ジャスティスガンダム

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ジャスティスガンダム - (2019/11/20 (水) 11:02:59) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2010/03/26(金) 21:47:57
更新日:2024/04/06 Sat 23:21:57
所要時間:約 7 分で読めます






上記は『機動戦士ガンダムSEED』のリマスター版39話「アスラン」より引用



俺はあいつを……
あいつらを死なせたくない……!

Generation
Unsubdued
Nuclear
Drive
Assault
Module Complex


機動戦士ガンダムSEED』に登場するモビルスーツ(MS)。




ジャスティス
JUSTICE

■基礎データ

型式番号:ZGMF-X09A
所属:ザフト→三隻同盟
全高:18.56m
重量:75.40t
動力:核エンジン
装甲材質:フェイズシフト(PS)装甲

武装:
MMI-GAU1 サジットゥス20mm近接防御用機関砲×4
RQM51 バッセル・ビームブーメラン×2
MA-M20 ルプス・ビームライフル
MA-M01 ラケルタ・ビームサーベル×2
対ビームシールド

追加装備:
MS支援空中機動飛翔体「ファトゥム-00」
MA-4B フォルティス・ビーム砲×2
M9M9 ケルフス旋回砲塔機関砲×2
GAU5 フォルクリス機関砲×4

特殊装備:ニュートロンジャマーキャンセラー(NJC)

パイロット:アスラン・ザラ


■機体解説

ザフトが最終決戦の為に製作したMS。
名前の由来は兄弟機のフリーダムガンダムと併せて、
『ナチュラルに正義の鉄槌を下しコーディネイターの真の自由を勝ち取る』という言葉から。


フリーダム同様、連合から強奪したGAT-Xシリーズを解析して得た技術を投入して開発されており、頭部にはツインアイとV字アンテナなど「G」系に似た意匠が施されている。
また頭頂部には縦長のセンサーマストがあり、フェイズシフト起動時の装甲色も相まってイージスに近い印象を与える。

動力機関としてNJC搭載型核分裂エンジンを採用。原子力発電によってエネルギー切れの心配が無くなったため、従来機を上回る継戦能力を獲得した。特徴としてバックパック換装能力を持ち、基本仕様の「ファトゥム-00」による高機動戦闘を得意とする。フリーダムと比較すると単純な総合火力は劣るものの、武装は中距離戦闘用の装備が充実しており、多彩な射撃武器による一対多数の戦闘を得意とするフリーダムに対し、本機はビームブーメランや後述の「ファトゥム-00」を活用したトリッキーな戦法、
中・近距離の格闘戦を用いた一対一での戦闘に向いている。

またフリーダム同様、ミーティアとのドッキングも可能。
コクピットもフリーダムと同型でマルチロックオンシステムを備えているため、多数の標的を正確に狙撃し一網打尽にすることが出来る。
と言うか格闘戦向きの機体と言うこともあり、素の状態でマルチロックオンシステムが活用されることはなかった。

∞ジャスティスガンダムは開発経緯が曖昧な部分もあるが事実上の後継機。



■武装

  • MMI-GAU1 サジットゥス20mm近接防御用機関砲
マイウス・ミリタリー・インダストリー社製の対空機関砲で、両側頭部に計4門装備される。
フリーダムのピクウスよりも小口径だが、その分速射性がある。
サジットゥスはラテン語で「矢」の意。

  • RQM51 バッセル・ビームブーメラン
両肩にマウントされたビームブーメラン。ザフト系MSでは初装備の武装。
使用時には肩パーツの先端を分離させくの字型に変形させ中心からビーム刃を形成する。
ビーム刃に対する干渉反応を利用し、投擲軌道をコントロールすることができる。
トリッキーな武装故軌道を読みにくく、威力もMSの脚部を容易に両断するほど。
おそらくソードストライクの「マイダスメッサー」を真似たものと思われる。
バッセルとはラテン語で「スズメ」の意。

  • MA-M20 ルプス・ビームライフル
フリーダムと共通のビームライフル。ラインのカラーが異なる。
核エンジンの恩恵により、バッテリータイプの物よりも高出力を誇る。
不使用時はリアスカートにマウント可能。
カバーを外した形状はストライクのライフルに似ている。
ルプスとはラテン語で「オオカミ」の意。どこぞのガンダムとは関係ない。

  • MA-M01 ラケルタ・ビームサーベル
腰部サイドアーマーの上部にマウントされている。フリーダムと共通の武装だがグリップ部のラインの色が異なる。
核エンジンの恩恵により、バッテリータイプの物よりも高出力かつ長刀身のビーム刃を形成する。
アスランは2基を連結した「アンビデクストラス・ハルバード」形態を好んで使用していた。
見た目はビームナギナタだが、別に両方の刃は使わない。なぜわざわざ連結するのかは謎。
ラケルタとはラテン語で「トカゲ」の意。

  • アンチビームシールド
表面に対ビーム用のラミネートコーティングを施したシールド。
カラーリングは異なるが、これもフリーダムと同型。
カラミティのスキュラを押し切るほどの防御力を誇る*1
上部には覗き穴、正面からみて左上部の縁には丸いガンポートがあり、ここからビームライフルの銃口を出して防御姿勢をとったまま攻撃を行うことも出来る。

ファトゥム-00

本機の背中に取り付けられたリフター。ザフト製MS専用飛翔体であるグゥルの流れをくむが、装備類が充実しウェポンプラットフォームとしての特性が増している。
普段は背面に装着されメインスラスターとして機能するが、装着位置を肩に移動してビーム砲を使ったり、
本体から分離させ遠隔操作することも可能な巨大なフライトユニット。
また、上に乗っての移動や遊撃戦闘機としても活動が可能。
ちなみにファトゥムはラテン語で「運命」の意味。

ぶっちゃけ、物凄いサブフライトシステム

そんな素晴らしい装備だが、最終回のジェネシス潜入時にストライクルージュを止めるために飛ばされてどっか行ってしまった。なお、オープニングではリフターの上に乗って突撃し、フリーダムと共にフルバーストで攻撃する場面があるが、
本編では残念ながら殆ど上に乗ったことがなく、パナマやオーブの偵察に行ったときしか活用されなかった。
ちなみに、本機はストライカーパックのように、背面ユニットを換装する事で特性を変える予定だったらしい。


□MS支援空中機動飛翔体「ファトゥム-00」内武装

  • MA-4B フォルティス・ビーム砲
機体前方に2門搭載されているビーム砲。
フォルティスはラテン語で「強力」という意味で、サイズの割に威力は高い。

  • M9M9 ケルフス旋回砲塔機関砲
エンジンブロック上部に搭載された実弾砲。稼働範囲が広い。
ケルフスとはラテン語で「シカ」の意。

  • GAU5 フォルクリス機関砲
フォルティス砲の後ろに内蔵された機関砲。
フォルクリスはラテン語で「鳥」の意味。



■劇中の活躍

プラントでの建造・最終調整を終えた後、ラクスの手引きによって、キラに渡されたフリーダムを奪還・及び関連人物殺害の命令を受けたアスランに引き渡され、彼の2代目乗機となる。
しかしアスランはオーブ解放戦にて鹿に苦戦するキラに助太刀し、共闘。
その後はアークエンジェルと共に行動し、戦争終結に奔走する。

フリーダムと共に合流したエターナルの艦載機となり、メンデルで交戦したシャニのフォビドゥンにつけ狙われるようになる。

そしてヤキン・ドゥーエではミーティアを装備して多数の核ミサイルやMS・戦艦を撃破。
圧倒的な戦果を上げ、フリーダムとの挟撃でカラミティを一刀両断した。
最終的にカガリのストライクルージュと共に巨大ガンマ線レーザー砲「ジェネシス」内部に突入、発射を阻止すべく機体の核エンジンを暴走させ、自爆した。

フリーダムと並ぶほどの戦果を上げ、更に目立った損傷も少ないのに最後は自爆して消し飛ぶというガンダム史上類を見ない経歴を持つ。
まぁパイロットがアスランだから仕方ないか……



■ガンプラ

1/144コレクションシリーズ、HG GUNDAM SEED、1/100で発売。
HGは同時期に発売されたフリーダムに比べかなり出来がいい。
ただし、自立のためかリフターは少々小さめで色分けもシールが多目。

また、ビームサーベルの連結ができないためそこも注意。

この度めでたくRG化が決定した

余談

元々は大型のMAが合体した機体としてデザインがオーダーされ、様々な形態があったもののそれらはいつしか鳴りを潜め、決定稿はリフターを背負った機体となった(ファトゥム-00に搭乗できるのは、初期ラフ段階にあった突撃形態の名残)。尚、公然と「リフター」「連結サーベル」といったガジェットが用いられているが、これらは機甲戦記ドラグナーに影響を受けたものである。あちらも主役機は地上装備と宇宙用装備を換装する設定があったものの、ジャスティスでは「装備換装型強襲用MS」として位置付けられるのみでその詳細は明かされることはなかった。


■ゲーム

◇連合VSZ.A.F.Tシリーズ
高コスト機体。
フリーダムが射撃寄りなのに対しこちらは万能機。アスラン仕様なのかサーベルは常時連結。

本機の特徴であるリフター(ファトゥム00)はサブ射撃入力で敵目掛けて飛んでいき、攻撃後は手元に戻ってくる独自の武装。
飛ばしている間は機動力が下がったり一部攻撃が変わるが、弾数は実質無限で威力も誘導も強力。
また飛ばす瞬間に相手から攻撃されてもリフターは飛んでいってくれるため、敵の格闘コンボを初段で食い止めるという荒技も可能。

前格闘はリフターに乗って突撃する技で伸び・判定・威力ともに強力。
チャージショットを仕込んでおくとかわされた時の保険になる。
ちなみに抜刀状態でシールドガード入力をすると、連ジ時代のゲルググを彷彿とさせるサーベル回転が見られる。

Ⅱでは変形(リフターに乗り移動するだけだが)が追加され、高コスト帯では数少ない可変機体となった。
旋回能力は悪いものの持続は優秀。


◇EXVSシリーズ
フリーダムの射撃チャージ攻撃(所謂アシスト技)と覚醒技で登場する。
しかしアシスト技はチャージ時間が長めで性能も微妙、覚醒技はテンポが最悪でフリーダムがあまり動かない(ジャスティスは動きまくる)ので基本どちらも封印安定という散々な扱いである。まあ覚醒技の性能に期待するのが間違いな気がするが。


◇終わらない明日へ
アスランサイドの後半主役機。
機動力も高く、最大7機のマルチロックオンに多彩な格闘、自動回復とフリーダムと並ぶ最強クラスの機体。
っていうか、マルチロックオンのスキがでかいフリーダムより、威力は低いがライフル連射のこちらのほうがスキがなく使いやすい。

キラが乗ると出撃時に「アスラン、君の機体を借りるよ」と言う。


◇GENERATION of C.E.
フリーダム共々オーブ戦ステージから加入。
最強クラスの高スペック機だが、火力面ではフリーダムに若干劣る。
ミーティア装備にすると差は無くなるが、ヤキン戦ステージではアスランが途中離脱するため敢えて乗せないほうがいいかもしれない。


◇ガンダムアサルトサヴァイブ
初出のステージは稼ぎミッションの一つである「正義の名のもとに」で、内容は「決意の砲火」のアスランサイド。
予備弾倉かウェポンラックを積んでバッセル極振りし、開始直後にA→Bへ移動しある程度近づいて連打するだけの簡単なお仕事です。
機体そのものの性能は良いが、バッセルの性能に助けられている感はある。



アスラン「ページ編集でこの項目を編集する」

カガリ「ダメだ、アスラン!」

アスラン「それしか追記・修正の方法はないっ!!!」

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