索引


錨草(いかりそう)

  • 登場作品:男怖
  • 種族:植物
  • 関連人物:守山成樹,景倉沙耶
  • 関連用語:トラック
 『男怖』「レッツ合コン☆」ルートに登場。
 とあるカップルが命を散らした所、人知れず咲くようになった一輪の花。
 四枚の花弁が直角に突出していることから「錨」の名が与えられている。

 花言葉は「あなたを捕らえる人生の出発君を離さない」等。


異形(いぎょう)

  • 登場作品:男怖
  • 種族:人間?
  • 関連人物:是枝雅隆
  • 関連用語:見世物小屋,よもつへぐい,狭間の部屋


生霊(いきりょう)

  • 登場作品:学怖,晦,学怖S,特
生霊


異次元(いじげん)

  • 登場作品:学怖,晦,学怖S,学恋2
  • 種族:スポット(学校の怪談
  • 関連人物:NONAME,島田《犠牲者》,大川大介
  • 関連用語:旧校舎の照魔鏡,無限廊下,悪魔の電話,狭間の部屋
 我々のいる三次元ではない次元、物理常識が通じない空間、パラレル・ワールドなどをひっくるめた総称。
 鏡の中や夜の旧校舎などから繋がりやすいようである。


異次元人(いじげんじん)

  • 登場作品:学怖,学怖S,学恋2
  • 関連人物:吉岡,目黒啓子,風間望《正体》
  • 関連用語:旧校舎の照魔鏡,ヤパーレ人,ヒデブ人
 上記の異次元に住んでいる人々。やはり侵略を目的としている?


ヒデブ人(-じん)
  • 登場作品:学怖,学怖S,学恋2
  • 種族:異次元人
  • 関連用語:ヤパーレ人《敵対》
 風間五話「謎に満ちた風間の秘密」に登場。
 話だけ登場する凶暴な異次元星人。風間さんたちヤパーレ人は争いを好まなかったために、彼らによって故郷の星を追われることになる。
 [某ハート様の至言とは多分関係ない……、はず?]

 『学恋2』夜イベント「おばけのひみつ」に登場。
 科学専門書「おばけのひみつ」によると、四本腕をしたゴリラと原人(洒落?)の中間のような姿をしている。
 見た目の通り凄まじいパワーの持ち主であり、その腕力は手を抜いた状態でさえ相撲取り十六人分に匹敵する。しかも本気だとドラえもん六〇体分に相当するらしい。
 ドラえもんのパワーが129.3馬力であるとの設定を考慮すれば、なんと7,758馬力! いかに馬鹿力であるかわかる。

 仮想敵の研究と対策の過程で木登りが苦手という弱点に注目した風間さんだったが……。風間さんらしい思考回路から導きだされた疑問に対して「いや、それはおかしい」とツッコむか、「ごもっとも!」とうなづくかはあなた次第である。

ヤパーレ人(-じん)
  • 登場作品:学怖,学怖S,学恋2
  • 種族:異次元人
  • 関連人物:風間望《正体》,岩下明美
  • 関連用語:ヒデブ人《敵対》
 風間五話「謎に満ちた風間の秘密」に登場。
 と、いうか風間望の正体のひとつ。
 地球人が原始的に見えるほど非常に高度な文明の持ち主だった。
 しかし、彼らが住まう星の寿命が尽きかけた、もしくは他の異次元星人・ヒデブ人の襲撃を受けたために故郷を追われることになった。

 風間望は種族の命運を賭け、移住先を探すべく各地に派遣された精鋭部隊の一人なのだ。好戦的な性格でなく、先住民を尊重するとの言葉は一応嘘でないらしく、無礼な態度を取らない限りは心温まる異文化交流の一幕として終わる―――。

 ただし、逆に風間さんを馬鹿にするような言動を取ると、地球人と判別不能な姿と圧倒的な能力によって密かに入れ替わっていくことを宣言する。
 静かに浸透……、支配することを示唆する冷ややかな続き方である。
 しかし――、指先で次元を切り裂いた風間さんを目にして、「この人、変」なんて台詞を吐ける主人公(プレイヤー)もどうかと思う。

 『学恋2』夜イベント「おばけのひみつ」に登場。
 数多の宇宙人に混じり、異次元人もまた地球を狙っているらしい。
 かつて同様に、ヒデブ人の手により大打撃は被っても壊滅には至らなかった模様。
 風間さんは名前の類似から『ウルトラマンA』等に登場するヤプール人の近縁なのではないかと推測を立てたが、真相は謎に包まれている。
 [案外、当時のスタッフもそこからネタを拝借したのかもしれないが。]

 学術書『おばけのひみつ』のイラストによると、紫色をした不定形の生き物に眼球をくまなく貼りついているいかにも異次元の生物らしい姿である。
 もしくは妖怪「百々目鬼(どどめき)」のような。

 が、岩下さんの正体としてビジュアルが挙げられた際(直後夢オチと判明したが)は「ピンク色をしただけ」であった。他の勢力が特徴を捉えていたのにひとつだけ適当?
 [もしくは彼らの姿そのものでなく、異次元の裂け目なのかもしれない。]


石の話(いしのはなし)

  • 登場作品:晦
  • 関連人物:伊佐男,舞,平太,河合,真壁,北崎洋子,マザー・アンジュ,成田
  • 関連用語:ンバンバ族,前田一族



苛め(いじめ)

  • 登場作品:学怖,学怖S,VNV,四八,AMC2,特,新生
  • 種族:現象
  • 関連人物:赤坂陽介,内山浩太,遠藤佳奈美,仮面の少女,細田友晴,桃瀬毬絵,新谷健也《犠牲者》
 集団間に属する成員間で被害者Aに対して加害者または加害集団Bによって継続的かつ執拗に行われる脅迫、暴行、誹謗中傷行為、など諸々の犯罪行為をまとめた通称。
 れっきとした犯罪であるため、この用語自体ある意味言い換え語とも言える。

 長期間に渡って被害者と加害者が接触しやすく、未熟な生徒児童が多い「学校空間」で起こりやすいとされている。
 また、学校は外部の監査の目が入りにくく、スキャンダルを嫌う運営法人に内向きで隠蔽処理されがちなため被害者である生徒児童は泣き寝入りから最悪死に至らしめられる――。

 このような構造は現実創作問わず、広く人口に膾炙したイメージであり、シリーズも主たる舞台が学校である以上はこのような悲劇を入り口とした怖い話を紹介するとして枚挙にいとまがない。


異世界転生(いせかいてんせい)

  • 登場作品:新生2
  • 種族:創作(ジャンル)
  • 関連人物:
  • 関連用語:トラック
 異世界転生とはある世界の住人が死後に別世界に生まれ変わり、その別世界での冒険を描いた作品の総称(ジャンル)。
 先行作品としては古くから存在するものの、2010年代前半から「小説家になろう」など小説投稿サイトでの隆盛をきっかけにして近年ではライトノベルジャンルにおける一大勢力となるまでに成長を遂げている。
 ただし、その定義は厳密なものではなくある世界の住人が生きたまま別世界に移動する「異世界転移」もまた異世界転生の一部とされることがあり、誤用だ誤用じゃないの論争も含めてこのジャンルにおける風物詩とされることもしばしばである。

 妖怪変化が跋扈し歴史モノとしての属性は薄いとはいえ、タイムスリップによる時代物であるハズの高橋留美子先生の『犬夜叉』が異世界モノと海外では見なされることも多いなど、まぁ深く考えないのが吉である。
 海外の一部界隈では異世界転生することを「isekaied」という動詞化表記する試みも行われるなど海を越えた知名度も高い。

 作品のメリットとしては、作品オリジナルの異世界を主人公に案内させるにあたって、主人公の魂が「現代日本の一般人」であることが多いため読者と価値観や常識を共有させやすく、前世と現世の差を説明する役として最適という点などが挙げられる。
 また、(流石に作劇上は動きがないためスキップされることも多いが)前世の記憶を持つため早熟な赤子時代から成長やコネクション作りの過程を描くことが出来、(神様チートなどを除いても)主人公に強さの説得力を生みやすい。

 なお、作中に登場する異世界は魔法などのファンタジー要素を除けば中世~近代の間から雰囲気や風物などを折衷したヨーロッパ風世界とされることが多いようだ。
 よって前述の要素を叶えるためには教育環境を整える必要があるため、転生した者は王侯貴族に生まれることが多い。

 現地における庇護者がいなければ着の身着のまま常識も言語もわからない異世界に放り出される絶望を味わうことになる「異世界転移」とは違い、現地における習俗、慣習を身に着けた現地民がもう一つの価値観を身に着けて世界を闊歩する醍醐味こそが「異世界転生」の特長と言えるだろう。

 反面、ジャンルとしては隆盛を誇り過ぎたがため、作品の玉石混淆っぷりは激しくその辺が読書家の揶揄や非難を浴びている面もあるのだが、ひとつのテーマに基づくようでいて実は多種多様なこのジャンル、一口で語り切るのは難しいだろう。

 『新生2』「赤い靴下」に登場。
 そのものズバリ「異世界転生して死亡」という選択肢が存在する。
 ただし、異世界転生した以上はその前段階として死んでるんじゃないかというツッコミを回避するかのように、実際は「異世界転移」として捉えた方が理解を早くするかもしれない。

 なお、転移(転生)のトリガーとしてここで登場するのが「トラック」。
 実のところ、異世界転生のはじまりは主人公がトラックに轢かれて死亡する――というパブリックイメージが強かったりする。
 実際は死因の率としてはそんなには高くないのだが、ここでは奇もてらいもなくトラックである。

 で、晴れて異世界転生した坂上君だが、一見は特に変わったこともなくいつもの坂上君である。
 とても強そうなのに雑魚モンスター、あまり強そうじゃないのに魔王、などというなんともなギャップがほのぼのさと恐怖を演出する異世界の国「ポッヘーランド」国王「ポへ」の前に不審者として引き出された坂上君であったが――。

 飼い犬のポへと全く変わらない姿をした国王を前にして不用意な発言をしてしまい、あえなく処刑という末路を迎えることも。
 なお、上記ジャンルを踏まえたプレイヤーにとってはコレ実は「あるある」ネタだったりする。 

 階級社会に慣れていない現代日本の住民が異世界の重鎮に無礼な発言をして鷹揚に許される、つまりは礼儀を知らない主人公をむりやり持ち上げると言い換えてもよい風潮が最初存在した。
 それに対するカウンターとして無礼にはそれ相応の処罰が返ってくる意趣返しが流行、もしくはジャンル内で定着したのだ。

 または坂上くん、ここで斬られたと思いきや実は不死身の肉体を転移に伴って得たことが判明する。
 すぐさま手のひらを返した権力者の業に全く気付かないまま、坂上くんは乞われるままに魔王退治の旅に向かうのであった……という展開も存在する。
 この辺は『ドラゴンクエスト』シリーズにおける王との謁見の間で復活する主人公のパロディかもしれないが、転生した者がなんらかの恩寵を神などの超常存在から授かることが多い「異世界転生」の要素の一つを取り上げたといったところが適切だろう。

 神からもらった力に振り回される愚者として描いて読者の顰蹙を買うか、それとも生まれ持った力を自分の武器として運命に立ち向かっていくか――、このジャンルにおける主人公の姿も様々である。



イチョウ

  • 登場作品:学怖S,AMC1,殺クラR
  • 種族:植物
  • 関連人物:竹内清《正体》,
  • 関連用語:殺人クラブ
 イチョウ(銀杏)は裸子植物門イチョウ綱の植物。
 黄に色付く葉の美しさ等から街路樹によく採用されており、秋季になると我々を楽しませてくれる。
 が、管理は結構大変。葉は油分が多くて普通には捨てられないし。

 だけど、銀杏おいしい。
 茶碗蒸しの底とかによく沈んでいるのしか知らないけど。
 あと、秋になって上を見上げてばかりいると、下に落ちてる銀杏の実(正確には種子らしい)の外皮が異臭を放ったりしてなんか嫌。
 踏まないよう注意すべし。なお、「銀杏」と書く理由は実の形が「杏(アンズ)」に似ていること、核の殻が銀白色に見えることによるのだそうである。

 ほかに葉が薬用に用いられるらしい。
 ただし、毒性も強い。紫陽花のように生で食す者が現れないとも限らないが……とりあえず専門医に指導を仰ぐのが吉である。
 銀杏おいしい。ただしそれも過剰摂取は中毒につながる恐れあり。
 「4'-メトキシピリドキシン」という成分がビタミンB6のはたらきを阻害・欠乏させ、成人でもおおよそ40粒以上食べると嘔吐やけいれんなどの症状を起こすとされるので注意が必要である。

 寿命は長く、樹齢千年以上と伝えられる古木も存在する。
 種としても息が長く、実に二~三億年前から現存するご存知「生きた化石」である。
 恐竜絶滅と時を同じくしてその数を大きく減らし、現代ではただ一種が残る。
 これは地球全土の寒冷化もさることながら競合する植物と比較しての繁殖力の低さも大きく関わっているのだろう。

 花言葉は「しとやか鎮魂長寿」等。

 『学怖S』隠しシナリオ「復活・トイレに行かない男」に登場。
 イチョウは雌雄異株の植物である。
 つまりは雄の木と雌の木が別々に存在し、双方揃わなければ実を結ぶことが出来ない。動けない植物は花粉を運ぶのに風や虫といった偶発的要素に頼る必要がある。

 そんな事情から、ここにイチョウは単独での受粉「自家受粉」も可能な他の植物との競合で大きく水を開けられることになる。
 そのため、現代での繁栄はもっぱら人の手を借りたものとなる。
 人の手が入らなければ滅ぶ定めにある歪な種、そう聞くとさしずめ「染井吉野」や「おかいこさま」などと近縁のようでもある。

 そんなかのシナリオを一言で述べるなら孤独な男の花嫁探しである。
 しかしなのに銀杏の嫁とはこれいかに?

 とにかく、学園構内には銀杏並木があるらしい。
 そのスポットはシリーズ以降後は「殺人クラブ」の噂と結び付けられ、「校庭の右から三番目」のイチョウの木に殺したい相手の名前を書いた赤い紙を結びつけることがかの集団に依頼するための手段になっている。


市松人形(いちまつにんぎょう)

  • 登場作品:探偵局,特,流神A


いっ……いい!!

  • 登場作品:学怖,学怖S
  • 種族:セリフ(迷言)
  • 関連人物:坂上修一《迷言》
  • 関連用語:悪霊《?》
 風間一話「七不思議の会に何かが起きる…」に登場。
 コップの水に映った怪物=坂上に襲いかかられ、反撃の一手に出た風間さん。
 ここで坂上が常識的反応「いっ……痛い!!」を取ると、風間さんが嬉々としてちょっとした豆知識を披露し、坂上を含めた皆は思いっきりしらけてしまう。
 直後ちょっとした怪奇現象が起こるも釈然としないまま話は終わる。

 が、二択の内こっちを選ぶと話はよく分からない方向へと転がっていく。
 鼻の穴に指を突っ込まれたと言うのに、なぜか坂上に襲いかかったのは快感。
 坂上が単にドMだったのか、彼が無理矢理誤魔化した通り霊の仕業であったかは定かでは無いが、この反応には風間さんも慌て皆は冷ややかにこれを見る。

 実は風間の話で怪奇現象はさして珍しくない。
 ズッコケの後に小さな違和感がやってくることはしばしばである。
 だからと言って、奇行を全て回避したと思ったら今度はシリアスモードに移行した風間さんと共に本物(今回はラップ音)がやってくる。
 そんなこと言っても坂上の快感まで霊のせいにするのは苦しいだろうが。
 [何か(=プレイヤー)に操られて吐く迷言と言えば、サウンドノベルの主人公にはデフォな習性のひとつだろうか。無個性の中にある個性である。]

 ちなみに人体の急所が鼻にもあると言うのは本当の話。
 特に鼻の直下「人中(じんちゅう)」は場合によっては致命傷にもなりかねないので風間さんのマネは絶対にやめましょう


遺伝子操作(いでんしそうさ)

  • 登場作品:新生
  • 種族:行為
  • 関連人物:松岡奏次郎
 『新生』「危険な転校生」に登場。


イボガエル

  • 登場作品:学怖,晦,学怖S,流神A
  • 種族:アイテム
  • 関連人物:風間望《所有》,鈴木由香里《噂》,桑原智子《魅了》
  • 関連用語:こっくりさん《親類》,前世
 イボガエルとはカエル目ヒキガエル科に属する蛙、もしくは日本に生息するアカガエル科の「ツチガエル」の別称であり、そのものズバリの学名を持つ種は存在しない。

 風間六話「風間の怪しい前世占い」に登場。
 怪し過ぎる風間さんの輪にかけて妖しい前世占い(イボガエル・コース)のバリエーションのひとつとして登場。曰く「こっくりさん」に似た占いだが、十円玉の代わりに催眠術をかけて動けなくした本物の蛙を使用するという点で異なる。
 そして、降ろす神も全世界のイボガエルを統治するイボガエルの神さま(なんぞ)と言う謎っぷりである。また、神に伺いを立てられることも一人につき三つまでと言う、よく分からない制約付きである。が、やっぱり要求される一万円を支払えば続行される……。
 で、導き出される占いの結果は例のごとく聞かなきゃ良かったと思うもの。
 しかも、占いを終えた後は道具にしたイボガエルを処分(オモチャのこともあるが)しないといけないと言う、気分の悪いオマケ付きである。

 由香里六話「結婚にまつわるできごと」に登場。
 上記を踏まえた上で展開されたであろうネタが散らされている。それもそのはず、由香里六話は『晦』名物の風間ネタ話。
 風間一族が式場に選んだホテルには「イボガエルの間」が存在し、最近の女子高生の間では「イボガエル様」と言う何かが流行ってるらしい。
 由香里姉さんの講義によれば、魔女の眷族とも言われる彼らは独特の魔力を持つとされ、安易に手を出すことは危険である旨を語っている。
 占いで一悶着あった姉さんらしい含蓄ある一言である。

 隠しシナリオ「風間の世界」ではその余勢を借り、さり気なく登場。頭の上にイボガエルって目印には最適だろうが……。

 そんなイボガエル様(←しつこい)であるが、近年「アパシー」となっては風間に王子属性が付いてしまったためか、イマイチ垢抜けないアイテムのためかは定かでないが、再登場の兆しはない。
 こっくりさんがスタイリッシュかと聞くと甚だ自信はないけど……。

 [蛙は「返る」「変える」などに通じることから金運にまつわる縁起物であり、本項にもある通りの醜いイボガエルと、姿の可愛らしいアマガエルや鳴き声の美しいカジカガエルの対照のように見る者の評価が両極端に分かれることを考えると、実に興味深い。
 また、存在からしてよく分からない「イボガエル様」だが、各地に存在する「蛙石」や諏訪大社の「蛙狩神事」にあるように蛙と日本古来からの信仰との関わりは皆無ではない。]

 『流神A』「ひきこさん」に登場。
 こちらではヒキガエルの分泌物「蟾酥(せんそ)」こと通称ガマの油に着目している。
 ただし、その用法は傷薬として知られるものでなかった。
 ちなみに、俗に言うガマの油もそのままでは有害のため、直接肌に塗布するのは全く薦められない代物である。



芋虫女(いもむしおんな)

  • 登場作品:学怖,学怖S


異類婚礼譚(いるいこんれいたん)

  • 登場作品:晦,AMC1,送り犬,男怖
  • 種族:
  • 関連人物:
  • 関連用語:モノノケ様,送り犬,人魚,境界
 神話や民間伝承に良く見られる物語類型のひとつ。
 「カエルの王子様」や「人魚姫」、「雪女」などが代表例である。
 神や妖怪、獣など人でない者と婚姻を結んだ人間が一時的に富や幸福を得るが、何らかのタブー(「見るな」)などを犯したため破綻すると言う展開が多い。




インキュバス

  • 登場作品:学怖S,AMC1
  • 種族:悪魔
  • 関連人物:ケツ,大川大介《正体》
 悪魔の一種であり、夢魔もしくは淫魔とも言う存在である。
 夢精はこの悪魔の仕業であると言い、就寝中の女性の夢に自分にとって最高に魅力的な男性の姿をして現れ、精気を奪い去っていくとされる。
 なお女性型の淫魔はサキュバスと言い、こちらは男性を誘惑する。
 一説にサキュバスとインキュバスは同一の存在とされることもある。この解釈によると彼/女は男性から奪い去った精液を用いて女性を孕ませるという。

 ともあれ、この悪魔の毒牙にかかった女性は妊娠してしまうことから、中世ヨーロッパでは不義密通の言い訳としてこの悪魔が用いられたと言う。
 悪名高い貞操帯も密かに合鍵を作らせ、夫の不在中に逢瀬を楽しんだ女性がいたというのだから、暗黒時代においても何とも逞しい、女は強い。

 ところで美男美女の姿で繕ってはいるが、本来の姿は醜悪ともされているため、案外大川は原典に忠実な悪魔なのかもしれない。不細工な姿をして、わざわざ仕事をしにくくする理由も見つからないが、やはり本人の言う通り下っ端に過ぎないためだろうか。

 なお、この用語の初出は『VNV』に登場した大川大介ではなく、『学怖S』ではじめて詳細を語られることになったアイドル・ケツの正体であったりする。
 ケツはアイドル活動をすることによって悪魔としての仕事をやりやすくしていたのだが、多くの呪術に知られるように真の名前を知られたことによって力を失い、早苗ちゃんの言いなりになってしまう。

 アパシー内での設定は『鳴神学園短編集』「綾小路行人の憂鬱」内で語られたのが初出であり、ゲーム内での言及はまだない。基本設定として踏襲するとは考えられるが。

 これによると、インキュバスとは山本三郎(ベリアル)と同じくソロモン72柱に数えられる大悪魔白井優子(アスモデウス)麾下にある下級悪魔らしい。ただし、これは大川大介を指して言ったため、大川自身の真名もしくは西洋圏での通り名がインキュバスであるか、大川を内包する悪魔内の一種族を指していったかは不明である。
 なお、アスモデウスは俗に言う「七つの大罪」の内「色欲」を象徴する悪魔としても有名である。




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最終更新:2021年04月21日 17:52