登録日:2012/07/20 Fri 18:29:30
更新日:2026/07/19 Sun 15:16:25
所要時間:おれはバカだからよぉ〜約 13 分で読むことをする 約 13 分だけだ 約 13 分で読むッ!
おれはバカだからよぉ~ 心の中に思ったことだけをする
一回だけだ 一回だけ借りを返すッ!
あとは何にもしねえ! 兄貴も手伝わねえ!おめーにも何もしねえ これでおわりだ
グレートだぜ……億泰!
CV:
高木渉(オールスターバトル・TVアニメ版)/齋藤小浪(TVアニメ版:少年時代)
演:新田真剣佑
【目次】
【人物】
年齢15歳(満年齢16歳)。
仗助や
康一と同じぶどうヶ丘高校の1年生だがクラスは違う。
『億』『BILLION』『$』『¥』等の装飾を施した改造学ランを着ている。仗助や
3部の
承太郎が長ランなのに対し彼は短ラン。
東京都出身で、元は実家のある東京の高校に在籍していた(これは兄・形兆も同じ)ようだが、
仗助との戦いの後に別荘である杜王町の館に正式に引っ越し、ぶどうヶ丘高校に転校した。
身長178cm・体重80kgのがっしりとした長身。
絵に描いたようなヤンキーであり、頭の両側面を刈り上げ、銀色に染め上げたヘアスタイルと
三白眼も相まってかなりのコワモテ。
顔の真正面に×の字のような皺(キズ?)がある。
特に外伝小説『
The Book』では地の文で、
「品の悪い面構え」・
「頭の悪い三枚目という印象」・
「知能のかけらもなさそうな顔」・
「狂犬(犬種は土佐犬)を思わせる」・
「は虫類のような目をした」
などと散々な表現をされている。
無論
非モテで、康一が
由花子とくっついてリア充化した時は泣いて悔しがっていた。
(仗助は現在彼女はいない癖に女性にとてもモテるので、そのせいもあるだろう)
某イラストサイトでは「億ちゃんマジ天使」タグが付けられるほど女性人気が高いのは皮肉である…
自他共に認める程頭も悪く(本人曰く物事を深く考えると頭痛を起こすらしい)、
成績は
学校始まって以来の歴史的不毛の大地と例えられるほどで、一時は進級すら危ぶまれていた。
性格は頭に血が上りやすく単細胞。単刀直入に言ってしまえば、バカ。
喜怒哀楽の落差が激しく、感情が昂ぶるとすぐ手が出てしまう乱暴者だが、自身が不幸な半生を送ってきたこともあってか義理人情には篤く、
本質的には気の良い若者で単純故にお人好しな一面もある。強面な面構えに反してけっこう涙もろいところも。
バカではあるが倫理観は真っ当な感覚を持っていて、兄の形兆がしていたことを悪事だとはっきり認識しており、
劇中では悲惨な最期を迎えた形兆の遺体を発見した際にも、その死を悲しみつつ「いつかあんな(酷い)最期を迎えると思っていた」と語り、
吉良吉影と再会した際には「殺人が趣味のブタ野郎がてめーの都合だけしゃべくってんじゃねぇーぞ!」と啖呵を切ってたりと、
人として間違ってはいけない境界線の判断はしっかりとついている。
仗助とは諍いが終わった後は早々に親友になり、仗助曰く「こいつとは気が合う」との事。
学校では仗助・康一と一緒にトリオで行動している事が多く、登下校の時は家が近所な事からか仗助とコンビでいる事が多い。
「スタンド使いは惹かれ合う」という設定もあってか、登下校の最中にスタンド使いと会い、戦いに発展する事もしばしば。
これまで重要な『決断』を全て兄の形兆に頼って生きてきたため、二者択一の状況に追い込まれると脳内がパンクしてしまう優柔不断さを持っており、
理詰めの選択をする前に当人が思案するという行為に耐えきれなくなってしまい、直観的に思ったことを実行しよう悪癖のせいで窮地に追い込まれてしまうことも。
一応戦いの際に、懸念材料に自力で思い当たって悩む程度の思考力はあるので全くの能無しというわけでもないのだが……。
単純に知能が低いと言うよりは、悩み決断することを兄に
丸投げして依存し切ってきた所為で思考における忍耐力が不足している側面は否めず、
こういった点に関しては兄への信頼・尊敬の念と同じくらいコンプレックスを抱いている節がある。
しかし、第4部終盤、生死の境を彷徨った時、形兆の亡霊に対して己の決断を告げ、生への道をつかみ取った。
【スタンド】
|
-
|
ほお~ら寄って来たァ~「瞬間移動」ってやつさあ~っ |
← 空間をけずりとる! ……するとお~っ!
|
スタンド名:『ザ・ハンド(手)』
破壊力 - B
スピード - B
射程距離 - D
持続力 - C
精密動作性 - C
成長性 - C
近距離パワー型。
ロボットを思わせる無機的なデザインの人型スタンドで、億泰の学ランと同じ『$』『¥』のマークがある。
両側面の装甲で目が半分隠されているような顔が印象的。
本体の視野の狭さを暗示していたりして……
メインカラーはブルー、またはブラック。
◆能力
右手に手相のような複雑なモールドが刻印されており、右手で掴んだあらゆる物や事象を空間ごと削り取ることができる。
削られた空間は自然に閉じ、間の削られたものがどこに行くのかは億泰自身にもわからないらしい。
ただ、仗助が『クレイジー・ダイヤモンド』の能力でも戻すことは出来ないと発言しており、実質
完全な消滅といっても良い。
言うなれば
ヴァニラ・アイスの『クリーム』の規模を限定した代わりに汎用性を滅茶苦茶に高めたスタンド能力。
『ガオン!』という空間を削る擬音も共通している。
吉良の放った「接触弾」を起爆させずに消したことから、右手に触れる寸前に消滅している可能性もある。
実際、空間を削る時の軌道表現は手のひらというよりは球体を動かした軌道のように見える。
能力的には体の部位を接触をして能力を発現するタイプの相手の天敵と言っても過言ではない。
『The Book』ではこの能力に対し、「人間が知覚することの困難な、もっと哲学的なもの」「言葉にするなら、それは宇宙そのもの」を削り取り、
この世界から対象を完全消失させているのではないかという考察がされている。
これが事実であれば『ザ・ハンド』が能力を振るうたびに作中の宇宙はすこしサイズを減らしていることになる。
まぁ宇宙は光速をも超える早さで膨張しているらしいから、『ザ・ハンド』で削られた程度のサイズはそれこそ光の早さで修復されているだろうが。
一撃必殺も可能なスタンドだが、近距離パワー型のスタンドではスピードがAではないという時点で無視できない弱点となる。
特に削り取る攻撃は右手でしかできない上に弧を描くモーションなので、能力を知っている相手には見切られてしまいやすい。
そのためスピードや精密動作性で億泰を凌駕すれば『ザ・ハンド』の右手に触れられずに億泰を倒す事も可能である。
ただし、空振りでも空間を削り取ることで互いの距離を詰められるほか遮蔽物も削り取れるし、
何より「一発でも当たれば終わり」「右手を避ける・振らせない以外では防御できない」というプレッシャーも相まって延々逃げ続けることは容易ではない。
その気になれば右手以外(左手や脚)でも勿論攻撃出来る為、フェイントなどを混ぜられて攻撃されたら、余程のスタンドでない限りは凌げない。
長期戦になれば、いつかは疲れたりミスをして直撃を受けてしまうだろう。
仗助にとっては更に削られた部分の治癒・修理も効かず拳で触れる事で効果を発現する事から、能力的にも天敵に当たる。
しかし、仲間となってよく一緒に行動するようになってからは、この対照的な能力が効を奏し、
- 近接の格闘能力に優れる代わりに射程が短く何をするにも拳が触れる事が前提になる仗助
- 精密動作が凡庸で能力の軌道が見切られやすい欠点がある代わりに、仗助が触れる事が危険なものを削り取り相手との距離も無意味にする億泰
と互いの欠点が埋まるベストパートナーとなる。
吉良吉影戦では完全に機能したコンビの前に『キラークイーン』を完封した。
能力の応用として、相手と自分の間の空間を削り、『瞬間移動』が可能。
相手を引き寄せるのか自分が詰めるのかは任意で操作できる模様。
また純粋に削った空間の距離だけ引き寄せるわけではなく、実際には空間が閉じる勢いで加速させているらしく、軽い物体なら慣性でそれ以上の距離を飛ぶこともある。
(この事実を把握していなかった億泰は対仗助戦で植木鉢が顔面と股間に直撃し敗れた)
アニメ版では仗助を
引き寄せてボコる→逃げてもまた引き寄せてボコる→逃げても(ry…
の極悪コンボで仗助をフルボッコにした。
まぁ調子に乗りすぎてその後原作通りに負けたが
また、『レッド・ホット・チリ・ペッパー』戦ではこの空間を削り取っての瞬間移動を用いて、
瞬間移動を繰り返して短い間だけ空を飛ぶ(
ゲームで連続ジャンプで空中移動するようなもの)という応用法を見せている。
…何気に原作よりも使いこなしている気がする。
高い攻撃力と、たとえ空振りしても一瞬で間合いを詰める力から「恐ろしいスタンド」と兄・形兆や仗助に称されている。
破壊力が「B」となっているが、これは
あくまで純粋な格闘によるものであり、
右手で触れたものを確実に消滅させることから、まともに能力をヒットさせればその破壊力は計り知れない。
事実、
吉良吉影の最終決戦においては相性の良さもあったとはいえ、『猫草』+『キラークイーン』の凶悪コンビをあっさり完封したほど。
スタンド名の由来は
アメリカのバンド「ザ・バンド」。
第5部の
ナランチャ共々シンプルなスタンドを使うことから、『バカは思考がシンプルだから、スタンドもシンプルになるのでは?』というファンの考察もある。
もっと極端な例えだが、
ワッカネズミよろしく
ツーマンセルで襲いかかってきたネズミコンビの「ラット」も、
ごくシンプルなロボットのような形状かつ毒針攻撃の弾道もまっすぐに素直な挙動と、とにかく「シンプルさゆえの強力さ」を持つ点からもますますその考察に説得力が増す。
【主な活躍】
当初は兄・形兆の「スタンド能力を発現させる矢」を用いたとある計画に加担しており、
空き家のはずの虹村家に人の気配を感じて好奇心で確認しに来た仗助・康一と敵対。
形兆に「矢」で貫かれ、瀕死状態となった康一を助けようとする仗助とスタンドバトルに発展するが、
前述の頭の悪さを仗助にも割とすぐに見抜かれ、自身のスタンド能力を逆手に取られる形で敗北してしまう。
そして、康一を助け出そうとして虹村家に突入しようとする仗助を出迎えた形兆に「まだ負けてない」と主張して家に飛び込んだが、
その拍子に仗助を不意打ちしようとしていた形兆の攻撃が運悪く自分の顔に当たってしまい、苛立った兄に見捨てられる形で再起不能となりかける。
その後、仗助に「形兆のスタンドの情報を渡せば怪我を治してやる」という取引を持ち掛けられるが、これを拒否。
薄々分かっていた様子の仗助は、その返答を受けて自身の『クレイジー・ダイヤモンド』の拳を動けない億泰の顔面に叩きつける…、
と思いきや、『クレイジー・ダイヤモンド』の拳は当たる寸前に平手となり、億泰はトドメを刺されるのではなく怪我を治癒された。
「何もしていないのに何故助けたのか」と詰め寄った自分に仗助が返したのは、「何も死ぬことはないと思ったから」というシンプルなものであったが、
その心意気に感ずるところがあったのか、億泰は恩を返すために康一を助けようとする仗助を一度だけ手助けし、その後は仗助たちにも形兆にも肩入れしないとした。
形兆が敗れた後は一からやり直そうと兄に持ちかけるも、突如強襲してきた『
レッド・ホット・チリ・ペッパー』から自分を庇う形で形兆は命を落とし、
矢も奪われてしまったことから『形兆の敵討ち』と『奪われた矢の奪回』を果たすため、仗助たちに協力。
使命とは別にプライベートでも大親友になっていき、常日頃から連れ立って行動するようになる。
その『レッド・ホット・チリ・ペッパー』との再戦では、怒りもあって一度は圧倒して相手に死を覚悟させるも、
自身の欠点の一つである優柔不断さが仇となって形勢逆転されてしまい、命こそ取られなかったが結果としては完敗してしまう。
しかし、康一に諭されて『街を護る』・『兄貴を超える』事を心に誓い再起し、仲間達と捜索の末に追い詰めた本体・
音石明を目の前にした際には、
再び二者択一を突き付けて自分を出し抜こうとする音石の策に、悩まされはしたが彼なりに導き出した答えで本体に鉄拳をくらわし見事撃破。
その後は音石の命までは奪わず、さりとて承太郎と共にキツくお灸をすえるというやり方で見事兄の仇を取った。
兄の仇を取って以降も仗助たちと行動を共にし、『スタンド使いは引かれ合う』法則から多くのスタンド使いと遭遇。
スタンドを用いて調理された料理に舌鼓を打ちつつ健康になったり、
スタンド使いの漫画家に焼身自殺させられそうになったりと奇妙な冒険を繰り広げる。
しかし、
あまりに強大なスタンドを有してしまった宿命か、純粋なタイマン戦のバトルでの戦績は芳しくなく、単細胞な性格が災いして相手の術中に簡単にはまってしまう。
一方で仗助とコンビを組んでいる時は仗助が欠点である頭の悪さを補ってくれるのもあって無敗。
能力が攻撃性能だけでなくサポートに活かせるのもあって本人の気質とは裏腹に
誰かの援護に回る戦い方が一番合っていたりする。
もちろん攻撃力そのものも言うまでもなく破壊の権化レベルなのでなおのこと敵陣営から見ると恐ろしいことこの上なく、
それゆえに真っ先に潰そうと狙われがちで普通なら致命傷と言えるレベルであろうダメージを受けることも多々あり、
仗助がいなければそのまま死んでしまうか、一生障害が残りかねないほどの深手を負ってしまうことも珍しくなかった。
尤も、第四部は主人公の仗助が「自分は治せないが、他人ならどんなに致命的な怪我でも、生きていれば瞬時に完全治癒できる」という反則級の回復役でもあるためか、
康一や承太郎なども、仗助が居合わせなければor間に合わなければ死んでしまっていただろうダメージを受けることも何度かあり、
主人公陣営で億泰ばかりが致命的なダメージを受けているということでもない(そもそもの被弾率が主人公陣営で高い傾向なのは事実だが)。
◆光を掴み取った少年
永い追跡劇の果てに杜王町に潜む連続
殺人鬼・
吉良吉影を追い詰め仗助と共に臨戦態勢に入る億泰だったが、
『キラークイーン』と『猫草』の能力を掛け合わせた『空気弾』から偶然にも仗助を庇う形となり、腹部が吹き飛ぶ致命傷を受けて倒れてしまう。
仗助の能力で治療されたものの、億泰はどれだけ身体をゆすられても目を覚ますことはなく、既にその魂は逝ってしまっていた。
その後も仗助は億泰の身体を庇い続けたが、吉良に成り代わられた男・川尻浩作の息子であり、吉良を倒そうとする川尻早人に諭され、
億泰は死んだという事実をなんとか受け容れ、吉良と戦うことを決める。
そして、仗助は満身創痍になりながらも吉良を追い詰め、スタンド同士の直接対決では『キラークイーン』を圧倒するが、
自分が攻撃されたと思った『猫草』の『空気弾』でトドメを防がれ、咄嗟にそれを爆弾に変えた吉良に逆王手をかけられる。
最早仗助にこれを躱す体力はなく、早人も最悪の結末を予期して絶望するが…!
いっつもよぉー、不思議に思うんだぜぇ~
俺のこの『ザ・ハンド』でけずり取ったモノはいったいどこへ行っちまうんだろう?
ってなあ~~
『空気弾』は「まるで隣の空間を削られたかのように」瞬間移動すると、あらぬ方向へ飛んでいった。
その先に居たのは、死んだかと思われていた億泰と『ザ・ハンド』の姿であった。
「ホレッ!」と空気弾を削り取った後、まさかの生還を果たした自身の姿にその場の全員が驚愕する中、億泰はとある『夢』の話を語る。
俺……変な『夢』を見たぜ……
夢の中で暗闇を歩いてるとよぉ~光が見えて……俺の死んだ兄貴に会ったんだ、兄貴の『形兆』さ……
『どこへ行くんだ億泰』…って聞くから俺は『兄貴についていくよ』って……
だって兄貴はいつだって頼りになったし…決断には間違いがねえから安心だからな……
そしたら兄貴は…『お前が決めろ』って言うんだよ……
『億泰…行き先を決めるのはおまえだ』ってな…
俺はちょっと考えてよぉー、『杜王町に行く』って答えたら目が醒めたんだ……
億泰はこの体験を「とても寂しい夢」と称したが、状況から考えればそれはただの夢ではなく臨死体験であり、
親友が亡兄の導きで死の淵から帰ってきたことを悟った仗助は、悪態をつきながらも涙を流してその生還を喜ぶのであった。
億泰が復活するこの一連の流れは、『ジョジョ』シリーズ屈指の涙腺崩壊シーンの一つに数えられており、
第四部以前の『主人公の相棒・友人ポジションのキャラクターは終盤で戦死する』というジンクスが打ち破られた瞬間であると同時に、
『優柔不断で決断力に欠ける億泰が知らないうちに大事な決断を下せるようになっていた』というシリーズで幾度も描かれる『精神の成長』を美しく描いたシーンにもなっている。
こうして復活した直後に親友の窮地を救った億泰は、なおも空気弾を繰り出してこようとする吉良の手から『猫草』を瞬間移動で奪取。
空気弾を使用不可にさせるという大手柄を上げ、吉良を窮地に追い詰めることになる。
掴み取った物を消し去ってしまう少年は、友と過ごすうちに少しずつ成長していき、
生死の境である種のトラウマであった『兄に頼り切りな自分』を乗り越えて『友と過ごす日常』というダイヤモンドよりも眩い『光』を掴み取ることに成功した。
◆その後
最終決戦の後は、吉良から奪取した『猫草』を保護し、父親も合わせて虹村邸で一緒に暮らしていることが語られる。
アニメ版の最終回では、『猫草』がまるで虹村家のペットのごとく、すっかりなじんでいる姿が描かれた。
小説『
The Book』では深夜の図書館内で殺人事件の犯人・蓮見琢馬と戦闘。
惜しくも敗れるが『ザ・ハンド』の強力さや歴戦の経験を経てスタンド使いとして大幅な成長を遂げた雄姿を見せつけている。
当初は琢馬からも軽んじられていたが、戦闘を経てその認識を改めさせ、「尊敬に値する男」と言わしめた。
なお、琢馬のスタンドの名前『ザ・ブック』は、億泰の『ザ・ハンド』を参考にしたもの。
これがタイトルにまで引用されていることを考えれば、億泰は劇中での活躍以上に重要な役回りであったと言えるだろう。
【名言】
- おれはバカだからよぉ~、心の中に思ったことだけをする。一回だけだ、一回だけ借りを返すッ!あとは何にもしねえ!兄貴も手伝わねえ!おめーにも何もしねえ、これでおわりだ
- なんで康一が~ウソだろォーウソだろォーおれだってあんなこと言われたこたねーのに~
- あっ!こりゃたまらん!ヨダレずびっ!~ツウ~よーな味だぜェ~っきっとおお~おお~っ!
- ゥンまああ~いっ こっこれはああ~っこの味わあぁ~っ サッパリとしたチーズにトマトのジューシー部分がからみつくうまさだ!!チーズがトマトを!トマトがチーズをひき立てるッ!「ハーモニー」っつーんですかあ~「味の調和」っつーんですかあ~っ たとえるならサイモンとガーファンクルのデュエット!ウッチャンに対するナンチャン!高森朝雄の原作に対するちばてつやの「あしたのジョー」!……つうーっ感じっスよお~っ
- いや待ちなあーっ あの野郎はよォーッ因縁的によォーッ!!この虹村億泰が仕留めるッ!
- 「兄貴を越える」か……学ばしてもらったよ……「チリ・ペッパー」
- ガーン!ま……また選ぶ決断かよ~ォ どっちだ!?どっちが「本体」だ!チクショー今までおれは兄貴に頼って生きてきたからなぁ~ 決断は苦手なんだよ
- 2度もおちょくんなよッ!この虹村億泰をッ!
- おれはくれるっつーもんは病気以外なら何でももらうかんなーコラァ!
- いいよ……ゆるされなくとも……だがもう遅いんだぜ……スデにてめーは十分!「ザ・ハンド」の射程距離に入ったことに気づいてねーのかよ……
- 殺人が趣味のブタ野郎がてめーの都合だけしゃべくってんじゃねぇーぞこのタコがッ!
- 兄貴は……「おまえが決めろ」って言うんだよ……「億泰……行先を決めるのはおまえだ」ってな……オレはちょっと考えてよぉー 「杜王町に行く」って答えたら目が醒めたんだ……とてもさびしい夢だったよ
【余談】
- 虹村家には第4部時点で5~6年は楽に生活できる貯えがあるらしいが、これは億泰の父親がDIOの部下として活動していた頃の報酬によるものである。
(小説『OVER HEAVEN』によるとホリィが倒れる前後の時期、空条家は虹村父によって監視されていた模様)
虹村一家を地獄に突き落としたのはDIOだが、同時に現在の彼の生活を支えているのもDIOということになる。業の深い話である。
- ガタイは良いが、トニオの見立てでは腸壁が荒れ下痢気味、睡眠不足に加え右足に水虫、虫歯2本、左肩の肩こりと結構不健康&不摂生。
やはり親父の世話だとかで心労が多いのだろうか?
- 直情的な主人公の相棒的ポジションということで一見第3部のポルナレフとの相似を思わせるが、
独立心旺盛で即断即決・常に最短ルートを突き進むポルナレフとは実は真逆のパーソナリティの持ち主だったりする。
しかし、初期の仗助との『親友同士なんだけど頭の悪さから実はちょっぴり見下されている』描写は、
どことなく花京院&ポルナレフのやりとりに似たものを感じる。
- 元はお坊ちゃん育ち故か、味覚は甘党であり、カレーライスは「バーモントカレー」の甘口しか食べられず、寿司のワサビもダメ。
トニオの作る唐辛子入りパスタも初めは辛すぎて食べられず難色を示した(結局食べたうえで味に目覚めたが)他、
憂鬱な月曜の朝にはストロベリー&チョコチップアイスを舐めながら登校するのが心の慰めと語っている。
また、幕の内弁当のドリンクにミルクティーを選んだり、自販機でカルピスウォーターを買おうとするなどミルキーな飲み物が好きらしい。
しかしプリンはトニオさんから出された時に子どもが食べるモノだと話している(結局食って感激したが)。ちなみに東京生まれ東京育ちなので、トンカツにはソース派。
- 経済観念は割としっかりしており、大金を手に入れても真っ先に『貯金する』という発想に到っている。
しかし、重ちーの集めた小銭をこっそりネコババしようとしたり、
宝くじのような仗助曰く『セコイ博打』が好きだったりと単にケチくさいだけなのかもしれない。
本人も『くれるっていうなら病気以外なら何でももらう』と涙目で叫ぶほどである。
この信条は第7部で主人公ジャイロ・ツェペリも宣言している。
- ジョジョ展のCMに仗助、康一とともに出演。
ジョジョリオン(ウルトラジャンプ)を夢中で読む姿が描かれた。
ちなみに上記の通りCV:高木渉。ファンからは前々から「億康の声は高木さんか千葉繁さんしか有り得ない」と言われただけに、この配役は絶賛された。
ゲーム・アニメでも高木氏が続投している。特にアニメ版では仗助を始めとした大半の声優が交代した中続投を果たした。
余談だが実写版の俳優である新田真剣佑もはまり役と評判であり、演者に異常に恵まれている。
2度も追記・修正すんなよッ!この虹村億泰の記事をッ!
- コメント欄が長くなってきたのでリセットしました -- 名無しさん (2017-01-31 22:12:41)
- アニメといい実写版といい、キャスト・演出に恵まれてると思う。 -- 名無しさん (2017-08-05 20:31:23)
- 仗助との対比が好き(腐ってる意味じゃなくて)「治すスタンド」と「消すスタンド」ていう感じが -- 名無しさん (2017-08-14 18:05:55)
- ぶっちゃけめっちゃ強いよね -- 名無しさん (2017-08-14 18:21:56)
- こういう消滅系能力って大体敵が多いのに珍しい味方 -- 名無しさん (2017-08-28 20:53:02)
- こんなに上手い折りたたみの使い方を見たのは初めてだ -- 名無しさん (2017-12-26 13:43:11)
- 億泰が物理学とか勉強して時空間の仕組みを知ったら、ザ・ハンドの空間を削り取る能力が無くなったりして。承太郎がDIOの能力から「時を止める」ことを認識して実際に止められるようになったのとは逆の具合で。 -- 名無しさん (2018-05-22 13:02:18)
- 個人的には「決断を兄貴に頼ってきたので自分で判断するのは苦手」というところにものすごく共感してしまう -- 名無しさん (2019-02-04 19:55:32)
- 食レポがうまい -- 名無しさん (2019-08-08 16:24:12)
- 能力だけで言えば億泰だけで吉良を完封しちまうほどのチート能力だよな・・・爆発物もシアハもガオンで消滅、スピードも互角クラスにあるから喧嘩慣れしてる億泰に吉良が有利取れるとは思えんし、そもそもガオンが強力過ぎて迂闊に近寄れないだろうしな -- 名無しさん (2019-10-18 23:33:27)
- 億泰が「バカ」、無惨様が「アホ」というカテゴリ分けは、言葉の定義として面白い。(億泰は考え抜くことが苦手だが、最終的決定自体は周囲の協力もあってまっとう。一方、無惨様は考えに考え抜く割に、最終的解答が大外れしている) -- 名無しさん (2019-10-19 00:02:58)
- 億泰の頭の両サイドは別に染めてないと思う。あれは刈り上げてるっていうのを記号的にわかりやすく塗り分けてるだけでは? -- 名無しさん (2020-04-23 17:02:41)
- 削り取る能力だけど生物自体を削り取ったことはない 「だったら対象を引き寄せるだけの能力でよかったんじゃ?」とか思ってたらラストで空気弾を削り取り消滅させる快挙を達成させるというね -- 名無しさん (2020-11-03 07:55:37)
- あれ、折りたたみじゃなくしたんだ -- 名無しさん (2020-11-03 08:06:41)
- 「間を削り取る事で引き寄せる」からこそ折りたたみになってたのに、ただスクロールするだけとか無意味すぎるので修正した -- 名無しさん (2020-12-25 08:02:27)
- ↑ GJ -- 名無しさん (2020-12-25 08:58:25)
- アイスは好きなのにプリンは嫌いなのかァ~~~~!? -- 名無しさん (2021-01-25 19:02:42)
- 「思考における忍耐力」っていう記述に膝を打った。そう、考えて決定するって忍耐がいる作業なんだよね。 -- 名無しさん (2022-01-06 20:10:11)
- ↑考えるのがめんどくさくなって判断が雑になるってよくあるからね… -- 名無しさん (2022-05-04 19:30:36)
- 自炊してることが判明してるためか、二次創作では料理上手に描かれることが多いよな。料理SSの主役になったり、『一巡しなかった世界』の杜王町で日本料理屋を開いてたり -- 名無しさん (2022-06-11 23:33:51)
- トニオの店に行った話を読んで思ったけど、億泰って飲食の仕方が上品だよね -- 名無しさん (2022-10-29 21:38:25)
- 吉良の能力を限りなく完封できるのが吉良が一番格下に見ていたであろう億泰だったというのが皮肉だよなぁ -- 名無しさん (2023-05-04 22:03:47)
- 雑に強いを体現したような存在だよね。仗助は能力を喰らわずに済んだけど、髪型を馬鹿にされて突進モードになってたらどうなっていたか… 考えるだけでも恐ろしいわ -- 名無しさん (2023-05-04 22:11:21)
- バカな上に戦績も悪く、おまけにビジュアルもイケメンとは言い難いのに嫌われるどころか寧ろ愛されてるのが本当に凄いよな。こういうのを見てるとなんだかんだ荒木先生のキャラの魅せ方って上手いんだなって感じる -- 名無しさん (2023-07-20 13:10:01)
- ↑直接的な勝利は収めてないけど、重ちーや吉良戦とかでナイスアイストをしてるから全くの役立たずってわけじゃなかったし、バカという欠点も愛嬌の良さに繋がってる一面があったのがでかいと思う。 -- 名無しさん (2023-09-05 13:05:16)
- 億泰を見ると、億泰の人を思い出して愛されてるなと思わざるをえない -- 名無しさん (2023-11-14 23:54:29)
- 初見殺しとしては最強クラスだから、それで勝てるなら頭使わなくても何ら問題ないスタンド。しかし、仗助みたく感が良かったり、能力がバレてる場合は頭使わないときついスタンドなのが面白い塩梅。 -- 名無しさん (2023-12-26 22:30:52)
- 能力自体は最強クラスだけど、初戦のように敵を引きつけるつもりが、余計なものまで引き寄せてしまうリスクもあるから危険物が周りにある場所では迂闊に腕を触れないのが辛いとこやな -- 名無しさん (2024-02-04 07:29:18)
- めっちゃ強面だし粗暴だから話しかけるハードルは高いけど、一度仲良くなっちゃえばすごく楽しそうだよな億泰 -- 名無しさん (2024-04-12 12:53:40)
- 上にもあるようにキャラ的にはポルナレフに似てるが、相性のいい相手と組むと凄い実力を発揮するナンバー2という点ではホル・ホースの要素もあると思う。 -- 名無しさん (2024-05-06 14:32:41)
- ザ・ハンドの右手が当たればほぼ勝利、外れても瞬間移動で間合いを詰めれるのが強すぎる(本体の頭の出来で強さのバランスが取れてるけど) -- 名無しさん (2024-08-28 20:00:12)
- 本人の出来の良さとスタンドの強さが反比例するっていうのは、ダービー兄弟もそうだよな。後の部ではあんまり意識されてない印象があるけど、3~4部の時期は所々意識して描かれている印象 -- 名無しさん (2024-09-20 08:38:59)
- ↑同じ頭が悪い(と本人が思ってる、実際は機転が利く)キャラだと第5部のナランチャもですね。 -- 名無しさん (2025-03-20 18:21:58)
- シーザーや花京院みたいに初期から登場していても容赦なく死ぬキャラもそれなりにいる中で、億泰は一度死にかけた上でドラマチックな展開で蘇らせてもらえた辺り重ちーの二の舞を作りたくなかったか、それなりに億泰のことを気に入ってた感じはありそうだよな -- 名無しさん (2025-05-14 13:01:49)
- 仗助の優しさゆえってのも大きいと思う、兄貴との会話が目立つけど、仗助が早人にもう死んでるから見捨てろって言われても断り続けて、全力で治療して守り続けたからこそ、その優しさが大逆転に繋がるって展開だし。最初に祖父に同じ事やった時は報われなかったけど今度は報われた -- 名無しさん (2026-01-31 15:52:53)
- 「爆破すら上回る修復力のクレD」や「爆破する時間すら与えないスタプラ」も十分に脅威だけど、「爆弾そのものを消し去る」という究極のマジレスができるザ・ハンドも十分にキラークイーンのメタだったというね -- 名無しさん (2026-06-25 13:25:22)
最終更新:2026年07月19日 15:16