カラミティガンダム

登録日:2010/03/05(金) 01:16:33
更新日:2019/07/11 Thu 06:26:29
所要時間:約 8 分で読めます




ふん、ウザいんだよ!


「カラミティガンダム」とは『機動戦士ガンダムSEED』に登場するモビルスーツ(MS)。


目次




基礎データ


機体名:カラミティ
型式番号:GAT-X131
全高:18.26m
重量:81.48t

動力:内蔵バッテリー
装甲材質:トランスフェイズ装甲

武装:
125mm2連装高エネルギー長射程ビーム砲「シュラーク」
337mmプラズマサボット・バズーカ砲「トーデスブロック」
580mm複列位相エネルギー砲「スキュラ」
115mm2連装衝角砲「ケーファー・ツヴァイ」



機体解説


地球連合の「Gシリーズ」の一機であり、中でもヘリオポリスで開発された5機のGのデータ等をフィードバックして開発された「後期GAT-Xシリーズ」に属する機体。
名前は「災厄」、転じて「疫病神」の意。

基礎部分には前期GAT-Xシリーズのデュエルバスターストライクなどと同系統のX100系汎用フレームを採用。
そのうえで遠距離砲撃戦能力に特化していたバスターのコンセプトを更に推し進めた後継発展機として開発された。
複数の高出力火器、それらを併用した圧倒的火力による砲撃戦を得意とし、その火力はバスターを凌駕する。
結果として火器管制システムが複雑化してしまい、ナチュラルでは操縦に支障が出るようになってしまったが、
新型専用OSの搭載と生体CPU・ブーステッドマンを専属パイロットとすることで実戦投入に漕ぎ着けた。

また、同時期に建造された二機と同様「トランスフェイズ装甲(通称:TP装甲)」が装備されている。
この装甲は物理攻撃の直撃時のみ相転位する仕組みで、また機体のバイタルエリアにのみ施す事によりエネルギー消費を最低限に抑える事に成功。
これが武装の高出力化を可能とする一因となっている。
さらにPS装甲では「パワーダウン時に装甲表面がグレーに変わり、エネルギー切れが敵にもバレる」と言う問題点があったが、
こちらは通常装甲と組み合わせる事により外観からのパワーダウンがバレにくくなった。

機体色は青を基調とし、細部に黄色を用いている。
鈍重そうな見た目とは裏腹に、ビームが主兵装のためバスターよりも軽く、なんと後期GAT-Xシリーズ内最軽量。
運動性能自体も劇中の活躍を見る限り一般機以上に優れている。

肩の巨大バインダーや、背部に内蔵されたスラスターを使うことで、水陸問わず高速ホバー移動が可能である。
流石に大気圏の単独飛行は不可能な為、長距離を移動する際はレイダーガンダムの上に乗る事が多い。

ちなみに遠距離攻撃という戦法上「部隊指揮官機」としての役割を担うことも想定されていたが実際にそのように運用されることはなかった。

なお、元々正式量産仕様が存在するレイダー、水中用機として正式採用され量産されたフォビドゥンと異なり、
カラミティには後期GAT-Xシリーズとしては唯一直系の量産機が存在しない。
ソードカラミティ、ブラウカラミティといったバリエーション機も存在するが、いずれも試作機止まりとなっている。
ほぼ同コンセプトのバスターダガーとの差別化ができなかったのだろうか。



武装


  • 125mm2連装高エネルギー長射程ビーム砲「シュラーク」
背部からのアームで接続された超大型ビーム砲。二基装備。
高火力かつ長距離射程を誇り連射も可能。
名前はドイツ語で「衝撃」を意味する。

  • 337mmプラズマサボット・バズーカ砲「トーデスブロック」
発射時に弾頭を超高速加速し、プラズマ化させることで威力を上げたバズーカ。
また別の資料では、プラズマで包んだ実体弾を発射するバズーカとされる。
そしてHGの取説ではビーム砲扱いされている。
……後付けや設定変更はガンダムの常だが、近年の作品でここまで設定が安定しないのも珍しい。
いずれにせよバズーカとあるが実質的には「携行式プラズマ発射砲」というべきもの。発射後に次の弾を装填しなければならないため連射はできない。
名前はドイツ語で「死刑台」を意味する。

  • 580mm複列位相エネルギー砲「スキュラ」
胸部に搭載された高出力エネルギー砲。イージスの物と同型。
予備動作無しで発射出来る為緊急時の迎撃にも使える。

  • 115mm2連装衝角砲「ケーファー・ツヴァイ」
先端部が鋭角な盾に小型ビーム砲を2門付けたもの。
打撃戦にも使え、ストライクのシュベルトゲベールも弾けるほどの強度を誇る。
しかし前面に砲塔が付いているなど盾というより攻撃兵装としての性質が強い。何しろ リマスター版の追加シーン以外で一度も盾として使われた事が無い。
元々はビーム砲であるが、リマスター版では実弾を示す黄色の光条が描かれていた。特に設定変更などはされている様子は無いが、色指定ミスだろうか?



劇中での活躍


初登場はPHASE-38。

同時期開発のフォビドゥンガンダム、レイダーガンダムと共にオーブ解放作戦において初めて実戦投入され、キラフリーダムガンダムと交戦。
しかし、突如介入したアスランジャスティスガンダムとの連携に翻弄され、撤退する。

その後も幾度と無く両機と戦闘を行う。
ボアズ攻略戦や、第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦では機体の持つ圧倒的な火力と、ブーステッドマンであるオルガ自身の凶悪な戦い振りが合わさり、多数の敵機を撃破。
連合の核攻撃時も先陣を切る等の活躍を見せる。

だが、最終決戦でミーティアを装備したチート状態のフリーダムとジャスティスに一機で応戦すると言う無理ゲーを強いられる。念のために確認しておくが、ミーティアは高火力と超広範囲攻撃と可能な高機動力の大型ユニットで、モビルスーツに対艦戦闘能力を与えたような代物である。通常のモビルスーツよりも速く動く対艦刀付きの弾薬庫である。
フリーダムの巨大ビームソードの一振りを躱すことには成功したが、その回避動作の隙を突かれてあっという間に背後からの接近をジャスティスに許してしまい、最期はジャスティスの巨大ビームソードにより背後から真一文字に両断され、爆散した。
囲まれた時点で既に勝てる見込みはなかったと言ってよく、後期Gシリーズ3機の中で一番可哀想なやられ方であった。



バリエーション


ソードカラミティ

基礎データ

型式番号:GAT-X133
全高:18.26m

装甲材質:TP装甲

武装:
15.78m対艦刀「シュベルトゲベール」×2
ビームブーメラン「マイダスメッサー」×2
580mm複列位相エネルギー砲「スキュラ」
コンバットナイフ「アーマーシュナイダー」×2
ロケットアンカー「パンツァーアイゼン」×2

搭乗者:レナ・イメリア(初号機)、エドワード・ハレルソン(2号機)、フォー・ソキウス(3号機)


機体解説


カラミティの改造バリエーション。
砲撃能力に特化したカラミティに、火器の代わりにソードストライクの武装を二倍にして搭載した。
各装備も微妙に変わっている(対艦刀の柄からレーザーが発射可能になった等)。
ゴリゴリの砲撃戦機だった元機を、それとは真逆の格闘機にしてしまった突飛さがよく突っ込まれるが、
元々カラミティは汎用性の高いX100系フレームを採用している事、後期GAT-Xの中で最軽量でありながらも1G下でホバー走行できるだけの性能を持っているなど、
後期GAT-Xシリーズの中では格闘機に改装するのもあながち的外れではない。
OSやその他電子系も格闘向けに調整されており、ブーステッドマンでない普通のナチュラルでも操縦可能になっている。

カラーリングは朱色が基調に変更されているが、三機造られた内の初号機のみ追加のソードパーツ以外は通常カラーという微妙な見た目である。


武装


  • 15.78m対艦刀「シュベルトゲベール」
ソードストライクが装備していたものと同型の対艦刀。
元機が「シュラーク」を装備していた位置に左右二振り装備する。
試作品だったあちらの完成版であり、ソードストライクでは試作品故に未実装だった柄頭からビームを発射する機能が実装されているため、
中・近距離用ビームガンとしても使用する事ができる。

  • ビームブーメラン「マイダスメッサー」
ソードストライクが装備していたものとは形状が異なる以外は同じ仕様。
元機の肩部スラスターがあった位置に、スラスターを排した代わりに装備している。

  • 580mm複列位相エネルギー砲「スキュラ」
カラミティが装備していたものと同(ry
元機から唯一そのまま引き継いでいる武装。ただし燃費向上のために出力が70%に落とされている。

  • コンバットナイフ「アーマーシュナイダー」
両脚太腿の外側に装備したホルダー内に収納されているナイフ。
ストライクが装備していた同名の装備と異なり、こちらは折り畳み機構を有していない。

  • ロケットアンカー「パンツァーアイゼン」
ソードストライクが装備していたものと(ry
両腕に装備しているが、腕の側面にマウントしていたソードストライクと異なり腕の裏面にマウントしている。




◆ブラウカラミティ

基礎データ

型式番号:GAT-X131B
全高:18.26m

装甲材質:トランスフェイズ装甲

武装:
125mm2連装高エネルギー長射程ビーム砲「シュラーク」×4
580mm複列位相エネルギー砲「スキュラ」×2
115mm2連装衝角砲「ケーファー・ツヴァイ」×2
コンバインドシールド(30mm径6銃身ガトリング砲)×2


機体解説


アクタイオン・プロジェクトの一環として開発されたカラミティの強化発展機。
ブラウはドイツ語で「青」。

トーデスブロックが無くなっているが、代わりにI.W.S.P.の物に似たガトリング付きシールドを両腕に装備。
シュラークを背面に四基、スキュラを胸部に二基、ケーファー・ツヴァイを両肩に固定武装として二基それぞれ装備。
これにより固定武装が文字通り2倍になった。
機体重量の増加を補うためフロントスカートにブースターを追加する等機体各部の形状も変更されている。
…しかし相変わらず接近戦は苦手でシミュレーションではストライクノワール(スウェン機)にあっさり負けていた。


なお、元々制式モデルの量産が決定していたレイダーや特殊装備の応用によって貴重な水中での戦力として後継機が誕生したフォビドゥンに比べると、カラミティは再製造機を加えても1桁を超えない総数となっている。
それゆえ高級機でもあり、後期型のアクタイオン・プロジェクトにおいてもっとも金もかかった機体である。



立体化


ガンプラ

1/144コレクションシリーズ、HG GUNDAM SEEDで発売。

HGはかなりの可動範囲を持ち、プロポーションも良好な良キット。
ただし、人によっては少々脚が短く感じるかも知れない。

バリエーションのソードカラミティは、ホビージャパンの付録としてHG用の換装パーツが付属した。
このキットは、様々な工作を体験させる為の“教材キット”としての側面もあり、肉抜き穴やフラッグ、パーティングライン等が意図的に付けられている。
これらを処理するための方法の解説DVDも付属。(ナレーションは桑島法子が担当)

ちなみに上記のソードカラミティ初号機は、このキットとカラミティのキットを無塗装で組んでも配色が成立するように生まれた設定である。



ゲームでの性能


◇連合VSZ.A.F.T

コスト450で登場。バズーカが全機体中トップクラスの性能を誇り、高跳びからの射撃が驚異的であった。
また、フワステのブースト消費量が少なくフワステ性能はバスターと並んでトップクラスである。
続編では仕様の変更により高跳びを駆使した戦法こそ弱体化したものの、
相変わらずのフワステ性能、バズーカの性能、射撃only機体特有の「攻撃に補正がかからない性質」のおかげでまだまだ強力である。


Gジェネシリーズ

初出はGジェネSEED。大抵はバスターから開発する。

TP装甲に耐ビームシールドで防御はまぁまぁ。しかし武装がイマイチ。
ミサイルが最強のゲームにおいてそのミサイルが無く、ビームの火力もバスターと同程度。

どう考えてもバスターの方が火力が高い。愛があればなんとか使える程度。

と思ったら多弾系弱体化&単射強化しているワールドであっさり化けた。これならばカラミティを選択すべき……といいたいが格闘武装があるヴェルデに座を奪われがち。
畜生。また原作通りに3バカで同時攻撃すると専用ムービーがでるがヴェルデも専用ムー(ry

どの作品にも言えるが、近距離武装がない。


◇GENERATION OF C.E.

驚異の射程6を誇る高火力機。運命や自由の射程が5なのを考えるとその凄さが分かる。しかも、正面に延びるMAP兵器持ち。
威力上昇と複撃を覚えるルナマリア辺りを乗せると間合いの外から敵を撃滅していける。
しかし、やっぱり接近戦が出来ない。

バーストアタックのアニメーションでは思いっきり肉弾戦やってるが突っ込んではいけない。

ソードカラミティも二号機、三号機が参戦。
残念ながら対刀艦の威力はソードインパルスに劣るが戦闘アニメーションに異常な位気合いが入っている。
使い回しが多い中、宇宙・地上でそれぞれムービーが用意される超好待遇。
近接攻撃とバーストアタックは一見の価値有り。


◇Extreme vs.シリーズ

フォビドゥンの特射として登場。登場後すぐさまバズーカ三連射する。
その性質から弾幕形成や着地取りなどに便利で、アメキャンにもよく使われ、ダメージソースにもなる。
フルブーストではCPU専用機としてステージ2-Cの開幕にレイダー(同じくCPU専用)、フォビドゥンと共に登場。
三門からのビーム砲撃やビーム、バズーカ連射でこちらを苦しめてくる。
また、フォビドゥンの覚醒技としてレイダーに乗って武器を撃ちまくる技が追加された。




しょうがねぇ……消去されるよりは追記・修正するほうがマシってね!

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