登録日:2013/04/17 Wed 20:45:30
更新日:2026/05/11 Mon 12:36:35
所要時間:約 6 分で読めます
嵯峨野線とは、
JR西日本が保有する
山陰本線のうち、
京都~園部間に付けられた愛称である。
ラインカラーは「京の優雅さをイメージ」した
■紫で、路線記号は
E 。
山陰本線の名を合わせた「嵯峨野山陰線」と案内されることもある。
目次
概要
この区間は国鉄時代、ラッシュ時にはキハ47の9両編成という列車も走っていたが、当時は長距離列車を優先するダイヤだったため原則は放置されていた。
電化と複線化の計画自体は国鉄時代から存在していたが、国鉄再建法の制定と分割民営化の影響で中断していた。
その後のJR西日本発足後に、京都の鉄板観光地である嵯峨野・嵐山方面へのアクセスルートとして整備されることになった。
2010年までに新駅開業や新線切り替え、京都~園部間の複線化等大規模な改良工事を行い大幅な増発が可能になり、嵐電や路線バス、阪急電車と競合関係になった。その金を福知山以西に何故使わなかったのか……
現在では京都地区の通勤路線として定着したが、車両がクロスシートかつ京都駅のホームが頭端式構造のため、観光シーズンには非常に混雑する。
一時はコロナ禍による需要の減少から嵯峨嵐山発着の列車を廃止して毎時3本に戻ったものの、情勢が落ち着き観光需要が急回復したため混雑が常態化。
4両では捌けないことから臨時の増結や増発が日常化し、2023年のダイヤ改正以降は車両の増結(6両以上)と、元の毎時4本体制への復帰をすることになった。
最近では案内放送で「前方から乗ろうとしても時間になったら発車するぞ(意訳)」という注意喚起も行われているので、乗降の際は出来るだけ園部寄りをチョイスしよう。
今後の予定として、現在京都駅に発着している関空特急「はるか」を隣の山科まで延長し、空いた専用ホーム(30番のりば)を同線の発着に充てる計画がある。
使用車両
現行
特急「きのさき」「はしだて」「まいづる」で使用。JR西日本が約80億円をかけて導入した。
山陰向けの車両は赤帯が入っているが、たまに和歌山地区から緑帯の色違いが来ることも。
特急(ryで使用。
北陸本線で使用していた683系を直流化改造したもの。
京都丹後鉄道が所有する特急型車両。「はしだて」として走る路線の一部(宮津線)に非電化区間があるため、気動車である。
はしだてだけでなく、一部の「まいづる」でも運用されている。
落成時は283系を思わせるカラーで「タンゴディスカバリー」の愛称がつけられていた。なお鉄道ファンの間では何故か「芋虫」だの「デコッパチ」だのと酷い言われようだったが
現在では全車両がリニューアルされている。デザイナーはあの水戸岡鋭治であり、車体の塗装が紺色に変更され、観光列車を思わせる豪華な内装になり愛称も「丹後の海」となった。
お馴染みJR西日本の近郊型電車。4両と6両の編成が使用されており、4両を2編成併結した8両の運用も見られる。
お馴染みJR西日本(ry。
網干から転属した6000番台と
阪和線から転属した2500番台、新造車の5500番台の3種類が存在する。
前者には真っ赤なラッピングを施した「森の京都QRトレイン」も存在する。
5500番台の見た目は従来の223系よりも521系に近く、ワンマン運転にも対応。前述した6000・2500番台の増結用としても使われる。
過去
1990年の電化から2010年まで使用された車両で、湘南色とカフェオレ色が混在する編成がよく見られた。
撤退後はあの
国鉄型天国で余生を過ごした。
首都圏を走っていた奴ではなく485系を改造したもので、「たんば」「きのさき」「はしだて」で使用されていた。
2013年引退。
ご存じ振り子特急電車。見た目は国鉄時代と変わらないが、車体の傾斜角度を変更し1000番台に区分されていた。
2015年引退。
駅一覧
<凡例>
●…全列車停車
┃…全列車通過
普通列車は表中の全駅に停車する。
駅 番 号 (JR-) |
駅名 |
快
速 |
接続路線 |
| E 01 |
京都 |
● |
JR西日本:JR京都線・琵琶湖線・湖西線・奈良線 |
| JR東海:東海道新幹線 |
| 近畿日本鉄道:京都線 |
| 京都市営地下鉄:烏丸線 |
| E 02 |
梅小路京都西 |
┃ |
|
| E 03 |
丹波口 |
┃ |
|
| E 04 |
二条 |
● |
京都市営地下鉄:東西線 |
| E 05 |
円町 |
● |
|
| E 06 |
花園 |
┃ |
|
| E 07 |
太秦 |
┃ |
京福電気鉄道:北野線・嵐山本線(撮影所前駅・帷子ノ辻駅) |
| E 08 |
嵯峨嵐山 |
● |
嵯峨野観光鉄道:嵯峨野観光線(トロッコ嵯峨駅) |
| 京福電気鉄道:嵐山本線(嵐電嵯峨駅) |
| E 09 |
保津峡 |
┃ |
嵯峨野観光鉄道:嵯峨野観光線(トロッコ保津峡駅) |
| E 10 |
馬堀 |
┃ |
嵯峨野観光鉄道:嵯峨野観光線(トロッコ亀岡駅) |
| E 11 |
亀岡 |
● |
|
| E 12 |
並河 |
● |
|
| E 13 |
千代川 |
● |
|
| E 14 |
八木 |
● |
|
| E 15 |
吉富 |
● |
|
| E 16 |
園部 |
● |
|
| 全ての特急と、ごく一部の快速・普通は園部以遠の山陰本線に直通 |
駅解説
京都鉄道博物館と京都水族館の最寄駅。
2019年に開業した新駅で、山陰本線の全線で最も新しい駅である。開業当初からホームドアが設置されている。
ちなみに駅設置地点はかつて梅小路(京都貨物駅)と丹波口を結ぶ「山陰連絡線」との分岐点であった。
同線は大阪方面から山陰線を結ぶ臨時列車が運行されていたが、2006年の貨物廃止以降全く使われておらず、当駅設置がトドメとなり廃線となった。
なお、廃止後は歩道橋「梅小路ハイライン」として整備されたのち、2025年には駅付近の部分に廃車となって紫メタリックに塗り替えた681系の先頭車を設置し、列車型体験レストラン「FUTURE TRAIN」としてオープンした。
駅の近くで五条通と交差する。
京都市営地下鉄東西線乗り換え。
私鉄時代はこの駅に本社があり、東西線が出来るまでは二条城への最寄駅だった。
高架化前まで使われていた初代駅舎は梅小路蒸気機関車館(→京都鉄道博物館)に移築された。
国鉄末期にはとある事情で
581系が留置されており、
某ゲームで見たことある人も居るだろう。
2000年の複線化と同時に開業した新駅。
北に行くと北野天満宮方面にアクセス可能。
東映太秦映画村の最寄駅…だったが今は隣駅の方が最寄駅となってしまった。
2011年に撮影所口という出口が新たに設置され、東映太秦映画村の最寄駅に昇格。
嵯峨野観光鉄道嵯峨野観光線(トロッコ嵯峨駅)・京福電気鉄道京福嵐山本線(嵐電嵯峨駅)乗り換え。
京都の一大観光名所である嵐山・嵯峨野への最寄駅。もともとは嵯峨駅だったが、1994年に改称された。
なお、嵯峨野観光鉄道とは運行システムと線路を共有しており、同路線の当駅は運行上5番線として扱われているほか、当駅から小倉山トンネル(トロッコ嵐山駅)の直前まで下り線を共有している。
保津川の真上にある駅。所在地は亀岡市だが、特定都区市内制度における京都市内の駅扱いになっている。
複線化の際にトンネルを挟んだ高架駅に生まれ変わり、旧駅はトロッコ保津峡駅として利用されている。牛山氏の全国
秘境駅ランキング130位。一応トロッコ保津峡駅まで徒歩で移動可能だがあまりお勧めは出来ない。
嵯峨野線旧線と新線の合流点付近の駅。嵯峨野観光電鉄のトロッコ亀岡駅は亀岡駅ではなくこちらが最寄駅。
旧線時代は島式だったが現在は相対式。
電車でGO!のイメージのまま行くと驚く。
亀岡市の中心駅で嵯峨野線では京都駅・二条駅に次いで利用客が多い駅。
明智光秀ゆかりの地で亀山城の最寄駅。
京都パープルサンガの本拠地・サンガスタジアムもここが最寄駅。
旧駅舎の跡地が鉄道歴史公園となっている。
府立南丹高校最寄駅。
京都中部総合医療センター最寄駅。
川を渡った先に雪印メグミルクの工場がある。
福知山方面の
山陰本線は乗り換え。南丹市の代表駅。
日本で最後に築城された園部城の最寄駅でもある。
複線区間は一旦ここで終了する。
追記・修正は保津峡駅で自然の空気を堪能しながら宜しくお願いします。
- 保津峡と亀岡の間に「馬堀」という駅があって、実はここがトロッコ亀岡の最寄り駅。逆に言うと、JR亀岡駅で降りてもトロッコ亀岡駅には乗り換えできない(できなくはないけどタクシーとかで馬堀まで行かないといけない) -- 名無しさん (2018-05-09 16:04:11)
- 亀岡から先の解説が打ち切られてる -- 名無しさん (2022-07-11 20:33:59)
- 梅小路京都西駅ってなんで「京都鉄道博物館前」にしなかったのやら(地元民は「梅小路京都西の方がいい」と言いそうだけど、愛知県民の俺は「京都鉄道博物館前」の方がいいのよね) -- SAXCO管理者 (2024-08-06 18:53:07)
- ↑そりゃ「梅小路」という地名の方がずっと古くからあって馴染みが深いからでしょ。因みに梅小路公園が1995年、京都水族館が2012年、梅小路西駅が2019年だから周辺施設だけで見ても梅小路の名を持つ方が古い -- 名無しさん (2025-03-27 17:16:35)
- 大和路線の「大和路快速」、奈良線の「みやこ路快速」のような「○○路快速」シリーズ、意外にもなぜかここには無い -- 名無しさん (2026-02-01 16:06:06)
最終更新:2026年05月11日 12:36