クッパキャッスル

登録日:2012/01/06(金) 14:57:01
更新日:2025/06/22 Sun 16:27:37
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クッパキャッスルとは、マリオカートシリーズに登場するコースの一つである。

概要

シリーズ皆勤コースの一つで、「マリオサーキット」、「レインボーロード」と共にマリオカート御三家コースの一角を担っている。
屋内・城塞内のコースであるという関係上からかクランク状のカーブが多く、ドッスンや炎のトラップ等が多く設置されているシリーズ屈指の難コースである。

各作品のクッパキャッスル

3種類のコースがあり、スペシャルカップ以外の全カップに登場。
この頃は「クッパじょう」という名称だった。意外なことに「マリオサーキット」の前座*1である。
BGMスーパーマリオワールドのクッパ戦(ラスボス戦)のアレンジ。

  • クッパじょう1、クッパじょう2(未リメイク)
双方ともにリメイク経験がGBAの復刻しかない。
クッパじょう1は連続ジャンプで溶岩を飛び越える。
クッパじょう2にはシリーズ唯一の行き止まりがある。

  • クッパじょう3(Tour,8DX)
↑2つより難しくなっている。序盤のジャンプ台地帯は壁に乗り上げて溶岩に落とされやすい。

8デラックスのDLCカップでまさかのリメイク。
原作からの違いとして序盤〜中盤の反重力ゾーン追加、連続ジャンプ地帯の火柱、分岐路の仕切りの上を走るルートの追加、終盤にホネホネさばくにいたほねパックンの追加………と、かなり多い。またドッスンの配置が一部変わっている。BGMも原曲のメロディーを残しつつ、生演奏風のロック調に変わった。
最終追加の「トゲゾーカップ」3番手であるあたり、GBAから始まったこだわりはここでも徹底されている。

スターカップのラストコースとして登場。BGMが威圧感抜群。
通路が狭い上に殆どのカーブがクランク状で、ドッスンも大量に設置されいるという非常に走りにくいコースになっている。
なお、1体だけ牢屋の中にいるドッスンもいる。
余談だが、初期版で50ccをプレーしていた場合、ジャンプエリアでCPUがコースから転落して復帰後にまた同じ場所で転落という行動を繰り返す事があり、スタートしてから10分以上かかってもトップでゴールする事も可能だった。

Wii版ではサンダーカップのラストコースとして再登場。
後半のジャンプエリアで火柱が噴きだすようになり、原作よりも難易度が上昇。
BGMはハードロック調だった前作と打って変わり、しめやかながらもドスの聞いた民族音楽風の太鼓のリズムに乗せて、おどろおどろしくも美しく幽玄雰囲気の女性コーラスが延々と続いていくという、ホラーな曲調になっている。

余談だが64版のドッスンの笑い声はワリオのボイスを低くしたものを使用している。

4種類のコースがあり、サンダーカップ以外の全カップに登場。
いずれも各カップのラストとして登場しているが、スペシャルカップのみ3番目に登場している。
ちなみに3DS版では唯一リメイクされたGBAコースに・・・
今作からレインボーロードの前座(グランプリ全体のセミファイナル)という定位置についたので、以降の作品からは難易度が上がっている。

スペシャルカップの3番目のコースとして登場。
城内でクラッシュやスピンをするとクッパの笑い声が響く(何故かクッパでクラッシュした時も…)。
クッパキャッスルの雰囲気の方向性は今作から統一されつつある。

ニトログランプリ・スペシャルカップの3番目の(ry
無駄に広く、回転する床や左右にスライドする足場などが登場。コースの半分近くが分岐されている。
また、レトログランプリ・バナナカップではGBA・クッパキャッスル2が収録されている。

今回もスペシャルカップのセミファイナルとして(ry
GC版の雰囲気を継承しつつも、コース自体はかなり簡略化されている。
新要素はぐにゃぐにゃした廊下や、奥から火球が飛んでくるハーフパイプ、ゴール前の間欠炎等。
前述の通り64版とGBAの3がリメイクされているため、
クッパキャッスルWii→クッパキャッスル64→クッパキャッスル3
なんて事をやった人もいるだろう。
BGMはSMBの城の面のイントロから始まり、暗くアレンジされたメイプルツリーハウスが流れる。

前述の通り、スペシャルカップの(ry
さすがのクッパもマンネリ化を危惧していたのか、今作では雰囲気を大きく変えている。
今回は野外を走る場面の方が多く、水中を溶岩が流れているという奇妙な場面まである。
グライダーによる今作最大規模の空中ゴールが特徴。
スタート地点上空にはリング状のゲートが設置されている。
BGMに一部GC版クッパキャッスルのフレーズが使われている。

また、今作ではキャッスルの他に「ネオクッパシティ」というコースが登場。
こちらとは対照的に仕掛けが一切無い純粋なテクニカルコースとなっている。
あちらもグライダーで飛行しながらゴールする仕組みになっており、クッパの空中ゴールに対する拘りが強く感じられる。

WiiU無印版、スペシャル(ry
今作の目玉要素である反重力が遺憾なく発揮され、コースの大半を反重力が占めている。
中盤にお馴染みファイアバーと振り子鉄球、最後に仕掛けとしてはちょっと地味な岩石が転がっている。
後半の巨大なクッパ像が路面にパンチして地面がねじられる場面は圧巻*2
2周目以降は序盤のクッパ石像からマリオ3を彷彿させるレーザーが発射される。
キノコカップ最後にドッスンいせきがあるため、シリーズで初めてドッスンが一切いないクッパキャッスル。
BGMは生演奏のロック調であり、歴代屈指のかっこよさ。
Switch版の「8DX」では、前述の通りコース追加パス第6弾の「トゲゾーカップ」にSFCのクッパじょう3がリメイクされ、原作より難易度が上昇している。

  • マリオカート ワールド
今回はサンダーカップの最終コースとして登場し、久々に「最終グランプリの3コース目」ではなくなった。
大陸北西の火山の火口の真上に浮かんでいるという、いかにも終盤コースにふさわしい立地。
他所から来た場合は、コースにたどり着くまでにやたらと急勾配で分岐の多い登山ルートの走破を強いられる。

城の中央から溶岩が高く噴き上げられており、その上には立ち込める雷雲と共に両腕を広げるクッパの超巨大な彫像が鎮座している。
スタートするとまず六角形の「コントロールルーム」を通過することとなり、回り込んで部屋の地下から溶岩のチューブ内を垂直に上昇することになる。
コース後半は大半が宙吊りの道となるが、路肩には多量の溶岩が敷かれている。上を通るとスピンしてコインを失ってしまうが、キノコダッシュ中は無傷で走破できる。
先述したクッパの彫像の鼻先を全速力で横切るシーンは迫力満点。終盤では多数の火山弾がやたらと遅いスピードで降り注ぐ。
BGMは前作から打って変わってハイテンポな激しいメタル調となり、雰囲気はSFC版に近いかもしれない。

ちなみにサバイバルモードでは、3つ目のラリーであるムーンラリーのスタート地点として結構早いタイミングで登場する。
やることは速攻で下山するだけだが



追記・修正をしたくば、ワガハイのコースを完走してみせる事だな!ガッハッハッハッ!!

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最終更新:2025年06月22日 16:27

*1 キノコカップ→2、フラワーカップ→3、スターカップ→4。

*2 ただし、わざとやらない限りペシャンコにされることはない。