マドルチェ(遊戯王OCG)

登録日:2012/04/11(水) 19:49:10
更新日:2025/04/06 Sun 11:11:03
所要時間:約 18 分で読めます







お菓子な世界の『マドルチェ』はいかが?




マドルチェとは『RETURN OF THE DUELIST』で登場した遊戯王OCGのカテゴリ。
属性は全て地属性で統一されており、その全てがお菓子をモチーフにしている。

今までの遊戯王には珍しい、全体的に甘美で夢想的な可愛さがあるイラストが特徴的。

抽象的な表現になってしまうが、『萌え』と言うよりも『お人形』に近い可愛さと言える。
「絵本の世界の住人」と言えば伝わるだろうか。

ちなみに彼らは生命体ではなく、魔法で命を吹き込まれた人形たちである(ゆえに「魔導人形の夜」というカードが存在)。


メインデッキに入るモンスターは全て、被破壊時に墓地へ送らずデッキに戻す共通効果を持ち、墓地にモンスターが溜まりにくい性質を持つ。

由来は「魔法」とイタリア語で「優しい、甘い」を意味する「ドルチェ」の合成。


「マドルチェ」モンスター

上級モンスターは《マドルチェ・プディンセス》のみ。
下級モンスターははレベル4の人型マドルチェと、レベル3の動物型マドルチェで構成される。

マドルチェ・プディンセス

効果モンスター
星5/地属性/天使族/攻1000/守1000
(1):自分の墓地にモンスターが存在しない場合、
このカードの攻撃力・守備力は800アップする。
(2):このカードが相手モンスターと戦闘を行ったダメージ計算後に、
相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
その相手のカードを破壊する。
(3):このカードが相手によって破壊され墓地へ送られた場合に発動する。
このカードをデッキに戻す。
マドルチェのお姫様で、モチーフはプディング+プリンセス。
マドルチェ関連のカードのイラストによく登場しているところからするに、おそらく「マドルチェ」は彼女を主人公とした物語なのだろう。

評価としては端的に言えば「弱い」の一言。具体的には、個別項目でボロクソに言われるくらい弱い。
なのだが、《マドルチェ・プディンセス》の存在を前提としたカードがいくつもあるため【マドルチェ】を組むなら採用必須となる。

また、わざわざ攻撃する手間が面倒な(2)の効果は一見すると使い勝手が微妙だが、実は《マドルチェ・プディンセス》が相手を倒せなくても、なんなら《マドルチェ・プディンセス》が戦闘破壊されても発動できる仕様。
なのでそれを逆手に取り、自爆特攻させることで「自身と引き換えに相手のカードを破壊するカード」として活躍することがある。
ぶっちゃけ(1)は墓地にモンスターが存在しないという厳しい条件なのに上がっても1800にしかならないので、諦めてしまったほうがいい。





マドルチェ・シューバリエ

効果モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1700/守1300
このカードが相手によって破壊され墓地へ送られた時、
このカードをデッキに戻す。
また、このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
「マドルチェ・シューバリエ」以外の
「マドルチェ」と名のついたモンスターを相手は攻撃対象に選択できない。
マドルチェの騎士。モチーフはシュークリーム+シュバリエ(騎士)。

マドルチェの下級アタッカー。
他のマドルチェを攻撃対象に出来なくするという、騎士らしく味方を守る効果を持つ。
それ以外の役割に乏しいため、高速化した現代遊戯王では居場所がない悲劇の存在。

ちなみにコイツ2枚と《死力のタッグ・チェンジ》《マドルチェ・ワルツ》《マドルチェ・シャトー》の5枚が揃えばバーンによるワンキルが可能なので、それ目当てでの採用はありかもしれない。



マドルチェ・バトラスク

効果モンスター
星4/地属性/魔法使い族/攻1500/守 800
このカードが相手によって破壊され墓地へ送られた時、
このカードをデッキに戻す。
このカードが召喚に成功した時、
フィールド上にこのカード以外の
「マドルチェ」と名のついたモンスターが存在する場合、
デッキからフィールド魔法カード1枚を手札に加える事ができる。
マドルチェの執事。モチーフはバトラー(執事)+ラスク。

召喚時、他のマドルチェがいればフィールド魔法をサーチできる。
ただ、このデッキのフィールド魔法である《マドルチェ・シャトー》は彼よりも《マドルチェ・メッセンジェラート》を使ったほうが楽に取り寄せられるので、
現代において、【マドルチェ】にはほとんど採用されない。

が、指定が「フィールド魔法」のみなので、テーマ外のフィールド魔法も引っ張ってこれる唯一無二の強みがある。
この特性を活かし、「サブテラー」と合わせた混合構築【サブテラーマドルチェ】にて《地中界シャンバラ》を持ってくる役として採用されていることが多い。



マドルチェ・マジョレーヌ

効果モンスター
星4/地属性/魔法使い族/攻1400/守1200
このカードが相手によって破壊され墓地へ送られた時、
このカードをデッキに戻す。
このカードが召喚・反転召喚に成功した時、
デッキから「マドルチェ」と名のついたモンスター1体を手札に加える事ができる。
オッドアイが特徴の、マドルチェの魔女。モチーフは魔女+マドレーヌ(あるいはマルジョレーヌ?)。

召喚時にあらゆるマドルチェモンスターをサーチ出来る。
採用すると安定感は増すが、マドルチェは手札からの展開があまり得意でないため、直接特殊召喚できる《マドルチェ・エンジェリー》の方が優先されがち。
とはいえ、キーカードである《マドルチェ・プティンセスール》を持ってこれる点で、なかなか優秀なカードである。

ちなみに、サーチするのは《マドルチェ・マジョレーヌ》自身でもOK。
彼女だけを3枚積んでお互いにサーチし合えばそれだけで機能するので、ガジェットっぽく組んだ【コアマドルチェ】という構築もある。


マドルチェ・ミィルフィーヤ

効果モンスター
星3/地属性/獣族/攻 500/守 300
このカードが相手によって破壊され墓地へ送られた時、
このカードをデッキに戻す。
このカードが召喚に成功した時、
手札から「マドルチェ」と名のついたモンスター1体を特殊召喚できる。
マドルチェの
召喚時に手札からマドルチェを特殊召喚出来る。
レベルの制限も無いので、《マドルチェ・プディンセス》の展開を補助出来る。
モチーフは猫の鳴き声(ミィ)+ミルフィーユ。


マドルチェ・クロワンサン

効果モンスター
星3/地属性/獣族/攻1500/守1200
このカードが相手によって破壊され墓地へ送られた時、
このカードをデッキに戻す。
また、1ターンに1度、このカード以外の
自分フィールド上の「マドルチェ」と名のついたカード1枚を選択して発動できる。
選択したカードを手札に戻し、
このカードのレベルを1つ上げ、攻撃力を300ポイントアップする。
マドルチェの
自分のマドルチェを手札に戻し、攻撃力とレベルを上げる。
《マドルチェ・チケット》《マドルチェ・シャトー》があれば実質ノーコストで効果が使える。
《マドルチェ・シャトー》があれば《サイバー・ドラゴン》も怖くない。
モチーフは犬の鳴き声(ワン)+クロワッサン。


マドルチェ・メェプル

効果モンスター
星3/地属性/獣族/攻 0/守1800
このカードが相手によって破壊され墓地へ送られた時、
このカードをデッキに戻す。
1ターンに1度、自分フィールド上に表側攻撃表示で存在する
「マドルチェ」と名のついたモンスター1体と、
相手フィールド上に表側攻撃表示で存在するモンスター1体を
選択して発動できる。
選択した2体のモンスターを表側守備表示にし、
次の相手ターン終了時まで、
選択したモンスターは表示形式を変更できない。
マドルチェの
1ターンに1度、自分のマドルチェと相手のモンスターを1体ずつ選択し、その2体を守備表示に変更する効果を持つ。
相手のターン終了時まで固定するので、実質攻撃を防げる。
ちなみに、自身を選択出来るので、低い攻撃力も曝さずに済む。
ついでに《マドルチェ・プディンセス》の戦闘サポートにもなる。
なお、この効果にチェーンして選択したモンスターを《月の書》などで裏側守備表示にしておくと、その後表側守備表示にする処理により即座にリバースさせることができるという裏技がある。
これにより、《クイーンマドルチェ・ティアラミス》などが持つカード名指定の無い「1ターンに1度」の効果をリセットすることが可能。
モチーフは羊の鳴き声(メェ)+メープルシロップだろう。


マドルチェ・メッセンジェラート

効果モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1600/守1000
(1):このカードが特殊召喚に成功した時に発動できる。
デッキから「マドルチェ」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
この効果は自分フィールドに獣族の「マドルチェ」モンスターが存在する場合に発動と処理ができる。
(2):このカードが相手によって破壊され墓地へ送られた場合に発動する。
このカードをデッキに戻す。
マドルチェの使者。モチーフはメッセンジャー+ジェラート。

特殊召喚時に獣族のマドルチェがいるなら、マドルチェの魔法・罠をサーチ出来る。
「場に獣族マドルチェがいないと使えない」「チェーン2以降での特殊召喚ではタイミングを逃して使えない」という2重の縛りがキツイが、
それを差し引いてもなお、特殊召喚のたびに魔法・罠をデッキから引けることの恩恵は大きく、複数枚の投入が推奨されるキーカード。



マドルチェ・マーマメイド

効果モンスター
星4/地属性/魔法使い族/攻 800/守2000
このカードが相手によって破壊され墓地へ送られた時、
このカードをデッキに戻す。
このカードがリバースした時、
自分の墓地の「マドルチェ」と名のついた
魔法・罠カード1枚を選択して手札に加える事ができる。
マドルチェのメイド
リバースでマドルチェの魔法・罠をサルベージ出来る。
若干扱いづらいが、採用圏内だろう。
モチーフはメイド+マーマレード。


マドルチェ・ホーットケーキ

効果モンスター
星3/地属性/獣族/攻1500/守1100
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを除外し、デッキから「マドルチェ・ホーットケーキ」以外の「マドルチェ」モンスター1体を特殊召喚する。
(2):このカードが相手によって破壊され墓地へ送られた場合に発動する。
このカードをデッキに戻す。
マドルチェのフクロウ
墓地のモンスターを除外してマドルチェをリクルートできる。
マドルチェ待望のリクルート要員にして、
より精度の高いマドルチェ1killを可能とした立役者(下記参照)。
特に《マドルチェ・メッセンジェラート》との相性は目を見張るものがある。
モチーフはフクロウの鳴き声(ホー)+ホットケーキだろう。


マドルチェ・ピョコレート

効果モンスター
星3/地属性/獣族/攻 800/守1500
このカードが相手によって破壊され墓地へ送られた時、
このカードをデッキに戻す。
また、1ターンに1度、このカードがフィールド上に表側表示で存在し、
自分フィールド上の「マドルチェ」と名のついたモンスターの表示形式が変更された時に発動できる。
フィールド上のモンスター1体を選択して表側守備表示にし、
そのモンスターが「マドルチェ」と名のついたモンスター以外だった場合、
そのモンスターは攻撃できず、効果は無効化される。
マドルチェのヒヨコ
マドルチェの表示形式が変更された時にフィールド上のモンスター1体を守備表示に変更し、
それがマドルチェ以外だった場合には効果を無効にして攻撃を封じる。
一見《マドルチェ・メェプル》と併せて使えと言わんばかりの効果だが、よく見ると噛み合っていない。
しかもこの性能でスペシャルカードプレゼントキャンペーン収録だったため、多くのマドルチェ使いを嘆かせた。
モチーフはヒヨコの鳴き声(ピヨ)+チョコレートだろう。


マドルチェ・エンジェリー

効果モンスター
星4/地属性/天使族/攻1000/守1000
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードをリリースして発動できる。
デッキから「マドルチェ」モンスター1体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは戦闘では破壊されず、
次の自分ターンのエンドフェイズに持ち主のデッキに戻る。
(2):このカードが相手によって破壊され墓地へ送られた場合に発動する。
このカードをデッキに戻す。
マドルチェの天使。モチーフはエンジェル+ゼリー。

このカードをリリースすることで、マドルチェに戦闘耐性をつけて特殊召喚出来る、《マドルチェ・ホーットケーキ》と並ぶマドルチェのリクルート要員。
自身をデッキのマドルチェと入れ替えるだけの効果だが、
  • 獣族が出るのを待ってから《マドルチェ・メッセンジェラート》を出す
  • 《マドルチェ・エンジェリー》を経由することで、《マドルチェ・プディンセス・ショコ・ア・ラ・モード》や《マドルチェ・ホーットケーキ》《クイーンマドルチェ・ティアラミス》の効果に必要な「墓地のマドルチェ」を用意する
  • 《マドルチェ・プティンセスール》の効果を発動させるトリガーを引く
  • 戦闘破壊耐性をつけた《マドルチェ・プディンセス》を呼び出して効果を使わせる
などなど、これ1枚で色々な使い方ができる。
マドルチェなら3枚フル投入が推奨される必須カード。



マドルチェ・プティンセスール

効果モンスター
星4/地属性/天使族/攻1400/守1400
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の墓地にモンスターが存在しない場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
手札・デッキから「マドルチェ・プティンセスール」以外の「マドルチェ」モンスター1体を特殊召喚する。
そのモンスターのレベルは1つ下がる。
このターン、自分は「マドルチェ」モンスターしか特殊召喚できない。
(3):このカードが相手によって破壊され墓地へ送られた場合に発動する。
このカードをデッキに戻す。
10期の新顔の一人。お姫様の妹。モチーフは《マドルチェ・プディンセス》+プティット・スール(妹)

墓地にモンスターが居ない時に手札から特殊召喚出来、特殊召喚成功時に同名以外の「マドルチェ」をレベルを1つ下げて手札・デッキから呼び出せる。
特殊召喚が必要とは言えあらゆるマドルチェを損失なしにリクルート出来るのは強力。
レベルが下がる為に《マドルチェ・プディンセス》以外はランク4Xに繋げられないものの、《マドルチェ・エンジェリー》を経由して☆4を出すなり、《フレッシュマドルチェ・シスタルト》のL召喚に使うなりすれば問題はない。
「使用するとそれ以降マドルチェしか特殊召喚できなくなる」の縛りが重いが、無効化された場合はこの縛りも無効になるので、狙われた場合はテーマ外のエクシーズモンスターに繋げる等しよう。


エクシーズモンスター

クイーンマドルチェ・ティアラミス

エクシーズ・効果モンスター
ランク4/地属性/天使族/攻2200/守2100
レベル4「マドルチェ」モンスター×2
(1):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、
自分の墓地の「マドルチェ」カードを2枚まで対象として発動できる。
そのカードをデッキに戻し、
戻した数まで相手フィールドのカードを選んで持ち主のデッキに戻す。
マドルチェの女王
マドルチェ初のエクシーズ。
ランクは4。
エクシーズ素材を1つ使用し、墓地のマドルチェを2枚までデッキに戻す事で、戻した枚数分相手フィールドのカードをデッキに戻す。
対象を取らない複数枚デッキバウンスという強力な除去と墓地のマドルチェを回収する効果はどちらもマドルチェと相性抜群。
余談だが、一部では某黄色い魔法少女に似ていると言われたりする。
モチーフはティアラ+ティラミス。


マドルチェ・プディンセス・ショコ・ア・ラ・モード

エクシーズ・効果モンスター
ランク5/地属性/天使族/攻2500/守2200
地属性レベル5モンスター×2
このカードは自分フィールドのランク4以下の
「マドルチェ」Xモンスターの上にこのカードを重ねてX召喚する事もできる。
(1):1ターンに1度、自分の墓地の「マドルチェ」カード1枚を対象として発動できる。
そのカードをデッキに戻す。
(2):このカードが「マドルチェ・プディンセス」をX素材としている場合に
自分の墓地の「マドルチェ」カードがデッキに戻った時、
このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
デッキから「マドルチェ」モンスター1体を表側攻撃表示または裏側守備表示で特殊召喚する。
お姫様のエクシーズ。モチーフは《マドルチェ・プディンセス》+ショコラ+プリン・ア・ラ・モード。
ちなみに、「ア・ラ・モード」とは「今流行りの」という意味であり、「ショコ・ア・ラ・モード」で「最近流行りのチョコレート菓子」となる。

ランク4以下のマドルチェエクシーズに重ねて出せるので《クイーンマドルチェ・ティアラミス》か《ティーチャーマドルチェ・グラスフレ》に重ねて打点強化出来る。
《マドルチェ・シャトー》下では青眼と同等の3000にもなる。
1ターンに1度墓地のマドルチェをデッキに戻す効果と、《マドルチェ・プディンセス》が素材にあれば墓地のマドルチェがデッキに戻った時に素材を消費してデッキからマドルチェをリクルートする効果を持つ。
《マドルチェ・プディンセス》を素材に出来れば1体で回収とリクルートが同時にこなせる。
しかもリクルートの方は回数制限が無いのでデッキに戻す手段を複数用意すれば素材の続く限りリクルートが可能。
かつては☆5マドルチェが《マドルチェ・プディンセス》しかいないのがネックで扱いづらかったのだが、現在は《マドルチェ・プティンセスール》や《マドルチェ・プロムナード》の登場により安定して《マドルチェ・プディンセス》を素材化できるようになっている。



ティーチャーマドルチェ・グラスフレ

エクシーズ・効果モンスター
ランク4/地属性/天使族/攻1800/守2500
レベル4「マドルチェ」モンスター×2
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードのX素材を1つ取り除き、
フィールドの「マドルチェ」モンスター1体を対象として発動できる。
このターン、その表側表示モンスターは自身以外のモンスターの効果を受けない。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在し、
「マドルチェ」カードが自分の墓地へ送られた場合に発動できる。
お互いの墓地のカードを合計2枚まで選び、持ち主のデッキに戻す。
マドルチェの先生
ランクは4。
X素材を消費してマドルチェに自身以外の効果を受けない耐性付与とマドルチェが墓地に送られたら墓地のカードを2枚まで戻せる。
《クイーンマドルチェ・ティアラミス》とは違い相手の除去・墓地活用への妨害と防御寄りな性能をしており、先攻1ターン目等に立たせるならこちら。
また、《マドルチェ・シャトー》と組み合わせる事で《灰流うらら》等の手札誘発も使い回せるのが強み。
モチーフは眼鏡(グラス)+スフレ。


クイーンマドルチェ・ティアラフレース

エクシーズ・効果モンスター
ランク5/地属性/天使族/攻2600/守2500
レベル5「マドルチェ」モンスター×3
「クイーンマドルチェ・ティアラフレース」は1ターンに1度、
自分フィールドの「クイーンマドルチェ・ティアラミス」の上に重ねてX召喚する事もできる。
(1):相手ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、
自分の墓地の「マドルチェ」カードを2枚まで対象として発動できる。
そのカードをデッキに戻し、戻した数まで相手フィールドのカードをデッキに戻す。
(2):このカードが相手によって破壊され墓地へ送られた場合に発動する。
このカードをEXデッキに戻す。

12期で登場した新顔。イメチェンした女王
言ってしまえば相手ターンで効果を使えるようになった「ティアラミス」。
自分のターンに効果を使えなくなったものの、フリーチェーンで対象を取らないバウンスで妨害するトップクラスの制圧性能を誇るエースモンスター。
しれっとステータスも上がっており、《マドルチェ・シャトー》下では青眼の白龍を超える3100打点になるため戦闘もこなせる。
ランク5かつレベル5マドルチェ3体と素材指定は重いものの、
《クイーンマドルチェ・ティアラミス》に重ねて出せるため実質レベル4マドルチェ2体で出せるため出すのも簡単。
モチーフはティアラミス+フレース(苺)



リンクモンスター

フレッシュマドルチェ・シスタルト

リンク・効果モンスター
リンク2/地属性/天使族/攻1500
【リンクマーカー:左下/右下】
「マドルチェ」モンスター2体
(1):このカードのリンク先に「マドルチェ」モンスターが存在する限り、
自分フィールドの「マドルチェ」魔法・罠カードは効果の対象にならず、効果では破壊されない。
(2):フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊される場合、
代わりに自分の墓地の「マドルチェ」モンスター1体をデッキに戻す事ができる。
マドルチェのシスター
10期の新顔の一人。まさかのリンクモンスター
マドルチェ2体をL素材に要求し、マドルチェの魔法・罠への破壊耐性付与と、墓地のマドルチェをデッキバウンスすることで自身の破壊を防ぐ効果を持つ。
耐性付与はリンク先にマドルチェが存在する必要があるため、あまり混ぜ物をしない構築向けか。
リンク召喚でマドルチェを素材にすればタイムラグなしで墓地にマドルチェを落とせるため耐性付与はかなり安定性が高い。逆に確実に墓地に落としてしまうせいで魔導人形の夜等が使いづらくなるのはデメリット。
《マドルチェ・シャトー》を張ってあれば、「このカードが破壊される代わりに墓地のマドルチェを手札に戻す」効果になるため自爆特攻(死なないけど)で無理やり墓地のマドルチェを回収するといったことも可能。
また「墓地にマドルチェ2体を送れる」「エクシーズに使えないレベル3マドルチェや素材のなくなったマドルチェエクシーズを場から退かせる」点がマドルチェの展開的には非常に役立つため、どちらかと言えば効果より「場のマドルチェを墓地に落とせる」事が重要視されている。
モチーフはシスター+フレッシュ(非加熱)タルト。


ミニャーマドルチェ・ニャカロン

リンク・効果モンスター
リンク3/地属性/獣族/攻2300
【リンクマーカー:左下/下/右下】
「マドルチェ」モンスターを含む効果モンスター2体以上
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがL召喚した場合に発動できる。
デッキから「マドルチェ」カード1枚を手札に加える。
(2):自分の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
手札から「マドルチェ」モンスター1体を特殊召喚し、対象のモンスターをデッキに戻す。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は「マドルチェ」モンスター以外のモンスターの効果を発動できない。
マドルチェの猫たち
リンク召喚時にマドルチェをサーチする効果と、手札のマドルチェを特殊召喚しつつ墓地のモンスターをデッキに戻す効果を持つ。
(1)の効果でサーチしたマドルチェを(2)の効果で特殊召喚、と言う形で自己完結した性能をしているリンク3。
サーチ先も状況に応じて選べ、特殊召喚したいモンスターが既に手札にあるならマドルチェ魔法罠のサーチに切り替える、なんて動きも可能なので柔軟な対応ができる。
特に《マドルチェ・メッセンジェラート》とは非常に相性が良く、このカードでサーチしつつ特殊召喚し、自身が獣族のマドルチェなので《マドルチェ・メッセンジェラート》のサーチ効果の発動条件も満たせる。
また、(2)の効果で墓地からデッキに戻すモンスターはマドルチェ以外でもいいため、《マドルチェ・シャトー》下で手札誘発などを手札に回収したりと柔軟に動ける。
(2)の効果を使うとマドルチェ以外のモンスター効果を発動出来なくなるが起動効果かつ発動後にかかる制約であり、このカードの素材指定が「「マドルチェ」モンスターを含む効果モンスター1体以上」と少し緩いため、春化精や知らないオッサン《M.X-セイバー・インヴォーカー》の様にマドルチェモンスターを特殊召喚出来るマドルチェ以外のモンスターを絡めた展開が非常にしやすく、リンク3とやや重めのモンスターでありながら初動の選択肢を増やした便利なカード。
モチーフはミニャルディーズ(食後の焼き菓子)+3(み)+猫の鳴き声(ニャー)+マカロン。




魔法カード

マドルチェ・シャトー

フィールド魔法
このカードの発動時に、
自分の墓地に「マドルチェ」と名のついたモンスターが存在する場合、
そのモンスターを全てデッキに戻す。
このカードがフィールド上に存在する限り、
フィールド上の「マドルチェ」と名のついた
モンスターの攻撃力・守備力は500ポイントアップする。
また、「マドルチェ」と名のついたモンスターの効果によって、
自分の墓地のモンスターがデッキに戻る場合、
デッキに戻さず手札に戻す事ができる。
マドルチェのお城
マドルチェの核となるフィールド魔法。
発動時に自分の墓地のモンスターを全てデッキに戻す効果とマドルチェの攻守を500アップさせる効果、マドルチェの効果によって墓地のカードがデッキに戻る時、手札に戻せる効果を持つ。
このカードがあれば打点を上げられ、アドバンテージを稼ぎ易くなる。
またマドルチェの効果でデッキに戻す必要はあるが、デッキ(手札)に戻すカード自体はマドルチェでなくとも良いため、手札誘発などを回収して使いまわすことも出来る。
イラストにはシューバリエ《マドルチェ・マジョレーヌ》《マドルチェ・ミィルフィーヤ》《マドルチェ・メェプル》が写っている。


マドルチェ・チケット

永続魔法
自分のフィールド上・墓地の「マドルチェ」と名のついたカードが
カードの効果によって自分の手札・デッキに戻った時、
デッキから「マドルチェ」と名のついたモンスター1体を手札に加える。
自分フィールド上に「マドルチェ」と名のついた
天使族モンスターが存在する場合、
手札に加えず表側攻撃表示で特殊召喚する事もできる。
「マドルチェ・チケット」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
マドルチェの招待状
1ターンに1度だが、フィールドか墓地のマドルチェがデッキか手札に戻った時、デッキからマドルチェのモンスターをサーチ出来る。
また、自分フィールドに天使族のマドルチェがいるならサーチしたモンスターを特殊召喚出来る。
非常に強力なアドバンテージ源となるだろう。


マドルチェ・サロン

永続魔法
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、
自分は通常召喚に加えて1度だけ、自分メインフェイズに
「マドルチェ」モンスター1体を召喚できる。
②:このカード以外の自分のフィールド・墓地の「マドルチェ」カードが
効果で自分の手札・デッキに戻った場合に発動する。
デッキから「マドルチェ・サロン」以外の
「マドルチェ」魔法・罠カード1枚を選んでフィールドにセットする。
マドルチェの応接室。勉強の時間のようで、《マドルチェ・プディンセス》と《マドルチェ・プティンセスール》が《ティーチャーマドルチェ・グラスフレ》から授業を受けている。
10期最終パック「エターニティ・コード」で登場した新規。
1つ目の効果はマドルチェ限定の「二重召喚」。召喚権がとにかくカツカツなマドルチェにおいて待望の効果であり、さらに「二重召喚」とも重複するので通常召喚が最大3回できる。《マドルチェ・バトラスク》や《マドルチェ・マジョレーヌ》との相性は抜群。
後半の効果は場か墓地のマドルチェが手札、またはデッキに戻った場合の、デッキからのマドルチェカードのセット。《マドルチェ・チケット》の魔法罠版というべき効果だが、直接セットするのでうららに引っかからない。
特に同じパックで登場した《マドルチェ・プロムナード》と相性が良く、《マドルチェ・プロムナード》の効果でマドルチェを戻す→このカードの効果で2枚目の《マドルチェ・プロムナード》をセット、とつなげられる。



罠カード

マドルチェ・マナー

通常罠
自分の墓地の「マドルチェ」と名のついた
モンスター1体を選択してデッキに戻し、
自分フィールド上に存在する全ての「マドルチェ」と名のついた
モンスターの攻撃力・守備力は800ポイントアップする。
その後、自分の墓地のモンスター1体を選んでデッキに戻す事ができる。
マドルチェの作法
墓地のマドルチェをデッキに戻し、マドルチェの攻守を800上げる。
その後、墓地のモンスターを1体デッキに戻せる。
強力なのだが、マドルチェは墓地にモンスターが溜まりにくいので注意。
一応、《マドルチェ・プディンセス》のサポートにはなる
イラストは《マドルチェ・プディンセス》がうんざりした表情をしている。
左でマーマメイドが給仕をしている模様。


マドルチェ・ワルツ

永続罠
自分のフィールド上の「マドルチェ」と名のついた
モンスターが戦闘を行ったダメージ計算後、
相手ライフに300ポイントダメージを与える。
マドルチェの円舞曲
マドルチェが戦闘を行った時、相手に300ダメージ。
バーン効果を持つが、ダメージは微々たるもの。
イラストではシューバリエ《マドルチェ・プディンセス》に半ば強引に踊らされている。
笑顔の《マドルチェ・プディンセス》と狼狽するシューバリエが可愛い。
この微妙なダメージは足でも踏まれたのだろうか。
シューバリエが踊りに不慣れなのか、姫様が下手なのか。実はシューバリエ2体+《死力のタッグ・チェンジ》+《マドルチェ・シャトー》のコンボで無限ループ1キルが可能。
《死力のタッグ・チェンジ》以外は割と簡単に揃えられるので狙ってみるのも手。


マドルチェ・ティーブレイク

カウンター罠
自分の墓地にモンスターが存在しない場合に発動できる。
魔法・罠カードの発動を無効にし、そのカードを持ち主の手札に戻す。
自分フィールド上に「マドルチェ・プディンセス」が存在する場合、
さらに相手フィールド上のカード1枚を選んで破壊できる。
マドルチェの休憩
墓地にモンスターが存在しない時、ノーコストで撃てる魔法・罠対応のカウンター。
《マドルチェ・プディンセス》がいれば、更に1枚破壊出来る。
強力だが、無効にした魔法・罠を手札に戻すのが痛過ぎる
一応、自分の魔法・罠に対して発動し、破壊効果を能動的に使用は出来るが…。
イラストは《マドルチェ・プディンセス》のティーブレイク(正確にはティータイムの様な気がするが)中に《マドルチェ・マジョレーヌ》が乱入した模様。
《マドルチェ・マジョレーヌ》の決めポーズと《マドルチェ・プディンセス》の真顔、《マドルチェ・バトラスク》の驚きの表情がいい。


マドルチェ・ハッピーフェスタ

通常罠
手札から「マドルチェ」と名のついたモンスターを
任意の数だけ特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズ時に持ち主のデッキに戻る。
マドルチェの感謝祭
手札から任意の枚数分、マドルチェを特殊召喚出来る。
特殊召喚したマドルチェはエンドフェイズにデッキに戻るが、自分のターン中ならエクシーズ素材等にしてしまえば良い。
かなり強力なカードと言えるだろう。


魔導人形の夜(マドルチェ・ナイツ)

カウンター罠
自分の墓地にモンスターが存在しない場合に発動できる。
効果モンスターの効果の発動を無効にする。
自分フィールド上に「マドルチェ・プディンセス」が存在する場合、
さらに相手の手札をランダムに1枚デッキに戻す。
墓地にモンスターが存在しない時、モンスター効果を無効に出来る。
《マドルチェ・プディンセス》がいれば、更に相手の手札をランダムに1枚デッキに戻せる。
効果無効+条件付きハンデスというティーブレイクって何だったの?と言いたくなるような1枚。
《マドルチェ・サロン》があれば墓地のこのカードを《ティーチャーマドルチェ・グラスフレ》等でデッキに戻してそのまま出し直せるため使いまわしも効く。
強力だが《フレッシュマドルチェ・シスタルト》や《マドルチェ・プロムナード》等を使う場合は墓地管理に悩まされることになる。

マドルチェ・プロムナード

通常罠
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):相手フィールドの表側表示のカード1枚と
自分のフィールド・墓地の「マドルチェ」モンスター1体を対象として発動できる。
その相手のカードの効果をターン終了時まで無効にし、
その自分のモンスターを持ち主の手札に戻す。
(2):墓地のこのカードを除外し、
自分フィールドの「マドルチェ」Xモンスター1体を対象として発動できる。
自分の手札・デッキ・墓地から「マドルチェ」モンスター1体を選び、
対象のモンスターの下に重ねてX素材とする。
マドルチェの城下町
マドルチェをデッキに戻しつつ相手のカードの効果を無効にし、墓地から除外することでマドルチェエクシーズの素材を補給する。
かなり強力な1枚で妨害、墓地回収、X素材補充をこれ1枚でこなせる。
発動を無効ではないので、すでに出ているモンスターや永続・フィールド魔法も無効化できる。もちろん発動にチェーンすれば魔導人形の夜と同じようにも扱える。
さらにコストで手札に戻すのはフィールドのマドルチェでも良いため発動できないという場面がまずない。
例によって《マドルチェ・サロン》や《マドルチェ・メッセンジェラート》から容易に伏せられ、使いまわしも効くのも強み。


マドルチェ・デセール

通常罠
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):「マドルチェ」モンスターを含むフィールドの効果モンスター2体を対象として発動できる。
その効果モンスターを手札・EXデッキに戻す。
その後、戻したモンスターの元々の攻撃力の合計以下の攻撃力の
「マドルチェ」モンスター1体を手札・EXデッキから特殊召喚できる。
(2):このカードが墓地に存在する状態で、
自分の墓地の「マドルチェ」カードがデッキ・EXデッキに戻った場合に発動できる。
このカードを自分フィールドのXモンスター1体のX素材とする。
マドルチェのデザート
マドルチェ含めて場のモンスターを2体手札・EXに戻しつつその元々の攻撃力の合計以下の攻撃力を持つマドルチェを手札・EXから特殊召喚し、墓地にいる時に墓地のマドルチェがデッキ・EXに戻ったらエクシーズモンスターのX素材となれる。
マドルチェを含んでさえいれば相手の効果モンスターも巻き込めるため除去とリクルートを同時に行える強力なカード。
壊獣辺りと併用すれば対象耐性や効果耐性持ちを除去しつつ壊獣を回収する、なんて動きも可能。
《マドルチェ・チケット》や《マドルチェ・サロン》の効果を誘発させつつ、《マドルチェ・メッセンジェラート》やスールの様に特殊召喚時に効果が発動するモンスターをリクルートしたりも出来る。
EXのマドルチェ達も呼べるが、蘇生制限を満たさない上にエクシーズ達は素材が0になるため《マドルチェ・プロムナード》かこのカードの墓地効果を利用して素材を補給する必要がある点には注意。
地味に素材補給効果はマドルチェ以外のエクシーズにも対応しているため、《天霆號アーゼウス》や《厄災の星ティ・フォン》辺りの汎用エクシーズのサポートも出来る。




【環境において】


登場当初は、X召喚をプッシュしている環境にも関わらずX召喚と相性が悪い為、非常に不遇なカテゴリであった。(当初からイラスト面での人気は高かったが…)
特にORUが墓地に送られると《マドルチェ・プディンセス》が弱体化するのが致命的であった。
当時の考察では、本来軸となる筈の《マドルチェ・プディンセス》より、《マドルチェ・マジョレーヌ》と《血の代償》を組合せるだけの方が強いと言われる始末。

後に初のXモンスターとなる《クイーンマドルチェ・ティアラミス》が登場する事により、無理の無いデッキ構築が可能となった。レベル5の《マドルチェ・プディンセス》は更に肩身が狭くなった
墓地に送られたエクシーズ素材や専用サポートをデッキに回収出来、強力な除去効果まで有するこのモンスターの登場は非常に大きいと言える。

また、同時に強力なサーチカードの《マドルチェ・チケット》と《マドルチェ・ホーットケーキ》の登場により安定性が向上し、墓地にマドルチェ以外のカードを加えても腐りにくくなった。
《マドルチェ・エンジェリー》の登場により展開力も上昇し、《クイーンマドルチェ・ティアラミス》の効果もつかいやすくなった。
加えて《M.X-セイバーインヴォーカー》や《虚空海竜リヴァイエール》を加える事でより迅速に《クイーンマドルチェ・ティアラミス》へとつなげるコンボを行えるため、デッキとしての質は相当上がっており、強豪の仲間入りを果たした。

その後《マドルチェ・プディンセス・ショコ・ア・ラ・モード》登場したがマドルチェ単独では《マドルチェ・プディンセス》素材化が困難で、かなり扱いづらかった。
しかし《マドルチェ・プティンセスール》《ティーチャーマドルチェ・グラスフレ》が登場で《マドルチェ・プディンセス・ショコ・ア・ラ・モード》の使い勝手が大幅に向上したことでコンボルートが大幅に増加。
現在は初動9枚*1、特に《マドルチェ・マジョレーヌ》なら手札1枚から複数枚デッキバウンスを絡めつつワンキルという恐るべき火力を手にしている。先行でも同様の初動で手札1枚から《フレッシュマドルチェ・シスタルト》+《ティーチャーマドルチェ・グラスフレ》+《マドルチェ・プロムナード》+α等という比較的強固な盤面を築ける。

しかし手札誘発等による妨害が当たり前な昨今の環境ではありとあらゆる妨害がブッ刺さるのが致命的な弱点であり、残念ながら環境からは遠めの位置にいる。
元々ガチガチのソリティア系デッキのため構築やプレイングの難易度が高いところに妨害対策等であれこれ加えると更に構築とプレイング難易度が上がるので以前として難しいデッキとなっている。


【アニメでの活躍】

遊戯王ZEXALⅡにて遊馬と同じクラスで仲良し3人組の1人、緑髪ツインテールのアキ(cv:金田アキ)が使用する(厳密には《マドルチェ・シャトー》のみ)。



【コンボ紹介】

さて、「可愛らしいマドルチェ達を使ってみたい><」という諸兄のために、
今日の学校会社帰りにカードショップで万札つぎ込めば今日からでも使えそうなマドルチェのコンボを紹介しようと思う。

~普通のコンボ~

マドルチェは基本的に《マドルチェ・プディンセス》を使用する型とそうでない型に分かれる。
そこでそれぞれのデッキで利用できる簡単なコンボを紹介しよう。

え、《マドルチェ・プディンセス》型のコンボがどいつもこいつもネタ臭しかしないって?
逆に考えるんだ、《マドルチェ・プディンセス》が可愛ければもうそれだけで満足なんだって。

1.《マドルチェ・プディンセス》型

  • 《マドルチェ・プディンセス》
    《マドルチェ・ホーットケーキ》or《マドルチェ・ミィルフィーヤ》orマドルチェ・ハッピーフェスタ
《マドルチェ・プディンセス》と《マドルチェ・プディンセス》を生け贄ナシで呼び出すカードによる単純にして明快なコンボ。
ほぼ彼女専用と言っていいマドルチェ・ティーブレイク魔導人形の夜を有効活用する意味でも、
《マドルチェ・プディンセス》にはさっさと場に出ていただかなくてはならない。そのためにあの手この手で特殊召喚してやろう。

特に《マドルチェ・ホーットケーキ》は非常に優秀なカードであり、
墓地にモンスターカードが必要となるものの、たった1枚で《マドルチェ・プディンセス》を展開できる。
後述する強制退出装置《マドルチェ・チケット》のコンボにも繋げられる。

  • 強制退出装置
    《マドルチェ・チケット》
強制退出装置で相手(と自分)のモンスターをデッキバウンスしつつ、自分は必要なマドルチェをサーチできるというコンボ。

《マドルチェ・プディンセス》とお付き1体が場にいる状態で戦闘フェイズを迎えた際に、
お付きと相手のモンスターを道連れにしながら《マドルチェ・プディンセス》を2体場に揃えて相手の場を荒らしてやると、
なんかスッゲー達成感が得られます(あくまでも個人の感想です)。

  • 《マドルチェ・プディンセス》
    +《シャーク・フォートレス》
我らがシャークさんと一国の姫君がまさかの運命の出会い。

シャーク・フォートレスの2回攻撃付与と攻撃対象指定、そのどちらもが我らが姫君にマッチしている。
問題はその出しにくさである。最悪《マドルチェ・ホーットケーキ》とかで《マドルチェ・プディンセス》出せるよね?とか高を括って、
《マドルチェ・プディンセス》2枚でオーバーレイ・ネットワークを構築ししてしまってもいいかもしれない(本末転倒)


2.《マドルチェ・プディンセス》を使わない型

  • 《マドルチェ・メッセンジェラート》
    《マドルチェ・ホーットケーキ》
    《マドルチェ・ミィルフィーヤ》
    《マドルチェ・エンジェリー》の内2枚。
マドルチェにおける動きを安定させる基本コンボ。《マドルチェ・メッセンジェラート》は基本的には《マドルチェ・シャトー》か《マドルチェ・チケット》を持ってくることになるだろう。
特にと《マドルチェ・ミィルフィーヤ》《マドルチェ・ホーットケーキ》or《マドルチェ・エンジェリー》の組み合わせの場合は、後述する1キルに発展する。

マドルチェは基本的には《マドルチェ・シャトー》と《マドルチェ・チケット》が揃った状態で《クイーンマドルチェ・ティアラミス》様のデッキバウンス(後述)が決まればそれだけで勝ててしまうくらいアドが取れるので、
このコンボを基本として《クイーンマドルチェ・ティアラミス》降臨の下地を整えよう。もちろん《マドルチェ・プディンセス》軸でも活躍できるコンボである。

一度決まると相手の場のカードを2枚デッキバウンスし、自分の墓地のマドルチェを2枚手札に回収し、デッキからマドルチェを特殊召喚できるという、
何を言っているのかよく分からないくらいに凶悪なアドバンテージを叩き出せるコンボ。
しかも色々と小回りがきく(2枚回収しながら1枚しかデッキバウンスしなくてもよいとか、効果発動に使用した自身のエクシーズ素材も回収可能とか)。
《クイーンマドルチェ・ティアラミス》様の「対象を取らずにデッキバウンス」という最高峰の除去に、サポートカードも裁定も味方したコンボであり、
基本的にマドルチェはこのコンボを成功させることを目的としてしまって問題ない。

あーあ、《マドルチェ・プディンセス》にもこんな感じの爆アドコンボがあったらなぁ…ん?誰か来たみたいだ、なんだろうこんな時間に。

  • Ⅿ.Ⅹ(ミッシングエックス)-セイバー インヴォーカー》
    《マドルチェ・メッセンジェラート》
マドルチェデッキにおいて、ある時は展開の補助となり、またある時は《クイーンマドルチェ・ティアラミス》様降臨の足がかりとなり、
またあるときは一撃必殺のための火力向上の助けとなるコンボというにはあまりにもお粗末すぎるパワーカードの連打。

マドルチェが地属性レベル3とレベル4で構成されたテーマ(ん?なんか忘れてる気がする)であることと、
レベル4には戦士族で特殊召喚に対応した効果持ちである《マドルチェ・メッセンジェラート》がいたこと。
これらの理由が重なりあい、《M.X-セイバー・インヴォーカー》はまさにマドルチェ・知らないオッサン必須カードとなっていたのであった。
なお、シューバリエを持ってくる利点は火力を除いて特にない。
しかし19/01/01に《M.X-セイバー・インヴォーカー》が禁止カードになってしまったため、一時期は組むことが出来なくなってしまった。

  • 《マドルチェ・ミィルフィーヤ》
    《マドルチェ・エンジェリー》
《マドルチェ・エンジェリー》が来た事によって新しく出来るようになった、二枚から動けるコンボ。
《マドルチェ・ミィルフィーヤ》の効果によって《マドルチェ・エンジェリー》を特殊召喚し、《マドルチェ・エンジェリー》の効果で《マドルチェ・ホーットケーキ》を呼ぶ。
《マドルチェ・ホーットケーキ》の効果で墓地の《マドルチェ・エンジェリー》を除外して《マドルチェ・メッセンジェラート》を特殊召喚。
場にミィルとホーの獣族マドルチェがいるので《マドルチェ・メッセンジェラート》の効果で《マドルチェ・シャトー》をサーチ。
ここで《マドルチェ・シャトー》を発動。
ミィルとホーの☆3マドルチェ二体で虚空海竜リヴァイエールをエクシーズ。
素材となった《マドルチェ・ミィルフィーヤ》を使い、リヴァイエールの効果で除外された《マドルチェ・エンジェリー》を帰還。
《マドルチェ・エンジェリー》と《マドルチェ・メッセンジェラート》の☆4マドルチェ二体で《クイーンマドルチェ・ティアラミス》をエクシーズ。
これでフィールドにリヴァイエールと《クイーンマドルチェ・ティアラミス》が揃い、墓地にマドルチェがいるので《クイーンマドルチェ・ティアラミス》の効果も問題なく使用出来る。

このコンボの恐ろしいところは、一度回しきってしまえば《マドルチェ・シャトー》の効果で手札に《マドルチェ・ミィルフィーヤ》と《マドルチェ・エンジェリー》を回収出来るので、次のターンにまたもう一度同じ事が出来ると言う点。

ここにもう一体☆3モンスターを加えれば以下のワンショットキルコンボにも届く。

  • 《マドルチェ・プティンセスール》
    《マドルチェ・プディンセス》
《マドルチェ・プティンセスール》登場で現実的となった《マドルチェ・プディンセス・ショコ・ア・ラ・モード》を生かす組み合わせ。初動は《マドルチェ・プティンセスール》の特殊召喚からだが、自身の効果・《マドルチェ・ホーットケーキ》《マドルチェ・エンジェリー》とアクセス手段は豊富。
《マドルチェ・プティンセスール》の特殊召喚効果が使えるなら《マドルチェ・マジョレーヌ》から入ることも可能なのでかなり安定性が高い。

《マドルチェ・プティンセスール》始動なら通常召喚権すら使っていないので、ここから更に他のコンボに繋げて様々な展開が出来る。
墓地にマドルチェがあるなら《ティーチャーマドルチェ・グラスフレ》の効果使用を省略して《マドルチェ・プディンセス・ショコ・ア・ラ・モード》の素材を増やすなど拡張性も高い。

~ワンショットキルコンボ~

マドルチェの1キルは色々と応用が効くので、最低手札枚数で可能な基本コンボだけここでは紹介。

1.《マドルチェ・マジョレーヌ》
《血の代償》

 上記でも紹介されているように、かつて《クイーンマドルチェ・ティアラミス》様などがいなかった頃に最もメジャーだった1キル。
 《クイーンマドルチェ・ティアラミス》様が参入以降は、たった2枚のカードからアドというアドを取りまくる極悪非道な展開力を魅せつけた。
 まぁ、これも全て《血の代償》ってやつの仕業なんだけどね!
このコンボの特筆すべき点は何といっても、除去を絡めながら展開できる点と手札が一切減らない点。
召喚時サーチ効果と《血の代償》が組み合わさるとどんなに恐ろしいことが起きるかがよく分かる例だろう。
先輩であり類型の代償ガジェと比べた場合、前者の除去の有無と爆発力の高さが光る。
反面、どこからでも動けて常にアドを失いにくい代償ガジェと比べると安定性の面で劣る。

なお、蛇足だが上記の12の段階でさらにライフが2500用意出来れば、戦士族マドルチェを2体用意することで、
2体目の《クイーンマドルチェ・ティアラミス》様を展開し更なるデッキバウンスをかましつつ、機甲忍者ブレード・ハートかH-Cエクスカリバーを用意可能。
このとき、3体《クイーンマドルチェ・ティアラミス》様を並べてティロ・フィナーレ!とか言いつつ遊ぶことも可能だが、墓地にマドルチェがいないとあまり美味しくないのでやめておこう。

……しかし、2014年4月の制限改定で《血の代償》が禁止カードになった為、上記のコンボは不可能に。
今後は《血の代償》を使わない以下のパターンが主力になるだろう。

2.《マドルチェ・ホーットケーキ》
《マドルチェ・ミィルフィーヤ》orTG(テックジーナス) ワーウルフ

 《血の代償》を制限されたマドルチェが新たに手にした超強力モンスター《マドルチェ・ホーットケーキ》を利用した1キル。
 《マドルチェ・ホーットケーキ》さんの効果のコストがマドルチェ限定ではないため、マドルチェ以外のカードとも組み合わせやすい。
 特にTGは《TGワーウルフ》のみならず、《TGストライカー》も相性がいい(マドルチェが地属性テーマであるため《ナチュル・ビースト》or《ナチュル・パルキオン》が出せるようになる。)
 全くの余談だが、《TGワーウルフ》を入れるとお菓子の国の世界にオオカミさんが入れることになってチョット背徳感があったりなかったり。

 自分の墓地に任意のモンスターカードが1枚以上あることがこのコンボの前提条件だが、
 《マドルチェ・ホーットケーキ》の代わりに《マドルチェ・エンジェリー》を握っていれば、彼女の効果で自己リリースしてホーを特殊召喚することにより元々の墓地がなくとも展開出来る。
  このコンボの特筆すべき点は何といっても、何らかの方法でサーチ可能な無制限カードたった2枚からライフを8000削り切れる点。
反面、途中で《クイーンマドルチェ・ティアラミス》+《マドルチェ・シャトー》による除去+手札補充が挟めないという欠点が存在する。

ただ、非常に簡潔なコンボであるためここに他のカードを組み合わせて様々な派生系を生み出すことが可能。
特に、《マドルチェ・ホーットケーキ》+《マドルチェ・ミィルフィーヤ》+ワーウルフと揃った際は強烈。
《マドルチェ・メッセンジェラート》を総動員して《マドルチェ・シャトー》《マドルチェ・チケット》を綺麗に揃え、《クイーンマドルチェ・ティアラミス》による爆アドデッキバウンスをかました挙句、
万が一の後続のためのハッピーフェスタを構えながら1キルダメージを与えることが可能。

3.《マドルチェ・マジョレーヌ》

諸々が噛み合って完成した《マドルチェ・マジョレーヌ》1枚(&墓地のマドルチェが0枚)からのデッキバウンス4枚+ワンキルルート。
妨害1枚で止まってしまうものの、妨害さえなければデッキバウンス除去を4枚も出来るのでかなりの確率でワンキルが出来る。
《ティーチャーマドルチェ・グラスフレ》空撃ち、《マドルチェ・エンジェリー》《フレッシュマドルチェ・シスタルト》召喚で墓地にマドルチェを自発的に落とし、それをデッキに戻して《マドルチェ・プディンセス・ショコ・ア・ラ・モード》や《マドルチェ・チケット》を誘発させていくのがポイント



追記修正は《マドルチェ・プディンセス》の為にデッキに戻ってからお願いします。

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最終更新:2025年04月06日 11:11

*1 マジョレーヌ、エンジェリー、プティンセスールの3種。手札誘発+ホーットケーキもカウントすればもっと増える