラ年鑑 /主要人物 /元木早苗]]」の項を参照のこと。
　「中田洋子」のエピソードは上記の人物へと集約された。 

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**中野（なかの）
-登場作品：学怖,学怖S,稲in
-種族：人間→霊
-関連人物：[[細田友晴>キャラ年鑑 /主要人物 /細田友晴]]《友人,呪い》
-関連用語：トイレ,手《犠牲者》
　『学怖(S)』細田一話、細田四話に登場。
　
　細田一話「[[受験生中野君との別れ>登場話早見 /学怖(S)#id_69c9e158]]」。
　入学試験の日に細田と出会い、互いに心細かったこともあり意気投合。そこでふたりとも尿意を催したために一緒にトイレに行くことになった男子生徒。
　そこでふたりはトイレに蠢く無数の手に襲われる羽目になる。
　ちなみに中野君が気が弱そうで、おどおどしていたのは学校に渦巻く霊気のせいではないかと細田さんは推測していた。トイレの手にも気付いていたようであるし、弱気は元の性格だけでなくて霊感がもたらした面もあったのかもしれない。

　彼と細田は手に追われたり、捕まったりする羽目になるのが、その際の彼は細田の話を聞く限り完全に足手まといである。かと言って、途中で見捨てたりすると今度は逆恨みして陰険な呪いを細田にぶつけてくるため、結構始末に負えない。
　ただ、彼の末路を考えればわからないでもない。
　かなり多くの結末で便器に吸い込まれて死亡するという嫌過ぎる死因が描かれる他、良くてフェードアウトしてしまう結末ばかりで、彼が生存していることが明記された結末はただひとつ。激しく報われない人である。

　吸い込まれる現象を異次元に引き込まれたと捉えるか、全身の骨を砕きながら物理的に連れ去ったと捉えるかによって不快感は大きく違うだろう。

　『学怖S』追加分岐。
　後者の主旨で恨み言をぶつけてくる展開が用意されている。
　一見すると生前のままだがなぜか青い服を着ており、細田さんを連れ去ろうとするのだが彼に「友達じゃない」と心にもない言葉をぶつけられると、悲しそうな顔をして去っていくというものである。

　あなたどこの「[[ヒナキちゃん>キャラ年鑑 /ひ#id_36fde967]]」ですか？　などと言う戯言はさておいて、この分岐は霊と言う存在の性質をオーソドックスでありながら、端的に指摘した話であると筆者は思う。
　
　細田四話「[[新校舎のトイレツアー>登場話早見 /学怖(S)#id_450f2f11]]」。
　結末のひとつに彼、中野くんが登場する。
　既にこの世のものではないらしく、ゲル状になった中野くんが便器の上で上下している光景を細田さんと主人公は発見。入学試験の時を悔やんでいたらしい細田さんは土下座して謝るが、直後彼と一体化するのだった。

　細田さんはいつにもない晴れやかな顔をして、かく言った。
　「もう寂しくない。彼は僕の中で生きていくのだから（大意）」
　……、彼の画像はおそらくシュールさにおいて『学怖(S)』の画像で一、二を争うだろう。結末に対してもコメントのしようがない。

　ただし、語り部でもないキャラが複数の話に登場し、しかもその話がつながっているのはかなり珍しいケースと言える。一応、細田は彼の死をトイレでの事故と言ってぼかしているが、それが細田一話とはほぼ等価で結ばれるからである。
　一回の流れの中で同じ語り部を二回指名することは出来ないため、これを知ることが出来るのは俯瞰する目を持つプレイヤーだけの特権なのだが。
　余談ながら『学怖』では「[[清瀬尚道>キャラ年鑑 /き#id_741364d0]]」とグラが同一だったりする。
　
　『鳴七』に登場。
　立ち絵やグラフィックこそないもののきちんと（？）トイレで登場する。
　もっとも、その外観や来歴は、『学怖(S)』版のハートフルな展開とはほど遠い、実に凄惨なものだったのだが……。


　　&bold(){　（執筆者募集中）　}


　『稲in』に登場。


　　&bold(){　（執筆者募集中）　}　
　

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**中野隼人（なかの はやと）
-登場作品：稲in
-種族：人間
-関連人物：[[細田友晴>キャラ年鑑 /主要人物 /細田友晴]]《復讐》,中野《兄》
-関連用語：トイレ,トイレットシャーク《犠牲者》
　『稲in』に登場。
　入学式に向かう途上で「あなた」と出会った、同じく新入生である男子生徒。
　クラブ勧誘がひっきりなしに行われている鳴神学園の構内で、さっそく校門付近にいた相撲部の「細田友晴」とボクシング部の「新堂誠」にあなたは声をかけられてしまう。
　二人があなたを巡って言い争いを始めたところで、あなたの袖を引いてくれたのが「村山一郎」と名乗った彼である。
　
　が、村山はあなたに助け舟を出してくれたのかと思いきや、そこには裏があった。
　村山は言葉巧みに「空手部」の待ち受ける地点にあなたを誘導すると、あなたのことを自身の身代わりとばかりに強面の部長「[[三次哲平>キャラ年鑑 /み#id_fe0a68e7]]」へと差し出したのである。なんでも村山はほかに入りたい部活があったというのだが、その言葉の真偽は定かではない。

　その後、新聞部副部長「日野貞夫」の助けを借りて三次勧誘を切り抜け入学式典を終えたあなたは、所属クラスである「一年Ｇ組」の教室へと足を運ぶ。すると、そこでつい先ほどあなたを陥れた村山と早くも再会を果たしてしまう。
　一見、気弱で人懐っこそうに見せた村山の本性は平然と人をダマしてのけ、眼前にその当人を迎えても平然としていられる曲者だった。その上、訳知り顔で世の真理を語ってみせるなど妙に擦れた男である。素の一人称も「俺」であり「僕」ではなかった。
　
　なお、本名の「中野隼人」はこの際に本人の口から明らかにされた。
　が、その直後の自己紹介の席でなぜかあなたは唐突なめまいを覚え、気を失ってしまう。
　そして目を覚ましたはいいが不審極まりない両親にせかされるようにして学園に足を運んだあなたのことを多くのクラスメートは心配してくれていたのだが、この中野隼人だけは責任逃れのような空虚な憎まれ口を叩くのだった。

　そんなわけで、二度目の登校で新聞部への入部を果たしたあなたは何かに衝き動かされるかのように動き出す。
　坂上修一の足跡を求め「七不思議の集会」の出席者の居場所を訪ねてあなたは鳴神学園構内を歩くのだ。 
　そうして主席者のひとり「細田友晴」の居場所がトイレであると情報を得たあなたのもとに同行を申し出てくる。

　あなたにリスクばかりを押し付け、特にメリットもない提案をぬけぬけと行うなど印象はやはり良くなかったものの、振り払うのもコトだったため、中野隼人も引き連れての細田さん探しのトイレツアーが……、はじまらない。
　中野の、探すなら二年教室棟のトイレからだろうというもっともな指摘に引きずられてキャンセルされてしまったのだ、残念。
　
　そんなわけで首尾よく細田さんを発見したあなたは彼から細田さんが受験の時に「中野」という男子と出会い、さっそく仲良くなれたものの、どういうわけだかその中野は便器に吸い込まれて消えてしまったという話を聞くことになる。
　が、はいそうですか、と聞いて収まらないし、信じられるわけがないのがあなたに対して事前の勝手かつ一方的な打ち合わせ通りに個室に待機していた中野隼人である。
　
　そう、（立ち絵が「中野」と使い回しだった時点で）大方のご察しの通り、中野隼人は便器に吸い込まれて消えた「中野」の弟だったのである。状況からみて、細田友晴のことを兄の仇と信じ込んでいた中野隼人は彼のことをなじるのだが……。

　直後、便器の中からサメが出現！　中野隼人は便器の中に引きずり込まれ消えてしまう。当然ながら、命はないだろう。
　ついでに言えば、兄の「中野」が命を落とした元凶が「トイレット・シャーク」であることもほぼ確定し、奇しくも中野隼人は兄の後を追うかのようにして便器に吸い込まれ、食われて死んでしまったことになる。
　と、ホラーなのかギャグなのか紙一重の状況にあなたは呆然とさせられたが、気を取り直してほかの出席者を尋ねることにする。

　［ここからは考察になるが、かつての中野隼人がどのような少年だったのかは定かではない。ただ、兄の「中野（下の名前は不明）」が信頼して友情を結んだと思われた細田友晴に裏切られて殺された（と思い込んでいる）ことの反動と思われる。
　とはいえ、それが賢いかといえばそうでもなく、彼が自身のことをそう思っているよりはずっと賢くはない。
　
　なぜなら彼は人を信じようとせず、積極的に他人を利用しようとするが、根は正直なのか入学式の一件を除けばこれからお前を利用するからという言い分をまったく崩そうとしない。ついでに言えば態度も悪い。細田さんに対する敵意も見え見えである。
　要は、この中野隼人という男は恨みを買って敵を作り、その上弱みも透けている損な立ち回りばかりに終始しているのだ。
　人間相手に警戒するのはいいが、味方を増やす処世術も身に着けておかないと詰むのも、彼が知らない世の真理だろう。

　もっとも「トイレット・シャーク」は事前知識がないうちに遭遇してしまったらほぼ対処不可能といっていい理不尽過ぎる怪異である。結局のところ、中野兄弟の最期を見届けた細田さんが語っているように、「運命」としかいいようがないのだろう。
　一方で、中野隼人の性格の悪さによって悲壮感が軽減されると考えれば、作劇上の都合も見えてくるかもしれないが……。］

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**中野康太（なかの こうた）
-登場作品：2008
-種族：人間
-職業：鳴神学園高校 一年Ｈ組
-関連人物：[[山本繁>キャラ年鑑 /や#id_b46b5f8f]]《友人,噂》,[[福山梢>キャラ年鑑 /ふ#id_51f4052c]]《》
-関連用語：[[小夜子さん>用語辞典 /け#id_ccd2c7b1]]《恋心》,プラモデル愛好会《所属》,携帯電話
　『2008』6話「[[小夜子さん>登場話早見 /2008#id_d3781f60]]」に登場。
　語り部のひとり「山本繁」の友人だった高校進学組の生徒。が、彼の口から言わせればどこにでもいる落ちこぼれ。運動も学業も優れずに友人や女性との縁もないいじめられっ子だったようだ。

　その上、頭が弱く意志薄弱で人の意見に流されやすいという難点を抱えていた。
　純朴で人を疑うことを知らないという言い方も出来ないことはないが……。

　また、恋人が欲しいという欲求は極めて強いため、近視眼的な欲求と視野の狭さに従って動く。
　そして相手の反応を意に介さず何度でも猛烈にアタックしては玉砕するという、ある種おめでたい頭とへこたれないバイタリティの持ち主だった。

　そのためデータ収集を趣味とする山本くんにとっては、自分の吹き込んだ言葉の通りにいいように踊ってくれる扱いやすい類の人間のように思われていた。見下しつつも便利に動かせる駒のように見なすほか、転落していく彼のありさまもまた格好のデータ源として陰から彼のことを観察していた。

　事実、接点も何もない「[[福山梢>キャラ年鑑 /ふ#id_51f4052c]]」が自分に好意を寄せているという山本くんの明白な嘘に全力で信じて乗っかり、悪気なく毎日言い寄ったのだから山本くんによる人物評も遠からずかもしれない。
　当然嫌がる彼女の反応に従って、のちに彼氏となる「[[関根晃>キャラ年鑑 /せ‐そ#id_45261b0c]]」が出てきて揉め事が起こったとしても、上記の山本くんの言葉を疑う素振りすら見せないのだから徹底している。

　そして山本くん、集会の席では彼を端緒として起こった「[[携帯電話>用語辞典 /け#id_affbe9c4]]」と「小夜子さん」についての怖い話を臆面もなしに上記の本音を織り交ぜながら進めてくる。
　山本くんも表向きは善意の相談者として中野くんのメールの文面に関わり続けるが、中野くんは普通にメル友として清き文面だけでのお付き合いをしている小夜子さんに夢中になっていく。
　
　しかし、彼の助言という名の扇動はなぜか中野くんの行動を監視しているかのようにメールの文面を紡いでくる謎の少女「小夜子さん」の影響力に上回られていった。

　とうとう小夜子さんに言われるがまま狂気の行動に手をかけようとする中野くんだったが……、と話が転機を迎えようとするタイミングで唐突に「[[七人目>キャラ年鑑 /主要人物 /賽臥隆恭]]」が乱入し波乱の「vol.1」は幕を閉じる。
　引き続き続巻での彼の行動にも期待したい。
　
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**中間正平（なかま しょうへい）
-登場作品：特,鳴七
-種族：人間
-職業：鳴神学園高校 生徒
-誕生日:1月31日
-関連人物：[[岩下明美>キャラ年鑑 /主要人物 /岩下明美]]《噂》,塚本明,[[白井伝三郎>キャラ年鑑 /主要人物 /白井伝三郎]]《実験》,早乙女弘樹
-関連用語：カッターナイフ《実験》,自殺
　『特別編』岩下シナリオ「[[命の値段>登場話早見 /特別編#id_262ed4f3]]」に登場。
　去年まで学校にいた生物の先生「[[塚本明>キャラ年鑑 /ち‐つ#id_be2d87eb]]」の掲げる「命の尊さ」を学べと言う言葉に感銘を受け、結果「命の値段」を知ろうと考えた男子生徒。
　ただし、その方法は的外れかつ幼さと狂気を感じさせるものになっている。
　
　命を売ってくれる人を募集してみた。
　周囲や先生の苦言にも負けず、本当に希望者が現れた。
　自分の値段がいくらなのかを執拗かつ乱暴に聞き出そうとする[[彼>キャラ年鑑 /さ１#id_fb776888]]の行動に恐怖を感じ、考えを改めるのだった。
　
　先生に訊いてみた。答えてくれなかった。
　そこで彼が導き出した方法に従って、揃えたのは大量の凶器。
　包丁、カッターナイフ、コンパス――。
　
　あなたの身の回りにもある日用品の値段なんてたかが知れているが、彼はこれを使った訳の分からない実証方法を見出す。余談ながら、この際に列挙される値段の末尾の端数は3円となっており、作中年代の1995年はまだ消費税が3パーセントだった時代だということを思い出させてくれる。

　そして、ツッコミどころ満載の実験の結果は出るのだが、得意気に吹聴すべくしたためた実験結果のレポートは即座に警察に没収されたという。
　彼のその後は不明だが、少なくとも入院以上の措置は受けたであろうとことが察せられる。
　
　[命の値段と凶器の値段が同じという結論に至った彼。その理論だと10億円のミサイルで死んだ人の命は10億円なんだろうか……？
　それ以前に合算しろよと言いたいが、狂人の思考なんぞ考えるだけムダである。]　

　『鳴七』「[[命の値段>登場話早見 /鳴七#id_262ed4f3]]」に登場。
　今回は塚本先生あらため白井先生から命の大切さを教わるが、やはり『特別編』と同じ流れで実証しようと試みる狂人である。
　複数人物の役割を各々の個人に集約している傾向が強い『鳴七』だが、この「中間正平」のエキセントリックなムーブを誰かに演じてもらったり、中間に別の役柄を演じてもらうのは厳しいと判断されたのか、中間の出番はこのシナリオのみである。

　こんな危険人物の役を務められるのは本人しかいないと言われれば納得できてしまう、かもしれない。
　また、今回の中間は「嘘を嫌う」というところで岩下さんに謎のシンパシーを抱かれている。


　　&bold(){（執筆者募集中）}


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**長峰（ながみね）
-登場作品：学怖S
-職業：鳴神学園高校 三年生？
-種族：人間
-関連人物：細田友晴《噂,&color(white){犠牲者}》,井上良法《復讐》
　『学怖S』細田二話「[[流れないトイレの悲しげな霊魂>登場話早見 /学怖(S)#id_fa6ec5fc]]」に登場。
　「[[井上良法>キャラ年鑑 /い#id_91c055a9]]」の妹をひき逃げした犯人の子供で、小柄でおとなしそうな男。

　普段から父親に車で送り迎えをしてもらい、通学していた。
　ところが二年前のある日の送迎で、父親が井上くんの妹を事故で死なせてしまう。しかも、そのまままんまと逃げおおせ、今も捕まってはいないようである。
　そして長峰自身も何事もなかったように学校に通ってきていた。

　もちろんひき逃げをしたのは親だが、そんな長峰を井上くんは許すことができなかった。
　しかし井上くんが目撃したのは長峰の後ろ姿のみ。それが誰なのかまでは分からなかった。
　そこで井上くんは犯人の調査を開始する。

　親の罪の報いが子に向かうという構図は「[[仮面の少女>キャラ年鑑 /主要人物 /仮面の少女]]」に通ずるものがある。一見すれば長峰自身に罪を問うのはいささか酷とさえ思うかもしれない。
　ところが親が親なら子も子で、犯人の調査を始めた井上くんを疎ましく思った長峰は、なんと井上くんに毒を盛り殺害してしまう。彼自身もかなり最悪である。

　事の顛末を聞かされた細田さんは、長峰を件の「禁断のトイレ」に呼び出すのだが……。

　なお事件が二年前に起こり、長峰が現在も在学していることから、事件当時の長峰は一年生で、現在は三年生になっていると考えられる。

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**中村晃久（なかむら てるひさ）
-登場作品：新生,月下美人,秘密,荒井,鳴七,稲in
⇒「[[中村晃久>キャラ年鑑 /主要人物 /中村晃久]]」

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**中山（なかやま）
-登場作品：晦
-種族：人間？
-関連人物：[[藤村正美>キャラ年鑑 /主要人物 /藤村正美]]《仕事》,高野《犠牲者》,NONAME《恋心》,[[真田泰明>キャラ年鑑 /主要人物 /真田泰明]],[[山崎哲夫>キャラ年鑑 /主要人物 /山崎哲夫]]
-関連用語：蝶,人面瘡,予知
　正美一話、隠しシナリオに登場。
　器物、九十九（ここのそじあまりここのつ）を生きれば、人曰く「付喪神（[[つくもがみ>用語辞典 /た‐つ#id_47218932]]）」と言うに化けると言う。まして、人をや？　長く生きた者は神性か魔性を帯びると言う。赤子や老人に霊性を見出すのは容易だろう。
　だが、彼女に宿っているのが神性と魔性のどちらかと問われれば、後者であると淀みなく答えよう。

　正美がまだ研修生（インターン）だった頃、彼女はとある大病院に勤めていた。どれほど立派かと言うと、最上階丸々を使い切る個室、通称「VIPルーム」が存在したほど。
　そして、中山さんはそこの入院患者であった。そして、正美が既に寝たきりでもう長くないだろう彼女を目にした時、とあるビジョンが浮かぶ。それは古井戸か洋館か。前者の詳細は「[[高野さん>キャラ年鑑 /た１#id_01ea2229]]」に譲ります。この項では後者についてを。

　そんな幻視をした正美のことを知ってか知らずか、まるで孫のように可愛がってくれた中山さんだったが、ある日正美にとある頼み事をする。それは大別して彼女から贈り物を受けるか、彼女にあるものを届けるかの二つに分けられるが、まずは隠しシナリオにも繋がる後者から解説する。

　かつて、中山さんがまだ少女だった頃、彼女は一人の男性に恋をしていた。時は戦時下、[[名前が明かされない彼>キャラ年鑑 /A-Z#id_9419a143]]は優れた頭脳を持ちながら、その能力を国のために使わずに自らの望む研究に使っていた。
　丈夫でない体を押して……、寝食を忘れ、身を厭わず……。
　そして、彼は研究を完成させた。内容は昆虫について、それも恐らくは死者の乗り物とも言う[[蝶>用語辞典 /み‐も#id_030c9ed3]]について――。子細あるにしても彼の死には美しい掌が関わっている。

　彼の死に伴い、亡骸から湧き出す蝶。彼の死を彩るように、燃え上がる蝶。その美しさを目にした中山さんは財産の全てを投じてでも、己が身から同じ光景を現出させようとした。儚い夢、さながら胡蝶……。
　しかし、肉食の蝶の群れにも現されるそれは同時におぞましくもあった。
　死出の門出には誇らしくても、それを目にする生者にはたまらない。
　全く空気を読まない哲夫おじさんの発言も何とも……。
　そして、隠しシナリオに続く。

　隠しシナリオ「[[遠い追憶の日>登場話早見 /晦#id_73604974]]」。
　続いて語るは泰明さん。年長組のまとめ役である彼は哲夫と正美の二人とも古くから親交を深めてきた。大人になってそれぞれが記憶の奥底に封じたことも、まだ覚えている。
　哲夫と正美の両者は幼少のみぎり、現在からすれば意外過ぎる姿をしていた。そのことは二人の紹介に語ってもらうとして……、二十年前三人は中山さんと会ったことがある。

　そこで目にしたのは腐乱死体に群らがう幼虫。洋館に住まう上品な婦人に隠された、恐ろしい顔。そこで、正美は何かをされたか、それともまだか。
　不安を残しつつも、かつて残した謎は今となってはもはや絶無だろう。

　グロテスクは共感と嫌悪感の両方を孕んだ概念と言われる。もしや正美はこの際に感染してしまったのか？　いや、残された解釈は窓枠の外の観測者にのみ委ねるとしよう。

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**中山太一（なかやま たいち）
-登場作品：学怖,学怖S,秘密
-種族：人間
-職業：鳴神学園高校 生徒
-関連人物：[[荒井昭二>キャラ年鑑 /主要人物 /荒井昭二]]《噂,同級生》,時田安男《同士,実験》
-関連用語：呪いのフィルム
　荒井五話「[[時田君の自主制作映画>登場話早見 /学怖(S)#id_427487e1]]」に登場。
　荒井さんの映画の仕事でどれが一番興味があるかと言う質問に「裏方」と答えると出現。ところで一般の映画では決して表舞台に登場することのない裏方だが、SF／ホラーと言うジャンルでは例外かもしれない。クリーチャーのデザインやメイキャップの腕は作品自体の出来に直結するためである。

　［人狼やフランケンシュタイン（ズモンスター）映画には特に顕著と言える物であり、特に企画物はモンスターのデザインありきで制作されることも珍しくない。この界隈では『エイリアン』シリーズや『帝都物語』のH・R・ギーガーに、『スリラー』や『狼男アメリカン』のリック・ベイカーが有名だろうか。］

　――閑話休題。
　この分岐の「[[時田安男>キャラ年鑑 /て‐と#id_d8a062e9]]」も一番の功労者兼発案者として、例外なく監督を務めることになるのだが、加えて造形が得意であり小道具やメイキャップも彼自身の手でこなせたらしい。
　が、彼は芸術家としての情熱が勝ったのか、一応撮影の完了を見たのに撮り直しをしたいと言い出す。先生と同好会のメンバーも大半が反対し、とうとうメンバーはたった四人になってしまう。撮影を担当していた中山太一もその中の一人だった。

　ここまで来れば先が読める方も多いかもしれない。だが……、もう少し続けることとする。
　中山太一は時田くんが一番信頼を寄せていたスタッフだったが、自らの意思でしばし残留するか時田くんの説得に一時負けてかの違いこそあれど、撮り直しの完了を待ってから止めることになる。
　映画の情熱が勝る余り、我を忘れつつある時田君に理解者としての立場からも危惧の念を抱いたのかもしれない。

　そして、彼は風邪というアクシデントもあったが、撮影を完了させ、最期に二人で映画の編集に付き合うことになる。そこで口論になった二人……。
　荒井さんが時田君に見せてもらったフィルムには見事なミイラ男の姿が収められていた。それもそのはず、材料は生きた人間。
　それも中山君だったのだから。超自然的な呪いに目が行きがちな映画シナリオであるが、人間の復讐と言う趣向の違った方向から「ミイラ男の呪い」を描いているのはこのゲームの奥の深さを本当に感じさせてくれる。それよりも、荒井ファンとしては正義感からとっさに動く彼と言うとてつもなくレアな光景を見ることが驚きかもしれない。

　そう、［大宇宙の偉大なる法則に従って］彼はスクリーンから飛び出した中山くんに復讐されてしまう。己の末路同様に硫酸をかけられてか、飲まされてかという違いこそあれど。「[[片山くん>キャラ年鑑 /か１#id_4156ef4a]]」とは違って完全に自業自得なのが救いだろうか。
　前者の場合では時田くんは片山くん同様、崩れた顔のままでフィルムの中で暮らすことになるのだが、この場合の二人の心情は単なる復讐では終わらないのかもしれない。もちろん、憎愛があったと思うのは穿ちすぎな見方であるのも確かなのであるが。

　『秘密』「[[これは……罠だ。黙って様子を見よう>登場話早見 /秘密#id_208dd82f]]」ルートに登場。


&bold(){　（執筆者募集中）　}　


　『鳴七』「秘密」に登場。

　
　&bold(){　（執筆者募集中）　}


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**中山真美華（なかやま まみか）
-登場作品：学恋2,学恋V,秘密,鳴七,稲in
-種族：人間（魔女）,宇宙人
-職業：鳴神学園高校 二年Ｃ組
-関連人物：[[綾小路行人>キャラ年鑑 /主要人物 /綾小路行人]]《部活,恋心》,[[風間望>キャラ年鑑 /主要人物 /風間望]],[[荒井昭二>キャラ年鑑 /主要人物 /荒井昭二]]《？》
-関連用語：黒魔術研究会《所属》,[[スンバラリア星人>用語辞典 /重要用語 /スンバラリア星人]]《敵対》,サキュバロリン星人《正体》,屋上
　「[[悪魔>用語辞典 /重要用語 /悪魔]]」もしくは負の想念に対して非常に関連性の強い特質を有している女子生徒。　
　初登場時は見た目こそ華奢で木陰で文庫本でもめくってそうな上品で普通なお嬢さんとして描かれた。
　反面、その本性は邪悪そのものであり、そのギャップこそが彼女を語る上で外せない性質といえるだろう。

　ただし『鳴七』で再登場した際には危険性こそ据え置きだが、キャラクター性はリファインされ異なる形となった。
　詳しくは後述するが、そちらの場合は「[[黒魔術>用語辞典 /く#id_99a562d8]]」に傾倒する無邪気なわがままお姫様といったキャラ付けがなされている。

　『学恋2』風間編荒井ルートに登場。
　初登場作品。
　なお、彼女の登場はゲームに先立つこと「[[2009年3月21日付けのブログ>http://plaza.rakuten.co.jp/iijimatakiya/diary/200903210000/]]」「2009年3月21日付のブログ」（現在はリンク切れ）で公開されていた。
　ブログの文面にある通り『学恋2』にも出演したが、当時は夏の新作（『霊怪記』か？）でかなり重要な役割を果たすと予告されていた。

　けれど通常の立ち絵が地味な点からもわかる通りに、事前情報からはあまり彼女の性格は見えてこなかった。
　が、実際のゲーム中では凄まじいばかりの顔芸と荒くれた口調を披露して、インパクト十分にプレイヤーの度肝を抜いた。
　補足するとネタバレ情報にある彼女の正体は、後続作と兼ね合わせれば今回のシナリオに合わせた特殊設定と考えられる。

　なお、そんな中山さんのシナリオ中での動きだが、「地球破壊爆弾」の行方を探っている風間さんが荒井さんに興味を持ち、ラテンなノリで何やら知っていそうな中山さんに接近して情報を引き出そうとしたというのが当初の流れである。
　
　中山さん自身はどうやら不登校になってしまった荒井さんのことを心配しているようである。
　よって、中山さんは風間さんの軽いナンパなノリを困惑しながら受け流しつつも荒井さんのことを助けてほしいと懇願する。
　女の子の頼みならと風間さんは引き受け、荒井さんのお宅を訪問することになるのだったが……？
　
　（ネタバレにつき格納）

#region

　そこで荒井さんの精神世界に突入して危機を乗り越え、現実に帰還した風間さんの前に彼女が待ち受けていた。
　彼女の正体は宇宙人の一種「[[サキュバロリン星人>用語辞典 /う#id_1ca66bde]]」だったのである。

　彼女たちは「サキュバス」から連想できるだろうネーミングからもわかるように人間の精神エネルギーを搾取する存在である。
　そのため、深い想念の持ち主である荒井昭二に接近、利用することで自らの食料を確保しようとしていた。
　負の想念と言えば、岩下さんも危なそうだが……（実際、岩下編では目をつけていた）。

　そんなわけで中山さんは荒井さんが人間不信から心を閉ざすよう裏で仕向け、引きこもりの状態にまで落としこんでいた。
　その上で、謎の結晶を配置し、そこを経由して荒井さんのエナジーを奪っていた。
　そして、荒井さんが用済みになったとみれば、彼を囮に他の人間を自分のエサとするため引き込もうとしていたようである。
　
　が、意外にも荒井さんの心根が善良であったためそれらの目論見は外れることになった。
　中山さんとしては想定より実入りが少なかったため、本音をぶちまける際には荒井さんに対して大いに怒り狂っていた。
　
　けれど、彼女にとって一番の計算違いが、荒井さんを追ってやってきた風間さんが自分と同じ地球外生命体だったことであることを悟れなかったことだろう。結局スンバラリア星人相手には分が悪いとみたのか中山さんは撤退する。
　その際は夢幻で煙に巻くと同時に当事者の記憶はすべて消し去っていた。
　［この際に、ついでに寝首をかこうとするわけでもないので正面戦闘は不得手なのかもしれない。］
　
　一方で、スンバラリア星人のいい加減な仕事が生んだ懸念材料である地球破壊爆弾は人知れず除去してくれたようであり（このルート中の爆弾保有者が誰なのかは結局不明）、彼女または彼女の種族が持つ情報収集能力の大きさがうかがい知れる。
　彼女いわく負けを返した形になるが、宇宙人同士の暗闘はこの地球上で引き続き人知れず行われ続けるのかもしれない。　

#endregion

　『学恋V』では男女主人公共に攻略可能なキャラとして登場。

　（ネタバレにつき格納）

#region

　こちらでの正体は「[[黒魔術同好会>用語辞典 /く#id_f52e4090]]」に所属する本物の「[[魔女>用語辞典 /ま#id_2a358e5f]]」で、冒頭に登場した占い師の孫娘である。
　表向きにはおしとやかな少女を装いつつも、裏では他人を利用しようと画策するというスタンスは変わらず、やっぱり腹黒……と思いきや、男編のあるイベントでは、意外な一面を見せてくれる。

#endregion

　『秘密』「[[福沢さんと旧校舎を調べに行ったんだ>登場話早見 /秘密#id_651b76f6]]」ルートに登場。
　このルートにおける手紙の差出人の正体のひとり。
　超自然的な効力を発揮する謎の人形（荒井さん所有）の効力が及ばず、綾小路が例のごとく悪魔を召喚していることを知っているなど、ただの人間ではないことが本人の主張からしてもうかがい知れる。

　『鳴七』「恋愛教」ほかに登場。
　以前までの控え目そうな外見から打って変わってゴスロリ調に改造された制服を身にまとい、フリルをふんだんにあしらったヘッドドレスにチョーカー、縦ロールという他の生徒から頭一つ抜けて派手なファッションをしている。
　また、人格面でも大きく変遷を遂げており、人畜無害そうな外見の中にドス黒い本性を隠していた従来とは異なる。

　具体的には見たまま「黒魔術」を愛し、呪いを行うことを日常から明け透けにしているファンキーな性格付けに変化している。
　よって、子どもっぽくわがままな娘という印象がどうにもぬぐえない。自分の意向を通すためなら手段を選ばない容赦のなさや狡猾さこそ備えているものの、物言い自体はけっこう正直だったりする。迂遠な腹芸も好んではいないようだ。

　ただし、黒魔術の知識と実力自体は本物で、思い込みが激しいだけの思春期の少女とは一線を画すところが彼女の厄介なところである。「悪魔」関連の話の裏ではかなりの頻度で彼女が関わっており、放っておけば洒落にならない被害をまき散らす。
　ただし、その尻ぬぐいに練達の黒魔術師である「綾小路行人」が奔走しているため、なんとか被害を食い止められているというのが実情らしい。そんな中山真美華にとっての綾小路行人は憧れの先輩であり、部の部長であり、なによりも恋の相手である。


　　&bold(){　（執筆者募集中）　}　


　「[[恋愛教>登場話早見 /鳴七#id_21eff9d2]]」。
　「[[吉島春香>キャラ年鑑 /ゆ‐よ#id_124b26e6]]」さんのエピソードを踏襲している。

　
　　&bold(){　（執筆者募集中）　}


　「[[カエルですか、ネズミですか？>登場話早見 /鳴七#id_499dd36a]]」。
　
　
　　&bold(){　（執筆者募集中）　}


　「[[彼と彼女の秘密>登場話早見 /鳴七#id_29d03244]]」。

　
　　&bold(){　（執筆者募集中）　}


　「[[できる彼女の秘密>登場話早見 /鳴七#id_f1987be1]]」。


　　&bold(){　（執筆者募集中）　}　


　「[[殺人クラブ>登場話早見 /鳴七#id_b38ef57a]]」。
　このシナリオの探索パートでは、各シナリオで語られたキャラクターたちが鳴神学園の至るところに潜んでいる。
　「中山真美華」はその中のひとりであり、「校長室」にいる。
　どうやら一般的な審美眼を持つと思しき坂上の目からしても彼女の服飾センスは個性的なようである。


　　&bold(){　（執筆者募集中）　}　


　『稲in』に登場。


　&bold(){　（執筆者募集中）　}　


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**中山葉子（なかやま ようこ）
-登場作品：学怖S
-種族：人間
-職業：鳴神学園高校 二年生
-関連人物：[[荒井昭二>キャラ年鑑 /主要人物 /荒井昭二]]《噂》,森川《復讐》,NONAME
-関連用語：屋上《自殺》
　『学怖S』荒井三話「[[飛び下り自殺の人体実験>登場話早見 /学怖(S)#id_ea380d00]]」に登場。
　学校にペットのハムスターをこっそり連れて来たのはいいが、それが変態男・[[森川>キャラ年鑑 /む‐も#id_740ac037]]に見つかってしまったため哀れにもペットを失ってしまった女生徒。

　その後は、ハムスターのことを気に病んで屋上から飛び降りて命を絶ってしまったり、森川の口癖を解釈して逆に快楽殺人鬼になってしまったりと、様々な行動に出る。
　どの道、事件前と同様に何事も無く暮らしてしまうことが多いことは意外であるが。冷淡な言い方になるが、ハムスターを殺されたくらいで人として越えてはならない境界を越えてしまうとは、思春期の人間には恐ろしいものがある。
　だが、運命を変える切っ掛けなんてどこに転がっているかはわからない。たまたま彼女にとっては彼、彼にとっては彼女であっただけなのだろうか。

　&italic(){アンタも肉や魚を食べるだろ？　だったら、ペットを殺されたくらいでどうこう言うなよ。}
　幼稚でありきたりな言い分だが、だからこそ論破することは難しい。
　彼女がその哲学をそのまま飲み込み、自分の一部にしてしまったのもわからない話ではなかった。もっとも、その脅威は単なる方便として使っていた森川とは比べ物にならないほど大きかったのだが。

　ちなみにある分岐では、彼女は今も在学している現役の生徒であり、プライバシー保護の観点から「中山」の名字は偽名であることが荒井さんの口から明かされることがある。単なる噂ではないことを演出するブラフか、それとも……。
　[というか、自殺しない分岐では森川を襲って墜落死させたり家族を惨殺していたとしても、罪を疑われずに未だに学校に在籍している。それが少女の犯行とは思えないという警察の先入観にしろ、クラスメイトの虚偽の証言の結果にしろ、もしかしたら不可思議な力の行使にしろ、不気味な存在として、周辺地域の脅威として生き続けている事に変わりはない。]

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**永山美香（ながやま みか）
-登場作品：追加
-職業：鳴神学園高校 三年Ｈ組
-誕生日：8月13日
-関連人物：[[風間望>キャラ年鑑 /主要人物 /風間望]],小松原ゆかり,阿部妙子
-関連用語：しりとり小僧
　『追加版』風間シナリオ「[[しりとり小僧>登場話早見 /追加版#id_52a0a4d0]]」に登場。
　数ヶ月前、風間さんのクラスの教室で「[[しりとり小僧>キャラ年鑑 /し#id_658dd074]]」を呼び出すべく、「[[小松原ゆかり>キャラ年鑑 /け‐こ#id_25a34aa5]]」、「[[阿部妙子>キャラ年鑑 /あ２#id_0c366d4b]]」らの三人で、しりとり一〇〇回に挑戦した女子生徒。
　
　しかし、彼女たちのしりとりは目標の一〇〇回に達しても終わる気配を見せず、三人は次第にしりとりに支配されてゆく……。
　ところで余談だがよくよく見ると、この永山さんの髪飾りは「[[ブッチ>キャラ年鑑 /ふ#id_e8d0873d]]」と「[[チルちゃん>キャラ年鑑 /ち‐つ#id_f3a7b747]]」だったりする。

　ちなみに『追加版』のみならず『小学怖』『ドラマCD』『鳴七』でも多少の加筆修正はあれど、このパターンの「しりとり小僧」の話は採用されている。
　ただし前ふたつのバージョンではほかふたり同様に、配慮の観点に立った風間さんから名前と顔は伏せられている。
　そのため思いもよらない人物が「しりとり小僧」の儀式を行った可能性があるのだが、そこは乙女と風間さんの秘密である。

　うち「永山美香」さんのポジションに該当するだろう、ニ番目に口を開き、しりとりを続けたのになにも現れないとみるや帰りになにか食べようといち早く提案した女の子については「Ｂ子」という仮名で呼ばれている。
　ただしその都度立ち絵が出た『追加版』とは異なりそれぞれ判別は困難であり、よく考えれば区別する必要もなかったりする。
　
　あえて『小学怖』版から考察しよう。たとえば「Ｂ子」さんに関しては、三人の中で一番背が高く、ロングヘア―にしているということがわかる。一方で、立ち絵が現実における彼女たちの姿を反映しているのかははなはだ怪しいのだが……。

　なお『小学怖』および『ドラマCD』版では風間さんが一年前にとある事情からたまたま飛び込んだ教室で儀式をやっているところを目撃し、咄嗟に隠れてデバガメしたという流れなので（当時の）クラスメートではない可能性が高い。

　ひるがえって『鳴七』は『追加版』に準じており、具体的な姓名が挙げられている。
　それも儀式を実行した三人の女子が（準）レギュラー格の一年生女子が兼役する形を取っている。
　くわえて理由こそ異なるが、風間さんのクラスの三年Ｈ組教室を会場に選んだところも『追加版』と同様の流れである。

　ただし、それぞれのキャラクターに合った形にセリフが改稿されているため、元が誰のセリフなのか（例：永山美香（Ｂ子））であるかを判別したり考察する必要性はさしてないと思われる。よって全員分表記してリンクを張る形とするがご容赦願いたい。

　『鳴七』
　「[[倉田恵美>キャラ年鑑 /主要人物 /倉田恵美]]」、「[[剣持京華>キャラ年鑑 /け‐こ#id_b8ac9791]]」、「[[元木早苗>キャラ年鑑 /主要人物 /元木早苗]]」の項を参照のこと。
　「永山美香」のエピソードは上記の人物へと集約された。

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**名倉寧々（なぐら ねね）
-登場作品：鳴七
-種族：魔女
-職業：
-関連人物：酒井聖美《親友》,[[飴玉ばあさん>キャラ年鑑 /主要人物 /飴玉ばあさん]]
-関連用語：
　『鳴七』「倉田恵美の飴玉ばあさん」ほかに登場。
　『特別編』などに登場する「高瀬美香」などの要素・エピソードを折衷し、習合することで生まれた新キャラクター。 
　とても女子高生には見えない独特の雰囲気を漂わせる少女で、その正体は長命にして相応の魔術を修めた「魔女」である。

　『鳴七』の登場人物たちは分岐展開次第でかなり設定が激変するのが、こと名倉さんに限っては「魔女」という属性一点ですべてを説明できたりする。
　設定の一貫性が非常に高く、そのことでかえってブレない存在感を保っていると言い換えてもよいかもしれない。
　

&bold(){　（執筆者募集中）　}　


　「[[倉田恵美の飴玉ばあさん>登場話早見 /鳴七#id_19ae1ea2]]」。
　

&bold(){　（執筆者募集中）　}　


　「[[ポプリ>登場話早見 /鳴七#id_925ccd0d]]」。
　「高瀬美香」の要素・エピソードを踏襲している


&bold(){　（執筆者募集中）　}　


　「[[殺人クラブ>登場話早見 /鳴七#id_b38ef57a]]」
　このシナリオの探索パートでは、各シナリオで語られたキャラクターたちが鳴神学園の至るところに潜んでいる。
　「名倉寧々」はその中のひとりであり、「[[花壇>用語辞典 /か#id_6e67d9f3]]」にいる。
　当然ながら坂上にとっては（話の中で聞いたとしても）面識はないものの、第一印象からして綺麗な人と思われている数少ない人物のひとりである（ほかは「[[不知火美鶴>キャラ年鑑 /し#id_5d624ad1]]」、「[[本田佐知子>キャラ年鑑 /へ‐ほ#id_143972f9]]」の二名）。

　卒業であるものの、花壇の土がとても良いとかで人気の少なくなった時間に間借りさせてもらっているのだそうである。
　残念ながら特に情報は持っていないものの、怖い話を聞いた場合には「[[園芸部>用語辞典 /え#id_19b229e7]]」が今はなくなってしまった理由を花壇の土がとても良い理由と合わせて教えてくれる。
　どちらかといえば軽めの話だが、これを知った上で植物を育てている彼女の感性は推して知るべしというべきだろう。

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**梨竹史隆（&u(){なしたけ ふみたか}）
-登場作品：晦
-種族：人間
-関連人物：[[前田葉子>キャラ年鑑 /主要人物 /前田葉子]]《犠牲者》,[[和弘>キャラ年鑑 /主要人物 /和弘]]
-関連用語：前田一族《犠牲者》,晦-つきこもり,無限ループ
　哲夫七話、由香里七話などに登場する連続強盗殺人鬼。
　現在は警察の追及を逃れ逃亡中だが、実は前田本家裏にある山に潜伏しており、時に現実的な脅威として葉子ちゃんたちの前に立ちはだかる。
　ちなみにこの裏山、哲夫おじさんが話の中で度々口に出していたりする。

　そして、葉子ちゃんたちは乱入してきたこの男の手にかかって皆殺されてしまった……。六年後の今、開かずの間に訪れるものはひとり生き残った[[和弘>キャラ年鑑 /主要人物 /和弘]]。
　刑事だった彼はひとり生き残ってしまったことに悔恨を、皆の仇を討つための決意を、持って遂にみんなの命日に奴を逮捕することが出来た。
　[[○○>キャラ年鑑 /主要人物 /風間さん]]和弘、由香里六話のある意味ムチャクチャな締めと合致した見事な終え方である。

　また、哲夫七話ではおじさんが翌日にも裏山に登る旨（！）を発言した。
　そして、ひとり眠れぬ夜を送る葉子ちゃんだったが、起き出したところを彼と遭遇。そのまま刃物の錆びとなってしまう。凶悪犯とは現実的にかくも恐ろしいものなのか。哲夫六話の平和な雰囲気の延長と思ったら。
　平和から唐突に訪れる死は割とキツいかもしれない。

　ちなみに由香里三話ではバッドエンドに「何かとてつもなく恐ろしいこと」が起こったために開かずの間の面々は皆死んでしまったと言うものがある。この際、皆は死を忘れたり、それとも身近にあり過ぎたのか、体は朽ちても[[ただあの日を繰り返している>用語辞典 /み‐も#id_9eea9172]]。
　由香里七話の展開と合わせ、この恐ろしいこととは梨竹史隆のことだろう。ひとつの惨劇を色々な方向から見るという『晦』の特徴がかくもかくも惨いのか。

　それでも奴のことを、安心に完全に撃退する方法はある。詳細は語らないが、哲夫七話であなたの鬱憤を叫んでみると良い。やりすぎは良くないが。
　そうすれば皆は平和にこれからも過ごせていけるだろう。誰かが後悔することもなく、きっと葉子ちゃんはステキな女子高生になれることだろう。
　余談ですが、晦日の殺人鬼って[[満月の夜の殺人鬼>キャラ年鑑 /主要人物 /黒木源造]]と似ていないだろうか？

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**梨本一義（なしもと かずよし）
-登場作品：流神A
-種族：人間
-職業：漁師
-年齢：74歳
-身長/体重：？cm/？kg
-関連人物：梨本一《孫》,梨本寿子《娘》　
-関連用語：
　『流神A』「[[開かずの間>登場話早見 /流神A#id_c2ebf232]]」に登場。
　温泉地「水間」へと二泊三日の温泉旅行に赴いたオカルト同好会一行だったが、ふとしたことからとある事件の解決を依頼されることになる。
　こちらの梨本さんは捜査の過程で聞き込みを行った仲居の「[[三田美紀>キャラ年鑑 /み#id_205b2a67]]」さんから有力な証言者として紹介された。地元の漁港「水間漁港」を拠点として働いている漁師の男性である。

　無惨な水死体と化した「[[望月智子>キャラ年鑑 /む‐も#id_84853c43]]」の遺体の第一発見者である。人生経験の長さゆえか激しく損壊した遺体の状態も動ぜずに事細かに語ってくれる。
　星浦旅館にも採れた魚を卸している繋がりか、生前の望月さんとも面識があった。

　彼の証言からは外から見た望月さんが好意的に思われていることのほか、彼女の勤務先の「星浦旅館」および星浦家の古くからの裏事情にも触れることができる。「[[星浦真治>キャラ年鑑 /へ‐ほ#id_c4015fe9]]」に対しては否定的だが、その母「[[星浦茜>キャラ年鑑 /へ‐ほ#id_91e62356]]」や「三田美紀」には同情的である。
　総じて人情味と良識のある、忌憚のない貴重な意見が聞けるだろう。ぶっちゃけてしまえば、主人公が彼の証言なしで事件を解決に導くことはできない。

　ただし、肝心の梨本さんだが禿げ上がった頭に険しい表情からもわかる通り、気難しく強情っぱりな老人で凄味が効いており、お世辞にも人当たりがいいタイプではない。
　縁もゆかりもない主人公「[[賽臥隆恭>キャラ年鑑 /主要人物 /賽臥隆恭]]」が聞き込みを行ったとしても通り一遍の話をしたところで会話を打ち切られてしまう。

　そんな梨本さんも孫の「[[梨本一>キャラ年鑑 /な#id_59e60236]]」くんのことは可愛いのか、声を聞いただけで顔をほころばせる一幕も見せている。頑なな彼の心を解くためには、事前に多大な恩を売っておくことが一番だろう。

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***梨本一（なしもと はじめ）
-登場作品：流神A
-種族：人間
-職業：小学生
-年齢：8歳
-身長/体重：？cm/？kg
-関連人物：梨本一義《祖父》,梨本寿子《母》
　『流神A』「[[開かずの間>登場話早見 /流神A#id_c2ebf232]]」に登場。
　母親の「梨本寿子」に連れられ、祖父「梨本一義」のいる水間に遊びに来た小学生の男の子。
　海釣りにきていたところを海に転落し、溺れてしまう。
　展開によっては「賽臥隆恭」がその場に居合わせ、とっさに海に飛び込んだ彼に救出されたことで事なきを得た。

　人懐っこいようで、恩人の賽臥の袖を引いて元気よく話しかけてくるなど活発な性格が見て取れる。
　なお、賽臥が介入しなかったとしても大事はなかったようなので安心は安心である。

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***梨本寿子（なしもと ひさこ）
-登場作品：流神A
-種族：人間
-関連人物：梨本一義《父》,梨本一《息子》
　『流神A』「[[開かずの間>登場話早見 /流神A#id_c2ebf232]]」に登場。
　息子の「梨本一」を連れ、父「梨本一義」のいる水間に遊びに来た女性。
　夫もいるようだが、作中では未登場である。少なくとも一ヶ月前から水間には滞在していたようで、望月智子の遺体とも居合わせたようである。彼女の末期の写真は彼女の携帯にも残されており、こちらも事件の真相解明のための重要な材料となる。

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**夏目知佳（&u(){なつめ ちか}）
-登場作品：最終
-種族：人間
-職業：鳴神学園高校 生徒
-関連人物：[[荒井昭二>キャラ年鑑 /主要人物 /荒井昭二]]《噂》,榎本杏奈《親友》,宇佐見妃菜,沼田明日香《敵対》,吾妻弓子《先生》,向島渚
-関連用語：こっくりさん
　『最終版』追加シナリオ「[[生徒編>登場話早見 /VNV#id_dba38ece]]」に登場。
　霊感持ちを自称する「[[榎本杏奈>キャラ年鑑 /う‐え#id_28c1cf21]]」の親友であり、彼女の信者の筆頭のような存在。
　榎本さんと敵対する「[[宇佐見妃菜>キャラ年鑑 /う‐え#id_6474187f]]」と榎本さんが言い争う横で、宇佐見さんの取り巻きの「[[沼田明日香>キャラ年鑑 /に‐の#id_f2c5322c]]」と口論を繰り広げている。

　榎本さんと宇佐見さんのどちらが本物の霊能力者か決着を付けるために行われた「[[こっくりさん>用語辞典 /こ#id_720d40ba]]」は、「[[瀬名沙智子>キャラ年鑑 /せ‐そ#id_b36a30c1]]」の登場によりパニック状態となる。
　榎本さんや宇佐見さんを含め、場の全員が錯乱して何もできない中、夏目さんただ一人は最期まで瀬名さんに向き合おうとした。


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**七瀬靖宏（&u(){ななせ やすひろ}）
-登場作品：学怖S
-種族：人間
-職業：鳴神学園高校 生徒
-関連人物：[[岩下明美>キャラ年鑑 /主要人物 /岩下明美]]《噂》
-関連用語：[[旧校舎>用語辞典 /重要用語 /旧校舎]],赤い教科書,メンド・クサガリーナ,手
　岩下二話「[[夜の旧校舎を彷徨う霊>登場話早見 /学怖(S)#id_098dd7eb]]」に登場。
　明るくてウケを取るのも上手かったため、男女問わず好かれるタイプだった男子生徒。
　だが、凄く忘れ物が多いと言う弱点を持っていた。%%WAWAWA忘れ物～♪%%
　ただ、そんなところも含めで岩下さんをはじめとする皆から心憎からず思われていたのだろう。この話で迷言「[[メンド・クサガリーナ>用語辞典 /み‐も#id_998b0812]]」が飛び出したこともあり、この話における岩下さんのお茶目度はMAXである。

　で、そんな彼にも珍しく何も忘れずに登校する日がやって来た！
　が、その日もやっぱり忘れ物をしてしまった。
　それは別に忘れ物をするのを忘れたと言うとんちなオチではなくて、美術の宿題をするのに必要な道具を持って帰るのを忘れたというやっぱりベタな顛末。
　そしてここから彼に訪れる結末もある意味で彼らしく古典的な恐怖だったりする。美術室などの特別教室を収めた実習棟が完成するまで授業の大半は旧校舎に行われていたのだが、彼がいた当時はまだその時代だった。
　誰もいない暗闇の恐怖を抑え、七瀬君は忘れ物を取りに戻ることに。

　そこを何故か荷車を押して追いかけてくる旧日本軍兵士の幽霊と遭遇し、追い掛け回される羽目になる。
　この幽霊、校舎を移動しようが階段を上ろうが、諸々の法則やお約束を無視して追ってくる掟破りの存在であり、七瀬君はまさに半死半生の境地である。
　最後はかの「[[わらし様>用語辞典 /わ行#id_3ac260d0]]」もやった古典的手法によって教室内にまで追い詰められる。要は「見ぃたァなぁ！？」。

　翌日、[[白髪鬼>キャラ年鑑 /主要人物 /白井伝三郎]]よろしく真っ白な髪になった彼が発見された。生死は不明。
　ただ、破れかぶれになり、兵隊に向けて突撃した場合は血まみれになるだけで案外助かったりする。その場合は荷車の謎が明かされ、この話が福沢三話や細田七話と繋がっていることもわかったりする。
　そう、あの「[[戦争>用語辞典 /せ‐そ#id_2878496f]]」は一話では語れない……。
　　
　彼が遭遇するもう一つの怪奇現象としては「幽霊教室」が挙げられる。
　こちらは『学怖(S)』では逆に浮いた形になる本家「[[学校の怪談>用語辞典 /重要用語 /学校の怪談]]」にありそうなものであり、オチの「&color(white){自分の体を忘れてきた}」を含め、どこかベタでほのぼのした話になっている。ちなみに伝説のセリフを聞けるのもこのルート。
　そんな話でも語り部の岩下さんの力量のせいであんまり笑えない空間が作り出されているのは確かだろうが。冒頭とラストの「[[逢魔ヶ時>用語辞典 /き#id_822ef90c]]」の下りと言い、二話しか聞いていないのに、この時点でもう家に帰れる気がしない……。

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**鍋島香織（なべしま かおり）
-登場作品：特
-種族：人間（ヤンデレ）
-職業：鳴神学園高校 三年生
-誕生日：11月7日
-関連人物：[[岩下明美>キャラ年鑑 /主要人物 /岩下明美]]《噂》,浅海恵子,大友,細川《友人》,萩野聡史《恋人》
-関連用語：こっくりさん,心中
　『特別編』岩下シナリオ「[[図書室の話>登場話早見 /特別編#id_884937d4]]」に登場。
　本が好きでよく「[[図書室>用語辞典 /と#id_3590e201]]」に来ていた女生徒。ただ、その性格は文学少女とは程遠く、人によってはかなり不快な部類に入る。
　やたら馴れ馴れしく、知ったかぶりを指摘されても屁ともしない強引な態度が目立つぶっちゃけ自己中である。押しの強さゆえに交友関係は広いのか、時には[[お付き合い>キャラ年鑑 /は#id_4ddd9e29]]をはじめたりもするが案の定その顛末にはかなり問題があった。
　
　平気で友達を見捨てるのはまだいい方、逆に恋人に捨てられると狂態に走ったりと、彼女の最期は立ち絵からは微妙に想像しにくい。
　全般的に自己破壊行動に出て、我々にとてつもない絵を披露してくれる。
　
　結局、あんまりお近づきになりたくない人種であることは確かである。
　その中で彼女の独善的一面がよく出ているのはやはりあの結末だろう。　
　登校してこない彼女を心配した「[[浅海恵子>キャラ年鑑 /あ１#id_aa0679bb]]」が家を訪ねてみれば、そこにぐったりとした様子で横たわる彼女。そしてボロボロになった本、本、本――。
　彼女は少しでも浅海さんに追いつこうと、本の内容を覚えるために頁をちぎっては口に運びを繰り返し、とうとうおなかパンパンになってしまっていた。

　［アンキ○ンなのだろうか？
　それともなんらかの妖怪……、ではなく本を食べちゃうくらい愛してるただの文学○女なのだろうか？］
　そして直後に伏線回収が行われ、岩下さんは理不尽な言い分で浅海さんのことを糾弾してくる。

　『鳴七』
　⇒「[[海女宮亜里沙>キャラ年鑑 /あ２ #id_b889b69b]]」の項を参照のこと。
　「鍋島香織」のエピソードは上記の人物へと集約された。

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**成田（なりた）
-登場作品：晦
-種族：人間
-職業：小学五年生
-関連人物：[[前田良夫>キャラ年鑑 /主要人物 /前田良夫]]《噂》
-関連用語：オバケ販売機《犠牲者》
　良夫五話「[[オバケ販売機>登場話早見 /晦#id_3612a756]]」に登場。
　良夫が「[[オバケ自販機>用語辞典 /お#id_6cba5beb]]」の話をする上で登場した小学五年生男子で、リアルに「[[トモダチのトモダチ>用語辞典 /と#id_c95d3543]]（表記は友達の友達）」のフレーズで紹介された。
　ちなみに展開にもよるが彼自身「旧作」でもおそらく一、二を争うほど凄惨極まる死に様を見せたと思われる。

　怪しい自販機の噂を聞きつけ硬貨を持って検証に向かったはいいが、彼の命運はこの時点で尽きている。
　大量の「[[ゴキブリ>用語辞典 /み‐も#id_36880c69]]」の卵が胃の中で孵化するのはまだいい方、最悪の場合は体内でキノコが大繁殖した末、起死回生を期して再び訪れた販売機の中へ出てきた腕によって引きずり込まれる羽目になる。
　それも骨を砕き皮を破りながら、と嫌な描写込みで。

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#divclass(navi_epi){
|[[← 前>キャラ年鑑 /て‐と]]|&link_path(../){一覧}|[[次 →>キャラ年鑑 /に‐の]]|
}
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&color(red){情報提供・文章の補足、編集方針の動議その他諸々歓迎します。}
&color(red){もし興味を召されたなら下のコメント欄に書き込みなどされると嬉しいです。}
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- そろそろ「中村晃久」の項を単独項目に昇格させてもいいかもしれませんね  -- 名無しさん  (2021-11-03 20:55:08)
- 確かに膨れ上がってきましたね。良いと思います！  -- 名無しさん  (2021-11-03 21:28:52)
- 「中村晃久」、単独項目にさせていただきました  -- 名無しさん  (2022-01-10 17:45:17)
- 長臣くんの名前の漢字表記が違っていたので修正しました  -- 名無しさん  (2022-11-09 19:36:47)
- 折り畳み処理が中途半端な状態になっていますが、これは取り外すということなのでしょうか。ネタバレにつき格納部分については畳んだままにしておいて良いと思うのですが  -- 名無しさん  (2023-01-06 03:21:49)
- ↑プラグインの取り外しミスによってページ全体に不具合が出たようです。ご指摘ありがとうございます、修正しました。  -- 名無しさん  (2023-01-06 09:34:28)
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