ラビドリードッグ(AT)

登録日:2012/06/29 Fri 10:34:35
更新日:2020/03/25 Wed 23:40:26
所要時間:約 6 分で読めます





※推奨BGM:炎のさだめ


予告


宇宙でたった一人その資格を持つ男が、座標を定めて走り始めた。


生まれながらのPS、異能者、神の子。


バララント、ギルガメス、アストラギウスの絶対支配。


壮烈な決意が、自らを加速させる。


全てをこの手に。


次回、『乱雲』


もう止められる者はいない。








任務を忘れるな。お前達は俺一人を生かす為に戦えばいい!





ラビドリードッグ


型式番号:XATH-02-DT
開発:秘密結社
所属:秘密結社
   メルキア
   マーティアル
分類:ヘビィ級
全高(降着時):4.137m(2.434m)
乾燥重量:7.193t
装甲厚:6 - 14mm
巡航走行速度:62.0km/h
限界走行速度:108.0km/h
最大出力:418馬力
最大トルク:180kg/m
PR液総量(予備):200リットル(120リットル)
標準液交換時間:162時間



ワイズマンの天体プラントで開発されていたストライクドッグの発展・量産型。
キリコが乗った唯一の専用機で、TV本編最後の搭乗アーマードトルーパー(AT)である。

ペイロードとピークレベルの関係で短時間戦闘ではストライクドッグに劣るが、PR液の容量が増加されて機動性や武装が強化され、継戦能力や長時間戦闘での総合能力は上回る。


この機体の特徴として、カメラはターレットレンズに戻っていることが挙げられる。
しかし標準ズームレンズが角形の防弾板で補強されて赤外線精密レンズが2基から1基になり、頭部センサーの構造が単純且つ頑丈になっている。


劇中の機体は砂漠だらけのクエントで使用する為の砂漠戦仕様で、脚部にはサンドトリッパー(履帯型砂漠用走行装置)を装備していた。

開発元の秘密結社の他、政治的な問題もあって短い期間ではあったがメルキア軍やマーティアルなどでも生産・使用した。


ちなみにラビドリードッグとは“狂犬”という意味。
自身を後継者に選んだワイズマン、即ち『 神を殺した噛み殺した 』というキリコのキャラクターに掛けた一種の洒落らしい。




武装


◆アームパンチ
ストライクドッグと同じ理由で右腕にのみ装備。
劇中ではマウントからの3連発で遺跡の奥まで喰い付いてきたスコープドッグを叩き潰していた。


◆アイアンクロー
ストライクドッグのものの強化型。更に威力を増している。


◆11mm内蔵機関銃
やはりアイアンクローに内蔵されている。


◆X-SAT-06 ハンディソリッドシューター
片腕での取り回しを考慮して小型のライフル型になっているが、威力は変わらない。


◆爆雷投下装置
背部のミッションパックに内蔵されている装置。
その威力は凄まじく、AT数機をまとめて木っ端微塵に出来る。


この他にもベルゼルガDTの専用ライフルを奪って使用している。




派生機


◆ラビドリードッグ(メルキア軍仕様)
型式番号:ATH-12

メルキア軍が特殊部隊用に制式採用した物。色は他のメルキア軍所属AT同様に薄紫。
制式採用にあたってメルキア軍が独自に型式番号を付けている。
量産化にあたって一般兵でも操縦出来るようにデチューンされているが、基本的な仕様は変わらないようだ。

TRPG版のルールブックによるとクエント事変後に崩壊したワイズマンステーションを調査したギルガメスの調査隊がラビドリードッグの生産データと設備を発見、量産したとされる。
太田出版「ボトムズ・アライブ」ではグラントリードッグ強奪直後に開発局を素通りする形で認可され、僅か3年弱で生産が突然打ち切られたとされる。
どうやら不可侵宙域に放置されたワイズマンステーションの生産プラントをそのまま利用していたのをバララントに咎められたかららしいが、マーティアルがラビドリードッグを使っているあたりマーティアルの差し金であった可能性は否定出来ない。

ちなみに、生産コストはグラントリードッグの2/3で、性能のわりに低コストの機体だったらしい。



◆フィアズリードッグ
型式番号:ATH-12-SNC

PSゲーム『鋼鉄の軍勢』に登場したラビドリードッグの雪原仕様。
各所に耐寒処理が施されているが、機動性は良好なまま保たれた。
メルキア軍以外にもマーティアルが防衛用に使用している。



◆ラビドリードッグ Type-S
型式番号:ATH-02-DTC

パチスロ版の為に大河原先生が描き卸した派生機。
左手が普通の腕になり、アイアンクローが折り畳み式となった。
また、ミッションパックの爆雷投下装置がより大型の投射式に改められ、ハンドグレネードランチャーのマガジンを6つマウント出来る。
ハンディソリッドシューターとサンドトリッパーも新たな物に変更されている。




主な活躍


TV版『装甲騎兵ボトムズ』第50話から52話(最終回)に登場。

50話では顔見せ程度の出番だが、続く51話ではワイズマンとその下に向かうキリコを抹殺するべく手を結んだギルガメスとバララント数千にも及ぶATの大軍団を突破する為にたった十数機のツヴァークを率いて突撃する

部下が奮戦虚しく撃破される中、鬼神の如き強さを発揮して大軍を突破、たった一人になったが遂にワイズマンの待つ古代クエントの遺跡に辿り着いた。

追ってきたフィアナをも退けて再び神の元へ向かうが、ダメージの蓄積でとうとう歩くことさえ出来なくなり、あっさりと乗り捨てられた。
その後はクエントの自爆に巻き込まれて消滅したと思われる。


OVA『ビッグバトル』ではメルキア軍仕様が複数登場。
ア・コバの街に密かに築いた拠点を警備していたが、技術将校カルマン・トムスを狙ったバララント製PSラダァ・ニーバの駆るATエクルビスには全く歯が立たず、あっさりと全滅した。

狂犬どころかかませ犬。
結局のところ、キリコやPSが乗らなければ鉄の棺桶に過ぎない訳である。




スパロボでの活躍


第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇』にて登場。
寺田Pによればスポット参戦の予定だったらしいが、スタッフに熱烈なファンがいたので無事味方でも使用出来る様になったらしい。

キリコの最終搭乗機だけあって演出・グラフィック共に気合いが入りまくっている。

敵となるのは原作通りだが、グラフィックは味方版の反転とかそんな手抜きは無くしっかりと描き卸され、最強武器も味方時のアサルト・コンバットの代わりにツヴァーク部隊を召喚して攻撃する“AT部隊総攻撃”となる。
スタッフには全く脱帽せざるを得ない。
というか武装のひとつひとつのモーションが全然違う。
敵の時は全体的に硬い動きなのだが、味方になった途端に「もう遠慮はいらない」と言わんばかりにガンガン動く。
空中からクローを使った際には降着状態のままダッシュといった変態機動も披露。愛に溢れすぎている。
挙句の果てに敵版のハンドソリッドシューターは一発当てた後、もう一発をわざと外すというキリコの本心を演出化している。
正に脱帽。(味方時?当たり前のように全弾当てます)

アサルト・コンバットの攻撃力はキリコ専用機としては最も高く、さらに必要気力も最も低い。
また、ハンディソリッドシューターが地味に優秀で攻撃力そのものはターボカスタムの同位置の武器に当たるミサイルランチャーより低く、射程も1短いが、
弾数が倍以上あるため、反撃戦法にも向いている。
一方でP武器の射程はやや短く、マシンガンがないのでストライククローでしのぐ事になるが、キリコの格闘がやや低めなのが難点(それでもクローの攻撃力自体は高いので格闘を補強すると手に負えなくなるが)。
地形適応も陸Sのターボカスタムと比較すると陸Aではあるが、キリコ機はアダプター系を付ける事が多いと思われるのでSアダプター一発で解決する。

ちなみに原作と違ってブラッドサッカーやモビルドールを率いているのでツヴァークの出番はラビタコの“AT部隊総攻撃”の演出中だけ。
まあ、鉄でさえない強化樹脂の棺桶でZEXISに挑むなんて自殺願望もいい所なのだが。

第3次Z時獄篇では、ビッグ・バトル参戦とTV版継続参戦により、メルキア軍仕様が登場し、キリコ機もどこかで手に入るだろうと予想したプレイヤーも多かったと思われるが、
まさかの完全リストラ。どうしてこうなった…




その他のゲームでの活躍


クエント編より使用可能。
ゲーム中にはメルキア軍仕様も登場する。
メルキア仕様は武装がスコープドッグのGAT-22ヘビーマシンガンに変更されており、クセの無い扱い易い機体になっている。

主人公とマッチメーカー ジオ・コーツに復讐を誓う酒好きのAT乗り、クレガー・ハミルトンの乗機。
クレガーは対戦の勝敗に関わらず発狂する。

そしてジオは「親友のこんな姿は見てられない…。」と主人公にとどめを刺すように願い出る。
その後、ジオは形見となったラビドリードッグを己の罪の証として、主人公に使って欲しいと持って来る。




※推奨BGM:炎のさだめ


予告



死にかけた神が呼んでいる。


全宇宙を敵にしても、我がWikiへ来るべし。


我は与えん、無限なる追記を。


我は伝えん、3000年の修正を。


冥殿なる者の壮大な誘惑。


オタたる者の壮絶なる決意。


いまアニヲタWikiに、最後の追記・修正が始まる。


次回、『修羅』



全てを得るか、地獄に堕ちるか。



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