イスルギ重工

登録日:2010/09/26 Sun 18:02:06
更新日:2025/07/23 Wed 01:06:50
所要時間:約 4 分で読めます





「イスルギ重工」とは、ゲーム『スーパーロボット大戦』シリーズに登場する民間企業。
初出はOGシリーズ。

【概要】


本社の位置は不明。連邦軍に対し、「アーマード・モジュール」(通称:AM)を生産・販売している。
マオ・インダストリーとは、軍の主力機の座を奪い合うライバル関係にある。

元々はDCと連帯していた敵軍の子飼い。ファースト・ガンダムのジオニック社をイメージすると分かり易い。
以前は何を売っていたかは不明だが、元から規模がかなり大きい会社だったらしい。
何でも、戦後の事も考えてAMリオンシリーズの大量生産ラインが欲しかったビアン総帥が契約したとか。


一応は味方陣営にあるが、味方機がPTや特機に傾倒しているので、印象自体は微妙。
その経営内容はマオ社と対照的で、自社の利益のためには汚職やら裏取引は当たり前のように行う。
連邦軍とは別にDC残党にリオンシリーズを横流し、時には異星人にすら商品を販売する様は正に「死の商人」。
おかげさまで事件が起こる度に何かと疑われる胡散臭い企業と相成りました。


そんなイスルギ重工だが、会社の規模と生産能力こそマオ社に勝るも、どうにも技術力が高い印象が無い。
というのも、販売機種がシリーズ開始から全く変化が無く、DC戦争後は仕様変更含めて一切、新機種が出ていないからである。

マオ社のようにワンオフの試作機を作る気配も無く、やってる事は航宙機開発がメインのプロジェクトTDの機体を兵器に転用しようとした事ぐらい。
元々、生産力だけを買われた会社だからか……。
一応、子会社にゲシュタルトを制作させたが、なんやかんやあって次世代機として最悪な結果に。
現在は「ホントに主力機の座、奪う気あんの?」な状態。
一応、何らかの対応策があるみたいだが、どんな結果になるやら……?
と思っていたら、第2次OGでレリオンなどの新型AMや新型戦艦エア・クリスマスを打ち出してきた。
ただし、主な納入先であったガイアセイバーズがユーゼス・ゴッツォの傀儡と判明、せっかくの新作たちがどうなるかは不透明。
…かと思いきや、ムーン・デュエラーズでは連邦正規軍でもレリオンやサイリオンが運用されており、着々とマオ社のお株を奪おうと狙っている。


【社員】


  • ミツコ・イスルギ
CV:高口幸子

社長。
髪の色から表情の付け方まで胡散臭さが漂う悪女。
こいつに萌えれるお方はかなりの強豪だよ!
ちなみに声はセツコ・オハラ役も担当している。さながら悪いせっちゃん的な感じである。

  • レンジ・イスルギ
前社長にしてミツコの実父。
地球脱出を図るEOT特別審議会にくっついてシロガネに乗りこんだところを、なんやかんやでヴィレッタお姉様に艦橋ごとぶち抜かれてあぼーんした。(OG1リュウセイ編)
ちなみにキョウスケ編では出番無し。顔グラもセリフも無く死んでいく。それでいいのか社長さん。


【開発・販売機体】

DCが開発したリオンシリーズが主力、というか唯一の商品。
鋼龍戦隊の改造機とプロジェクトTDについては別項で。

アーマードモジュール

OG界のザク。
手足っぽい物が付いてる戦闘機。
構造がかなりシンプルなので、コストが非常に低い。そんなんがイスルギの生産力で作られるので、流通量が凄まじいことに。
バリエーションとして、陸戦用の「ランドリオン」、海戦用の「シーリオン」、宇宙戦用の「コスモリオン」が存在する。

空飛ぶ大砲。
第2次OG以降はビームキャノンを廃してレールガンを2門にした「ヘビーバレリオン」が主流化している。
「避ける」「硬い」「痛い」「射程長い」と、およそ弱点らしい弱点が見当たらない名機。
但し、初登場以後一貫して味方ユニットになった事はない。故に毎回「ウザい雑魚ユニット筆頭」として君臨し続けている。
名ありパイロットが乗るカスタムタイプともなると、もはや雑魚とは言い切れない運動性と耐久性を持ち、更にウザい。
設定上では既に旧式化している現在でもそのウザさは健在。

指揮官用。の割には数が多いけど気にするな。
エース級は頭部にバリエーションが存在。エース専用機は「ガーリオン・カスタム」と呼称される。
イスルギ重工初の人型ロボで基本性能は悪くなくコストも問題ないが、ゲーム中では連邦側で搭乗したのは、OG外伝でラミア機とTDのメンバーがスポット参戦したのみ。

色々とヤバい名前の対特機用AM。ぶっちゃけスーパー系リオン。
設定自体はOG1当時からあったものの名前がヤバ過ぎるためお蔵入りし、アニメ化に際して大張監督の許可を貰ってようやっと日の目を見たという逸話を持つ……本当か?
強化型も存在する。その名もソルグラビリオン。なお、名付け親は大張監督自身でありパイロットの中の人もノリノリでそれっぽい演技をしている。
現在のところアニメのみの登場。

プロジェクトTDのテスト機。
ぶっちゃけただの戦闘機。ベガリオンの前座。

  • レリオン
『第2次OG』でロールアウトされたリオンの再設計機。名称は「リファイン・リオン」の略。
正統後継機なだけあってリオンシリーズの操縦性はそのままに全体的にスペックが向上。
機動性・運動性はガーリオンをも凌ぎ、五指が追加されたためパーソナルトルーパーのように携行武器も装備できるようになり拡張性も増した優等生。

  • マスカレオン
レリオンに偽装を施したもの。傭兵組織などに横流しされた。
見た目は徹底的に偽装されたため、外観はパーソナルトルーパーにすら見える。
リオンシリーズのカスタマイズ性の高さは健在で、両肩にレールガンを乗せた砲撃戦用の「タイプN」が確認されている。

ブーステッド・チルドレンのアルジャン・クラス連中が使用した機体。指揮官用のプレザン、通常仕様のパッセ、電子戦用のアブニールの3タイプある。
なお、本機はガーリオンの新型機種「ガレリオン」の試作機をベースに改造されている。

  • サイリオン
プロジェクトTDの軍事転用によって生まれた機体。
「手足つき戦闘機」というリオンの基礎に立ち戻った細長いフォルムが特徴だが、リオンよりも戦闘機要素が強い。
大型ウェポン・ベイの中にクッソ高いMTDM(マイクロ・テスラ・ドライブ・ミサイル)を標準装備したリッチな機体でもある。


ゲシュタルトシリーズ

系列会社が開発した機動兵器群。
共通の特徴としてAMNシステム及びODEシステムを搭載しており、これらのシステムの運用を前提としている機体となっている。

  • ミロンガ
系列会社が開発した機体。
重火力、多数の防御機構、豊富なオプション、現行機以上の機動性という理想的な量産機
ただし殺人的なGが生じるレベルまで機動性を追求した結果乗ったパイロットが必ず死ぬ。
劣化ジアースとか言わない。

  • バルトール
ミロンガの後継機
ミロンガより装甲は薄いけど、その分コストダウン。
機体自体がパイロットを選び、搭乗を強制するというロボットアニメの主役機みたいな奴。
その分、絶対に下ろしてくれないけど。


艦艇

  • エア・クリスマス
スペースノア級に対抗して作られたクリスマス級1番艦。
必殺技は高速形態に変形して巨大なビームの刃を展開して突っ込み刺し貫く「ファー・ツリー・ブレード」というロマン溢れる仕様。
ユーゼスによってバルマー製転移装置が組み込まれており、後にそれが彼の敗因となる。
カラーリングはサンタ…と思わせてユーゼスが大好きなとある星雲からの来訪者




ミツコ「追記・修正しないなんて真似したら……最上級のお仕置きを致しますわよ?」

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2025年07月23日 01:06