登録日:2012/10/31 Wed 07:44:37
更新日:2024/12/20 Fri 21:29:09
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【概要】
仗助達と同じぶどうヶ丘高校に通う高校生で、
億泰と同じクラス。射手座。
1999年2月に
虹村形兆に『弓と矢』で射抜かれ
スタンド使いになっている。
容姿端麗な美少女で、料理上手。
康一が本心から「美味しそう」と言っていた程。
手先も器用で、特に編み物は一晩で複雑な模様のセーターを作り上げ、市場に行って食材を買って手の込んだ料理を作る時間がある程作業も早い。
また、トイレのドアノブを改造したり、
電気椅子を自作する等工作にも秀でている。
「愛している人のものならウンコだろうが鼻汁だろうが平気、気にするのは変」だと言い切る等献身的でもある。
康一に好意を寄せており、
喫茶店に呼び出して思い切って告白した。
初めての経験故に、康一はすぐに返事をしていいものかと迷いを見せるが……
愛しているの!?愛していないの!?さっさと答えてよっ!こんなに言ってるのに!!
その根本的な性格は自分勝手で思い込みが激しく、作中では住居不法侵入、誘拐、軟禁、器物損壊、更に未遂に終わったとはいえ殺人行為も行っており、
目的のためならば手段を択ばない。
他人の都合や事情もまったく斟酌せず、前述の犯罪行為は勿論、赤信号で渡って当然の文句を言われても、「勝手に赤になった信号が悪い」と言い切るほど。
康一曰く「何を言っても無駄」な性格で、エコーズACT1の音を用いた精神攻撃はまったく通用しなかった。
告白の翌日に当番で
理科室清掃をしている彼の元に訪れ、昨日の行いを改めて謝罪し、康一は彼女への認識を改めかけるが、
直後に見せた一晩で作った時季はずれの手編みのセーターと手の込んだ豪華な弁当を見て彼女の異常性を理解。
同じ頃、彼女が起こした殺人未遂事件に遭遇した
仗助と
億泰も彼女に康一を諦めさせようと、
康一の悪評を彼女に聞こえるように喋って幻滅させる作戦を取るが裏目に出てしまい、彼女は康一の家に家宅侵入。
康一を「自分が望む立派な男性」にするべく拉致・監禁し、更に頭に自分のスタンドを埋め込み、逃げ出さないようにする。
だが康一の機転で仗助に電話を掛けさせられ、場所を大まかながら特定される。
自分を出し抜いたことに腹立たしい気持ちはあったものの、康一が自分と同じスタンド使いだったことに喜びを感じる。
が、今まで散々酷い目に会ってきた康一に拒絶されてしまう。
その事に激怒し康一を殺害しようとするが、ACT2に成長した康一のエコーズの前に敗れる。
その後も抵抗を続け、康一の忠告を無視し崖から転落。
下にあった尖った岩肌に突き刺さりそうになってしまうが、エコーズACT2の能力に助けられ、命を救われる。
自分と戦いながらも自分を救う事を考えていた康一の器量の広さに感服し負けを認めるが、
康一への恋は諦めておらず、「相手にされなくても、想っているだけで幸せ」と更に情熱を燃やす。
尚、その当人である康一はぼろ負けしたのに喜んでいる由花子にドン引きしていた。
その後しばらくは出番がなかったが、スタンド使いのエステティシャン、
辻彩の回で登場。
辻のスタンド能力で康一の興味を引くことに成功するも、辻の出した制限を守らなかったことで、
一時は自分の顔が自分の顔でなくなる危機に陥るが、康一の誠実さに感銘を受けた辻により、特例で事無きを得た。
そして、由花子の外見ではなく性格を気に入った康一と、念願の相思相愛の関係に発展している。
仗助は彼女にとって別にどうでもいい存在らしいが、康一抜きで喫茶店で一緒にお茶をする程度には仲はいい。
露伴とはウマが合わず、彼は彼女の事を「プッツン由花子」と心の中で揶揄していた。
それと彼女の人相は、「好きになればなる程相手が逃げていく」らしい。
まあだろうね。
【スタンド】
『ラブ・デラックス』
破壊力-B
スピード-B
射程距離-C
持続力-A
精密動作性-E
成長性-B
自分の髪の毛全てがスタンドという、一体化型のスタンド。
髪を伸ばして対象を掴んだり、対象の頭に植え付けて引っ張る事も出来る。
頭に植え付けられた髪は切断したり削り取ったりすれば『ラブ・デラックス』は効力を失う。衝撃等のダメージを与えると白髪になる(自然回復可能)。
髪の毛による攻撃は能力攻撃の為、スタンドに触れられる。
本体の由花子が激情家かつ恋愛(から来る愛憎)というはっきりとしたトリガーを持っているためか、作中ではかなり大きい東京に住んでいるどこかの社長の避暑別荘を丸々覆い尽くす程の範囲に髪を伸ばすスタンドパワーを見せた。
【ゲームでの活躍】
オールスターバトルでは未参戦だったが、アイズオブヘブン(EOH)から登場。
康一との掛け合いやデュアルヒートアタックを披露。
彼がAct3“3FREEZE”で敵を足止めし、その荷重が掛かった状態のまま髪で掴んで持ち上げてビッタンビタン滅多打ちにする、という彼女らしい破天荒っぷりを見せた。
あの、少なくとも運動神経グンバツの大の大人が身動き取れなくなるくらい重いはずなんですが……
オールスターバトルRにも登場。
康一からイタリアでの顛末を聞いたらしく、カバンを盗ったジョルノは勿論、その上司にあたるブチャラティに対してキレている。
なおジョルノは由花子に若干引きつつも、康一に彼女が居た事に驚いている。
ブチャラティは、一介の女の子がパッショーネの存在を知った上に自身にまでたどり着いたことに驚いていた。
【余談】
- 項目を見れば分かる通り、素晴らしいまでのヤンデレキャラ。
4部が連載されていたのは90年代前半……荒木先生時代先取りしすぎである。
- 4部の後日談を描いた小説『The Book』にも登場。
無論康一との交際は続いており、『ラブ・デラックス』の能力を使い康一の殺人事件の犯人捜しに協力した。
康一にぶつかってきた男子生徒を半殺しにしかける等、病みっぷりは健在。
- 『岸辺露伴は動かない』での再登場以降は、胸元に「由」の字が刻まれているブローチを付けるようになっている。
- 由花子が転落しそうになった岬は、後に「ボヨヨン岬」と呼ばれ杜王町の新名所となる。
康一がACT2の能力で「ボヨヨ~ン」と由花子を弾き飛ばして救ったことから、
「自殺しようとした女性を岬の岩が優しく弾いて命を救った」というエピソードが伝わっている。
- ジョジョにおいて髪の毛を操るという能力は、第1部に登場した黒騎士ブラフォードという先例がある。
そのため、ファンの間では「実はブラフォードはスタンド使いだったのではないか」とか「彼女はブラフォードの子孫なのではないか」といった、
(ネタ混じりの)考察がされることもある。
- アニメ版では、近年仕事を選ばなくなってきた能登麻美子が演じる。
能登氏はかつて「山岸」を演じた身だがあちらとは性格が違いすぎる
尺の都合で康一のセリフがかなりの割合でカットされた一方で由花子のセリフは殆ど切られず、
「ヘナチン」「しょんべんたれ」「チンポコ」などを原作通りに読まされた。能登の家族を解放しろ!
またプッツンした時はわずかに訛りが混ざった声で叫んでいた。
- 映画好きのジョジョファンならピンときたかもしれないが、モデルはスティーブン・キング原作で映画化もされた『ミザリー』に登場するアニー・ウィルクス。主演のキャシー・ベイツはこの役でアカデミー主演女優賞を獲得している。初登場時、康一に激高するシーンなどはこの映画のオマージュである。また、相手に一方的に好意と期待を抱き、応えてもらえないと分かれば殺しにかかるところは共通している。
【名言】
- あたし康一くんのこと好きなんです
- この家を出る時ひと回りもふた回りも成長した自分を鏡で見て…あたしに感謝するわ。「ああ自分にはこの女性が必要なんだ」ってね…
「山岸由花子がいなくてはこれから生きては行けない」ってね
- 愛している人のものなら誰だって ウンコだろうが鼻汁だろうが平気でしょう?気にするのは変だわ!
- 由花子って子供の頃から興奮すると「眼輪筋」がピグピグいってちょっと暴力的な気分になるのよね
- よぐもぉ!くおの!ションベンちびりがぁぁぁぁぁ よぐぼォ!あだじにごんなごどをおおおっプ!
あだしの大切な髪の毛がまっ白になってるわッ!このヘナチン野郎がああー!
- このままこのションベンたれのチンポコひっこぬいてそこから内臓ブチまけてやるわッ!
- 「仕事」なんかより「愛」の方が重いってことわからないの?
- どうして「30分」だけなのよォオオオ~ッ!!
- 消えろクソじじいッ!!じゃましてんのは今のアンタよッ!
- 康一くんの選んだものなら…あたしそれがどんな顔だろうとどんな運勢だろうとそれで満足だわ…それに従えるわ…後悔だってないんだもの…
どうして追記・修正しないのよォオオオ~ッ!!
- もうアニメで出番がないのかと思うと残念だ -- 名無しさん (2016-08-31 22:25:02)
- なんかアニメ版後半だと目立った出番こそないけど、『Great days』のOP映像で仗助達メインキャラと肩を並ぶ扱いされている、最終回での鈴美の成仏シーンで「終わったのね、鈴美さん」と台詞が追加されたり、エピローグで康一とイチャつく場面が描かれたりと地味に原作より扱いが良い。スタッフにファンがいるのかね? -- 名無しさん (2016-12-30 00:04:14)
- ゲームだとあの承太郎にすら噛み付き返す。まるでラーテルみたいな女 -- 名無しさん (2017-02-25 22:21:21)
- 康一を痛めつけた -- 名無しさん (2017-04-27 23:27:39)
- ↑間違えた。康一を叩きのめしたのがバレたら・・・多分吉良の方が無事じゃすまないかもしれない・・・ -- 名無しさん (2017-05-02 23:10:45)
- 実写映画だと(まだ)ラブデラックスも出ないし原作再現は皆無なのに、雰囲気が由花子そのものでスゴ味を感じる。 -- 名無しさん (2017-09-13 10:41:03)
- 実写版のどことない不気味さがいい感じに出てる -- 名無しさん (2018-03-25 15:50:07)
- 編み物とか料理をするときって、スタンド使って一斉にやってたりするから早いんだろうか -- 名無しさん (2018-03-25 16:28:26)
- ↑あーその手があったか。道理で早いわけだ。 -- 名無しさん (2018-04-06 17:23:10)
- eohで吉良の他にジョルノも命の危機に瀕する寸前になりました・・・ -- 名無しさん (2018-04-06 23:50:42)
- 異論がなければ翌日ログ化します -- 名無しさん (2018-08-15 00:02:10)
- ログ化しました -- (名無しさん) 2018-08-17 01:42:48
- 相手が康一じゃなかったら死人出てそうだなぁ。過程はアレだけど、人を見る目は間違っていなかった -- (名無しさん) 2019-04-07 11:41:45
- 誤字直したぞー言って→行って -- (名無しさん) 2019-06-26 11:49:56
- 仗助に眼中はないけど小林・間田・露伴先生とは違って彼の事は嫌ってはいないしね。 -- (名無しさん) 2020-02-17 00:00:30
- かなり印象的なキャラだったのに、康一と両想いになってからはほぼ出番が無くなってしまったのが残念。いやまぁ、確かに彼女にとっての究極の目的は達せられたわけだし、他のスタンド使いと関わり合う必要もないけどさ -- (名無しさん) 2020-03-08 02:45:54
- 集合したシーンで冷や汗かいていたけど杉本鈴美と同い年で女性だからそりゃ怖いよな あの中で狙われるとしたら自分って思うのが普通だし -- (名無しさん) 2021-07-01 00:02:04
- 男を見る目だけは確か。相手が康一で良かった。 -- (名無しさん) 2021-11-23 23:32:54
- 仗助・億泰とカフェで一緒にいたけどこの3人が何を話すかがわからん。康一の話か? -- (名無しさん) 2022-02-27 09:33:34
- オールスターバトルでブラフォードと共演しないかなぁ・・・次回作でもDLCでもいいから -- (名無しさん) 2022-09-10 22:40:00
- 由花子が本筋に本格的に絡んだらどんなストーリーになってたのかそれはそれで気になる いくらプッツン由花子でも女性な訳だからどんな目に遭うかわからんな -- (名無しさん) 2023-01-27 10:03:21
- つべにEOHとASBRの由花子ボイスの比較があったけど、赤崎さんは「愛情と狂気が入り混じったヤバい奴」って感じに対して能登さんは「言動の節々から闇を感じる怖い人」って感じでどちらも由花子って人間を的確に捉えた演技で素晴らしいなと感じた。 -- (名無しさん) 2024-07-14 17:50:45
- アニメOPや扉絵で仗助サイドの人として扱われてるけど、黄金の精神というよりは漆黒の意志よりの人だよね間違いなく -- (名無しさん) 2024-08-14 14:47:16
- 一応は康一と結ばれたけど、結局は成長しないまま終わってるんだよなこの人… この先康一に関わる女の人(大学の同級生とか職場の同僚など)に一々干渉してきそうでかなり心配だわ -- (名無しさん) 2024-09-15 20:38:42
- ↑いや、康一のおかげでかなり成長してたやろ。 -- (名無しさん) 2024-10-23 20:25:34
- 康一の意思を尊重することを学んだから最終的にはいい彼女になれたと思う -- (名無しさん) 2025-02-01 18:38:38
- 康一くんから最初は「恐怖を感じた」や露伴先生との最初の戦いでは「会いたくないけど」とまで言われてたが「シンデレラに憧れる」でラブラブになってからは暴走することもなくなって良かった(アニメのエピローグで康一くんとデートに行ってるし) -- (名無しさん) 2025-02-01 18:44:41
- 実写では打ち切りのためスタンドも出ない顔見せだけで終わってしまった。もし続いていたら話にどう絡んでいたのやら。 -- (名無しさん) 2025-02-01 19:31:27
- ↑本編と変わらず康一誘拐+監禁して最後いい感じになるんじゃない。 -- (名無しさん) 2025-03-27 12:41:52
- ↑7 味方サイドらしいことは結局していなかったしね -- (名無しさん) 2025-03-27 13:22:00
最終更新:2024年12月20日 21:29