登録日:2012/02/03(金) 22:43:09
更新日:2025/08/16 Sat 19:34:21
所要時間:約 4 分で読めます
概要
若島津健は、「キャプテン翼」に登場するキャラクター。通称は空手キーパー。
国籍:日本
生年月日:12月29日
出身地:明和市
身長:185cm
体重:74kg
ポジション:GK/FW
利き足:右
所属:明和FC→東邦学園中等部→同校高等部→横浜フリューゲルス→名古屋グランパスエイト
特技:空手(若堂流空手五段)
担当声優は以下の通り。
- 飛田展男(初代)
- 中村大樹(J少年期)
- 関智一(J青年期)
- 伊藤健太郎(2001年版)
- 梅原裕一郎(2018年版以降)。
略歴
実家は若堂流空手の道場を営む。本人も若堂流空手五段。
大会前にキャプ翼名物交通事故により入院。デビューはふらの小戦。超人的セービングを連発して、相手の作戦を見破るなど大活躍した。この時が全盛期。
中学進学時に日向を追っかけて埼玉から東京の東邦学園に越境入学した。
中学・高校では若林が海外留学したことから国内最強GKの座に君臨する…のだが、中学生編以降は小学生編に比べると弱体化した感は否めない。
裏をかかれたとはいえ三杉にあっさりゴールを許し、ドライブシュートや
タイガーショットには正面からでは歯が立たなかったりした。
そしてジュニアユース編に入ると弱体化が顕著になる。
環境の差もあり、小学生編では互角に近かった若林とは圧倒的な差が出来てしまう(しかも年々差は縮まるどころか広がっている)。
以降は大量失点が当たり前となり、作品上の都合でなかなか試合に出られない若林のつなぎ・前座となる。
要するに小学生編の森崎と同じ立ち位置である。
物語を面白くする都合上、若林を除き主人公側のGKは大量失点が多い事もあり、ジュニアユース大会ではナンバーワンの失点数を喫してしまう。
これはザルキーパーと名高いアモロをも上回っている。
とはいえ、若島津は好守も連発しており、アモロはノーゴール判定やPKを含めて1試合13回ゴールネットを揺らされながらボールに一度も触れないという異様な有様なので、実力自体は若島津が大きく上なのは間違いない。
そもそも日本はイタリアを除いて得点力の高いチームとばかり当たっているのでクジ運もあるし、ノーゴール判定を含めれば、単純に比較してもアモロの方がゴールを許している。
来日したオランダユースとの試合では、3試合で合計14失点。
これに関しても大量失点した1・2戦目はチームがボロボロの状態であり、若島津以前にチーム力自体に差がありすぎる状況だった。
実際、全日本の面々は自分たちのあまりもの弱さに悔し泣きしている。
翼の復帰などでチームが立ち直った3戦目では1失点に抑えている。ちなみにドイツの一員としてオランダと戦った若林は3失点して負けている。
『きぇぇぇぇぇぇぇ!!』と奇声を発しながら、空手技を応用した妙なセービングを使う。
隙があれば最後の攻撃手として、キーパーなのにオーバーラップをしたがる。(※一応状況によっては現実でも有り…
『状況によっては』だが)。
尤も若林も何回かしているし、
そもそも作中で先にオーバーラップしたキーパーは若林である。(作中でも若島津がオーバーラップした時、翼は「若林くんを思い出す」と言っており、元々若林の特技という方が正解)
タッパが結構ありシュート力も日本のFW陣たちとためをはれて足も速いため、後に若林から「攻撃力に関しては自分より上」と認められているが、
彼はキーパーである。
ちなみに同時に作者からのフォローか若林から「俺と同等のキーパー」とも言われているが、描写を見ると若島津ファンでもそう思うのは厳しいだろう。
WY編では
『俺は若林源三のかませ犬じゃないんだー!』というセリフの後、ユース代表を離脱し横浜フリューゲルスにプロ入りしていたが、後に
日向小次郎に連れ戻された。
これに関しては「(その時点では)どちらの実力が上かわからないのに、海外で活躍しているという理由だけで競争もさせず若林を正GKにする」という監督の方針だったので反発しても無理はない。
しかもちゃんと競走した結果、自分の方が若林より劣っていると認める事が出来たら何も言わずにサブに回ると明言している。
ワールドユース大会でも、大量失点ぶりは健在。
ジュニアユース編・アルゼンチン戦での「開始10分で3失点」、前述のオランダ戦の合計14失点もあり、描写だけ見ると
森崎より酷いのでは?と一部読者から言われる事もある。
実際に作中で判明している失点数を計算すると、平均失点数は若島津の方が多い。
とはいえ、森崎はジュニアユース編以降かなり長い間試合出場がほとんどなかったし、若島津の方が強敵との試合数が多いのでそう単純な話でもない。
ワールドユース編でも森崎がまともに描写された試合は1次予選のタイ戦しかなく、そのタイ戦では大量失点している。
そもそも若島津が復帰した時、石崎からも「よかった、森崎じゃ何点取られるか分からないもんな」と安心され、予選で若島津が最優秀GKに選出されている時点で若島津の方が上なのは間違いない。
メキシコ戦ではGKに得点を許し、ウルグアイ戦ではオウンゴールを含めて5失点。ワールドユース開幕前に
Jリーグで腕を磨くと言ってたが、どうやらワールドユース>>>>>
Jリーグのようだ。
ちなみに描写からして、メキシコ戦の失点は若林でも同様の結果になっていたと思われる。
というか
メキシコのGKはチームの得点王である(それはそれでおかしいが)ので特別恥ではない。
ウルグアイ戦もオウンゴール以外では
DFが4人揃って一度もボールに触れないという大失態なので若島津1人の責任とは到底言えないだろう。
キャプテン翼においてはGKの性能=チームの守備力といってもいいので、あながちそうでもないかもしれないが。
その後、横浜フリューゲルス消滅に伴い、名古屋グランパスエイトに移籍。
オリンピック代表編ではGKとして
若林源三とのレギュラー争いに勝つ!と意気込むが…
現実には、紅白戦で新キャラ・フットサルコンビの
かませ犬になる芸の細かさ。一応、
かませ犬になったのはほかの面々も同じで、別に若島津が特別扱いが悪かったわけではないが。
デンマーク五輪代表との親善試合において前半で1失点。恩師で代表監督の吉良耕三の計らいで、FWを兼任する事に。
これには多くの読者が驚かされたが、前々からそちらの方が自然だろうとやはり多くの読者が思っていたことだった。
吉良監督によると、若島津をFWにする事は小学生時代から考えていたらしいのだが、まともなGKがいないというチーム事情からGKになって貰ったという経緯があるらしい。
ちなみに若島津がFWを兼任する事になった件について、原作者の高橋陽一氏は、
「翼をMFにして活躍させてからというもの、日本中のサッカー少年が彼に憧れてMFばかり目指すようになってしまった。だからFWを目指す子供たちが多く現れてくれる事を願い、若島津をFWにした」
と語っている。
必殺技
素早い反応でキャッチする。小学生編のふらの戦のPKで松山の渾身のシュートをダイビングキャッチし、逆転勝ちの起点となった。
技名はゲーム『ZERO』から。本来は単なるダイビングキャッチで技ではない。この技に限らないがスマホゲームなので強引に技を設定する必要があるのだろう。
空中でボールをキャッチした後、とんぼ返りをして華麗に着地する。直接シュートをキャッチした後に地面に叩きつけたボールを利用して行うタイプと、両足を叩きつけてシュートを止めてからボールをキャッチして行うタイプがある。初使用は小学生編の決勝戦。
技名は『ZERO』から。両手でボールを地面に叩きつけるタイプを採用。ゲーム『RISE OF NEW CHAMPIONS』(以下『RONC』)では前者のタイプだがボールを地面に叩きつけない。
得意技の一つ。空手の三角飛(跳)びを応用したセービング。ゴールポストを蹴った反動を利用して跳躍の速度と飛距離を伸ばし、攻撃を防ぐ。逆を突かれた時に切り返す(横に跳ぶ)タイプと、通常より高く跳躍するタイプがある。
作中おける初出は小学生編の決勝戦。実際の初使用時の様子は後のMEMORIES(時系列が本編前)で描かれた。
逆を突かれた場合は普通に跳んだ方が絶対に速い事を読者によく突っ込まれる。作中では誰も指摘しないので、キャプ翼ワールドでは普通に跳ぶより速いのだろう、多分。
この技を多用するという事はそれだけ読みを外しているのではないか、という指摘を読者からされる事がある。実際にはシュートを弾いたものの、体勢を整える前にこぼれ球を拾われて逆サイドにシュートを打たれたので使用…というケースが大半であり、読み違えが原因で使用した事は(ゼロではないが)少ない。
後に
翼に盗まれ、若林に至っては三角飛びから更にクロスバーも蹴って下への移動も加えた四角飛び(仮称)を使いシュナイダーのファイヤーショットを防いだ。後に若堂流の門下生となった
新田も使用している。
キャプ翼を代表する技の一つ。派手で見栄えもいいので全国のサッカー少年は当然真似した。
ちなみに実際のサッカーのルールでは反則である(ポストを動かす危険行為)。まぁキャプ翼では実際には反則というプレイは珍しくないけど。
技名について。当初は壁を蹴ってから跳び蹴りを放つ「三角蹴り」が元とされており、技名も原作では長らく三角蹴り関連であった。
しかし、サッカーで使う場合は跳び蹴りはしないため「三角飛(跳)び」が正確である。このためかゲームなど原作以外のメディアではこちらの技名を使うケースが見られた。
原作でもライジングサンからはこちらの技名を使うようになったが、最新話のMEMORIESではまた「三角蹴り」になっていた。数話前、明らかにこの技の前振りとして紹介された若島津の得意の空手技が「若堂流三角跳び」と呼ばれていたのに…。
とりあえず本記事の技名は最新の「若堂流三角蹴りディフェンス」としておく。それ以前でも原作では「三角蹴りディフェンス」が最も使用頻度が高かった。
原作外の技名としては『ZERO』の「三角蹴りキャッチ」がある。KLab版のゲームでは普通に漢字が使われている作品にも関わらず、この技は「さんかくとび」表記となっている。
表記は原作準拠。うしろゲリ表記も見られる。シュートを腕で弾いて威力を削ぎ、後ろに回り込んだボールに跳び付いて空手の後ろ回し蹴りで弾き飛ばす。作中では後ろ蹴りとなっているが回転しているので明らかに後ろ回し蹴りである。
小学生編の決勝戦で翼のシュートをクリア。日向による勝ち越し点の起点となった。
技名はゲームのテクモ版『VS』では「うしろまわしげり」、『ZERO』では「回し蹴りセービング」となっている。KLab版(『つくろうドリームチーム』『たたかえドリームチーム』)は漢字が使える作品にも関わらず原作を尊重してか平仮名表記だが、後者は技の解説文ではうしろ回し蹴りと解説している。
シュートに跳び付いて片手でキャッチする。
初使用は小学生編の決勝戦。中学生編以降はその時々の都合(片腕を負傷しているなど)により跳んだ方向とは逆の手でキャッチに行く場面が何回か見られた。
本来は技ではなく他のGKも使用しているが『ZERO』では若島津専用の技となっている。中学生編で翼のドライブシュートを逆の手で止めに行った動きが採用されている。
力任せに打つ威力の高いシュート。主な使い手は日向。
小学生編の決勝戦でシュートを放つ際、主な使い手である日向から「キック力は明和の中でおれと1・2を争う鋭さ」と評されているため、この時使用したのは弾丸シュートと見ていいと思われる。しかし、若林にはGK同士という事でシュートコースを読まれてしまいキャッチされる。
『RONC』の若島津はフィールドプレイヤーとしては使えないにも関わらずこの技が使える。スタッフの愛が感じられる。
表記は原作準拠。空手の飛び横蹴りを応用したシュート。「ジャンピングサイドキック」とも呼ばれる。
小学生編の決勝戦でオーバーラップした若島津が浮き球をこの技でシュートしてゴールを狙ったが、
岬の決死のプレイに阻まれ、翼による追加点の起点となってしまう。結果的には失態だが状況を考えればこの場面のオーバーラップはやむを得ないし、岬はポストに激突して流血するほどの勢いで突っ込んでいるため相手の方が上手だったと見るべきだろう。
跳び蹴りでボールを弾き飛ばす。
中学生編の決勝戦で使用。翼のジャンピングボレーに対抗し、空中で激突した。
技名は『ZERO』から。
空手を応用したセービング。ボールに向かって跳躍し、空中上段突きで弾き返す。
初使用は中学生編の決勝戦。この時は普通のパンチング扱い。MEMORIESの体育のサッカー試合(2試合目)では日向のジャンピングヘッドを防いでおり、この時は正拳ディフェンスと叫んでいる。ゲームでの登場はおそらくこちらが出典と思われる。
技名は『たたかえドリームチーム』から。
得意技の一つ。空手の手刀を応用したセービング。指先を伸ばしてパンチングでは僅かに届かないボールを押し出すタイプ、手刀打ちを叩きこむタイプ、手刀の形でブロックするタイプがある。大抵は2番目のタイプを使っている。
1番目のタイプは思わず出た場合は仕方無いが突き指必至なので真似しないように。
作中における初出は中学生編の決勝戦だが、後にMEMORIESで小学生時代から使えた事が判明。一度だけ守刀ディフェンスと表記された。
技名はテクモ版の『VS』では「しゅとうパンチング」。
シュートに向かって横っ飛びし、横薙ぎの手刀打ちでボールを弾き飛ばす。威力の高いシュートに対抗する場合は後ろ向きに跳んで遠心力を利用して放つ。
初使用は中学生編の決勝戦。翼のドライブシュートを初めてGK1人の力で防ぎ、翼も手放しで賞賛した。守刀ディフェンスと表記されたのはこの場面。
技名は『たたかえドリームチーム』からで原作では通常の手刀ディフェンスと区別されていない。初使用時の後ろ向きに跳ぶ動きが採用されている。
『RONC』ではスーパーセーブの演出として採用されている。手刀打ちを叩きこんだ後にその勢いのまま回転し、流れるような動きでもう片方の手でキャッチする動きは格好いいので必見。
三角飛びでシュートコースに跳び付き、体全体でブロックする。
中学生編の決勝戦で使用。翼のドライブシュートを打ち返した日向のジャンピングタイガーボレーを更に打ち返した翼のハイジャンピングボレーに体ごとゴールに押し込まれそうになるが、その前に日向が若島津をキャッチしたため失点は防がれる。
技名は『ZERO』から。体でブロックしつつ両手でボールを押さえ込み、自分の両足で着地するという動きになっている。
組み合わせた両手を上方から降り下ろし、ボールを弾き返す。シュートを防ぐとともにボールを味方に送る攻防一体のセービング。
Jr.ユース編のイタリアJr.ユース戦で使用。
技名は『ZERO』から。プロレスの技名である。
ディアスの前転シュートを模倣した技。ボールに向かって前宙し、遠心力による勢いを付けたニールキックでボールを弾き飛ばす。
Jr.ユース編のアルゼンチンJr.ユース戦でディアスの前転シュートを防ぎ、ボール越しにディアスも吹き飛ばした。一度このシュートで失点しているのでリベンジとなった。
テクモ版では浮き球での競り合い時に使用出来る
必殺技。世界の並み居るエース級の選手を撃墜した。
原作では技名がなく、「あびせげり」はテクモ版から。何故か当初はニールキックではなく跳び蹴りになっていた。『ZERO』では「ニールキックセービング」となっており、シュートコースが低い場合は跳び前転から放つ。
空手を応用したセービング。正拳突きでボールを弾き飛ばす。威力の高いシュートに使われる事が多い。
作中における初出はJr.ユース編のフランスJr.ユース戦。ナポレオンのキャノンシュートを負傷した右手で防いだ場面は名シーン。後にMEMORIESで小学生時代から使えた事が判明。
ワールドユース編では若堂流伝説の百人組手に挑戦・達成して技に磨きをかける。メキシコユース戦でその成果を披露し、ガルシア達の激しくボールが揺れるビッグ・バンシュートを正確に打ち抜いた。技名に「若堂流」と付いたのはこの時が初めて。また、今までのものは見た目は普通のパンチングだったが、この時は空手の構えでシュートを待ち受け、腰を入れた正拳突きを繰り出すという空手技らしい動きとなっている。
一部ゲームでは通常のものを「正拳ディフェンス」「正拳」、メキシコユース戦で使用したものを「若堂流正拳ディフェンス」と区別している。『ZERO』の解説文によると後者が真の正拳ディフェンスとの事。
後ろ向きの体勢から振り向きざまにシュートを片手でキャッチする。
ワールドユース編で使用。後頭部目掛けて放たれた日向のタイガーショットを難なくキャッチした。この出来事は日本ユースを離脱しようと日向に背を向けたときに起こったものであり、サッカーの場で使われた技ではない。というか原作では特別な技とは扱われていない。
技名は『ZERO』から。ゲームでは試合で使う技になるため、大分動きに手が加えられている。半身を乗り出してシュートコースと体の向きを平行にし、ボールが背中付近に来たら体を回転させてキャッチする。技の解説文によると「体を回転させて、その力を1点に集中して止める空手ワンハンドキャッチ」との事。空手ワンハンドキャッチとは一体。
シュートに向かって跳躍し、鋭い手刀でボールを叩き落とす。
ワールドユース編のメキシコユース戦で使用。ロペス達の空中技・スイング式投げすてDDTを防いだ。技名は実況の台詞から。
原作では空中技への対抗手段だったため三角飛びをしていたが『たたかえドリームチーム』では普通の跳躍になっている。また、使用前に地上で空手の構えを取る。
シュートに向かって跳躍し、両足のブロックで威力を削ぐ。体ごとゴールに吹き飛ばされるも空中でボールをキャッチし、クロスバーに足をかけて前に飛び込みゴールを死守する。
ワールドユース編のウルグアイユース戦で使用。猛威を振るっていた火野のジャンピングトルネードシュートを防いだ。
技名はKLab版から。
迫りくるシュートに向かって跳躍し、強烈な手刀を叩きこんでボールを弾き飛ばす。シュートの威力に押し負けないようにするためか、右手での手刀の瞬間に右腕の後ろに左腕を置いている(腕を交差させている)。
ROAD TO 2002の柏レイソル戦で使用。新田の若堂流超上段蹴りを防いだ。
技名は『たたかえドリームチーム』から。原作では単に「若堂流手刀ディフェンス」と呼ばれている。
空手を応用したスライディングタックル。相手の足元に滑り込み、足を大きく振るってボールを奪う。
『たたかえドリームチーム』ではこの技単体は存在せず、新田との必殺ワンツー「若堂流コンビ」に組み込まれている。地面に付いた片腕を軸にして体を回転させ、勢いを付けた蹴りでリターンパスを出す。スライディングはしない。
空手を応用した対空タックル。地面を手で押して跳びあがり、打ち上げるような蹴りで空中のボールを捕らえる。実際のサッカーのルールでは危険行為だとみなされる反則である。次藤も似たような「打ち上げタックル」を使っている(打ち上げタックルの方が登場は先)。
GOLDEN-23のU-22ナイジェリア戦で使用。ボバングに円滑水面蹴りをかわされた後、即座にこの技につなげこぼれ球にした。
『つくろうドリームチーム』では円滑水面蹴りからの連続技がひとまとめにされている。何故か技名が「若堂流上段跳ね蹴り」になっている。
地上で空手の構えを取った後、オーバヘッドキックを放つ。若島津曰く「空手で身につけた俺流のオーバーヘッドシュート」。この技だけ「若堂流~」ではなく「示現若堂流~」となっている。
GOLDEN-23のU-22ナイジェリア戦で使用。若林のロングフィードを直接シュートし、GK同士の連携でゴールを決めた。
『つくろうドリームチーム』では「若堂流背面空中縦回転蹴り1」「若堂流背面空中縦回転蹴り2」が登場。前者はドリブル中にボールを高く蹴りあげて放ち、後者は原作通りパスなどで既に浮いているボールから放つ。『たたかえドリームチーム』での表記は「若堂流空手奥義・背面空中縦回転蹴り」。
空手の変幻次元蹴りを応用したシュート。相手のブロックをかわしつつ蹴りの軌道を途中で変えてシュートを放つ。
本来の(空手の)変幻次元蹴りは変幻蹴りを発展させた技。変幻蹴りは蹴りの軌道を途中であえて変えて打ち、変幻次元蹴りは相手の攻撃をかわしつつ動く標的を変幻蹴りで射抜く。
若堂流空手奥義を応用した新田との連係シュート。若島津がオーバーヘッド気味のジャンピングボレーの体勢から変幻次元蹴りでゴールではなく真下目掛けてシュートを放ち、新田がそこに走り込んで若堂流空手奥義隼蹴りを放つ。
GOLDEN-23のU-22オーストラリア戦でゴールを決めた。相手DF2人が若島津のシュートブロックに来たため、若島津はシュートではなく新田へのパスを選択した。
技名は『たたかえドリームチーム』から。若島津からしか発動できない。相手のブロックが再現されていないが、それでは変幻次元蹴りにならないような…。他の技を見る限り、演出用に相手のブロックを再現することは十分可能に思えるのだが。
一斉にスライディングタックルを仕掛ける技。若島津は日向、沢田と共に使用する。
ENDLESS DREAMの対抗戦2NDステージ(小学生時代)で使用。松山からボールを奪った。
日向と同時にジャンピングボレーを放つ。同時に蹴ったことによりボールは不規則に揺れるために相手は防ぎづらい。元々、ツインシュートは小学生編で翼と岬が偶然打ったものだったが、いつの間にかいろいろなコンビが当たり前のように使うようになった。
ライジングサンのU-23メキシコ戦で使用。エスパダスの左手を吹き飛ばす威力を見せるも、それによりコースがずれたためゴールはならなかった。それでも翼のオーバーヘッドとこのシュートを立て続けに至近距離で受けたエスパダスの左手は流血しており、威力の高さを証明した。吉良監督は長年夢見た2人の2トップの合体シュートという事もあり涙ぐんでいた。
『たたかえドリームチーム』では若島津からしか発動できない。
日向との華麗なるダイナミックなワンツー(実況談)。ワンツーの後、日向が直線的ドリブルで相手を吹き飛ばし、若島津にパスをする。
ライジングサンのU-23ドイツ戦で使用。日向に両足タックルを吹き飛ばされたマガトゥーはあまりものパワーで地面に倒れながら回転していた。
技名は『たたかえドリームチーム』から。若島津からしか発動できない。原作では1回のワンツーが複数回になっている。
ゴール前に来た低めのパスに向かってダッシュしてからジャンプし、両手でボールをキャッチする。
ライジングサンのU-23スペイン戦で使用。イニエスタのパスをライールがシュートする直前にキャッチした。
技名は『たたかえドリームチーム』から。シュートに対する技となっている。
シュートに飛び込み、勢い良く突き出した両拳でボールを弾く。
ライジングサンのU-23スペイン戦でライールのシュートを防いだ。トーレスがこぼれ球を狙い詰めてきており、キャッチに行ってファンブルしたら危険だったのでこの技で大きく弾いた。
空手を応用したシュート。地上で構えを取った後、横回転しながら跳び上がりその勢いのままオーバーヘッドキックを放つ。
MEMORIESで使用。たまたま飛んできたボール(日向のシュート)を持っていた空手の胴着で防ぎ、浮き上がったボールにこの技を使ったのが初出。後に体育の授業におけるサッカーの試合でも使用しゴールを決めた。当時のサッカー未経験の若島津にとって、頭突き(ヘディング)よりこちらの方がやりやすいとの事。3回目の使用の時は技名の頭に「必殺」を付けている。
空手を応用したシュート。構えを取った後、低い弾道のパスを直接シュートする。
MEMORIESの体育のサッカー試合でゴールを決めた。
空手を応用したブロック(セービング)。ボールを最短距離でマッハのスピードの蹴りで打ち抜く。
MEMORIESの体育のサッカー試合で日向のシュートに使用し、一気に間合いに踏み込んでブロックした。ライジングサンのU-23スペイン戦でも使用し、ミカエルがトーレスに出したパスをクリアした。MEMORIESでは足を振っていたが、ライジングサンでは足を突き出している。また、ライジングサンでは技名が「若堂流空手 真波蹴り」となっている。
『たたかえドリームチーム』ではスペイン戦の動きが採用され、技名もそちらの時の物を採用している。
両手を組んで固め(それはもう手刀ではないのでは?)、片手では弾かれてしまう威力の高いシュートを防ぐ。
MEMORIESの体育のサッカー試合(2回目)で使用。至近距離で放たれた日向のシュートを何とか弾いた。
テクモ版IVに登場。
内容は体全体が燃える三角飛びだけなのだがセーブ力は格段に上がっている。
この技のおかげでIVでは若島津はかなり使えるが、若林もPA外からのシュートに能力補正がかかるという強力な特殊能力があるので、正GKになれるかは微妙。
5では何故か無くなっている。要は気合いを入れた三角飛び。
日向とのツインシュート。
余談
◆
同人誌では
沢田タケシ以上に日向にベッタリ。
不自然なほど日向について行く献身的な姿が今でいう
腐女子層に大人気を博し、 「コジケン」或いは「ケンコジ」という一大ジャンルを築いた。
腐女子の間で黄金コンビというとこのコンビをいう。
名言
◆「きぇぇぇぇぇぇぇ!!」
◆「まてぇキーパー交代だ!!」
◆「この若島津健おまえらに3点目を入れられたらこの場でサッカーをやめてやるぜ!!」
◆「そして おれはこれからもサッカーをキーパーをつづけていくつもりだからね」
◆「く…くそ まにあってくれ!!」
◆「たて回転のニールキックだァ」
◆「くだけるものならくだいてみろ!! 正拳ディフェンスだァ!!」
◆「チェストォォォォォッ!!!」
◆「守ったぞォ!!」
追記・修正は若堂流空手に入門してから、お願いします。
- (腐女子に人気とは)知らなかった -- 名無しさん (2014-02-23 01:26:55)
- ストーリーの都合でザルも好守もできる使いやすいキャラなんだけど…。 -- 名無しさん (2014-09-25 23:11:52)
- 下手すりゃ森崎よりザルなんじゃあ… -- 名無しさん (2015-11-20 00:38:09)
- WやXって表記って4、5のこと? -- 名無しさん (2015-11-20 19:02:23)
- 点の取り合いに巻き込まれるキーパー。若林とそんなに差は無いと思うのだが。 -- 名無しさん (2016-01-27 14:56:45)
- 対戦相手が極悪すぎるせいで大量失点が多いけど、クリーンシートも多かった気がする。 -- 名無しさん (2016-03-20 11:58:18)
- 日向が若島津をWY編で日本ユースを離脱させないために放ったシュートを振り向き様に片手でキャッチした時に若林と争えると言ってたが、分析すると直線系のシュートには日向と三年も同じチームで練習してたから若林並に強いのであって、実戦では直線系のシュートに強いだけじゃオランダやウルグアイ戦みたいになってしまうのだろな -- 名無し (2016-05-04 13:12:42)
- ワールドユース編でのウルグアイ戦で五点取られてるのに一回シュート止めただけで守ったぞぉ!はないだろう(笑) -- 名無しさん (2016-05-15 08:36:00)
- FCキャプ翼1だと三角飛びの補正がすごいから、ガッツが無くなるまでは西ドイツの猛攻をほぼ防げる -- 名無しさん (2016-09-16 13:53:09)
- ↑9アニパロコミックスじゃ日常茶飯事の光景だ。 -- 名無しさん (2017-02-07 10:44:59)
- スッペク的にFWの方が適正ありそうだよね。 -- 名無しさん (2017-02-07 12:58:59)
- 転校したのかー……。若島津はずっとGKのままだと思ってたけどなぁ。小次郎も、「若島津が復帰してきたら完璧だ!」みたいなことを、中学大会編で言ってたし。 -- 名無しさん (2017-02-07 13:05:53)
- 実力だけで言えば若林と紙一重だったと思う、だがその紙一重の差で点数バカスカ入れられてしまう。若林が紙一重で止められるシュートを若島津は紙一重で止められない -- 名無しさん (2018-02-26 17:01:54)
- 若林との差が劇的に開いたのは、中学生編以降。無印で翼とディアスの育成環境をアルゼンチンJr.ユースのバルバス監督が説明していたが、若林と若島津にも当てはまる。一番才能が伸びる時期にプロリーグの抜群の環境で厳しいプレーの中で鍛えられた若林と高校サッカーという低レベルな争い(日本リーグ時代の日本はレベルが低かった)の若島津では3年後、力の差はハッキリ現れる。無印は週刊連載ながら、良く海外のサッカー事情も現したと思う。 -- 名無しさん (2018-08-12 19:04:55)
- この項目、ところどころ擁護が行き過ぎてアンチのアンチみたいになってない?大丈夫? -- 名無しさん (2018-08-12 23:23:43)
- ↑編集履歴見ればわかるが、そもそもかなりの長期間「叩きが行き過ぎてアンチ」な項目になってたんだから、その時に指摘してほしかったものだが…まぁ擁護が行き過ぎてると思うなら、自分なりに中立な文章に編集するといいと思うよ -- 名無しさん (2018-08-14 15:44:00)
- ↑のコメント書いた者だけど、擁護編集された後に初めてこの項目を知った可能性もあるか。申し訳ない -- 名無しさん (2018-08-14 15:49:37)
- お察しの通り、ふと通りかかって気になってしまったものですから…。しかしキャプテン翼の知識もほとんどありませんし、これ以上何も出来ませんね。ご返答ありがとうございます。お騒がせしました。 -- 名無しさん (2018-08-14 21:46:51)
- 海外に留学する事は経験の差を一気に広げるという事か -- 名無しさん (2019-09-20 20:44:51)
- 大島司の「シュート!」にゴールキーパーに向いているポジションはフォワードという記述がある。逆に言うとフォワードに向いているポジションはゴールキーパーという事になるのではないだろうか。だとするとフォワードへのコンバートは正解だったのかも。 -- 名無しさん (2019-10-26 09:37:17)
- キーパーとしてはザルだが(育てていくと)得点力が最大限まで上がる某キッパの元ネタかな -- 名無しさん (2020-05-16 05:30:54)
- ゲームだと基本的にかなり頼れるGKだから大量失点してる印象はほぼない -- 名無しさん (2020-06-20 12:41:38)
- 漫画でもセーブ回数は多いからね・・・、けど漫画の都合中1試合の描写が長いので気付いたら野球みたいなスコアになってるんだよ・・・ -- 名無しさん (2020-08-08 02:10:51)
- 最新のゲーム版だとかなり弱い。素のステータスこそ勝ってるけどスキル含めた総合的なセーブ力は森崎以下だと思う。 -- 名無しさん (2020-10-05 19:10:24)
- スーパーセーブとかシナリオチャレンジとかかっこいいだルォォ!? -- 名無しさん (2021-02-24 02:50:58)
- 結局、南葛とかの強豪との試合とか国際試合だとほぼ毎回大量失点だからザルのイメージが強い -- 名無しさん (2021-03-19 15:28:33)
- 大量失点こそしてるけどセーブ率は悪くないんだよね、ただ若林がチート過ぎる -- 名無しさん (2021-07-28 00:36:34)
- 中学時代、日向が伸び悩んでいたのを受けて、この人も伸び悩んだんだよな。若林はシュナイダーとタイマン勝負で切磋琢磨して成長しているのを比べると差は歴然。Jrユースから3年後、若林とシュナイダーはプロで活躍していたが、若島津はアマチュアだからな。オランダユース戦も若林にはクライフォートが出場したけど、若島津の時は不在。スラダンなら藤真のいる翔陽と対戦したかしないかくらいの差はある。 -- 名無しさん (2024-08-15 22:37:07)
- テクモキャプテン翼でも「あびせげり」を習得していて飛び出し系の必殺技でエリア内での攻防も強い -- 名無しさん (2025-07-04 15:15:07)
最終更新:2025年08月16日 19:34