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キャラ年鑑 /た2」を以下のとおり復元します。
**た2
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#divclass(navi_epi){
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*索引
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**只野義信(ただの よしのぶ)
-登場作品:極,新生2
-種族:人間
-職業:鳴神学園高校 生徒
-関連人物:[[綾小路行人>キャラ年鑑 /主要人物 /綾小路行人]]《取巻》,[[坂上修一>キャラ年鑑 /主要人物 /坂上修一]]
-関連用語:[[猫>用語辞典 /ぬ‐の#id_cffc3135]]
 『極』「[[人肉食堂>登場話早見 /極#id_2a40c03a]]」に登場。
 こちらでの名義は「男子生徒B」。
 たまたま猫の悲痛な鳴き声を聞きつけた主人公が公園を立ち寄った際、同じくガラの悪そうな「男子生徒A」と共に猫をいじめ殺そうとしていたところを目撃する。主人公の勇気ある言葉が幸いしたか、ふたりは立ち去って行った。
 だが、それは主人公にとって人生の転機となる「しゃべる猫」との出会いだったのである――。

 なお、この両名についてだが一応シルエット立ち絵は付いているものの、名前がついていないことからもわかる通り、作中での立ち位置はモブ以外の何者でもない。
 話の事の発端になっただけあり、ふたりがその場を引いた種明かしもされることもあるが、やはり特段語るようなことはない。
 展開によっては再登場することもあり、そちらで印象的な動きを見せることもあるがやはり姓名が明らかにされる機会もない。

 『新生2』「[[藤丸地獄変×人肉食堂>登場話早見 /新生2#id_9c2ccb8b]]」に登場。
 新展開のラストでまさかのフルネームが明らかになる。間違いなく「ただのモブ」のもじりだろうぞんざいなネーミングだが、名前であることには変わりがないため本wikiでも項目が立つに至る。

 相方の「男子学生A」が[[謎の忍者>キャラ年鑑 /ら行#id_a5267814]]によって一刀のもとに斬り伏せられると捨て台詞と共に逃げていった。今度も立ち絵は元より出番だって、やはりない。
 物語上は巨魁「綾小路」の使い走りをしているだけのただのチンピラでしかない。

 『藤丸地獄変』のエンディングのパロディでもある「後日談」で前述の通り登場するが……。
 その人柄などがボロクソにけなされた挙句、自業自得の末路を迎えた。
 ついでに言えば、当時は「男子学生B」と呼ばれていたらしいが、いったい誰に、何のために、そんな演劇の端役みたいな名称が使われていたかは(ギャグ抜きにすれば)おそらく永遠の謎である。

 身も蓋もないことを言ってしまえば究極的にはただひたすらにどうでもいい問題である。
 ついでに言えば彼らの肩書は、シナリオ上では「男子生徒」と「男子学生」の表記が混在しているが、それこそ輪にかけて考えること自体が時間の無駄と断言せざるを得ないだろう。

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**多々良晴久(たたら はるひさ)
-登場作品:2008
-種族:人間
-職業:鳴神学園高校 三年A組
-関連人物:[[朝比奈卓也>キャラ年鑑 /あ1#id_bc2c3a7e]]《知人》
-関連用語:[[演劇部>用語辞典 /え#id_2c64b1fc]]《所属》
 『2008』1話「[[十三年目>登場話早見 /2008#id_432db63a]]」に登場。
 2008年度の演劇部部長を務めている生徒。学内での悪い意味での有名人である[[袋田>キャラ年鑑 /ふ#id_0481f2f2]]が新聞部部室に入っていったのを目撃し、近くにいた朝比奈部長に呼びかける。
 
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**ダチ
-登場作品:学怖S,学恋2
-種族:人間→幽霊
-職業:鳴神学園高校 生徒
-関連人物:[[新堂誠>キャラ年鑑 /主要人物 /新堂誠]]《友人》,まつげ,まゆげ《恋人》
 新堂三話「[[親友が残した映画のチケット>登場話早見 /学怖(S)#id_3f126360]]」に登場。
 新堂さんの友人。本名不明。さばさばとしていて陸上もやっているいい奴だったらしい。そんな彼だが、入学間もないころに交通事故に遭い、直後は足を骨折しただけと大したことのない様子だったが、どうやら脳出血が原因で亡くなってしまう。
 つまり現在では故人である。新堂さんは突然過ぎるダチの死をしばらくの間は受け入れられなかったが、時間をおき実感を得つつあった時、生前の彼の恋人だった女子生徒「[[まつげ>キャラ年鑑 /ま#id_02c7121e]]」と出会うことになる。

 ふたりのなれそめとしては、「まつげ」と「ダチ」は病院で知り合い、そこで初デートの約束をしたのだが、予想外なことに先にダチが逝ってしまう。当然ダチとしては恋人のことが心残りだったということは簡単に想像がつくだろう。

 そこからしばらくは恋人を失い傷心のまつげと、それを不器用ながらにいたわる新堂さんとの交流に話は移っていき、ダチは最終局面での登場となる。ただダチは、新堂さんに対して心が弱ったまつげのフォローを頼んでいた風にも見受けられる。
 死して幽霊となった身では限界があったのかもしれないが、自分が直接姿を現すことで心身ともに弱ったまつげを向こう側に引き込んでしまうことを恐れたのだろうと、新堂さんは推測を立てている。

 なお、ダチのグラフィックはとってもはにかんだものであり、彼自身のセリフは作中に全くないのにも関わらずその人となりを察することはできるだろう。もしかしたら真面目な照れ屋さんだったのかもしれない。
 
 是が非にでも拝みたいまつげの生還パターンでは、彼女に悟られることなく見舞っていたり、視線を向けたりと今なお現世に留まっていたりとダチは今なお現世に留まっていることが示唆されている。
 逆に死亡パターンでは言及がないが、その場合は二人で仲良く天国で暮らしていると信じたいところである。

 『学恋2』新堂編「[[まつげ&まゆげ>登場話早見 /学恋2#id_7439fb1f]]」ルートに登場。
 例のごとく故人であり、「まつげ」もしくは「まゆげ(!)」の恋人だった。
 本人は出張ることはないが、不用意な発言をしてまつげを死なせてしまった場合は怒り心頭で、新堂さんに語りかけてくる。
 そして新堂さんに後を追わせるのだった……。なおグッドエンドの場合は、まつげと共に幸せになったことが想像できる。

 まゆげ……の場合は、どうしてこうなった、というべきか。新堂さんからは生前のダチの趣味を疑われている。 
 そしてダチの死後、まゆげになぜかつきまとわれることになってしまった新堂さんには内心ちょっと恨まれている。バッドエンドだろうとダチは姿も声も表さないため、こちらの場合死に逃げできてラッキーだったのかもしれないが、真相は定かではない。

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**館伊織(たち いおり)
-登場作品:新生2
-種族:人間
-職業:鳴神学園高校 二年生
-関連人物:[[岩下明美>キャラ年鑑 /主要人物 /岩下明美]]《部活》,館久之《父》
-関連用語:[[演劇部>用語辞典 /え#id_2c64b1fc]]《所属》
 『新生2』「[[正義のゴネシエーター>登場話早見 /新生2#id_f98da651]]」に登場。
 演劇部副部長を務めていた女子生徒。同部長を務める岩下明美からも、実力を含め厚く信頼されていた。
 が、岩下明美を陥れるための流言飛語を反岩下勢力こと「[[大篭哀子>キャラ年鑑 /お1#id_5167024c]]」と「[[瓜田茄子>キャラ年鑑 /う‐え#id_477e6358]]」ら暇人が演劇部のホームページに書き込んだことで鳴神学園の保護者の間で炎上が発生し、事態の鎮静化のために岩下さんが自ら演劇部を去る決断を下す。

 が、これで演劇部にまつわるスキャンダルが収まったかといえばそうでもない。
 今度は派生して主役の座をものにしようと岩下さんを陥れた真犯人は館さんなのではないか? という心無い噂が演劇部内部や岩下さんの信奉者などの間で発生する。
 彼女自身は岩下さんが責任を取ることになったことに憤りを隠せなかったにも関わらずである。

 結果、筋違いの糾弾に耐えかねた館さんは精神の均衡を次第に崩していったらしい。
 そしてコンクールの予行発表会の席で父兄らも見守る中、舞台上で彼女は首を吊って自殺してしまう。

 よってこれで演劇部にまつわる醜聞が途絶えたかといえば、そうでもなかった。
 今度は館さんが自分が死に追い込まれるまでの過程を苦しみと共に綴った遺書の内容がネットの大海に拡散し、学園の風評までも巻き込む大炎上に発展、演劇部そのものも潰えてしまった。

 さらには「怪異伝播放送局」というWEBコンテンツを介して、無念の死を遂げた館さんは自らを死に追いやった者たちに怨念をぶつけ復讐を遂げていっているという「都市伝説」が流布されてしまう。

 さらにさらには、その噂を実証するかのような事件が続発してしまう。
 父親の「館久之」を皮切りに、事の起こりである「反岩下勢力」のみなさんがひとり、またひとりと館さんの死をなぞるような形で次々と首吊り自殺を遂げていくのだった……。

 (ネタバレにつき格納)

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 条件を満たした場合、話を聞いている「あなた(≠坂上修一)」に向けて岩下さんは事の真相のさらに奥にある「&bold(){深層}」を開示してくれる。
 それによると館さんは生存しており、現在は岩下家が所有する軽井沢の別荘で優雅な生活を送っているようだ。

 もっとも自殺を本気で考えて遺書を綴り岩下さんの下駄箱に投函しようとしたところまでは本当である。
 本当に死ぬ代わりに岩下さんの敷いたシナリオに乗っかって死を偽装した理由は事の経緯から逆算すれば見えてくる。

 「館伊織」という立場を捨て人生をリスタートするため、ひいては平穏な日常を破壊した忌まわしい連中を排除するための仕込みとして自らの死を偽ったのだと思われる。
 さらに言えば悪評を立てて自分のことを追い込んだ古巣の「演劇部」もついでに廃部に追い込んだことからも、彼女たちの静かな怒りがうかがい知れるかもしれない。そもそも計画を立案したであろう岩下さんもそのくらいは軽く予想の範疇であろうし。 
 
 ただし岩下さんが退部してから起こった連続自殺事件に彼女たちがどう関与していたの程度などはまったく不明となっている。
 直接手をかけたのか、罪悪感を煽って自死に追い込んだのか、それともなんらかの呪いや黒魔術に頼ったのか……? 
 色々と仮説は立てられるが、さすがの岩下さんもそこまでは語ってくれないためあなたの想像にお任せされている。

 なお館さん自身が綴った遺書の内容もさることながら自分の口から父親について言及したり気に病むことはなかったことからの推測だが、大変疎ましく思っていたことは確かなようである。
 いずれにせよ館さんは復讐を終えた。彼女は敬愛する恩人であり姉のように慕う岩下さんの手ほどきで学術や芸術にいそしむ静謐で閑雅な時を送っている。今の館さんにとって自分を苦しめた連中の最期など、些末なことと思えてならないのかもしれない。

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***館久之(たち ひさゆき)
-登場作品:新生2
-種族:人間
-職業:不明&鳴神学園高校 PTA会長
-関連人物:[[岩下明美>キャラ年鑑 /主要人物 /岩下明美]]《噂》,館伊織《娘》
 『新生2』「[[正義のゴネシエーター>登場話早見 /新生2#id_f98da651]]」に登場。
 上記「館伊織」さんの父親。視野が狭く、反権力の名の下に暴走しがちな保護者代表として劇中では取り上げられている。
 部のホームページに書き込まれた、部長「岩下明美」を誹謗中傷する真偽不明の荒らしコメントを鵜呑みにしてしまった。

 PTA会長を務めるだけある信任の厚さと発信力の強さが災いし、彼をはじめとした父兄は学校サイドに対して圧力をかける。
 そのため岩下さんは自発的に部を去ることにしたのだが、皮肉なことにこれは父親の下から娘が去ることと同義でもあった。
 すべては久之氏が演劇部の副部長を務める娘可愛さと心配さがあまったことと思われるが、当の娘の感情と意見を無視していたことは下記の経緯を辿れば明白である。

 ここで補足しておくと、荒らしコメントの原文は「[[大篭哀子>キャラ年鑑 /お1#id_5167024c]]」と「[[瓜田茄子>キャラ年鑑 /う‐え#id_477e6358]]」を筆頭とする総勢七名の「反岩下勢力」が岩下さんを吊るし上げるための材料として楽しんでいた謎の怪文書『岩下明美の実態を暴く真実のレポート』である。
 単に岩下さん個人を名指しにしてことを彼女の腹の内ひとつに収められるうちはまだよかった。
 だが、演劇部部長という学校部活動とは言え公人として、組織の責任者としての彼女に禍が及ぶとどうだろう。
 
 流言飛語は周囲にも飛び火し、ナンバーツーである「館伊織」さんに対するいわれのない誹謗中傷として結実してしまう。
 結果が岩下さんの代役として主演を務めるはずだった、館さんがそれを苦にして舞台上で首を吊ったという重大事件である。

 そんなわけで、父は自身の軽率な行動が回り回って娘の首を絞めるという悲喜劇の助演俳優となった。
 すると娘の首が絞まったら次は自分の番なのか、連続怪死(首吊り自殺)事件の第一号になってしまう。事件は最低でも八連続で続くのだが、彼が事件の端緒を開いたことからは、どれだけ娘が父親のことを疎んでいたかが察せられてしまうかもしれない。
 
 ちなみに彼の遺体の傍らには&bold(){娘}の悲痛な訴えが書かれた遺書が置かれていたという。
 補足しておくと、館氏の死が自殺か他殺か、人為的なものか心霊的なものか、その両方かは断言されていない。プレイヤーの好きな解釈で読み解くとよいかもしれない。

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**立川(たちかわ)
-登場作品:晦
-種族:人間
-職業:小学五年生
-関連人物:[[前田良夫>キャラ年鑑 /主要人物 /前田良夫]]《友人》,小坂
-関連用語:わらし様
 良夫一話「[[実在した『わらし様』>登場話早見 /晦#id_c27e588e]]」に登場。
 前田家の近隣には本家と同じような年代物な茅葺きの家が幾つか点在しているのだが、彼の住んでいる家もそんな建物のひとつである。
 その家には「[[わらし様>用語辞典 /わ行#id_3ac260d0]]」なる謎の存在が住んでいるらしい。
 その話を聞いた良夫達の班は去年の夏のグループ研究の題材としてその妖怪?を調べることにするのだが……。

 藪を突いて蛇を出す。
 ずっと魔物の棲みかに住んでいたのになぜか犠牲になったのが立川の人間でなく[[同じ班の他人>キャラ年鑑 /け‐こ#id_6ae3e070]]だったと言う展開では、了解の上で自分達を呼び込んだのでは? と危惧されることも。確かに台風の目でも無いのに張本人が被害に遭わないのは怪しい。
 しかし、良夫一話を総合すると彼が犠牲になる展開は小坂とほぼタイのため、先の言い分が必ずしも全てに適用されるとは限らない。
 「[[通り魔>用語辞典 /と#id_3493ca49]]」的に、あっけない形で命を奪われることも。

 おそらく一番有力な結末では彼と家に棲む妖との関係が描かれる。
 立川家に伝わる業は深く、幼い彼はわらし様の私怨に抱かれ、じわりじわりと沈んでいく。それは死者に生かされた命脈が少しずつ切られていく事。

 良夫は今も彼と友達をやっている。
 死んだ後までは友人をやれそうにないから、残りは短そうだが。

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**立花ゆかり(たちばな ゆかり)
-登場作品:学怖,学怖S,ドラマCD,鳴七
-種族:人間(ヤンデレ),悪霊
-職業:鳴神学園高校 生徒
-関連人物:[[岩下明美>キャラ年鑑 /主要人物 /岩下明美]]《噂》,塚原浩《恋心,復讐》,早坂桃子《取引》,田口真由美,[[坂上修一>キャラ年鑑 /主要人物 /坂上修一]]《犠牲者》
-関連用語:校門,花壇《出没》,自殺,赤い傘青い傘
 岩下四話「[[赤い傘青い傘>登場話早見 /学怖(S)#id_6fef9e96]]」に登場。
 岩下さんの十八番である恋に忍ぶ女生徒の中でも代表格。
 おそらく「[[平井香苗>キャラ年鑑 /ひ#id_0582a021]]」と並び『学怖(S)』に登場するヤンデレの中でも筆頭クラスに位置し、世の男性方には一途で真面目でも御免こうむる御人かもしれない。
 実際に岩下さんからの評価も非常に高い。そうそう、「相合傘」と言う言葉があるように恋愛や文学では傘は手放せないもの。

 彼女、[[野々宮さん>キャラ年鑑 /に‐の#id_437502d8]]よろしく可愛らしいがあまり人目を引くタイプではなかったらしいが、そんな人こそ化けると怖い。
 最低男・「[[塚原浩>キャラ年鑑 /ち‐つ#id_bb9b30a1]]」に恋をしてしまった彼女は、とある雨の日に意を決して彼に自分の傘を差し出したのだが、気を良くした塚原は彼女と付き合うこととなる。
 が、奴にとっては立花さんの純愛も所詮卓上に並べられた料理を摘んでいたくらいの気分だったようで、弄ばれて一週間もしない内に捨てられてしまう。
 それから彼女はけなげにも思い出に変えて生きていこうとするが、調子のいい塚原が再び関わろうとしたことが悲劇を生む。

 [……ここまでだけだとヤンデレと言うよりは、むしろ古き良き「男に都合の良い女」である気もする。
  少なくとも、この後に塚原が辿る末路は調子こいた彼の100%自業自得であり、彼をヤンデレ被害者のカテゴリに入れようとするならば、他の被害者陣から猛烈なクレームがつく事だろう。]

 彼女が差してた「&font(red){赤い傘}」。もう一本の「&font(blue){青い傘}」。「&font(red){赤い傘}&font(blue){青い傘}」
 
 ――雨の日に惨劇が起こる。
 ちょっとしたいざこざから身の危険を感じた彼女は奴を持っていた「青い傘」で滅多刺しにして殺してしまう(『学怖S』では少し前に彼女が自殺していたとしても同じことが起こる分岐が存在したりする)。
 そして、彼女は罪悪感から自らの喉を傘で突いて自刃。きっと、より強い痛みに耐えれば罪も雨のように洗い流されると信じて、清水さんの呪いと同じく普通なら出来るはずのない所業に及んだ。現場に残された「&font(blue){青い傘}」は不思議なことに赤い色で染め抜かれ「&font(red){赤い傘}」になっていたのだそう。そして、ひとつの恋に懲りた彼女はまたひとつの恋を求めて雨の日の校門に居着く霊になったそうである。
 さて、%%牙突の使い手である%%彼女だが、実際に傘を凶器として用いることは不可能ではない。特に作中にあるように目や喉などを狙った場合は容易く人を殺すことも出来るものである。しかし、喉を貫通するまで突くとは武士の娘のようであります。

 なお、「雨」「&font(red){赤}&font(purple){と}&font(blue){青}」などのキーワードがかの「花壇の番人」[[早坂桃子>キャラ年鑑 /は#id_510798fb]]嬢と通じるものがあるのか「隠し02」の『学怖S』追加分岐では彼女達が提携を結んで悪事を働いている。
 花壇の前に傘を置き、いざターゲットが傘を拾うと殺意に取り憑かれ、人を殺して傘と花が生き血を啜るという仕組みである。実際、恋に敗れた田口真由美は坂上部長を殺し、その勢いで自害。二人を潤す結果になった。


 ところで、彼女の話では『学怖S』に移行するにあたり削除された分岐が存在する。
 それは「酸性雨」に当たると赤い斑点が体中に出来てしまう言う設定で展開される二種類のENDである。単純な残虐描写と言うわけでないのは他の追加分岐を見れば分かるとおり、おそらくは「病気を伝染す」と言う設定が偏見に基づくものだとしてソニーチェックに引っかかったのだろう。
 その代わりといっては何だが『学怖S』では随所に岩下トラップが仕掛けられ、ちょっと気の抜けた・気に障る答えを返すと……
⇒「[[そしてすべてが終わった>用語辞典 /せ‐そ#id_a3fe74c0]]」羽目となる。
  
 「傘」から受ける印象は煩雑か優雅か? きっと、この話を聞いたなら優雅な心持になれるでしょう。岩下さんは雨が好きなら傘がお嫌いのようですが、きっと立花さんは傘が好き。何たって人を飲み込む傘をお持ちになるくらいなのですから。
 [ところで立花「ゆかり」と言う名の由来は赤と青の中間色である「&font(purple){紫}(ゆかり)」からかもしれない。]

 『ドラマCD』Disc.4 岩下明美「[[赤い傘青い傘>登場話早見 /ドラマCD#id_be8b201e]]」に登場。
 
 
&bold(){ (執筆者募集中) } 


 『鳴七』「赤い傘、青い傘」ほかに登場。


&bold(){ (執筆者募集中) } 


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**ダックス・フント
-登場作品:男怖
-種族:犬(ダックスフント)
-関連用語:狭間の部屋,お犬帝国
 『男怖』「[[お犬帝国>登場話早見 /男怖#id_c2c897b6]]」ルートに登場。
 狭間の部屋から繋がる異世界のひとつ「[[お犬帝国>用語辞典 /は#id_00593752]]」を支配する王族。
 パッと見たまんま実写のダックスフンド犬が王冠を被って玉座に座っているグラフィックはいささかシュールだが、彼と対面した時点でまったく笑えない事態に突入していることは確かだろう。

 「[[マロン>キャラ年鑑 /ま#id_9815c80e]]」殺犬という重大犯罪を引き起こした「[[守山成樹>キャラ年鑑 /む‐も#id_e553644a]]」、もしくは「[[斉藤圭輔>キャラ年鑑 /さ1#id_f25dfe1f]]」に現地の官憲が守山もしくは一行全員を巻き込む形で、彼の前まで引っ立てられ裁かれる羽目になる。
 どうやらこの犬たちによって支配される異世界に三権分立や法の支配などという概念はないか、もしくは王権がそれらに優越するようである。ちなみに父王は隣国に外交に出かけており不在なそうで、彼の裁きは代理ということになる。なんてこった。

 そんな王子の性格はわがままで幼稚な子どもそのものであり人間のことを小馬鹿にした態度が鼻につく。
 ただ持っている権力は本物のため、彼の胸先三寸で守山もしくは一行は死すら生ぬるい生き地獄へと叩き落されてしまう。
 ペットにされたり、サンドバックにされたり、上から目線な憐憫の結果として実験動物にされたり、言い逃れを見透かしたとでも思われたのか動物園の見世物にされたり、まともに解放されたと思いきや……(一言では言い表せない)結末が待ち受ける。

 なお、それら結末のひとつに言及しておくとこの王子、本気で怒らせるとなんと冗談のようだがムキムキマッチョな体を披露しながら守山をボッコボコにしてくる。彼が言うには過去に人間に虐待された経験があり、その反動で自身を鍛え上げたのだとか。
 「お犬帝国」の成り立ちは不明だが、もしかしたら彼には「貴種流離譚」的なエピソードがあったのかもしれない。

 よって、言動はクソガキでも人間への憎悪が彼の根底に流れていると仮定すれば、二言三言のやり取りで守山たちを理不尽過ぎる仕打ちを下せる残酷さも納得かもしれない。そんなこともなく、ナチュラルに傲慢な子どもに過ぎないのかもしれないが。

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**立石すみれ(たていし-)
-登場作品:特,学恋V
-種族:人間→幽霊
-職業:鳴神学園高校 生徒
-関連人物:天音瑞希,吉島春香
-関連用語:[[旧校舎>用語辞典 /重要用語 /旧校舎]],夢《出没》
 『特別編』福沢シナリオ「[[恋愛教>登場話早見 /特別編#id_21eff9d2]]」に登場。
 人一倍怖がりだったために「[[天音瑞希>キャラ年鑑 /あ2#id_a5b19360]]」率いるいじめグループの標的にされてしまった女生徒。
 転校した幼馴染の男子からもらったカバンを大事にしており、その執着が災いと怨念を生むことになってしまう。

 天音さんをそこまで駆り立てたのかといえば単にカバン欲しさの欲望だったようだが、立石さんはどうしても譲らず集団リンチを喰らう。その挙句に内臓破裂の重傷を負い病院に搬送されるも帰らぬ人になってしまうのだった。
 ただし、その場に友人の「[[吉島春香]]」が居合わせた場合は、息も絶え絶えに無念を吐き出す。

 言うまでもなく未成年者による殺人事件である。その報いとして天音さんたちは逮捕からの少年院に入院というコースを辿ったようだが、なんと全員が心臓麻痺という顛末を辿ったらしい。
 ただ、それでも立石さんの無念は収まらず成仏できなかったようで彼女の霊魂は旧校舎に囚われてしまっているようだ。
 そして夜になると聞こえてくるのだという彼女の絶望的な泣き声を聞いたカップルの夢枕に、立石さんが現れ特定の回答を要求されるのだとか。当然ながら間違えると、命はないらしい。
 
 ちなみに、リンチ現場に吉島さんが現れなかった場合は、これらの展開は語られない。
 立石さんはカバンを握りしめたまま心臓麻痺でこの世を去ってしまう。外傷もなく、何が起こったかは全くの不明である。
 
 『鳴七』
 ⇒「[[本田佐知子>キャラ年鑑 /へ‐ほ#id_143972f9]]」の項を参照のこと。
 「立石すみれ」のエピソードは上記の人物へと集約された。

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**建部大地(たてべ だいち)
-登場作品:ナポ怖
-種族:人間
-職業:鳴神学園高校 三年生
-関連人物:[[岩下明美>キャラ年鑑 /主要人物 /岩下明美]]《知人,部活》八十八八十八《噂》
-関連用語:朗読同好会《所属》
 『ナポ怖』第1話「ヨムトシヌ」に登場。
 「[[朗読同好会>用語辞典 /る‐ろ#id_e6e64a8b]]」を主宰している男子生徒。
 題材は一択にも関わらず、その声の運びなどが絶妙だったことからたまたま彼の朗読を聞きつけた「岩下明美」さんは彼の下へと足を運び、そのまま知人となる。

 そんな建部さんはある日岩下さんに自分の秘密を打ち明ける。それは夢枕に立った遠い祖先(?)に乞われるままに自分は「人の皮によってつくられた本(人皮装丁本)」を追い求めておいるというものだった。
 渡りに船というべきか、岩下さんが父に相談したところ所蔵品の中に、建部さんの話とドンピシャの「人皮装丁本」があるという。「読むと死んでしまう」という父からの警告を込みで、岩下さんは半ば悟りながら建部さんの下にくだんの本を運ぶ。

 そして建部さんは即座に手元に運ばれてきた本を開き――、全身の血を吸われミイラ化したのちに残って風化した粉末すらも本に吸収されて跡形もなく消え去ってしまう。
 なんでも建部さんは自分の先祖の業をあがなうために、先祖の霊に誘導されて岩下さんと出会い、本の性質を知った上で運命に殉じることを決めたようである。客観的に見れば悲惨な顛末を迎えた建部大地だが、それでもその顔は晴れやかだったという。

 彼を死にいざなったのが同年代の美女という点でなんだか示唆的だが、『ナポ怖』は共通して「運命の女」に手によって望まずか、望んでか死に向かっていく男たちというモチーフが用いられている。建部大地の例はその端緒というべきかもしれない。
 それと余談ながら、この建部さんは屋内で同好会を主宰しているにも関わらず、なぜか(特にスチルでは)二の腕がとてもたくましく、ガタイがいい立ち絵をしていたりする。[「放課後ムキムキクラブ」]

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**伊達守(だて まもる)
-登場作品:学怖,学怖S,学恋2
-種族:人間
-職業:鳴神学園高校 三年生
-関連人物:[[岩下明美>キャラ年鑑 /主要人物 /岩下明美]]《噂》,矢口節子《恋人》
-関連用語:つくも神,悪魔の電話《犠牲者》,ロミオとジュリエット《比喩》
 岩下五話「[[恋人達を引き裂く魔の公衆電話>登場話早見 /学怖(S)#id_058319c2]]」に登場。
 岩下さんのクラスメート「[[矢口節子>キャラ年鑑 /や#id_58403041]]」と付き合っていたが二人の家は厳しく、展開によってはモンタギューとキャピュレットの両家よろしく反目しあう仲に発展してしまう。
 よって、両親の目を盗んでは頻繁な手紙や電話で愛を確かめ合う間柄だった。そして、ある日禁忌とされている「[[悪魔の電話>用語辞典 /あ#id_871491a5]]」からいつもの語らいの電話をかけるのだが、それが原因で二人の仲は裂かれようとする。

 発端を作ったのは彼だが、比較的彼が被害に遭う確率は低いように思える。
 「[[つくも神>用語辞典 /た‐つ#id_47218932]]」ルートでも彼は手首を失うだけで済むなど、比較的災厄は相方が引き受けている感がある。ついでに言うと「悪魔の電話」はターゲットを矢口さんに絞っているためである。一方で実の両親に誤って殺されてしまうなど、一方的な終わり方も存在するため、その辺りは面目躍如(?)。

 考えてみれば、岩下さんが二人の関係を例えた「[[ロミオとジュリエット>用語辞典 /る‐ろ#id_d01d81ad]]」は周囲の環境に恋人達が翻弄される運命の物語だった。二人の末路は共に助かるなら最上。次は共に冥路を歩み、最低は彼一人が生き残る道か。
 その場合は恋人の死の真相すら知らず、自分が引き金を引いたことを知らず、彼は新しい道を歩もうとするのかも知れない。その先を矢口さんが許すかどうかは別の話になるのだが。
 どの道、残酷な話である。無知は罪ですか?

 そして、『学恋2』岩下編では岩下さんと矢口さんの出会いが夜イベント(連鎖)で描かれることになるのだが、やっぱり駄目だった。合掌。

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**田所京平(たどころ きょうへい)
-登場作品:レンタル
-種族:人間
-関連人物:篠田俊郎《仕事》,田所多恵子《妻》
-関連用語:レンタル家族《仕事》,ワールド・レンタル・コーポレーション《所属》
 『レンタル家族』「[[家族写真>登場話早見 /レンタル家族#id_f83a82a9]]」に登場。
 「ワールド・レンタル・コーポレーション」札幌支社長。
 「[[篠田俊郎>キャラ年鑑 /し#id_50885577]]」もよく知る男であり、彼のことを気にかけていたようだ。
 最近までは篠田の古巣である帯広支社長だったが、今年の四月になって札幌支社長へ出世したらしい。
 ブチ切れ状態だった篠田から「豚」呼ばわりされているので体重はそれなりにあるようだ。

 が、ここ数年間の記憶が本物の家族を失ったトラウマと、代わりにレンタル家族を迎えたことによる混乱によって曖昧なものになっていた篠田俊郎によって妻の「篠田好江」のことを寝取った間男だと思い込まれてしまう。
 ただし田所の認識としては新しく迎えた妻役の「田所多恵子」は婚姻制度よりもずっと軽い「レンタル家族」に基づく軽い関係であり、レンタル家族についての記憶が抜け落ちていた篠田の指摘は的外れなものだった。

 なお田所自身は篠田が今なお精神に変調をきたしていたことを気づいていた節がある。
 よって自身の回復を企図して手を回したのかもしれないが、将来的にはライバルになるだろう篠田のことをドロップアウトさせようという意図もあったのかもしれないと篠田はなんとなく悟っている。結局のところ、田所京平という男の真意は不明ながら。

 彼自身も「契約家族制度(レンタル家族)」の確立に向けて尽力したひとりと思われ、よそから借りてきた妻役や娘役との家族としての触れ合いを楽しんでいるようだ。幸か不幸か田所は、社の打ち立てた新しい家族像に順応できているようである。
 
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**田所多恵子(たどころ たえこ)
-登場作品:レンタル
-種族:人間
-関連人物:篠田俊郎,田所京平《仕事,夫》
-関連用語:レンタル家族《仕事》
 『レンタル家族』「[[家族写真>登場話早見 /レンタル家族#id_f83a82a9]]」に登場。
 旧姓名は「篠田好江(しのだ よしえ)」であり本名は不明。
 本物の家族を飛行機事故で失った「篠田俊郎」にテストケースとしてあてがわれた妻役の女性だったが、彼が東京本社に赴任したのと時を合わせるかのように家族契約が終了を迎えた。そののちは新しい契約相手である田所京平の妻役として振舞っている。

 半ば夢の住人と化してしまっていた篠田俊郎に田所が拉致され、一方的に不貞をなした元妻と間男だとしてなじられるも当の本人は困惑していた。
 彼女自身も娘役息子役と共に妻役として篠田俊郎と三年間を共にしたのだが、すがれるもののない未成年者ではなく成人していたためか娘役の規子とは温度差があったようだ。

 なお、「篠田好江」のプロフィールとしては帯広でデザイン会社に勤めており、一人娘で両親には先立たれ目立った縁戚もいなかったとのこと。
 これが本物の篠田俊郎の妻のものなのか、それとも錯乱気味な篠田と話を合わせるためのカバー身分だったのかは不明である。

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**田所芳樹(たどころ よしき)
**田所尚敬(たどころ なおたか)
-登場作品:学怖,学怖S
-種族:人間
-職業:鳴神学園高校 生徒
-関連人物:[[新堂誠>キャラ年鑑 /主要人物 /新堂誠]]《噂》,川口
-関連用語:バスケット部《所属》,ドッペルゲンガー《犠牲者》,[[悪魔>用語辞典 /重要用語 /悪魔]],髑髏,記憶喪失《取引》,第一体育館
 新堂三話「[[バスケット部の秘密のノート>登場話早見 /学怖(S)#id_46b76678]]」に登場。
 今から十年くらい前に「[[バスケット部>用語辞典 /は#id_680ce5bd]]」のキャプテンを務めていた男。
 戦力強化のためにその年の新入生であった「[[川口>キャラ年鑑 /か2#id_990d9069]]」のことを陸上部に先約済みであったに関わらず激しく勧誘。その勢いは部活を放り出さんばかりで、手段と目的を取り違えるにもほどがあった。

 当然問題になり、彼はキャプテンを辞めさせられる。
 だが、歪んだ情熱は昏い感情に成り果てる。手始めとばかりに勝手な理屈で部を辞めるのはいいが、同じ部員に嫌がらせを仕掛けるとは実に最悪。
 また、妄想の中で自分だけの部活を結成(『学怖S』追加分岐)という奇行に出ることすらある。
 まったくもって自らを省みることを知らない極めて独善的な性格で、新堂さんが言うように「サイコ野郎」としか言いようのない男である。

 その極みとして(『学怖S』追加分岐)では第一体育館で恨み言を残して自殺するわ、死んだ後は男女問わずあの世に勧誘しようするわで、運動部は怪我人が続出することになった。どこまでも迷惑な奴である。
 こんな奴は大人しく『学怖』通りの結末であっさり片付けてしまった方がいいかもしれない。要は腐り果てた自分自身([[ドッペルゲンガー>用語辞典 /と#id_2ae4718e]])を目の当たりにして心臓麻痺(適当)で死んでもらうか、悪魔に「[[頭蓋骨>用語辞典 /と#id_604efd3f]]」を抜いてもらうかのどちらかである。 

 もっとも後者の結末には少々物悲しいものを覚える。
 記憶を司る悪魔を呼ぶ儀式を行おうと思った田所は自分が嫌われているという自覚があり、今度は間違わないようやり直そうとする気概があり、志半ばで倒れた部員の霊を弔おうという優しさがあったのだから。
 命こそ失ったものの、バスケ部の面々や川口達は彼についての悪い記憶をすべて失っていたのだから一応儀式は成功と言える。
 ま、死んでは元も子もないという意見もあろうが、スポーツマンにとっては結果がすべて。それが死後の名声であっても、彼はかけがえの無いものを手に入れたのだろう。
 
 『鳴七』「倉田恵美の飴玉ばあさん」、「バスケットボール部の秘密のノート」に登場。
 「田所尚敬」と下の名前を変えて再登板。
 「佐久間昇」のエピソードも加わったのだが、元の田所は前述した通りにサイコ野郎とまで言われた自己中男である。
 そのため天邪鬼で乱暴な佐久間とは親和性が高いのか、別人の話であっても性格上の違和感は薄いかもしれない。

 むしろ、もしこの男がバスケットに情熱を傾けていなければやらかしても仕方ないと納得する人もいるだろう。


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**田中(たなか)
-登場作品:学怖,学怖S
-種族:人間
-職業:鳴神学園高校 生徒
-関連人物:[[福沢玲子>キャラ年鑑 /主要人物 /福沢玲子]]《噂》,平井香苗,美和子《恋人》
 福沢六話「[[真夜中の魅惑の恋愛占い>登場話早見 /学怖(S)#id_e79a9aa3]]」に登場。
 注:先に平井香苗の項を参照下さい⇒「[[平井香苗>キャラ年鑑 /ひ#id_0582a021]]」

 平井香苗の運命の相手その2。と言っても本人自体の出番はあまりない。しかも二股をかけておきながらそれをとがめられることもないようだ。単に平井香苗の未練なのか?
 平井香苗の恋路はどれを取っても正直見てて嫌になるほどのスラッシャー恋愛ばかりな気がしないでもないが、こと彼に限っては人間関係のゴタゴタに巻き込まれることはない。どの分岐でも至極平穏に暮らすことになる。
 むしろ彼が登場する分岐では平井さんの恋敵の[[美和子>キャラ年鑑 /み#id_c6e6cb08]]がメインである。
 しかし、男としてどうなのだろうか、それは?もしホラーの犠牲者になりたくないなら、究極的には登場しなければいい。だが、そうすると空気になってしまう……。

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**田中(たなか)②
-登場作品:新生2
-種族:人間
-職業:鳴神学園高校 三年生
-関連人物:[[日野貞夫>キャラ年鑑 /主要人物 /日野貞夫]]《噂》,[[新堂誠>キャラ年鑑 /主要人物 /新堂誠]],吉川,松原
 『新生2』「[[赤い靴下>登場話早見 /新生2#id_cb301e1b]]」に登場。
 心霊スポット「四丁目の廃倉庫」に度胸試しや箔付けのために深夜訪れた四人の生徒の一人。
 中でも田中は「[[吉川>キャラ年鑑 /ゆ‐よ#id_07b0e512]]」と並ぶ言い出しっぺだったようだ。

 そんな田中が体験した霊障は「足音を聞いた?」というもので、二番目の祟りとして原因不明の吐き気に襲われて一週間ほど快復に時間を要した。

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**田中眞子(たなか まこ)
-登場作品:特
-種族:人間
-職業:鳴神学園高校 生徒
-誕生日:7月20日
-関連人物:[[福沢玲子>キャラ年鑑 /主要人物 /福沢玲子]]《噂》,山寺《親友,憎悪》
 『特別編』福沢シナリオ「[[愛と友情の狭間>登場話早見 /特別編#id_a2bb859a]]」に登場。
 同じクラスの[[山寺さん>キャラ年鑑 /や#id_d807949b]]とは、平日は勿論休日も一緒に居るくらいにとても仲のいい親友。
 ホラー映画の大好きな彼女は山寺さんを何度も誘って一緒に観ていたのだが、ある日「ホラーなんて好きじゃない。もう誘わないでほしい」と言われ、喧嘩してしまう。

 向こうから仲直りを言い出したため、田中さんは言葉の上ではそれを受け入れ、一見して関係は元の鞘に戻ったと思われたものの……。
 
 実のところ、彼女の方もまた山寺さんの持ち出す特定の話題に辟易していた。
 一方的に仲直りと言われても、田中さんとしては腹に据えかねていた怒りと嫉妬はどうしようもなかった。
 実際のふたりの関係は破綻したままだったのである。

 そして山寺さんがトラブルに巻き込まれた際には、静観してわざと見殺しにしてしまう。
 自分から積極的に事態を引っ掻き回すような動きは見せなかったものの、最後の最後で趣味も兼ねた意趣返しと思える悪趣味な行動を取った……と言及される場合もある。
 [ちなみにその行動が伝わっている場合、彼女の行動に対する証言者は得られない。
 福沢さんの作り話か、もしくは田中さん本人が自身の体験を噂として流した、などの仮説が立てられるが真相は不明である。]

 ちなみに彼女、本編中では名字しか出ていない。
 フルネームは特典「サブキャラクターブック」に掲載された際に判明したものである。

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**谷川彩名(たにがわ あやな)
-登場作品:レンタル
⇒「[[ゆず>キャラ年鑑 /ゆ‐よ#id_ae26a097]]」

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**谷口美智男(たにぐち みちお)
-登場作品:AMC1,送り犬
-種族:妖怪,人間
-職業:会社員
-関連人物:仙田秋成《友人》,白井まどか
-関連用語:送り犬《正体》,つごもり橋
 『AMC1』『送り犬』「本編」ルート、「ここ掘れワンワン」ルートに登場。

 「本編」ルート。
 「[[財部美穂>キャラ年鑑 /た1#id_7f68f675]]」が「[[仙田秋成>キャラ年鑑 /せ‐そ#id_458edb77]]」と知り合った合コンに出席していた男性。
 美穂の抱いた印象は赤い眼鏡をかけたチャラ男君と言った感じで、恋愛対象としては論外らしい。
 しかし、性格上か役柄か美味しい目を持っていくことが多い。

 仙田さんと付き合っていく上で、彼が出たところは要注意? と言うより、美穂が彼と再び顔を合わせた時、十中八九ロクな結末を迎えることが無い。別に彼が悪いわけでないのだが、仙田さんの同僚と言う立場にいることもあり、恋路がもつれた時なぜか度々顔を出すことになるためか。
 その中で本人はちゃっかり[[まどか>キャラ年鑑 /し#id_0f6f39b7]]とくっ付いていたりすることもあるのだからいい気なものである。ちなみに送り犬としての彼は柄の悪いチンピラタイプ。 

 「ここ掘れワンワン」ルート。
 エリートコースから外され左遷される羽目にあった現状を悲観して、つごもり橋から身を投げようとしていた男性。
 しかし美穂のがむしゃらな説得に止められ、生きる希望をなんとか取り戻す。

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**谷村祐二(たにむら ゆうじ)
-登場作品:晦
-種族:人間
-職業:大学四年生
-関連人物:[[山崎哲夫>キャラ年鑑 /主要人物 /山崎哲夫]]《噂》,峰崎英二《部活》
-関連用語:異次元,無限ループ,生首
 哲夫一話「[[不思議な登山者との遭遇>登場話早見 /晦#id_779b167f]]」に登場。
 哲夫おじさんたち山を愛する者の間で伝わっている山にまつわる噂の登場人物である。彼が率いる山岳部(構成は彼を含めた男三人と女二人)はとある山にアタックすることになったのだが、山頂を目前として妙な空間に迷い込んでしまう。

 彼ら、霧の中で何度も何度も同じような人達とすれ違う。
 登山者として珍しい年配の方々に、最初の頃は挨拶もそこそこに通りすがる。
 だが、それも繰り返して行くと疑念に変わり、次第に不安が巻き起こる。
 もしかしたら、あの人達は同じ人なんじゃないのか?
 それにもう山頂まで着いていい頃なのに全然その兆しは見えない!

 彼はリーダーとして決断を迫られたが、どうあがいても大変な事になる。
  

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**種田三郎(たねだ さぶろう)
-登場作品:特
-種族:人間→霊
-職業:旧制鳴神学園高等学校 生徒→海軍予備生徒
-誕生日:8月8日
-関連人物:[[荒井昭二>キャラ年鑑 /主要人物 /荒井昭二]]《伝承》,三上康幸《親友》
-関連人物:[[旧校舎>用語辞典 /重要用語 /旧校舎]]《出没》,戦争,骸骨
 『特別編』荒井シナリオ「[[戦下の友情>登場話早見 /特別編#id_4e9fdb75]]」に登場。

 大東亜戦争末期、学友の「[[三上康幸>キャラ年鑑 /み#id_eea5deb4]]」らと共に徴兵された旧制鳴神学園の生徒。
 徴兵されたのは本来卒業する半年前、終戦まであと一年と迫った頃であった。そして、そこで自分たちが特攻隊員として訓練されていることを知る。
 特攻に関してはその内容に多様な意見が見られるが、こと彼らに関してはまだ恵まれていたケースだろう。種田は自分の意思を持って志願することが出来た。

 親友の代わりとなったか一人決心したかの違いはあると言え、彼は決めた。
 前者の場合、流石に窮乏していた最前線と比べると軍部も鷹揚であったらしく故郷に婚約者を残し、かつ一人息子と言う三上の事情を汲んでくれたことになる。
 彼は旅立ち南の空へと去っていった。
 

 彼が役目を果たせたかは触れられていないか、もしくは無情にも撃ち落とされたと語られている。が、どうあっても彼は日本に戻ってくることはできた。
 「約束の楠」と言う道標を知っていたなら老いた親友の下に誓いを果たし、そうでなければほとんど白骨化した魂であったが、自力で帰ってくる。
 後者の場合、今の終戦記念日の辺りに旧校舎に行けば、彼と会うことが出来るらしいが、まず止めておいた方がいいだろう。

 骸骨の声に、誠実な答えを返せると言うなら話は別だが。
 余談ながら彼の話にはトラップ選択肢が仕掛けられており、初見では明らかに失礼な態度を取ったために英霊の怒りを買って祟り殺される(溺死)。
 攻略本に記載されている開発中の画像を見れば、製品版では素直な選択肢から変更されていることがわかる。まず、現代人は彼らの思いを知るべきと言うことだろう。

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**玉井佳子(たまい よしこ)
-登場作品:学怖,学怖S,極
-種族:人間(ヤンデレ)
-職業:鳴神学園高校 生徒
-関連人物:[[福沢玲子>キャラ年鑑 /主要人物 /福沢玲子]]《噂》,志田直子《取引,恋心》
-関連用語:百合,屋上
 福沢二話「[[血なま臭い水の謎>登場話早見 /学怖(S)#id_d5d477da]]」に登場。
 ユーザー間ではその華やかさから美男美女ばかりがクローズアップされがちであるが、ホラーを支えるためにはむしろ醜悪さの方に天秤が傾くだろう。

 彼女はそんな人間の代表格で、外見・内面共に高レベルで腐っている。
 福沢の言う外見についての寸評も散々なもの。本文から抜粋すると「牛乳瓶の底みたいな眼鏡かけてて、ぶくぶくに太ってて、顔中ニキビだらけでおまけにとっても息が臭い」と、まるでいいところがない。
 [[大川>キャラ年鑑 /お1#id_926965e1]]などの人外を差し引けば、学怖きっての○○○○である。

 そんな彼女の唯一といえるオアシスが、大の友人であった志田直子だった。

 顔の醜悪さはさておき、彼女の持つ性格もまた問題があったようだ。周囲の人間を何となくイラつかせる程度ならまだ良いが、友情を大金で買っていたと周囲にバレた途端にむしろ開き直り、退学処分すら金の力ではねのけてしまった。地獄の沙汰も何とやら。
 だがその結末は、直子を諦めきれずに貯水タンクに監禁、死体となっても固執し続けたり、蛇口から出てきた[[オレンジジュース>用語辞典 /み‐も#id_e2a1e061]]にむしゃぶりついたりしている。
 容姿だけでなく性格も醜い人間には、やはり悲劇にあって欲しいという我々の願望なのだろうか……?

 『極』「[[SNS怪談>登場話早見 /極#id_c82abf26]]」に登場。
 志田さんとの間に謎の交友関係を持っていた事情が、『極』内に加筆修正のうえ再掲された上記の話の派生として語られる。
 ここでは玉井さんと志田さんの印象を反転させた新解釈の下に描かれる。キーを握るのは現代のツール「SNS」、それを介することでふたりの間に巻き起こった愛憎の物語が語られる。
 
 なお、この話を語る前に『極』の前身である『学怖inよんはち』時代から追加されている結末のひとつについて触れておく。
 これつまり、玉井さんと志田さんは金銭などとは全く関係なく真に愛し合っており、親の反対を振り切るあまりに心中してしまうというものである。実のところ「SNS怪談」に置いて語られる二人の絡んだ感情はそれほどには単純でないのだが、ある意味ハッピーエンドとして心の隅に置いておくと話を理解する助けとなってよいかもしれない。


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**田村一義(たむら かずよし)
-登場作品:レンタル
-種族:人間
-関連人物:田村恵子《妻》,田村朋恵《娘》
 『レンタル家族』「[[帰る場所>登場話早見 /レンタル家族#id_219eabc1]]」に登場。
 「[[原口瑞希>キャラ年鑑 /は#id_2f459c67]]」(田村裕子)が赴任してきた田村家の主で恵子の夫。
 ちなみに田村家はまだ子どものいない家庭と言う事もあったが、「レンタル家族」を長期契約するなど家計に問題なくむしろ裕福と思わせる描写がいくつか存在する。

 ただしお互いの就業時間の関係上(夜間就業の出来ない児童と定時に帰らないサラリーマン)瑞希と顔を合わせることは少なく、ゲーム中での露出度も実際控えめであった。
 年頃の子どもにとって母に比べると父の割合はそう大きくない。
 貢献はしているのだが、隠れて見えない部分が大きく挽回の機会も乏しい。
 
 そのため作中では悪い印象ばかりが目立つことになってしまう。
 妻によからぬ入れ知恵をしたり、育児のストレスをぶつけられた苛立ちとは言え、家庭を顧みない男にはありがちな台詞を吐いてしまったりと実に散々である。
 妻が母として一歩進めた以上、彼も父としての役割に期待したいところだが、さて。 

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**田村恵子(たむら けいこ)
-登場作品:レンタル
-種族:人間
-関連人物:田村瑞希,原口瑞希,田村朋恵,田村皐月《娘》,田村一義《夫》,猫ばばあ
-関連用語:レンタル家族《依頼》
 『レンタル家族』「[[帰る場所>登場話早見 /レンタル家族#id_219eabc1]]」に登場。
 「[[原口瑞希>キャラ年鑑 /は#id_2f459c67]]」(田村裕子)が赴任してきた田村家の奥さん。

 住み込みでない瑞希にとっての仕事相手と言えば、なかなか帰ってこない夫一義でなくこの人に当たる。


&bold(){ (執筆者募集中) } 


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**田村瑞希(たむら みずき)
-種族:人間
-職業:小学生
-関連人物:原口瑞希《?》,田村正行《父》,田村恵子《母》,田村皐月《妹》,相田純平《幼馴染》,高岡優輝《友人》,猫ばばあ
-関連用語:猫ばばあ,トラック
 メロンブックスおまけシナリオ「[[猫ばばあ>登場話早見 /レンタル家族#id_892f1f9a]]」の主人公。
 注:先に原口瑞希の項を参照ください⇒「[[原口瑞希>キャラ年鑑 /は#id_2f459c67]]」

 『レンタル家族』本編における原口瑞希の原型と思しく、立ち絵も共有している。
 ただし性格はかなり異なり、同級生の高岡のことも尻に敷くほど、ちょっとキツい。ひょっとすれば我侭とも取れる女の子として描かれている。
 それはと言うもの、親の顔も知らない境遇で育った方の瑞希とは違い、こちらは親が揃っている他に小さい妹までいるのに、その妹のせいで母が構ってくれないからという理由で大絶賛反抗期中の身であるため。

 素直になれない辺りはどうにもこうにもツンデレである。
 そう言えば製品版のおまけ要素に「キャラクター表情集」があったが、原口瑞希に表情「ツンデレ」があったのに違和感を覚えた方も多いのではないか?
 あっちの彼女が「ツン」を見せるシーンはなかった上、そもそもデレがどうとか言うキャラでもなかった。反面、こちらは年相応の幼さを見せつつもどっか似たもの同士な猫ばばあと一緒にちょっと素直になっていたりする。
 
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***田村皐月(たむら さつき)
-種族:人間
-年齢:2歳
-職業:幼児
-関連人物:田村恵子《母》,田村瑞希《姉》
-関連用語:トラック
 メロンブックスおまけシナリオ「[[猫ばばあ>登場話早見 /レンタル家族#id_892f1f9a]]」に登場。
 髪の色が同じことから本編の田村朋恵と互換する関係と思われる。
 もしかしたら、本編でも少し成長した朋恵と言うことで彼女のグラフィックが使用されていた可能性があったのかもしれない。%%娘は二歳%%

 嫌われていることを知る由もなく、実姉の瑞希を「ねーやん」と呼んで慕っている。見ての通りの小さい子で、まだ幼児言葉が抜けていないぐらいなのだが……。


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#divclass(navi_epi){
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}
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&color(red){情報提供・文章の補足、編集方針の動議その他諸々歓迎します。}
&color(red){もし興味を召されたなら下のコメント欄に書き込みなどされると嬉しいです。}
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#comment()

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復元してよろしいですか?