ら行


索引


蘭(らん)

  • 登場作品:AMC2
  • 種族:人間(故人)
  • 関連人物:青井惠一,日暮太郎
  • 関連用語:肖像画
 『AMC2』「綺麗な風景」に登場。
 「青井惠一」氏が学生だった時の想い人だったが、夭折してしまった女性。
 青井氏の母校の美術部のスケッチブックに絵姿が遺されており、縁のない探偵局の面々も往時の彼女の姿を知ることができる。


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 が、彼女について特筆すべきは事件の対処に当たった日暮先輩が遭遇するバッドエンドだろう。
 時間制限が無いからと言って悠長に構えていると、穏やかで人の良い日暮先輩だろうと関係なく酷い目に遭ってしまう。

 詳細を語ることはしないが、「風景が動く」と言うギミックを最大限に利用した恐怖演出がやって来るのだ。
 探偵局編が平和な雰囲気で進行している分、不意打ち気味で発生するのでかなり怖い。

 が、唯一故人である蘭さんの心象を知ることが出来るのがこのENDである。
 青井さんにメッセージを送り続けたが、全く気付いてくれなかったことで狂気に走ってしまったのだろう。

 死者の思いは生者にとっては、その背景を慮り思い出とする程度であるからこそ美しい。
 しかし、思い出が思い出の枠を飛び出したなら。あふれた過去も常に美しくあり続ける。だからこそ恐ろしいのかもしれない。


リスカリリカ

  • 登場作品:ナポ怖
  • 種族:人間
  • 職業:地下アイドル
  • 関連人物:杉田かおる《噂》,志垣瑠璃《犠牲者》,サネアツ,飛べない小鳥,怪人X《同士》
  • 関連用語:夢想荘《犠牲者》,自殺
 『ナポ怖』第2話「自殺志願者の鎮魂歌」に登場。
 とある自殺サイトで「志垣瑠璃」の呼びかけに応じて集まった自殺志願者の一人。本名は不明。

 普段は地下アイドルをしており、アラサーも迫る中、飽和状態の地下アイドル業界でファンを取り合う毎日に辟易している。
 元々はニャンコ系地下アイドルであったが、客席からの罵声に耐えかねて「死んでやる!」と暴れたのがウケてしまったのを機に、自殺系地下アイドルとして定着していく。
 やがてステージでの自殺パフォーマンスはエスカレートしていき、ついには自分の喉を切り警察沙汰にまでなってしまう。

 以上の経緯により、ライブハウスは全て出禁。ファン(彼女自身がそう呼ぶのでこのように記述する)もリリカが自殺しなければ納得しない。
 そうして彼女は自身の存在意義を求めて「自殺」を選択するのであった。

 ライブのパフォーマンスで傷つけた跡を隠しているのか、腕には包帯を巻いている。
 また、ホルターネックのインナーの上にショールを乗せ、首元にはリボンチョーカーをセレクト、全体的に白と黒を基調としたゴシック調の衣装に身を包んでいる。
 目元を涙目にみえるよう強調したり、生気のなく人形を意識した白基調のメイクを施していることからもわかる通り、リスカリリカは2020年前後から流行り出した俗にいう「地雷系」女子・ファッションを意識しているのだろう。

 地雷系女子とはどことなく精神を病んだ女子(メンヘラ女子)を想起させるファッションのことであり、当然ながら「自殺」とは親和性が高い。
 ファンシーなうさぎのぬいぐるみを大事そうに抱えているが、これも地雷系女子と隣接する趣向「マイメロ女子」を思わせる。小物としてリスカリリカの壊れた精神を強調しており、彼女の本来の趣味はさておき自己演出に余念がないことがわかる。

 ただし、彼女自身の自殺に向けた決意は固いものの、作中で見せた発言は案外まともである。
 サイト上のチャットでの言動や、「飛べない小鳥」たちを前向きに励ましたり、「サネアツ」に子供扱いされる「怪人X」を庇うなど、集まった自殺志願者たちに対する仲間意識の強さが見受けられる。

 [余談だが、動画内でリスカリリカさんに声を当てた「ナポリの男たち」のhacchiさんは、企画の一環で一人でメイド喫茶に行きニャンニャン言わされた経験がある。
 それを知るナポリのファンは、リリカさんが過去「いい歳してニャンニャン言ってんじゃねぇよ」と罵声を浴びせられていたというのを聞いて、胸にくるものがあったのではなかろうか]


リルル

  • 登場作品:AMC1,学恋,学恋2
  • 種族:犬(ポメラニアン)
  • 関連人物:倉田恵美《主人》,シャルル
  • 関連用語:ホラー・ストリーム,送り犬,ホレホモンZ
 倉田恵美のペットで高飛車ツンデレ幼女「シャルル」の先代犬に当たる。犬種は同じだが、こちらはオス。
 [某ドラ○もん映画最高傑作のヒロインとは同名だが、たぶん関係ない。]
 が、どういうことかこの子ロクな目に遭っておらず、相方とは違ってセリフが用意されたこともない。[かのヒロインのコンセプトは「絶対に報われない」ことだったが、果たして……?] 

 『AMC1』「倉田家襲撃」ルートに登場。
 殺害された彼の遺体を目撃することがこのシナリオのはじまりの合図である。愛犬の遺骸を目の前にショックを受ける暇もなく、すぐさま倉田恵美の背後に立った謎の人物は倉田家を舞台とし両親を人質に取ったデス・ゲームの開始を宣告するのだった
 ちなみにこのルートに入った時点でリルルは必ず死ぬ、両親の死とは違って不可避である。

 『学恋』夜イベントに登場。
 ラジオ番組「ホラー・ストリーム」視聴中の主人を助けようと颯爽と現れ外敵を撃退してくれる。
 しかし、場合によっては勢い余って守るべき主人を噛み殺してしまう。

 『学恋2』風間編夜イベント「ホレホモンZ」に登場。
 宇宙人の毒電波が同じ地球産とは言え、犬にまで効果があったとは驚きである。案外役に立ちそうだと得心する風間さんであったが……。
 なんと役に立つ前に車に撥ねられてそのまま帰らぬ犬になってしまう。

 「七不思議の集会」前、仮に飼い主と風間さんが接点を持ったとしても犬の名前まで至ることはまずありえないだろう。
 なにも知らない間に恵美ちゃんは飼い犬を失うことになってしまうのだった。‐完‐


ルーシェ・ベガ

 深尾先生が脚本・演出を担当した高校演劇「蒼い瞳のルーシェ」の登場人物で、その主役に当たる役柄。
 世界に影響を与えうる生身の人間と言うより『学恋2』の作中作の一部に過ぎないが、その役割は単に文化祭で注目を浴びる以上に大きい。と言うのは、ルーシェは岩下さんが演じる「ローラ・エトランゼ」のキスを受けると言う栄誉に俗するためである。

 『学恋2』「岩下編」に登場。
 シナリオ冒頭で演劇部の男子部員が全員食中毒で倒れるという危機的状況が発生、万人にこの役を演じるチャンスが与えられる。
 つまり宝塚のような男役として女性が演じることや、誰もが目を覆うデブが運命の王子様の役割を担うこともできるということである。


煉釖藤丸(れんごく ふじまる)

  • 登場作品:新生2,秘密
  • 種族:人間
  • 年齢:17歳
  • 身体:5尺9寸(178.8cm)/18貫(67.5kg) ♂
  • 職業:はぐれ透波(忍者)頭領
  • 関連人物:坂上修一,かなめ
  • 関連用語:ONI,タイムトラベル,忍者
 『戦国サイバー 藤丸地獄変』の主人公。
 武田信玄が秘密裏に組織した忍者集団「はぐれ透波(-すっぱ)」を若輩にしてまとめる頭領。
 戦国の世を生き抜いてきただけありシビアな考えを持つリアリストだが、根は優しいタイプ……。
 と言われているが、その印象を悟らせないレベルでとにかく口が悪い。

 一応恩人と言えるはずの信玄の死をせせら笑う、戦闘アニメーションのセリフが「死にやがれ(CV:子安武人)」などなど、冒頭部分からトゲが生えまくっているので年季の入ったファンでも自信がなくなってくるかもしれない。

 ユニットの性能については射撃、砲撃系などの攻撃からなる「金」以外の弱点属性が存在せず、成長率、四神の名を冠した専用の忍術も共に優秀など、ゲームの最後までお付き合いできる。主人公なだけあり前線にガンガン斬り込めるだろう。

 とはいえ彼の率いる「はぐれ透波」は武田の傘下を離れ、隠れ里として独立した後はさしたるビジョンを持っていなかった。
 しかし、かの信玄が組織した忍軍ということで、彼らの登場は世の裏側のパワーバランスに変化が生じることに他ならない。

 藤丸たちは降りかかる火の粉を払ううちに、全国各地の忍者軍団を敵に回すことになってしまう。
 そしてことごとくそれを撃破していくが、やがて戦国の世を終わらせるために動くことを決意する。

 その過程の中で、乱世の裏側に潜む戦乱の元凶を討ち果たし、かつて考え方の違いから袂を分かった盟友と決着をつけた後は、文字通り最強の忍軍となった「はぐれ透波」を解散した。

 成員のその後については幸福にその後の生涯を市井で送った者、忍びとしてしか生きられず不幸な半生を送った者、その後すら定かではない者、最期に諸説ある者、様々である。
 彼自身はもはや敵に値する者すらいなくなった武者修行の果てに、人生に幕を下ろしたとされる。後世の人は天界に昇ったと噂したという。

 『新生2』「藤丸地獄変×人肉食堂」に登場。
 上記ベストエンディング後の藤丸本人、まさかのクロスオーバー出演である。
 鬼と戦っていたら(相手はおそらくは最強の「隠忍(おに)」「時空童子」)戦国の世から四百年後の現代にタイムスリップしてしまい、鳴神学園近くの公園で空腹のあまり行き倒れていた。
 そこに通りがかった普通の男子高校生「坂上修一」からついさっきまで喋っていた食べ物(?)を貰う。

 忍者ならではか、調理以前に精肉されてさえいない生のままの食料に噛り付き平らげるという離れ業を見せた。
 その結果回復したのも束の間、刃傷沙汰当たり前の戦国の価値観と即座に現代に順応する柔軟な姿勢の両方を見せて、通りがかっただけの坂上のことを大いに混乱させる。

 ついでにその場の成り行きで坂上を従者にすると、今度は泰平の世である現代を舞台に天下を狙うべく動き出すのであった……。

 『秘密』「元木さんの家に行ってみよう」ルートに登場。
 まさかのクロスオーバー出演ふたたびである。背中の痣について相談しようと早苗ちゃんを頼ろうとした坂上君だったが、その知己である霊能力者「かなめ」と遭遇する。
 その縁で彼女のお宅で話を聞くということになった場合、やはりというべきか彼が姿を現すのだ。

 今回はタイムスリップしてきたかは定かではないが、人となりや喋り方、装束などは殺伐とした価値観に慣れた往年の藤丸そのものである。現代にしっかり順応した上で、忍者をやっているようだ。
 坂上くんの「呪い」を狙って包囲した病院の手の者を切り抜けて向こうと話をつけてくれたり、学園の裏側で暗躍する連中について教えてくれた上で、学園を監視対象に加えるなど大いに力になってくれた。

 藤丸の真の目的は不明なものの(真剣味はある一方、単に面白がっている向きもあるように聞こえるが……)、発言に物騒なところは混じりつつ全体的には親身になってくれている。
 いずれにせよ、期せずに忍者を巻き込んだ坂上くんは非日常の開幕に胸躍らせるのだった。


瑠戸怜人(ると れいと)

  • 登場作品:レト神
  • 種族:人間→悪霊?
  • 関連人物:日野貞夫《噂》
  • 関連用語:いじめ
 ゲーム実況専用シナリオ「レトルトin鳴神学園」に登場。
 同作は『学怖』25周年記念で制作された、「アパシー・シリーズ」とゲーム実況者・レトルトさんとのコラボ作品である。

 劇中の視点人物である主人公「僕」が新聞部の入部試験として調査するよう日野貞夫から提示された「都市伝説」およびその話に登場する人物。
 のちに仮面をつけた謎の転校生として主人公のクラスに実際に転入してくる。

 仮面をつけている時点で怪人物に他ならないのに、なぜか気にしない周囲のクラスメートや先生。
 当初は不審に思うのに、人なつっこい彼の態度にほだされてか、警戒を解いて自宅に招く主人公であったが……。

 実際のところ、この「瑠戸怜人」という名前はゲーム実況者「レトルト」のもじり。
 作中で登場する仮面のデザインも左右で白黒に塗り分けられ、+マークで目の意匠が施されている。要は実在するレトルトさんのアイコンを彷彿とさせるものである。

 なお、シナリオが進行するにつれて、「瑠戸怜人」に関わっていく「僕」の思考は混迷を深めていくが、最終的にはなぜこの作品がレトルトさんという個人専用のものであるかが明らかになる。
 その際に「瑠戸怜人」の正体も判明するが、内容としては多岐に渡るため未試聴の方相手には一言に語り尽くせるものではないと補足させていただく。



ローズ

  • 登場作品:秘密
  • 種族:人間(故人)
  • 関連人物:ジェームズ《父》
  • 関連用語:黒バラの城,黒魔術
 『秘密』「行かないほうがいい」「黒バラの城」ルートに登場。
 今は訪れるものもほとんどいない洋館黒バラの城」に勤めていた庭師「ジェームズ」氏の娘。


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ローラ・エトランゼ(Laura etranger)

  • 登場作品:学恋2
  • 種族:宇宙人(役名)
  • 関連人物:岩下明美,深尾華穂子
  • 関連用語:蒼い瞳のルーシェ,前世
 深尾先生が脚本・演出を取った高校演劇「蒼い瞳のルーシェ」の登場人物で、そのヒロインに当たる役柄。舞台上では岩下明美が演じた。

 以下は深尾先生の語るところの設定である。
 共和国連合軍オフェリアのプリンセス(第二皇女)。
 共和国連合軍設立の立役者である「ロードレステン・ウィル・デュミック・エトランゼ」を祖父に持つことから、相当な貴顕のようである。ちなみに父の名前は「ロヴァル・ウエンダレステン・エトランゼ」。

 そんな彼女は幼馴染の中立国出身者ゲイトニッヒと敵対国王子ルーシェの間の恋情に翻弄される。17歳の誕生日に出会ったルーシェに魅かれるままに婚約者ゲイトニッヒを袖にし、追い詰められる中ルーシェと共に時空を越える道を選んだ。
 共和国なのに、なんでプリンセスがいるかは多分突っ込んではいけない領域で、事実作中では説明されていない。
 [連合なだけに、数あるだろう構成国の中に君主制を取っている国が混じっていた……などの解釈で一方は補完可能である。]

 そのフルネームは
 「ローラ・ド・パトリクス・デルファーナ・アシュレイ・オル・エトランゼ
 とお姫様キャラの多分に漏れず長いものがシンババの口から語られている。貴族の名前は何らかの意味があったりするものなのだが、分解して分析してみよう。

 「Laura de Patricks delfana Ashley hors etranger」。

 「Laura」は欧州圏の一般的な人名であり、ラテン語で言う「月桂樹」を由来として持つ。オリンピアの勝利者に与えられた冠の材料であり、アポロンの求婚を拒んで乙女の身体を捨て純潔を守ったダフネーの木。
 次の「de(ド)」からおそらくラテン系ではなくフランス系と見なされるため、スペルは「Laura」とした。

 「de」はドイツ圏の貴族の称号「von(フォン)」とほぼ同義。
 名前の後に出自(出身)、領土などを示す姓の前に付けられ英語の「of」や「from」と同じと考えればわかりやすい。

 「Patricks」はおそらくアイルランドの聖人「聖パトリック」の所有系。「聖パトリックの~」のような意味合いになるだろう。
 この辺りからだんだん怪しくなってくるが、それらしいことと思ってご傾聴ください。

 「delfana」は対応する単語が見当たらないが、紆余曲解して「delfama」とする。これならスペイン語で「del」+「fama」となり、意味が通る。
 詳しい説明は省くが、意味合いとしては前置詞+名詞で「名声の~」と言ったところだろうか。

 「Ashley」はここまで来て前二語の修飾がかかる彼女の領地名(家名)となる。
 英語圏では一般的な人名であり、北欧神話の世界樹(ユグドラシル)もそれとされる「セイヨウトネリコ」がその語源である。

 そして「hors etranger」。
 この二語はまとめて説明しよう。西洋の王はキリスト教の聖人などをその名の由来とするが、そのバリエーションは少ない。
 必然的に区別をつけるため、もしくは言い換えのために二つ名を付けている。「獅子心王(Lionheart)」や「太陽王(le Roi Soleil)」など尊厳に満ちたものがある一方で「欠地王(Lackland)」などの悪名や「禿頭王(le Chauve)」や「肥満王(le Gros)」などのただの悪口のようなものがあるのは面白い。

 そして、この二語を合わせ「追放者」を意味するのは間違いないだろう。
 「hors」は「外」を意味する言葉で「etranger」は「外国旅行者」や「異邦人」を意味する日本でも馴染み深い言葉である。
 つまりこの二つ名は忌み名として逃亡後に故国から与えられたもので生来のものではない。通常英語で「the」を意味する「le」を使用されていないのはより強い拒絶を表すものだろう。
 劇中で彼女は「ローラ」とのみ呼ばれているが、「異邦人ローラ」を示す役名は本人もよく知る流浪の旅を本人も知らないうちに示唆していたのか。

 ただし、ここまで書いたようなことを飯島さんはともかくシンババは多分絶対考えてない。
 名前の構成も一見それっぽくなってるだけでなんかおさまりが悪いし、由来もなんかバラバラである。
 宇宙人なのか宇宙時代の地球人なのかはわからないが、宇宙歴ン万年の王族のそれを現代と同じに考えるなと言われれば、それまでだが。



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最終更新:2022年07月25日 08:50