け‐こ


索引


ケツ

  • 登場作品:学怖,学怖S,極
  • 種族:人間,悪魔
  • 職業:アイドル
  • 関連人物:元木早苗《?》
  • 関連用語:インキュバス《正体》,ケツ,エクトプラズム,死神
 福沢一話「同級生・早苗の奇怪な行動」に登場。

 ケツと聞いて思い浮かぶのはまあ大抵は「尻」。
 もしくは「決」「血」などであろうが、本作の選択肢では「アイドルの名前」としても提示されている。
 どんな名前だよ! って突っ込みたくなるが、(あくまで作中では)実在のアイドルだったりする。[ケツ命。]
 『学怖』では本題の箸休めとして話に上る程度であり、彼が本格的に話に絡むのは分岐に加筆される『学怖S』から。

 ケツは年頃の女の子を熱狂させるアイドルであり、早苗ちゃんも大ファンらしい。だが、実はこの世の人ではなかったりもする。
 善意か悪意かの違いこそあれ早苗ちゃんの「エクトプラズム」に取り込まれたり、実は「インキュバス」と言う種類の悪魔だったり、既に亡くなっており「死神」に魂を持っていかれたり……と、話によってはとてつもないカオスに発展。
 ケツと言う間抜けなワードが醸す和みの中にちょっと利いた怖さが何とも言えない……かもしれない。

 『極』「素晴らしき自己啓発の世界」に登場。
 本人ではなく、小ネタ気味に名前だけの出演。
 主人公が自分の手の届かない理想として思い浮かべた芸能人のひとりとしてアイドル「ケツ」の名前が挙げられている。1995年代だけでなく、年代不定の現代な『極』の世界でもこのトンチキネームは通用しているようだ。


玄武拓馬(げんぶ たくま)

  • 登場作品:殺クラR,追加
  • 年齢/誕生日:17歳(1977.8.9.-)
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 三年E組
  • 関連人物:真田亮太,緒方麻紀,大沢先生《部活》,緒方京子,加瀬ひなた《知人》
  • 関連用語:弓道部,殺人クラブ《所属》
 常に冷静沈着で無表情な男子生徒。
 弓道部の凄腕の主将で、彼に憧れて入部希望をする者も多い。
 実は和弓よりもアーチェリーの達人で、全日本アーチェリー選手権で初出場・初優勝を果たしている。

 『追加版』「悲劇の旋律(改訂)」「殺人クラブ リベンジ」に登場。

 「悲劇の旋律(改訂)」。
 本人は登場しないが、本番の八尾姉妹の話を語る前段階ということで、相撲部の西垣大悟らと並んで鳴神学園の抱える有名生徒の一例として岩下さんの口から紹介されている。
 眼鏡をかけているが、これは眼球保護用で本来の視力は両目とも「1.5」ときわめて良好らしい。

 隠しシナリオ「殺人クラブ リベンジ」に登場。
 八時を回りほかの語り部が部室を後にしたタイミングで「七人目」として新聞部部室に現れる。
 とは言っても緒方麻紀に引きずられて渋々参加しただけであり、話にも全く乗り気ではない。

 というより話として成立していない。
 彼自身が心霊的なものを信じないリアリストであるというほとんど自己紹介に近いものである。
 一応集会の立役者である日野先輩は彼に話を通していたようだが、その場のノリに押し負けたなどの線もなくはない。実際にふたりの間でどんなやり取りが繰り広げられたかは不明である。

 集会を終えて足早に立ち去った後は部活動の一環として坂上のことを尾行していてようだ。
 そこでふたりは坂上の隠された一面を目撃する。後日、玄武と坂上はイチョウ並木で視線を交わす場面があった。もしかすれば彼も坂上に興味を持ったのかもしれない。

 『殺クラR』。
 他人に興味がないのか無愛想なのか、弓道の基礎も分からない新入部員達を一週間も放置。
 顧問の大沢先生とマネージャーの緒方麻紀にそのことを指摘されるが、一週間の猶予がありながら何のアクションも起さない新入部員たちにも非があるとし、彼らを振り落とすために入部試験を行う。
 全員が振り落とされるかに見えたが、最後に残った真田亮太の交渉と活躍により無事に全員が合格する。その時に明らかに素人に思えた亮太が一箭中紅心を成功させたことから彼に興味を持った。

 その正体は殺人クラブのメンバーであり、緒方麻紀を殺人クラブに引き込んだ張本人。
 殺人クラブの初代総長である緒方京子とも面識があり、現段階では彼が現総長である可能性が高い。
 まだ彼が手を下すシーンは描かれていないが、獲物はアーチェリーで遠方からゴルゴ的な活躍をするのだろうか?



剣持京華(けんもち きょうか)

 一年生にして学内で「絶世の美少女」と謳われている女生徒。うるんだ瞳が特徴的な、男を目で殺す乙女。
 詳細は不明ながら、豪邸に住んでおり淑やかな令嬢めいた振舞いを納得させられる人物でもある。
 物腰は丁寧ながら、どことなく病んだ雰囲気を漂わせ時には他者との対話を拒絶する一面を垣間見せる。

 外聞としては気配り上手、かつ男性に尽くすタイプで、心の琴線を打ち鳴らすような心づくしのもてなしに通じている。
 そのため狙われた男は次第に抗することもできずに彼女の虜になってしまう。

 同時に、場の空気を読んで同性の恋敵を作らないよう立ち振る舞う術にも優れている。
 身近な友人からは「キョンちゃん」というニックネームでも呼ばれているが、学内ではむしろ「記念日ちゃん」というあだ名の方でよく知られている。

 『新生』「記念日ちゃん」に登場。
 初登場作品。レギュラー人気キャラに並びつつも、彼ら彼女らに負けないインパクトによってユーザーの度肝を抜いた。
 元木早苗と綾小路行人の両名の口から彼女の人となりと「西澤仁志」相手に起こしたある事件の顛末についてが語られた。

 『ドラマCD』「ピクちゃん」に登場。
 遅れてやってきた「七人目」として登場。
 こちらでは「記念日ちゃん」の来歴を思わせるエピソードではなく、彼女自身の内面について迫るシナリオとなっている。
 「ピクちゃん」をはじめにあだ名などの代名詞を乱用し、聞き手側を煙に巻きつつ、残酷な話調を織り交ぜた語り口の最後には衝撃の結末が待っていた――。


小泉(こいずみ)

  • 登場作品:学怖S
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 生徒
  • 関連人物:福沢玲子《噂》,橋本美也《恋心》,河原《横恋慕》
 福沢六話「仕組まれた化学の教科書」に登場。


 河原に惚れていた橋本さんに密かな恋心を抱いており、その妬心から密かに彼につきまとった。


 常時被害妄想と疑心暗鬼に駆られた河原が彼の意図しないところで自滅したことで、彼に天下が訪れたかといえばそうでもない。想い人も恋敵の後を追い、結局彼の元には誰も残らなかった。
 悲劇の発端となったことに違いは無いが、河原も小泉のことより己の愚かさの方に頭が行ったのか、特に彼の事について触れることはなかった。
 [これぞ河原による最大の意趣返しだったのかもしれない。]


小出照男(こいで てるお)

  • 登場作品:学怖,学怖S,ドラマCD
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 三年H組
  • 関連人物:風間望《噂》
  • 関連用語:七不思議の集会
 風間二話「ひとり七不思議」に登場。
 狸に取り憑かれているらしい三年。終わり。
 …………、所詮は風間さんなので詳細は語られていないが、狸の話が聞きたいなら『学怖S』の細田五話追加分岐を遊ぶといいよ。「吉田奈美子」の話はこんなものじゃないから。

 『ドラマCD』Disc.3 風間望「ひとり七不思議」に登場。
 なぜか今回はヒキガエルに取り憑かれている。終わり。
 相変わらず詳細が語られることはない。しかも程度の低い言葉遊びまで兼ねているため、噂そのものの信憑性は更に低い。


高坂桜子(こうさか さくらこ)

  • 登場作品:学怖S
  • 種族:人間→植物
  • 職業:鳴神学園高校 三年G組
  • 関連人物:竹内清《思慕》
  • 関連用語:イチョウ《犠牲者》,サンブラ茶
 隠しシナリオ「復活・トイレに行かない男」に登場。
 確かに『学怖』でもファンクラブの存在は囁かれていたが、本当に竹内清親衛隊なるものがあるとは驚きである。そして、その隊長を務めるのが彼女である。
 これは真行寺嬢を差し置いた快挙かもしれない?
 一年の休学を挟んでいた竹内先輩が復学して「七不思議の集会」に参加すると言う、ごく限られた人間しか知りえない情報を聞きつけ、彼の下に馳せ参じるなど、既にサンブラ茶云々関係無しで心から彼に心酔しているようである。
 こんな役職に付いている(昔の漫画に出てくる)人間によくあるように、見るからに靴の中に画鋲を入れそうなタイプであることに目を瞑れば、慕われる男にとっては中々に悪くないのではないだろうか?

 だが、その竹内先輩は偽者であり、彼女は彼の姦計に嵌められ、主人公の身代わりになる形で(人間の世界から)失踪してしまう。後には見慣れない若木が残されたと言う。
 奇しくも、竹内清(偽)の話にあった大きな銀杏の木の隣であった。
 彼女の想いを知る術はもう無いが、名残を示すかのように若木を傷つけると、赤い血が流れ出すと言う噂が流れた。
 七不思議は完成した。竹内先輩と彼女の共同作業によって。


高坂まどか(こうさか-

  • 登場作品:最終
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 一年G組
  • 関連人物:福沢玲子,穂波暁子《クラスメート》,長谷部勇介《恋人》,逆さ女《犠牲者》
  • 関連用語:
 『最終版』追加シナリオ「生徒編」に登場。


校長先生の銅像(こうちょうせんせいのどうぞう)

 学校の怪談において動き回るオブジェと言えば「二宮金治郎」が有名である。
 だが、戦後GHQの施策、老朽化や歩きながらの読書は危ないといった指摘など時代の流れによって、かつて数多の学校で見られた彼らも消えつつある。

 かといって、この種の七不思議が消え失せると言うこともなく、所によっては学校の創立者や多大な功労者の銅像が成り代わり立ち替わり、この役を担う。
 ここ鳴神学園でも何代目の校長かは不明だが、登下校する児童生徒たちを途切れることなく見守っている。


 『追加版』「開かずの教室」、「ババア大連合-後編-」に登場。

 「開かずの教室」。
 花子先生にもお墨付きをもらった、ベテランの七不思議。
 ほかの不思議たちがダメ出しを食らっていく中、唯一ほのぼのとした定番の立ち位置を認められている。
 もっとも他の連中が定番を外れた邪道連中だというのが悪いのだが。

 「ババア大連合-後編-」。
 ハーレムものの主人公のごとく個性豊かな女性たちに囲まれていた。
 プレイヤーとしてあまり羨ましくないのは好かれたのが同世代の素敵なおばあさま達であるから納得だが、よりによって一番若くてある意味もっとも始末に負えるのが残ってしまう。

 もっとも前編における新堂さんの伝聞の口ぶりでは三人の剣幕に押された被害者ポジションだが、内心では態度をはっきりさせないことでいい思いをしていた風であることが後編で判明する。
 よって、結局のところあんまり同情できなかったりする。


高洞由利(こうどう ゆり)

  • 登場作品:新生2
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 三年A組
  • 関連人物:岩下明美《クラスメート》,大篭哀子《憎悪》
  • 関連用語:演劇部《憎悪》,占い,洗脳,ポエッター
 『新生2』「正義のゴネシエーター」に登場。
 岩下さんのクラスに属する女子生徒のひとり。
 特に容姿の描写は文中ではされていないが、眼鏡をかけており冷然とした表情を浮かべた基本の表情と、人を嘲弄するような差分の表情の微妙な差異が立ち絵として印象的かもしれない。

 他者の心を読み取っては自身の利益になるよう踊らせることに長けた少女。
 人間心理に関する広範な知識を持ち、それをノータイムで実践できる人心操作の達人だった。

 そんな彼女の興味関心は他者が自身の扇動によって依存し、やがて破滅に向かっていく過程の方に向けられていた。
 高洞さん自身は彼女の手管によって作り上げた小グループの影のフィクサーに収まることでその趣味を満たしていたもよう。表に立つことなく陰から自身の思い通りに小集団を動かしては、集団内の成員を破滅に追いやり悦に浸っていたようである。

 いわば生粋のサディストにして知能犯、性格破綻者が彼女の正体である。
 高洞さんの正体について語る岩下さんの口ぶりによれば、高校在学中に既に複数人(下手をすれば十数人以上)を不登校にまで追い込んでいたと思われる。

 加えて自尊心も高かったようで、過去に「演劇部」に入部したはいいもののふさわしい役に恵まれなかったと言い出し、ものの一ヶ月で放り出し退部していた。
 即断即決の反面「幼稚」と岩下さんから評されるような内面も抱えていたようだ。

 傷ついた自尊心をそのままにしておけない高洞さんは、演劇部およびその顔である「岩下明美」のことを許せなかった。よって彼女たちを陥れる策を考えつき実行に移すことに。

 最近、得意の弁論で「大篭哀子」に負けたことに逆恨みしたという事情があったことも大きい。
 結果、大篭さんを扇動して、自身の手を汚すことなく復讐の道具に仕立て上げるという計画を思いついたのだろう。復讐を同時に行うという意味で、高洞さん目線では一挙両得の計画である。

 そんなわけで高洞さんは大篭さんに「占い」を口実に理解者を装って近づき、手始めに信頼を勝ち取る。そこからは――早い。

 展開は三パターンと控えめなものの、あまり間を置かずに怒涛の展開がやってくる。
 高洞さんは大篭さんのことを容赦なく追い詰めていく。分岐によってはいっそ殺すのが慈悲と思えるくらいに苛烈な責めを大篭さんに対して課すのだ。

 その上、高洞さんはその過程の中でも感情を荒立てず、冷徹と事を運んでいく。
 岩下さんに対する意趣返しができると昏い悦びを抱く程度と、高洞さんの心理描写が終始冷静なのも、えげつない行為とのギャップでプレイヤーの恐怖を誘うかもしれない。

 しかし、彼女の目論見はことごとく露と消える。
 いずれを取っても「策士策に溺れる」と言うべきだろう。

 「マインド・コントロール」を駆使した詐欺師母娘は、同じく詐欺師にカモにされる。
 「ポエッター」による思考誘導の網は、第三者の目には無力。
 「監禁」による念入りの洗脳は、思考の硬直化から不可解な行動を招く。などと……。

 つまるところ、高洞さんの敗因は彼女にとっての盲点であろう。
 また、高洞さんの話を語る岩下さんは事の経緯や心理面をことごとく察している。
 岩下さんの観察眼や人脈、カリスマ性、何よりも容赦のなさは高洞さんより一枚上手だったということになるのかもしれない。


小暮宗一郎(こぐれ そういちろう)

  • 登場作品:流神A


小坂(こさか)

  • 登場作品:晦
  • 種族:人間
  • 職業:小学生
  • 関連人物:前田良夫
  • 関連用語:骸骨,わらし様
 良夫一話「実在した『わらし様』」に登場。
 わらし様の調査のために立川の家に泊まりこんだ五人の内一人。で、泊り込んだその晩、便所に行きたい良夫に無理矢理起こされ、怪現象に巻き込まれる。

 妙な姿勢(正座)で追いかけてくる骸骨に追われ、良夫を差し置いて自分だけ助かろうとした自業自得とは言え消滅する羽目になったり、古井戸に落とされて死体も見つからなかったりと、不運この上ない。名前が出る分岐では確実な死が約束されている男である。
 一応「わらし様」の関係者である立川とはまた違う分、悲惨度では遥かに上回るだろう。良夫の話では小学生の時分から命すら取られかねないほど危ない話がゴロゴロ転がっていると言うことを教えてくれるのか。

 [余談だが、この小坂を葬った骸骨、「狂骨」かもしれない。
 江戸時代を代表する妖怪絵師「鳥山石燕」が寄せた以下の文面とともに有名。

 狂骨は井中の白骨なり。
 世の諺(ことわざ)に甚(はなはなだ)しき事をきやうこつといふも、
 このうらみのはなはなだしきよりいふならん。

 要するに「井戸」と「骸骨」と「恨み」と言う言葉を押さえているからと、編集者は主張しているだけである。
 しかし、ビジュアル最優先でエピソードやキャラクターが全く明らかになっていない豆腐小僧という極端な例までではないにせよ、この妖怪には詳細な事績は伝わっていない。だからどう肉付けしても構わない。骸骨だけに。  
 と言うか、この頃の妖怪画で伝承の中に自然と筆者の創作妖怪が混ぜられているのはよくあることである。

 学怖の創作妖怪を引くまでもなく、妖怪自体の虚実がどうこうと問いかけるのは虚しいことである。
 たとえ、それが恐ろしげなビジュアルだけでも妖怪は生まれる。
 そして、そこからどう話を広げるかは後世に任されるのかもしれない。]


児島篤紀(こじま あつき)

  • 登場作品:追加
  • 種族:
  • 職業:鳴神学園高校 生徒
  • 誕生日:3月13日
  • 関連人物:黒川茂
  • 関連用語:我慢クラブ《所属》
 『追加版』「旧校舎探訪-脱出-」に登場。
 「秘密の地下室」で蝋燭を手に取った際に姿を現したこの世ならぬもののひとり。
 「我慢クラブ」の活動に参加した細田が目撃した頭蓋骨は彼のものである。

 生前の顔立ちは小太りでうつむきがち、卑屈な印象と評されている通りいじめられっ子だった。
 例のごとく彼が受けていたいじめは執拗かつ陰湿なものであり、主軸のいじめグループ以外でもクラスメート全員がある意味グルという悲惨なものだったことが短い説明からもうかがい知れる。

 そんなストレスのはけ口こそがいじめから逃げる過程で出会った我慢クラブの活動であり、黒川部長以下部員一同との仲も極めて良好だったようだ。
 常人にはわからない世界だが、児島くんはいじめのストレスを逆に自らの体をいじめ抜くことで晴らしていた。自分は常人ではないぞという優越感で心のバランスを取っていたとも語っている。

 そんな彼の死因は、汚水を限界まで飲み続けるという我慢を敢行し続けたことによるもの。
 いったいどのような形で死体処理が行われたかは定かではないが、旧校舎のトイレの便器に頭蓋骨が転がるという現状も納得の上であり、事実彼の霊体も穏やかに話を運んでいる。
 死に納得できない他の霊が酷い状態になっているのと比較すれば、彼の言葉に嘘はないのだろう。

 とはいえ生前はクラブに迷惑をかけないように箝口令を敷いてほしいと頼んでいたものの、彼の死が我慢クラブの活動に影を落とすことになったであろうことは否めない。
 繰り返すようだが、我慢クラブという奇妙な部活に所属した彼らが何を考えていたのかはよくわからない。知るための窓口になった細田さんが接触できたのがたった二度ならなおさらだろう。

 とはいえ似た現状を抱えていることを察した児島さんは細田さんに忠告と激励の言葉をかけた。
 そして細田さんも友達になってくださいという温かい言葉でそれに応えた。
 短くはあったけれど、ふたりの交錯に影はなく、わかりやすい思いが流れたことは確かである。


後藤歩(ごとう あゆむ)

 『極』「百点塾」に登場。
 百点塾こと「世界の幸せと平和を願う学習塾」に数学を教わりにやってきた新堂さん達を教授する立場にある男性。
 発端は数学の塾とは言ったが彼「後藤歩」のせいで、新堂さんは勉強を気にしていられない事態に追い込まれたり……、それ抜きでもロクでもなさの極みであるあまたの展開に巻き込まれていく。

 そして、作中でお見せされたのでさえ氷山の一角ほどだろうから恐れ入る。ただし、その中でも後藤先生は異彩を放つ。
 新堂さん達にとって後藤先生は謎の組織「百点塾」と唯一の接点であり窓口担当となるだけあり、一度関わってしまった以上は嫌でも関わり続けるほかなく結果として行き着くところにまで行ってしまう、そんな事情もある。
 百点塾の脅威は後藤先生のエキセントリックな言動と行動とともにやって来るのだ。

 展開によってはシナリオの焦点が後藤先生以外に当たることも多いのだが、忘れた頃に意味不明な奇行やフリーダムな意外性でプレイヤーの脳裏を刻むため、なかなか忘れられない人物ともいえる。

 そんな後藤先生自体の個性だが、非常に濃い。控えめに言ってさえ「変人」の極みである。
 全身黒ずくめ、黒手袋も着用という怪しい服装に負けない非人間的な独特のオーラをまとっており、彼の言葉には人を逆らえなくする魔力が籠るような錯覚さえ覚えさせる。

 シルエットなどから拾える情報も重ね合わせると、外見上は長身で細身、癖気のある短髪で眼鏡をかけている。
 年のころはわからないが、プレイヤー目線では言動からすれば比較的若く思われる印象である。表面上は笑顔を絶やさないようでいて、瞳は暗く凝っており無機質で冷徹な観察者としての印象も根深い。

 言葉だけ拾っていけばフレンドリーで親しみやすい人柄と言えるのかもしれないが時々宇宙やら世界平和やらの大仰な文句が混じるほか、ズレたユーモアを織り交ぜることでどことなく躁的でぎこちない部分も垣間見せる、底知れなく胡散臭い人物である。
 かと思いきや、合理的にスパッと話を打ち切って冷静にえげつない説明を笑い混じりに言ってのける恐ろしい人物でもある。

 彼のセリフ表記は「クン」、「サン」などといった接尾敬称をはじめとしてカタカナ表記の単語や語尾などが高頻度で混じるものになっており、彼の非人間的な印象をより強める形になっている。 

 そういったわけで後藤先生は入塾の儀式と称していきなり新堂さん達の耳を切りつけることに始まり、話の要所要所でヤバい行動を連発する。正体だが……ぶっちゃけ不明も不明、意味不明である。
 ただし、材料はふんだんに用意されている。見た瞬間理解できる方も多いだろうが、彼が属する通称「百点塾」には宇宙的なムーブメントに新興宗教の香りが漂う某組織が母体にあるかもしれない。

 断言は避けるが、多くの分岐展開で示唆されているので確率は高いだろう。
 そして、後藤先生はなんらかの大義のために善意も込みで人体実験じみたことに手を染めていることが多い。
 上述した通りそこに良心の呵責は微塵もなく、切り替わるテンションに任せた異常性も明らか。

 半分以上オカルトに足を突っ込んだような謎科学実験を行う生化学者?
 狂気の淵に全身を突っ込みそうな、宇宙的恐怖を呼び出そうとする魔術師?
 それとも超科学かオカルトの住人であるのに、地球人の形をしているだけの人外?

 つまるところ、単なる狂人と片付けてしまうには彼の後背はあまりにも広大かつ深淵である。想像の余地はそれこそ多数用意されているので、彼の狂気に身を委ねてみるのもよいかもしれない。


小林(こばやし)

  • 登場作品:学怖,学怖S
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 生徒
  • 関連人物:大倉和雄
  • 関連用語:悪魔のトランプ《犠牲者》
 新堂五話「ギャンブルトランプ」に登場。
 ポーカーの相手がいなくなったので、探そうと焦る大倉と付き合うことになった男。
 が、全然勝てなかったためムキになり、彼に一日中挑むことになる。

 が、寝食も忘れてポーカー三昧をする日々を送る中、唐突に入院することになった。髪の半ば以上が白髪になり、肌はカサつく、目は落ち窪むと言った異常な衰弱を示していたのである。恐らくは「悪魔のトランプ」に精気を吸い取られたことが原因と思われるが、この時点で大倉の命運は尽きる。
 彼の入院によって、本当に相手がいなくなってしまった大倉はその命を失った……。 

 急速な衰弱と言えば、吉岡の末路のひとつに挙げられるが、彼に関しては、おそらく命を取り留めることができて幸運だったのかもしれない。


小林先生(こばやし-)

  • 登場作品:特
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 一年C組担任(1994年時)&野球部顧問
  • 関連人物:細田友晴,米田秋《担任》,栗原幸大,墨田あかり《部活》
  • 関連用語:サトリサマ《犠牲者》
 『特別編』細田シナリオ「サトリサマ」、 新堂シナリオ「野球部の秘密」に登場。


小林翔太(こばやし しょうた)

  • 登場作品:追加
  • 種族:人間
  • 職業:
  • 誕生日:7月8日
  • 関連人物:大河内雄大
 『追加版』「続・期を見る男」に登場。
 大河内くんの中学校時代のクラスメート。



小日向修(こひなた おさむ)

  • 登場作品:四八
  • 種族:人間
  • 職業:東京館英大学 一年生
  • 関連人物:荒田尚也,佐藤康文,繁野碧,竹林玲奈《友人》
  • 関連用語:黒百合総合病院
 『四八』東京シナリオ「アルバイト男の事情」、埼玉シナリオ「黒百合総合病院」など他多数に登場。
 今春から大学生になった一般的なチャラい青年。金欠に悩んでおり、考えなしに高額報酬の危険なアルバイトに釣られた結果ひどい目に遭ったり、頼れるバイト先の先輩に釣られて仕事に燃えたり、かと思えば適当極まる行動の結果大惨事を引き起こしたりする。
 良くも悪くも考えが浅く、場の雰囲気に流されるため彼の行動はプレイヤーの選択によっていい方にも悪い方にも転ぶと言える。



小松栄一(こまつ えいいち)

  • 登場作品:レンタル
  • 種族:人間
  • 職業:
  • 関連人物:阿部弘幸,船橋アキ
 『レンタル家族』「青年リグレッツ」に登場。
 阿部弘幸のバイト先の後輩で男女の恋愛について彼へよく相談を持ちかけている。二人はいわば師弟のような関係である。
 それだけ聞くと今時の青年のようであるが、彼が生やした巨大アフロへアーから類稀なきいい人オーラ(適当)が放出されている通り、実際いい奴である。
 髪型=性格は冗談としても、実際のその効果は侮れない。実際、同僚のアキちゃんはその効果を全肯定している。

 なお恋人を亡くした先輩の激白を聞いた後、阿部との関係がどうなったかは不明でである。その時のやりとりから船橋アキに好意を持っているとも取れるが、実際不明。ひとつの恋の物語が破れた後だけに詮索するのも憚られるか。


小松沢孝明(こまつざわ たかあき)

  • 登場作品:学怖,学怖S
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 生徒→イラストレーター
  • 関連人物:岩下明美《噂》
  • 関連用語:美術部《所属》
 岩下三話「美術室の肖像画」に登場。
 増村先生同様に話のさわりで名前だけが紹介される美術部の卒業生で、坂上に美術部がいかに盛況かを教えるための前置き話で語られる。プロのイラストレーターであり、かなり有名らしい。


小松原ゆかり(こまつばら-)

  • 登場作品:追加
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 三年H組
  • 誕生日:3月15日
  • 関連人物:風間望,永山美香,阿部妙子
  • 関連用語:しりとり小僧
 『追加版』風間シナリオ「しりとり小僧」に登場。



小門宇宙(こもん そら)

  • 登場作品:小学怖,新生,新生2
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園初等部 六年六組
  • 誕生日:9月12日
  • 血液型:B型
  • 趣味:宇宙人探索
  • 好きな/嫌いな食べ物:豆腐料理/苦いもの
  • 関連人物:富樫黎雄,松戸博士,新堂大誠,高木照義《親友》,三沢祐司《恩人》,かぐや《恋心》,富樫美波《憧れ》
  • 関連用語:鳴神地球防衛軍《発足,所属》,宇宙人《脅威》,百点塾《調査》
 年代不明、鳴神学園初等部六年六組に属する児童のひとり。
 宇宙人からの地球侵略を防ぐべく彼自身が組織した「鳴神地球防衛軍」現在唯一の所属メンバー。
 なにかと思考が暴走しがちでこの世すべての陰謀を「宇宙人」に結び付けて行動しがちなエキセントリックな男子。

 ただし学業成績は親友のマッドレオらと並ぶほどと優れており、宇宙人を除いたオカルトにはスパッと否定的な態度を取る。
 そのぶん宇宙人に対する知識は相当なもので、宇宙人系都市伝説のいくつかを宇宙人の手による「カバーストーリー」とみなして反論できるレベルにある。

 また、意外と醒めた思考や、大人に比べて優れた子供が割を食っているという大人びた思想はマッドと共通する。
 ただし、宇宙人が事態に絡んでいるとわかれば途端無鉄砲・無謀になる。
 とは言え、彼の行動や言動は根本のところでは宇宙人の悪事や地球滅亡を止めたいという正義心からきており、人情にも厚い。
 勢い任せの熱血、早口交じりの勧誘もあってクラスメートからは面白い子と見なされつつ、その辺の活動に関しては線を引かれているのだが、それは仕方がないだろう。

 キャラクターデザインとしては、文庫版ではヘルメットを被り、対宇宙人のバッジをつけたりと妙な小物も多い熱血男子、新生以後はゴーグルを頭にかけた好奇心旺盛そうな男子と、彼の色々な面を切り取ったものになっている。

 『小学怖』火曜日「絶対に百点取れる塾」に語り部として登場。


 『小学怖』水曜日「小学生アルバイト情報」に語り部として登場。


 『新生』「ブラック・アイ・キッズ」「危険な転校生」に登場。

 「ブラック・アイ・キッズ」。
 都市伝説「ブラック・アイ・キッズ」検証のために黎雄くんが意見を求めたクラスのみんなのひとり。
 当の都市伝説については宇宙人系都市伝説として既に察知しており、超絶早口(システム的には早送り)で長口上の熱弁を振るってくれた。レオ君も有力な説と認めつつも、彼の押しの強さには流石に少しばかり引いていた。

 「危険な転校生」。


 『新生2』「赤い靴下」に登場。



小山(こやま)

  • 登場作品:学怖S
  • 種族:人間
  • 職業:生徒
  • 関連人物:荒井昭二《噂》,安藤《犠牲者》
  • 関連用語:地縛霊《犠牲者》
 荒井一話「校内に巣くう地縛霊」に登場。
 プレハブ小屋に一緒に行った安藤と共に閉じ込められ、そこで「地縛霊」のせいか錯乱した安藤に滅多打ちにされてしまう。
 詳細は「安藤」の項に譲るとして、彼自身は血だらけになったとあるだけでその生死が明言されたわけではない。どの道、不幸であることに変わりはないが、やはり彼(と家族)は安藤を恨むしかないのだろうか? または、そう仕向ける誰かがいるのかも知れない。


是枝雅隆(これえだ まさたか)

  • 登場作品:男怖
  • 種族:人間
  • 職業:笹ヶ岡学園高校 一年D組
  • 関連人物:守山成樹,都築遊《親友,クラスメート》
  • 関連用語:
 『男怖』主要人物の一人。
 常に守山都築とつるんでいる仲良し三人組の一人。
 永ちゃんへのリスペクトとロックンロールへの愛を絶やさず、将来の夢はもちろんロッカー。
 制服も盛大に着崩しており、上半身裸に学ランの上衣も羽織っただけという弾けた格好である。



コロ

  • 登場作品:晦
  • 種族:犬
  • 関連人物:
  • 関連用語:夢
 和子三話「和子がみた正夢」に登場。
 ある夜、マエダカズコは自分が小さな子犬になっているのを発見した。

 ある明晰夢の中で犬になっていた和子おばさんは小さな女の子と出会う。
生憎、音声不在の不親切設計だったのでわかったことは少なかったが、話の流れとして




権田力也(ごんだ りきや)

  • 登場作品:探偵局
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 三年生
  • 関連人物:椛島由宇作
 『探偵局』第二話「預言者ヒッポ様」に登場。
 見た目いじめっ子、ジャイアンタイプの男でヒッポ様こと椛島の腰巾着。
 実際賽臥への態度も高圧的で、ひねくれものの彼からしなくてもいい反抗を受けた。
 が、ガチで怖い袋田センパイ相手には成すすべもなく下手に出る。そもそも彼は予言の力に怯えてのことであろうが、かつて苛めていた椛島の下についている。状況だけ取っても情けなさ炸裂で立派にスネオ以下の三下である。


近藤真司(こんどう しんじ)

  • 登場作品:学怖,学怖S
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 教師
  • 関連人物:平井香苗《恋人,犠牲者》
  • 関連用語:占い,校長先生,針千本《犠牲者》
 福沢六話「真夜中の魅惑の恋愛占い」に登場。大学を出たばかりの新任教師。
 注:先に平井香苗の項を参照下さい⇒「平井香苗

 ぼさぼさの髪に、小さくてずんぐりむっくりな小さい体型、とどめには牛乳瓶の底みたいなメガネと、冴えなさを体現したようなお人。恋する美少女・平井香苗のお相手としては少々不相応な感じがするが、それが祟った。
 今回の香苗の性格は小学生の頃に新×の母よろしくな有名な占い師に予言された結果、二十歳までに特定の名前・誕生日・血液型・出身地を持った相手と結ばれなければ死んでしまう(=幸福になれない)と言うもので。
 運命の人には狂信的なまでに尽くすと言う、冷静に考えると恐ろしい行動原理を持つ。

 条件に合致し、運命の人に勝手にされてしまった近藤先生は常識やその他諸々を考慮して一応の約束をして放っておくことにしたものの、如何せん相手が悪すぎた。
 このルートの香苗がおそらく最強であることも拍車を駆け、近藤先生の辿る末路は悲惨そのものである。たとえ生き残ったとしても右腕を粉砕されるわ、恐怖に駆られての衝動だったとは言え刑務所に入れられるわ、死ぬ場合ではとばっちりを食らって校長に殺されるわで不幸の極み。
 一応、香苗が一人自殺するだけの結末も用意されているが、その場合でもおそらく学園には居られなくなっているだろう。

 そして、何といってもおそらく福沢の持ちネタでも随一の痛さ(物理的にも精神的にも)を誇る「アカイイト」の犠牲者であることが悲惨の極み。
 勝手に裏切られたと思い込んだ香苗は先に後を尾けて近藤先生の自宅を突き止めていた上、こっそり合鍵を作成し侵入。そして……、ここからの展開は『学怖(S)』中最も痛い。そう、愛は痛いもの。
 嘘付いたからって(注:平井主観)本当に針千本飲まされる(一応、伏線張られてました)わ、事前に引き出しておいた自分の赤い糸(に見立てた神経)と、近藤先生のを使って本当に結んでしまったりで、まさにやりたい放題し放題。挙句の果てに、隠し02(男主人公)にまで出演を果たす。

 ちなみに「赤い糸」とは中国の伝説に端を発する俗信。
 元は男女の足首には見えない赤い縄があり、どれほど離れていても家が敵同士であっても、その環境を跳ね返して結ばれる運命にあると言う伝説から。見た目の通り、哀しいほどに強い運命の発露だろう。
 日本においても夫婦の縁を結ぶことを指して「赤縄を結ぶ」とことわざにも残されているが、いつしか小指と小指を結ぶ赤い糸と言う存在に変わっていったとされる。
 [赤縄に関しては北野武監督の『Dolls』において印象的なシーンに用いられたことで心に焼きついた方も多いのではないだろうか?
 また、同名の和風伝奇ホラーアドベンチャーゲーム『アカイイト』を個人的にお奨めします。⇒作中に登場しないこともある文芸作品(ゲーム)

 さて、閑話休題。

 珍しく、占い以上に結婚に固執する、今回の香苗は『学怖(S)』に登場するヤンデレの中でもおそらく一、二を争う存在。当初の目的なんか忘れ、正しく、激しく、愛に狂った人。やっぱり繰り返しますが、この人がなんで岩下さんの話に登場しないか不思議なくらい。
 後日談では運命の人を亡くしてしまった彼女は永遠に十九歳のまま時間を止めて(単に彼女の妄想に家族が付き合っているだけかも知れませんが、本当にそうなのかも)、鉄格子のある病院の中で新たな恋を探していると顛末が語られる。

 ちなみにこの話の香苗は福沢姉と同級生のため、本編開始の五年前の出来事と言うことがわかる。また、本編の二年後である隠し02(『学怖S』男主人公限定)でも近藤真司を探している彼女らしき女性が確認できる。
 確かに隠し02には噂やネタとして登場した怪異は数多いけれど、一応人間なのに関わらず、ご本人が出演したのは珍しいケースと言える。なにせ、たとえ語り部本人の体験談やクラスメートとして登場したとしても、学生は学園に三年間しかいることは出来ないのだから。
 無論、時空間を超越した感のある語り部は除くが。

 ちなみによくファンの間で囁かれた嘘ネタとして、主人公の名前を「近藤真司」にすると何かが起こるというものが存在する。実際は名前を変更しない通常のプレイと同じで何も起こらないのだが。
 『学怖(S)』に詳細なプロフィールの設定があったら怪しかったかも知れませんが。


近藤伸也(こんどう しんや)

  • 登場作品:追加
  • 種族:?
  • 職業:鳴神学園 三年生
  • 関連人物:新堂誠《噂,?》,野口景一
  • 関連用語:苛め
 『追加版』新堂シナリオ「団結」に登場。
 過去、とある一クラスを恐怖と暴力で支配していたいじめっ子。
 この男は心からいじめを楽しみ他者を屈服させることに悦びを感じる根っからの危険人物であり、数日~数週間の不定期かつ前触れなしの気分次第で標的を変えるという手法で暴力をふるっていた。

 近藤が企図していたかは不明だが、クラスメートは報復といじめが長引く事を恐れ反抗できない。
 抑止力になるはずの担任も役に立たなかっため、彼のいた教室内は恐怖で支配されていた。
 が、ある一時にターゲットにしていた「野口景一」を負傷させたのがトリガーとなり、暴君のように振舞っていた近藤はクラス内の共通の「敵」もしくは「弱者」と認識されるようになる。

 いわばこの近藤はひとつのシナリオ内で加害者と被害者を兼任するという珍しい例である。
 近藤は数十人の人間が一気に敵に回る恐怖を味わう羽目になるが、その意味は残虐な暴力では留まらない。分岐によっては精神的な面でも心を抉る描写が彼の視点を借りて繰り広げられる。

 展開はどうであれ、クラスの生徒たちは近藤の抑圧によって生まれていた行き場のない鬱屈が、報復の意識と共に解放されたことによって暴走をはじめることに変わりはない。

 数十名のクラスメートの全員に一個の生命体じみた「団結」と狂気としか言いようがない「いじめ」の意志の下に完全に統率され、執拗で残虐ないじめを繰り広げるパターンか……。
 または「正義」というお題目を掲げた扇動者に乗っかり、近藤の殺害という目標に向かって「思考停止」した集団心理の下に動く群に成り果てるパターンか……。

 シナリオ「団結」は不特定多数から特定個人に「いじめ」の対象が切り替わる構成と合わせ、プレイヤーの憤りがどこに移るかを迷わせる構成になっている。
 一貫して近藤が酷い奴だということは度々念押しされているものの、集団の怖さがそれを上回るというのはきっと確かなことだろう。

 また、中立的な視点と価値観からこの話を語る新堂さんだが、本当はどの位置にいるか? 
 というのを「いじめ」に関するプレイヤーの価値観と合わせて考察すればなお恐ろしさは増す。
 種明かしを兼ねたエンドはもちろんのこと、パラレルとわかってもエグい暗示が目立つだろう。


昆野研哉(こんの けんや)

  • 登場作品:ドラマCD


今野英俊(こんの ひでとし)

  • 登場作品:VNV,AMC1,学恋V
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 二年生,三年B組?
  • 誕生日:5月1日
  • 関連人物:岩下明美《噂》,野々宮亜由美《恋人》,飴玉ばあさん《犠牲者》
  • 関連用語:校門《出没》
 『VNV』「飴玉ばあさん」、『AMC1』「新語り部集結」ルートなどに登場。
 基本設定として彼は「野々宮亜由美」と付き合っているのだが、その運命は飴玉ばあさんによって大きく捻じ曲がっていくことになる。

 かつては普通の優しい子だったが、ある日飴玉ばあさんに出会ってしまい、もらった飴玉に魅了されてしまう。狂おしいまでに飴玉を欲しがる彼は校門付近に待ち伏せては、ばあさんに飴玉をもらった者を片っ端から襲撃。
 「殺してでも奪い取る」を実践する狂人に成り果ててしまう。(今野くん、あそこに是非ともあなたと舌を交換したがっている男子生徒がいますよ)

 一方で彼の変貌に心を痛めた野々宮は独自に行動を開始。今野とやってることは同じだが、ばあさんとの取引のために犠牲者の眼球を抉り取ることを行っている。
 ただ、彼は飴玉を舐めては喜ぶばかりで彼女のことすらまるで目に入っていないように思える。彼女も見返りを求めるわけでないようだが、哀れに見える。「山形英俊」と言い、本当に「ひでとし」はロクでもない……。

 初登場の『AMC1』では以上の設定が通されているが、実は後発である『VNV』で出演した際は恒例のパラレル・ワールド設定が活かされたためか様々な展開が用意されており、こちらでは野々宮さんの隣のクラスに所属している。
 野々宮と立場が逆転し完全な犠牲者になる展開はもちろんだが、正反対の彼女を薬漬けにする極悪人設定も存在。彼が本来の自分を思い出して死んでいくENDも用意されているため、全体的な株は底辺から上がっていると言えるが。
 如何せんキャラとしては野々宮のオマケかも知れないけれど……。


 『学恋V』
 百人一首カルタ大会決勝にランダムで出現。此方でもやはり飴玉を欲しがっている。






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  • 「小出照夫」を「小出照男」に修正 -- 名無しさん (2020-11-10 22:59:02)
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最終更新:2021年03月12日 02:11