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岡崎幸枝(おかざき ゆきえ)

  • 登場作品:学怖,学怖S,鳴七
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 生徒
  • 関連人物:岩下明美《噂》,藤臣秀人《恋人》
  • 関連用語:ルーベライズ《所有,呪い,犠牲者》,旧校舎,オルガン
 岩下六話「幸せの石・ルーベライズ」に登場。
 今から二十五年ほど前に、学園に在籍していた生徒。
 願いを叶える石「ルーベライズ」を所有していたが、事故に巻き込まれて命を落としてしまう。彼女の墓には例の石が今も共に埋まっているらしい。

 ……と、そんなクラスメートの噂話を聞いたことをきっかけに利己主義の権化「大川百合子」が呼び寄せられてしまう。
 彼女の遺族に頼んだりそうでなかったりで墓前に参ったとして、実際やる事が墓荒らしなら岡崎さんの霊もそりゃ怒るだろう。大川さんは岡崎さんの霊によってルーベライズのペンダントで首を絞められ、遺灰らしきものを口に詰められて殺されてしまう。

 と、これは簡潔に終わるパターンである。この場合だと目撃者はいないので結果から岩下さんが話を導き出したことになるが、話全体としては序の口、あまり深く突っ込むものではないのかもしれない。 
 この話ではルーベライズを求めて犯罪に走る大川さんを導入部として、そこから挿入される岡崎さんの過去話がルーベライズの恐ろしさを伝える上で大きな役割を担う。大川さんはその脅威と危険性を受けてオチをつける、なかなか変則的な構成である。

 岡崎さんがルーベライズを入手した経緯も彼女自身が財閥のお嬢様であったものと、財閥の御曹司「藤臣秀人」に求婚の証に贈られたものとに、二分される。
 後者については同項に記述を譲るとして、この項では前者について語る。

 父が海外土産として入手してきたものを気に入ってペンダントに加工してもらったものを常に持ち歩いていたらしい。
 この場合はお嬢様ゆえに、願いを叶えるという属性をさして気にしていなかった事が仇となってしまうのだ。

 幼い頃から英才教育を施され、ピアノの名手だった岡崎さんは将来ヨーロッパへの留学が決まっていたが、日本から離れたくないと言う理由から本人は嫌がっていた。高校の間、日本に留まったのも親に多少の無理をきいてもらったためである。
 父の勧める名門女子校を蹴って一般的な学校([もっともシリーズ始動後の「鳴神学園」の場合は普通とはいいがたいだろうが……])への進学を希望した辺り、この時代の女性としてもしっかりした意志を持った人物と言うことがわかる。

 しかし、彼女も恵まれた環境からは逃げられなかった。
 世には色々な境遇の人間がいる。富める者貧しき者、その他諸々……。
 環境に反発するだけでなく、時には利用することも大事なことのハズである。
 もちろん不遇にかこつ必要はないが、人より先に進める状況なのにそのメリットを活かさないことは、もはや罪悪と考えて良いかもしれない。[ほら、どっかの双子(姉)がそっち向いて睨んでる。]

 そんなわけで、ささやかな夢を見るのもいいが、その夢は恵まれた環境に甘えてもいるという旨を、語る岩下さんは話の中でおっしゃられている。
 そんな岡崎さんだが、当時は現役だった旧校舎に置かれた古びた「オルガン」に惹かれるまでは良かった。
 欧州に行きたくないと願うのも良い。ただ、それに応えるかのようにオルガンに挟まれて指を失ったことは悲しむべきである。

 ルーベライズに願ってこれらの結果が招き寄せられたことに岡崎さんはある程度満足してしまった。
 歪んだ形で願いが叶っていることにもう少し恐れるか疑念の目をルーベライズに向けるべきだったのにも関わらず、である。

 売られた(壊れた)オルガンを思うのは良いが、少しはその気持ちをお父様に向けても良かったのではないだろうか? 
 彼女はオルガンの後を追った。岡崎さんに対して遠くに売られたと先生から説明されたオルガンの行方も、実際は優しい嘘であり実際はお父様の怒りを買って壊されてしまったこと。そして、そのオルガンに会いたい=死ぬしかない、ということである。

 ついでに言えば、娘の死を嘆き悲しんだ父は、まもなく病に身を侵され亡くなってしまったという。
 ここに、彼女の願いは全て叶えられたことになる。願いが無垢であった分見てくれは綺麗だが、本当にそれでいいのだろうか?

 と、ここまでが両親が揃っているパターンである。
 同じく財閥のお嬢様で父親の愛を一身に受けた岡崎さんだったが、何一つ不自由なく育った彼女にはただ一つ母親がいないと言う悩みがあった。


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 『鳴七』登場予定。


 (発売前の節) 



岡沢真里(おかざわ まり)

  • 登場作品:探偵局,2008,流神A
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 一年K組→二年C組
  • 年齢/誕生日:15歳(2008)/1月2日
  • 身体:162cm/?kg ♀ O型
  • 好きな/嫌いな食べ物:あんぱん、たい焼き/酢豚
  • 関連人物:山本繁,妖怪ベロリ
  • 関連用語:七不思議の集会,語り部(2008),黒魔術研究会《所属》,リルケ《所有》,呪い
 「七不思議の集会(2008)」に招かれた語り部の一人。
 しっとりとした黒髪をゆるく編んだお下げにし、顔の下半分をリルケの詩集、上半分を眼鏡で隠した女生徒。常に「くすくす…」と薄笑いを浮かべつつ、囁くような薄気味悪い喋り方が特徴的である。

 『探偵局』第十三、十四、十八話に登場。
 確証こそ取れていないが、作中に登場した「呪い」の多くに関わっているようである。
 賽臥が試しに「天眼」で彼女を確認してみたところ、今までに見たことがないほど巨大な黒いオーラが確認できた。

 [現状では尻尾を掴むことが出来ず、得体の知れなさと大物感のみが先行する顔見せとなった。『2008』シリーズの進行に期待するのみである。「中山真美華」と言い、どうもめがねっこは信頼できない……。]

 第十三話「呪いの絵馬」。


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 第十四話「妖怪ベロリ」。


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 第十八話「葉守りの神」。


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 『流神A』オープニングに登場。
 ビジュアルの一新に付き、印象がかなり変わった一人。眼鏡でお下げと文中にあるのになぜか立ち絵ではそんなことは無いが、まぁご愛嬌である。
 「図書室」で「柴田」と遭遇し、あまり噛み合わない会話を相互に交わした。
 軽い柴田は岡沢のことも美人と認めたが、どうも薄気味の悪い印象の方が先立ったようだ。 


小笠原聖(おがさわら さとる)

  • 登場作品:男怖
  • 種族:人間
  • 関連人物:守山成樹《親友》
  • 関連用語:狭間の部屋,三途の川,トラック
 『男怖』「邂逅」ルートに登場。


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岡田和彦(おかだ かずひこ)

 『VNV』「学校であった怖い話」に登場。
 怖い話を聞きに行っただけなのに(プレイヤー目線では)いつもの面々にさんざん脅された挙句、六人しか集まらず「七人目」も現れないなど、どことなく腹立たしい胸の内と一週間後に爆発する異常性の片鱗を抱えたまま帰宅した坂上修一だったが……。

 その翌日、日野先輩に六人しか集まらなかった旨の苦情を告げに行くと、当の本人からはけげんな顔で迎えられる。
 なんでも集会の日は昨日ではなく今日だという。しかも岩下や新堂といった名前にも聞き覚えはないのだという。

 前置きが長くなったが、この項目にある「岡田和彦」さんは、『VNV』本編の作品世界において本来「七不思議の集会」に参加すべく日野先輩が声をかけた語り部のひとりである。

 ただし、彼個人については語る余地が無い。
 せいぜい人の好さそうな顔をしているなどの坂上からの印象を拾える程度である。それでいて、集まった七人のうち唯一名前が出たということ、七つ具体例が出たよくある学校の怪談のうちいずれか一つを語ってもらえたということを察することができる。

 あくまでも彼らは主人公「坂上修一」を取り巻く世界の前提が覆された証明として置かれたに過ぎないのだろう。
 事実、岡田さんたちが話してくれた話も坂上にとっては心に残るものではなかった。
 坂上はここから昨日の岩下さんたちの話と、語ってくれた本人たちを探し求めるのだが、影すらつかめず。

 それから坂上は岩下さんたちの話によって日常が浸食されていき、日ごとに精神を狂わせていく。一週間以内に岡田さん達の話してくれた怖い話を記事に取りまとめるという日野先輩からのオーダーも、当然ながら完全にすっぽかされることになる。

 言ってしまえば、いつもの語り部たちが夢まぼろしのようなもので、(日野先輩にとっての)本命は別にいたというのは『学怖(S)』風間七話「語り部たちの正体」の変種である。ただ、周辺の経緯こそ異なれど実際に後日談として続いてしまったパターンこそが『VNV』と考えて両シナリオを比較してみるのも面白いかもしれない。


緒方京子(おがた きょうこ)

  • 登場作品:殺クラR
  • 種族:人間
  • 職業:専業主婦
  • 関連人物:緒方麻紀《娘,依頼》,緒方麻衣《娘》,玄武拓馬《知人》,佐伯《ターゲット》
  • 関連用語:殺人クラブ《所属》
 二人の娘を持つ穏やかで優しい母親。
 娘たちと共に『殺クラR』のメインヒロイン(!?)扱いである。
 どんな時も二人の娘を笑顔で見守っている。

 娘の緒方麻紀のクラスメートである佐伯とその取り巻きの行き過ぎたいじめにより、スーパーの帰りにナイフで腕を切られるなどの被害を受けた。
 それでも心配掛けまいと明るく穏やかに娘たちに接する様子から、麻紀や麻衣は彼女の遺伝子をしっかりと受け継いでいるのだろう。
 彼女の優しさが麻紀に家族を守りたいという勇気を奮い立たせ、麻紀は殺人クラブの噂に立ち向かうことになるのだが……。

 実は彼女の正体は殺人クラブの初代総長であり、佐伯たちに命を狙われるが逆に返り討ちにした。
 麻紀が彼女の正体を知らなかったことや、彼女自身が自分の世代にはそんな噂はなかったととぼけている辺りから、殺人クラブに世襲制はなく彼女は娘たちを巻き込まないつもりでいたことが窺える。
 しかし佐伯たちの一件により、結果的に麻紀の前で殺人クラブであることを明かし、麻紀を殺人クラブに巻き込むことになってしまった。

緒方麻紀(おがた まき)

  • 登場作品:殺クラR,追加,鳴七
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 三年A組
  • 年齢/誕生日:17歳/6月28日
  • 関連人物:緒方京子《母》,緒方麻衣《妹》,真田亮太,玄武拓馬,大沢先生《部活》,加瀬ひなた《知人》,佐伯《いじめ》
  • 関連用語:弓道部,殺人クラブ《所属》
 『殺クラR』のメインヒロイン。
 いつでも笑みを絶やさない大人しく優しい女生徒。
 殺人クラブとの出会いが彼女の運命を大きく変えることになる。

 二年の時まではクラスメートの「佐伯」とその取り巻きから陰湿ないじめを受けていた。
 いじめられても常に笑顔でいる彼女に苛立った佐伯は、ある日彼女を動揺させるために殺人クラブの噂を持ちかけてくる。
 佐伯たちに家族もろとも殺されかけるが、初代殺人クラブの総長である母に助けられる。
 母の裏の顔を知り唖然とする彼女の前に「玄武拓馬という殺人クラブのメンバーが現れ、殺人クラブの正体を知ってしまった者は死ぬか仲間になるかだと迫られてしまう。
 彼女は殺人クラブのメンバーになることを決意し、笑顔で佐伯を殺害するのだった。

 『探偵局』や「学怖2008」に登場する緒方麻衣の姉である。
 殺人クラブとの関連など、1995と2008を繋げるキーキャラクターの一人と言える。
 第三話で弓道部のマネージャーであると判明。
 将来は栄養士になるのが夢らしい。


 『追加版』隠しシナリオ「殺人クラブ リベンジ」に登場。
 「七人目」である玄武を連れてほかの語り部が帰った後の新聞部室に現れる。
 簡潔かつぶっきらぼうに話を終えて足早に去る玄武のことをフォローしつつ、共に去っていった。

 実際その日は玄武と一緒に「殺人クラブ」の活動の一環として殺人鬼だった「上石先生」をマークしていたようで、殺そうとした坂上に返り討ちにされて重傷を負った彼にとどめを刺す。
 正当防衛かつ無我夢中とはいえ、俗にいう覚醒状態に陥った坂上に興味を持ったようだ。   

 『鳴七』登場予定。


 (発売前の節) 


緒方麻衣(おがた まい)

  • 登場作品:2008,探偵局,流神A,殺クラR
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 一年I組(2007年時点),二年F組(2008年時点)
  • 関連人物:緒方京子《母》,緒方麻紀《姉》,工藤光輝《部活》(2008年時点),赤間理沙,朝比奈卓也《部活》(2007-2008年時点)
  • 関連用語:新聞部《所属》(2007-2008年時点),七不思議の集会《反対》
 『2008』1話「十三年目」に登場。
 「朝比奈卓也」発案の「七不思議の集会」開催をなぜか強硬に反対し続ける新聞部女子部員。
 部長である自身が全責任を取ると言ってのけることで副部長の「赤間理沙」をはじめ部員たちの理解を取り付け大勢は決まったのに関わらず、開催の当日になってなお部長の前に立ちはだかる。

 そこに学園運営サイドにも強い影響力を持つ「真行寺葵」が出席者として現れたことによって、負け惜しみとも警告とも取れる言葉を残してその場を去った。

 『探偵局』第十一話、十八話に登場。
 『2008』から一年前の時間軸、朝比奈部長いわく「自分の思ったことは何もしゃべれない控えめないじめられっ子」だった頃の彼女の姿が描かれる。

 十一話「赤い鏡」。
 探索中の主人公「賽臥隆恭」が教室で独り泣いている彼女の姿を目撃する。
 を握り締めている辺りから察するに「いじめ」に遭っているようだ。
 だが、賽臥も差し迫った事件の途中で見ず知らずの人間をどうこうできるわけもなくいたたまれない気持ちを抱えたままに去る。

 十八話「葉守りの神」。 


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 『流神A』オープニングに登場。


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岡辺芳郎(おかべ よしろう

  • 登場作品:最終
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 教師
  • 関連人物:新堂誠《噂》,園村淳一,佐々井重子,伊勢学《同僚》
  • 関連用語:旧校舎
 『最終版』追加シナリオ「教師編」に登場。


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岡本のり子(おかもと-)

  • 登場作品:晦
  • 種族:人間
  • 関連人物:鈴木由香里《仕事》
  • 関連用語:骸骨《魅了》カニバリズム,,ネクロフィリア,死神
 由香里五話「遺跡で起こった事件」に登場。
 一年くらい前、由香里が江戸時代の寺院遺跡発掘のバイトに参加した際に知り合った女性で、ぱっと見の印象通り普通の人である。一人娘と言う自分の身分を弁えており、両親を心配させることのない、よく出来た人間だったらしい。
 が、実は変わった趣味の持ち主であり、その奇癖がアルバイトの内容と合致したことで、彼女は運命の出会い、または(現世への)永劫の別離、もしくはその両方を果たすことになる。

 その趣味は遺跡の各所に点在した墓穴に入ることを閉所恐怖症ならぬ愛好症だったり――。
 「骸骨」を愛し、今となっては無機物に過ぎない筈のモノを終いには異性として見ていた半ば「ネクロフィリア」の究極の愛だったりと、実にすさまじいものがある。
 本当に彼女の恋は実ってしまうことの方が多いのだが、無理矢理実をつけたのは彼女の努力によるもの。その行動力には由香里も目を見張るものがある。姉さんの知人はその多くがハイスペックの持ち主なのか。

 ただし岡本さんの話は由香里節が炸裂するだけあり、主に由香里のせいで彼女(とその遺体)は悲惨な目に遭うことも多い。
 由香里は彼女に友情を感じていたことを思わせることもあるが、その表現方法はドライの極みである。死にきれなかった岡本さんの傷口を開いてあげた、彼女の遺骨を売り払った、という犯罪をあっけらかんといいのけるのだからすさまじい。



荻島貫(おぎしま かん

 『月下美人』第一巻「地獄屋敷」に登場。


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荻野有矢(おぎの ゆうや)

  • 登場作品:追加,小学怖,秘密
  • 種族:人間(マサイ族)
  • 職業:鳴神学園高校 一年生
  • 誕生日:10月4日
  • 関連人物:荒井昭二《クラスメート,友人,部活》,荒井規子《噂》,時田安男《部活》
  • 関連用語:人狼
 『追加版』荒井シナリオ「正しいフィギュアの作り方(改訂)」に登場。
 趣味人荒井昭二、一年生の時のクラスメート。
 効率とは無縁な時間をひたすらかけるタイプの勉強法で成果を出すタイプの勉強家で、実際成績はかなり良かった。
 いわゆる無趣味の人間だったが、このままではいけないと思い、多趣味人間の荒井さんに接触しなにかいい趣味はないかと助言を求めた。

 ただし、彼が求めたのは勉強に累を及ぼさないよう時間も労力も使わない趣味である。
 ここでそこまで没頭している勉強は趣味にならないのか? と言う疑問が荒井さんの口から出たが、彼にとって勉強は趣味になり得ないそうである。 
 いくら候補を並び立てても首を縦に振らない彼にいい加減辟易した荒井さんであったが、ある意外なものに彼は飛びつく。

 そして次の日。
 彼は顔に派手なペイントをして登校してきていた。
 荻野君が選んだ趣味とは「化粧」、
 最初はまだ良かった。荻野君は模範的な生徒であったから教師も眉をしかめた程度である。
 が、彼の趣味は向上心に従い段々とエスカレートしていく。真面目だけになお性質が悪い。

 趣味も突き詰めると突き抜けてしまうのか、彼の到達点は「マサイ族」である。
 それだけ聞くとまるで笑い話のようであるが、実際は怖い話である。
 例えば、朝登校してきて自分の隣の席にマサイ族が座っていたらどうする? 
 それも全身真っ黒で半裸なんてもんじゃない、喋る言葉も理解不能で日本語が通じるかも怪しい、槍持ってるし機嫌を損ねたらいつ突かれるかわからない、そんな奴がクラスメートだったら。

 当然そんな状態に陥った荻野君のことを先生が放っておくわけもなく強制的に矯正措置が取られたが、とりあえずメイクを落とそうとしてみてもまるで地肌のように落ちない。
 その結末についての記述は、ここではなく娘の手番に譲るとしよう。

 『小学怖』火曜日「化粧道」に登場。
 父・荒井昭二から聞かせてもらったかつての友人の話という形で今回は娘・荒井規子が聞き手に向けて彼の話を語る。
 大まかな筋こそ変わらないものの、悪趣味な観察者としてのコメントが要所に挿入された父とはスタンスが異なる。
 細部の蘊蓄や過程部分が強化されているほか、尊敬する父の友人ということもあって、娘の語りは荻野さんに向ける敬意に満ちていたりするのも特徴である。

 ちなみに、こちらの荻野さんが最終的に到達したのは「マサイ族」ではなく「狼男」だったりする。
 とは言え、荻野さん本人は病床で動けず家族に看取られながら死を迎えていたのにも関わらず、その間学校に通っていたのは何者か?

 という答えの出ない論点以下、謎に満ちた後日談の多くも上記「マサイ族」のパターンと一致する。
 荒井親子が仮説を立てるとして、荻野さん本人の魂か妄執そのものが実体化したのか、それとも人知れない何者かが現れたのか? そこまでの真相も、またわからない。

 ただし、怪物が荒井昭二に別れと感謝の言葉をかろうじて人の言葉で告げたこと。
 そして、鳴神学園構内に、狼男の痕跡や襲撃の記録が時を経てなお刻まれ続けていること、これは確かである。
 [メイキャップから生まれた怪物は、毛皮や着ぐるみという実体がある分、本人が死を迎えた後に独り歩きし続けてもおかしくない。少なくとも連想は働くかもしれない。]

 『秘密』「時田さんの映画に出演を頼まれたんだ」ルートに登場。


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荻野洋子(おぎの ようこ)

  • 登場作品:レンタル
  • 種族:人間
  • 関連人物:篠田俊郎《仕事》
 『レンタル家族』「家族写真」に登場。


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奥沼美里(おくぬま みさと)

  • 登場作品:学恋2,学恋V
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 三年生
  • 関連人物:奥沼美貴《姉》,岩下明美《友人》,坂上修一,吉田達夫《知人》,早坂桃子
  • 関連用語:園芸部《所属》,花壇,花壇の恋,ホレホモンZ
 初出は「鳴神学園短編集」に収録された書下ろし小説「花壇の恋」。
 『学恋2』にはその余勢を駆り出演し、先に描かれた設定も引き継いでいる。

 「園芸部」部長を務める女生徒で、岩下明美とは友人関係にある。
 やや激昂しやすくヒステリックなところもあったが、夏休み前に色々あって(「花壇の恋」参照)、心機一転したらしい。以降は長かった黒髪をすっぱり切って、さっぱりとした気風を見せる。女子からの人気も上々らしい。なんだって!(宝塚口調)
 [竹本ネタは置いといて、岩下編がタカラヅ……はっ、な雰囲気になってしまったのは彼女の影響な気がしないでもない。ま、たとえばガラスの仮面風にやられても困りますが。]

 とにかく、時を同じくして施設で療養中であった姉の「奥沼美貴(-みき)」も回復の傾向にあり、すべては好転の方向にある。

 『学恋2』岩下編では新入部員達の特徴を見定め、的確な助言を返してくれた。
 彼女もひとつの組織の長である以上、人を見る目は確かなようだ。
 いざ公演当日になると、彼女も親友の晴れ姿を観に来てくれるのだが、その際になぜかヘンなのと付き合わされる羽目になる。奴は味はあるのだが、成り行き起こったトラブルのせいで芝居はほとんど見れず仕舞いになってしまう。

 同じく『学恋2』風間編では夜イベント「ホレホモンZ」に登場。
 こちらは「花壇の恋」の前の時間軸であることもあり、髪を切る前の姿での出演となる。
 先の一覧を見れば瞭然とは思うが、この媚薬の犠牲者って風間さんにとってはどっからどう考えてもハズレばっかりである。長官……試射の相手がテキトーすぎます。
 そんな中、若く麗しい女性である彼女の訪問は珍しく当たりに見える。

 が、風間さんの邪な野望はお互いの天然で無惨に打ち砕かれるのだった。
 据え膳食えぬはなんとやら。嗚呼、ラーメン――。
 てか、アレわざとやったとしたら奥沼さん悪女過ぎっす。



小倉(おぐら)

  • 登場作品:学怖,学怖S
  • 種族:人間→霊
  • 関連人物:石川小夜子《恋人》
  • 関連用語:ルビー《呪い》
 福沢四話「旧校舎の十三階段」に登場。
 違う高校に通いながら、鳴神の生徒である「石川小夜子」と付き合っていた男子生徒。アルバイトをしてお金を稼ぎ、学生の身には重い「ルビー」の指輪をプレゼントした。
 だが、彼は不幸にも病に倒れ、そのまま亡くなってしまう。
 しかし、あまりにも早すぎる彼の死はそのまま愛が消え去ったことを意味しない。
 彼が死の間際に残した「この先どんなことがあっても、僕の気持ちは変わらない」と言う想いは、あるはずのない「この先」にも彼女のルビ-に宿る。

 彼の死後、彼女の心を手に入れようと言い寄る「深山」先生と彼女が付き合いはじめたことを見て、彼女の心変わりを見過ごすまいと、彼女が嵌めたルビーから血の涙を流すことで阻止。見事、彼女を守ってみせた。
 しかし、その後は指輪を外そうとしても外すことは出来ず、ただ血の涙を流すだけだった。そして、時が流れて、彼女の前に信頼できる男性が現れる。そして―――、

 彼の束縛の呪いが解放の祝いに変わるシーンは『学怖(S)』でも屈指の名シーン。
 福沢は石川さんの性格を考え、ちょっとした未来への不安を投げかけるが、まだかけられた信頼は裏切られていない。
 彼が愛を伝えるために用いた手段がどちらかと言えばいじらしい点や、恋人を束縛はしてもそれを単なる戒めに留めたことによって、彼はシリーズ全体でも珍しい相手を尊重する形で愛を体現した人物と言える。


緒田(おだ)

  • 登場作品:晦
  • 種族:人間,吸血鬼
  • 職業:高校生
  • 関連人物:佐原
  • 関連用語:死を招くベッド,予知,トラック《犠牲者》
 正美六話「死を招くベッド」に登場。
 「死を招くベッド」の犠牲者候補の一人で、生意気な女子高生。
 石井さんにいきなり話を振っておきながら、返答がアレだったとは言えオタッキー呼ばわりしたりと、口が悪い。態度も悪い。
 そんな彼女も奇人変人揃いな五人の中では優先度三番目といったところ。と言うか、金ぴかアフロの印象が悪すぎるとも言う。
 あと、どういうわけかグラフィックが非常に赤いが、気にしてはならない。

 そんな緒田さんが遭遇する災厄は三種類。
 「シーツに込められた怨念」、「死を予知する眼球」、「看護婦の罪なき悪戯」である。三番目だけやけにショボいが、それには理由がある。
 実は彼女、「死を招くベッド」及びそれに付属する怪異に遭遇しながら唯一生還した人である。ただし、その「人」の後に続くのは間でなく外だが。 

 前二つは普通に死亡するが、三番目では彼女「吸血鬼」となっている。
 あっさりとベッドの呪いを地縛霊と看破し、雑魚と言い切って消滅させた。その前に怖がらせようとした「佐原さん」を吸血し、殺害したが一応ベッドは使用可能になっているので彼女の言葉を借りるなら「プラマイゼロ」だろうか。

 ただし、例のごとく話を聞いた葉子ちゃん達の元に大挙して正美おばさんの同族がやってきているようなので前田家は大幅債務超過である。


尾岳冬良(おたけ ふゆよし

  • 登場作品:晦
  • 種族:???
  • 職業:作家
  • 関連人物:真田泰明
  • 関連用語:洋館
 泰明六話「洋館に宿った尾岳冬良の魂」に登場。
 一般の知名度も高い大作家で、分岐による泰明さんの評論を拾い上げていくとスリラー・サスペンスなどとも言うが人間の異常心理を主軸に据え、作中の殺人者と読者を同一化させる様な描写の巧みさに定評があったという。
 祖母の七回忌(現在)から三年前に死去、死因については自殺とも心不全とも。

 彼のシナリオはその死に前後して立ち上がった作品のドラマについて、プロデューサーの泰明さん以下制作スタッフ(「河口」・「花田」・「吉川」)がロケ地に選んだ「洋館」の下見に訪れ、そこで遭遇した怪現象について描かれたものである。
 そこで何故か、スタッフ達は大作家の半生について迫ることになるが……。

 このシナリオは二回に渡って洋館内部を探索することになり、一周目で調べた個所によって二周目に発生する怪現象が決定されるという構成になっている。

 ただし、過程自体は一ヶ所の選択を除いて結末に何ら影響を与えることはなかったりする。
 二番目の選択肢で「遺作」を選ばなかった場合は順当に読み進めていけば数十分かかるシナリオを最初から最後までやり直す必要があるのだ。



鬼島武(おにじま たけし)

  • 登場作品:学恋2,学恋V,極
  • 種族:人間,宇宙人
  • 職業:詠山高校 三年生
  • 誕生日:9月14日
  • 身体:182cm/67kg・B型
  • 関連人物:新堂誠《ライバル》
  • 関連用語:ボクシング部《所属》,デベロンダッタ星人《正体》
 新堂誠のボクサーとしてのライバル。
 ただし彼自身はスポーツマンシップなんざ糞食らえと言わんばかりの典型的ヒール(悪役)である。
 とは言え、現状の出演では初登場の『学恋2』が主となっており、その他作品では軽く名前が触れられる程度の露出度に留まっている。新堂さんに悪意の有無はあれ悲惨な目に遭っても(プレイヤー目線でも)納得できる立ち位置に座っているわけである。

 『学恋2』新堂、風間編に登場。
 実家はボクシングの各種イベントのスポンサーにもなっている有名なスポーツ用品メーカーらしく、去年(1994年)に行われた練習試合では不公平な審判によって新堂さんは辛酸を嘗めたという。
 彼の打倒こそが「新堂編」における主だった目標であり、事実エンディングが分岐する条件のひとつにもなっている。

 『学恋2』発売当時、ヒールボクサーとして名を馳せたかの亀○兄弟を思わせるなぁ……と、当時のスタッフの「カサゴ」氏もコメントを寄せている。さらに言えば当初の名前「鬼頭零」などと言う、某○面組を思わせる名前にするはずだったという。
 飯島氏の指摘によって下ネタになりかねないとして現在のものに落ち着いたという経緯がある。亀○……、危ねぇ!!

 そんな鬼島だが、金持ちゆえに地元の不良には顔が利き、まとめ役のような存在となっているらしい。
 自ら手を汚さずに彼らを使って妨害工作を仕掛けてくる辺り素敵に卑劣漢である。
 しかし、相手が悪すぎた。新堂さんのサポートに名立たる語り部達や主人公ズが回った場合の鬼島の末路は悲惨なものであり、各々の個性が出る様々な逆襲を受ける。正直役者不足か。


 が、一応隠し玉設定は持っており、ヤラれ役とは言え健闘してくれる。
 それは「デベロンダッタ星人」!
 宇宙人設定が各所に飛び火した中、最凶クラスの設定を与えられたことになる。

 新堂編「風間」ルートではボクシングの試合などすっ飛ばし、全く自重しない宇宙大戦争を繰り広げてくれた。
 また、大食い設定と言うことで「ラーメン」関連でも新堂さんと関わる余地を残した。

 『極』新堂誠分岐シナリオ「百点塾」に登場。


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小野和宏(おの かずひろ)

  • 登場作品:学怖,学怖S
  • 種族:人間→悪霊
  • 職業:鳴神学園高校 生徒
  • 関連人物:荒井昭二《噂》
  • 関連用語:宿泊施設《出没》,蟲
 荒井四話「宿泊施設にある謎の4番ベッド」に登場。
 「宿泊施設」にまつわる怪談のひとつになってしまった男子生徒。
 彼の話は「気持ち悪い話」をせがむと出現することからわかるように学怖名物の「」にまつわるものである。

 もっと言えば、小野さんが怪異に変化する発端は彼の怪奇趣味が原因だったりする。
 小野和宏という男は虫、特にその眼が好きで、虫の首を蒐集することを趣味としていたのである。

 悪趣味さに輪をかけたことに、虫の習性を利用して自分から首を落すように仕向けるなど相当に変態的な趣向を取った。虫の首が瓶詰めにされて、それが並んでいる光景など目にしたら、たとえそれが千年の恋であっても一瞬で冷めることだろう。
 戦前の三文怪奇小説の住人みたいな奴に現代の友達などいるはずもなく、それが悲劇を生むことになる。

 結局は噂なので、彼の末路に関して意見は分かれるが、些事なので省く。
 小野さんの趣味は常日頃から見咎められていたが、ある事件をきっかけに暴発したクラスメートに追い詰められ、宿泊施設のベッドの柵に首を突っ込んで死んでいるのを後になって発見されたのである。さしずめ彼が殺めていた虫達の死を再現するかのように……。

 以後、宿泊施設では首だけになった彼の幽霊が恨めしい顔をして現れるという話である。
 目も肌も虫のように輝く質感を持ち、本当に美しい、と荒井さんは恐怖の中にそういった感想を述べている。

 ちなみにこの話、荒井さん自身が実体験した話としてはただ単に怖い目に遭ったというだけで、実害としてさほどではない。
 とは言え、非常に怖い目に遭い恐怖で家に逃げ帰ったことは確かである。
 その上、合宿に戻ることもできなかったので部活での折り合いが悪くなり、サッカー部を辞めることにしたということになる。

 [荒井さんの発言を受けて見に行きたい人はさすがに中々いそうにはないか。蟲の話は生理的嫌悪感という点でハズレはないが、この話は一本道であることもあり、やや控えめである。
 それでも『学怖S』でのグラフィックはかなりグロいので、ご鑑賞になられるプレイヤーの方は注意して欲しい。]


小野里順也(おのざと じゅんや

  • 登場作品:極
  • 種族:人間
  • 関連人物:荒井昭二《友人》
  • 関連用語:登山部《所属》
 『極』荒井昭二分岐シナリオ「狂気山脈」に登場。
 富山の高校に在校している荒井さんの友人。山を愛するアウトドア派の少年で、高校時代から同じ登山部(山岳部)の仲間たちと共に多くの山に挑んできたようだ。
 特に山頂から見ることが出来る雄大な光景に魅せられていたようである。

 しかし、二年生になった時、小野里くんの夢は絶たれてしまう。
 重い心臓病が判明し、激しい運動を禁じられた彼にとって登山は夢のまた夢に他ならない。
 そんな急転直下の現実にさらされて、病室で落ち込む息子を案じた母親は少しでも気を休める材料とすべく『蒼天の白き神の座』という登山を題材にしたゲームを持ち込むのだった。

 母親の気遣いを小野里くんは当初こそ拒絶したものの、ゲームを通じて見ることができる、雄大な光景にやはり魅せられる。そして寝食を忘れる勢いでのめりこむのだった。(※元となった現実のゲームはいわゆる名作「神ゲー」として知られている。)
 その過程の中で小野里くんはゲームに写真取り込み機能が用意されていたことを利用し、登山部の仲間の顔写真を撮らせてもらう。ゲーム上のアバターという疑似体験だったが、過酷な難易度の天険に共にかつての仲間たちと共に挑んでいったのである。

 そして、見事に死者を出すことなくゲーム中に用意された五つの峰を制覇した小野里くんだったが……。


 (執筆者募集中) 



小野田先生(おのだ-)

  • 登場作品:学怖S
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 教師
  • 関連人物:福沢玲子《噂》
  • 関連用語:自殺
 福沢二話「奇妙な盗難事件」に登場。
 一年G組で多発した盗難事件の犯人と思しき教諭で、良心の呵責に耐え切れずに自殺してしまう。
 彼が残した遺書によって、犯人探しでぎくしゃくしていたクラス内の内紛は沈静の方向に向かうことになる。

 しかし、問題は


 (執筆者募集中) 



小野塚彩(おのづか あや)

  • 登場作品:最終
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 美術教師
  • 関連人物:岩下明美《噂》,真島義孝《恋人》
  • 関連用語:美術部,肖像画,焼却炉
 『最終版』追加シナリオ「教師編」に登場。
 この人を一言で言うなら過去に殺された女である。

 どうしても切り取っておきたい情景や心に留めておきたい瑞々しい感情、学生時代の彼女が絵筆を手に取ったのはそれを見つけたからかもしれない。
 そんなかつての彼女が残した自画像は現在の婚約者「真島義孝」の心を捉えて離さなかった。学生時代がよほど魅力的だったのか、絵に魔力が宿っていたのかは定かでないが、過去に敗北した小野塚さんは嫉妬する。

 絵を「焼却炉」に投げ込むこともためらわなかった、そんな彼女が辿った最期とは……。


折原初子(おりはら はつこ)

  • 登場作品:学怖,学怖S
  • 種族:人間→悪霊
  • 職業:鳴神学園高校 生徒
  • 関連人物:岩下明美《取引》,広岡邦夫《恋人》
  • 関連用語:首吊り桜《犠牲者》
 隠しシナリオ「真説・桜の木の伝説」に登場。
 何十年か前にいたカップルの片割れで、恋人の「広岡邦夫」に誘われて桜の木の伝説を実践しようとした。しかし、そのジンクスは悪い方に働いてしまう。

 先に伝説を実現しようとしていたカップルを目撃してしまったことから、彼らを死なせる原因を作ってしまったのだ。
 そのあげくに、当事者の一人である桜の精霊に責任を取らされることになるなど、なかなかに薄幸の人といえる。終始広岡と共に行動したため、その運命は同じ路を辿る。

 岩下さんの話としてと言うより、このゲームとしても珍しく相方に巻き込まれた感の強い女性である。どちらかと言えば、相方の行動に危惧を持ちながらも、古きよき大和撫子のように疑問を差し挟むことをあえてしない。
 事態を悪化させる決断を下し、先に精神の均衡を崩すのは広岡であるためその判断は報われないことこの上ないのだが。最期は「首吊り桜」に地中に引き込まれるのならまだいい方、最悪の場合彼の暴挙のせいでとばっちりを食らって焼死する羽目になる。
 その後は恋人との永遠の愛を確かなものにするために、桜に生贄を捧げる番人のようなことをしている。


恩師様(おんしさま)

  • 登場作品:ドラマCD,秘密
  • 種族:霊?
  • 関連人物:元木早苗
  • 関連用語:
 霊能少女「元木早苗」に依り憑き守護する霊たちの中でも別格と思しき、いまだ謎多き存在。
 古の姫を思わせるやんごとない威厳ある口調を用いるが、声質自体はあどけない童女のものである。
 しかし老翁、老婆からなる、見るからに高齢なご先祖様の霊たちでさえ彼女の登場にともない、揃ってひれ伏すことからもその地位の高さが窺い知れる。

 普段は眠っているらしく、よほどのことがなければ起きだしてくることはないようだが、ひとたび目覚めると絶大な力や蓄えられた深い知識を発揮して混迷した事態を一気に解決してくれる。

 『ドラマCD』Disc.7 元木早苗「座敷童の家」に登場。
 初登場作品。
 「座敷童」に滅ぼされんとする「安条家」の惨状を実際に目にした早苗ちゃんが早々に降臨してもらおうとご先祖様一同に相談する。しかし親族たちからは、自分たちは元々及び腰だったということと、高貴な存在である恩師様に不浄の地を踏ませるわけにはいかないという理由によって却下される。

 結果、早苗ちゃんは通常の手段で座敷童たちを鎮めようとするのだが、その果てに自身が傷つくのも構わないやり方で奮闘する。
 すると、無意識のうちに早苗ちゃんの口から紡がれる真言と共に彼女が現れる。
 どうも早苗ちゃんを見かねて自ら出てきてくれたようである。その場を即座に鎮め、座敷童の正体について口授し、安条家の行く末についてありがたい助言をかけてくれるのだが……。

 確かに彼女の口から出た解決策は「善」、「正論」としか言いようのないものである。
 ただし、現代を生きる女子高生をして「はいそうですか」と了承できる類の内容ではないということを留意する必要があるだろう。

 『秘密』「臀部に出来物が出来て病院に行ったんだ」に登場。
 早苗ちゃんに接触して早々、嬉々と外道としか言いようのない発言をした面々(荒井さん&鶴亀兄弟)に怒り心頭だったのか、初手「恩師様」と言わんばかりの勢いで現れ、一同のことを鎧袖一触にしてしまったようである。
 もっとも、積極的に早苗のことを害して魂を弄ぼうとするのなら、その怒りも当然のことだろう。



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  • 尾岳冬良の項、誹謗が激しいと思われる部分を削除しました -- 名無しさん (2021-12-08 20:47:43)
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最終更新:2022年05月29日 17:09