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索引
野球部(やきゅうぶ)
- 登場作品:学怖,学怖S,特,鳴七
- 種族:部活(公認)
- 活動日:毎週 月~金
- 活動場所:野球場にて
- 関連人物:浅田茂,栗原幸大,墨田あかり(墨田美玖),浜平昴暉《所属》,小林先生,陣内東児
学校の運動部と言えば必ず筆頭格に挙がるほどメジャーな部活動。
しかして、意外にもこのシリーズにおいて怪談の舞台となる事はほとんどなかったりする。
陰惨な「怖い話」は実質「
浅田茂」の件のみであり、しかもこれも野球部と言うより「
体育館」を舞台にした怪談である。
なお資料やシナリオによっては「
鳴神学園」の野球部は弱小だったり強豪だったりと風評は一致しない。
ただし、実のところは野球部と言っても「軟式野球部」と「硬式野球部」の両面立てになっており、それらの設定を両立させることは一応可能だったりする。
『学怖(S)』荒井一話「
校内に巣くう地縛霊」。
ここで語られる浅田くん在籍当時の野球部は甲子園の常連にもなる強豪であり、多くの部員を抱える人気の部活動だった。
ただし部員が多いということは、それだけレギュラーを勝ち取る競争も熾烈となる。レギュラーの座につけない者は補欠、補欠にもなれなければ雑用と、悔しい思いをしなければならない人数も自然と多くなってしまう。
そんな野球部に蓄積された負の思念が恐ろしい現象を引き起こしてしまう……という話ではなく、上述の通りスポットが当たるのはぶっちゃけ野球部はほとんど関係ない「体育館」である。その犠牲者となったのが不運にも「野球部」の浅田くんだった。
浅田くんの一件以降、高校野球の夏の大会がある八月初め頃、野球部ではけが人が続出するのだとか。
『特別編』「
野球部の秘密」
こちらで語られる比較的最近の野球部は部長以下部員の意欲が極めて低く、弱小のそしりを受けてもへらへらと笑っていた三流運動部だった。そんな部が今年に入り転機を迎えたという。
現在進行形で強くなっていくその理由についてが、新堂さんの口から語られることになる。
詳細は「
栗原幸大」と「
墨田あかり」の項を参照のこと。
なお、このシナリオはどちらかと言えばコメディ調に話は進み、爽やかスポ根的な顛末を迎える。通常の怖い話とは一風変わっているものの、変わった切り味ということもあって『特別編』における良シナリオのひとつに挙げられるかもしれない。
『鳴七』「野球部の秘密」ほかに登場。
やはり「栗原幸大」を中心とする形で、彼の知己である新堂さんの口からこの部活のことが語られる。
(執筆者募集中)
「
野球部の秘密」。
基本的に『特別編』版とシナリオに相違はない。
ただ、鳴神と安曇ヶ丘の両主将に「
浜平昴暉」と「
陣内東児」という名前と明確な個性が与えられ、栗原と墨田あかりあらため「墨田美玖」たちとの間に複雑な人間関係を築いていくことになる。
(執筆者募集中)
「
パーフェクトじいさん」。
栗原は野球と並ぶもうひとつ柱としてパフェ好きというもうひとつの顔を持っている。
そんな栗原は絶品パフェを出す「
パーフェクトじいさん」の店を発見し、「
浜平昂暉」部長以下野球部員全員を招待する。
が、それは普段お世話になっている部活への恩返しというわけではなく……、
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愛する野球に対し、常日頃からどうしようもなく怠惰でふざけた態度を取っている「鳴神学園野球部」への意趣返しだった。
栗原自身も日頃からバカにされており、その鬱憤を晴らすべく手引きしたことになる。
よって、ほかの野球部員全員は哀れパフェの材料にされてしまうのだった。
それと部員全員が行方不明になってしまっては当然、鳴神学園の野球部は廃部になってしまったようである。合掌。
余談だが「野球部の秘密」と「パーフェクトじいさん」は同じ新堂さんの口から語られるため一周で両立させることはできない。しかし設定として共通する部分も多く、栗原たちの性格にもさして変化はない。
例えば栗原の歯止めになっていた「墨田美玖」が「パーフェクトじいさん」の世界線では不在だった、もしくは「野球部の秘密」の栗原も表に出ないうちに問題が解決しただけで相応の憤懣が溜まっていたなど仮説はいくつか考えられる。
もちろん、人間の心は複雑怪奇、答えの出ない問題なのだが。
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夜叉川(やしゃがわ)
- 登場作品:探偵局,
- 種族:スポット
- 関連人物:依木鈴子
- 関連用語:つごもり橋
鳴神学園近郊にある河川。
架かっている「
つごもり橋」とセットになっている心霊スポットとして扱われることも多い。
青春の舞台として河川敷が用いられることもある。
(執筆者募集中)
ヤパーレ人(-じん)
闇(やみ)
光の差さないこと、またその状態。黄昏時を越えて夜を迎えることになる集会後半では必ずお世話になる。
ただ、この項目では物理現象や概念ではなく学園に潜む全く得体の知れない怪物のことを取り上げる。
『学怖(S)』風間四話、細田六話に登場。
風間四話「
風間のインチキ降霊術」。
集会を風間の提案に乗り打ち切ると、得体の知れない存在がいることが判明する。
どうやら周回の出席者が薄々と感じている嫌な感じの源泉らしく、皆が意図して目を向けない部室の片隅に確かにいるナニカのことを主人公は闇だと語っている。
話を重ねていくにつれて、部室に霊気やらなんかしらの悪いものが溜まっていくと説明書や風間の話では度々触れられているのだが、もしかするとこの話の中でたまたま触れられただけで、語り部たちの話している裏で闇は嗤っているのかもしれない。
風間さんのトンでも提案に乗っかったバッドエンドの中では珍しく“後悔”しない終わり方と言えばその異常性がわかるだろう。
細田六話「
取り残された旧校舎の補習授業」。
六話目という日の沈んだ時間帯に加えて話の渦中ともいえる旧校舎に陣取っての地形・心理効果もあってかバッドエンドが大量に配置されたこのシナリオだが、この闇が登場する分岐・結末は例外なく強制終了という、実にえげつないものになっている。
ここで登場する闇とは空間を捻じ曲げて旧校舎に迷い込んだ者を捕え、喰らうないし闇の一部として取り込む怪物である。
闇という字義からわかる漠然とした概念にとらわれないばかりか質量を備えた怪物として動くだけでなく、展開によっては悪意をもって被害者の認識(視覚)を歪めることで対象を破滅に導くという、実に悪質な存在である。しかも、細田さんを教材にプレイヤーが抱くだろう疑問の答え合わせをしてくれ、そのついでに更なる恐怖を与えてくるのだから徹底している。
『学怖S』荒井一話「
校内に巣くう地縛霊」に登場。
『学怖S』追加分岐。
倉庫に閉じ込められた「
安藤」と「
小山」に待ち受ける運命に、この「闇」は大きく関わっているようだ。
『鳴七』「
トイレの花子さん」に登場。
基本的に『学怖(S)』版「取り残された旧校舎の補習授業」とシナリオに相違はない。
ヤンデレ
- 登場作品:学怖,学怖S,VNV,AMC1,学恋,学恋2,特
- 関連人物(その1):岩下明美,玉井佳子,立花ゆかり,平井香苗,市ノ瀬京子,大原,北崎洋子,更紗,本田佐知子,野々宮亜由美,財部美穂,鍋島香織
- 関連人物(その2):荒井昭二,日野貞夫,五十嵐裕也,大川大介,中雅臣
- 関連用語:百合,BL,カニバリズム
こと恋愛において病的なまでの執着心や態度、行動などを取る人(主に女性)。恋路に置いて病的(時には猟奇的)な行動を取る女性の話は古来、それこそ神代の昔から存在するが、それを見事に指し示した言葉と言える。
しかし近年に出来た言葉である為か定義はイマイチ定まっていない。
例に置いてはやはり「元祖ヤンデレクイーン」と銘打たれた岩下さんを取り上げるべきであろう。
当初から坂上や倉田に好意(興味)を持っているかのような態度であるが、相手が嘘や裏切りに関連したとなっては、それがどんな些細な物であっても殺意を向け、時には本当に殺害する。
非常に利己的で傲岸不遜なものであるが、美人の一言で済まされがちなのは世の理か。
他にも「赤い傘青い傘」の「
立花ゆかり」、飴玉ばあさんの飴玉の魅力にとりつかれた彼氏を持つ「
野々宮亜由美」、「偽りの愛」で最後に猟奇的行動に出た「
本田佐知子」など、普段は清楚でおとなしい印象を持つ子が多い。
ちなみに最近では定義が厳密に定められ、安易な使用は慎むべきだという風潮があるようである。
そのため『鳴七』に登場する精神が不安定だったり社会性に問題がある女性陣は一律に「メンヘラ」という呼称で紹介されている。
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最終更新:2023年11月19日 09:14