マリオカート ダブルダッシュ!!

登録日:2014/03/04 Sun 02:45:00
更新日:2025/04/30 Wed 17:40:25
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マリオカート ダブルダッシュ!!はゲームキューブで2003年11月7日に発売されたマリオカートシリーズの第4作目である。




●概要

今作の特徴はなんといっても「二人乗り」である。
お馴染みマリオブラザーズのコンビだけでなく、マリオとピーチ、マリオとクッパ、という夢のコンビも組める。後者については実際に彼らの公式アートワークもあり、開発側もドリームチームが組めるマリカーとして推したい魅力だったようだ。

操作自体はプレイヤー1人で二人同時に操作可能。
しかし当然と言うべきか、2人で操作するリアル二人乗り操作もできる。お察しの通りハードルは高いが2人操作限定のテクニックも多く盛り込まれており、極まったプレイヤー達の走りはシリーズでも随一の見映え。当時お互いに足を引っ張りまくって喧嘩になった小学生は多いと思われる
操作体系のおかげで唯一3人や4人いてもグランプリが遊べるマリカーであり、ゲームキューブの接続数をフル活用している。
ちなみに、LANケーブルがあればなんと最大16人で遊ぶこともできた……のだが、当時の需要はお察しください。

ただ、二人乗りとなって出来ることは増えたが、二人乗りになったせいで出来なくなったことも多い。今作以降採用され続けている要素も次作以降採用されなくなった要素も多く、良くも悪くもシリーズでは異色の作品。
他のマリオカートシリーズに比べると難易度も高めで、ミニジャンプが出来ず操作の微調整が効かない・全体的にマップが難しいコースが多い・一人用「VSモード」が存在せず練習がし辛い……といった部分もある。そもそも「二人乗り」自体初心者へのハードルが割と高い。
全体的にやり込み前提のゲーマー向けの作品となってしまっており、ある意味マリオカートシリーズのターニングポイントの作品である。

しかしゲームバランスは『DS』や『Wii』に比べるとかなり良く、スピード感もトップクラスであるため、DSやWiiより『ダブルダッシュ』の方がいいと言う当時のプレイヤーも少なくなかった。
あかこうらやトゲゾーこうらをコースとテクニックで避けられるのもある種の魅力。
二人乗りプレイという斬新かつ唯一無二のコンセプトもあり、最新作での二人乗り復活を望むユーザーも多い。
当時のゲーム相場はPS2の時代だったため、アドバンスと共にミリオンセラーは達成せず売上はマリオカートシリーズでは伸び悩んだ方だが、未だに根強い人気を誇る作品でもある。

ちなみに、ステアリングコントローラー「SPEED FORCE」に対応した数少ないソフトである。が、あくまで対応しているだけである。こちらの需要もまあ、お察しください。

また、本作をベースに「マリオカート アーケードグランプリ」が開発され、2005年に稼働を開始した。一部スペシャルアイテムや音源データ(スター時のBGMやボイス、効果音)がそちらに引き継がれている。


●キャラクター

今作は隠しキャラを含めて20人と『Wii』に次ぐ多さである。また何気に初参戦キャラが過去最高だったりする。

軽量級

  • ベビィマリオ、ベビィルイージ
遂にベビィマリオがマリオカートに参戦。ベビィルイージは操作キャラとしては初登場だったりする。

ノコノコはSFC以来の参戦。
パタパタはマリオカートシリーズで現在唯一の参戦である。

ドンキーの相棒。レースとはあまり関係ないが身軽さは健在。

クッパの息子。実力は親譲り。

キノピオはマリオカートシリーズで唯一隠しキャラの立ち位置で登場。
キノピコも隠しキャラだが、実は今作がデビュー作。なので当時は「マリオシリーズ初登場且つ隠しキャラ」という異例の扱いだった。

中量級

お馴染みマリオブラザーズ
ダブルダッシュにおける彼らの絵はやたらカッコいい。

お馴染みお姫様達。ピーチは初めて中量級。
この頃からデイジーはハイテンションキャラになった。悲鳴もうるさい。
大砲ダッシュなどでスカートの中が見えるが、ペチコートのみ描写され、中身は見えないのであしからず。

ヨッシーは初めて中量級。
恐竜と恐竜の組み合わせからか、ヨッシーとキャサリンは以降もコンビを組む事が多くなる。

ワリオの相棒。当時はまだ身長で重量が決まらないため中量級である。*1

重量級

お馴染みマリオの自称ライバル。悪知恵は健在?
クラクションを鳴らす時は尻を扇ぐ。

お馴染みゴリラ。当時は声優が安定しておらず、ドンキーコング64のボイスを流用した声には違和感があるかも。

お馴染みカメの大魔王。普通なら相手とぶつかったらよろけさせるがカート次第ではこちらがよろけたりする。ゴール時のボイスがやたら長い。

まさかのボス同士で組むことに。
ボスパックンは体型の関係でカメラが遠くなっている。また、これ以降のマリオカート作品では、本作から19年経った2022年に『マリオカート ツアー』へ参戦するまで一切登場していなかったりする。
キングテレサはルイージマンションの時にあった冠の上のでっかいレッドダイヤはなくなっており、顔付きも通常のテレサと同じものとなっている。これを機に、マリオシリーズに登場する際にはこの姿が標準となる。

重量級のキャラは150ccグランプリでは優勝候補として頻繁に上位を狙ってくる。


●カート

キャラごとのカートが登場。
重量によって乗れるマシーンが決まっており、
  • どちらかに中量級のキャラがいたら中量級のカート
  • 重量級のキャラがいたら重量級のカート
  • 軽量級同士のみ軽量級のカート
に乗る事ができる。
要するに、重量の違うキャラで組む場合は、重いほうのキャラにカートを合わせることになる。

何気に半分以上が隠しカートだったりする。
カッコ内はグランプリで使用するCPUキャラを表す。太字キャラは本来使用するカートが未解禁の場合のみ使用する。

軽量級のカート

  • ぶーぶーカート(ベビィマリオ、ベビィルイージ、ディディーコング)
  • がらがらカート(ベビィルイージ)
  • ノコノコダッシュ(ノコノコ、パタパタ、クッパJr.)
  • パタパタウィング(パタパタ)
  • タルポッポ(ディディーコング)
  • マグナムカート(クッパJr.)
  • ピオピオカート(キノピオ、キノピコ)
  • ピコピコカート(キノピコ)

中量級のカート

  • レッドファイア(マリオ、ルイージ、ワルイージ)
  • グリーンファイア(ルイージ)
  • ロイヤルハート(ピーチ、デイジー)
  • キューティーフラワー(デイジー)
  • ヨッシーターボ(ヨッシー、キャサリン)
  • キャサリンターボ(キャサリン)
  • ワルイージバギー(ワルイージ)

重量級のカート

  • ワリオカー(ワリオ)
  • DKジャンボ(ドンキーコング)
  • キングクッパ(クッパ)
  • フラワードッカン(ボスパックン、キングテレサ)
  • ゴーストドッカン(キングテレサ)

無差別カート(これのみどんな組み合わせでもOK)

  • スーパーパレードカート

●アイテム

今作からほぼ全てのアイテムをCPUも使用してくるようになった。
過去作とは仕様が異なるもの、今作からの仕様が定着したものなど様々。

  • バナナ
お馴染みバナナの皮。トラップにも防御にも使えるが、今作はカートのお尻につける操作ができないので注意。トリプルバナナは登場しない。

  • にせアイテムボックス
アイテムボックスのニセモノ。赤色と¿マークで判別できるが、赤色は遠くからだとアイテムボックスと区別しづらい。
今作のアイテムボックスは自由に動くためカモフラージュさせやすかったり、しにくかったり。

  • みどりコウラ
お馴染みの直進するコウラ。今作では路面に落ちている事も多い。

  • あかコウラ
お馴染み追尾コウラ。
今作からコースに沿って追尾をするようになったが、まだ追尾性能が甘く人力で避ける事が可能。後方のほか、今作では1位で投げても直進する。

みんな大好き、1位を狙うアイツ。
今作から羽がつき、高速で空中を飛び1位だけを狙って大爆発するようになった。
他作品と違い本作はトゲゾーこうらの回避手段に乏しく、襲撃してきたら基本的に受け入れるしかない恐怖の存在。

  • ダッシュキノコ
お馴染みの加速アイテム。
今作ではキノコダッシュ中にライバルカートに触れるとアイテムを奪える。
今作はキノコを使ったショートカットが多い。

  • トリプルダッシュキノコ
今作では片手で3つのキノコを同時に持つため、スピンや転倒をするとバランスを崩して1個になるまで落としてしまう。
キノコが残ったままだとアイテムを奪う事はできず、その場に落とさせる事しかできない。

  • スター
お馴染みの無敵アイテム。こちらで攻撃してもアイテムを奪われる上、ぶつかると激しく転倒するため注意。
今作はバックミラーがなくスターのアラートも無いので後ろにいるとBGMでしか位置が分からず特に危険。

  • サンダー
お馴染みの大逆転アイテム。当時の復活時間は順位に関わらず一定。
今作では他の攻撃を喰らってる時にサンダーを喰らうと何故か縮まずに済む。


●スペシャルアイテム

今作の特色のひとつ。
ただやっぱりスペシャルアイテムでキャラ毎の差がある。
他作品では全キャラ共通アイテムとして扱われているものが、本作に限りスペシャルアイテムとして実装されていることがある。

ワンワンにしばらく引っ張られる。引っ張られてる間は愉快な専用BGMが流れる。
ワンワンはとても強く殆どの攻撃は効かないため、準無敵状態で高速でコース上を走る。ワンワンに撥ねられるとアイテムを落とす転倒になる。
使用中に攻撃を受けたり特定の仕掛けに触れる、一定時間経つなどすると鎖が切れて終了するがワンワンはしばらく走るため油断できない。
強力な性能ゆえか下位にいないと出現せず、出現率も低め。
今作にはバックミラー機能が無く、アラートも位置までは教えてくれない。そのため追われた時はワンワンの声や専用BGMを頼りに避ける必要がある。
DS以降は完全無敵のキラーに差し替えられたため登場せず、アーケードGPに出るワンワンは別性能のアイテムなため実質本作のみのアイテム。

  • トリプルコウラ(ノコノコ、パタパタ)
トリプルのみどりまたはあかコウラは今作は他キャラは使えない。
ノコノコだろうがパタパタだろうがみどりとあかのトリプルコウラはどちらも出る。
ただし、2個以上持っている状態でスピンや転倒すると1個になり他は周りに落ちるため注意。
他作品のようにカート周囲を回ったりはせず、ノコノコは出前スタイルで、パタパタはジャグリングで持つ。
みどりは上位~中位、あかは中位~下位で出現する。

  • ファイアボール(マリオ、ルイージ)
5つ(バトルは3つ)のファイアボールが分裂して飛ぶ。壁で跳ね返るため、狭い道で有効。
攻撃を受けると少しの間ハンドル操作が鈍りアイテムが使えなくなる。その他にもクッパコウラを跳ね返したりできるため大体みどりコウラの上位互換として使える。ただしジャンボバナナには勝てない。
ちなみに色はルイージのみ緑で他は赤だが、特に違いはない。
中位や上位で出現する。
マリオカート7以降、ファイアフラワーが登場するが、こちらは本作の仕様とは異なり、単発のファイアボールを10回飛ばすことのできるものである。しかし、ツアーに限り本作のファイアボールに類似した機能となっている。

  • ハート(ピーチ、デイジー)
使うと2つのハートがカートの周りを回り続け、落ちているアイテムにぶつかるとハートが無くなる代わりに拾える。拾えないものもある。
アイテムが持ちきれないとアイテムを拾えずハートが消えるので注意。
ファイアボールは拾っても分裂しない。
高い防御性能のためか、下位にいないと出現しない。
上位でこそ需要が高いアイテムなのだが。

  • タマゴ(ヨッシー、キャサリン)
使うと前のカートを追う。
前にいない場合や後ろに投げた場合はコース上を走りぶつかるか一定時間経つと割れて3つアイテム*2が出る。
使いどころをミスると中から出てきたアイテムを相手に利用されかねないので注意。
色はキャサリンがピンクで他は緑だがやはり違いはない。
だいたい中位で出現する。

  • ボム兵(ワリオ、ワルイージ)
投げると一定時間経つかカートが近づくと爆発する。
爆発に巻き込まれるとアイテムを落とし転倒する。今作初出で唯一そのまま次作以降も登場したアイテム。
中位で出やすいが、上位や下位でも出現する。
なお、DS以降は各キャラ共通アイテムとして登場したため、スペシャルアイテムの復活したツアーでは、ワリオやワルイージは複数のボム兵を獲得できる、という仕様に変更されている。

  • ジャンボバナナ(ドンキーコング、ディディーコング)
でかいバナナで踏むと3つのバナナに分裂する。生半可な攻撃では壊せない。
壁のない道やジャンプ台の手前に配置すると転落を誘えて強力。
のちにアーケードGPで登場した。
通常のバナナ同様、上位で出るため強力。

  • クッパコウラ(クッパ、クッパJr.)
でかいクッパのこうらを投げる。バナナだろうが車だろうが障害物を吹き飛ばす。当たるとアイテムを落とす転倒に。
ベビィパークあたりで投げられると恐怖しかない。
こちらもアーケードGPでも登場し、同作でも優秀なアイテムとして人気が高い。
まんべんなくすべての順位で出る。

  • パワフルキノコ(キノピオ、キノピコ)
マリオカート64に登場した5秒間何回でもダッシュできるキノコ。今作以降パワフルキノコは王冠がついたデザインに統一された。
中位~下位で出るが、案外上位帯でも出現するため強力。

ボスパックンとキングテレサは個人のスペシャルアイテムがないが代わりに全てのスペシャルアイテムが使える。
かわりに全体的な出現率は低めとなっている。


●グランプリ

50ccは相手はみどりコウラやバナナ(とスペシャルアイテム)でしか攻撃せず、スピードも遅いため、やろうと思えば7位や8位を周回抜かしができる。
ライバルキャラ(基本的に軽量級のペア)の速度もこちらの普通の速度と大差なく、今作のCPUはある程度走ると通常速度以下に減速する仕様もあるので、普通にやってれば楽勝。

100ccではあかコウラで攻撃してくるようになるが、今作のあかコウラはアイテムなしでも避けられるのであまり怖くない。
それが出来ずとも、上位になったら常にバナナやみどりコウラを温存して走るプレイを知っていれば大体大丈夫。
ライバルは中量級2人組のマリオやピーチ、ヨッシー辺りがペアで出やすい。
ロケットスタートするようになる上、最序盤等の区間ではこっちより10キロほど早くなるが、厄介な妨害が飛んでくる確率は低いので落ち着いて戦えば十分対処可能。

問題は150ccとミラーである。
CPUの攻撃が激増、しかも上位よりプレイヤーを優先して攻撃してくる。なんで当時のゲームはこんな仕様ばっかりなんだ
装備ができないためアイテムはしっかり使いこなす必要があり、CPUは一通りの中級者のテクを駆使するためかなり大変。
64のように「どれだけ離してもすぐに追いつかれる」「攻撃そのものがまともに当たらない」といったような露骨すぎるイカサマはないが、その代わりに今作のCPUは ストレートに強い。
ロケットスタート+速度ブーストに加えてライバルが原則重量級固定になるのでぶつかれば容赦なく弾き飛ばされる。CPUの組み合わせがランダムになる為、攻撃アイテムが増えるのも地味に厄介。
あかコウラが超高確率で飛んでくるのでにせアイテム以外の「あかコウラを防げる」アイテムは常備必須。場合によっては2連発されるケースも。
解禁されたトゲゾーのコウラが露骨にこちらを狙って飛んでくるのも辛い。ジャンプしている最中を狙ってトゲゾーを叩き込まれたりしたらひとたまりもない。
ゴール前でも容赦なく飛んでくるのでゴールするまで気が抜けない。

なお、今作のCPUは「速度にブーストがかかり異常に速い」→「通常速度より遅くなる(大体AB同時に押しながら走るときのような感覚)」の流れをコース内の特定ポイントごとに切り替えて繰り返す仕様になっている。
そのため、プレイヤーのタイムや走りには一切依存しなくなっているのが大きな特徴。
集中攻撃、落下などで露骨に順位を下げられると急加速するが、その時も「元の順位に戻る」だけで「独走しているプレイヤーに追いつくまで異様な速度で走る」ことはない。
要するに(相手のトゲゾーが少なければ)腕次第で十分独走することが可能。

また、グランプリのCPUに共通する仕様として、サーキット系のコースでは速度ブーストの乗っている時間が長いという特徴があり、これによってキノコカップやフラワーカップの方がむしろスターやスペシャルより難易度が高い。調整ミスってません?
ベビィパークとマリオサーキットは特に難易度が高く、150以上だと安定した勝利は難しい。

今作のグランプリには「オールカップツアー」があり、16コース全て走るというルールである。
最初はルイージサーキットで最後はレインボーロードの固定だが途中でセーブができないので長丁場になる。
最大160ポイントなので後半戦になるころにはすでにプレイヤーの優勝が決まっていることも少なくないが、それでも16コース分クリアすることになる。

今作ではルールが大幅改正され、リトライがなくなった代わりに5位以下での失格も廃止された為、5位以下でも次のコースへ進めるようになった。
ドライバーズポイントも7位まで入る*3が、この変更に伴ってかは判らないが今作およびDSでは、ゴール時にキャラクターが落ち込む演出になる順位が4位以下になっている。

今作はランク評価制の採用は休止となったが、シリーズで唯一受賞時にネームエントリーを行う。*4


●コース

キノコカップ

  • ルイージサーキット(DS)
定番のコース。ストレートの両端にバンク付きの折り返しコーナーがあるレイアウト。50cc以外では往路と復路を隔てるフェンスが撤去され、正面衝突の恐れがある。

  • ピーチビーチ(Wii)
サンシャインのビーチをモチーフにしたコース。ポイハナに触れると吹っ飛ばされる。
アイテムボックスが手に入る土管があるが、タイムロスするのでスルー推奨。

超単純な超短いコースで7周する。
アイテムが飛び交うため大乱戦になりやすい。詳細は個別項目から。

  • カラカラさばく(WiiU)
64のイメージとは一変して遺跡のようなところでレースする。竜巻や砂地獄、変な動きをするサンボに注意。

フラワーカップ

  • キノコブリッジ(Tour)
高速道路で走る。ダブルダッシュだけ一部を除いて車との衝突はスピンのみである。DSで再登場したが車は凶悪に戻った。

お馴染みマリオのコース。今作以降ピーチ城とセットに。

  • デイジークルーザー(3DS,Tour,8DX)
激しく揺れる客船でレースする。デイジーの初コース。

  • ワルイージスタジアム(Wii,8DX,Tour)
ワルイージの初コース。
モトクロスのようなテクニカルなコース。スピンなどすると観客の溜息が聞こえる。

スターカップ

  • シャーベットランド(WiiU)
お馴染み雪と氷のコース。
すべりやすく、レース終盤のフリーザーには注意。

  • キノコシティ(リメイクなし)
もうひとつの高速道路のコース。市街地エリアではルート分岐があり、ルート次第では車が前から来ることもあるので注意。

  • ヨッシーサーキット(DS,WiiU,Tour)
空から見るとヨッシーの形をしているコース。隠しルートもあったりする。
再登場時にはいずれも隠しルートは削除された。

  • DKマウンテン(Wii,Tour,8DX)
ジャングルや山を駆けるコース。大砲から飛ぶ時は279km/hも出る。落石や橋に要注意。

スペシャルカップ

  • ワリオコロシアム(リメイクなし)
長くて立体的な複雑コース。
当時まだセクション制はなかった事もあってか、唯一2周でゴールになる。
設定を変えて周回を増やすと自身の集中力との戦いになる。

  • ディノディノジャングル(3DS,Tour)
恐竜がいるジャングルを走るコース。間欠泉に巻き込まれると激しく吹き飛ばされる。

お馴染みクッパキャッスル。相変わらず複雑でミスるとクッパの笑い声が聞こえる。

お馴染み最終コース。急カーブや避けられないダッシュボードなどが点在するためSFC版に匹敵する難しさを誇り、ワリオコロシアム並に長い。たまにスターが落ちており拾えばスター状態に。
BGMの後半は64のもののアレンジであり、スマブラに収録されるほどの人気曲でもある。


●バトル

おなじみバトル。ルールが3種類に増えた。また一部を除いてスペシャルアイテムがどんなキャラでも全て使える。

  • ふうせんバトル
おなじみの伝統バトル。もちろん風船も奪える。
本作では脱落したプレイヤーはゲームから完全に除外するようになった。

  • いただきシャイン
新ルールその1。
落ちてきたシャインを奪いあい画面のカウントが0になるまでキープしたコンビが勝ち。

  • ドッカン!ボムへい
新ルールその2。
ボム兵を投げ合うゲーム。アイテムはボム兵しか出ず、ボム兵は2人で最大10個持てる。
ボム兵はプレイヤーごとに色が違い、自分の色は爆発に巻き込まれない。
当たると1ポイントプラス、当てられると1ポイントマイナス。
一定のポイントを取ったプレイヤーの勝ちというシンプルながら非常に熱いゲームでマリオカートのバトルゲームの中で特に人気のルール。

なお、最新作のマリオカート8 デラックスのバトルモードで「ドッカン!ボムへい」と「いただきシャイン」が久しぶりに復活した。

バトルステージ

  • クッキーランド(Wii,Tour)
円の形をしたオーソドックスなステージ。壁はみどりコウラを貫通する。

  • ブロックシティ
「田」の字のような形をしたステージ。密かに1箇所段差あり。

  • ゲームキューブ
障害物が一切無い平坦なステージ。みどりコウラが猛威を振るう分、自分も危険。

  • どかんひろば(DS)
入るとランダムにワープする土管が特徴。やろうと思えば土管付近で籠城できるが、敵に当たって土管内に押し込まれることも。
DSで再登場するが、BGMがDSバトルステージと同じになった。

  • ルイージマンション(8DX)
3階構造の巨大な隠しステージ。様々なテクニックを要する。
マリオカート8 デラックスにて再登場。BGMはクッパキャッスルと同様だったが8デラックスで再登場時はDSのルイージマンションのアレンジに変更された。

  • ぐらぐらマリオ
ドットマリオが描かれた隠しステージ。その名の通りステージが揺れ、アイテムボックスが転がる。コースアウトに注意。
BGMはベビィパークのアレンジ。


●余談

今作が発売されたのは2003年の11月だが、
……と、1ヶ月にマリオのゲームが3本も発売されるという今では考えられない展開であり、当時はファミコン生誕20周年の企画中で第2弾としてホットマリオキャンペーンが開催されていた。




追記・修正は、オールカップツアーの150ccとミラーを全て1位を取った人がお願します。




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  • キノピコ
  • 2003年
最終更新:2025年04月30日 17:40

*1 次作DSまで続くほか、アーケードグランプリDXでも重量級扱いを受けていない。

*2 キノコ、バナナ、ミドリこうら、ボム兵、スターで、ボム兵とスターが出る確率は低い。

*3 1位から順に、10,8,6,4,3,2,1,0ポイント

*4 DS以降ではゲーム開始時にプレイヤーのアカウントを作成、Wii以降はMiiと紐づけられるようになった。