エターナル(ガンダムSEED)

登録日:2012/02/21(火) 00:22:50
更新日:2022/11/23 Wed 15:25:17
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エターナル、発進してください!



エターナル(Eternal)とは『機動戦士ガンダムSEEDシリーズ』に登場する宇宙戦艦。



緒元

艦籍番号:FFMH-Y101
全長:300m

武装:
単装エネルギー収束火線砲
66mm連装レールガン×2
小型ビーム砲×多数
ミサイル発射管×多数
58mmCIWS×多数
ミーティア(120センチ高エネルギー収束火線砲×2門)×2

MS搭載可能数:2機以上
艦載機:

乗組員:
ラクス・クライン
アンドリュー・バルトフェルド(艦長)
マーチン・ダコスタ


概要

C.E.70から始まった地球連合・プラント間の第一次大戦の後期にザフト軍が建造した宇宙用戦闘艦。
ザフトが決戦に向け開発した高性能MSX09AジャスティスX10Aフリーダムの専用運用艦
外観上の特徴はなんといってもそのカラーリングで、表面装甲部のほとんどがピンク一色。……なんでそんな色にしちゃったんだろうか……

艦名の「エターナル」は「永遠の」「不滅の」などを意味する英単語。
歴史・文化や偉人の名前由来だった従来のザフト艦の命名法則からは離れているが、ジャスティスとフリーダムのネーミングに合わせたものと思われる。


特定のMSの専用運用艦というザフトでもこれまでに無いタイプの特殊艦であることから、従来の主力艦艇のローラシア級ナスカ級とも大きく異なる設計が為されている。
艦のシルエットも現実の水上艦に近く、どちらかといえば地球連合軍の艦艇に近い。
一応、中央上部のメインブリッジ外装部などはナスカ級に似たデザインとなっている。

艦内の通路や士官室などの内装設備はナスカ級などに準じており、メインブリッジも類似した広い構造となっている。
ただしナスカ級などとは違い艦長席の後方には指揮官席も設置されており、艦隊旗艦としての運用も視野に入れられていたとされる。


高い機動力を持つフリーダムとジャスティスとの連携を考慮し、艦後部には複数の大型スラスターが設置されており莫大な推力を獲得。
結果、アークエンジェル級やナスカ級をも上回る航行速度を与えられ、その機動力を生かした高速敵陣突破を主眼に置いている。

機動力に比して火力の方は極端に高くはなく、攻撃は基本的に搭載MSや僚艦との連携で行っている。
しかし主砲のエネルギー収束火砲や全体に配置されたミサイル、CIWSによる弾幕は凄まじく、防御・迎撃能力に優れ、総合火力は同クラスの艦艇の中では高いほうである。
総じて、戦略級の威力を誇る少数の核動力MSを迅速に戦線の急所に運び、戦局を一挙に決定する「切り札」となることを目指した艦である。
そのため他艦と戦列を組むことよりも単艦、若しくは少数での運用が重視されている。


ブリッジの根本から艦首付近にかかけてMS用のリニアカタパルトが設置され、艦底部には搬入用の大型ハッチを有する。
MSデッキには核エンジンのメンテナンス用設備や機材などが用意され、整備もバッチリ行える。
もちろん、通常のバッテリー駆動のMSも普通に運用出来るのだが、基本的には核動力MS専用艦であり、搭載能力は戦艦としては極端に低い*1

なお、上記のリニアカタパルトはローラシア級やナスカ級とは異なり、AAと同様のMSの脚部をカタパルトレールに固定するタイプをザフト艦としては初めて採用している。
C.E.の世界に於いて初めてMSを運用したのはザフトであり、地球連合軍はそれを模倣する形で開発・運用している。
つまりザフトとしてはローラシア級から連なる「非接触式カタパルト」こそが基本であるが、敢えてAAと同形式のカタパルトを採用した理由は不明。
フリーダムとジャスティスの運用にはこちらの方が適していたか、あるいは非接触式が運用できない重力下の艦への転用を見込んでいたのだろうか?
メタ的に言えばカタパルトレールを使ったほうが発艦シーンが映えるからだろうけど。



武装

  • 単装エネルギー収束火線砲
本艦の主砲。艦の中央のメインブリッチ下部に備わっている。
破壊力に優れる一方、砲身は縦にはある程度動かせるのみで射界は狭い。

  • 66mm連装レールガン
対空用としてブリッジの後ろに2門ずつ装備。

  • 小型ビーム砲
  • ミサイル発射管
至るところに装備されている。ただし両者の装備位置があまり明確に設定されていないため、混成しているような箇所もある。
間違いなく装備されている箇所の一つとして、船体両側面の白いスリット状の部位には設定画でミサイル発射管の展開ギミックが描かれており、劇中でも使用されている。
各部のミサイルを一斉発射するシーンでは、正に 船体全身からミサイルを噴出させている

  • 58mmCIWS
これも至るところに装備。弾幕を張る。

艦首に取り付けられているMS用追加装備。
連結用のアームに固定されているが、この状態でも120センチ高エネルギー収束火線砲だけは使用可能であり、通常は可動砲台として使われる。
見栄えの都合か固定時のサイズ比が明らかにおかしく、ミーティアの全長から計算するとエターナルの全長が1km程あることになってしまう。
詳細は項目を参照。



劇中の活躍

C.E.71(『SEED』)

パトリック・ザラ議長主導の下ジャスティス・フリーダムと並行しプラント本国で建造が進められ、やがて地球連合軍との戦いに投入される予定だった。
しかし、艦長のバルトフェルドをはじめ乗組員の多くがクライン派の構成員になっており、7月1日に起こったアスラン・ザラのプラント帰還から始まった一連の騒動に合わせ、非クライン派乗組員を艦から降ろしたうえで発艦。
以降は乗り込んだラクスの座乗艦となる。
なお、艦長席にはラクスが座っており、バルトフェルドもAAクルーを「ようこそ歌姫の艦へ!」と出迎えているが、正式な艦長はあくまでバルトフェルドである。

直後ヤキン・ドゥーエの防衛隊に阻まれミサイル攻撃にさらされるが、キラのフリーダムの援護で無事に離脱し、メンデルにてアークエンジェルとクサナギに合流して「三隻同盟」を結成する。
その後は追ってきたクルーゼ隊と交戦、クサナギと共にヴェサリウスに突撃をかけて撃沈させ、離脱。
デブリ帯に身を潜めるなどして各地を転々する。

そして第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦が始まると地球軍の核ミサイルやザフト軍のジェネシスの発射を阻止するために奮戦。
クサナギと共にジェネシスに迫るが攻め切れず、終盤にはプロヴィデンスの攻撃に曝されるなどして多大な損害を受けながらも停戦まで戦い抜いた。

第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦の終結時のどさくさ紛れ行方を晦ませ、その後はデブリ帯にあるクライン派の兵器開発工廠「ファクトリー」に隠され、修復されていた。
ちなみに修復のための資材などは全てジャンク屋組合がタダで提供していたらしい。気前よすぎだろ…


C.E.73(『SEED DESTINY』)

ファクトリーで秘匿されたままになっていたが、ラクスとバルトフェルドが宇宙に上がると彼らの拠点として使われていた。
だが、メンデルを調査していたダコスタがデュランダルの指示で網を張っていたザフト軍に追尾されファクトリーの位置がバレそうになってしまい、目を逸らすため偽装を解いてエターナルが発進。
多数のMSによる猛攻を受けバルトフェルドのガイアが防衛に出るも守り切れずあわや撃沈されるところだったが、ストライクルーシュで駆け付けたキラの活躍で事なきを得、彼が乗り込んだストライクフリーダムが敵部隊退け窮地を脱す。
その後エターナルは再びデブリ帯に潜伏に戻った。

デュランダルがデスティニープランの導入・実行を宣言すると、それの阻止のためにザフトや連合から離反した艦を率いてオーブ軍第2宇宙艦隊と合流。
ストライクフリーダムや∞ジャスティス、ドムトルーパーの母艦として最終決戦にてアークエンジェルと共にレクイエムのステーション・ワンに攻撃を行った。
続くメサイア攻防戦でもストライクフリーダムとの同時砲撃で要塞を陥落させた。

戦後はラクス共々プラントに戻ったようである。



立体化

ガンプラ

EXモデルで通常版とコーティングVer.が発売。スケールは1/1700。
パーツはピンクと白の二色のみで、色を塗る必要がある。ミーティアはもちろん、フリーダムやジャスティス、プロヴィデンスも付いてくる。



ゲームでの活躍

大半の作品ではラクスが艦長だが、『J』でのみバルトフェルドを艦長に入れ替えることも可能。
サポート向きの戦艦で、他の戦艦と比べて移動力は高いが攻撃力や防御力は低め。ラクスが戦闘向きではないこともそれに拍車をかけている。
ちなみに設定に反して宇宙でも空中でも使える。
携帯機シリーズだと修理・補給装置持ちだったりする。また、他の戦艦と違って出撃させると枠を一つ消費するせいで使われないことも少なくない。
「DESTINY」名義で参戦するとストフリと隠者の合体攻撃要員になるため、使われることも。エターナル自体も武器が増えて火力が上がったり、メイリンがサブについたりする。

やはり移動力は高いが、火力や防御力は高くない。こちらは大抵が宇宙専用だが、『CROSSRAYS』では宇宙適応力複製パーツを装備すれば空中でも運用可能。
G GENERATION DSだと他の艦がユニットを6機まで搭載できるのに対し、フリーダムとジャスティスの専用運用艦という設定のせいかこちらは2機しか搭載出来ない。






追記・修正は全身をピンク色に染め上げてからお願いします。

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最終更新:2022年11月23日 15:25

*1 最大搭載数は明確になっていないが、C.E.73の時点では5機程度は搭載可能になっていた。