ガンダムアストレイ ゴールドフレーム

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ガンダムアストレイ ゴールドフレーム - (2021/06/10 (木) 00:58:03) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2009/06/14(日) 22:59:42
更新日:2024/04/21 Sun 18:32:33
所要時間:約 12 分で読めます


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まともにダンスを踊れぬ者よ…
フィナーレだ!!!




機動戦士ガンダムSEED ASTRAY』に登場するMS。


型式番号:MBF-P01-Re
全高:17.99m
重量:73.2t
動力機関:バッテリー
所属:宇宙ステーション・アメノミハシラ

武装
  • 75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」×2
  • マガノイクタチ
  • マガノシラホコ×2
■攻盾システム「トリケロス改」
  • 3連装超高速運動体貫徹弾「ランサーダート」
  • 50㎜高エネルギー・ビームライフル
  • ビームサーベル

搭乗者
ロンド・ギナ・サハク
ロンド・ミナ・サハク
カイト・マディガン
リリー・ザヴァリー


モルゲンレーテ社が開発した「アストレイシリーズ」の試作機の一号機、通称「ガンダムアストレイ ゴールドフレーム」を改良した機体。
最初のパイロットであるギナや、開発畑のエリカ・シモンズなどは、試作機の一号機ということで本機を「プロト01」と呼んでいたが、
主人公であるロウにはその見た目(と彼の愛機の「プロト02」に付けた「レッドフレーム」というあだ名)から「ゴールドフレーム」という通称を付けられている。
その経緯から分かるように、少なくとも「ゴールドフレーム」は(開発時点では)本機の正式名称というわけではないのだが、
「ストライクガンダム」等の例と同じく、劇中や商品展開では「ガンダムアストレイ ゴールドフレーム」の名称が使われている。

改修前のゴールドフレームは、ザフト襲撃前のヘリオポリスからの脱出の際、後述の経緯で右腕を喪失した上、
その後のロウ・ギュールの乗るレッドフレームとの戦闘で頭部を損壊。
右腕に続いて頭部も失ったゴールドフレームに新たな右腕と頭部を付け、改修した機体が「ゴールドフレーム天(アマツ)」である。

ちなみに、「ゴールドフレーム」は前述の通り、『SEED ASTRAY』や『DESTINY ASTRAY』の時点では部外者であるロウが付けた本機のあだ名であるためか、
パイロットのロンド姉弟は「ゴールドフレーム」の名称は使わず、改修前同様の「プロト01」(ギナ)か「天」(ミナ)とだけ呼んでいる。



【ガンダムアストレイ ゴールドフレーム天(未完成)】
右腕・頭部を失ったゴールドフレームをモノアイ付きの新しい頭部と、
オーブ近海でストライクに斬り落とされたブリッツの右腕を極秘裏に回収。
それを移植し修復・改良を施した機体(右肩アーマーの上部に赤いラインが追加され、右腕のマニピュレーターの指先が鋭利化されている)。

移植した右腕のみPS装甲となっており、ブリッツの腕から解析されたミラージュコロイドも導入された。
装甲が白から黒に変更されたのはミラージュコロイドを定着させる為であり、機体の印象が大きく変わっている。
なお、攻盾システム「トリケロス」はブリッツのものをそのまま使用している。

「未完成」とついている通り、この時の天の完成度は70%で、調整状態にある。

この形態で出撃したギガフロート攻防戦では、防衛に出てきたロウのレッドフレームと戦闘になるが、
斬りかかってきたレッドのガーベラストレートを見えない右腕で白刃取りしてみせた上、
ミラージュコロイドを展開し、こちらの姿を捉えられないレッドフレームを散々に嬲ったが、劾とブルーフレームの横槍で撃墜までは至らず、
ブルーフレームに海中に引きずり込まれた後は、水中戦用の「スケイルシステム」装備のブルーフレーム及び劾の力量には敵わないと判断してか即座に撤退した。

その後の第3次ビクトリア攻防戦では地球連合軍に協力し、「切り裂きエド」の指揮官として活躍した。


○武装
  • 75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」×2
GAT-Xシリーズにも装備されている頭部バルカン。改修前から存在する装備の一つ。

  • ビームサーベル×2
柄の色が黒色になっていること以外は、改修前と同一。

  • 350mmレールバズーカ「ゲイボルグ」
本来はデュエル用に開発されたリニアキャノン。
銃身にバッテリーが搭載され、砲弾を内部で電磁加速させ撃ち出す。
ヘリオポリス襲撃直前に本機によって持ち逃げされており、本来使用を想定されていたデュエルの手には渡らずに終わった。

ゴールドフレームは他のプロトアストレイと異なり、両腕の掌には連合製MSと共通の武装用コネクタが搭載されているため、
本来デュエル用だった本装備も問題なく使用できる…はずであったが、初使用時は整備不十分だったためにバーストしてしまい、
悪影響を防ぐため、使用した右腕は強制排除され、そのまま投棄された。
その右腕はロウにレッド・ブルーフレーム共々回収され、後に戦闘で右腕をロストしたレッドフレームに移植されている。

  • 攻盾システム「トリケロス」
本来はブリッツの右腕に装備されていた武装。
ストライクとの戦闘で斬り落とされた右腕をゴールドフレームに移植した際、本装備も流用された。








【ガンダムアストレイ ゴールドフレーム天】
宇宙ステーション「アメノミハシラ」に運び込まれ完成した機体。
左肩部の安定翼・ネックガードの追加、更に背部に「マガノイクタチ」「マガノシラホコ」が装備されたことにより全体のイメージが大きく変貌。
マントを纏った吸血鬼のような禍々しさを持つ。

地球連合軍に協力する為、宙域のザフトの艦船を襲撃。迎撃してきたゲイツを含むMS隊相手にミラージュコロイドも駆使して無双し、たった1機で全滅に追い込んだ。
ザフトの救援信号を受け、そこに現れたレッドフレームとの戦闘でも、主武装であるガーベラストレートを事もなく叩き折り、圧倒的な実力差で痛めつけるが、
助太刀に現れたブルーフレームセカンドLからタクティカルアームズを受け取ったレッドフレームの一撃を受けて中破。
その結果を受け入れられないギナは、背中を向けて撤退していくレッドフレームにビームを射かけるが、折られて周辺を漂っていたガーベラストレートの刀身にビームを弾かれ、
最期は半狂乱となったギナの隙を突いたブルーフレームにコクピットをアーマーシュナイダーで貫かれて沈黙した。
その後、ギナの遺体と損壊したゴールドフレーム天はミナの指示で回収された。


○武装
  • 75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」×2
未完成状態と同一。

  • マガノイクタチ
背部に装備された試作非殺兵器。コロイド技術を応用している。
翼状のデバイスを敵機に接触させた後自機を連結し、
敵機内に送り込んだコロイド粒子によってバッテリーを強制的に放電させ自機のエネルギーとして吸収する。

当初は自機の周辺にコロイドを展開し、そのエリアに入った敵機全てのバッテリーを強制的に放電させるはずだった。
ところが、実際に使用すると正常に作動しなかった為、先述のように敵機に直接接触してエネルギーを吸収する仕様に変更された
(後に技術の進歩により触れずとも強制的に放電できるようになった)。
背部に展開することで翼としても機能し、本機に高い機動性を与えている。

マガノイクタチは漢字で「禍ノ生太刀」と記述し、「敵に禍をなし、自らを生かす武器」という意味を持つ。

  • マガノシラホコ×2
マガノイクタチに付属するワイヤーアンカー。
先端がフェイズシフト装甲で出来ている為、通常のシールドなど簡単に貫くことができる。
射出後の軌道コントロールは原則できないが、ロンド姉弟の優れた使用技術があればある程度コントロールすることが可能。


■攻盾システム「トリケロス改」
改造された「トリケロス」。
形状が変更(シールドの縁の鋭利化(これによって実体刃として使えるようになった)など)されていることを除けば、搭載武器は同一。

  • 3連装超高速運動体貫徹弾「ランサーダート」
改造前と同一。
  • 50㎜高エネルギー・ビームライフル/ビームサーベル
サーベルとして使う場合は、ライフルの砲口からビーム刃を形成する。



【ガンダムアストレイ ゴールドフレーム天(完全体)】
本来想定されていた、ゴールドフレームの最終形態。
ブリッツの右腕を解析して得られたミラージュコロイド及びPS装甲を応用し、新規製造されたオリジナルパーツで1から作り上げる予定だった。

しかしギナが出撃を急いだためにブリッツの右腕をそのまま使用することになり、その後の改修でも右腕が外されることはなかったため、
この構想は実現せず、ペーパープランのままに終わっている。
本編に登場した『天』の相違点としては、両腕がブリッツの腕に似た形状(ブリッツの腕とゴールドフレームの腕を足して二で割った感じ)でデザインも統一されている他、
全身にPS装甲が施されている点と、脚部はアンクルガードのみという点が挙げられる。それ以外は天ミナと同一である。



【ガンダムアストレイ ゴールドフレーム天ミナ】
レッドフレーム及びブルーフレームセカンドLとの戦闘によって損傷した天を、アメノミハシラにて修復・改造した機体。
型式番号はMBF-P01-Re2。

死亡したギナに代わり搭乗者がミナになったことと、改修前の天と本機を区別する意味で「天ミナ」と呼ばれる。

天からの主な改修点は脚部及び武装の強化。
当初は修理した天をそのまま用いる予定だったが、修理直後の試運転中に偶然ザフトのリジェネレイトと遭遇し、
ほぼ当て逃げのような形で衝突されて脚部を損傷してしまい、その修復ついでに様々な部分が改修されることとなった。
その脚部は、フレーム機構が露出していた脛部分をブリッツに近い色合いの追加装甲で覆った上、
足首もパイロットのミナが女性であることを意識してかハイヒール状の新型足首ユニットに交換され、よりエレガントな印象となった。

脚部以外の外観にはほとんど変化は無いが、内部構造は相応に手が加えられており、基本性能は改修前の天と比べて30%ほどのアップが見込まれている。
大気圏内を飛行することも可能となっており、『DESTINY』の舞台であるC.E.73年代の最新鋭機とも充分渡り合えるポテンシャルを秘めていて、
劇中では、ストライクフリーダムデスティニー同様にヴォワチュール・リュミエールを搭載しており、トップクラスの機動力を持つデルタアストレイを、
ミナの卓越した操縦技術も相まって一蹴する戦闘能力を見せている。
『DESTINY ASTRAY』でジェスの危機を救うべく、カイトがミナから本機を借りて出撃した際には、
テスタメントが用いる量子コンピュータウィルスに、ミラージュコロイドの粒子を干渉させて相殺するという荒業も披露している。

また、VSアストレイの登場人物であるリリーも負傷したミナの代わりにこの機体に乗った事がある。


余談だが、あまりにも『女王様』然とした外観をしているため、超ドS機体扱いされることも。
この機体を駆るミナが「種版ハマーン様」を地で行く女傑なのも、本機のそういう扱いを加速させている。


○武装
※『天ミナ』改修時に追加された武装のみ記載する。
  • ツムハノタチ
左前腕部に固定された鉤爪。
敵機に引っ掛けてバランスを崩したり自由を奪う際に使用する。
トリケロス改の取り回しの悪さを補う為に装備されたとされる。
名称は八岐大蛇の尾の中から出てきたとされる剣・都牟刈太刀*1に由来。

  • トツカノツルギ×2
左右腰部に装備された実体剣。
レイピアのような細身の剣で、敵機のセンサーや関節部などを狙って使用される。
決して堅牢とは言い難く、斬りつけるような攻撃には向かないが、それでもミナの高い技量をもってすれば、敵機体を行動不能にすることができる。
なお、カイトも本機を借りた際、テスタメントの攻撃をいなしながらこの剣で斬りつけたが、直前でVPS装甲を展開されて弾かれてしまった。
名称はスサノオノミコトが八岐大蛇を退治するのに用いたとされる剣・十束剣に由来。

  • オキツノカガミ
槍のような外見をした、ビームシールドとビームソードの機能を併せ持つマルチウェポン。
左前腕部にツムハノタチと換装される形で装備される。
「天空の宣言」後、ボロボロになっていく機体を見た技術者ユン・セファンによって開発された。
なお、ビームシールド機能には、ロウによってもたらされたハイペリオンの「アルミューレ・リュミエール」の技術が応用されている。
名称は日本の史書である『先代旧事本紀』に登場する十種神宝のひとつ、沖津鏡に由来。


【ガンダムアストレイゴールドフレーム天ハナ】
『天空の皇女』に登場。型式番号はMBF-P01-Re3。
ミナが次期サハク家当主のために前述の天ミナを譲渡した機体。
その際、外見は天ミナの装甲の黒色部分をアストレイ開発当初の白に変更している。その影響か右腕のPS装甲も白になっている。
後継者になった風花・アジャーに与えられたが、彼女のMS操縦技術が拙いため、当主候補だったラス・ウィンスレットがメインパイロットとして、風花はサブパイロットとして搭乗する複座式になっている。


[ガンダムアストレイゴールドフレーム天ミナC]

『天空の皇女』に登場。
天ミナを天ハナとして譲渡したため、新たに製作された天ミナの複製機。
そっくりそのまま複製したわけではなく、両腕をこれまでの天、天ミナの左腕と同じ形で統一させている。
わかりきっているが天完全体とも全く別の機体である。


●ガンプラ
1/100プラモデルで天ミナが発売された。
本体は発売済のレッド・ブルーセカンドと同じだったが、元々1/100のアストレイ素体の出来が良く、
更に新規パーツのバックパックや右腕・足首などの出来も高レベル。
箱や説明書の写真がほぼ無塗装で載せられているほど完成度が高く、かなりのボリュームを誇る。
金メッキとツヤのある黒が神々しい。

また説明書には載せられていないが、ランナーを流用している関係上一部のパーツを組み替えると、天(ギナ)にもできる。
またトリケロスを1/100ブリッツから、バックパックを素ゴールドフレームなどから流用すれば未完成も作れる。
バリエーションを作ろうとすると塗装やスクラッチが必要なレッドやブルーに比べると、非常に素組みモデラーに優しいガンダムである
(素ゴールドフレームの足首はツヤのないダークグレーだがミキシングしても違いが目立ちにくい。それでも気になる人はツヤあり黒で塗装しよう)。

改修前のゴールドフレームも同スケールで発売した。
基本的にフレームを金メッキした通常のアストレイだが、ヘリオポリス脱出時に持ち逃げしたデュエルガンダムのバズーカと、
右腕をパージした状態を再現する肩パーツ(肩接続用のピンがない仕様)が付属する。

2013年、HG GUNDAM SEEDで天ミナが発売。
またミナのHG化発表からしばらくして、同シリーズの天(ギナ)もプレミアムバンダイ限定で発売が決まった。
直前に販売されたレッドフレームらとフレームを共通にしているが、外装は殆ど新規造形。マガノシラホコはワイヤー付きで射出状態を再現でき、マガクノイタチは広い可動域を有した。
肝心の金色部分は黄土色では無いためある程度安心できる。

2018年にはRGで天ミナが発売。
同シリーズのMSインジェクションは金色と黒色でしっかり再現され、右腕のみは灰色になっているなど芸が細かい。
外装はグロスインジェクションが施され、金色フレームも一部色分けがされているので単純に組み上げただけでも優雅な趣を感じさせる。
武装は一通り揃っており、HGでは再現されなかったオキツノカガミの射出やビームシールドなどのエフェクトパーツが付属。色分け不十分だったランサーダートも綺麗に色分けされている。
プレミアムバンダイ限定でゴールドフレーム、天、天ハナが発売。ゴールドフレームはゲイボルグが付属し破損状態の右腕も再現している。

2015年にMETALBUILDで天ミナが発売。
後年には天空の皇女Ver.も発売し、一部武装や左肩形状が独自に変更されている。


●ゲームでの活躍
  • 機動戦士ガンダムSEED 終わらない明日へ
ガンダムSEEDのMSVが多数参戦した本作では勿論参戦。
ただしゴールドフレーム及び天のみで、天ミナは登場していない。

  • 機動戦士ガンダムSEED DESTINY GENERATION of C.E.
こちらでも参戦。天ミナや未完成版天なども登場。
ビクトリア基地攻防戦などで出番が大きく増えた。

SEEDから参戦。
基本的な性能はアストレイ共通だが、マガクノイタチの攻撃は対象のENを吸収するというものになっているので、PS装甲機相手でもある程度渡り合える実力がある。
天以降はミラージュコロイドもアビリティで所持しているが、その性能はシリーズによってマチマチで安定しない。防御面の要として見るにはやや頼りないので、レベルアップして防御にステータス配分しておくと安心する。
CROSSRAYSのDLCでガンダムアストレイ ゴールドフレームアマテラスも参戦。
武装は広範囲と高威力を誇るため、性能のみを追求するのならこれにしておくのが無難。

中間アップデートで天が参戦。コストは2000。
家庭用ではコスト2500の上位互換として天ミナも参戦した。
メイン射撃及び射撃CSは本機の生命線と呼べ、しっかりと弾数管理しないと癖のある他武装に頼らざるを得ないので注意したい。
サブ射撃はマガノシラホコを展開する。射程限界が短い割に至近距離では当たらないという半端な射程を持っているが、視認性の悪さから来る奇襲性能は飛び抜けて高い。
特殊射撃はミラージュコロイド突撃。レバー入れでくの字に軌道を変えるが、最終的にはまっすぐ敵機に突撃するので見られていると透明中とはいえ迎撃が容易いためこちらも奇襲特化。
特殊格闘のマガクノイタチは、参戦機体としては初にして唯一の相手の耐久値を奪って回復する武装。一度で回復できる最大数値に限りはあるが、これを兼ねたコンボか否かで本機の生存性が大幅に変わってくる。
格闘は並より上レベルなものが揃えているが、天の横格闘は2段目が異様に回るのでステップキャンセルをすると取りこぼしをしやすい。天ミナの方は無難に使いやすく、下格闘もオキツノカガミを使用したアンカーなので先手を取りやすくなった。
覚醒技はそれぞれ格闘乱舞だが、中間に耐久値回復を挟む共通点がある。

機動戦士ガンダム Extreme vs. MAXI BOOSTでも続投。
新システムのドライヴは耐久値が一定値減少した後に発動するのだが、マガクノイタチで回復してしまうとドライヴが中断されてしまうというこの機体特有の懸念点が露出した。
その状態で再度ドライヴを行うと中断後からのゲージ配分から再開されるので、これをメリットと捉えるかデメリットと捉えるかは人次第。
武装回転率を上昇させるSドライヴ、ダメージ率を上昇させるFドライヴ共に相性は良好だった。

機動戦士ガンダム Extreme vs. MAXI BOOST ONでも続投。
特殊格闘のブーストゲージ消費が無くなったり、各種武装の補正値やダウン値が減少された結果、今までよりも格段に耐久値回復のチャンスが得られるようになった。

機動戦士ガンダム Extreme vs. 2でも続投。
特殊射撃射撃派生が高弾速のランサーダート射出となり、特殊格闘の弾数が無制限に変更された。他にも中間アップデートで多量の強化点を受けていたが、カットされやすい初動や格闘中の隙が最もネックとなっており、インフレ激しい今作では低コスト故の前衛忌避のジレンマも相まってやりづらい環境に置かれてしまった感は否めない。
一方の天ミナはリリース直後はエクストラ機体全削除のせいで消えていたが、後に再復活を遂げる。基本的な強化点は天を踏襲し2500コストに再編されたのだが、新武装として横特殊格闘の移動しながらマガクノイタチ攻撃をするというのが非常にエグイ性能を有していた。
また特殊射撃中前格闘で強判定のBD格闘が伸びを強化されたまま発動できるようになったのもあり、とにかくいきなり詰め寄ってきてBD格闘で刺されて横特殊格闘で回復されるというムーブが多発。結果、環境最上位というエクストラ機体にあるまじき覇権を手にしてしまった。
余談だが、この時に発売された家庭用EXVSMBONの店頭予約特典として、天ミナが使用できるバナパスカードが付属。屈指の強機体を配布という形で宣伝した公式のやりように、一部のプレイヤーはわざとではないかと勘繰るようになった。

機動戦士ガンダム Extreme vs. 2 X BOOSTでも続投。
天ミナは公式から今更すぎるお仕置きを受け、さすがに環境最上位からは転落。しかしお仕置き内容はそれほど厳しくはないのでやり様次第ではまだまだやれるといった具合。
一方不遇とされてきた天なのだが、前後特殊格闘に落下しつつマガクノイタチを発動する新技が追加。落下テクを持たなかった本機に遂に設置された武装で、ようやく天ミナと明確な差別化ができた。
中間アップデートで上記武装の耐久値回復量が増加し接地判定も追加、覚醒技も初段が外れても格闘入力で接近し二段目以降を発動できるなど追い風が吹きつつある。一世を風靡した前作天ミナのようにはいかないだろうが、それでも他機体と渡り合えるほどの性能を有したのは間違いない。
本作で新規に実装されたR覚醒とは割と相性が良く、突進性能は良くても奇襲性能は微妙だった特殊射撃からの格闘派生がある程度保証されるようになった。
更にEXバーストXの攻撃成功時に耐久値が回復するという特性を利用して、特殊格闘の回復に相乗効果を合わせることが可能になった。コンボ次第ではあるが200以上も回復できる余地はあるので、チャンスを狙ってみるのも悪くは無い。
特に期間限定バトルでBurstXがルール設定されると、単機でBurstリンク効果が発動するので相方に気兼ねせずとも済む。



私の恐ろしさを生きて語るものなど不要だ。この追記と修正の量こそがすべてを語ってくれるのだからな!!

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