索引


愛天使アイシテール(あいてんし-)

  • 登場作品:学恋V


蒼い瞳のルーシェ(あおいひとみ-)

  • 登場作品:学恋2
  • 関連人物:深尾華穂子,岩下明美,ルーシェ・ベガ,ローラ・エトランゼ
  • 関連用語:演劇部,前世
 『学恋2』岩下編に登場。
 シンババこと深尾先生が 年の歳月を経て完成させた高校演劇である。
 彼女の手によって脚本と演出の両面から熱心な指導がなされ、演劇部一同の技量もあって1995年の文化祭に公開された初演では(高い確率で)好評を期した。
 ラストシーンでは敵役との剣戟シーンなどプロ顔負けの演出も盛り込まれ、そのままの勢いで主役とヒロインのキスシーンへとなだれ込む。

 あらすじは以下の通り; 
 遥か彼方の宇宙で……(スぺオペでは定番)
 アンドロメダ星雲、彼の地では三百年に渡り激しい星間戦争が繰り広げられていた。
 共和国連合軍オフェリアと武闘派統一国家ランガ・ズゥ、その中で生まれるプリンセス・ローラ第三王子ルーシェの道らなぬ恋、やがてそれは明るみとなり二人は両国から追われることになる。

 追っ手を振り切るべく、侍女アリシアに力を借りて辺境へ自分たちを時空転送することにしたふたりであったが、失敗。
 ふたりは時間の流砂に流され、離れ離れに。同じ地球に生まれながら同じ時間を共有できないふたりは幾つもの転生を重ねる。ルーシェはローラを追い続け、ローラはルーシェを待ち続けていた。

 そして、遂にその時は訪れる。
 時は1995年。処は鳴神学園。ローラは岩下明美と名を変え、ルーシェと再び巡り合おうとしていた。
 しかし、それを妨げようとする者も現れる。ルーシェのかつての親友であり、ローラの元婚約者ゲイトニッヒである。
 双方の和解は成ることはなく、剣が交差した後に立っていたのはルーシェであった。
 恨み言を述べることもなく事切れた親友の忠告通り、やがて来るだろう次なる追手から身を隠すため、誓いのキスの後に二人は再び流浪の旅に出る。
 -FIN

 しかし、舞台にトラブルは付き物。
 男子部員が食中毒で全員倒れると言う椿事に見舞われ、演劇部は主役「ルーシェ・ベガ」を演じる代役を急遽一般生徒の中から募集することになった。
 文化祭までの一ヶ月で個性も能力もバラバラな曲者連中をどうにか使えるように鍛え上げ、主役を選び出せ! ……と、言うのが岩下編の大まかな導入の流れである。

 よって、この演劇にまつわるシチュエーションは『学恋2』岩下編のシナリオ・システムそのものに直結する最重要用語と言える。
 他二編では攻略対象を絞ってパラメーターを管理することによってフラグを立てていく一般的な恋愛シミュレーションの体裁を取っているが、岩下編はそれをパラメーターで先導して大規模な形で実現したものと言える。

 大まかな流れとして、前半の二週間は全体練習で水準を上げつつ、内容別の上がり幅を見てルーシェ役が誰になるかをまず判断。そして、後半で候補に集中的な特訓を施す。
 各キャラには初期パラメーターと得意/苦手な練習が設定されており、それぞれ、
 新堂:体を使う練習は得意だが頭を使ったり細かい技術面を苦手とする。
 風間:舞台映えする練習は好きだが地味な練習は嫌い。容姿は最高水準。意外なことにダンス・トレが苦手
 細田:何をやらせても駄目だが、ほぼ全員が嫌がるトイレ掃除をやらせると化ける。
 倉田:目立つことは好きだが、意外とどの練習もそつなくこなす。センスが高い。
 などの明確な個性を持っている。好きな練習や嫌いな雑用をやらせてみて各人の反応を見るのも、岩下編を楽しむポイントの一つである。
 以上の初期メンバー四人に加え、新堂・風間編を含めた攻略の進捗によって以下の七名が順次加入していく。

 荒井:体力に不安があるが文化面で強い。初期のやる気は最低クラス。
 福沢:練習の好き嫌いが激しく、掃除等をさせると一気に落ちる。傾向は倉田に似る。
 坂上:目立った特徴が無い。特徴の無いのが特徴。
 日野:能力は全体的に高水準だがあまり乗り気ではない。あることで本領発揮。
 綾小路:やる気が非常に高く絶対に退部しない。苦手な練習もほとんどない。
 元木:親友が消えると退部。雑用をさせると伸びる。完成度が最初から高い。
 神奈川:本職のため能力の初期値は最高クラス。

 なお、バッドエンドにおけるシンババの暴走やそれに続く「アフターストーリー(小冊子)」、及び風間編における彼女の奇行などを鑑みると、当初の食中毒騒動そのものが、彼女の理想(妄想)の相手「ルーシェ」を探すための茶番だったらしい。

 実際レーゼ・ドラマとして描かれたわけでないにせよ、毬絵先生に散々設定の矛盾点を指摘されてしまったりと、詰めの甘さを感じざるを得ない。
 高校演劇であることを差し引いたとしても、岩下さんをはじめとした演者のレベルの高さを考えると指導者の趣味(技量除く)が足を引っ張った形になるだろう。
 『学恋2』攻略本に実際のゲーム中では見ることも出来なかった箇所も含め、深尾先生によるところの台本が完全収録されているので興味を惹かれた方はご覧になられても良いかもしれない。


赤い鏡(あかいかがみ)

 『探偵局』第十一話のタイトルでもある都市伝説。
 正確には「赤鏡の儀式」とも言い、概要は以下の通りである。
 綺麗イナ人ガイツモ使ッテイル手鏡ヲ手ニ入レ、ソノ人ト自分ノ血ヲ混ゼテ赤ク鏡ヲ染メテ七日間持チ歩ク。
 スルト、ソノ人ノ若サト美貌ヲ吸イ取ッテ自分ノモノニデキル。

 演出で頑張ってみたが、この話の本当に恐ろしいところは別にあったりする。それは実行者があの「シンババ」こと深尾先生であったこと。妄想に取り憑かれた挙句、生徒の私物を盗みだし、そして……うわぁである。
 相手が勝手に王子様認定した男子生徒の幼馴染というだけでドン引きなのに、あぁ――――そんなことこんなとこじゃ言えないよぉ……。

 この儀式がシンババオリジナルに考案したものなのか、それともどこか別のところ(シンババの愛読する鏡の国シリーズなど)に由来するかは不明。
 作者の娘が言及しなかったことから後者の可能性は低いと思われるが。
 どちらにせよ、一番深刻な問題はとある男子生徒Sが心に深い傷を負いかけたことであるが、それは「シンババ」の項目に譲ろう。同時にシンババがこれより約一年の休眠期間に入ったと言う点でも見逃せないが。
 なお、幸い失敗に終わったようだがこの儀式自体の効力は不明のままだったりする。


赤い傘青い傘(あかいかさあおいかさ)

  • 登場作品:学怖,学怖S,ドラマCD


赤い紙青い紙(あかいかみあおいかみ)

  • 登場作品:追加 
  • 種族:学校の怪談
  • 関連人物:トイレのジョニーさん
  • 関連用語:赤い傘青い傘,異次元,旧校舎
 学校の怪談のひとつ。
 トイレの怪談としては「花子さん」に次ぐ知名度を誇ると思われ、色からの着想という単純さ故に多くの派生を有する。
 基本は一人でトイレにいて紙が無いと気付いた際に「赤い紙」と「青い紙」のどちらが欲しいかと問いかける姿無き謎の声が聞こえてき、返答によっては殺されるというもの。
 この際に「赤」は血塗れにされて「青」は血を抜かれてとオチがつく事が多い。

 天井から血が降ってくるという単に嫌がらせ程度の被害に留まる事もあるが、ここでは提示された以外の色(黄色など)を答えれば助かるというのがメジャーな解法だろう。それはそれで死ぬより酷い目に遭わされることもあるが、それを言い出してもはじまらない。 
 あとどうでもいい話だが、同じ「カミ」でも怪談「カミをくれ」と複合したらカオスになると思うのは私だけでいい。


 兎に角、既存の学校の怪談は意図的に排除されている節がある「学怖」系列ではこの有名話も日の目を見ることはなく、直接的な登場は『追加版』を待つ事になる。
 ただ「赤い傘青い傘」の着想に働いているか否かで言えば、素人目でも無視しきれないだろう。
 もっともゆかりさんの持つ傘は選択を強いるという性質は持たず、あえて言うなら警告に留まっている。

 むしろ「青い傘」から「赤い傘」に変わるという展開は「赤い紙青い紙」というよりその前身に当たる(と言う説がある)「怪人赤マント」などの残虐性を広範に取り上げたものと見た方が良いかもしれない。
 ところで興味深い事に、この手の怪談も「赤鬼青鬼」の事例と同じく「赤→青」の順で並べられている。
 これは古代日本に伝わる色名が「アカ」「アオ」「クロ」「シロ」の四色に限られた事情にあるのかもしれないし、そうではないのかもしれない。
 どちらにせよ本が一冊書けてしまう題材である。[「青い傘赤い傘」と呼んでいる方は事例をご一報願いたい]

 『追加版』「開かずの教室」に登場。
 鳴神学園七不思議が一人「トイレのジョニーさん」の引っさげる怪談である。
 が、その実。USA! USA! な感じに大幅アレンジされてしまっており、結局誰も死んでない。
 「赤か青、それとも黄色か」を踏まえた肝心の質問は朝のブレックファストにヤンキーは何を付けるん? みたくな感じに改変されてしまっている。
 そもそも妙なハードルの高い儀式で実体を持つ霊(?)を召喚するあたり、属性としては「花子さん」の亜種に近いかもしれないが、こんなんと一緒にされたら助っ人の花子さんも浮かばれない(※死んでます)。

 「旧校舎探訪-探索-」。
 旧校舎トイレを探索していると、この怪談の原型に遭遇する。
 赤か青か、どちらが正解かはプレイするあなたの手で確かめるべし。


赤い教科書(あかいきょうかしょ)

  • 登場作品:学怖S
  • 種族:アイテム
  • 関連人物:河原,橋本美也
  • 関連用語:語り部(1995),下駄箱,夢オチ,タイムトラベル
 福沢六話「仕組まれた化学の教科書」および隠しシナリオ「赤い表紙の謎の教科書」に登場。
 最初に言っておくが、別に共産主義の教本というわけでなく化学の教科書である。

 ちなみに黒と赤の魔導書も別に無政府主義の教科書と言うわけではない。
 むしろあれは国語の教科書である。
 この教科書が一体何かと先に結論を言ってしまえば
 年前の生徒、橋本さん河原君に出したラブレターである。手紙は挟んだものであり、別に教科書に書き込んだとかそういうわけではない。
 素直に下駄箱にでも入れておけば悲劇は避けられていたかもしれないが、些細な錯誤の積み重ねであるこの話でそれを言ってもはじまらない。

 そして、河原君が未来に向けて放ったメッセージでもある。
 自業自得で死んだ河原君だったが、その後自分のせいで橋本さんが死を選ぶ事は避けて欲しいと願っており、既に死者となった自分には出来ないことを語り部達と聞き手に頼むことにする。
 赤い教科書に接触したひとりひとりをロクな説明もせずに過去に飛ばして、彼女の自殺を止めるよう頼った。
 語り部が話の終わりに離脱し、また戻ってくるタイムラグはこれによるもの。

 しかし、既に起こってしまったことを変えることができるわけもなく、みなは人間の無力さを痛感させられることになる。
 それでも君は願い続けるのだろうか。


赤い靴の女の子(あかいくつのおんなのこ)

  • 登場作品:晦,学怖S
  • 種族:人間
  • 関連人物:倉田恵美,岩下明美
  • 関連用語:晦-つきこもり,前田一族,人形,十三階段,踊り場
 ♪ 赤い靴 はいてた 女の子 異人さんに つれられて ♪

 『晦』正美二話「両足を失った悲しみ」、和子六話「前田家の秘密」、和子七話「赤い靴の女の子の怨念」に登場。


 和子六話「前田家の秘密」、和子七話「赤い靴の女の子の怨念」。
 それは何十年も前に、葉子の祖母が三歳のお参りをした時のお話である。
 その時に百度参りを試みて、一週間を足繁く通うおさなごと出会う。
 そまつな赤い靴が印象的な、悲しげな顔が印象的な女の子だった。

 祖母はその子の収めた手作りのお札を落としてしまい、時同じくして赤い靴の女の子の母も亡くなってしまったという。 

 おかあさんをかえして

 後に見つかった手作りのお札にはたどたどしい字でそう書かれていたという。
 祖母を突き落とそうとして、そして誤って自分が落ちていったのは、幼いながらの怒りか、そして憎しみゆえか。 

 ちなみに靴には「境界を越える」、「女性器」などという隠喩が含まれる。

 後には片方だけの赤い靴が残された。
 十二時のシンデレラではないが、実は「片方だけの履物」というのは神話や民間伝承では何かと不吉な兆候や暗示を示すことの多い属性である。

 そう彼女はシンデレラではなかった。
 彼女には片方の靴を届けて自分を救ってくれる王子様なんていやしなかった。
 そして、悲劇の舞台になった石段は十三段だった。 

 この時点で深読みすればするほど嫌な予感がしてくるが、実際予感では終わらない。
 そもそも、野口雨情の『赤い靴』が早苗ちゃんの例を引くまでも無く悲しい歌ということもある。それは人買いの歌? それとも異国に渡ったおにんぎょさん?

 そして、さも童謡がモチーフととうに散らされた遥か昔の切ない夢物話と見せ、葉子ちゃんには現実的過ぎて認識したくないほどの圧倒的真実が襲い掛かる。
 [ところで、『ちびまるこちゃん』で「異人さん」と「いいじいさん」の間違いが微笑ましいと思うのは私だけでいい。]

 実際に数代を経ることがなくても、たった一代で現実に起こったことは風化し伝説に置き換えられる。たとえばヨーロッパで遥か昔に起こったとされる神隠し事件も現地を訪ねてみれば、伝説では行方不明とされている当時の少女が孫までいる齢であったとは言え、存命だったなんて事例もある。

 そうさ、ここからは現実の話。
 女の子は生きていた。少女になって大人になって老女になって現実にいた。
 たった一度の因縁から、恵まれなかった己がせめて報われようと、前田家の親族に縁づき子をなした。
 その深い情念は子へ、その先に受け継がれ何も知らない葉子や良夫の代になって一気に発火したのである。


 ~ どうぞ この赤い靴を 私の足ごと 切ってください ~

 もう一つ有名な「赤い靴」と言えば、『即興詩人』のアンデルセンが残した童話だろう。
 教会に赤い靴を履いていったのを咎められ、天使にも見放されて永久に踊り続ける罰を受けた哀れな娘が遂には足を切り落とし、悔い改めて許されるまでを描いた物語である。
 猟奇性で言えば初期のグリム童話ばかりがクローズアップされがちだが、アンデルセンも案外怖い。救われない。『パンを踏んだ娘』とか……ね。  

 新堂七話「夢の世界からの脱出」に登場。
 「ヤツ」に追われ、危うく階段から落ちそうになった主人公。
 そこで瞑っていた目を開くと、そこにいたのは風間さんだった。
 お姫様抱っことは何とも絵になる光景だが、風間さんがしたことと言えば、女の子をデートに誘うことだった。
 突拍子のなさすぎる提案だが、ここで了承して踊ってみると語り部たちともども踊り場で血で染まった赤い靴を履かされ死の舞踏を踊る羽目になる。

 Shall we dance?

 ほんとうは怖いグリム童話の話だが、『白雪姫』のラストで白雪姫は継母に真っ赤に焼けた鉄の靴を履かせ、踊り狂う姿を見て傍らの恋人と共にほくそえんだと言う。

 風間さんの正体を主人公の独白通り「悪魔」と解釈し、彼に関わらなかった後の展開(ベストED)も考慮のうちに入れるとする。
 そうすればもしかすると主人公は階段から落ちた時点で既に死んでおり、風間さんにとっては残された魂を弄んでいたに過ぎないのかもしれない。



紅女(あかおんな)

  • 登場作品:流神A
  • 種族:都市伝説(現代妖怪)
  • 関連人物:曽我秀雄,柳川裕輔
  • 関連用語:口裂け女,創作,勿忘草の会
 『流神A』「紅女」に登場。
 柳川教諭袋田先輩の紹介を受けてオカルト同好会へ依頼を持ち込んだ都市伝説。
 外見上は名前通り赤いコートを着た女性で非常に長く鋭い爪を持つとされる。
 しかしてそのビジュアル以外話の詳細はさして伝わっておらず、ネット上ではこの系統の妖怪のクイーンである「口裂け女」と混同される有様である。

 一応、男性を狙い、爪でバラバラに引き裂くという行動パターンは囁かれている。
 ただ、どちらにしても人口に膾炙する噂話としてはいささか弱く感じられるだろう。
 それはこの紅女が現在進行形で発生している都市伝説であり、細かいバリエーションが派生する前、「原型」さえ確立していない雛型に過ぎないため、と思われる。

 霧崎教授高井戸先生の両名はこれを都市伝説の発生過程を追うための貴重な事例になると喜び、観察・研究対象としていた。
 しかし、事態はそんな二人の想像も及ばないところにあり、知らず発生源と接触してしまった同好会はまたしても危機に陥ることに。

 (ネタバレにつき格納)

+...
 噂話としてはパンチに欠けるのも当然。
 実はこの「紅女」、作中における実話を元にしている。
 ネット上などに放流されている紅女のロアもおそらくは柳川教諭が「オカルト同好会(厳密には富樫会長一名)」をおびき寄せるための罠として流したものと思われる。

 その正体は天才人形師「曽我秀雄」が編み出した死者蘇生の副産物。
 死者の魂を生者の肉体に宿すことで呼び戻し、疑似的な生き返りを果たした後のなれの果て。
 曽我秀雄は妻を亡くした寡男たちに死者蘇生の話を持ちかけ、オカルティックだが実効性は本物の儀式を執り行うことで受益者兼犠牲者から成る信奉者集団「勿忘草の会」を組織したようだ。

 そのメカニズムは曽我秀雄が開発した、故人の骨などを素材にした特殊な液体を、媒体となる女性に飲ませることで発動するというもの。この際に媒体とされた女性の人格は消滅するようだ。
 蘇った死者の方だが、生前の人格こそ再現されるものの、そうして蘇った死者の余命は長くない。

 曽我秀雄いわく個人差はあるが一ヶ月~三ヶ月程度で媒体に宿る死者の魂は消滅するか心を忘れてしまい、残された肉体は凶暴化、野生化して傍らにいる身近な男=夫を殺害してしまうという。
 返り血で真っ赤に染まった外見や変貌した身体などが噂で語られる「紅女」と一致するが、肝心の魂をなくした後の肉体は夫の流血に溶け込むようにして消滅してしまうため目撃証言は残らない。


 事件解決後、相変わらず顔が変形している人風海警部補に目撃情報を話してくれた。
 噂の発生源を逃してしまったこともあり、紅女はこれから独り歩きをはじめていくのかもしれない。 



開かずの間(あかずのま)①

  • 登場作品:晦,流神A,男怖,新生
  • 種族:スポット
  • 関連人物:
  • 関連用語:地縛霊,狭間の部屋,閲覧禁止室
 歴史ある旧家や学校などの建物が抱える立ち入り禁止区域。
 その中でも隠されることによって得たある種の神秘性を抱えた空間の総称。
 多くは忌むべき場所とされ部外者には知りえないよう隠されていることが主であるが、施錠によって物理的に遮断されていることもある。
 陰惨な事件があったり、幽霊が出没したり、単に老朽化その他の理由によって危険だから、そういった表向きの理由に納得できない勇者(愚者)が侵入することによって物語が生まれる。

 そこが旧家なら、家長やその細君など家の根幹に関わる人物でしか知りえない秘密を抱えているかもしれない。

 普段使われてない土蔵や離れを、例えば座敷牢として流用していたりと積極的に隠された暗部に関わる事になれば、侵入者もそのまま同じ穴倉行きの運命に辿るかもしれない。


 普段省みられることのない後ろ暗い事情を抱えた部屋も危険だから厳重に封鎖されていることが主であるが、何となく入ることが憚れると言うレベルでもそこは「開かずの間」と成り得る。
 ただし、「間」と言うだけに一定の仕切りが必要とされる。
 たとえ、そこがどうあっても開かないドアでもそこがトイレならそこはあくまでトイレなのであって「開かずの間」とは呼びにくい。
 確かにトイレの精神的な密閉度は高いが、出入り口はいいところ薄い木戸一枚と物理的な密閉性は低い。


 さらに言えば、完全に外界から遮断されているはずの文字通り「開かずの間」に偶発的に迷い込んでしまった話も存在する。
 こちらの話は非常に危険性が高く、経験者が五体満足に帰還することは稀である。
 そこは外界と遮断され、常識が一切通じない一種の異界となっている事が多々ある。狂科学者の実験場となっていたり、怨霊の巣窟となっていたり……といった手合いである。

開かずの間(あかずのま)②

  • 登場作品:晦
  • 種族:スポット
  • 関連人物:
  • 関連用語:前田一族



アクシデント

  • 登場作品:VNV,特
  • 種族:アイテム(ゲーム)
  • 関連人物:荒井昭二,赤川哲也
  • 関連用語:スクール・デイズ
 『VNV』「ゲーマーの条件」に登場。
 荒井のクラスメイトで友人の赤川哲也が購入しようとしたゲームの一本。
 『VNV』本編は一本道のため、実際に買った展開を見ることが出来るのは分岐の追加された『特別編』のみである。もちろん選択次第では「スクール・デイズ」の話を見ることも出来る。

 『特別編』「ゲーマーの条件(改訂)」に登場。
 入場料一万円、本体価格六万円で購入したものの、中身はフロッピー・ディスク一枚。内容も意味不明の文章が表示されるだけであり、例のごとく赤川は落胆し荒井はそれを見てほくそ笑んでいた。

 しかしその日から赤川には奇妙な幸運が続くこととなる。
 様々な災厄が襲ってくるものの、彼だけが無傷でやり過ごせてしまうのだ。だがその代償とばかりに赤川は急速に年を取り、衰えていく。原因が件のゲームにあるとにらんだ荒井は、改めて赤川と共にゲームを起動してみるのだが……。

 「命と引き替えに災厄を退けてくれる」。
 要はそういうゲームであるが、なんとも悪魔との契約を想わせる理不尽な内容である。カタカナで構成されたチープな文章で取引されるのは寿命。
 しかも消費されてゼロに至るまではかなり短期間のようである。更に、交通事故まではまだしもセスナ墜落までが短期間に襲ってくる理不尽さを鑑みると、災厄を呼び寄せて積極的に命を吸い取っているかのようでもある。

 ところでそのゲーム、今は荒井の手元にあるようである。
 だが、荒井自身はそれを起動してみる気はないらしい。友人が目の前で命を吸い取られていった様を見れば当然と言えるか。だが坂上にはプレイを勧めてくるので、観察する分には興味ありと言ったところか。



悪魔(あくま)

  • 登場作品:学怖,晦,学怖S,VNV,AMC1,学恋,学恋2,特,学恋V,小学怖,極,ドラマCD,新生2
⇒「悪魔

悪魔召喚クラブ(あくましょうかん-)

 初出は『AMC1』「人間狩り」ルート。
 メンバーは綾小路、倉田、そして殺人クラブ壊滅後の新堂である。
 この手の「しょうかん」には付き物であるが、「召喚」と「召還」の表記が混在しているので注意。前者が呼び出すことで後者が送り返すことである。
 通常悪魔との契約では両者がセットになっており綾小路の真意を含めれば「召還」でも厳密に言えば間違いではないのだが、あくまで公式の表記は「召喚」である。

 悪魔に痛い目に遭わされ、生涯の安息どころか死後の安息までも奪われた綾小路が発起人。
 その目的は「悪魔によって悪魔を制し、聖戦に人類が勝利すること」というなんとも壮大なものであるが、本意は「大川大介を殲滅すること」であろう。
 他のメンバーがこれを知っているかは不明。

 倉田の場合はこのルートに至る過程で悪魔ベリアル=山本三郎と契約、命は救われているものの契約自体は終了しているので、死後の魂はやはり悪魔に渡る運命にある。
 新堂の場合は同じく生き残っていた殺人クラブのメンバー、岩下を生け贄に捧げ、悪魔ナベリウスを召喚し、クラブの旗揚げに立ち会っている。
 その際の願い等は不明。唯一「未契約の魂」を持っていることになる。

 [仮の話であるが、本当に悪魔を絶滅させようとするならその道は非常に遠大なものになるだろう。原因は悪魔そのものが非常に多いためである。
 一説によると魔神だけで4400万(ヴァイヤー著『悪魔の偽王国』)、また別の説を採れば約十七億五千万、と最早馬鹿馬鹿しいほどの数となる。
 また、新約聖書においてイエス・キリストが『悪魔が同じ悪魔と争うはずがない』旨を述べているので、そもそもが皮算用であろう。]

 ところで飯島氏が『AMC1』攻略本で述べた通り、上記の結末は全84種の結末の内、ある意味真のEDと明言されている。
 これは「殺人クラブ(旧作)」を滅ぼして勃興する「悪魔召喚クラブ(アパシー)」への世代交代を暗示するものであるとも取れる。


 『学恋』倉田編「綾小路」ルートに登場。
 大川の存在にいい加減痺れを切らした綾小路が協力者だったはずの倉田を拉致し全悪魔の長であるルシファーを召喚するための贄にしてしまう。
 その際にこの悪魔召喚クラブの構想を述べている。
 流石に明けの明星を相手取ってどうこうは考えず、ヒントでも得ようと言う考えらしいが、完全に切羽詰った様子であった。
 どちらにせよこのクラブは雑魚相手でなく大物狙いのようではあるが。

悪魔の子(-こ)

 文字通り悪魔が何らかの介在をしたことによって誕生した子ども。
 生首などと並び『晦』で頻出する用語のひとつである。

 本邦において子どもが一種の神性を帯びたものとして捉えられる中、この思想は悪魔への信仰が根付く西洋のものといえる。


悪魔の電話(-でんわ)

  • 登場作品:学怖,学怖S,学恋2
  • 種族:スポット(妖怪)
  • 関連人物:岩下明美,坂上修一《噂》,伊達守,矢口節子《犠牲者》
  • 関連用語:つくも神,異次元,携帯のリリ子さん
 岩下五話「恋人達を引き裂く魔の公衆電話」、隠し02(男)に登場。
 学園の裏門脇に設置されている、見た目だけは一般的な緑色をした公衆電話
 その実態は矢口さんを無惨にも引き裂いた「悪魔」と呼ぶべき存在である。

 伊達君は恒例の矢口さんとの会話を楽しもうというだけだったが、家に帰る時間も惜しみ、この電話に良からぬ噂が流れていることを知らなかったのが仇になる。受話器と受話器の間に住まう"なにか"に彼女の声を聞かせたために、矢口さんはそれに見初められてしまう。以降、電話は二人の仲を裂こうと妨害に出る。


 考えてみれば、電話と言う道具は「声はすれども姿は見えず」と言う幽霊話の定番を地で行く物体である。
 まともに会話をしているように見せて、相手がそっくりの何かにすり替わっていても気付けない、狭間に域する何かが現れてもおかしくない怖さがある。

 あるかないのかわからない、いるかいないかわからない。
 「さとるくん」や「メリーさんの電話」と言った電話にまつわる都市伝説が絶えないのには原因があるのかもしれない。


 矢口さんは偽物の伊達君に翻弄された挙句、悪魔の電話まで誘き出され、そこで悲惨な末路を迎える羽目になる。
 内訳も単に「声を奪われる」だけなら良い方、「首を絞められ白い液体に似た酸を口内に発射(卑猥)され死亡」、「電話の中の異次元に取り込まれる」、「彼氏諸共受話器で絞殺される」、「酸を皮下に注入され水風船のようになって死亡」、等と言ったビジュアル的にヤバいものばかりである。
 そして、電話に棲むモノが何であるのかは明確に示されることはない。
 適当に悪魔ではないかとお茶を濁されるだけである。元より対策も何もない、近づくなと言うだけか……。


 ちなみに新堂七話「殺人クラブ」のベストED(最後まで不殺を貫く)で、主人公は最後に校門の外にある公衆電話を使って警察に連絡を取るのだが……。
 殺人クラブの存在するシナリオが本当に怪奇現象の起こらない世界であるか、実は正門の近くにも公衆電話があったかのどちらかを祈るのみである。
 また、「恨みのノート」をはじめとした物証が残されているとは言え、容疑者全員死亡という状態のままで主人公が警察の取調べを受けるのは変わらない。今はただ、彼を眠らせてあげたいが、それが永眠にならないことを願う――。


 ところで、怪異に取り込まれた人間もまた怪異になってしまうのか。
 むしろ矢口さんは「悪魔の電話」そのものになってしまったのか、その後の噂では彼女の話しか出てこない。そして、伊達君を同じ世界に連れ込もうと狙っている様子である。
 とある分岐で悪魔の電話は矢口さんのことを「我らの女王」と呼んでいるので、この解釈によると電話に潜む何者かたちの頂点に祀り上げられてしまった可能性はある。


 『学恋2』「岩下編」夜イベント「矢口さんと話」に登場。
 上記の一連の流れを岩下さんの前で実演してしまうイベントが存在する。岩下さんはそれを直接的に手伝っているが、お互い本気でいいことをしたと思っている辺り、彼女達の歪みがわかるだろう。


悪魔のトランプ(あくま-)

  • 登場作品:学怖,学怖S,学恋2,極
  • 種族:アイテム
  • 関連人物:大倉和雄《所有,取引,犠牲者》,新堂誠,小林《犠牲者》,黒井うらら
  • 関連用語:悪魔,髑髏
 新堂五話「ギャンブルトランプ」に登場。
 大倉和雄の所持しているトランプであり、分岐によって様々な効果を発揮するが、一貫して「ジョーカーを手元に呼び寄せる」という驚異的な能力を持つ。
 ことポーカーにおいてジョーカーが手札にあるという事は、最低ワンペアが成立しており、なおかつあらゆる役の成立確立を跳ね上げている、という事を意味する。
 [ババ抜きなら面倒なことになりそうだが、そういうアホなマネをするわけもない。]

 裏面には顔の半分が髑髏に変わっている白人女性の絵が描かれており、またジョーカーは普通の図案でなく蛇の絡みついた髑髏と非常に気味が悪い。
 いかにも何かありそうなトランプにはやはり何かがあった。


 [「トランプ」とはタットワ、タロー等とも呼ばれる「タロットカード」の小アルカナを元として誕生したと由来される伝統的なカード。
 「クラブ」「ハート」「スペード」「ダイヤ」の四種のマークを持つ1(A)~10までの数字に加えてJ,Q,Kの絵札カード。そして、新堂さんの言葉を借りるならジョーカー(JOKER)と言う何にでも使えるオールマイティ・カードの存在によって遊び方に幅を生まれる。
 以上の52+α(13×4+1~2)枚が日本における一般的な枚数である。
 ジョーカーは俗説として道化師と結び付けられており、一種の神秘性を持たされたカードである、中世ヨーロッパでは王に唯一、婉曲な形だが諫言出来る存在として道化師が置かれたとされ、タロットの大アルカナでは愚者がはじまり(0番)に置かれている。

 なお、トランプとはイタリア語で「切り札」を意味する言葉であり、英語ではない。そもそも日本での呼び方であり、英語圏ではストレートに味気なく「プレイングカード(Playing Card)」と呼ばれている。 
 国によっては微妙に枚数が異なり、日本やアメリカで一般的に知られている枚数が世界の常識とは思ってはいけない。
 例えばロシアでは2~5までの数字とジョーカーを取り除いた36枚一揃えが一般的に遊ばれるトランプの姿だったりする。ロシアではこの枚数を使い遊ばれる「ドゥラーク(Дурак,意味は馬鹿)」と言うゲームが有名。

 ともかく、ゲームとしてはポーカー、七並べ、ババ抜き、神経衰弱等々の一人から複数人の遊戯に対応、占いも出来るし、マジックだって人によってはお手の物。
 人数とちょっとした時間と場所さえあれば、無限の遊び方が出来るカードゲームの王様といえる。
 しかし、サウンドノベルゲームでトランプゲームの面白さを力説する新堂さんはいい覚悟してると思うなぁ(笑)。]


 大倉は悪魔と取引したか、縁日の出店、もしくは近所の骨董品屋に行って手に入れたらしい。いずれにしても出自不明と言っていい怪しさがある。
 その大倉の末期も「悪魔」の名にふさわしいものとなる。借金の取り立てや利子の支払いにこのトランプを使用し、必勝伝説を打ち立てていた大倉にはついに対戦しようとする者すらいなくなってしまい、その身を悪魔に「取り立て」られてしまう。[ご利用は計画的に。]

 または新堂さんが大倉と対になる男のトランプを発見し、雌雄の番を揃えてしまったために大倉家の全財産を吐き出しても足りないほど、今までの儲けを「回収」されてしまう。これは大倉唯一の生還例である。 
 もしくは男のトランプが女のトランプが一緒になったことによって、余った髑髏の図柄を大倉の頭は押し付けられてしまう。


 が、このトランプも魔女の黒井きらら相手には為す術なく退散している。
 このトランプが人間にとってどれほど危険なものであろうとも、悪魔にとっては所詮玩具に過ぎないのか、千年を生きる魔女・きららが凄いのかどうかは定かではないが。


旧校舎の悪魔(きゅうこうしゃ-)

  • 登場作品:特


悪霊(あくりょう)

  • 登場作品:学怖,学怖S,学恋V
悪霊


紫陽花(あじさい)

  • 登場作品:学怖,学怖S,探偵局,AMC2
  • 種族:植物
  • 関連人物:早坂桃子,依木鈴子,池沢優華
  • 関連用語:園芸部,花壇
 アジサイ科アジサイ属の植物の総称。
 小さな花が集まって球の様な形を形成し、我々の目を楽しませてくれる。またその花は地中の酸性度によって青から赤へと変わる性質がある(正確にはアルミニウムイオンを始めとした要因であり、場合によってはならないことも)。
 ちなみに毒性があるので食べると中毒を起こして場合によっては命に関わる。
 まあ好んで食べようとする人間など存在しないと思うが。季語としては夏であり、現在ならば梅雨頃に花を付けるので、情緒背景として使われることが多い。
 花言葉は「辛抱強い愛情冷淡移り気無情元気な女性高慢」等。

 荒井一話「校内に巣くう地縛霊」に登場。
 学怖では主に園芸部の花壇で栽培されており、その世話に命すら捧げてしまった部員すらいる。

 『AMC2』「あじさい園の不幸を呼ぶ女」に登場。
 「地中の酸性度で色を変える」というネタは推理モノによく使われており、「探偵局編」のこの話でも美しい紫陽花の咲き誇る庭のある「あじさい園」が登場する。



あなたが罪を犯したとき、その責任を取るのが、あなただとは限らない

 隠しシナリオ「仮面をつけた制服の少女」に登場。
 学怖(S)、そしてシリーズ最大の名言として挙げられる仮面の少女の一言。

 復讐を終え、一人残った坂上に数々の質問を投げかけた仮面の少女。
 娘を失った両親が負った悲しみとはどれほどのものだったのか。何の因果か仮面を付けた少女の亡霊が選んだ復讐の対象は人の親となったあの六人の子を奪い去り、同じ悲しみを与えることだった。

 復讐の是非、彼女の心が救われたか否か、答えは出せるものではないが彼女は去り際にこの言葉を残して消えていく。



あばばばば

  • 登場作品:四八,AMC1,,
  • 種族:セリフ(迷言)
  • 関連人物:元木早苗,新堂誠,
  • 関連用語:エクトプラズム,心霊写真
 主に早苗ちゃんが口内からエクトプラズムを放出する際に伴って発せられる擬音。要調査だが「あ」の次の「ば」の数に特に決まりはないようだ。
 その他、口の中に何かを詰め込まれたアワレな犠牲者が発声しやすいようである。

 『AMC1』「倉田家襲撃」ルートに登場。
 コショウでひるんだ隙をつかれ消火器をゼロ距離で噴出された新堂さんがあげた断末魔(?)である。
 まぁ、恵美ちゃん曰くちょっと目玉が飛び出てるけどそれくらいで死 んないそうなので、大丈夫(なわけねー)だろう。
 あと、ここは「消火器」つながりで旧作のオマージュと思われる。
 同じ消火器を用いた新堂さんの××でも撲殺と窒息死と、男女の性と性格の違いが表れている。

 『四八』新潟シナリオ「心霊写真」に登場。
 動く心霊写真を食った(笑)女子高生「庄田明美」が発する。
 その原因となるカメラマンと会うことができればその出自と対処法を教えてくれるが、その写真がいったいなんであったのかはわからず仕舞いである。


 ところで芥川龍之介の短編小説に『あばばばば』と言うものが存在する。
 これは赤ん坊をあやす時の擬音から取られたものであるが、小説の内容からいずれ少女から母親に脱皮する早苗ちゃんの姿を祖先の霊を吐き出す際の擬音に乗せて暗示しているというのはきっと穿ちすぎなのだろう。


アンプル

  • 登場作品:学怖,学怖S
  • 種族:アイテム
  • 関連用語:殺人クラブ
 新堂七話「殺人クラブとの戦い」に登場。
 ガラス、もしくはプラスチックの容器に少量の薬液を入れ、先端を溶かして封をしたもの。主に注射用の薬剤に使われている事が多い。使用する際には先端を折り取って中身を取り出すが、欠片の混入等には注意。

 殺人クラブルートで主人公が飲まされた毒薬の解毒剤が入れられており、一本はあえなく割られてしまい、隠されたもう一本を求めて夜の校舎を駆け回る羽目となる。

 [さすがに床を舐めて飲もうとする選択肢は無かったが、殺人クラブの面々が許すはずもないか。仮に舐めたとしても一回分全部飲まなければ駄目で、少量飲むと、かえって毒の効き目を早め、すぐに死んでしまい意味がない。
 それよりも本来は注射用の薬液を入れる瓶であり、もっと安価で使いやすい瓶もあったであろうに。「薬」というのを強調したい演出か? そしてもしも解毒薬が注射剤であった場合、飲んでも効き目がないことになる……]

 また、最後の校門前の決戦にて日野の軍門に降ると毒とは別の薬剤の入ったアンプルを飲まされ、主人公は良心と殺人への忌避感を失ってしまう。




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最終更新:2021年04月13日 17:03