∞ジャスティスガンダム

登録日:2010/03/27 Sat 00:56:37
更新日:2025/05/13 Tue 12:07:24
所要時間:約 54 分で読めます


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DICIANNOVE EXVS復活参戦 MS SEED_DESTINY VPS装甲 VSシリーズのテンションは異常 X-19A ∞ジャスティスガンダム ∞ジャスティスガンダム弐式 ずっとスタンバってました アスラン・ザラ インジャ オーバーボディ オーブ ガンダム ガンダムタイプ キャストオフ キャバリアーアイフリッド クライン派 コメント欄ログ化項目 シリアスな笑い シルバーフレーム ジャスティスガンダム ズゴック トゥ!ヘアー!! ナイトジャスティス ノーダメ←ただし武装は失くした ビックリドッキリメカ ラスボス←シンの 全身凶器 機動戦士ガンダムSEED DESTINY 機動戦士ガンダムSEED FREEDOM 歌姫の騎士団 正義 無限正義 種死SPエディションでは主人公機 脱皮 隠者 隠者←本当に隠れてた




お前が欲しかったのは、本当にそんな世界か! 力か!?


(インフィニット)ジャスティスガンダムとは『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場するMS。



目次





基礎データ


型式番号:ZGMF-X19A
全高:18.90m
重量:79.67t
装甲材質:ヴァリアブルフェイズシフト装甲
動力機関:ハイパーデュートリオンエンジン

武装:
MA-M1911 高エネルギービームライフル
MMI-M19L 14mm2連装近接防御機関砲×2
MMI-GAU26 17.5mmCIWS×4
MA-M02G シュペールラケルタ ビームサーベル×2
MR-Q15A グリフォン ビームブレイド×2
MX2002 ビームキャリーシールド
(RQM55 シャイニングエッジ ビームブーメラン)
(EEQ8 グラップルスティンガー)

追加装備:
MS支援空中機動飛翔体「ファトゥム-01」
(MA-6J ハイパーフォルティス ビーム砲×2)
(MA-M02S ブレフィスラケルタ ビームサーベル×2)
(MR-Q17X グリフォン2 ビームブレイド)
(MA-M02G シュペールラケルタ ビームサーベル)

特殊装備:
ニュートロンジャマーキャンセラー
デュートリオンビーム送電システム


パイロット:
アスラン・ザラ
ラクス・クライン(臨時)


機体解説

クライン派が、第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦で失われたジャスティスガンダムのデータとザフト内に存在した基本設計をベースに、
C.E.73時点のザフトの最新鋭機であるセカンドステージシリーズのデータをパク(ry…利用してファクトリー内で完成させた最新鋭高性能MS。
正規の系列機とは言い難いが、縦長の頭部センサーや背面の「ファトゥム-01」などその外観にジャスティスの面影を色濃く残している。
一方で全体的に細身になり、VPS装甲起動時の色はジャスティスの物に比べるとよりピンクに近くなっているなど変化がある。


ジャスティスから引き継がれたNジャマーキャンセラー搭載型核エンジンと、
セカンドステージ用のデュートリオン送電システムのハイブリッド機関「ハイパーデュートリオン」を搭載しており、非常に高い出力を誇る*1

開発はキラ・ヤマトが主導。最初からアスラン・ザラ専用機として設計されており、近接戦闘・斬撃攻撃を重視した機体になっている。
またストライクフリーダムガンダムとの同時運用を考えた調整が加えられている。
ストライクフリーダム同様、内部フレームがPS装甲で作られていて関節部などが銀色に光り輝くことで余剰エネルギーを放出する。
ジャスティスに引き続き、発進シーンのバンクでは相変わらず足元だけ映される。

総合的なスペックでは同時期にロールアウトしたザフトの最新鋭機デスティニーガンダムレジェンドガンダムと同等である。

またミーティアも引き続き装備可能。
劇中では新たに用意された8号機を使用した。


名前が長いためかファンや視聴者からは「隠者」と呼ばれることが多い。
作中では「インフィニット」の呼称は使われず、単に「ジャスティス」とだけ呼ばれていた。

武装


  • MA-M1911 高エネルギービームライフル
ジャスティスとフリーダムの共通兵装だった「MA-M20 ルプス」を改修したもの。
サブグリップがなく、取り回しが良いシンプルなモノとなっている。
非使用時には後腰部にマウントされる。

  • MMI-M19L 14mm2連装近接防御機関砲
左右側頭部に搭載された小型機関砲。
ガズウートに装備されているものの改良型。

  • MMI-GAU26 17.5mmCIWS
胸部に4基内蔵された小口径機関砲。
上記の物と共に本機の近接防御を担っている。
先代機の頭部に装備された「サジットゥス」の直系。

  • MA-M02G シュペールラケルタ ビームサーベル
両腰にマウントされるビームサーベル。
連結機能も引き続き採用されており、アスランは連結したアンビデクストラス・ハルバード形態を好んで使用していた。正義のカットを流用できry
シュペールとは仏語で「スーパー」の意味。

  • MR-Q15A グリフォン ビームブレイド
脛と爪先に取り付けられたビーム発生デバイス。
型式はファトゥム-01に装備されたデバイスよりも旧式となっているが、これは本体の完成を先行させたため。
糸ノコのようなビーム刃を形成し、脚部自体を「ビームブレイド」へと変貌させる。
劇中ではデスティニーのビームブーメランを蹴り飛ばし、右脚を破壊した。

「ビームシールドデバイス」「ビームブーメラン」「ワイヤーアンカー」を内蔵する複合防盾兵装
どちらかといえばウェポンラックにビームシールドを取り付けたものと言った方が近い。
そのためデスティニーの手持ちシールドに比べるとかなり大型。
本装備はビームコーティングは勿論、VPS装甲も施されている(待機状態では常にディアクティブモードであるから)。

  • RQM55 シャイニングエッジ ビームブーメラン
シールド外縁に設置された大型のビームブーメラン
ジャスティスの「バッセル」やインパルスガンダムの「フラッシュエッジ」の系列モデル。
シールドに取り付けたままでもビームソードとして使用可能。

  • EEQ08 グラップルスティンガー
シールドに内蔵されたハサミ状のクローとワイヤーで構成された武装。
シールド発振器の下から射出され目標を捕獲・牽引する。
『FINAL PLUS』のOPとHDリマスター版で使用された。
ボンボン版ではデスティニーのアロンダイトを落とし、決着の決め手となった。


MS支援空中機動飛翔体「ファトゥム-01」

ジャスティスの「ファトゥム-00」を機動力や格闘攻撃に比重を置いて強化したもの。
背部スラスター機能」や「サブフライトシステム機能」に加え、
機体底面にグリップが付き、ハングライダーのようにぶら下がることが出来るようになった。
また、接続時は折り畳まれる機首は大型の対装甲ナイフとなっており、分離時には前へ向けられる。

これにより「ファトゥム-00」と比べてより鋭角的なフォルムとなり、更に機体各部にビームブレイドを取り付け突撃兵器として強化された。
要するに「とんでもない火力のものすごいサブフライトシステム」である。
突撃時の威力は凄まじく戦艦の機関部を軽々と貫通するほど。

  • MA-6J ハイパーフォルティス ビーム砲/MA-M02S ブレフィスラケルタ ビームサーベル
機首周辺に2基装備されたマルチウェポン。
名前から分かる通り前系機のものを強化した高出力ビーム砲。
また突撃時に砲身を回転させ折り畳む事で砲門の反対側からビームサーベルを発振可能。
ブレフィスラケルタは知られていないのかギミックが面倒なのかガンプラでは無視される事でお馴染み。

  • MA-M02G シュペールラケルタ ビームサーベル
機首部底面に設置されたビームラム。
上記のビーム砲と共に突撃用のビームスパイクとして機能する。

  • MR-Q17X グリフォン2 ビームブレイド
両翼に装備された大型ビームブレイド。
ガイアガンダムのものと同型。


……と本体とファトゥム、双方のあちこちにビームサーベルが仕込まれている、ハリネズミのような機体である。
相方のストライクフリーダムの武装過多が注目されるが、こちらも大概である。



劇中の活躍


C.E.73(『SEED DESTINY』)

オーブ本国への攻撃がザフトによって開始されたタイミングで、キラ・ヤマトが搭乗するストライクフリーダムと共に地球に降下。
この際は輸送のための臨時パイロットとして、アスランではなくラクス・クラインが搭乗していたが、
アークエンジェルに収容後、本機は本来パイロットとして想定されていたアスランに任されることになった。

その後、一足先にザフトと戦闘に入るも1vs2で数的不利の状況にあったストライクフリーダム(キラ)の救援に出撃し、
キラと戦っていたシン・アスカに説得を試みつつ、交戦を開始する。
レイ・ザ・バレルの駆るレジェンドガンダムの乱入や、動揺を振り切ったシンのデスティニーの攻撃を受けるが、
すれ違いざまにデスティニーの右腕を斬り落とすという芸当を行うなど、アスランの技量の高さをまざまざと二人に見せつけた。
ただ、この時アスランはまだザフト脱走の際に撃墜されかけた時の負傷が治りきっていない状態であり、
キラとの連携でシン・レイを一時撤退こそさせられたものの、戦闘終了後に無理が祟る形で傷口が開き、アスランは気絶してしまう。
コントロール不能に陥った本機は上空から海に落下寸前のところをストライクフリーダムに助けられ、アークエンジェルに収容された。

なお、この右腕を切断するシーンは、無駄にアロンダイトを構えたデスティニーがかっこよく描かれている影響もあり、
ゲームなどでデスティニーの攻撃(アロンダイトを使うもの)のラストカットに使われたりもしていて、
由来を知るファンから(繰り返すがデスティニーのカット自体はかっこいいのもあって)なんとも複雑な反応をされることも。


宇宙に上がってからはレクイエム及びメサイア攻略に参戦。
ミーティアとドッキングして多数のザフト軍MSを撃破し、更に廃棄コロニー中継ポイントを切り裂く事でレクイエムの発射を阻止する。

移動要塞メサイアが登場し、ネオ・ジェネシスによってオーブ・地球連合軍混成艦隊が半壊させられると、続けざまに向かってきたデスティニーやレジェンドと交戦。
しかしレクイエムの破壊を優先させるキラの意向に従い、一時戦線を離脱する。
そのレクイエム撃破の道中で、偶発的な遭遇から向かってきたルナマリアのインパルスガンダムの右腕と右脚を撃破。
それに怒り狂い突撃してきたシンのデスティニーと再度交戦に入るも、既にシンは相次ぐ戦闘のストレスなどで精神が限界寸前に達しており、
その身を案じたルナマリアがジャスティスを庇うように間に入ってきたことで、シンは完全に錯乱してインパルスに攻撃。
それを見たアスランは意を決してインパルスを庇い、デスティニーの繰り出すビームブーメランを弾き、対艦刀を叩き折りとその攻撃をいなすと、
なおも素手で攻撃してくるデスティニーの両腕と右脚をビームブレイドなどで断ち切り、無防備となったデスティニーを月面へと叩き落した。
ルナマリアのインパルスがシンを心配して月面に降りていくのを見届けると、アスランは苦い表情でその場を後にする。
そして、かつての乗艦ミネルバの機関部に容赦なく「ファトゥム」をブチ込み、行動不能にしている。

その後、レクイエムにアカツキと共に接近。
発射口をビームシールドで無理やり突破し、発射寸前だった所に「ファトゥム」を突撃させて無力化を成功させた。

なお、ジャスティスは『SEED』にてジェネシスを破壊するためにアスランによって自爆させられたが、
∞ジャスティスは自爆まではせず、「ファトゥム」を失うだけで済んだ。
レクイエム攻防戦後のラクスがプラント入港するシーンでは、「ファトゥム」が復活しているカットがある。
その後本機がどうなったかは不明だったが…


本編外の活躍


『機動戦士ガンダムSEED DESTINY(ボンボン連載漫画版)』

アスランの覚悟が決まっている上にシン主観な事もあってその脅威がより強調されている。
シンとの最終決戦ではファトゥムと本体が別々に動き注意を逸らしたり、EEQ08ワイヤークローでの掴みを牽制に使うなどして殺陣に持ち込んで勝利。
シンとデスティニーのパッケージング相手に正面からの立ち会いで、近接戦闘の鬼の本領を見せつけた。



余談


本編登場前にデザインが公開された際、公式ホームページでは「ナイトジャスティスガンダム」という名前で紹介されていた。
その後、一緒に紹介されていた「スーパーフリーダムガンダム」が諸事情により「ストライクフリーダムガンダム」へと改名されると同時に、
こちらも現在の「∞ジャスティスガンダム」へと改名された。*2

その他、動力機関の設定に関してもストフリ同様に設定が二転三転しているが、
元々ストフリのような「量産型を基にカスタマイズした」、「スーパードラグーン」、「推進システム」といった複雑な設定が少なかったことから、
名前以外ではさほど大きな設定変更は為されていない。

ちなみに、現在の名前に変わった際、公式ホームページで「一部媒体で別の名前で紹介されていましたが…」という文言が追加されたが、
前述の通り、その一部媒体とは他ならぬ公式ホームページである。なぜ普通に「名前が変更されました」と言えなかったのだろうか…




ズゴック


アスラン・ザラ、ズゴック出る!
♪援軍
型式番号:ZGMF-MM07
全高:19.64m
重量:133.98t


テレビ放送から18年の時を経て公開された映画『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』で登場したMS。
過去作でも1stガンダムのジオン系MSをモデルにした機体が数多く登場したSEEDシリーズだが、デザイン・設定共にリビルドされていたそれらと違って見た目も武装も名前すらもシャア専用ズゴックほぼそのままという異色の機体であり、MIP社製MSモチーフとしては初でもある。
なお外見上の明確な違いは頭部に生えた白いトサカと、腕部の(ラムズゴックやアメイジングズゴック(BF版)を思わせる)追加装甲程度。

中盤、の罠により窮地に陥ったキラを救うべく妙に聴き覚えのあるBGMの中で水上をかっ飛びながら現れ、見覚えのあるスローモーションからの立ち上がりを見せた。シュラと交戦した後、迫る核ミサイルを前にキラとアークエンジェル乗組員を連れて海中へ逃れた。ついでに映画のストーリーの雰囲気も完全に変わった。*3
なお、SEEDに登場するジオン系オマージュMSの中で唯一原典と同一名なのも、本機があくまでも「本命のMSを隠すための追加パーツ装備形態」であって「独立した機体の一種」ではないからと思われる。

ついでに元ネタが水陸両用機体の癖に水中戦をするシーンが無い。海中基地へ入るシーンがあるあたり、水陸両用なことに違いはなさそうだが…。ズゴックガンダムは水中では戦えないジンクスが出来上がってしまった
なお、ファウンデーション近辺にてケルピー*4が出る、という噂が立っているなんて話が作中で言及されていたが、物語開始前〜序盤にかけてアスランが同国周辺を密偵していた事実から水辺で目撃されたズゴックがケルピーとして噂になったという可能性が浮上している。

前例があるとはいえ、宇宙世紀にしか存在しないはずのメガ粒子砲を積んでいたり*5
支援メカであるキャバリアーアイフリッドと合体した姿がまんまコイツの追加装備だったりとネタまみれ。

このように何から何までネタまみれながら、作中では八面六臂の大活躍を見せつけている。
初登場からして核攻撃が迫る中で敵MSを退けて生身のキラと母艦の生存者を救出し、終盤のアルテミスではミラージュコロイドで潜入すると主役達の後ろで大暴れしつつハッキングとガスで要塞を完全に無力化。そして最期はキラを庇って爆散した。
お陰で同じ宇宙世紀モチーフの新MSのギャンとゲルググは影が薄くなり、ジャスティスは発進台詞を一度も読んでもらえなかった。
赤熱するクローやメガ(な)粒子砲にリフターorキャバリア―アイフリッドの武装も使用でき十分戦えるMSではあるのだが関節の可動域もかなり狭く、あくまで隠密活動のため用意された機体であり、劇中のアスランは結構なデバフを課せられていたと言える。にも関わらず最終決戦の後半まで……どころかキラを庇っていなければそのまま戦えていたアスランがヤバすぎる。

……そんな感じで放映まで徹底的に秘匿された『ズゴック』という予想外過ぎる隠し玉は、観客の脳内に強烈なインパクトと爪痕を残したのだった。
結果、令和の世に「ズゴック」がSNSのトレンドワード入りし、何事かと思って調べた映画未視聴のガンダムファンがネタバレを食らうまでがセットだった模様。
あまりにも衝撃的な絵面だったために公式の情報解禁まではコラージュを疑う声が相次ぎ気になって劇場に足を運んだ観客は更なる混乱の渦に落とされることになる。

ちなみに映画公開後、早々に「ズゴック(SEED FREEDOM Ver.)」という(割と無理矢理感漂う)名義で機動戦士ガンダム アーセナルベースにも早速登場している*6
この時、ズゴックの足裏にあからさまに違和感のある窪み(後述)があるというネタ要素が判明した*7
ちなみにフレーバーテキストは比較的真面目なのだが「メガ粒子砲が装備されている」とC.E世界に存在しないはずの武装がさも当然のように紹介されていたり「謎のMS」という文面が踊っていたりと何処かおかしい
なお、メガ粒子砲は流石にやりすぎと判断されたようで、後に発売されたガンプラの説明書では武装の名前が重粒子力線砲に訂正されている*8

果ては公式による
「\大量130万人突破🎊/『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』 CGチームより㊗お祝い動画㊗が到着🎉の 皆様、ありがとうございます🤝✨!」
ではハロの中からどこぞの日曜夕方アニメよろしく登場してしまった。もはや主役である
SEED公式人気投票では4位という非ガンダムタイプ(といっても中身はガンダムだが……)並びにアスランの搭乗機で最高順位にランクインすることになった。
MCを務めたアスランも「やはり俺の乗るモビルスーツで一番人気なのはコイツなのか……」とぼやいていた。


武装(ズゴック)

  • YD-5M 対装甲斬牙爪
両腕に3本ずつ装備されたクロー。刀身を赤熱させて格闘戦を仕掛けることが可能。

  • Q5M2 メガ粒子砲 重粒子力線砲
両腕先端に1門内蔵されたビーム砲。

  • SAM-434 地対空ミサイル ジャーヘッド
頭部に6門管に装填されたミサイルランチャー。








...え?なんでジャスティスの記事なのにズゴックの話してるのかだって...?









インフィニットジャスティスガンダム弐式(にしき)


強さは力じゃない…生きる意志だ!
♪対決の刻
型式番号:ZGMF-X191M2
全高:19.64m
重量:78.07t


『SEED FREEDOM』最終盤にて満を持して現れた∞ジャスティスの改修機。
なんと前述のズゴックは本機に装着するオーバーボディの偽装装甲でありズゴックの内部に格納される形で*9本当に隠者していた秘匿された上で、アスランによって運用されていた。
最終決戦にてフェイズシフトダウンを起こしたストライクフリーダム弐式を゙ブラックナイトスコードシヴァのニードルガンから庇い、破損した外装をパージしたことで並みMSなら消し飛ぶような爆発の中からその姿を現すというギャグに片足を突っ込んだ衝撃的な登場を果たし初見の観客を困惑と驚愕の渦に叩き落とした。
ジャスティスがズゴックを着込むのはサイズや内部構造的に明らかな無理があるとか着ぐるみ感覚でズゴックのボディを全身に着込んでいる割にはやたらと俊敏で強いなどツッコミどころが満載だったのは言うまでもない。多くの人が「トニーの漫画*10かよ!」と突っ込んだのも言うまでもない


第二次大戦後モルゲンレーテ社がカガリの依頼に応じて改修し、当初は支援機であるキャバリアーアイフリッドの性能試験に用いていたが、
アスランのターミナル出向を機に、平時はズゴックとして実戦運用されることとなる。
改修当初は実戦運用されていなかったという点ではストライクフリーダム弐式と一緒だが、
こちらはアスランがターミナルへ出向した時点から運用されていることやカガリの依頼で改修されたという点から、
新動力や新兵装のテスト目的のため改修が小規模であったフリーダムと違い、本機はアスランの搭乗・運用を前提としたと思わしき大規模な改修が施されている。
コクピットはライジングフリーダムやイモータルジャスティスに採用された全天周囲モニターに換装されている他、
外観も改修前と比べると足首以外ほぼ別物となり、ショルダーアーマーやフロントアーマーにスラスターらしきものが追加されるなど大きく変更されている。
特に脚部は膝から下にかけて鋭角的になり、初代ジャスティスを思わせる形状となっている。
なお、これに合わせてか脚部ビームブレイドのデバイスも改修前より小型化された。

特徴的な頭部の角はセンサーではなくなんと隠しビームサーベルとなっており、改修前から多かった近接装備がさらに増強。
脚部ビームブレイド2本、シールド内蔵ビームブーメラン、両腰のサーベル2本(連結して使用可能)、頭部ビームブレイド、背部リフターのビームブレイド4本と、
なんと全身に10本ものビームサーベルが装備されている上、全て同時展開可能という、敵絶対切り刻むマンに仕上がっている。
これには「セブンソード」の別名を持つガンダムを愛機とする刹那・F・セイエイもびっくりだろう。

劇中では頭部以外のビームサーベルを展開して闘うことで頭部から相手の意識を逸らし、
格闘戦で相手が勝利を確信した隙に頭部のビームサーベルを展開するという運用で難敵を退けた。

ズゴック共々かつてのファトゥム-01に代わって新型リフター「M2X32Eフォランテス」を装備している。
宇宙空間を長距離移動する際にはファトゥムシリーズの様にキャバリアーアイフリッドに載って移動する。
キャバリアーアイフリッドにも高エネルギービーム砲2門とミサイルランチャー2門が装備されており、
フォランテスと合わせると、キャバリアーと合体時の∞ジャスティス弐式は系列機最高の面制圧力を得る。
終戦後修復されたはずのファトゥム-01がありながらわざわざ新造されたのは、
ジャスティス系列を知る者にとってはファトゥムシリーズを装備する事自体が正体の露見に繋がるからだろうか。

後に福田監督が明かしたところによると、当初は「ジャスティスが明らかに中身のあるずんぐりむっくりな偽装用アーマーを被った姿」としてプラモデル化もしやすいデザインだったらしいが、監督の一声で完全にズゴックになってしまっとのこと。
飛び出たトサカと足裏に見えるジャスティスの名残は、元デザインを担当した大河原邦男氏が最後の抵抗として絶対に譲らなかったらしいが、現場側から「これもっとスリムにして良いですか?」と提案され、現場側の手直しで劇中のデザインになったんだとか。
よくよく見ると頭頂部が膨らんでいる、腕や足が本家より太い、など中にナニカを入れるための抵抗と思しき部分がそこかしこに見て取れる。
そして財団Bとモデラーは頭を抱える羽目になった。一方、この活躍をきっかけに(宇宙世紀本家の)ズゴックが地味に売れており、ガンダムベースなどのネタに寛容な店ではシャア専用ズゴックがしれっとSEED系キットの棚に陳列されるという珍現象も起こっている。

デスティニーやストライクフリーダムなど、同時期に開発されたMSが敵方に「旧式」と揶揄されている*11事から、
改修規模がそれより大きいとはいえ、ストライクフリーダムと兄弟機である本機も「旧式」の誹りを受けても不思議ではない。
ただし、劇中では敵から「(主人公たちの中で)最強」と称されるアスランの技量もあって、劇中ではブラックナイトスコードシヴァと互角に渡り合い、
最終的には絡め手なども駆使して敵を翻弄し、右前腕を切り飛ばされながら*12も勝利を収めている。

なお、本作では最終盤まで「ジャスティス」ではなく「ズゴック」として運用されていたため、
アスランは出撃時には「ズゴック」と機体名をコールしていて、「ジャスティス、出る!」とは言わなかったどころか、
そもそも「ジャスティス」という単語すら一度も口にしていない。なので、イモータルジャスティスに乗っていたシンの方が多く言っている

なお興業収入が40億を突破した際のCGムービーでは、ズゴックの項に書いたものと同じ構図でズゴックが出現……したかと思いきや、胴体を持ち上げてジャスティスが登場、更にそのコックピットから気乗りしなさそうな顔をしたアスランがカンペを持ってせり上がってくるという更なるシュールネタを公式がぶっ込んできた。そしてジャスティスの収納方法を必死に模索していた財団Bとモデラー達は悲鳴をあげた

元々ズゴックを登場させる予定だったが、両澤から「ズゴックはありきたり」という意見を受けて一度はアッガイに変わったそうな*13
だがビルドファイターズでアッガイが人気者になってしまったのでズゴックが復活したという。

ちなみにキャバリアーアイフリッド装備形態は「アメイジングズゴック」という名称であることが小説版にて判明。
ビルドファイターズのズゴックとモロ被りな名称だが、監督曰くそちらではなく「アメイジングジャスティスからの流れ」とのこと。アメイジングジャスティス?*14
ライジングフリーダムやマイティーストライクフリーダムと合わせて平成の仮面ライダー繋がりなのでは?という声もあったり。

所属については公開から長らく特に言及されたことなかったためターミナル所属と思われていたが、最新の設定集によると一応オーブ軍所属なものの実態はアスハ家の私有物扱いと判明。
どういうことかというと所属先とされているアカツキなどを保管していたアカツキ島はアスハ家の所有物であり、更にマルキオ導師の教会など宗教施設もある。
宗教施設に関わる全てはマルキオ導師が管理しており、国は宗教には干渉できないことから事実上島の所有者であるアスハ家の私有物とみなされている。
これを踏まえると修復されたフリーダムに関しても無所属扱いだったが事実上アスハ家の私物だった可能性も高い。つまりイージスの残骸もアスハ家がわざと残してる可能性も高い


武装(弐式)

  • MMI-GAU4 サジットゥスⅡ 20mmCIWS
X09Aジャスティスに装備されていた「MMI-GAU1 サジットゥス 20mm近接防御機関砲」の直系次世代モデル。
他のジャスティス系列機は連装タイプの頭部機関砲を搭載していたが、本機は単装式を左右1門ずつに削減されている。

  • MMI-GAU17E ハーゲルアイゼン 20mmCIWS
「MMI-GAU26」に代わり胸部ダクトの上下に計4門備わった機関砲。
頭部機関砲と口径が揃えられているため、使用弾丸の共用化によって補給の煩雑化が抑えられている。
名称はドイツ語で「雹」「鉄」を意味する。
上記2つは劇中未使用。

  • MA-M03D ビームサーベル アクータラケルタ
原型機の「MA-M02G シュペールラケルタ ビームサーベル」の後継モデルと思われるビームサーベル。
ストライクフリーダム弐式と同型だが、こちらはビームの発振部を除いて原型モデルから外見的な変化がない。
アスランはこれまで同様一貫してアンビデクストラス・ハルバード形態を用いた。

  • MMI-S1M7 トーニトゥルス ビーム重斬脚
「MR-Q15A グリフォン ビームブレイド」に代わり脚部に装備されたビームサーベル。
事実上の後継機であるイモータルジャスティスの「MMI-S2M5/X カルキトラ ビーム重斬脚」の前期型にあたり、改修前と同じく脛と爪先に取り付けられている。
劇中ではこれを用いてシュラが駆るブラックナイトスコードシヴァのビームソードと蹴りの応酬を繰り広げた*15
名称はラテン語で「雷、雷鳴」の意味。

  • MX2002 ビームキャリーシールド
  • EEQ8 グラップルスティンガー
  • RQM55 シャイニングエッジ ビームブーメラン
型番が変わってないので改修前から性能面での変化はないと思われるが、本機がディアクティブモードでもシールドは最初から色がついていたため、改修前と同じくVPS装甲製かは不明。
劇中ではグラップルスティンガーは未使用、シャイニングエッジは終始大型ビームソードとして用いられた。

  • 試製35式改レールガン
フェムテク装甲対策として携行したオーブ製のレールガン
「MA-M1911 高エネルギービームライフル」に代わり、リアスカートに1挺マウントした。
カガリの遠隔操作時に使用し、バースト射撃でシヴァの右腕を破壊する成果を挙げた。
シールドもそうだが、ズゴックのあの図体のどこに隠し持っていたかは不明である。

  • MA-F2002 スピッツェシュヴァート ビームホーン
頭部センサーに代わり装備されたビームデバイスにして本機最大の隠し玉
頭部マストから長大なビームサーベルを発生させる。
本機の右腕を切断し懐に入り込んだシヴァをSEED発動とともにコクピットごと一刀両断して返り討ちにした。
名称はドイツ語で「先端の角」を意味する。固有名称が凝っている事の多い『SEED』シリーズでは意外にも安直なネーミング


M2X32E フォランテス

「ファトゥム-01」に代わり背部に装着された、超高速戦闘用の新型リフター。
カラーリングからファトゥムシリーズ伝統の赤ではなくグレーがメインに据えられ、
外見的にも前型のファトゥム-01から鋭角的なフォルムを引き継ぎつつ全体として小型戦闘機感が増しており、スラスターの形や機首などからパッと見ミニミーティアの印象を受ける。
勿論機首を折り畳んでの分離合体機能も搭載されており、規格の合うズゴックやキャバリアーアイフリッドにもドッキング可能だが、
小型化に伴ってリフター上部への搭乗は不可能になった模様(作中ではキャバリアーアイフリッドがそれに近い役目を担った)。

ズゴックの時点では「ガンモード」と呼ばれるウイングを水平に重ねる状態を取り両翼に一対ずつビームブレイドを展開していたが、
本機の状態ではどこぞの宇宙戦闘機よろしく翼がX字に展開し、合計4本のビーム刃を展開する「スラッシュモード」に移行する。
本体側の武装と合わせて十刀流という全身凶器な外見に目が行きがちだが、機首にビーム砲×2、エンジン部に4連装ミサイルランチャー×2、
各ウイング先端部にビーム砲が搭載されており(ズゴックのライフリ救援シーンで確認可能)、コンパクトな外見とは裏腹にリフターシリーズでも最高峰の砲戦能力を有する。
ファトゥム-01が有した各種ビームサーベルや機首の対装甲ナイフなどの突撃兵装こそ外されているものの、総合的な火力は大きく向上している。

なお本装備はファトゥムシリーズの発展型ではなく、ストライクルージュが装備していた多目的ストライカーパック「EW454F オオトリ」の発展型に位置している。
ある意味、初代ジャスティスの「ストライクのように背部のリフターを各種任務に応じて換装しながら戦う」という実現しなかったコンセプトを採用した形と言えよう*16

  • MA-M50E3F 高エネルギー長射程ビーム砲
ファトゥムシリーズの「フォルティスビーム砲」よりも大型で高出力化されたフォランテスの主砲。
位置は変わらず機首の両サイドに2門装備されているが、展開状態でもジャスティス本体の肩部に密着せず、視界への干渉が抑えられている。

  • AIM-1913D 自律誘導中距離空対空ミサイル スコルピオ
エンジンブロック前部の4連装ランチャーに装備されており、劇中ではズゴック状態で使用した。

  • MA-R259 ビームライザー
4枚のウイングに装備されたビームブレイドとビームガンで構成されるビームデバイス。
ガンモードでは水平に重ねた一対のビームブレイドとして使用されるが、スラッシュモードではX字に展開され4本のビームブレイドとなることでその真価を発揮する。



関連機体


ジャスティスガンダム
原型・前身となった機体。

インパルスガンダム
セイバーガンダム
カオスガンダム
アビスガンダム
ガイアガンダム
ザフトのセカンドステージシリーズ。
一部の技術が流用されており、武装面にも共通する物がある。

ストライクフリーダムガンダム
同じくファクトリーで建造された兄弟機。

イモータルジャスティスガンダム
『FREEDOM』で登場した、∞ジャスティスの実質的な後継機
リフターが本体と一体化した影響で、分離して足場として使ったり、突撃させたりできなくなった代わりに推力は∞ジャスティスを上回り、
シールドブーメランがリフターとしても使える(本編では搭乗シーンはないが)、ビーム重斬脚がより洗練されているなどが挙げられるが、
元々イモータルジャスティスはアスランの専用機としてではなく、コンパスの正式採用機として設計・開発された経緯もあってか、
∞ジャスティスの後継機として同機をさらに洗練させたというよりも、汎用性を高めてアスラン以外にも運用しやすくしたという印象。

また、劇中ではアスランは前述の通り終始ズゴック…もとい∞ジャスティス弐式に搭乗していた上に、コンパスではなくターミナルで任務に付いていたため、
コンパスに所属する本機は、アスランではなくヤマト隊のシン・アスカによって運用されていた。
アスランと折り合いが悪いシンが、アスランのイメージが強い「ジャスティス」に乗ることに衝撃を受けたファンも多くいたが、実際シン本人も思うところはあった様子。
その結果が後半の「こないだはジャスティスだったから負けたんだ!」という台詞かどうかは定かではない
ちなみに、シンによるイモータルジャスティス運用時もアスランはズゴックに搭乗していたため、
一時期は「ジャスティス」の名を受け継いだジャスティスの後継機が同時期に二機活動している状態にあった。

◇キャバリアーアイフリッド
『FREEDOM』で登場した支援メカ。見た目と名前はどっからどう見てもキャバリア-0
本編ではズゴックを経由して、及びラストシーンでは直接装備したほか、レクイエム攻撃時には前述の通りリフター代わりに搭乗している。
M2X32Eフォランテスを付けた状態では被れないので一度切り離してからキャバリアーアイフリッドとドッキングし、フォランテスをキャバリア-アイフリッドに接続するという器用な方法を採っている。
小説版ではこれを被ったズゴックが「アメイジングズゴック」と呼称されているが、
外装(ズゴック)を外したジャスティスが装備している場合はアメイジングインフィニットジャスティスになるのだろうか?
劇中で登場したのは2基だがアスランたちのは0号機、カガリが使用していたのは2号機で1号機も予備で存在しているなど複数存在が確認されている。

ただのサポートメカに見えるが宇宙での運用は勿論地上では飛行・水中に対応、ミラージュコロイドによる隠密行動支援・高い電子戦能力・兵員輸送・臨時指令室など多目的に運用可能。
火器も高エネルギービーム砲・連射砲・ミサイルランチャーで自衛どころか火力支援も行えるなど充実しており、月と地球との距離があっても遅延のないリモート操作ができるなど万能メカ。
設定集によるとこちらもズゴック共々0号機はアスハ家の私有物扱いだが、キャバリアーで得た情報は全てオーブ行政府にリンクされるとオーブ国防の重要な兵器である。


立体化


ガンプラ

HG1/144、1/100、MG、HGCEで発売。
旧キットは相方であるストフリに比べると本体のギミックが少ないせいもあってプロポーションが安定しており、どれもなかなか出来が良い。

MGは当時のシリーズ最後発というのもあって可動域や色分けが良く、作画監督の重田智が蹴りのポージングに拘ったと監修のコメントで語っている。
造形も従来よりさらに洗練されている。

2020年5月に発売されたHGCE版では、HG1/144では再現しきれなかったシールドの構造やファトゥムの下部グリップの可動など、集大成ともいえる出来栄えである。
ただし個体差によってはファトゥムのバックパックマウントの回転軸が硬く、劇中のようなスムーズな切り替えがしにくく、浅めの溝しかない背部マウントから抜けてしまうことも。ほんの少しだけ軸を耐水ペーパーで磨く、背部マウントを深くしてあげるなどで調整してあげれば解決する。
弐式の方も2024年に発売されているが、こちらは前述の通り装甲・武装がほぼ別物であるため、
元々のHGCE∞ジャスティスから流用されているのはビームエフェクトだけとなっている。ただしやっぱりレールガンは付属しなかった
『FREEDOM』のHGプラモはシールによる色分けが(直近の他シリーズHGガンプラに比べると)多いのだが、
∞ジャスティス弐式はかなり細かく色分けされており、シールの使用も最小限に抑えられている。ちなみにフォランテスとファトゥム01は規格が一緒なので弐式にも取り付けられる。というか弐式の方が完全な穴方式のため、元祖インジャよりもファトゥムを遊びやすい

そしてズゴックも『HGCE ズゴック(SEED FREEDOM Ver.)』として発売。
お値段3520円と今までのズゴックと比較してお高めだが、HGでは珍しく内部フレームも作られており、可動範囲は非常に良好で、シールは内部のジャスティス用ツインアイのみ、と単なる1/144ズゴックとして見てもクオリティが高い。
なおその内部フレームは簡易的ながら弐式を模して制作されており、胴体部分には発売済みのHGCEインジャ弐式を入れることも可能。足裏にもジャスティスのソールがチラ見えしている。
このため説明書の順番通りに組むと「ズゴックを買ったはずなのにガンダムを組んでいる」「でもちゃんとズゴックが出来上がる」という摩訶不思議な体験ができ、組んでいるだけで楽しくなれるキットとなっている。
膝立ちやファイティングポーズといった印象的なシーンは難なく再現でき、差分パーツとして顔が破損したパーツも付属する。破損時の頭部にはモノアイがなく、奥からジャスティスが顔を覗かせる。
無論、モノアイもしっかり可動するのでポージングの際には敵機を睨んだり、カメラ目線にしたりと様々な表情がつけられる。
同時にガンプラオプションパーツとしてキャバリアーアイフリッドも発売。
ズゴックに被せられるのは勿論のこと、付属するジョイントを使えばストライクルージュなどにも装備させることができる。

なお、HGCE ズゴックは当初商品化の予定がなかったもののバンスピスタッフが試写会でズゴックの活躍を目の当たりにした結果、
「これやらないと(商品化しないと)ヤバいと思うんですけど…」「そうだよね…」という流れとなり急遽HGの商品化が決まったとのこと。青バンダイ脅威のスピード
さらにパッケージデザイナーに「どんなパッケージにしますか?」と聞いたところ「印象的なシーンが多すぎて絞れない」ということになった結果、
パッケージアートはユーザー投票で決める事になった。視聴者たちからも「そりゃ絞れないよね」とか言われている投票の結果、シュラの駆るシヴァとの戦闘時に見せたユラァ…の場面ベースが採用された。よく見ると端っこにライフリから脱出するキラの姿がある。
ちなみに公式からの製品化が発表されるよりも早く、 1/100スケールのズゴックとジャスティスをほぼイチから作って丸々完全に収納した 猛者も何人か居る。


ガンプラを題材としたビルドシリーズでは『ガンダムビルドダイバーズRe:RISE』には、
本機をベースとした改造機のナイトジャスティスガンダムジャスティスナイトが登場する。
名前の通り騎士(ナイト)をテーマに改造された∞ジャスティスだが、別に騎士要素が無い∞ジャスティスをわざわざベースにしているあたり、
前述のナイトジャスティスという名前も含めての改造ガンプラであるのは確定的に明らかである。



ゲームでの活躍


機動戦士ガンダムSEED DESTINY 連合vs.Z.A.F.T.II

最高コストで登場。変形による最高クラスのブースト速度を持つ格闘寄り万能機。
特筆すべきはサブ射撃のリフター射出。ジャスティスよりもかなり強化されていて、凄まじく誘導が強い。
当たると相手を遠くに追いやることができ、強制的に片追いが可能。
また前格闘のリフターラム攻撃はアホみたいに判定が強く、ほぼどの格闘でも潰せてデストロイガンダムなどの大型機はこれをだしているだけで封殺できるほど。


SDガンダムGジェネレーションシリーズ

WORLDまでは格闘寄り万能機。射程が1〜5まで穴がなく扱い易い。
OVERWORLDではビームライフルがなくなった代わりにファトゥム-01(射程4~6)が追加された事により、如何なる間合いでも格闘をブチ込む*17格闘オバケと化した。
しかし、テンションシステムのおかげでアスランとの相性がOWまでは微妙だった。

そのためOW以前の作品では他のテンションが上がりやすいパイロットやガンダムファイターを乗せたほうが活躍出来る。

なお、OWではパイロットのアビリティを全て射程アップに注ぎ込むとファトゥム-01が圧巻の射程9になり、
ファンネル相手に格闘するというわけのわからない事になる。この場合射程5まで蹴りに行くグリフォンビームブレイド*18も充分脅威である

CROSSRAYSではファトゥムが射程1~3とOWよりかなり短くなってしまったが、特殊格闘かつ貫通持ちなので相手を選ばずつついていける。


『A.C.E.R』

性能はそこそこ。
↑△連打がオモシロい。テンションがすぐ溜まる。



スーパーロボット大戦シリーズ

合体攻撃を除いた最強武装が僅か気力110で使用可能、燃費が良く高威力のビームサーベルとファトゥム-01が魅力。
さらにビームライフルとミーティア・フルバースト(合体攻撃)除いた全ての武装が移動後使用可能なのが特徴。
欠点としては、上記の合体攻撃しかALL武器がなく3機の小隊制の今作では運用がやや不利な点
(しかし逆に再攻撃や援護攻撃とは非常に相性が良い)。
また再加入がかなり終盤になってしまい、アスランが乗り換える前のセイバーガンダムと運用方法が全く異なるため
特殊技能の習得をやり直す羽目になってしまうのが難点。


小隊制でなくなった為使い易くなった。気力制限も低めの武装や全体的に燃費は良い。
破界篇では登場しないエターナルとの合体攻撃の代わりに、ストライクフリーダムとの合体攻撃「コンビネーション・アサルト」が追加された。
再世篇ではエターナル復帰に伴いそちらとの合体攻撃も解禁。
なかなか火力は良いがアスランが熱血までしか無いので最終ダメージはキラとシン両名より低いものの、新たに追加された覚醒で手数が稼げる。
アスランのスキルと機体性能のおかげで対次元獣用のメイン盾。援護防御L2を最初から修得してるのも非常に大きい。


時獄篇ではNPC。天獄篇では召喚武装に降格…。


なぜかハイパーフォルティスが武装からなくなり、近接特化機体になってしまった。
直線型のMAP兵器が追加されたが、これを除くと最大射程は僅か4。
さらに今まで低燃費だったビームサーベルは20、しかし射程は1のまま。
全体的に燃費もさほどよくないため、組ませるユニットはよく考える必要がある。


単独ユニットに戻った。
長射程武器も合体攻撃もあるとはいえ、再攻撃の必要技量が厳しくなったり、SEEDスキルが弱体化したり、
アスランのABが命中強化だったり、ガミラスが指揮系統中枢と数の暴力で攻めてきたり…と仕様に恵まれていない感はある。
ちなみに、焔龍號に似ていることをシナリオ上で突っ込まれたが、
フリーダムに対してのヴィルキスのようにモデルにしているわけではなく、単に似ているというだけである。


編集はただ追記・修正すれば良いだけじゃない…如何にして楽しく読ませるかだ!


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最終更新:2025年05月13日 12:07

*1 原子炉部分はウルトラコンパクト・ニュークリア・リアクターとなっており、発電能力の増強と小型化を両立している。ただしクライン派やオーブ軍にはデュートリオンビーム送電装置が確認されておらず、エネルギー補給用ではなく単純に効率のいい駆動機関として採用されたものと思われる

*2 当時パチスロでナイトジャスティスという筐体が存在したため

*3 実はこのアスラン登場を境に執筆者が故・両澤千晶氏から後藤リウ氏及び福田己津央監督へと変わっているため、文字通りの意味でもある。

*4 スコットランド地方の水辺に住み、主に馬の姿をしていると伝わる想像上の生物

*5 一応ジンの装備には「M69バルルス改 特火重粒子砲」があるのでそこから派生した「メガ」な「粒子砲」と考えればギリギリセーフ…か?

*6 但し映画公開前で資料をあまり出せなかった為か、ミサイル発射口が本来と異なる形状になっている

*7 一応映画でも一瞬映るシーンがあるが、「一瞬だからわからないだろう」としてそのまま公開されたとか。事実コマ送りでもないと確認は厳しいレベルである

*8 とはいえ情報公開当初はライジングフリーダムのシュトゥルムスヴァーハーがHGCEの説明書で正式名称が判明するまで「アグニ砲」という名称で紹介されていた例もあり、元来プラモ化の予定のなかったズゴックについてはなおのこと細かい設定が定められていなかった可能性もある

*9 ここまで話せばお分かりだろうがアーセナルベースの項で説明した「違和感のある窪み」は内蔵されていたジャスティスの足裏がそのまま映っていたものである

*10 「ズゴックの中にザクが入っているとシャアが思い込む」というネタがあった

*11 ただし、揶揄した相手は文字通りC.E.75時点での最新鋭・最強格のMSに乗っている者ばかりなので、「現代の最新鋭機から見て」という枕詞が付くだろうが。

*12 直前にやたら隙の大きい攻撃を放っており、「奥の手」を使うためにわざと腕を切らせた可能性もある。

*13 後にアッガイのデザインは書籍「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM メカニック&ワールド」に掲載された

*14 ちなみにインフィニットジャスティス弐式はエンディング場面にてズゴック抜きでキャバリアーアイフリッドを装備している。

*15 C.E.世界のビームサーベルは基本的に鍔迫り合いは不可能なはずだが、このシーンでは普通に行われていた。技術革新によるものなのか、旧モデルと違って脚部運用を前提に開発された為に一般的なビームサーベルと出力が違うのか、単なる演出上の都合かは不明である。

*16 偶々なのか兄弟機のストライクフリーダムもまた、バックパックを換装する機体になっている。

*17 シュペールラケルタ・ビームサーベルが射程1、グリフォンビームブレイドが射程1~2、シャイニングエッジが射程2~3となっており、ファトゥム-01の穴を綺麗に埋めてくれる

*18 実は∞ジャスティスの最大火力はこちら。ただし、特殊格闘なので火力を伸ばしにくく、火力を伸ばしやすいビーム格闘のファトゥム-01が追い越す場合も有り得る。

*19 通常機体であれば5が上限

*20 EXVS2以降に再参戦したエクストラ機体としては初のコスト変更

*21 この時は機体名もズゴックと表示される