あ2


索引


中雅臣(あたり まさおみ)

  • 登場作品:探偵局,流神A
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 一年B組
  • 年齢:16歳
  • 身体:175cm/59kg
  • 関連人物:柴田浩次《親友,恋心》,賽臥隆恭《友人》,妖怪ベロリ《犠牲者》
  • 関連用語:サッカー部《所属》
 賽臥の同級生にして「柴田浩次」の友人。柴田とは同じ中学に通っており、転校してきたばかりの時「サッカー部」に誘われたことをきっかけに知り合った。付き合いの悪い賽臥ともゲーセンで遊ぶなど、柴田つながりの親交はある程度は持っている。
 表向きはスポーツに青春を燃やし、友人の相談にも快く乗る好男子に見せ……、

 『探偵局』第六話「フレンドシップ」、第十四話「妖怪ベロリ」に登場。

 第六話「フレンドシップ」。

 (ネタバレにつき格納) 

+ ...
 実はこっそりSNS「フレンドシップ」で、柴田に対して粘着行為を繰り返していた。
 柴田を愛する(!)あまりに彼のことで思い悩んだ末、というのが動機である。。
 柴田に対する害意はなかったようだが、思い詰める余りに彼に近づくものは誰であれ許さないと思い切った行動に出てしまう。

 なんと、賽臥のことを恋敵認定して暴走してしまったのである。
 普段はまともな人ほどキレると何をしでかすかわからないと言うのは、きっとこのことなのだろう。

 彼の思いを柴田に伝えることは難しくない。柴田に関して火種を残したままと言うのも危険、かつ他の話で思い出させるのもイヤなので、ぜひ真相を明らかにしよう。柴田はドン引きしつつも事実を受け入れ、中を第一の親友と認定して手打ちになる。

 勢いで賽臥に暴力を振るってしまったことに対しては後日ちゃんと謝ってくれる。中自身は本当にタガさえ外れなければ普通の人と言えるのだろう。いずれにしても痴情のもつれは普通の人を鬼に変えてしまうのかもしれない。

 ちなみに本人が言うに「柴田が好きなのであって、男が好きなわけではない」らしい。
 きっと、好きになった人がたまたま同性の親友と言うだけなのだろう。


 第十四話「妖怪ベロリ」。
 サッカー部の活動には激しく情熱を注いでいるようで「妖怪ベロリ」の被害にあった際は憤る一幕もあった。
 いざ元凶である妖怪ベロリと対面した際には真っ向から怒りをぶつけるのだが、彼(?)の正論じみた言葉に言い負かされてしまった。

 『流神A』「オープニング」、「紅女」に登場。

 「オープニング
 フレンドシップ事件を微妙に引きずっているといっても柴田は相変わらず女の子に目がないのだが、中は気づいていないようだ。おそらくは、柴田が中の逆鱗に触れないよう慎重に距離を取っているためであるのだろう。

 柴田は中もいずれ女の子に興味を持つだろうと楽観しているようだが、中は異性に興味を示さず、むしろ勘の良さで相方のことをヒヤヒヤさせている。
 実はナスみたいな娘のために怪談を集めているとも露知らず、愛する人のために怖い話を披露した。

 「紅女」。


 (執筆者募集中) 



あっちゃん

  • 登場作品:晦
  • 種族:人間
  • 職業:幼児
  • 年齢:3歳
  • 関連人物:鈴木由香里《仕事》,かっちゃん,よっちゃん,NONAME
 由香里二話「お屋敷にいた子供の話」に登場。
 ベビーシッターのバイトに登場する三人の子どもの一人。もしくは話の一つ。
 危険なバイトばかり多い由香里姉さんらしく、どこにでもあるはずの子守の話を仰々しく語り上げる彼女のやり方は実に胆に来る。
 ちなみに当の子どもの名は忘れてしまったとかで、「あっちゃん」とは、話の便宜上由香里さんが「悪魔」から取ってそう呼んでいるだけである。
 [けして、さっちゃんのお姉さんで苺が好きな人のことではない。]
 なお、この三人の子達は共に三歳で、家の方にも問題があると言う共通点が……? 

 あっちゃんは少しも目が離せない子。
 席を立つこともなかなか出来ないので由香里さんには自由がほとんどありません。その上、家族達は自分の仕事をほっぽってまで由香里さんに構いたがるのです。あまりにじろじろ見るので、現代っ子の由香里さんにはやっぱり気の休まる時がないのでした。

 音を上げた由香里さんは彼らを無視することにしたのですが、今度は家の皆が集まって体を押さえつけます。挙句に変な薬まで飲まされました。
 あまりの恐怖に命からがら逃げ出してみれば、バイトを紹介した知り合いは訳知り顔でした。何でもあっちゃんの一家は何事もみんな一緒をあまりにも大事にし、そうでない人を病気と見なして治そうとする病気みたいな人たちなのだと言うのです。由香里姉さんが飲まされたのは何かの脳味噌というオチ付きでした。


 実はこの体験は由香里達アルバイターの中で語られ、性格の悪い先輩が何も知らない後輩に紹介することによって、着々と恐怖を繰り返しているらしい。バイト同士の繋がりから派生し、実際に伝染する怖い話と言うことは同じ晦の話では二階堂と近いか。



阿部妙子(あべ たえこ)

  • 登場作品:追加
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 三年H組
  • 誕生日:5月4日
  • 関連人物:風間望,永山美香,小松原ゆかり《クラスメート》
  • 関連用語:しりとり小僧
 『追加版』風間シナリオ「しりとり小僧(改訂)」に登場。
 「しりとり小僧」を呼び出すべく、「永山美香」、「小松原ゆかり」らの三人で、しりとり一〇〇回に挑戦した女子生徒。

 しかし、彼女たちのしりとりは目標の一〇〇回に達しても終わる気配を見せず、三人は次第にしりとりに支配されてゆく……。
 最終的にはしりとり小僧に呪われて、アヘ顔を晒すというサービスシーン(?)を見せてくれた。


阿部弘幸(あべ ひろゆき)

  • 登場作品:レンタル
  • 種族:人間
  • 職業:フリーター
  • 年齢/誕生日:23歳/12月3日
  • 身体:O型
  • 好きな/嫌いな食べ物:やきそば/トマト、セロリ
  • 関連人物:ゆず《恋人》,阿部美由紀《母》,船橋アキ,小松栄一
  • 関連用語:童貞
 『レンタル家族』「青年リグレッツ」の主人公。
 大学卒業後、対外的にはアメリカ留学のための資金繰りと称してアルバイトに勤しむ。その目標は母親からも心温かく応援されている。後輩からの相談にも快く乗って的確に助言を返してくれるなどバイト先での評判も良い。

 しかし面倒見のいい先輩としての顔と裏腹に、実態としては自嘲的で漠然とした不安感を抱いた悩める青年である。
 アメリカ留学の話もモラトリアム延長のために付いた場当たり的な嘘からなんとなく引き返せなくなったからに過ぎない。
 見栄を張っていかにも経験豊富そうに見せ実は「童貞」である。一応大学時代に捨てるチャンスはあったらしいが、なぜか思い出すことも忌まわしいトラウマになっているようである。

 そんな彼は思わぬところで人生の転機を迎えることになった。
 童貞から脱却すべく一念発起して呼び寄せたデリヘル嬢がよりによって直前に喫茶店で出会った変な女だった。
 これではコトに及ぶどころでなく、その相手「ゆず」の性格もあっていつの間にか互いの身の上話を話し合うためだけに呼び寄せるような妙な関係になる。

 互いの将来、自らの情けない境遇を吐露するうち、ゆずが他の客から暴力を浴びせられたというトラブルをも乗り越えて将来を共にしようとするまでに惹かれ合うようになったのだが……。

 (ネタバレにつき格納)

+ ...
 その直後、ゆずはトラック事故に巻き込まれて帰らぬ人になってしまう。
 自暴自棄になった彼は、駆けつけてくれた後輩たちにあてどなく今まで隠していた本音をぶちまける。
 しかし、彼がこれですべてをあきらめたかといえばそんなことはなかった。

 恋人のゆずの夢を引き継ぐために出版社の編集者の前に(言葉を濁すほど個性的な画の)漫画原稿を持ち込むのだった。
 それもゆずが愛した「ジゲンダイスケ(次元大介)」のコスプレをして。

 それから時が流れ、成人した「“篠田規子”」の結婚相手の、一回り年上のあんまり売れていない漫画家とは彼のことだと思われる。寡黙な印象や「レンタル家族」が嫌いというのも仮説の立証を後押ししている。

 なお、ハロー君のがむしゃらな意志によって正されたもう一つの歴史では無事にゆずと結ばれたようである。


阿部美由紀(-みゆき)

  • 登場作品:レンタル
  • 種族:人間
  • 職業:主婦
  • 関連人物:阿部弘幸《息子》
 『レンタル家族』「青年リグレッツ」に登場。
 息子・弘幸の目標を温かく見守る、いかにもふくよかなおふくろさんといった容姿の持ち主である。


天音瑞希(あまね みずき)

  • 登場作品:特
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 生徒
  • 関連人物:吉島春香《友人,いじめ》,立石すみれ《いじめ》
  • 関連用語:旧校舎の悪魔《犠牲者》
 『特別編』福沢シナリオ「恋愛教」に登場。


 (執筆者募集中) 



飴玉ばあさん(あめだま-)

  • 登場作品:学怖,学怖S,VNV,AMC1,学恋,学恋2,流神A,追加,小学怖,ドラマCD,鳴七


綾小路行人(あやのこうじ ゆきひと)

  • 登場作品:VNV,AMC1,学恋,学恋2,特,学恋V,流神A,追加,最終,新生,極,ドラマCD,新生2,学恋4,秘密,鳴七
⇒「綾小路行人


荒井昭二(あらい しょうじ)

  • 登場作品:学怖,学怖S,四八,VNV,AMC1,AMC2,学恋,学恋2,特,学恋V,追加,最終,新生,極,ドラマCD,新生2,秘密,荒井,鳴七
⇒「荒井昭二


荒井規子(あらい のりこ)

  • 登場作品:小学怖,新生
  • 声(CV):葵ゆり
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園初等部 六年六組
  • 誕生日:4月23日
  • 血液型:A型
  • 趣味:読書、映画鑑賞
  • 好きな/嫌いな食べ物:プリン/お酢
  • 関連人物:荒井昭二《父》荻野有矢,遠藤佳奈美《噂》
 年代不明、鳴神学園初等部六年六組に属する児童のひとり。
 荒井昭二の愛娘。真面目で礼儀正しい性格で、父譲りの冷静さの中に含みを込めた語りが特徴的。あまり進んで人と絡む性質ではなく近寄り難い雰囲気を醸し出しているが、クラスの男子には彼女の隠れファンも多いらしい。

 自己評価はあまり高くないようで自分のことを卑下する言動も多いが、だからといって同意しづらいのも確かである。
 文庫版やボイスドラマではショートカットの神経質そうな容姿、新生ではロングヘア―で人形のような娘という違いはあるが、総じて物静かさと陰気な印象を与えるものになっている。

 『小学怖』火曜日「化粧道」に登場。
 父、荒井昭二から聞いた話として「荻野有矢」についての話をしてくれる。幼くとも女性ということで「化粧」に注目した話を聞くことができる。二人の語りを聞き比べてみるのも面白いかもしれない。

 『新生』「呪いの法則」、「ブラック・アイ・キッズ」に登場。

 「呪いの法則」。
 過去の六年六組に籍を置いた「遠藤佳奈美」についてと、彼女の席「六番」がなぜ欠番になったかについて教えてくれる。
 同時にシリーズ全体を貫くかもしれない「呪い」という現象にまつわるルールも込みである。
 加えて、実は男子たちの長編である『危険な転校生』と対になる女子たちの長編の前振りも兼ねている(予定)など、総じてなかなかに重要な話だったりする。

 本来は「金曜日」という週後半に向けて用意されたプロットなだけあり、二度目以降の語りであることが冒頭で示唆されるほか、また荒井さん本人も冷淡で物騒な私見を交えたりと、彼女自身も隠された一面をあらわにしてくれる。
 遠藤さんの過去については同情的であるものの、彼女自身にあわよくばの裏の意図があったのでは? と勘ぐってもおり、なかなかに読者のことを安心させてくれない。

 「ブラック・アイ・キッズ」。
  都市伝説「ブラック・アイ・キッズ」検証のために黎雄くんが意見を求めたクラスのみんなのひとり。
 こちらでは父譲りか、豊富な映画の知識を有しており、都市伝説「ブラック・アイ・キッズ」は映画『光る眼』に着想を得て作られたものではないか? という意見を富樫君に述べている。


荒瀬範子(あらせ のりこ)

  • 登場作品:探偵局
  • 種族:人間→???
  • 職業:鳴神学園高校 三年K組
  • 関連人物:倉持千夏《知人》
  • 関連用語:都市伝説《嗜好》,都市伝説探偵局《依頼》,地獄の穴
 『探偵局』第一話「トモダチのトモダチ」に登場。
 小説家志望にして、「都市伝説」を愛好する女子生徒。
 作中では都市伝説「地獄の穴」に巻き込まれたことから、「都市伝説探偵局」に助けを求めることになる。
 同時に、都市伝説好きな倉持千夏とネット上から交友を持っていた縁から巻き込まれた賽臥は関わるつもりは毛頭なかったはずの「探偵局」案件とバッティングしてしまう。

 そんなこんなでこの荒瀬さんだが、プレイヤーにとっては(システムのフラグ的な意味で)彼女の依頼=最初の事件という事情もあって、わりと印象に残るキャラクターのひとりかもしれない。

 が、実際接してみた賽臥は荒瀬さんの独りよがりで、自己顕示欲が強い性格と間近で接することになる。
 その上追い詰められると途端に横柄になってしまうなど、典型的な嫌な奴タイプであることまで明らかになっていく。

 だんだん助ける気が失せていく賽臥だったが、捜査を進めていくとさらに呆れた真相が明らかとなる。
 荒瀬さんはネット・現実問わず、都市伝説を散々吹聴していていたようだが実際はまったく信じていなかった。
 噂に踊らされる人間のことを陰から見て嘲笑っていたらしい。

 しかも「地獄の穴」自体が実は自分で作った創作都市伝説だったというオマケつきである。
 ネット上での反応や探偵局に持ち込むに至る一連の流れもすべてが自作自演の狂言と言うことになる。

 すべては自分の文章を世に広めるためらしいが、要は自己陶酔に浸っていたに過ぎない。
 彼女が癖としている文体を指摘するのは至難だが、見事当てることが出来ればそれらの全てが白日の元にさらされる。

 で、迎えた当日の深夜、ただの噂だから自分に害が及ぶことがないとたかをくくっていた事が仇となったのだろうか。
 それとも虚言を弄して都市伝説を甘く見たツケなのか、荒瀬さんは幽霊になってしまう。もしくは「トモダチのトモダチ」になるという末路を迎えてしまう。まともな人間として生還するパターンはひとつもない。

 探偵局の正体は他言無用というルールを破ろうとしたために見捨てられてしまったのが最後のトドメかもしれない。
 その一方で、賽臥の手で真相を明らかにできなくても富樫会長はおざなりな対応をして去る。そのため、荒瀬さんが嘘を吐いて探偵局をダマそうとしているというカラクリは半ば見透かされていたと思われる。
 誠実な態度など望めない荒瀬さんの性根が彼女自身の命運を決していたのだ。

 だが、後日談で千夏が語るには、荒瀬さん本人は都市伝説になれて感謝しているらしい。
 彼女の言葉ではイマイチ要領を得ないが、本人が満足しているなら、まぁいいことなのだろうか。


新芽衣夢(あらため いむ)

  • 登場作品:探偵局
⇒「久多良善内


荒牧大河(あらまき たいが)

  • 登場作品:小学怖
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園初等部 六年生
  • 関連人物:海野菜月《噂》,白木《教師》
 『小学怖』火曜日「奇跡の水」に登場。
 数年前、初等部六年生だった男子児童。当時から将来は体操のオリンピック選手も期待できるほど高い運動の才能を発揮していた。
 しかし大問題体育教師「白木」に目をつけられたことから、彼の人生には大きな傷跡が付けられてしまうことになる。
 白木は大河の才能におんぶにだっこで指導と言えるような指導は行っていなかったが、大河自身は素直で目上の人のことは良く聞き、周囲に偉ぶるようなこともなく、むしろ周囲から非常に好かれたとても良い子だった。

 そのため、元々の白木の性格もあって誰も文句をつけられないまま、白木は突出した才能を持つ大河に彼の管理能力を越えた課題を与え続け、事態はとんでもない悲劇へ発展していく。
 大河は白木から与えられた全二十段の特注跳び箱に挑んでいくが、白木の管理不十全のため跳び箱が崩落してしまうのだ。
 大河は一時は生死の境をさまようことになり、なんとか一命は取り留めたものの半身不随の後遺症が残ってしまった。

 当然ながら怒り心頭の大河の両親は白木に詰め寄り、彼からなんとか謝罪の言葉を引き出すが、決定的証拠がなかったことによって退職や訴訟にまでは持っていくことができず、白木自身は鳴神学園に居座り続ける。
 大河自身は元凶の白木を恨むにまでは至らず、ただ裏切られて悲しいという感情を抱くに留まったのだから実にいい子である。

 その上、大河は転校前の白木との面会で父親が持ち出した「奇跡の水」を飲むことを拒み続ける。
 その後の結果から逆算した状況や彼自身の証言からするとどうやら大河は「奇跡の水」の正体を知っていたようだ。白木にさえ死んでほしくなかった、父親に人殺しになってほしくなかったなどの理由によって飲むことを拒否したのだろう。

 その後、当初の予定通り大河は他校へと転校していったが、なぜか父親が自分の身代わりのように同じ重傷を負ったのと引き換えに五体満足の健康体へと戻れたという。
 当然ながら父親を失った彼の顔は晴れず、自分の力だけで立ち上がりたかったと涙ながらに言葉をこぼしている。
 大河のその後や彼がふたたび体操に挑むのかは不明だが、語り手の菜月ちゃんはそうであってほしいと願っているようだ。


有馬健一(ありま けんいち)

  • 登場作品:特,鳴七
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 生徒
  • 誕生日:10月25日
  • 関連人物:新堂誠,荒井昭二《噂》,有馬健二《弟》,水野先生《顧問》
  • 関連用語:空手部,飛込部《所属》,生霊
 『特別編』新堂、荒井シナリオに登場。
 『特別編』に頻出する複数シナリオに跨いで登場するキャラのひとり。
 ちなみに彼の登場する両シナリオだが、同一の周回で両立させることが可能である。

 ただし同一人物であると仮定すると矛盾ばかりが発生し、特に語り部同士で補完の説明がされるというわけでもない。
 同じ立ち絵を採用した同姓同名の別人として捉えた方が賢明だろう。

 新堂シナリオ「痛みを感じない男」。
 「空手部」所属の二年生でエース。基本的には弟思いの兄貴。
 後述の弟が強くなったことを脅威に感じ、結果悲劇に巻き込まれている。

 荒井シナリオ「プールの飛び込み台」。
 ジュニア大会で記録を残してきた優秀な飛込部員として登場。
 しかし上級生のやっかみ工作によって飛込を失敗、プールサイドに叩きつけられて脊髄を損傷、選手生命を絶たれてしまう。
 こちらでは弟の存在やその後の動向は不明。師である「水野先生」の大活躍に話が移ってしまうが、どちらにしても彼には関係のない話だろう。

 『鳴七』登場予定。


 (発売前の節) 



有馬健二(ありま けんじ)

  • 登場作品:特
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 一年生
  • 誕生日:7月1日
  • 関連人物:新堂誠《噂》,有馬健一《兄》
  • 関連用語:空手部《所属》
 『特別編』新堂シナリオ「痛みを感じない男」に登場。
 兄「有馬健一」に憧れ、同じく空手部に入部するもあまり芽が出ず、兄との比較にはコンプレックスも抱いていた。
 しかしある日の出来事で彼は兄をも脅かす強さを手に入れ、展開によってはその代償で命をも失ってしまうのだった。

 『鳴七』登場予定。


 (発売前の節) 



安西真奈(あんざい まな)

  • 登場作品:小学怖
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園初等部 六年六組
  • 誕生日:10月7日
  • 血液型:A型
  • 趣味:なし
  • 好きな/嫌いな食べ物:お寿司/ニラ
  • 関連人物:戸浦愛梨《親友》,安西由紀《母》
  • 関連用語:七不思議の集会
 年代不明、鳴神学園小等部六年六組に属する児童のひとり。
 クラスでもあまり目立たず、友達もそうはいないタイプ。見たままに引っ込み思案で大人しいが、実はほかのクラスの子がためらうことでも言えてしまえる強さと怖さを兼ね揃えた子である。

 『小学怖』月曜日「学園七不思議」に登場。
 転入初日早々に親友の戸浦さんがさっそく怖がらせにかかった「転校生」である聞き手に対して、そのことへのお詫びを兼ねて学校終わりに接触してくる。
 気弱なのか、自分の言葉に浸って意味深げな微笑みを浮かべそうになってはすぐにあやまりの言葉で打ち消すという忙しい語りが特徴的である。

 内容としては鳴神学園小等部のみならず、学園や周囲の有名な怪談について(今後の布石も兼ねてか)さわり部分を教えてくれるが……。
 なによりも鳴神学園のタブーである「七不思議の集会」が禁止になったいわれに続いて、ズバリ「あなたは何者ですか?」という疑問を遠回しではあるが伝えてくる辺りで、この子はただものではないと思った読者/プレイヤーも多いはずである。

安西由紀(あんざい ゆき)

  • 登場作品:小学怖
  • 種族:人間
  • 関連人物:安西真奈《娘》,佐山みのり《親友》
 『小学怖』月曜日「隠された人形」に登場。


 (執筆者募集中) 



安条ミルク(あんじょう-)

  • 登場作品:ドラマCD
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 一年I組
  • 関連人物:元木早苗《クラスメート?》
  • 関連用語:座敷童子
 『ドラマCD』Disc.7 元木早苗「座敷童の家」に登場。
 数百年は歴史があるであろう地元の素封家「安条家」の娘だったが、家の繁栄の礎である「座敷童子」が住まうといういわれがあった実家の蔵を取り壊したのをきっかけに、家の中で霊障が続発。
 母は意識不明の入院状態、十名以上いた使用人は全員暇を願い出る、そして父は……。

 という完全に詰んだ状態をどうにかしてもらうべく、身近な霊能力者の元木さんに泣きついてきた。ちなみに元木早苗を支えるご先祖様一同は安条さんから持ちかけられた事態の解決に向けて全く乗り気でない。
 それどころか、ご先祖様たちは安条家と安条さん自身に悪印象を抱いていた。
 ただ、生きている友達がほしい元木さんは快諾しその日の放課後のうちにすぐさま解決に乗り出そうとしてくれる。

 ちなみに安条さん自身は元木さんの独特のノリには煙に巻かれていた。その上、ご先祖様たちが見えているかまでは不明なものの一女子高生の口から飛び出してくる異様な会話にはすっかり引いていた。
 ところでここで一度確認しておくとこの安条さんだが、普通に性格が悪いと断言できる。

 元木さん目線だと気が強くて芯がしっかりしているといい方向に言われているものの、癒し系でぽやぽやしている彼女の見方は客観的にはあまりあてにならない。
 献身的に事態解決に尽力してくれた元木さんに対する態度とその後やろうとしたことを考えると、家がめちゃくちゃになって自暴自棄になってしまったことへの同情を差し引いても言葉に余る。

 そもそも会話の端端から強引なところは見受けられ、リスナー視点に立てば態度に後々引っ掛かりを覚えるかもしれない。
 それでも先祖の業という現代っ子ではよくわからないものを自分の代で背負わされ、自分の人生を捨てなければならないことを考えればやはり同情はできるが……。

 繁栄の裏で蓄積してきたゆがみは彼女の人格形成にも悪影響を及ぼしたのでは? という邪推をしてしまいたくなるのも確かである。もっとも彼女の家庭環境まではわからないが。
 「ミルク」という名前が1995年ではいささか浮いており、当然用法としてはこの頃に発生していないものの言外に「キラキラネーム」だという当てこすりをされたのもうかがえる、かもしれない。

 ちなみに事態の発端となった蔵が壊されたのが一ヶ月前、事態がいよいよ大詰めを迎え元木さんに相談を持ち掛けてきたのが一週間前と、安条家はあっという間に滅亡したことがわかる。
 こんなことを言っても何の慰めにもならないだろうが、げに恐ろしきは先祖の業といえるだろう。


安藤(あんどう)

  • 登場作品:学怖S
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 生徒
  • 関連人物:荒井昭二《噂》,小山《犠牲者》
  • 関連用語:地縛霊《犠牲者》,精神病院
 荒井一話「校内に巣くう地縛霊」に登場。
 『学怖S』追加分岐。
 学園サイドは事故が多発する敷地の一角(校舎裏)をお祓いしてもらい、ついでに名目としてプレハブ倉庫を建てた。
 しかし、別に霊は消えたわけではなかったらしく、先生から片づけを言いつけられた彼ら生徒、安藤と「小山」はとある事件の当事者になってしまう。

 なんらかの要因で小屋に閉じ込められてしまったふたりは、次第に暗くなっていく周囲に不安に襲われる。
 その中で、安藤は「地縛霊」にでも幻を見せられたのか、それとも精神を狂わされたのか、一緒にいた小山のことを化け物と思い込み、恐怖に突き動かされるままに襲い掛かってしまう。
 小山の生死は不明だが、正気を失った安藤は病院に送られることになったという。

 ちなみにたった二人で取り残される環境と「“闇"」に狂わされた結果人を殺してしまう展開は細田六話にも存在する。と、言うより構造としてはズバリそのものである。
 このシナリオの恐怖はバッドエンドと陰惨な空気を大量に抱えた細田六話とは比べ物にこそならないが、ひょっとすれば『学怖S』を主宰する何らかの存在を暗示しているのではないかと思わせる興味深い一致である。

 さらに、先生側は彼個人が狂ったことで片付けられるように、安藤の指導要領を改竄するなどの工作を行っていた。これも「人形」シナリオに象徴される学園の抱える“闇"の一端を示すものだろう。派手さこそないが、小さくても歪みを見つけ出すのは容易なこと。彼の事件はそれを示唆しているのである。



情報提供・文章の補足、編集方針の動議その他諸々歓迎します。
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最終更新:2022年05月31日 15:44