スパイキッズ(映画)

登録日:2023/10/16 Mon 23:02:50
更新日:2025/04/12 Sat 20:30:55
所要時間:約 16 分で読めます





非常事態発生! この二人がやるしかない



作 戦 決 行 !


概要


『スパイキッズ』(原題:Spy Kids)は、2001年3月30日にアメリカで公開されたアクションコメディ映画。
日本では2001年12月15日に公開。
監督・脚本・製作・編集・音楽は、『デスペラード』や『フロム・ダスク・ティル・ドーン』のロバート・ロドリゲス

長篇デビュー作『エル・マリアッチ』の公開以来、ロドリゲスはずっと思っていた───自分の子供たちと一緒に観られて、かつ誇れる映画を撮りたいと。
事実、初監督作の実質ロドリゲス一家のホームムービーである短編『BEDHEAD』は兄弟ゲンカを描いた作品ということもあり、周りからは「いつになったらああいう映画をやるんだ?」と言われていたという。
他にも、『デスペラード』や『フロム・ダスク・ティル・ドーン』などでも分かる通り、ロドリゲス作品はアイデア武器の描き方に定評がある。
ギターケース型マシンガンにロケットランチャー、股間に仕込まれたピストルなどなど……
その荒唐無稽さは絶大なインパクトだけでなく、たっぷりと含まれたユーモアにゲラゲラ笑いつつ童心に帰った人も多いのではないだろうか。
加えて、オムニバス映画『フォー・ルームス』は全体的にアダルティなコメディだったが、ロドリゲスのパートのみ子供に振り回される大人という、『ホーム・アローン』みたいなノリ。
このように、バイオレンスな作風の印象が強いロドリゲスだが、実はファミリー映画にも適性があるのだ。

しかし、配給会社の幹部は当初、ラテン系の家族が主役という本作のアイデアはラテン系しか映画館に来なくなると懸念し、普通のアメリカ人にキャストを変更するように要求。
これにロドリゲスは抵抗して、ラテン系キャストでの製作を主張。
「映画のビジネスは革新と真逆でとても模倣的なんだ。言い換えれば、何かが成功すれば後の作品はそれに続くから、最初の成功者になる必要があるんだ」
「自分はそうは思わなかったけれど、彼らを安心させる他の映画を挙げることはできなかった。だから、彼らの視点は理解できる。これが上手くいくなら、どうして誰もやらないんだ?誰もやっていないからだ!
そして最終的に、このようにして口説き落したのだという。
「ジェームズ・ボンドの活躍を楽しむのに、英国人である必要はないよな?」

製作費は約3500万ドル。最初の『エル・マリアッチ』から順調に予算が増えているものの、これでもまだ低予算である。
「子供が書いて、撮って、編集して、監督したような雰囲気にしたかった」
「長時間の撮影は好きじゃないね。エネルギーを持ってかれるから。周りから100日かかるって言われたけど、48日で終わった」
ロドリゲスならではの安い・早いで作られた本作は、チープさすら逆手に取る奇想天外なアイテムやビジュアルをふんだんに盛り込み、ハラハラドキドキのサスペンスとユーモアを散りばめた、『ファミリー版007と言うべき作品に仕上がった。
そして、誰一人として犠牲者を出さない優しい世界が描かれており、いつもの作風とは明らかに一線を引いているのが分かるものとなっている。
評判も上々で、全米興行収入チャートでは3週連続1位を記録し、興行収入は1.48億ドル以上を稼ぎ出した。
結局、観客は作品が面白ければ細かい所は気にしないということを証明したと言えるだろう。
その後本作はシリーズ化し、2023年現在5本映画が作られ、Netflixでは現在最新の『スパイキッズ:アルマゲドン』の他にアニメシリーズ『スパイキッズ:とくべつミッション』が配信されている。

こうしてファミリー映画で成功を収めたロドリゲスは、4年後の『シャークボーイ&マグマガール 3-D』にて、究極の親バカっぷりを発揮することになる───

あらすじ


時は冷戦時代。
グレゴリオとイングリッドは、お互いを抹殺する任務を背負った世界最強のスパイだった。
ところがこの二人は何と一目惚れし結婚。二人の子供、カルメンとジュニをもうけた。
しかし姉弟は両親が最強のスパイだったことを知らされておらず、平凡で冴えない親だと思いながら育っていた。

そんなある日、トップシークレットの秘密兵器“第3の脳”を使って世界征服を目論む一味に、両親が捕まってしまった。
ついに両親の秘密を知ったカルメンとジュニ。
かくして二人は、隠れ家に残された手がかりと最新のスパイグッズを駆使して、両親の救出という初ミッションに挑むのだった……!

登場人物


吹替キャストは劇場公開版/機内上映版・配信版の順

  • カルメン・コルテス
演:アレクサ・ヴェガ
吹替:清水理沙/西村ちなみ

コルテス一家の長女。12歳。
フルネームは「カルメン・エリザベス・ジュニアタ・エコー・スカイ・ブラヴァ・コルテス」
この長い名前は暗号になっており、セーフハウスのロックなどを解くのに役立った。
利発的でしっかり者な性格だが、ドジで弱虫な弟にうんざりしており、悪口ばかり言っている。
そのためか、学校をサボったこともあるが、両親には筒抜けとなっている。
ついでにオムツ着用者であることもジュニには筒抜け
しかし家族を思う気持ちは人一倍であり、冒険を続けるうちに弟との仲も改善されていく。

  • ジュニ・コルテス
演:ダリル・サバラ
吹替:常盤祐貴/瀧本富士子

コルテス一家の長男。10歳。*1
姉とは対照的に気が弱く運動音痴ないじめられっ子で、手のイボに悩まされている。
お気に入りの番組は「フループのフーグリーズ」。グッズやゲームを全て集めたり、番組も録画して何度も観ていることからオタク気質な模様。
しかし他の家族からすれば育番組以外の何物でもなく、趣味を理解してもらえないでいる。
両親の救出に向かった後も姉に遅れを取りがちでコンプレックスを募らせたり、大ファンだったフループが敵だと知ってショックを受けていたが……
第3の脳の危険性に加え、姉がグラデンコからもらったブレスレットが発信機だと見抜いたりと、察しの良さを見せている。
飛行機の説明書読むのはサボったけど
さらにその純粋な心根は、フループやロボットキッズたちを救うことになった。

  • グレゴリオ・コルテス
演:アントニオ・バンデラス
吹替:大塚明夫/小山力也
  • イングリッド・コルテス
演:カーラ・グギノ
吹替:高乃麗/湯屋敦子

コルテス姉弟の両親。
元々はお互い敵同士のスパイだったが一目惚れして結婚。
所属していた組織を裏切ることになったイングリッドはその後、グレゴリオの所属している「OSS」(最高機密戦略事務局)*2に移籍した。
冷戦終結後は子供が生まれたこともあり第一線から身を引き、「諜報コンサルタント」として後方支援に当たっている。
一見地味な職務だが、冷戦終結後の混迷で、それまで国家組織に所属していたスパイも各々が勝手に様々な組織に加担するようになって敵味方の判別が難しくなっているため、
経験豊富な二人は重宝されているとのこと。
しかし子供たちには自身の正体を隠しており、二人からは頼りない両親と思われている。

そんなある日、行方不明になった同僚たちの捜索依頼を受け、実に9年ぶりに前線での任務に就くことに。
イングリッドはまた冒険ができるとノリノリで復帰していたが……長年のブランクで腕が鈍ったのかフループに捕らえられてしまう。
おまけにグレゴリオは、息子の趣味を見下していたことのしっぺ返しとでも言うべき仕打ちを受ける羽目になるのだった……

グレゴリオ役のアントニオ・バンデラスは『デスペラード』の主人公エル・マリアッチを演じている。
また『シュレック』シリーズのプス(長靴をはいた猫)の声優も担当している。

  • フェリックス・ガム
演:チーチ・マリン
吹替:楠見尚己/辻親八

コルテス姉弟の叔父。イングリッドの弟。
二人からとても慕われているが、風貌は母とまったく似ていない。
事実、その正体は子供たちの護衛の任務に就いた同僚で、両親が行方不明になったことが発覚した時その正体を子供たちに告げた*3
子供たちを逃がした後は「OSSに第3の脳は生きていると伝えろ」と伝言を残すが、追っ手に捕らえられフーグリーに魔改造されてしまう。

  • イサドール・マチェーテ
演:ダニー・トレホ
吹替:廣田行生

グレゴリオとイングリッドの結婚式の写真に写っていた、介添え役のいかつい男。
現在はユカタン半島のある都市でスパイグッズ専門店を堂々と経営している。
姉弟が手にしたスパイグッズも全てマチェーテ製で、業界では世界一の発明家。カルメン曰く品質は怪しいものが多いが
その正体はグレゴリオの兄。つまり姉弟にとっては本当の伯父に当たる。
だがスパイなら善悪構わずグッズを売っていることからグレゴリオとの間に確執があるらしく、助けを求めてやって来た姉弟に対しても非協力的だった。
おまけにカルメンと同様、弟の面倒ばかり見させられていた模様。
だが姉弟はこっそり店内のグッズやフループの城の見取り図を持ちだし、店の屋上に格納されていた飛行機を奪って飛び去って行った。
二人のしたたかさやたくましさを見届けたマチェーテは、飛び立っていく姿を誇らしげに見つめるのだった……
ちなみに、9年後に公開された中の人の主演作の主人公と同じ名前である。


  • フェーガン・フループ
演:アラン・カミング
吹替:小堺一機/高木渉

人気の子供番組「フループのフーグリーズ」の司会者にして天才発明家。
孤島の上にそびえ立つ、ガウディの建造物のような奇怪な形状の城を住まいとしており、そこには様々な仕掛けが満載。
そして世界征服を目論むヴィランでもあり、その鍵である第3の脳を狙っている。
しかし、ロボットの開発が遅れ苛立ちを隠せないリスプに怯えたりするなど、悪の大ボスと言う割にはなんだか頼りない一面もある。

その風貌と奇怪なデザインセンスの子供番組の司会者という設定はピーウィー・ハーマン、発明家という設定はウィリー・ウォンカを思わせる。
こうして見ると何だかすごくティム・バートン色漂うキャラであるが、実際に本作のメインテーマやフループのキャラソンは、彼の作品でおなじみダニー・エルフマンが担当している*4

  • アレクサンダー・ミニオン
演:トニー・シャルーブ
吹替:岩崎ひろし/佐々木梅治

フループの部下で、フーグリーズもロボットキッズも彼のアイデア。
コルテス夫妻についてもなぜか詳しく、姉弟が第3の脳を手にしたことを知ると、彼らそっくりに作ったロボットキッズを差し向ける。


  • ミセス・グラデンコ
演:テリー・ハッチャー
吹替:日野由利加

コルテス夫妻の同僚。コードネームは「サンタ・セシリア」*5
セーフハウスに逃れたコルテス姉弟の元を訪れ、フループが敵だということを伝える。
最初は不審に思っていた二人も両親の同僚だったことを知って、第3の脳の件を伝えた。


  • ミスター・リスプ
演:ロバート・パトリック
吹替:増谷康紀/横島亘

フループのスポンサーを勤める大富豪で、世界金融の支配を目論む分かりやすい悪役。
二人の野望の邪魔となるOSSを潰すべく、フループにはロボットの軍隊の開発を要請しているが、完成が遅れており苛立ちを隠せないでいる。
ちなみに、演者のロバート・パトリック氏は『ターミネーター2』のT-1000役で知られる。

  • デヴリン
演:ジョージ・クルーニー
吹替:小山力也/石塚運昇

物語のラストで登場し、姉弟に新たな任務を言い渡すOSSの最高責任者。
目元に目隠しの横線を引いた状態でテレビ画面に現れたが、実は取り外しが可能。
この場面の撮影はクルーニーの自宅で行われたが、スーツ姿で映るクルーニーの腰から下はパジャマ姿だったという。どうやらリモートワークの悪知恵は20年も先取りされていたようだ。

主なスパイグッズや発明品など


  • スーパーグッピー

コルテス一家の邸宅に隠されていた小型潜水艇。
板状のパッケージながらレンジでチンするだけで揚げたての紙入りフライドポテトが作れる非常食があったり、簡易ベッドがあったりと至れり尽くせり。
なお、追っ手から逃げ切った後ジュニが色々な機能を試す中、カルメンは爆睡していた。

  • セーフハウス

コルテス一家に非常事態が起きた場合の避難所。
公衆便所呼ばわりされるほど外見はボロいが、中身は最新鋭で、様々な通信機器やスパイグッズ、世界各国の通貨の現金でいっぱい。
戸棚や冷蔵庫は一回開け直さないと食料が出てこない仕組み。

  • 電気ショックガム

噛んだ後に相手に吹きつけることで感電させられるガム。
長時間有効が売り文句だが、カルメンはマチェーテ製品の品質の低さからあまりアテにしていない。
同じくシャボン玉タイプもあり、こちらは複数感電させることが可能。

  • 世界最小カメラ

肉眼ではほぼ捉えられないほど小さなカメラ。
フループの城に潜入したジュニは廊下のあちこちにこれを仕掛けていた。

  • 硫酸クレヨン

線を引くことで鋼鉄の檻も焼き切れるクレヨン。
これを使ってカルメンは母を救出した。せっかくフループが鍵用意してくれてたのに……

  • セメントスプレー
セメントを噴き出して相手を固めるスプレー。
カルメンとジュニは、自分たちそっくりなロボットキッズとの対決でこれを使用し足止めした。

  • 第3の脳
12年前にOSSが開発していた、最高のスパイの頭脳を集約して作られた人工頭脳。
そのあまりの完璧さから危険と見なされ破棄されたはずであったが、セーフハウスの写真立ての下に隠されていた。
実はグレゴリオはこれの開発メンバーの一人であり、心血を注いで作り上げたそれをどうしても壊せず、破棄を偽装していた。

  • フーグリーズ

フループの番組に出演している、珍妙でシュールな姿のキャラクターたち。
日本人の感覚だと下ネタな名前だが、原語でもFoogliesでそのまんまである。
その正体は、第3の脳の情報を得るために捕らえられたOSSのスパイたちのなれの果て。本作のホラー要素と言えるかもしれない。
スキャンした粘土彫刻やスケッチのデータと被験者を融合させることで作り出されている。また、脳がちょっとフニャフニャ*6になっており、その言葉は解読不能……
と思いきや、実際には言語を逆回しに喋っておりカルメンたちに逆再生機で解読されている。
フループ曰く使い道があまりなかったので仕方なく番組に出したところ、なぜか人気者になり視聴率はうなぎ上りに
しかし変異させられたスパイたちは捕虜ということで監禁状態にあり、番組の歌の中で必死にフループを罵倒しながら助けを求めていた。
……まぁ、実際のフループはそこまで言われるほどの悪人じゃなかったが。

  • サム・サム

フーグリーズと同じくフループの番組のマスコットとして登場するロボットたちで、頭と四肢が親指になっているという、これまた奇怪な姿をしている。
しかし全身が親指なせいで、あまり器用とは言えない。
事件解決後はコルテス家の手伝いとして働いている個体も確認された。
ちなみにこいつらはロドリゲスが少年時代に考えたキャラクターで、この絵で絵画コンクールで優勝したのだという

  • ロボットキッズ

その名の通り子供の姿をしたロボットたちで、カルメンやジュニ、世界各国の要人の子供そっくりに作られた。
軍隊と同じ力を持つ上、要人の子供そっくりということは銀行の口座や企業秘密に容易にアクセスできることを意味しており、フループからスパイキッズと名付けられる。
……何とも皮肉な形のタイトル回収である。
しかし頭脳が欠けているため感情がなければ口を利くこともできない。
フループは頭脳を作れなかったため、OSSが開発した第3の脳を狙いスパイたちから記憶を抜き取ろうとしていた。
その後第3の脳を手にした姉弟だったが、二人にそっくりの個体に襲撃され奪われてしまう。
だがその際にジュニは相手からIDタグを奪っており、そこに記載された情報からすでにロボットキッズが500体製造されていたことを知る……


余談


〇2007年4月13日に金曜ロードショーで放送された本作は、DVDにも収録されてない未公開シーンが含まれているバージョンだった。
その内容は、フループの城に海中から姉弟が侵入しようとした際、ジュニがおもらししたことで塩分濃度が変わりサメを起こしてしまうシーンと、
監視カメラに対し人手が足りずに二人を見落としそうになるシーンである。

〇イングリッド役を演じたカーラ・グギノは撮影当時28歳で、小学生の子二人を持つ母親を演じるには10歳若すぎると考えており、そんなに老けて見えるのかとショックを受けていたという
これに対しロドリゲスは「うちの母親は30歳になるまでに自分と兄弟全員産んだよ」と説得した。
ちなみにロドリゲス自身、10人兄弟の中で育っている

〇カルメン役のオーディションには当時子供だったエリザベス・オルセンやブリー・ラーソンが参加していた。
しかし前者はやる気がなかったため、台本を一切読まずにロドリゲスの赤い靴をじーっと見つめていたことしか覚えていないとのこと。

〇カルメンとジュニ役のアレクサ・ヴェガとダリル・サバラは3歳の頃からお互いを知っている仲。
そのため、まるで本物の姉弟のような間柄であり、仲が良い一方でよくケンカもしていたそう。

〇コルテス家の名前はロドリゲスの家族が由来となっている。
カルメンとジュニの名前は彼の兄弟姉妹の名前から。
次回作で明かされたジュニのフルネームは、「ジュニ・ロケット・レーサー・レベル・コルテス」で、ミドルネームはロドリゲスの息子たちにちなんでいる。
イングリッドの旧姓はアヴェランで、その由来はロドリゲスの当時の妻エリザベス・アヴェランからだろう。
そしてグレゴリオの名前は、FBIの特別捜査官だった叔父から取られており、彼の存在がスパイ映画である本作のアイデアの一つになったという。
……元ガチのアウトローかつ悪役俳優であるいとこのダニー・トレホといい、バラエティ豊かすぎる一族である。

その後、ロドリゲス監督は僅か1年ほどで『スパイキッズ2』を完成させている。


スパイなんて、簡単だけど……追記修正するって、難しいの。
それこそ、価値のある任務なのよ。





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  • 2001年
最終更新:2025年04月12日 20:30

*1 小説版で姉弟の年齢はそれぞれ10歳と8歳になっている

*2 第二次世界大戦時にアメリカに実在した諜報組織「戦略情報局」と同じ略称。この組織はCIAの前身になったことでも知られている

*3 一応コルテス夫妻も家族同然の存在だとは思ってはいたようだ。

*4 本作は『チャーリーとチョコレート工場』より先に作られた作品であるが、ロドリゲス自身原作の『チョコレート工場の秘密』が子供の頃から大好きだったとのことなので、このキャラのモデルがウィリー・ウォンカなのは確かである

*5 『デスペラード』の舞台になった町の名前と同じである

*6 原語だと「turn to mush」、つまりドロドロになっているというさらにエグい表現になっている

*7 -ito,-itaはスペイン語で最も使われる指小辞。この場合「小さいカルメンとジュニ」といった意味合い