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用語辞典 /る‐ろ - (2024/05/05 (日) 01:07:44) の最新版との変更点
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**る‐ろ
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*索引
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**ルーベライズ
-登場作品:学怖,学怖S,AMC1,送り犬,鳴七
⇒「[[ルーベライズ>用語辞典 /は#id_89159919]]」
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**ルビー
-登場作品:学怖,晦,学怖S
⇒「[[ルビー>用語辞典 /は#id_ade5db33]]」
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**霊界(れいかい)
-登場作品:学怖,学怖S,鳴七
⇒「[[霊界>用語辞典 /ゆ#id_53634993]]」
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**霊道(れいどう)
-登場作品:学怖S,探偵局,特,小学怖,鳴七
⇒「[[霊道>用語辞典 /ゆ#id_9b12f9e4]]」
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**レヴァイアサン
-登場作品:学恋V
-種族:[[悪魔>用語辞典 /重要用語 /悪魔]]
-関連人物:[[ >キャラ年鑑 /主要人物 /あなた#id_ec9d7384]]《正体》
-関連用語:七つの大罪
リヴァイアサン、レヴィアタンとも言う伝説上の海の怪物。
「さん」とか「たん」とか付いているといって、決して萌えキャラ化してはいけない。[が、日本人にその苦言は届かなかったようだ。手遅れである]
キリスト教における唯一神が人類の食料にするために生み出した巨獣「ベヒモス(バハムートなどとも)」の伴侶として造られた怪物のはずだが、その巨躯から繁殖を恐れられ、夫を殺されてしまったりしている。
その関係からか「[[七つの大罪>用語辞典 /な#id_30cc1f64]]」においては「嫉妬」を司る悪魔と設定されている。
また、大きければ強いと言うのは単純明快な法則であるためか、「万人の万人による闘争」で有名な思想家ホッブスの著作では強大な国家権力を喩える意味でこの怪獣の名が使用されている。
『学恋V』綾小路ルートに登場。
悪魔と言えばこの男というわけでバッドエンドでは思わぬところにいた彼女によって綾小路は連れ去られてしまう。
一応、段階は踏んでおり例のごとく悪魔召喚をはじめた綾小路と同席し、現れた大悪魔「[[ベリアル(山本三郎)>キャラ年鑑 /や#id_737c1d81]]」の手引きによって正体を現すというものである。
このクラスの悪魔ともなれば下級悪魔の事情なんて知ったことでないのか、通りがかった「[[大川大介>キャラ年鑑 /お1#id_926965e1]]」のことも道端の小石をけ飛ばす程度の扱いで消滅させており、綾小路もあまりの呆気なさに唖然とさせられている。
ちなみにカオスエンドの場合に登場するのは「[[こちら>用語辞典 /て‐と#id_2fc4934a]]」。
どちらの展開の方がマシかはプレイヤー諸氏のご意見にお任せする。
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**歴史部(れきしぶ)
-登場作品:男怖,鳴七
-種族:部活
-関連人物:久留米剛,一乗寺奏,松平良明,浅田亮平,浅野孝弘,蜜田真奈美,本郷茜《所属》,[[磯村日出男>キャラ年鑑 /い#id_165a9e0a]]《顧問》,藤岡豊《?》
-関連用語:[[狭間の部屋>用語辞典 /は#id_b5199407]]
「[[笹ヶ岡学園>用語辞典 /さ#id_45a870d7]]」にかつて存在していた部活動。
現在は廃部に伴って壁を壊され一体化しているが「[[図書室>用語辞典 /と#id_3590e201]]」に隣接する箇所に部室を構えていた。弱小ながらにそれなりに長い歴史を持っていたらしい。しかし、五年前の夏休みに当時の部員たち全員が消息を絶ったことによって消滅してしまう。
名前の通りに歴史研究を行う文化系の部だったようだが、それとは別に学園に伝わる[[開かずの間>用語辞典 /あ#id_0e3b6fa8]]「狭間の部屋」の発見を目指して探索を代々行っていた。基本は与太話の延長に過ぎなかったが、最後の「[[久留米剛>キャラ年鑑 /く#id_73438072]]」の代でまさかの王手をかけ、詰んだ。
かつて顧問を務めていた「磯村日出男」は、悔恨と諦念とかすかな期待を込めて図書室司書として学園に留まっているようだ。
そして時は流れて現在、そんな彼らの活動記録を記したノート「狭間の部屋 探索記録」を『男怖』の主人公トリオのひとり「[[是枝雅隆>用語辞典 /け‐こ#id_5d05020b]]」がたまたま手に取ったことから、物語ははじまっていくことになる。
挟みこまれたメモをはじめ、複数の暗号で構成されたノートを見て歴史部が狭間の部屋の所在を掴んでいたことを確信した是枝は友人たちを巻き込んで解読を進めていくことになる。そこに乱入者が加わるというのもまた別の展開への基点となる。
というわけで、そもそも「歴史部」について知る前に全く関係のない展開に派生する場合を除き、「根幹」をはじめとする「狭間の部屋」内部に突入する全ルートにこの部活の存在は関わってくる。
実際に部屋内部に突入したことで主人公の「[[守山成樹>キャラ年鑑 /む‐も#id_e553644a]]」たちが部員たちと出会うということもなくはないが、常識の通じない異界だった「狭間の部屋」の理不尽に呑み込まれており、既に死亡しているかふた目と見れぬ姿に成り果てていることが多い。
『鳴七』
リブートに伴う新設定として「[[鳴神学園>用語辞典 /重要用語 /鳴神学園]]」にも同名の部活動が存在することが明かされる。やはり歴史研究などを行っているようだ。
「[[蜜田真奈美>キャラ年鑑 /み#id_c8f50a7a]]」と「[[本郷茜>キャラ年鑑 /へ‐ほ#id_c2ab9e11]]」の両名が所属していることが触れられている。
現状では『[[生徒名簿>用語辞典 /重要用語 /鳴神学園生徒名簿]]』など関連書籍で軽く紹介された程度の扱いだが、今後の躍進が期待される。
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**レンタル家族(-かぞく)①
-登場作品:四八,レンタル
⇒『[[レンタル家族①>用語辞典 /重要用語 /レンタル家族]]』
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***レンタル家族②
-登場作品:レンタル,鳴七
-関連人物:多数
-関連用語:ワールド・レンタル・コーポレーション《企業》
「[[ワールド・レンタル・コーポレーション>用語辞典 /わ行#id_ce815487]]」が提唱した、家族の役を演じる人間を派遣するサービス、ひいてはこのサービスが社会制度にまで昇華されたものを指す。
正式名称は「契約家族制度」だが、作中の世界ではおそらく通称らしい「レンタル家族」の方が広く普及している模様。
『レンタル家族』の作中ではおおよそ全世界の法制度を揺るがすほどの話題性を持って迎えられ、数年の実験期間を経て急速に普及していった。
作中では養子・結婚制度を揺るがせるまでに浸透している。
現在は提唱企業である「ワールド・レンタル・コーポレーション」がほぼシェアを独占した現状であるらしく、「ハッピーファミリーサービス」等の零細企業が隙間を狙うも、まるで相手にはなっていないらしい。
(ただし、これはシステム運用開始から数年ほどの現状であるため、以後になって事態に変化が出た可能性はある。)
急速に普及した理由としては人生の伴侶となる年代はもちろんのこと、子ども役となる児童、ペットの犬猫や介護役の老人に到るまでカバー出来る広範さあってのことだろう。
また、少子化の進行に連れて露わになっていった、赤ちゃんポストのブームや親殺し子殺し、児童売買の横行と言った事件に象徴される「家族制度」自体の揺らぎ、社会不安が最大の要因とされる。いわば時代の要請あって出現した存在といえる。
で、このシステムは作中では後述する負の側面の方が題材にされがちだが、心に傷を負ったものに心のケアを行ったり、逆に新たな「絆」を見つけ出す機会を生み出したりと言った正の側面も強く取り上げられている。
また、身元保証人が必要であったりと、雇用契約に到るまでの審査は厳密に行われており、この職業に関する認知度や社会的地位はかなり高い模様。現に信頼性の高く、特殊な技能のいらない職業として真っ先に挙げられている。
ただし、このシステムを人と人とのつながりを弄ぶものとして、潜在的に嫌う者も少なからず存在している。
最大の問題となる子役については児童養護施設と提携を結ぶことで解消しているようだが、肝心の児童は顧客の要望に応えられない限り、施設で虐待をもって迎えられている。
身寄りのない子どもに、かりそめの家族を与えるという建前すらきちんと機能しているどうかは極めて怪しく、単なる営利目的に堕している感は否めない。
[流石にチャイルドポルノや児童買春の温床となっているとは思いたくないが……。「[[篠田俊郎>キャラ年鑑 /し#id_50885577]]」さんの事例を見ると何気にヤバいかもしれない。]
ちなみに全くもって意外なことであるが、あの「[[鈴木由香里>キャラ年鑑キャラ年鑑 /主要人物 /鈴木由香里]]」さんの華麗なアルバイト遍歴の中に「代理家族」と言う職業が確認(由香里三話)されている。無論「レンタル家族」とは無関係であり、そもそもが現実にあるサービスのことだろうが。
2017年からは電子書籍として同名のシナリオ(ゲーム収録分では「家族写真」)が配信されており、読むことができる。
&bold(){ Kindle}
-[[https://www.amazon.co.jp/dp/B07228JQ1F]]
『鳴七』「[[殺人クラブ>登場話早見 /鳴七#id_b38ef57a]]」に登場。
このシナリオの探索パートでは、情報棟にある「[[図書室>用語辞典 /と#id_3590e201]]」を訪れると作中作としていくつかの短編がそっくりそのまま収録されており、上記『レンタル家族(家族写真)』の内容をプレイヤーの任意で読むことができる。
なお『[[送り犬>用語辞典 /重要用語 /送り犬]]』、『[[花壇の恋>用語辞典 /重要用語 /鳴神学園短編集#id_1200bce4]]』、『[[寄姫転生>用語辞典 /よ#id_9f6336e6]]』と共に坂上にとってもなじみ深い人物「[[倉田恵美>キャラ年鑑 /主要人物 /倉田恵美]]」が執筆した同人誌という体裁を取っている。
元々がプロ作家の作品であるので当然だが、倉田さんに苦手意識を持っている坂上くんも(自分を題材にされていないということもあって)評価している。
それと同時に、この分量の小説をたった三分で読み切ってしまえる坂上の速読術をも称えるべきなのかもしれない。
もちろん、ゲーム的な都合といってしまえばそれまでなのだが。
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**朗読同好会(ろうどくどうこうかい)
-登場作品:ナポin
-種族:部活(非公認)
-活動日:不定期
-活動場所:[[図書室>用語辞典 /と#id_3590e201]]の自習室
-関連人物:[[建部大地>キャラ年鑑 /た2#id_7a9e4aa9]]《所属》
-関連用語:水棲人《朗読》
『ナポin』第1話「[[ヨムトシヌ>登場話早見 /その他#id_4a9aa4c9]]」に登場。
活動内容としては、図書室の一角にある自習室を使用し、責任者の「[[建部大地>キャラ年鑑 /た2#id_7a9e4aa9]]」が『水棲人(著:小栗虫太郎)』を朗読するというもの。そのため、どちらかというと「建部大地の水棲人を聴く会」と名付けた方がいいかもしれないと作中でも言及されている。
彼の朗読は聞き心地が良く、「[[岩下明美>キャラ年鑑 /主要人物 /岩下明美]]」が訪れた時にはいつも数名の聴者がいた。
なお聴者たちはこの世のものではないのでは? と作中ではぼんやりとした形だが示唆されている。
また、この話の鍵となる奇書「人皮装丁本」はそれ自体が意志を持っていることが確実視されている。
そのため建部という犠牲を求めた奇書「人皮装丁本」は、通常なら接点を持たない建部と自身を岩下さんと朗読会を介して引き合わせ、建部自身が奇書に身を捧げるように誘導したと解釈できる。
いずれにせよ、建部大地は求めていた「人皮装丁本」そのもの、もしくはそれが抱える怨念に食われて死んでしまう。
卒業後、何かしら思うことがあった岩下明美は建部の朗読会を引き継ぐことにしたようだ。
ちなみに、その際に集まった聴者のひとりを指して岩下明美は建部の名を出している。
くわえて一応断っておくが、岩下さんが奇妙な催しを続ける理由は謎に包まれている。
しかし、岩下さんはこの活動によって「[[八十八八十八>キャラ年鑑 /わ行#id_3f6c7464]]」というどこか岩下さんと(死に)惹かれるような青年を見出しており、何らかの予感を感じさせる形で八十八自身の口から語られた朗読同好会についての話は幕引きとなった。
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**ロッカー
-登場作品:学怖S,AMC1,追加,学恋V,極,月下美人,秘密,鳴七,稲in
-種族:スポット
-関連人物:[[日野貞夫>キャラ年鑑 /主要人物 /日野貞夫]],[[剣持京華>キャラ年鑑 /け‐こ#id_b8ac9791]]《犠牲者》
-関連用語:逆殺人クラブ,新聞部,ボクシング部,下駄箱,人間の生と死にまつわる百日の動向
ロッカーとは物を入れるための金属製の箱、縦長で部活動や会社の制服、その他私物を入れることができるものである。
なお、この項目ではロックミュージックをする人「ロックンローラー」の略語「ロッカー(Rocker)」は扱わないのであしからず。
注釈はともかくとして「ロッカー(Locker)」の醍醐味はズバリ“入ること”、そして開けることである。(某ステルスミッションゲームではアイテムボックスや自身の隠れ場所、気絶させた敵兵を入れたりする用途に活用されている。)
たとえば、入ること。代表としては暴漢に追われた時、内緒の密談を盗み聞きする際などに隠れ場所として用いられる。
真っ先に思いつく場所は教室の掃除用具入れロッカーだろうか。
逆に言えば、ロッカーに逃げ込んだ人はそれ以上逃げ場所がなく、袋小路の密室に自ら飛び込む羽目になると言い換えられもする。隙間からある程度外の様子を伺うことができてしまうだけに、隠れる側としてはハラハラドッキドキだろう。
形的にも棺桶などと似ている上にちょうど人が一人分入れるくらいの大きさだったりするため、嫌でも不吉な予感を連想させる。
ましてやそこに洗ってない湿った雑巾でもあった日には苦悶というほかないかもしれない。
開ける恐怖としては「水泳部のロッカー」が代表例である。
こちら側は何が飛び出してくるか、何が入っているかわからない恐怖である。
開けた瞬間、中身が各地すると考えればある意味シュレディンガーの猫に通じる思考実験なのかもしれない。
日常生活で恒常的に使用されているため、油断して考えなしに開けたくなるものの、ホラーの文脈に乗っかれば「[[生首>用語辞典 /な#id_d63decd8]]」がコンニチハなどということも極端な話ではなくあり得る。
また怪しげな人物のロッカーを探るということはホラーのみならずサスペンスなどでも行われており、「公的な場所に置かれた私物空間を探る」という探求心をくすぐるアイテムとして扱われている。
『学怖S』「[[奇妙な盗難事件>登場話早見 /学怖(S)#id_20e1fc69]]」に登場。
どういうわけだか盗難事件が連続して起こった「一年G組」だったが、輪にかけて悪いことに少し血の気の多いくらいの理由でクラスの「[[島田>キャラ年鑑 /し#id_41d0e1a1]]」くんが嫌疑をかけられたりと険悪なムードが漂うことになってしまう。
これではいけないと思い立った福沢さんは教室にある掃除用具入れにひとり隠れて犯人をみつけてやろうとさっそく行動に起こす。
シチュエーションとしてはよくあるものだが、福沢さんの性格もあってさほど緊張感はなかったようだ。
それはともかく、このおかげで犯人を見つけられたり、原因を特定することに成功しているので福沢さんの選択は正解だったことになる。ちなみに盗難事件が起こっていた時には鍵のついたロッカーに入れていたものですら消えていたらしい。
真相がわかった後から思い起こしてみれば、生徒がロッカーを破るのは難しい。だが、[[犯人>キャラ年鑑 /お2#id_88c0c61f]]、もしくは[[原因>用語辞典 /い#id_d45e7a7e]]を思えば納得な話といえる。
『AMC1』「新語り部集結」ルート、「付き添い」ルートに登場。
もちろん、隠れる用途で使われているが、何かが出てくるより誰かが死んでいるシチュエーションの方が目立つかもしれない。
&bold(){ (執筆者募集中) }
「[[新語り部集結>登場話早見 /AMC1#id_0c86e8fa]]」ルート。
結論から言えば、このルート内でのほぼ共通設定として殺人クラブ部長「日野貞夫」が「新聞部」のロッカーに入っている。
本来のターゲットである「[[倉田恵美>キャラ年鑑 /主要人物 /倉田恵美]]」相手に殺人クラブの部員たちが前哨となる「[[七不思議の集会>用語辞典 /重要用語 /七不思議の集会]]」を繰り広げるのを観劇していたと思われる。ただ、特等席というにおぼつかない密閉空間に、長時間に渡り潜んでいた理由が明かされる機会はあまりない。
一応、事前の打ち合わせがあったと合理的な説明がつく場合もあるが、多くの場合ではそもそも倉田恵美のハチャメチャな行動によってお膳立てを崩された日野部長はなんとか軌道修正を図ろうとロッカーを開けて姿を現すという展開が多い。
しかして日野部長は、黒木先生や覚醒坂上というジョーカーをぶつけられて理不尽な流れで死亡という、お決まりのパターンを辿りがちだったりする。果てや、綾小路の自爆テロによって姿を現す機会すら与えられなかった、という結末まで存在する。
そもそもロッカーに潜むことを窮余の策ではなく、あらかじめ計画の一部に組み込むこと自体に無理があったのかもしれない。
「[[付き添い>登場話早見 /AMC1#id_d036450f]]」ルート。
「殺人クラブ」に追われ水泳部の方に逃げ込んだ倉田、元木、坂上の三人は、一息つけたここで束の間の談笑を楽しむも……。
一転、坂上は前触れもなく現れた新堂の手によって脱衣室に設置されていたロッカーにブチ込まれる。
その上で新堂は、ロッカーの材質を貫通する威力の、木刀による無数の突きを叩き込むという離れ業を演じるのだった。
“見えない”からこそ想像できる凄惨な光景を眼前で見せられた残るふたりは唖然とさせられ、棒立ちになってしまう。
直後、新堂の言葉によって我に返り脱兎の勢いで逃げ出すのだが、その先に待ち受けていたのがさらなる悪夢であったことは言うまでもないだろう。
『追加版』「[[うしろの正面>登場話早見 /追加版#id_16c98946]]」に登場。
「[[七人目>用語辞典 /な#id_aef3e076]]」が現れず、七不思議が完成しない事態を危惧した進行役の坂上修一は自らが七話目を話すことを申し出る。
ただ、あまり乗り気ではない一部語り部の態度に沿って申し出を引っ込め、尻切れトンボに終わった翌日に事件は起こる。
昨日、提案に難色を示した語り部「新堂誠」が企画立案者の日野貞夫のもとを訪れて昨日の集会について話を交わすものの、どうも話が噛み合わない。なんでも日野が想定していた本来の聞き手は「倉田恵美」という女子だというのだ。
血相を変える日野とイマイチ話についていけていないまま後を追う新堂が新聞部部室で見つけたもの、それは……。
手足や首を痛々しく捻じ曲げられ、すでに息絶えていた倉田恵美その人に他ならなかった。倉田恵美を殺した下手人がなぜ、このような趣向を取ったかについては想像することしかできないものの、やってもおかしくはない輩であることは確かだろう。
『極』「呪われた旧校舎」、「イノチ」に登場。
&bold(){ (執筆者募集中) }
「[[呪われた旧校舎>登場話早見 /極#id_e7932c33]]」。
「[[旧校舎>用語辞典 /重要用語 /旧校舎]]」内での主だった探索スポットとして各所に設置されたロッカーを見て回ることになる。
既に使われなくなって久しい旧校舎のロッカーなだけにだいたいはロクなものが入っていないが、ルートによっては必須のフラグを回収できるので積極的に調べていこう。
&bold(){ (執筆者募集中) }
「[[イノチ>登場話早見 /極#id_8fbc6f8e]]」。
N湖のサマーキャンプで用意されていたカリキュラムのひとつ「アドベンチャー」を最後までクリアできた参加者に用意されたご褒美として、見るからに錆びてボロボロのロッカーからひとつ開けてのお楽しみという趣向が待っている。
一応世界観上は宝箱であると進行役の「[[美和子>キャラ年鑑 /み#id_c6e6cb08]]」さんからは言い張られていたが、予算がなかったのでおなじみの形状の宝箱を用意できなかった苦肉の策であることは言うまでもないだろう。
ちなみにこの場には奇しくも瀬戸さん(「[[瀬戸陽子>キャラ年鑑 /せ‐そ#id_416d8352]]」)がいたが、本家「水泳部のロッカー」とは違って六択である。オマージュ、セルフパロディであることもきっと言うまでもないだろう。
1/6と低確率であるが、ある意味「当たり」もしっかり用意されているので根気よく粘るべし。[ロッカーを開けて比較的すぐ差分が現れるので、最初の数行を確認したらすぐにリロードしてよい。]
『秘密』「……福沢さん、何か隠していそうだ」ルート、「やっぱり、放課後に保健室へ行こう」ルートに登場。
今回は隠れる用途でなく、なにかを隠すという本来の目的に沿った扱いをされている。
ただ本作のタイトルが「秘密」なだけあって今回提示された二例では開けたが最後引き返せない領域に踏み込むことになる。
「[[……福沢さん、何か隠していそうだ>登場話早見 /秘密#id_35f3091d]]」ルート。
「[[呪い>用語辞典 /ぬ‐の#id_762b7c1c]]」のせいで体調が悪い坂上くんに対して福沢さんがサイコな言葉を並べて嫌でも興味を引きながら連れて行った先は、彼女の所属しているダンス部の女子更衣室に設置された「ロッカー」の前である。
そうして福沢さんが自分のロッカーから取り出し坂上くんに見せびらかしたのは、シリーズファンならみんなおなじみ恐怖のノート『[[人間の生と死にまつわる百日の動向>用語辞典 /に#id_b1cee1a2]]』だった。
ちなみにダンス部備え付けのロッカーは元々の仕様で何重にも鍵が付けられていたようで、秘密を知られたくない福沢さんにとっては多少煩雑であっても重宝する隠し場所だったようだ。
ちなみに福沢さんのロッカーは年頃の女子らしくシールなどでデコられている。
「[[やっぱり、放課後に保健室へ行こう>登場話早見 /秘密#id_4019a248]]」ルート。
このルートにおける「秘密」の鍵を握る存在である。
「[[保健室>用語辞典 /へ‐ほ#id_dbb7f469]]」で唐突に坂上修一が朽ち果てたロッカーを発見し、周囲の設備と比べた際のあまりの場違いさに目をこすっていると、直後にキョンちゃんこと「[[剣持京華>キャラ年鑑 /け‐こ#id_b8ac9791]]」が現れてやはり幻覚であったことが明らかとなる。
が、このロッカーの出現は確かに唐突であるものの、脈絡がないかと思いきやそうでもない。
幻視したロッカーが元々どこに置かれていたのかといえば、人の寄り付かない「[[旧校舎>用語辞典 /重要用語 /旧校舎]]」である。
坂上修一はそのロッカーにとても大事な秘密を隠していて、それを今日まで忘れていた。
隠していた秘密が彼女の口から暴かれた時、そもそも坂上は開き直るのか? それとも罪の意識から逃れるため身勝手な自己弁護に徹するのか? もしくはかつて結んだ約束に殉じるのか? いずれにしても坂上はロッカーの中に身を投じることになる。
『鳴七』「フラグ眼鏡」ほかに登場。
隠れ潜んで第三者の会話を傍受する目的であったり、死体を隠す用途であったり、はたまたロッカー自体に伝わる怪談が語られたりと多岐に渡って用いられている。
&bold(){ (執筆者募集中) }
「[[フラグ眼鏡>登場話早見 /鳴七#id_c558471c]]」。
演劇部のマドンナ「岩下明美」と華の舞台で並ぶ栄誉をいただき一緒に練習を重ねる「[[不知火美鶴>キャラ年鑑 /し#id_5d624ad1]]」だったが、一方で「[[野沢知美>キャラ年鑑 /に‐の#id_b5c06c37]]」は岩下さんを慕うがあまり、不知火さんに嫉妬の矛先を向け毒を盛るという凶行を働いてしまう。
しかしどういうわけか野沢さんの試みは失敗してしまい、彼女はひとり誰もいないところを目指して駆け出した。
最近精神の均衡を欠いた様子の野沢さんを気にかけていた岩下さんは彼女の後を追った。辿り着いた先のトイレで、岩下さんがとっさに隠れ潜んだのが掃除道具入れのロッカーである。当然、その場には不知火さんも図ったように現れて……。
これが普通の人なら、女ふたりのおっかない戦いを最後まで見守るほかないのだろうが、輪にかけておっかなくてそれ以上に頼もしい岩下さんのこと、場合によっては飛び出して制止に動く。
だが、時は既に遅く、野沢さんはその場で消えてしまうか、もしくは不知火さん共々共倒れに終わってしまうのだった。
「[[うしろの正面>登場話早見 /鳴七#id_16c98946]]」。
基本的に『追加版』版とシナリオに相違はない。
倉田さんの無惨な死にざまが一枚絵で表示されるため、元と比べてさらなる恐怖を演出できたのかもしれない。
「[[殺人クラブ>登場話早見 /鳴七#id_b38ef57a]]」。
このシナリオの探索パートでは鳴神学園構内の各施設を見て回ることができ、各所に点在する設備としてロッカーが存在する。
ただし今回見つけなければいけないのは「[[アンプル>用語辞典 /あ#id_8fa73e35]]」ではなく、殺人クラブ部員であるため特に目ぼしい探索スポットというわけではない。
部員たちは日野部長の提示するルールにのっとって一度決めた場所で待機し続けるため、待ち時間が苦にならないようロッカーの中に潜むなんてことは持ってのほかといったところだろう。
確かに不意を突けるが、そんなことをしなくても奇襲してくるメンバーは複数人いたのだから。
とはいえ、探索の過程でまったく触れられないかといえばそうでもない。
大所帯である「[[男子サッカー部>用語辞典 /さ#id_1d611c24]]」には百以上のロッカーが立ち並んでいるし、「[[陸上部>用語辞典 /ら‐り#id_bf8ad56d]]」のロッカーにはいわくがあるとかいう話を「[[水科海>キャラ年鑑 /み#id_ef27f1dc]]」から聞くことができる。
&bold(){ (執筆者募集中) }
#areaedit(end)
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***水泳部のロッカー
-登場作品:学怖,学怖S,探偵局,学恋2,流神A,鳴七,稲in
⇒「[[水泳部のロッカー>用語辞典 /す#id_ab1a625f]]」
#areaedit(end)
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**ロミオとジュリエット(Romeo and Juliet)
-登場作品:学怖,学怖S,学恋2
-種族:アイテム(文学)
-関連人物:[[岩下明美>キャラ年鑑 /主要人物 /岩下明美]],神奈川圭吾,[[風間望>キャラ年鑑 /主要人物 /風間望]],矢口節子,伊達守
-関連用語:演劇部,心中
英国が誇る大作家「ウィリアム・シェイクスピア」原作の戯曲であり、彼の代表的な作品のひとつ。
混同されやすいが、シェイクスピアの「四大悲劇」には数えられていないので注意。四大悲劇は『ハムレット』、『オセロ』、『リア王』、『マクベス』。
敵対する二つの名家に属し、引き裂かれつつも愛し合うふたりの物語は悲恋の代名詞として今も語り継がれている。
「嗚呼、ロミオ、ロミオ! 貴方はどうしてロミオなの?(Oh Romeo, Romeo! why are you Romeo?)」の一節はあまりに有名。
偉大な悲劇であり、作品の結末自体も誤解に基づいたとは言え一種の「[[心中>用語辞典 /し2#id_9fa05554]]」と言えなくもない。初めてシリーズ中でこの話題を出した岩下さんもまた、愛し合うふたりの物語を好む人である。
むしろ岩下さんが憎悪する「裏切り」とは無縁である、究極の愛の形を貫いたふたりに傾倒しない方がおかしいのかもしれない。
そのため「[[アパシー・シリーズ>用語辞典 /重要用語 /アパシー・シリーズ]]」始動後、「岩下明美」が「[[演劇部>用語辞典 /え#id_2c64b1fc]]」のマドンナという称号を得た理由のひとつであると思われる。
絵を好むこともあって、岩下さんが「[[美術部>用語辞典 /ひ#id_a9986b86]]」所属という選択もありえたのだろうが、岩下さんは人生のすべてを演じ切るという人生観や覚悟、ある種の誇りの持ち主でもある――、という再定義を行う上で、この演目に対するコメントは強くのしかかるのだった。
『学怖(S)』岩下五話「[[恋人達を引き裂く悪魔の公衆電話>登場話早見 /学怖(S)#id_b9769d1b]]」に登場。
初登場作品。
シナリオ中では「[[矢口節子>キャラ年鑑 /や#id_58403041]]」と「[[伊達守>キャラ年鑑 /た2#id_999556a0]]」と言う恋人達の境遇になぞらえ、この戯曲の名前が引用されている。
矢口家も伊達家もともに厳しい家だったため、ふたりが夜中に家を抜け出して会うという選択した場合でのことである。
ちなみにこの話の最初で主人公は岩下さんの恋人にされてしまう(という体裁で進むこともある)のだが、その中にこれはあくまでお芝居で恋人役なのよと岩下さんがおっしゃってくれるケースも存在する。……のちの「演劇部」の片鱗を感じないだろうか?
「[[鳴神新聞>用語辞典 /し2#id_12713883]]」一九九五年六月号に登場。
夏の高校演劇祭にこの演目を引っさげ参戦することが、岩下さんとのインタビュー記事の中で触れられている。
その際に時代設定も現代に変更するなどして、ターゲットとなる高校生達の共感を狙ったようである。
[実際、古典ともなると数々翻案とした作品が世に出ているため頷ける話でもある。
ミュージカル『ウエストサイド物語』や各国における映画『ロミオ+ジュリエット(米)』などはその好例と言えよう。
お国柄が出るのも何とも面白い。「ファンタジー・アニメ」にしてしまった日本はいささか極端な気がしないでもないが……。]
『鳴神学園短編集』「[[日野先輩の災難>用語辞典 /重要用語 /鳴神学園短編集#id_4f71b0eb]]」に登場。
「鳴神新聞」でも触れられた、顧問教師の「[[深尾華穂子>キャラ年鑑 /主要人物 /深尾華穂子]]」先生の口出しで危うく彼女の趣味満載の作品にされかけたという言及が回収されている。
岩下さんがやんわりと軌道修正しなければ、危うくSF・ファンタジー路線に翻案されてしまうところだったようだ。
[[どっかの腐女子>キャラ年鑑 /主要人物 /倉田恵美]]と[[キャハハムスメ>キャラ年鑑 /主要人物 /福沢玲子]]の妨害に遭ったり、とにかく色々あったが、何とか公演にこぎつけ好評を期したと思われる。
『学恋2』風間編「[[岩下>登場話早見 /学恋2#id_56af4c3b]]」ルートに登場。
風間編の時間軸が新年度はじまりからゴールデンウィークにかけてのため、夏に向けての演劇部の練習風景を見ることができる。
毎回毎回、何かある度に岩下さんと釣り合わなさを指摘される「[[神奈川圭吾>キャラ年鑑 /か2#id_976558ef]]」が何ともアワレなようだが、部外者の風間さんにロミオ役を奪われる羽目になることもあったりする。
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- 新聞部のロッカーには日野様が入っている -- 名無しさん (2011-11-26 21:20:48)
- 朗読同好会の項、追加しました。加筆・修正の方ありましたら、宜しくお願い致します。 -- 名無しさん (2021-09-13 16:20:01)
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