カオスガンダム

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カオスガンダム - (2017/09/09 (土) 00:17:09) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/05/19 (木) 23:13:17
更新日:2024/04/06 Sat 10:21:56
所要時間:約 6 分で読めます





MSの性能で強さが決まる訳じゃねぇ!!





CHAOS

機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場するMS。


機体名:カオス
型式番号 ZGMF-X24S
所属:ザフト→地球連合軍第81独立機動軍「ファントムペイン」
全高 17.43m
重量 91.61t
動力:内蔵バッテリー
装甲材質 ヴァリアブルフェイズシフト(VPS)装甲

●武装
  • MMI-GAU1717 12.5mmCIWS×4
  • MMI-GAU25A 20mmCIWS×2
  • MA-BAR721 高エネルギービームライフル
  • MA-M941 ヴァジュラビームサーベル×2
  • MGX-2235B カリドゥス改複相ビーム砲
  • EQFU-5X 機動兵装ポッド×2
 (MA-81R ビーム突撃砲×1)
 (AGM141 ファイヤーフライ誘導ミサイル×12)
  • MA-XM434 ビームクロー×2
  • MMI-RG330 巡航機動防盾
 (MMI-GAU2 ピクウス76mm近接防御機関砲×2)

搭乗者:スティング・オークレー、コートニー・ヒエロニムス


ユニウス条約締結後にザフトが開発した新世代モビルスーツシリーズ「セカンドシリーズ」の一機。
緑系の装甲色と釣り目のガンダムフェイス、折れ曲がったV字アンテナが特徴。
名前は「混沌」の意。


異なるシチュエーションに対応・特化するためにMAへの変形機構を内蔵した「セカンドシリーズ」において、多目的のインパルスガンダム・空中戦のセイバーガンダム・陸上戦のガイアガンダム・水中戦のアビスガンダムと開発された中、
このカオスの与えられたシチュエーションは『無重力での空間戦』であった。

このコンセプトに則り、高出力ビーム兵器と空間制圧が可能なミサイル兵器、ドラグーンといった多数の武装を搭載。
空間機動力を持たせるためスラスターの出力も高く、無重力下の宇宙空間戦に比重を置いていながらも地球の重力下でも単独飛行が可能である。
腰部のサイドアーマーは推進剤の貯蔵タンクとなっており、航続距離の延伸も図られている。

可変機構を有しているが、本機のMA形態は他の4機とは異なり手足が展開したままの状態となる。
これは「機動性の向上のため」というより、「内蔵された多数の火器を効果的に運用するため」の形態というべきものである。そのためMA形態でも頭部・胸部バルカンを除くほぼ全ての火砲が使用可能である。

VPS装甲を持つため防御性能も高い。
デュートリオンビームによるエネルギーの遠隔補給機能も備えているが自軍に設備が無いため劇中では飾り同然と化している。


●武装
  • MMI-GAU1717 12.5mmCIWS×4
いわゆる頭部バルカン。

  • MMI-GAU25A 20mmCIWS×2
胸部に設置されたバルカン砲。頭部のものより若干口径が大きい。

  • MA-BAR721 高エネルギービームライフル
インパルスのビームライフルをベースに高機動戦用に改修したモデル。MA時でも使用可能。

  • MA-M941 ヴァジュラビームサーベル×2
アビスを除くセカンドシリーズ全機に装備された新型ビームサーベル。
カオスの場合はMA時でも使用可能。これはMA時も腕部が自由に使えるため。

  • MGX-2235B カリドゥス改複相ビーム砲
アビスの「カリドゥス複相ビーム砲」を高速戦用に改造したもの。背部ユニット先端に付いているためMA時のみ使用可能。
まあ、対空防御変わりに使えないこともないかも・・・?

  • EQFU-5X 機動兵装ポッド×2
 (MA-81R ビーム突撃砲×1)
 (AGM141 ファイヤーフライ誘導ミサイル×12)
背部に装備した本機の象徴と言うべき武装。外見は連合のガンバレルに似ている。
ドラグーン・システムをある程度普遍化し、高出力スラスターによって大気圏内でも使用可能にした優れもの。
ビームカノンと無数のミサイルを内蔵し、高い火力を持つ。

一見万能兵装だが、デメリットも幾つかある。
一つ目が、使用の際に使う量子通信は大量のエネルギーを使うため本体稼働時間が短くなってしまう。連合にデュートリオンビーム送電システムがないので、このデメリットは大きくのしかかる。
二つ目が、この兵装は本体用のスラスターも兼ねていて機動力の要である。そのため、これを本体から切り離すと機動性が大きく落ちる。
三つ目が、大気圏でも使用可能なものの、内蔵兵装も多い上にある程度機能を簡略化しているため、ドラグーンシステムの武装としてはそこまで機動力や旋回性等の優位性が無い点である。一般兵程度ならまず問題無いが、エース級が相手になるとコレで仕留めるのは難しい。
本編で使用を控えていたのは、これらの相乗効果故と思われる。

しかし空間認識能力を持たないパイロットのドラグーン使用はやはり魅力的だったらしく、この装備はレジェンドストライクフリーダムの第二世代型ドラグーンへと発展していった。

  • MA-XM434 ビームクロー×2
膝と爪先が変形・展開した大型クロー。先端からビームを発振して目標を引き裂く。
主にMA時に展開されるがMS形態でも使用出来、両手が武器で塞がっている際の緊急時や不意打ちに使用される。
何気にソードインパルスの「エクスカリバー」を蹴りでへし折っていたり・・・

  • MMI-RG330 巡航機動防盾
 (MMI-GAU2 ピクウス76mm近接防御機関砲×2)
空中戦に考慮した流線型対ビームコーティングシールド。左右に大口径バルカンが内蔵されている。



□劇中の活躍
実戦配備のため、新造艦「ミネルバ」と共にコロニー「アーモリー・ワン」に運ばれコートニーをテストパイロットに試験運用が行われていた。

その後制式配備が決まりコートニーとはまた別のパイロットが選出されるが地球連合軍特殊部隊「ファントム・ペイン」のスティング・オークレーの手により強奪。
ステラのガイア・アウルのアビスと共に、出撃したシンのインパルスを振り切りコロニー外に脱出した。

その後はデブリ帯・インド洋・ダーダネルス海峡と度々、ミネルバ隊を襲撃。空中戦に優れたアスランのセイバーガンダムと互角に渡り合って見せた。
しかしクレタ沖では突如、介入して来たキラフリーダムガンダムに背部ポッドを切り落とされ墜落。

ベルリンではデストロイガンダムの護衛に付き、またもや乱入して来たフリーダムに苦戦しつつもデストロイに近付かせなかった。
だが、アークエンジェルから出撃したムラサメ三機に囲まれてしまい撤退しようとしたところをビームライフルで撃墜され、
挙句の果てに追撃してきたムラサメからビームサーベルでダメ押しの一撃をもらい、更に胴体をブッタ斬られて空中で爆発・四散した。
項目トップの台詞はその直前にスティングが発した一言。
奇しくも自らその持論を体現することとなってしまった。


量産機に撃墜された数少ないガンダムの一機。
同じく呆気なく散ったものの一応主人公にやられるという見せ場があったアビスや、活躍自体は皆無だったもののステラの乗機だったガイアに比べ、かなり印象が薄い。


●関連機体

カオスガンダムの前身となる機体。

名前の通りカオスガンダムの試作機にあたるのMA性能検証機。
そのためよりMAらしい構造になっており、腕が無い代わりに機動兵装ポッドを4つ装備。カリドゥスの位置にはモノアイがある。



□ガンプラ
1/144コレクションシリーズ、HG GUNDAM SEED、1/100で発売。
HGと1/100はMA形態への変形を再現している。

いずれも出来は悪くないのだが、売れ行きはそれほど伸びなかったようで、50円で投げ売りされたものも。
連合の三機のうち1/100キット化したのはカオスのみだが、このことが大きな原因らしい。



□ゲームでの活躍
  • 連ザⅡ
初登場は前作家庭版。コストは450
万能機とも、ドラグーン機とも、可変機とも付かない不思議な感覚の機体。それゆえプレイヤーを選ぶテクニカルな機体。
本機の特徴ポッドはドラグーンとも違った独自のもので、コイツの使い方次第で擬似十字砲火や火力の底上げなど様々な運用が可能。
格闘も他機と同様に使えるN・横・前の他に、発生は遅いが激強判定の特と一通り揃えている。

豊富な手数を持つ反面、逆転性が低いのが欠点。
ただし上手いプレイヤーがやると鬼畜性能
特にラッシュ覚醒でスピード覚醒を捕まえられる

  • GENERATION of C.E.
間合いに穴が無く変形によりビーム・実弾を扱えVPSによる防御力もある中堅ユニット。
一部ステージではスティングがデストロイに乗り換えるため空いたカオスにネオが搭乗したりする。


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