か2


索引


神奈川圭吾(かながわ けいご)

  • 登場作品:学恋2,学恋V
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 三年生
  • 関連人物:岩下明美,深尾華穂子《部活》,清水智子
  • 関連用語:演劇部《所属》,肖像画
 『学恋2』風間・岩下編に登場。
 「演劇部」に所属する三年生男子で、岩下さんの相手役を務めるだけあって実力は高い。
 たぶん「学怖」キャラ初のピアスにヘアピンがチャームポイントの垢抜けたイケメンだが、相手が相手なためか岩下さんの迫力には押されてばかり。どうにも漂うヘタレ臭さは消せない。

 「風間編」。
 肝心なところでセリフを噛んでしまったがために「ロミオ」役を部外者の風間さんにかっさらわれる。
 反撃の糸口を作ったとは言え、通行人Aとして「ニャリン星人」に襲われる。
 その挙句「ホレホモンZ」に操られてスゴい格好になったりと被害者っぷりは枚挙に暇がない。

 「岩下編」。
 他の男子部員と同じく食中毒のため当初は登場しないが、条件を満たせば体調不良を押しての参戦となる。他の素人部員に比べると伸びしろこそ悪いものの本職の持つ能力は流石の一言。パラメーターの合計値は他の候補者十名を遥かに凌駕する。
 練習も「トイレ掃除」や「シンババマッサージ」と言った大半のキャラが嫌がる内容以外はそつなくこなす。練習内容を計算しなければ「ルーシェ」役は元々彼を想定して作られたことを証明することになるだろう。

 また、この神奈川は攻略の進捗と連動した発生条件を有する特殊エンドで本領を発揮してくれたりする。
 『学恋2』でほぼ負けなしの戦績を誇った岩下さんに、なんと唯一黒星を付けるという大番狂わせを起こすのだ。そう、神奈川圭吾はぽっと出の単なるヘタレに見せて、実はとてつもない隠し玉を持っていたのである。
 ゆえに、彼の存在意義は以下の設定に尽きると言い切れるのかも知れない。

 (ネタバレにつき格納)

+ ...
 『学恋2』で度々登場した「清水智子」だが、実は彼女のことを殺害したのが神奈川であることが判明する。なお神奈川自身は霊でもなんでもない生身の人間である。
 『学怖(S)』での清水さんの妄想から生み出された「何か」が犯人説とは一線を画した新説がここに成立したのである。
 「花壇の恋」などと同じ「人間」側から既存シナリオに示した新解釈ということである。

 なお、これらの事実が判明するきっかけだが、清水智子の肖像画に何かの違和感を感じた岩下さんが表面を削ってみる。すると、もう下から醜い男の似姿が現れる――というものである。
 「旧作」でもあった流れだが、今回はその際にこの男の正体が人外ではなく生身の人間「神奈川」であることがわかる。

 かつて神奈川は清水さんと付き合っていたが、あることを切っ掛けにして彼女を殺してしまう。
 発覚を恐れた神奈川は身内から殺人犯を出すことを恐れた家族を抱きこんで整形手術を受けた。今の整った容姿はその際に手に入れたものである。

 それを補完するためか(財産を食いつぶしたため)今は貧乏している、とぼやくシーンが岩下編の日曜イベントに存在する。
 先に少し触れたようにこの真実は「旧作」でも有名な結末からしても矛盾せずに馴染んでいる。清水さんが冥界から犯人のことを告発しようとしたと言うなら、むしろこの真相の方が理に叶う……とは少し言いすぎだろうか。

 とにもかくにも、肖像画の仕掛けに気づいてしまった岩下さん相手に、神奈川は冥土の土産とばかりにべらべらとこれらの真相を喋り、口封じとばかりに彼女のことを絞め殺そうとする。

 そんな神奈川の姿は普段の彼とは全く異なる。まさに獰猛な犯罪者の、醜悪な本性そのものである。ちなみに岩下さんが彼のことを返り討ちにすることはできるが、二者択一の選択を迫られる。
 なお彼の表情差分には凶悪な表情が存在するので、勘のいいプレイヤーは彼が本性を隠していることに気づけるかもしれない。


 『学恋V』


 (執筆者募集中)  



金沢弘樹(かなざわ ひろき

  • 登場作品:新生
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園初等部 四年三組→六年四組
  • 関連人物:新堂大誠《クラスメート》,松岡伊吹《上司》,石田《いじめ》
  • 関連用語:六年四組《所属》
 『新生』「危険な転校生」に登場。
 かつてはいわゆる遅れているタイプのいじめられっ子でよく鼻を垂れていた。
 自分の思っていることを言葉に出すこともできず、へらへら笑うことでその場をやり過ごしておどおどとしていた子供だった。
 「新堂大誠」とは四年時のクラスメートだったが、「石田」というクラスメートに絡まれていたのを彼に助けられたことから双方には後々にまで続く因縁が結ばれることになっていくのだった。

 そんな彼の人生の転機は転校生「松岡伊吹」との出会いに他ならない。
 松岡に見いだされ腹心に抜擢されたことから自信をつけた金沢はハキハキとした調子で自らの意志を示すことができるようになり、学業面でもほかのクラスメートに教えることができるまで成長を遂げる。

 ちなみに短期間での急速な能力の向上については松岡伊吹の養父「松岡奏次郎」の手による遺伝子操作が施されたためであると作中で仮説は立てられているが、確証はないため実際は不明である。
 元々金沢が潜在的に持っていた能力が環境の変化によって花開いたと考えられないこともない。

 そんな金沢だが彼の自信は傲慢さの裏返しでもあった。ファナティックに松岡に指示される通りの管理社会を「四年三組」に適用するにあたっては、かつて恩を受けた大誠のことを容赦なく排斥することも行っている。
 その一方で、ほかのクラスメートが松岡の「洗脳」によって自由意志を剥奪される中で裁量の余地は松岡から認められていたのか、大誠相手には愛憎入り混じった彼なりの言葉を何度か向けている。

 いわば「危険な転校生」というシナリオにおけるもうひとりの主人公が「金沢弘樹」といえる。 
 金沢は確かに傲慢になってしまったが、恩も仇も忘れない律儀な男と言える。
 松岡に対する感情は心酔を通り越して崇拝しているといっても過言ではなかったが、彼の慢心を戒めるような忠言もかけている。盲目なばかりでなく、金沢は金沢で彼なりの意志と誇りに基づき松岡に仕えていたのだ。

 事実、松岡の正体が明らかになりクラスにかかった悪い魔法が解けた後も、忠誠に揺らぎはなかった。
 二年後の現在は「六年四組」に属しているようだが、(おそらく死んではいないが)松岡の仇である大誠以下カルテットを倒し、松岡の意志を継ぐべく爪を研いでいるようである。


かなめ

  • 登場作品:極,秘密
  • 種族:人間
  • 年齢:15歳
  • 身体:5尺2寸(157.6cm)/不明 ♀
  • 職業:歩き巫女→はぐれ透波(忍者)
  • 関連人物:煉釖藤丸,坂上修一,元木早苗
  • 関連用語:人面瘡,忍者,予知
 『戦国サイバー 藤丸地獄変』の登場人物。「朧影のかなめ」。
 作品の導入部である最初のステージ「第一幕」から、金髪ポニテ&ミニスカハイニーソというぶっ飛んだ格好のくノ一「韋駄天風子」および汎用グラの同僚巫女たちと共に参入する。立ち位置的には本作のヒロインに該当する。

 いわゆる清楚な物腰な美少女だが、「予見」の才能に長けた優秀な巫女である。
 ちなみにゲーム中では彼女を出撃させると、ステージ冒頭で攻略のヒントをくれたりもする。

 第一幕で所属していた「歩き巫女」のまとめ役である上役の「望月千代女」と共に「はぐれ透波」の下に連絡のために赴くが、その際山賊に千代女が殺されてしまったことによって行き場所をなくしたことからはぐれ透波の隠れ里に身を寄せることになる。

 なお、かなめ本人の言動は結構天然入っており、なにかと動じない。一方、導入部からして自身の占いから導き出した運命論に基づいて荒っぽい「藤丸」たちについていくことを決めるなど、彼女の姿勢について危なっかしく思うプレイヤーも多いかもしれない。

 ユニットとしての性能については、いわゆる打たれ弱い回復役(ヒーラー)であり間違っても前線には出していけない。
 にもかかわらず、第三幕からして汎用グラフィックで名前も伏せられている(見分けがつかない)にも関わらず、彼女に隣接されると一目ぼれしたという理由から敵から寝返って味方になるキャラ「黒兵衛」がいるという意地悪な仕掛けを施されている。

 また、はぐれ透波の成員のその後が明らかになるエンディングの中でかなめは、この黒兵衛のその後とリンクした衝撃的な最期を迎えた(らしい)。あくまで「噂」と但し書きされているが、言葉通り捉えれば間違いなく薄幸な人生だった。
 結構な割合でその後不幸な人生を送ったという仲間がいる中でも、間違いなくファンからの語り草になったひとりだろう。

 『極』「イノチ」に登場。
 福沢さんの友達の鹿コンビが「赤い人」を目撃した夜、セッティングされた合コンの席で現れた謎の女子大生三人組のひとり。シルエットからすると全員気合の入った和装に身を包んでいる。
 ほかふたり、口の悪くてミーハーな「ゆりな」と男勝りでぶっきらぼうな「かがり」が揃って「童貞」をこじらせてどもりまくる守山のことを邪険にするなか、かなめだけはわりと好意的である。

 話に上った赤い人と絡めて、とある総合病院にまつわる都市伝説の話を教えてくれた。
 この際の話口調はそれなりに天然で、年下のことを小悪魔チックにからかうようなものだった。その場は流れてしまうものの、怖い話に耐えかねた守山に急に抱きつかれても笑って許してくれる。

 キャラが原作とは結構違うということもあり、この三者の正体については原作の延長線上にあるのかは不明である。
 果たしてこの三人が忍者キャバクラ『FUJIMARU』の従業員であり実は裏の顔を持っていたりいなかったりするのか、それとも「都市伝説」の産物であるのか、単に童貞に優しくしてくれなかったおねーさんであったのかについても謎に包まれている。

 『秘密』「元木さんの家に行ってみよう」ルートに登場。
 一ヶ月前、「ポへ」の散歩をしていた坂上くんが早苗ちゃんと道端で話し込んでいたところを知り合った女性。年の頃は早苗ちゃんと変わりないそう。[なので同じく15歳ほどだろうか?]

 元木家の方々も認める霊能者であるようで、それから一ヶ月後に「人面痣」が浮き出た坂上くんは元木家を目指す道すがらたまたま彼女と再会し、相談を持ちかけることにした。
 なお原作では、身分が定かではないこと、戦国時代という舞台背景も相まって彼女の姓は明らかになっていなかったか、設定されていなかったがこちらでは「望月」姓の家に住んでいるようである。

 「藤丸」相手には様づけの呼称だが、同じく忍者としての主従筋以上の関係性が二人の中で生まれているか否かは不明である。
 言動からすると現代生まれであり、藤丸をサポートしながら時には良識的な判断で彼のことを咎めるという理想的な関係を築けているようだ。

 なににしても言動は丁寧で物腰も穏やかであり、初見の坂上くんの状態を端的に汲み取っている。
 また、事前に坂上くんのことを気にかけていたということもあって、彼から詳細な聞き取りを行った後は学術的な補足も踏まえつつ、人面痣の正体を教えてくれた。


金井章一(かねい しょういち)

  • 登場作品:学怖,学怖S
  • 種族:人間
  • 関連人物:荒井昭二《噂》
  • 関連用語:人形《犠牲者》,焼却炉
 荒井六話「人形の生けにえ」に登場。
 去年、荒井と"他称"クラスメートだった男子生徒で、昨年度「人形」に選ばれ、生贄にされた張本人。人形に付き纏われていたせいか、終始挙動不審。

 素の性格も人形に憑かれてからの態度と近かったらしいが、それが原因か誰も知らない内に段々と追い詰められていった。精神の均衡を失い、見えない何かと戦うように突然暴れだすなどと言った奇行を繰り返す。
 同時に精気を失っていき、傍目から見ても見る影なくやせ衰えていく。そして最期の日、彼は荒井にある頼みごとをする。そのために、最後の犠牲者の名を荒井に伝えた直後――彼は息絶えた。心臓発作だった。


 「人形」の恐ろしさを伝える前哨にして、単なる説明に過ぎないように見える彼であるが、実際のところ彼の存在こそがシナリオを難解に仕上げた最大の要因である。
 「荒井昭二=人形」とすると、どうあがいても荒井六話自体がでっち上げか、もしくは嘘が混じることになる。昨年度に「人形」の犠牲となった生徒がいることは確かで、その人物の名が「金井章一」であってもいいが、荒井昭二と言う生徒が鳴神に在籍していた事実は間違いなく存在しない。

 そもそも十三人目の生贄が主人公であると言うメインルートから考えて、"彼"が復活を望んでいたなら、そもそも話などする必要が無い。
 あの場に現れた「荒井昭二」が何者であったのかと言う謎と合わせ、主人公が彼の真意について心巡らせたのも金井章一の存在あってこそと考えれば興味深い。

 [「かねいしょういち」と、「あらいしょうじ」の音の響きも似ていることだし、どうにも偽名臭い感じがするのは私だけだろうか?]


金木まどか(かねき-)

  • 登場作品:ドラマCD
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 生徒
  • 関連人物:不知火美鶴,君沢麗巳《部活》
  • 関連用語:合唱部《所属》
 『ドラマCD』Disc.10 エンディング type.C「フクさん」に登場。


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金田宗春(かねだ むねはる)

  • 登場作品:小学怖
  • 種族:人間
  • 職業:大学生,鳴神学園 警備員 アルバイト
  • 関連人物:元木香苗《噂》
  • 関連用語:無限廊下《犠牲者》,鳴神大学付属病院《入院》
 『小学怖』火曜日「無限廊下」に登場。
 当直を取りやめ、夜間の見回り警備を外部委託することになった鳴神学園だったが、特に危険な箇所を見回る対象から外すという条件で警備会社と契約を結ぶ。

 が、この金田さんはアルバイトで入ったばかりの初仕事で、学園の抱える危険性に疎く、しかも行き違いから情報の伝達が間に合わなかったために、先輩たちの必死な呼びかけも虚しく特に危険な箇所に迷い込んでしまう。
 よって「加賀先生」と「林吉夫」の事例に続く、三度目の「無限廊下」にまつわる犠牲者になってしまうのだった。


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金本俊介(かねもと しゅんすけ)

  • 登場作品:AMC2,学恋2,追加
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 二年生→三年D組
  • 誕生日:9月25日
  • 関連人物:新堂誠《クラスメート》,佐伯美子《恋心》
 『AMC2』『追加版』「弁当ババア」に登場。
 二年の時、新堂さんと同じクラスだった男子生徒。
 怖がりのくせに心霊話が好きと言う何とも矛盾した生き方をしていた男であり、度胸試しによく出かけていた新堂さんにくっついては話だけ聞こうとしていた。

 それを日ごろから男としてどうかと感じていた新堂さんは友人の「北見」と共謀して、旧校舎裏の物置に一晩彼を閉じ込めてしまう。
 一晩明け、罪悪感を感じつつ彼を迎えに行くと本人は気に病んだ様子もなく妙な態度であった。そんな彼に違和感を感じ、気にする新堂さんだったが案の定ヨクナイものと巡り合ってしまっていた。

 「弁当ババア」の娘「佐伯美子」の亡霊と親しくなり、彼女の頼みを引き受けるまでになってしまっていたのだ。
 言われるがままに殺人を犯してしまった金本は正体を現した「悪霊」に魂を喰われて命を落としてしまう。思春期特有の恋心や英雄願望がないまぜとなった結果、犯した罪への報いというにはあまりに残酷な結末だった。

 『学恋2』新堂編「風間」ルート、風間編「倉田」ルートに登場。

 新堂編「風間」ルート。
 『学恋2』の世界では無事三年に進級したようである。
 が、「鬼島武」らにさらわれ、新堂さんを誘い出すためのエサにされてしまう。
 新堂さんの傍から見える友人がボクシング部関連に偏っており、人質になりそうな弱く見える面子が他に乏しいことを考えれば納得の人選である。
 お約束通り、彼は新堂さんを気遣い、助けに来ないよう必死に呼びかける。
 だが、そこへ助けに来た風間の勇姿を目撃して逆に肝が冷えたのか青い顔をして逃げていく。

 そんなことがあったので当日の試合で現地で応援するような元気はなかったようだが、やはり新堂さんのことは心配していた。
 もっとも試合会場は鬼島の驚愕の正体諸々のせいでカオスなことになっていた。気弱な彼は出席しなくて正解である。


椛島由宇作(かばしま ゆうさく)

  • 登場作品:探偵局
  • 種族:人間(能力者)
  • 年齢/誕生日:享年18歳/6月7日
  • 職業:鳴神学園高校 三年生
  • 関連人物:義李玲人《恩人》,賽臥隆恭《敵対》,権田力也
  • 関連用語:天眼《所有》,予言
 『探偵局』第二話「預言者ヒッポ様」および第三話「末路」に登場。
 百発百中の「予言」をすることで鳴神の「予言者」の名を欲しいがままにする男。
 人は彼のことを名前から取り「ヒッポ様」(カバの英語名Hippopotamus(ヒポポタマス)に由来か)と呼ぶ。裂けた口に離れた目、丸々とした体と言うユーモラスで漫画チックな体躯の持ち主もあって、それに対する揶揄も含まれているのだろう。

 最近は予言の力で幅を利かせているようで、校内で料金を取って尊大な商売をはじめるなど身勝手に振舞っているようだ。
 『探偵局』作中で主人公・賽臥はどのようなルートを辿ろうと彼と接触・対面する羽目になり、そこで様々な形で死の予言を下されることになる。

 用意された八種類の予言(話)のいずれかを乗り越えると、予言から一週間後に彼の末路を目にし、そのままエンディングを迎えることになる。
 まさに、彼は作品の構成自体に大きく関わった怪人……に見える。

 が、実際の椛島は利用されただけの哀れな犠牲者に過ぎない。賽臥と対面した時点で、彼の余命は残り一週間となっており、能力も衰えを見せはじめていた。それもそのはず、彼は黒幕の「義李玲人(ギィ)」から救うと言う名目で「天眼」を与えられた体のいい実験台に過ぎない。

 能力の源泉もそこにあった。詳細は「天眼」の項を参照のこと。賽臥に下した「死の予言」すらもギィに命じられただけで、そこに本人の意思は無かった。しかも賽臥の力を見極めるための噛ませ犬として利用するつもりだったというオマケ付きである。

 本来の彼は進級するまではいじめられ、自殺の寸前まで追い詰められていた一生徒だった。実際に死が迫ると、傲慢な予言者としての顔など忘れて本来の弱気な性格を見せ、「目が痛い」という悲痛な声を上げながら最後まで泣きながら死んでいった。
 いわば椛島の姿は力を持った弱者がどうなるかを示した可哀想な例なのかもしれない。

 予言にまつわるバッドエンドもよほど極端な行動を取らない限りは襲ってこないし、中ボスとしても手応えがない存在だが、一足先に己の「末路」を見せられた賽臥は高いモチベーションを得ることになった。
 その点では彼自身より、むしろその背後にあった「死の恐怖」こそが主人公・賽臥隆恭にとって乗り越えるべき最初の関門だったのかもしれない。

 ところで全くの余談になるが、『探偵局』には悲鳴のSEが一種類しかないせいで、彼の声は非常に高かったりする。


壁男(かべおとこ)

  • 登場作品:最終
  • 種族:人間?
  • 職業:鳴神学園高校 教師
  • 関連人物:細田友晴《噂》,水梨依子,和久井香澄,矢野文子《犠牲者》,渡貫先生《正体》
 『最終版』追加シナリオ「教師編」に登場。


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神谷真由子(かみや まゆこ)

  • 登場作品:学怖,学怖S
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 二年生
  • 関連人物:荒井昭二《噂》
  • 関連用語:焼却炉《呪い》
 荒井一話「校内に巣くう地縛霊」に登場。
 当時、校内で指折りの美人だったが、無理なダイエットが祟って入院することになる。栄養失調による骨の脆さや閉経に代表される病状は相当重度だったらしく、入院生活の中で自慢の容姿は見る影なく衰えてしまった。

 そして、こっそり病院を抜け出した彼女は同級生と再会。
 女子生徒なら髪の毛を引き剥がしたついでに、男子生徒ならカルシウム補給のためにと、どちらにせよ女の力とは思えない怪力をもって「焼却炉」で焼き殺すと言う暴挙に出る。その後の彼女の行方を知るものはいない!

一歩間違えばギャグなホラー漫画のような超展開によって、焼却炉は呪われることになったという話である。荒井さんの話の出だしが「地縛霊」だったのはもはや遠い昔の記憶のこと……。まさかの地縛霊関係なかったオチである。
 [骨の話と言えば、『四八』伊藤潤二シナリオはコレを彷彿とさせるものがあった。ひょっとしたら「伊藤潤二」の遺伝子は脈々と学怖に流れているのかもしれない。]



仮面の少女(かめんのしょうじょ)

  • 登場作品:学怖,学怖S,特,学恋V,生徒総会,ナポ怖
⇒「仮面の少女


賀茂泉かごめ(かもいずみ-)

  • 登場作品:流神A


加山裕(かやま ゆたか)

  • 登場作品:AMC1,送り犬
  • 種族:人間
  • 職業:警備員
  • 関連人物:山本幸男《先輩》,三田弘美
  • 関連用語:北聖大学《仕事》
 『AMC1』『送り犬』「山本幸男の警備日誌」ルートに登場。
 警備会社SRS社に勤める新人警備員。
 年前、脱サラして警備員になった若者で、大先輩の「山本幸男」が見るに真面目は真面目だが、突っ走りやすく落ち着きが無い性格の持ち主である。
 現在(2007年)は山本さんと一緒に「北聖大学」の警備に就いており、老練な先輩に助けられながら日々を送っている。

 作中ではアケミと言う女性と付き合っているようだが、ルートの冒頭ではデートの約束に遅れそうになり大あわて。
 そんな姿を山本さんにたしなめられていた。この際に「殺される~」と泣き言をこぼしていたが、もしも当の彼女があのお方だとすればうなづける話ではある。

 迷子の女の子、ヒロちゃんこと「三田弘美」が探していた「ゆーくん」の正体でもある(※おそらくは一番穏当なパターン)。
 宇宙人やら子どもの想像やらに散々振り回されてきた山本さんにとっても一番平和な展開であることだろう。
 ヒロちゃんと血のつながりは無いが、近所付き合いが高じて実の兄のように慕われるようになった縁らしい。


唐木田剛人(からきだ

  • 登場作品:鳴七
  • 種族:
  • 職業:鳴神学園高校 生徒
  • 関連人物:
  • 関連用語:

 『鳴七』登場予定。


 (発売前の節)  





カルロス・ヴィダル

  • 登場作品:鳴七
  • 種族:
  • 職業:マフィア
  • 関連人物:シェンファ,ターシャ,マリアンナ
  • 関連用語:

 『荒井』に収録される予定だったシナリオ「マフィアの娘」に登場するメキシカンマフィアのボス。
 現在はそれ以上語れる要素がないが、こちらで立ち絵が見ることができる。このシナリオがどこかで収録される事を待ち望むばかりである。 

 『鳴七』登場予定。


 (発売前の節)  



河合(かわい)

  • 登場作品:晦
  • 種族:人間
  • 職業:バレリーナ
  • 関連人物:藤村正美《仕事》,真壁《恋人》,上杉,吉村
  • 関連用語:赤い靴の女の子
 正美二話「両足を失った悲しみ」に登場。
 交通事故に巻き込まれ、両足にあわや切断寸前かと思われるほどの重傷を負ってしまった女性。
 これだけでも不幸だが、彼女が就いていた職業も悪かった。

 河合さんはバレエ団に所属しており、その中でも将来を嘱望されるほどのバレリーナだったのである。
 太い眉毛がアクセントになった個性的でありながら、かつ可愛らしい顔立ち。舞台映えする体つきの美しい人などと正美さんは語っている。

 将来を絶たれかねない現状に自暴自棄になっていた彼女だったが、ライバルの「上杉」さん、もしくは恋人の「真壁」さんの来訪がきっかけとなって前向きに生きるようになっていく。


  (執筆者募集中)  



川口(かわぐち)

  • 登場作品:学怖,学怖S
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 生徒
  • 関連人物:新堂誠《噂》,田所芳樹
  • 関連用語:陸上部《所属》
 新堂三話「バスケット部の秘密のノート」に登場。
 十年ほど前、陸上部に鳴り物入りで入部した期待のランナー。が、その身体能力が陸上はもちろん、バスケットにもうってつけの人材だったため、サイコ野郎「田所芳樹」によるしつこい勧誘を受ける羽目になる。

 中学では短距離走で結構注目され、当然瞬発力がある。さらに185㎝の長身に幅飛びでも高成績を残しているため跳躍力にも優れるなど、確かに話を聞くとわからないでもない。しかし、それは本人の意思を無視したものであったため、彼は突っぱね続ける。
 分岐によっては父親の影響で嫌々やっていたのが、次第に短距離走の面白さに目覚め、数多くの記録を打ち立てるに至った経緯が描かれる始末なら当然と言える。
 そして、彼自身は一切怪異に巻き込まれることは無く、新堂さんの四話目は田所が自滅する形で幕を閉じた。強い味方と確固たる信念を持っていたのが幸いしたか。 

 なお「鳴神新聞」一九九五年五月号で、川口翔と言う名の陸上部に所属する二年生が登場している。春休みに行われた春季大会で大会新記録をマークするなど、大きな活躍を見せた。田所の事件が起こった時期を考慮しなければ、条件が一致するため、ひょっとしたら同一人物。あるいは近親者と思われる。


河口(かわぐち)

  • 登場作品:晦
  • 種族:人間
  • 職業:俳優
  • 関連人物:真田泰明《仕事》,尾岳冬良,吉川
 泰明六話「洋館に宿った尾岳冬良の魂」に登場。
 「尾岳冬良」の作品をドラマ化するに当たって主演を務めることになった俳優。当時は二十代後半で役者としては中堅どころ、安定した仕事と人気を持ち、気さくな人柄からADの吉川(?)をはじめとしてスタッフ受けも良い、と申し分のない人物だった。

 尾岳冬良の小説の舞台となった屋敷の探索を提案したのは彼であり、いざ物色している時は率先して屋敷の物品をいじる(=吉川を怖がらせる)など、結構積極的で好奇心も強いようである。
 実は特殊メイク担当の飯山と謀り、泰明さんを含めたみんなを怖がらせようと彼を先行させていたなど、結構な悪戯心の持ち主だったりする。元々、怪奇現象好きだったとは言え、サービス精神満載ですね。

 泰明六話の性質上、真実は闇の中に葬られてしまう(「すべては闇の中へ…」)ことが多く、一応彼の生存が伝えられてもまだ安心できないことが多い。
 また、七話に進む正規ルートでは前後の関係はどうあれ、彼もまた真田泰明の手にかかって命を落とす事実が示唆されている。
 それよりもその展開では彼に用意されたSE(笑い声)が妙にダンディーなことの方が気になるかもしれない。確かに不気味ですが、それ以上にみょん。


川田(かわだ

  • 登場作品:追加
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 生徒
  • 関連人物:綾小路行人《恋心,犠牲者》,雪《クラスメート》
 『追加版』「マスクの下は」に登場。
 綾小路行人の最愛の幼馴染「」のクラスメートで綾小路に思いを寄せていたと思しき女子生徒。

 川田さんは雪を通じて旧校舎裏の桜の木の下に綾小路を呼び出し告白しようとしていたようだが、雪に対して恋情とも欲望とも取れない煩悶を抱えていた綾小路は当日無視して帰宅する。
 が、当日の夜になって綾小路はくだんの桜の木の下で骸になって横たわっていた雪の屍体を目撃してしまう。

 そして川田は四十九日が明けて登校してきた綾小路に近づく。
 しかし、綾小路は川田さんの誘いに乗ったかに見せかけて、雪の死んだ桜の木の下に呼び出す。そこで彼に首を食いちぎられ殺されてしまう。綾小路は雪を殺した犯人だと彼女を一方的に断じ、雪の復活のため死肉の一部を喰らって残りは遺棄したという。

 ただし、作中の記述から読み解く限りでは「雪」を絞殺した犯人は不明である。犯行当日の状況や川田さんがロープを持ち歩いていたという時点でひたすらに怪しいが、綾小路の視点は本人が自己申告している通りに狂っており、彼の言うことは全く信用できない。 
 綾小路が匂いに敏感という話は本人の口から否定されているにもかかわらず、彼女が持っていたロープから雪の匂いがする、と言っている時点でなにかがおかしい。

 そのため、愛する人間を失った男の横に居座ろうとした無神経な女という綾小路の印象からして実はバイアスがかかっており、実は川田さん自身はまったくの無実、という可能性もある(呼び出したのは川田さんだが犯人は別など)が真相は不明である。


川辺志道(かわべ むねみち)

  • 登場作品:VNV,特別編,最終,鳴七
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 二年C組
  • 関連人物:細田友晴《クラスメート》,佐伯,山本《友人》
  • 関連用語:
 『VNV』「魅惑のトイレ」、『特別編』「魅惑のトイレ(改訂)」に登場。
 細田さんのクラスメイトの一人で、いつも冗談ばかり言っているクラスの人気者。
 「山本」や「佐伯」と共に細田さんには見向きもしていなかったが、パラレルワールドの細田さんとは親しくしていたようだ。
 川辺くんの言動から、パラレルワールドの細田さんは勉強ができるだけでなく女性にもモテモテであることが窺える。言ってしまえば、彼はそれをプレイヤーに説明するためだけのモブに過ぎない。

 細田さんの化けの皮が剝がれてくると、元の世界と同じく三人からは再び距離を置かれてしまうことになる。

 『最終版』追加シナリオ「生徒編」に登場。
 上述の山本と佐伯と思われる生徒と共に登場する。約一年前の話のため、三人が一年生の時のことである。
 グラフィックの使い回しの可能性も考えられるが、山本くんに至っては明確に「山本」と呼ばれるため、他の二人についても同様に川辺くんと佐伯くんの可能性が高く、ここに記述することとする。

 山本くんが学校に関係ない本を持ち込んだということで「川田薫」先生に没収されるも、抗議のために三人で職員室に集まっていた。
 川辺くんと佐伯くんの二人は必死に友人を庇い先生を説得しようとするが、なかなか聞き入れてもらえない。

 その様子を見ていた「津川千絵」先生の助けを得て、無事没収された本は返してもらえるのだが……。
 この一件が津川先生の凶行のトリガーとなってしまうことを三人は知る由もないのであった。

 『鳴七』登場予定。
 下の名前と立ち絵を得て再登板となる。


 (発売前の節)  



川村(かわむら)

  • 登場作品:晦
  • 種族:人間
  • 関連人物:山崎哲夫《先輩》
 哲夫三話「キャンプでのできごと」に登場。


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河原(かわら)

  • 登場作品:学怖S
  • 種族:人間→霊
  • 職業:鳴神学園高校 生徒
  • 関連人物:橋本美也,小泉
  • 関連用語:赤い教科書,タイムトラベル
 福沢六話「仕組まれた化学の教科書」および隠しシナリオ「赤い表紙の謎の教科書」、「隠し01(女)『謎の教科書その後』」に登場。
 外面が良い優等生タイプなのだが、その実態はへそ曲がりな男子生徒。軽く説明すればどこにでもいそうな嫌な奴に過ぎないが、福沢さんの語りの中で河原の思考はなんでそんな細かいところまでわかるんだよ!? というレベルまで完全に追想される。

 プレイヤーとしては悪人とまでは言えない程度の嫌な奴にイラつかされる羽目になるだろう。
 ついでに言えば、生前からして格の高い奴とはお世辞にも言い難いにも関わらず、いざ眼前に出現した河原が引き起こす超常現象に一同は振り回されることになってしまう。

 で、この河原だが。自分の教科書に仲の悪い「小泉」という男が細工らしきものをしていて、それを目撃した。
 それだけで自滅してしまう。何の嘘も誇張もない、彼は一切の実害らしきものを受けていないにも関わらずである。


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神田拓郎(かんだ たくろう)

 新堂誠のクラスメートである男子生徒。
 ただし初登場時は没後に悪霊となった姿でしか実際にお目にかかることはできない。
 その後の作品では新堂さんの悪友じみた友人のひとりであり、生きた人間として登場する機会に恵まれることになった。当然、この際には後述のいじめ云々の話は外して語られている。

 複数人との恋愛関係含む鉄火場に巻き込まれた後述の経緯からいわゆるイケてる遊び人として描かれる一面と、薄幸気味な苦労人、常識人として描かれる一面からなる両面性を持つ。
 要は普通の人間であり、普通だからこその美点欠点を併せ持つ新堂さんと似通う人物なのだろう。

 『学怖(S)』隠しシナリオ「早苗は僕の婚約者」に登場。 
 元木早苗が満を持して登場したこのシナリオが異彩を放つのは、元木さんはもちろん彼・神田さんの存在が原因と思われる。
 冒頭で元木さんの口から語られたはいいが、どうにも尻すぼみ気味に終わった神田さんに死についての話が無関係と思われた語り部達を一本の線で結び、いざこざに似た口論を経たのちに彼本人が現れたことによって語り部達の人間性すら明らかにした。

 まず、岩下さんと付き合っていた神田さんは独占欲の強い彼女の性格に辟易していた。
 よって、神田さんは前からコールをかけていた福沢さんの下に走る。
 それと前後して岩下さんのことが気になっていた風間さんは神田さんににちょっかいをかける。

 福沢さんを片思いしていた細田さんは神田さんの二股に反応して陰湿な嫌がらせを仕掛けてくる。
 最後に同じクラスだった新堂は何が原因かは知らないが彼をいじめていた……。
 もはやここまでくれば無関係なのになぜかいる荒井さんに疑いの目を向けたくなる惨状である。

 そんなわけで、このように人間模様が繰り広げられた後の元木さんの話はそれを知った後とでは意味合いが異なってくる。
 誰が原因だったにせよ、自殺だったのか他殺だったのかは不明なものの、神田拓郎という男が線路に頭を置くことによって死に、生前の顔も全くわからない遺体で発見されたこと。
 それだけは紛れもなく、動かしようのない事実である。

 そのような掛け合いの直後に、このシナリオのハイライトがやってくるのだ。
 首なしの霊と化した神田拓郎がここ「七不思議の集会」に一同の誰かに復讐をするために現れる。
 誰かひとりを生贄にしなければ自分は成仏できないと言い、無関係の主人公に選ぶよう迫るのだった。

 もっとも、その多くの展開では首を失った神田さんは再び首を手にすることが叶わずに、早苗ちゃんの活躍によって退けられるのだが。

 ちなみに、彼を殺した真犯人候補は『学怖S』の分岐追加を含めれば、言質が取れている岩下か細田と思われるが、唐突に現れた日野を犯人にするのも妥当だろう。
 曰く、日野と彼は仲が良かったが、とうとう自分が神田のことを愛していると告白したために、避けられるようになったという。日野は嫉妬に身を焦がして愛する人をその手にかけ、悪霊になった彼のことも一途に愛し続ける。
 そして、彼を抱きしめつつ、日野はどこぞへ走り去っていった――。

 栄えある日野=ホモ設定は彼が登場したシナリオの、この一分岐がすべてであるが、あまりにもインパクトが強かったために、後の作品にも大きな影響を及ぼした。ちなみに『学怖S』で明らかにされた彼の生前の顔はなかなか男前だったりする。

 以上のようにあまりにも強烈な印象を残し、ファンの認知度も高く、ある意味七人目といえる。
 正直、自分から人間関係をかき乱したところもあるため、自業自得の感はある。が、悪霊になってからも結構ひどい目に遭っているので、かなり割に合わない。

 どちらにせよ、風間さんが隠された力を発揮したり、新堂さんが肝心な時にヘタレたりと言った、語り部達の新たな側面や人間模様を発掘できたという点で彼には感謝すべきだろう。

 『特別編』岩下シナリオ「地下格闘クラブ」に登場。
 このシナリオ中では名前だけが登場する。
 彼が七人目になるはずだが忘れて帰ってしまったようだ。


 『新生』「修学旅行の一夜」に登場。
 作中で出たのは上の姓だけだが、ほぼ間違いなく彼と判断できるためここに記述する。
 新堂さんにとっては未成年にも関わらずお酒を手に騒げる悪友のひとりである。短いやり取りの中でも気の置けない掛け合いを見せており、二人の仲の良さを察することはできる。

 話の焦点は新堂さんが日野貞夫のせいで体験する羽目になった恐怖の一夜に移っていくため、神田さんはその裏で豪華ホテルの最後の一晩をしっかり堪能していたと一夜明けてから語るのみである。
 ただし日野貞夫のホモ疑惑に警戒して及び腰になっていたり、学園のマドンナ・岩下さんが自分たちの班の一室に来てくれたことを嬉しそうに語ったりしている。

 少々イタズラめいたファンサービスだが、『修学旅行の一夜』は初登場作品からすれば過去の時間軸である話である。原作者は上記の未来に繋げるための、示唆(伏線)を働かせているのでは? 
 と、断言はもちろん明確にそうだと触れられてもいないので留意は要るが、ブラックユーモア込みのファンサービスであるかもしれないと、そういった思考を巡らせてみるのも面白いかもしれない。

 『極』「百点塾」に登場。
 「大倉和雄」、「吉田達夫」とともに新堂さんのクラスメートとして登場する。
 成績不良児だったり、問題児だったりするほかのメンバーとは違い、成績も性格も特に問題はなく付き合いで参加した。

 そのため、語る側の新堂さん目線では微妙に当たりが強い吉田、それに加えて利得にかまけ自業自得の気がある大倉よりはやや贔屓目で見られている感がある。ただし、その分純粋な被害者枠が回ってきやすい傾向にあるようだ。
 「後藤歩」先生のお眼鏡にかなって実験台にされてしまったり、極限環境に晒されて精神のバランスを失ってしまったり――、加えて新堂さん自身も身近で彼の窮地を目撃する機会も多い。
 共感はもちろん、もし自分だったら……というゾッとさせられる仮定は恐怖を共に運んでくるのだ。

 分岐展開によっては思春期のきょうだいらしく喧嘩することも多いが、内心では大切に思っている妹の存在が明らかにされたり、真相は不明ながら線路に引かれて頭部損壊の無惨な遺体になって発見されたりもする。
 総じて、保身に走るというより他者のために奔走するという人間性が多く出ている一方、意外と打算的で欲目を出して失敗するなど結構多面的な性格をしている。『新生』に続き、彼の人となりを再発見できたオールドファンも多いのかもしれない。



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  • 「加山裕」の「裕」の読みを「ゆう」から「ゆたか」に修正しました。 -- 名無しさん (2022-01-06 23:14:00)
  • 「唐木田剛士」と「川辺志道」は正確な読みが分かり次第 -- 名無しさん (2022-05-30 16:44:59)
  • そもそも「川辺志道」って「川辺」と同一人物なのでしょうか? -- 名無しさん (2022-05-31 16:38:17)
  • ↑生放送で細田さんとクラスメイトだと言われていたので、ほぼ同一人物と見ていいかと思いましたが、違った時は項目分けましょうか -- 名無しさん (2022-05-31 22:26:49)
  • 元々の川辺自体は大したことのないモブですし、まぁ別人だったとしても後日分ければ -- 名無しさん (2022-06-01 09:40:16)
  • いいと思います -- 名無しさん (2022-06-01 09:40:40)
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最終更新:2022年07月31日 16:48