スコープドッグ

登録日:2011/08/18(木) 13:27:35
更新日:2019/11/16 Sat 22:07:06
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装甲騎兵ボトムズに登場するアーマードトルーパー(AT)の一機種。分類はミッド級。
機体色はギルガメス軍標準機は緑(一部象牙色)でメルキア軍精鋭部隊は紫。

ギルガメス軍制式AT。
もういい加減旧式機なので性能的に特筆するところは無いのだが、高すぎる汎用性・拡張性・信頼性を誇り、
様々な武装・アタッチメントを取り付ける事が可能で、本体に多少の現地改造を施せばあらゆる戦場や作戦に投入する事が出来る。

ギルガメス軍には優れた工業製品として高く評価されており数千万台が生産されたと言われている。
性能そのものは流石に後発機には劣るがあまりに本機が浸透し過ぎている事やその信頼性が他の追従を許さないレベルである事などから、
ロールアウトから50年以上経ても主力機の座を守り続けている。

この機体が開発されてしまったことこそが人類の不幸である(戦争が長引いた)とまで言われるほどの傑作機である。

ボトムズシリーズでは主人公のキリコ・キュービィー始め多くの人物が愛用し、
OP映像でも大きく取り上げられる事からシリーズの顔であり、
「主役機」が存在しえないボトムズにおける事実上の「主役機」であるとも言われている。

◆武装・アタッチメント 
◇アームパンチ
殆どのATに搭載されている白兵戦用装備。炸薬で腕を射出し打撃を与える。元々パイルバンカーはこれの代替として設定されていた。

◇ヘヴィマシンガン
アサルトライフルでATの標準火器。右側面に120発入り大型弾倉が付いておりバレル上にはグレネード発射機が存在する。
液体火薬によるケースレス弾を使用しているとされるがこれは後付設定であり、作品によっては排夾が確認される場合もある。


◇ペンタトルーパー
様々な弾頭を発射可能な大口径ハンドガン。装弾数は6発のみだが軽量……と設定されているが本編内ではそれ以上の発射ジーンがありウド編の終盤ではサブマシンガンのように乱射しているシーンもあり、実質形骸化した設定とも取れる。弾丸の描写も1話では光弾のように描かれているが、それ以降はヘヴィマシンガンと殆ど変わらぬ描写になっている。ある種ボトムズ屈指の、謎兵器である
ソリッドシューター
バズーカ型火器。装弾数は8発。後付設定でリニアガンとされるがロケット弾と思しき描写も存在する。
大型弾倉を装備し装弾数を32発まで伸ばした改良型もある。

◇ロッグガン 
エネルギー弾を発射する大型火器。威力は最大級だがチャージに時間がかかる。主に対艦攻撃に用いられる。


◆バリエーション 
多数存在する為主に映像作品に出てきた物を取り上げる 

◇レッドショルダーカスタム
◇ターボカスタム
レッドショルダーの項目参照


◇ストロングバック(カ)ス
◇パープルベアー 
バトリング用のカスタム機。前者は装甲を厚くし、後者は逆に装甲を薄くして運動性を向上させている。
後に設定が変更され軍用のカスタム機として存在している事になった。スパロボでは何故かパープルベアーだけハブられた

◇ブルーティッシュドッグ
パーフェクトソルジャー(PS)専用機。
内部系統を中心に限界までチューンされており、通常のスコープドッグとは一線を画す性能を誇る。右腕に複合武装ガトリングクローを装備する。
ブルーティッシュとは「凶暴・残忍」の意

◇マーシィドッグ
湿地戦仕様。エアバージ(浮き袋)とハイドロジェットにより水上航行が可能だが水中潜航は想定しておらず防水処理は下半身のみ。
ダイビングビートル採用以前のアッセンブルEX-10の主力機であり、キリコ機は乗り慣れたドッグ系への搭乗を希望したキリコの為にゴウトが用意したもの。
これとは別に『Case;IRVINE』には脚部にスワンピークラッグ(かんじき)を装備した同用途のスワンプドッグが登場している(軍制式機はスワンプでマーシィは現地改造機扱い)。

◇スコープドッグⅡ(スペース・アサルト)
宇宙空間での性能を向上させたタイプ。ポリマーリンゲル液やコンピューターを換装しているが見た目はカラーリング以外差は無い。
キリコとフィアナが乗り込んだ「戦艦X」に多数搭載されていた。

◇ライト・スコープドッグ
スコープドッグの装甲を極限まで削りグライディングホイールを追加した高機動カスタム機。
『ビッグバトル』にてエクルビスの運動性に対抗すべくキリコが搭乗。
キリコ機はエクルビスのパイロットでレッドショルダーを憎むラダァ・ニーヴァへの心理効果を狙ってか右肩が赤く染めてある。
機甲猟兵メロウリンクにも標的の一人ヌメリコフの乗機として登場。こちらは腕に布が巻かれターレットレンズが2基となっており、ガトリングガンを武器とする。

◇ベルゼルガ・イミテイト
ベルゼルガを模した改造機。ビッグバトルでル・シャッコが使用。各部に装甲が追加されている。
◇フォックススペシャル 
メロウリンクの標的の一人『メルキアの銀狐』ことギャルビン・フォックスが駆るバトリング用カスタム機。
全身銀色に磨き上げられ右腕が大型化。右肩が突き出ている。また両腕にアームシールドと呼ばれる追加装甲が装備されている。
倒した相手を引きずり出して右腕で握り潰す戦闘スタイルを取る。


◇ライアットドッグ 
憲兵・軍警用のカスタム機。対人戦を想定しレンズ保護のバイザーや投光機、シールドを装備している。

◇バウンティドッグ
山岳戦仕様。登坂・高所移動用のワイヤーウインチを装備している他ターンピックが増設されており不整地踏破能力が向上している。
指揮官機はターレットレンズが4基となっている。

◇バーグラリードッグ
強襲用のカスタム機。各部に武装が追加され左肩には折り畳み式長距離砲ドロッパーズフォールディングガンを装備している。
脚部には不整地踏破用のソリ「トランブルリガー」が追加されている。
『孤影再び』には細部の形状が異なる黒い稲妻旅団仕様の機体も登場している。
◇ドッグ・ザ・ダーク
◇ブラッディドッグ
『Case;IRVINE』に登場したバトリング用のカスタム機だが厳密にはスコープドッグの派生機であるラピッドドッグの改造機。
前者はアービン・レスター、後者はペイガンがそれぞれ搭乗する。
どちらもパイロットの信条や戦い方が見た目や装備に反映されている。



◇スペンディングウルフ 
バリエーションでは無いが便宜上こちらに置く。
スコープドッグの直接の原型となった機体。
性能的にはスコープドッグと差は無いが特筆すべきは生命維持装置や自動消火装置と言ったパイロットの人命を保護する装備が搭載されている点。
これに裏打ちされた任務達成率と生還率の高さから『送り狼』として現場からは高い評価を得ていた。
が、その分コストが高騰したので軍上層部は性能はほぼ同じでコスト削減の為人命保護用装備を悉くオミット、または簡略化したスコープドッグの採用を決定した。


スコープドッグのドッグ(犬)とはウルフ(狼)に劣る、という皮肉であるとの説がある



◆余談

ファンからの通称はスコタコ。タコの由来は頭部がタコを連想させるから(ターボカスタムの略称という異説あり)。
模型雑誌でもオラタコ選手権などタコ扱いが半ば公式化している。名前は犬なのに……。

ある鍛冶造形作家が1/1スケールの本機を製作した事がある。
その機体は左腕にガトリングクローが装備されておりブルーティッシュカスタムと呼ばれている。




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