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**は
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*索引
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**萩野聡史(はぎの さとし)
-登場作品:特
-種族:人間
-職業:鳴神学園高校 生徒
-関連人物:[[岩下明美>キャラ年鑑 /主要人物 /岩下明美]]《噂》,鍋島香織《恋人》
-関連用語:心中
 『特別編』岩下シナリオ「[[図書室の話>登場話早見 /特別編#id_884937d4]]」に登場。
 図書委員をやっていた縁があったためか「[[図書室>用語辞典 /と#id_3590e201]]」に通っていた「[[鍋島香織>キャラ年鑑 /な#id_96f7232d]]」と付き合うことになった男子生徒。
 
 ちなみに鍋島さん本人は彼女の項目で取り上げた通り、性格に少々難のある人だが、眼鏡を外したら意外と――というベタなタイプではないかと語り手は岩下さんは想像されていた。
 鍋島さんの顔の良し悪しは話にはあまり関係ないので脇に置くが、萩野くんの方から鍋島さんに惚れて接近したことは確かなようだ。

 そこから萩野くんめがけてやってくる末路は二択である。
 鍋島さんの外見と実像のギャップに幻滅して彼女を捨てた結果、とてつもないことになったり……。
 それほど追いつめられていたわけでもないのに彼の方から「[[心中>用語辞典 /し2#id_9fa05554]]」と言う白痴的な提案を行った結果、死後巻き込んで死なせてしまった両親を含めた四人かたまりで怨念を残すことになったり……。

 どちらにしても文学を愛し、美しい物語を求める夢見がちな少年には不本意な、ぶざまで血生臭い結末であるのは確かだろう。

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**羽黒薫(はぐろ かおる)
-登場作品:流神A
⇒「[[羽黒薫>キャラ年鑑 /主要人物 /羽黒薫]]」

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**橋垣駿(はしがき しゅん)
-登場作品:探偵局
-種族:人間
-職業:料理人
-関連人物:服部拓磨
 『探偵局』第四話「[[服部家の災難>登場話早見 /探偵局#id_aaff07ee]]」に登場。
 服部家に仕える使用人の一人でフレンチ担当のコック。お抱え料理人としては板前の[[梶山さん>キャラ年鑑 /か1#id_de503b9d]]の他に中華担当の陳さんがいるらしい。


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**橋本美也(はしもと みや)
-登場作品:学怖S
-種族:人間
-職業:鳴神学園高校 生徒
-関連人物:[[福沢玲子>キャラ年鑑 /主要人物 /福沢玲子]]《噂》,河原《恋心》,小泉,福沢姉
-関連用語:赤い教科書,自殺,タイムトラベル
 福沢六話、隠しシナリオに登場。 
 福沢の姉が在学していた時に、自殺事件を起こし帰らぬ人になってしまった女子生徒。
 彼女の死をきっかけとして生徒に反省文を書かせるための教室「反省室」が使われなくなったという。
 反省室には橋本さんと、もうひとり「河原」が自殺の直前に記した反省文が今もなお遺されており、読むことができる。

 福沢六話「[[仕組まれた化学の教科書>登場話早見 /学怖(S)#id_402ecdb2]]」。
 当時、優等生だった「[[河原>キャラ年鑑 /か2#id_de7cfa75]]」に恋をしていた女子生徒。
 河原に恋文を送ったのはいいものの、思いも寄らないことに、橋本さんの方に恋していた「[[小泉>キャラ年鑑 /け‐こ#id_66151a07]]」と言う男の妨害に遭ってしまう。そして回り回って紆余曲折を経た末に、河原は自ら命を絶ってしまう。

 もちろん橋本さんは河原がとんでもなくめんどくさい性格を秘めていることを知る由もなかった。そのため自殺の遠因を作ってしまったことを気に病み、河原と同じリストカットと言う手段で後を追うことになってしまうのだった。
 
 上記が福沢六話の彼女サイドでの顛末である。
 ただし隠しシナリオでは結末が微妙に異なる。それはすべて河原に起因する問題である。

 隠しシナリオ「[[赤い表紙の謎の教科書>登場話早見 /学怖(S)#id_9ec2929b]]」。


&bold(){ (執筆者募集中) } 


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**長谷部勇介(&u(){はせべ ゆうすけ})
-登場作品:最終
-種族:人間(能力者?)
-職業:鳴神学園高校 一年G組
-関連人物:[[福沢玲子>キャラ年鑑 /主要人物 /福沢玲子]],穂波暁子《クラスメート》,[[元木早苗>キャラ年鑑 /主要人物 /元木早苗]]《はとこ》,高坂まどか《恋人》,[[逆さ女>キャラ年鑑 /さ1#id_30c6a18c]]《契約》
 『最終版』追加シナリオ「[[生徒編>登場話早見 /VNV#id_dba38ece]]」に登場。
 同じクラスメートの「[[高坂まどか>キャラ年鑑 /け‐こ#id_2e776dcf]]」と付き合っている男子生徒。

 逆さ女に会ったことで悩んでいる高坂まどかから相談を受け、彼女のためにはとこの「[[元木早苗>キャラ年鑑 /主要人物 /元木早苗]]」を紹介する。
 以降は高坂を守るため、早苗ちゃんと一緒に同行してくれる。ちなみに早苗ちゃんの体には長谷部の祖母と祖父もいるらしい。


&bold(){ (執筆者募集中) } 


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**畑(はた)
-登場作品:学怖S
-種族:人間
-職業:鳴神学園高校 生徒
-関連人物:[[岩下明美>キャラ年鑑 /主要人物 /岩下明美]]《噂》
 岩下四話「[[赤い傘青い傘>登場話早見 /学怖(S)#id_6fef9e96]]」に登場。
 土砂降りに降られても平気なほど雨が大好きな男子生徒。
 性格は真面目で優しく成績も中の上だったが、肝心の容姿に優れなかったため女の子受けはしなかった。

 そんな畑くんだったが、雨の日だけいつも同じ店の軒先に雨宿りしている謎の美少女に出会う。喋らないけど弱々しげな仕草と笑顔が愛らしい彼女を見て、畑くんは恋に落ちた。不器用ながらに交流を持っていくが、その関係は思わぬ形で破局を迎える。

 とある日に畑くんは意を決し告白したのだが、困った素振りで返答なくうつむいてしまった彼女に苛立った畑くんは彼女のことを突き飛ばしてしまう。経験のなさが祟ったか。が、雨に当てられた彼女は見る間に溶け出し、あっと言う間に消えてしまった。

 彼が某「[[石井>キャラ年鑑 /い#id_b460dda8]]」のように人外萌えな性癖の持ち主であったらこの話はもうちょっと続くのだろうが、残念ながら彼の話はここまで。次の日も変わることのない姿と表情を向ける彼女に恐怖した畑くんは錯乱して車道に飛び出してしまう。彼の生死は語られていないが、彼女の正体が不明なだけに不気味な結末を迎えたことになる。

 果たして、彼女の正体は何だったのだろう。
 雨の日だけに現れ、そのくせ水溶性。ただし溶けても翌日には何事もなかったかのように復帰。言葉を持たず、気に入られた畑くんだけにしか見えない。
 これだけ特徴があれば、何らかの妖怪か特定も出来そうだが……? 
 [なんらかの特質を持った「[[地縛霊>用語辞典 /ゆ#id_e56746b9]]」などとも考えられるが、真相は闇の中である。]

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**畑中亨(はたなか りょう)
-登場作品:学怖,学怖S,ドラマCD,鳴七
-種族:人間
-職業:鳴神学園高校 一年生
-関連人物:[[新堂誠>キャラ年鑑 /主要人物 /新堂誠]]《噂,正体?》,赤坂陽介《いじめ》,[[仮面の少女>キャラ年鑑 /主要人物 /仮面の少女]]《?》
-関連用語:ボクシング部《所属》
 かつてのボクシング部の「地獄の合宿」に参加したもののあまりにも過酷な練習に耐え切れず、同じ心境の一年生部員たちと組んで脱走を目論んだ男子生徒。

 先輩に密告されるのでないかという疑心暗鬼から同じく計画を持ちかけたものの拒絶するなどした「[[赤坂陽介>キャラ年鑑 /あ1#id_85e08a68]]」を口封じのためによってたかってリンチしてしまう。 
 その際誰かが思い切ったのか単に打ち所が悪かったのか、痛めつけるだけでその気はないはずが赤坂を殺してしまう。それから畑中は保身のためリンチ仲間を共犯として引き入れ隠蔽に手を染めるのだった。

 ちなみに彼の話は連鎖シナリオ「仮面の少女」のピースのひとつを占めるのだが……、その場合の彼は「新堂誠の名前を騙る亡霊」と解釈されることが多い(諸説あり、後述)。

 そのため、後続の作品(『追加版』)中で同じく「新堂誠」の偽名を名乗って凶行を働く悪霊(「[[  >キャラ年鑑 /け‐こ#id_405ad5ce]]」など)が登場した場合は、彼の存在が脳裏をよぎったプレイヤーも多いかもしれない。
 ともすればセルフオマージュなのかもしれないが、詳細は不明である。
 
 新堂四話「[[ボクシング部の秘密の合宿>登場話早見 /学怖(S)#id_e5d03d34]]」に登場。
 姓名が出た場合は上記「リンチ殺人」&「死体遺棄隠匿」の状況を確実に引き出す。

 群集心理というのは恐ろしい。 
 一人では絶対に出来ないことを集団の流れや雰囲気に引きずられることでやってしまう。
 誰か先導人がいれば、全てはその人が責を負ってくれるのだと思い、思考停止に陥ってしまう。

 そして、畑中は皆が動けなくなる中で一歩[[先んじた男>キャラ年鑑 /主要人物 /風間望]]だった。
 死体を埋めるよう提案するか、もしくは悪知恵を働かせてしごきを行っていた先輩の方に罪を被せようとする。

 が、このゲームでも悪いことはやれば報いがやって来るという因果応報には案外逆らえなかったりする。
 赤坂の亡霊によって彼らの凶行は露見し、然るべき社会的な制裁を受けるのだった。
 もしくは畑中たちは状況こそ異なれど直接赤坂から血の制裁を受けるなどして全員死んでしまう。

 赤坂を殺したが最後、これら凄惨な結末からはけして逃れることはできない。
 よって、ここで話が終われば、話はスポーツ競技に隠された精神主義の負の側面や陰惨な「いじめ」にまつわる構造への社会提起を兼ねた因果応報の復讐劇で幕を閉じることになる。
 
 ただし、ここまでで三人の語り部が消えていれば話は別、仮面の少女の主導するところとなる。
 新堂さんの提案に乗っかって、十三年前の卒業アルバムで赤坂の顔を確認した一同はその隣に同じく死者の列に加わった畑中を発見、その顔は目の前にいるはずの「新堂誠」その人だった……。

 そして主人公たち三人がアルバムに注目していたわずかな隙の間に新堂誠は部室から消失、ひとりが語るとひとりが消えていく不可思議な七不思議の集会は、いよいよ佳境を目指していくことになる。

 と、ここでこの事態を目撃したプレイヤーすべてに疑問が残る。「畑中亨」とはなんだったのか?
 まず、新堂誠と同じ顔をしていたことから全くの無関係とは考えづらい。
 仮説としてはいくつか考えられ、そのいずれも「仮面の少女」が手を下したと思われる。

 ただし、作中で死者としてであれ再登場した新堂誠がどういった裏事情を抱えていたのか説明してくれることはないし、公式から答え合わせの機会が設けられることもなかった。
 よって、あくまで参考程度の仮説を列挙する形になる。

 たとえば「[[岩下明美>キャラ年鑑 /主要人物 /岩下明美]]」と「[[内山浩太>キャラ年鑑 /う‐え#id_8181865b]]」の関係のように、年が離れて生まれた兄弟が時間差で仮面の少女に殺されたと考えられる。また、新堂誠を名乗って集会に参加しているが、実際は畑中亨の亡霊であり、十四年前に仮面の少女に殺されているとも考えられる。

 後者の場合はほか五人がリアルタイムで仮面の少女に殺されている中、彼だけは数合わせで召喚されていることになる。
 ただし、仮面の少女が「六人に殺された自分が六人を殺し返す」という意趣返しを求めていたと考えれば死者が混じっていたとはいえ、復讐の決行日に六人が揃っている意味合いは大きい。

 また、いずれの仮説でも仮面の少女は無念の死を遂げた赤坂の仇を本人の代わりに取ったとも考えられる。同じ「いじめ」という構図にまつわる話だけに彼女が肩入れする理由は十分に存在する。
 
 ただし「隠し01(男)」ではすべての前提がひっくり返される。この場合、仮面の少女と「新堂誠(畑中亨)」たちが口裏を合わせた狂言であるとも考えられる。結論、解釈は人それぞれというしかないだろう。

 『ドラマCD』Disc.2 「[[ボクシング部のしごき>登場話早見 /ドラマCD#id_dd287044]]」に登場。
 今回の新堂さんの語りでは「二十年くらい前」と前置きがされていることやボクシング部が健在で自身が部長を務めている事情、過去の恥部であることを前提に置いた公平な話運びなどからわかるように、仮面の少女にまつわる展開は採用されていない。

 今回の畑中を加害者としたストーリーだが、『学怖』および『学怖S』の様々な分岐から展開を抽出、折衷しつつオリジナルの結末に辿り着く。畑中らに殺された赤坂が復讐の念をボクシング部に残した……という大まかな流れは同じである。
 そのため赤坂周りに大きな差異こそあるものの、畑中は完全とは言わないまでも自業自得の加害者であることに変わりはない。 

 今回の事例でも大スキャンダルの立役者になった畑中は一年生部員のリーダー格だったらしく、一年生部員&bold(){全員}を引き連れて脱走を目論むなど求心力が上がっている。
 また、群集心理がもたらす狂気を飛び越えて畑中個人の危うさに注目しているのも特徴である。 

 が、紆余曲折を経た恐怖体験の末に畑中は発狂、「地獄の合宿」の果てに死者四名の大惨事を引き起こす。
 畑中は、いまも赤坂の幻影に憑りつかれながら病院に入院中だそうである。

 『鳴七』「」に登場。


&bold(){ (執筆者募集中) } 


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**服部拓磨(はっとり たくま)
-登場作品:探偵局
-種族:人間
-職業:鳴神学園高校 三年A組
-関連人物:中雅臣《部活》,久多良唯桜《恋心》,梅沢佳代,梶山三郎,久留米宗吉,駿河俵太,反内源平,橋垣駿《実家》
-関連用語:サッカー部《所属》
 探偵局第一話、第四話、第十四話に登場。
 サッカー部のキャプテン(2007年度)で、文武両道を地で通し、爽やかな笑顔がまぶしい好青年。実家は多数の使用人を抱え立派な屋敷を構える。いわゆる「いいとこの坊ちゃん」であるが、性格としては金持ちどうこうより育ちの良さが先立つ。
 
 人柄は非常に良く、たとえそれが使用人達相手でも偉ぶることがないなど、本当によくできた人間である。
 しかし何事にも大らか過ぎるため、細かいことは気にしない……、と言うより半ば気付いていなかったりする。

 第一話「[[トモダチのトモダチ>登場話早見 /探偵局#id_d0314ea9]]」。
 展開によってはいきなり主人公置いてけぼりのまま[[唯桜>キャラ年鑑 /く#id_8e456375]]に愛の告白をするわ、よく分からない説明を元に来てみたら自宅の隣だったなど……、『探偵局』特有のマイペース過ぎて主人公(プレイヤー)を煙に巻くキャラの好例と言えるだろう。


&bold(){ (執筆者募集中) } 

 
 第四話「[[服部家の災難>登場話早見 /探偵局#id_aaff07ee]]」
 経緯はどうであれ、賽臥が彼の家に招かれてやってきた場合、定期的に家の中を通り抜ける老人の霊をどうにかしてほしいと依頼を受けることになる。どうやら服部家には「霊道」が通っているようだ。


&bold(){ (執筆者募集中) } 


 第十四話「[[妖怪ベロリ>登場話早見 /探偵局#id_ea151423]]」


&bold(){ (執筆者募集中) } 


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**初見一仁(はつみ かずひろ)
-登場作品:ドラマCD
-種族:人間
-職業:鳴神学園高校 生徒
-関連人物:[[綾小路行人>キャラ年鑑 /主要人物 /綾小路行人]]《クラスメート?》,[[福沢玲子>キャラ年鑑 /主要人物 /福沢玲子]]《同好会,?》
-関連用語:占い同好会《所属》,予知
 『ドラマCD』Disc.10 エンディング type.C「[[占い同好会にて>登場話早見 /ドラマCD#id_8af5842f]]」に登場。
 彼のことを一言で切って捨ててしまえば容姿も性格も「残念な男」である、以上。
 なお、容姿の記述についてはここでは省くが、どうしようもなくネタキャラにしか見えない形容が綾小路の口からされている。

 で、終わってしまうのも芸がないので一応補足すると女の子目当てに「[[占い同好会>用語辞典 /う#id_69906436]]」に入会した動機を部外者の綾小路から見ても見え見えな態度によって悟らせる男である。[綾小路と初見の会話の感じから、ほぼクラスメートと思われるが、明言なし。]
 下心で同好会に入ったはいいが意欲にも積極性にも欠けており、自分から女の子に近づこうと行動に出ることもなかった。

 同好会のほかの部員たちからは「まぁ(どうでも)いいんじゃない?」とでも思われていたのか、籍を置くことは認められ時々は用事を遣わされていたようである。要するに、別に善人でもなければ悪人でもないただの(ダメっぽい)人間である。 
 そんな初見だが、ある日「魔導書」を手に入れたことから「[[予知>用語辞典 /よ#id_db449f6a]]」めいた力を手に入れ、同好会の中でモッテモテになる。

 ただ、初見は魔導書を読み解く技能を持たない自分がこんなことをできるのは、何者かに誘導されての結果ではないかと内心では疑っていた。しかして、そこは男のサガか、迫りくる危機を知りながらハーレム状態を享受していたが……。
 自分が同好会の女子たちにバラバラにされるビジョンを見てしまい、助けを求めようと綾小路に相談を持ちかけたそのタイミングで現れた女子たちに連れ去られ、行方不明になってしまった。さんざんいい思いをした報いと言ってしまえばそれまでだが。
 
 (ネタバレにつき格納) 

#region

 初見の増長からの転落は黒幕である「福沢玲子」が仕組んだことである。
 初見は「占い同好会を魔女の巣窟にする」=「お友達を人間界に増やす」にあたっての布石、当て馬として利用されたようだ。
 連れ去られた初見自身は福沢の家で奴隷のように働かされているだけらしい。
 
 ちなみに劇中でも言及されているが、初見が姿をくらませたなら真っ先に探すはずの彼の家族はなぜか動かなかった。
 これには福沢の術で操られている、暗示が掛けられているなどと考えられるが、実際のところは不明である。
 ただ、この事態を看破した綾小路の立場としては初見のことまで面倒を見てやる義務はないといったところである。
 よって、彼が今後救い出されるかは不明だが分は悪かったりする。むしろ捨て置かれる可能性の方が高いかもしれない。

#endregion

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#areaedit
**花田(はなだ)
-登場作品:晦
-種族:人間
-関連人物:[[真田泰明>キャラ年鑑 /主要人物 /真田泰明]]《仕事》
 泰明六話「[[洋館に宿った尾岳冬良の魂>登場話早見 /晦#id_09043ee7]]」に登場。
 「[[尾岳冬良>キャラ年鑑 /お2#id_abae7793]]」の作品をドラマ化するに当たってシナリオを書くことになったライター。なぜか、終始後姿なグラフィックが印象的。%%男は背中で語る。%%
 そのためか、探索でも二人して騒ぐ「[[河口>キャラ年鑑 /か2#id_c679854c]]」&「[[吉川>キャラ年鑑 /ゆ‐よ#id_97ac91cb]]」をよそに、古書を漁ったりと物静かなところを多く見せた。

 
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**浜平昂暉(はまひら こうき )
-登場作品:特,鳴七
-種族:人間
-職業:鳴神学園高校 三年ᒪ組
-関連人物:栗原幸大,墨田あかり(墨田美玖)《部活》,陣内東児《約束》
-関連用語:[[野球部>用語辞典 /や#id_2d0c126a]]《所属》
 ついこの間まで野球弱小校だった鳴神学園の野球部を率いる主将。
 試合に勝とうという意気込みも練習に打ち込む意欲もほとんどなかった部を代表するような人物。とは言え、ダメっぽさはひたすら漂うものの人間としてみる分にはそんなに悪い人とは思えなかったりする。
 ただし、スポーツを真面目な勝負事として捉えている人には怒られて当然な、そんな御仁といえるだろう。

 『特別編』新堂シナリオ「[[野球部の秘密>登場話早見 /特別編#id_3a28a4b4]]」。
 特に姓名は明らかにはされておらず、「主将」という肩書でのみ彼のことは言及される。
 不真面目で覇気こそないが、妙に気の抜けたセリフが結構用意されており、なんとなく愛嬌ある人柄がにじみ出ていたりする。

 結果、真面目な「[[栗原幸大>キャラ年鑑 /く#id_e4d1d9ce]]」とその他大勢のダメ人間たちからなる周囲の野球部員との間ではとぼけた掛け合いを繰り広げることになる。
 結果、必然的にキャラが立ってしまった。このことが幸いして『鳴七』での躍進につながるのかもしれない。
 
 それはそうと部長の彼もかろうじて存立している野球部には内申点目当てに籍を置いているようなありさまで、栗原がセッティングした野球強豪校「安曇ヶ丘高校」の野球部との練習試合も「早く終わってくれないかな」くらいの認識だった。
 しかし、そんな彼らの甘い考えを覆す衝撃の種明かしが行われ、一転して一同は悲壮な覚悟で試合に臨むのだが当然一蹴される。その後の彼らはヤケクソ気味なのかもしれないが、心機一転練習に励む日々を送っており、ついでに肝も太くなったようだ。

 『鳴七』「野球部の秘密」ほかに登場。
 固有の立ち絵と姓名を得て再登板。

 「ヒナキちゃん」。

 
 &bold(){(執筆者募集中)}


 「野球部の秘密」。


 &bold(){(執筆者募集中)}


#areaedit
**早坂桃子(はやさか ももこ)
-登場作品:学怖,学怖S
-種族:人間
-関連人物:[[荒井昭二>キャラ年鑑 /主要人物 /荒井昭二]]《知人》,立花ゆかり《協力》,[[奥沼美里>キャラ年鑑 /お2]]《?》,早坂花音《妹》
-関連用語:園芸部《所属》,産婦人科《実家》,花壇,紫陽花.地縛霊《犠牲者》,百合《嗜好》,心中
 荒井一話「[[校内に巣くう地縛霊>登場話早見 /学怖(S)#id_14a7cfff]]」に登場。
 &bold(){六年前}にこの学校の「[[園芸部>用語辞典 /え#id_19b229e7]]」にいた女生徒で、誰よりも花を愛し、放課後になると率先して花壇の世話をしていた。その性格は物静かで明るい方ではなかったが、笑うとえくぼがとてもかわいらしく素直で心の優しい人であった。
 そんな彼女が園芸部の皆から付けられたあだ名を「花壇の番人」と言う。

 しかし、六月となり――梅雨がはじまり、そして終わろうと言う季節、花と同じく長雨に当てられるようにして肺炎で寝込んでしまった。

 &italic(){&color(green){草を褥(しとね)に 木の根を枕 花を恋して 五十年}}

 かの植物学の大家である牧野富太郎氏が詠った詩であるが、私には彼女もまたこの歌を口ずさむに値するお人になられたと思われる。
 しかし、彼女は二十を待たずにして、その生涯を閉じることに。
 病に蝕まれた体を押して、今生の別れとばかり、「[[花壇>用語辞典 /か#id_6e67d9f3]]」を世話する彼女。
 その顛末とは自らの体を肥料とするか、それとも自らの血か、我が身を損じることを厭うことなく花壇を潤すか。ちなみに喀血する病と言えば肺の病、特に結核が挙げられる。佳人薄命をここまで体現する病もないだろう。

 彼女の死について残った小さな謎を荒井一話のお題である「[[地縛霊>用語辞典 /ゆ#id_e56746b9]]」と絡めつつ、噂を知った理由を兄と同輩の園芸部員であったためと明かす。
 草花を踏みつける人へ静かに警鐘を鳴らし、何よりも美しく締め括られる彼女の話は、おそらく『学怖』で「[[石川小夜子>キャラ年鑑 /いid_3a50828c]]」のルビーの指輪と並び立つほどの美しい話であろう。

 しかし、ちょっと分岐でいらぬ心を出すと、おぞましくも艶やかな結末を描き出す羽目になる。それは[[本田さん>キャラ年鑑 /へ‐ほ#id_143972f9]]と同じく、著しく少子化に貢献しそうなお話であり、この項に記すには値しなくなるため、該当項目「[[産婦人科>用語辞典 /さ#id_2b8c54b2]]」に記述を譲ろうと思う。唯一、彼女は生存する展開になるが、花壇にはまた異なった花を咲かせることになるだろう。
 また、「隠し02(男)」(『学怖S』追加分岐)ではかの「赤い傘青い傘」の[[立花ゆかり>キャラ年鑑 /た2#id_cc88aaac]]嬢と手を結んで、感動も台無しな暴挙を働いていたりする。

 さて――、「旧作」の彼女は[[紫陽花>用語辞典 /あ#id_17bb38e3]]や向日葵の花を咲かせたが、舞台は「アパシー」に渡り、彼女は百合の花を咲かす。
 「[[鳴神学園短編集>用語辞典 /重要用語 /鳴神学園短編集]]」に収録された短編小説「花壇の恋」で改めて彼女の存在が言及されることになった。新解釈に基づき、描き出される人と人のドラマは心霊や猟奇の関わりだす余地を持ちはしない。そこにあるのはただの恋、二人と二人と二人の物語。

 (ネタバレにつき格納)

#region

 早坂桃子の名は花壇を荒らす者を罰する「花壇の番人」と言う名の怪談として鳴神に伝わっている。かつてと歴史が違うのには理由があった。
 だって早坂桃子のホントウが愛していたのは花でなく、たった一人の女性、現園芸部部長である[[奥沼美里>キャラ年鑑 /お2#id_5b41e075]]の姉「奥沼美貴」だった。園芸部に入ったのも彼女に近づくためで、二人はやがて相愛の仲となる。

 しかし、それは今生では叶わぬ夢。[[心中>用語辞典 /し2#id_9fa05554]]を決意した二人であったが、結果は無惨なもの。一人が彼岸へ渡るだけとなり、残された奥沼美貴は「花壇の番人」を演じることによって愛しい人への罪滅ぼしをしようとする。もしくは恋人の面影を自らの内に見ようとしたのだろうか。誰よりも花を、本当は人を愛していたはずの早坂桃子の名がネガティブに伝わっていたのはこれが原因である。

 そして、この物語を受け継いだ坂上修一と奥沼美貴の助けがあり、二人の意思はやっと伝わりあう。もう施設に彼女は、自分の中に閉じこもっているだけの人はいない。片翼の鳥は、やっと本当の意味で止まり木に留まることが出来たのだ。

#endregion

 『学恋2』での「[[清水智子>キャラ年鑑 /し2#id_d05d25f6]]」の真実と言い、「アパシー」では単なる落ち穂拾いに留まらず、新たな解釈からファンの中での聖域に切り込んでいることがわかる。
 荒井ファンに対してはやや厳しい形になるひとつの真実であったことに変わりはないが、筆者としてはただ飯島多紀哉のチャレンジ精神に敬意を表するのみである。

#areaedit(end)
#areaedit
***早坂花音(はやさか かのん)
-登場作品:鳴七
-種族:人間
-関連人物:[[坂上修一>キャラ年鑑 /主要人物 /坂上修一]]《 》,立花ゆかり《協力》,[[奥沼美里>キャラ年鑑 /お2]]《?》,早坂桃子《姉》
-関連用語:園芸部,花壇
 『鳴神学園短編集』「[[花壇の恋>用語辞典 /重要用語 /鳴神学園短編集#id_1200bce4]]」に登場。
 入学から一ヶ月も経たない頃に坂上修一が出会った女子生徒。
 それもなぜか学園の「[[花壇>用語辞典 /か#id_6e67d9f3]]」に首から下を生き埋めにされていたところを――というなかなかに衝撃的な出会いである。
 
 ただ、シュールとも幻想的とも取れない光景を目にした坂上は、意外なことにその現実をあっさりと受け入れる。
 その上で、少し間の抜けたとも取れる会話を彼女との間に繰り広げることになる。当の花音さんの方は、意外と負けん気が強い一方で現実的とも夢見る乙女とも取れない返答を返し、坂上の助けの手も拒むなど、仔細は不明ながら複雑な情緒を見せている。

 立ち去る坂上に向けて自分の名前を返すのだがこの際に名乗ったのは「鯨井花音」。
 この項目の名称を見ればわかる通りに偽名である。


&bold(){ (執筆者募集中) } 


 『鳴七』「」に登場。


 &bold(){(執筆者募集中)}


#areaedit(end)
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**林(はやし)
**丸茂多江(まるも たえ)
-登場作品:学怖,学怖S,鳴七
-種族:人間
-関連人物:[[福沢玲子>キャラ年鑑 /主要人物 /福沢玲子]]《噂》,瀬戸裕子《ライバル》
-関連用語:水泳部《所属》,生霊,無限ループ
 福沢五話「[[呪われたロッカー>登場話早見 /学怖(S)#id_71d41e09]]」に登場。
 同じ「[[水泳部>用語辞典 /す#id_0d942194]]」で「[[瀬戸裕子>キャラ年鑑 /せ‐そ#id_105c995a]]」に次ぐ泳手だった女生徒。よって瀬戸さん亡き後は水泳部のホープとして立つ。

 ただ、その後、誰もいないプールから「[[手>用語辞典 /て#id_79f4d9e1]]」が出てくると言う怪現象が発生するようになり、これを瀬戸さんのものだと判断した水泳部総出で、彼女を救出する儀式を行うことになる。
 当然林さんも参加したのだが、よりにもよって彼女の番で儀式は達成されてしまった。

 ただし、瀬戸さんが成仏したという穏当な形で達成されたわけではない。
 水面に映った手は瀬戸さんでなく、林さんのものであるという思いがけない事実が判明してしまうのだ。
 これによって、林さんの「[[生霊>用語辞典 /ゆ#id_53c093bf]]」が瀬戸さんを害したという説が水泳部を席巻することになってしまう。

 瀬戸さんの死、次の犠牲者探し、確かにつじつまの合う部分も多い。
 嘘か真かはまさしく闇の中だが、林さんの打ち立てた数々の記録と他の水泳部員が残した文字通り足を引っ張られたと言う証言は真実である。
 ただ、林さんへの風当たりは部内でも強く、一部からはいじめられていたらしい。福沢さんは瀬戸さん黒幕説を唱えてみるが、明るく「なんてね」と流してもみる。 

 まさに福沢節炸裂。
 「林さん生霊説」への質問を肯定しただけなのになぜか罪悪感が湧き出すこと請け合いである。
 下手を打たなくても、無責任な部外者による無実の人間の吊し上げそのものではないだろうか。

 『学怖S』追加分岐。
 林さん視点に立った大量の分岐が追加された。どうあがこうと瀬戸さんの影は林さんにまとわりつくようである。
 瀬戸さんの溺れたコース「[[死の四コース>用語辞典 /す#id_3ce476ba]]」で様々な怪現象に見舞われ、命こそ拾ったものの怪我をしたり退部する羽目になったりと散々な目に遭う。

 『鳴七』登場予定。
 名前を「丸茂多江」に変更されての再登板である。
 水泳部員らしくスクール水着を着ての立ち絵が発表されたが、隣に立つ瀬戸さんと比べ水の抵抗が大きそうなメリハリの激しい体型をしており、差が付けられているのも納得できてしまうかもしれない。


 &bold(){ (発売前の節) } 


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**林吉夫(はやし よしお)
-登場作品:小学怖
-種族:人間
-職業:鳴神学園初等部 生徒
-関連人物:[[元木香苗>キャラ年鑑 /む‐も#id_c0f8fc6c]]《噂》
-関連用語:無限廊下《犠牲者》,野球部《所属》
 『小学怖』火曜日「[[無限廊下>登場話早見 /小学怖#id_42d5eade]]」に登場。
 「[[加賀先生>キャラ年鑑 /か1#id_7e288fbe]]」という行方不明者を出した事件から数年後、例の危険地帯「[[無限廊下>用語辞典 /み‐も#id_ecda2936]]」の噂を実体験してしまった男子児童。

 部活の練習帰りに忘れ物を取りに行ったという些細な理由で、いわくつきの廊下に迷い込み、一夜明けて発見された。
 ただし、彼の体感ではとても長い時間を孤独に過ごしたため、落ち着いて話を聞き取れるまでには数日の時間を要したという。

 林くんの証言によると彼は前進しても後退しても意味がない異常空間と化した廊下に取り残されたという。彼が迷い込んだ廊下は空間の位相でもズレているのか、探しに来た大人たちに呼びかけても反応してもらえなかった。
 果ては二階から飛び降りても元の位置に戻っているなどの、ほとんど生殺しに似た絶望感を味わったのだという。
 
 ちなみにこの話をしてくれた元木さんから意見を求められた[[マッドくん>キャラ年鑑 /ま#id_587850ab]]は林くんが目立ちたがったのか、ウソをついて行った狂言だという説を述べて一笑に伏せている。
 なお、元木さんはこの意見に筋は通っていると思いつつも、朝まで大人の目をかいくぐれるものなのかと懐疑的だった。

 ちなみに林くん自身は中高と鳴神学園の系列校に進学し、今なお元気に暮らしているのだとか。
 林くんが持ち帰った話の真偽はさておき、「無限廊下」という名称といわれは彼の事件をきっかけに決定づけられることになり、さらなる時を経て第三の事件とその犠牲者「[[金田宗春>キャラ年鑑 /か2#id_5b6f925d]]」を迎えることになる。

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**原恵理子(はら えりこ)
-登場作品:学怖,学怖S
-種族:人間
-関連人物:[[新堂誠>キャラ年鑑 /主要人物 /新堂誠]]《噂》,[[飴玉ばあさん>キャラ年鑑 /主要人物 /飴玉ばあさん]]《?》,片桐里子《親友》
 新堂二話「[[飴玉ばあさん>登場話早見 /学怖(S)#id_cad8af2c]]」に登場。
 親友の「[[片桐里子>キャラ年鑑 /か1#id_e43b24b5]]」といつもつるんでいたが、容姿のよろしくない相方とは違い、外見はそこそこに可愛い子だったらしい。が、性格は&bold(){超}悪く「[[志田さん>キャラ年鑑 /し#id_c0b49041]]」よろしく片桐のことを自分の引き立て役だと思っていた節さえある。

 が、豹変した片桐に驚いて図々しくも彼女を問い詰めることに。
 片桐が親友の今までの態度に面白くないものを感じてすっとぼけた場合、片桐の悲惨な末路を尻目にあっさりとフェード・アウトする。
 
 一方で、あっさり秘密を話した場合は[[どっかのツンデレ>キャラ年鑑 /さ1#id_b7a428b2]]よろしく飴玉ばあさんを待ち受ける張り込みを開始。そして、首尾よく会えたのはいいのだが、一々可愛くない態度の末(これなんてデジャ・ヴ?)、止せばいいのにばあさんの説明無しに飴玉を"もらって"しまう。正確にはむしり取る?

 数日後、そこにいたのは彼女の歪んだ心をそのまま表したかのように意地悪そうな顔をした原自身だった。原が手に入れたのは皮肉にも片桐と同じ「心がそのまま自分の姿に現れてしまう効果」の飴だったのだ。

 が、彼女の話は『学怖』でも珍しい二段オチとなっており、結果的にハッピーエンドになっていたりする。
 その後、整形してようやく本来の顔を取り戻した原だったが、その業に感動し、以降は改心して勉強に励むことになる。今の彼女は日本で五指に入るほど有名な整形外科の医師になったと言うのだからオドロキである。

 親友の片桐は分岐次第で悲惨な末路を辿る事を考えると、見方によっては現状で只一人、ばあさんに出遭って噂通りの恩恵のみを享受できた人物とも言えるだろう。
 因果は巡ると言うが、それを見越したとするなら、飴玉ばあさんはやはり凄い。

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**原口瑞希(はらぐち みずき)
-登場作品:レンタル,極
-種族:人間
-年齢/誕生日:11歳/不明(本当は4月22日)
-血液型:B型
-好きな/嫌いな食べ物:卵焼き,チョコレート/特になし
-関連人物:原口章正,原口慶子《両親》,田村恵子,田村一義《仕事》,猫ばばあ《恩人》,帆加辺春生《犠牲者》
-関連用語:レンタル家族《仕事》
 『[[レンタル家族>用語辞典 /重要用語 /レンタル家族]]』「[[帰る場所>登場話早見 /レンタル家族#id_219eabc1]]」の主人公。
 物心つく前に両親に捨てられ、養護施設で育った少女。この境遇にある児童として例外なく「[[レンタル家族>用語辞典 /る‐ろ#id_4b983aa1]]」としての教育を受け、幼い頃から働いてきた。 
 
 同輩の子どもの中に役割を果たせずに懲罰部屋送りにされている者はいたが、なんとか彼女自身は大きな問題を起こすこともなく過ごしてこられた。
 そんな環境で育ったためか、歳不相応に大人びた考えの持ち主で「レンタル家族」と言うシステムの舞台裏にある自分達の境遇についても悲観的でシニカルな見方を持っている。彼女は親の愛を受けることが出来ず、不安定な立場ゆえに安心できる場所を見つけることが出来ないそんな子どもの一人。彼女のシナリオは働かされる子どもの側から「レンタル家族」を表し、見つめると言った点から作品にとっては欠かすことの出来ないものである。

 そんな環境の中で素直ないい子に育ったのには子どもなりの処世術もあっただろうが、それ以上に誰かに必要とされることを望んでいたから?
 作中では「田村裕子(たむら ゆうこ)」の名前で田村家に赴任し、そこの子どもを演じることになる。一年という長期の出張の中、理想的ないい子を演じ、それでかつ偽物の"母"にもそれなりの情を抱いていた彼女だったが、そこで大人の勝手な都合によって振り回される羽目になる……。

 そんな彼女も「[[猫ばばあ>キャラ年鑑 /に‐の#id_04f526e3]]」と出会ったり、そのお手伝いをしたり、出産から育児をする母親の色んな姿を目にしたりして、かつて自分が辿った道、自分がこれから辿る道について思いを巡らせ、成長していく。振り回された子どもは最後に一年間の仕事を終わらせる行動に出た。

 (ネタバレにつき格納)

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 猫ばばあの言葉もあって考えを改めた[[田村恵子>キャラ年鑑 /た2#id_6575ce4e]]から養子の申し出もあったが、それを断り自分の手でいつか「帰る場所」を見つけることを誓った。
 直後、赤ん坊を連れ出してしまったことによって相応だけど苛烈な罰を受けたようだが、現れたハロー君に向ける彼女の顔は晴れやかだった。
 きっと彼女が持てた「決意」はそれだけ素晴らしいものだったのだろう。

 養護施設の人間は偽っていたが、本当の両親は彼女を捨てたのではなく、予期せぬ事故によって亡くなってしまった。
 本当に愛されていたのに、人の手にはどうしようも出来ない運命が親子を切り裂いたのである。
 ハロー君のがむしゃらな意志によって正されたもう一つの歴史では両親と手をつないだ笑顔の彼女が確認できた。彼女にとって最高の幸せはここにある。
 「決意」こそ持てないだろうが、いや、彼女は同じ彼女。もう一人の彼女もいつか別の物語を持てるのかも知れない。

#endregion

 なお、主人公の一人である「[[帆加辺春生>キャラ年鑑 /へ‐ほ#id_76cf3cf4]]」は“彼女"に出会ったことがある。 
 その際に彼が取った行動はとんでもないものだったが、果たして汚名を返上する機会はあるのだろうか。多分怒られて落ち込んでいた瞬間にアレじゃあトラウマものでしょうに。

 そんな彼女は表向きに『レンタル家族』を引っ張る顔としての役割も持つのか、メロンブックスの購入特典「猫ばばあ」でも主人公「田村瑞希」として登場している。
 また、『AMC2』と『学恋』において「通りすがりの占い師」として「占いの館」と言う名のヒントコーナーの担当をしており、『レンタル家族』きっての出世頭と言っても過言ではない。本人は自分が原口瑞希であることを否定しているが、まぁそれはご愛嬌か。

 『極』「[[イノチ>登場話早見 /極#id_8fbc6f8e]]」に登場。
 『レンタル家族』の彼女と同一シルエット立ち絵を持つ同姓同名の人物。
 自称「[[蒼樹ローラ>キャラ年鑑 /あ1#id_20bd3c46]]」と同じ学校に通っている生徒だが、彼女の口ぶりからすると小学生にしか見えないそうである。

 「[[大沼繁夫>キャラ年鑑 /お1#id_4dce5178]]」のイノチを欲しがるローラの物騒な発言を聞きつけ、彼女のオーダーを叶えると半ば一方的な形だが請け合ってくれる。なんでも「彼女の世界」では身体はレンタルするものであるといい……。


&bold(){ (執筆者募集中) } 


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***原口章正(はらぐち あきまさ)
-登場作品:レンタル
-種族:人間
-年齢:29歳
-関連人物:原口瑞希《娘》,原口慶子《妻》
-関連用語:トラック《犠牲者》
 『レンタル家族』「[[自殺志願-転生->登場話早見 /レンタル家族#id_561f4f08]]」に登場。
 原口瑞希の実父。新進気鋭のインテリアデザイナー。
 娘、瑞希の一歳の誕生日に「[[トラック>用語辞典 /と#id_73c75bf5]]」事故に巻き込まれ帰らぬ人になる。

 (ネタバレにつき格納)

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 娘のことは本当に愛していた。施設の人が言ったことは偽り。
 別世界の[[ハロー君>キャラ年鑑 /へ‐ほ#id_76cf3cf4]]の手により改変された世界では家族三人手をつないで仲良く帰る一葉を目撃できる。

#endregion

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***原口慶子(はらぐち けいこ)
-登場作品:レンタル
-種族:人間
-年齢:26歳
-関連人物:原口瑞希《娘》,原口章正《夫》
-関連用語:トラック《犠牲者》
 『レンタル家族』「[[自殺志願-転生->登場話早見 /レンタル家族#id_561f4f08]]」に登場。
 原口瑞希の実母。夫の章正とは同じ職場で知り合い、結婚を機に退職。
 夫と同じく「[[トラック>用語辞典 /と#id_73c75bf5]]」事故に巻き込まれ帰らぬ人に。しかし彼女が盾となることで愛娘の命だけは守りきった。

 (ネタバレにつき格納) 

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 娘のことは本当に愛していた。施設の人が言ったことは偽り。
 別世界の[[ハロー君>キャラ年鑑 /へ‐ほ#id_76cf3cf4]]の手により改変された世界では家族三人手をつないで仲良く帰る一葉を目撃できる。

#endregion

 余談だがハロー君の通っていた幼稚園で彼女と同じ立ち絵をした保育士が確認できる。
 ふたつの世界の謎を解く数少ない材料のひとつなのだろうか?

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**坂東淳(ばんどう あつし)
-登場作品:小学怖
-種族:人間
-職業:鳴神学園初等部 生徒
-関連人物:[[富樫黎雄>キャラ年鑑 /て‐と#id_3ab9e743]]《噂》,脇坂安奈《クラスメート》,[[飴玉婆さん>キャラ年鑑 /主要人物 /飴玉ばあさん]]
 『小学怖』水曜日「[[飴玉婆さん>登場話早見 /小学怖#id_0c196fbf]]」に登場。
 怠惰な性格をしており、たいして苦労したくない、楽をして暮らしたいという思いを抱いていた男子児童。
 そんな彼だったが、夢をかなえる飴玉を配る「飴玉ばあさん」の噂を知ってしまう。
 余計な労力は厭うくせに毎下校時に鳴神学園裏門付近に張り込むという謎の忍耐力を発揮するのだから人間わからないものである。

 前言した通りに坂東は漠然と幸せになりたいという思っているだけであり、未来に大したビジョンを持っているわけではない。
 飴玉ばあさんの飴玉にリスクがあることには気づいており、首尾よく出会えたばあさんから手に入れた飴玉を使って別の手段で幸せになろうとするのだが……。

 身も蓋もないことを言ってしまえば、彼の発想は小学生の浅知恵である。
 目の付け所は良かったのかもしれないが、坂東は自分はもちろん周りの人間も「小学生」だということを忘れていた。
 そんな中、唯一彼の話を真に受けてくれたクラスメートの「[[脇坂安奈>キャラ年鑑 /わ行#id_c315a6e2]]」、そして自分のなりふり構わない行動によって坂東は飴玉の持つリスクを真の意味で「味わう」ことになってしまう。
 
 結論を言ってしまえば、機を見計らったかのようなタイミングで現れた飴玉ばあさんだったが、坂東の不始末に対する恒例の仕置き(報復もしくは帳尻合わせ)を行ったものの、手加減はしてくれたようだ。
 彼自身は高校生の先輩たちとは違って正気を失うことも命を失うこともなく、家族とともに遠方に引っ越していったと語られている。

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