登録日:2010/11/30(火) 00:12:51
更新日:2024/08/25 Sun 11:37:34
所要時間:約 5 分で読めます
PS2で発売されたシミュレーションRPG
開発は3のアーク・エンターテイメントではなく、キャトルコール
〈概要〉
アークシリーズの第5作目となる作品であり、3から更に1000年の時が流れた世界が舞台となる。
今作でキーとなるのは、精霊の力が宿っている資源「精霊石」の存在であり
便利な生活の為に精霊石を消費する人間と、己の力である魔法を行使するのに精霊石を必要とする魔族(進化したモンスター)二つの勢力が争う……
大まかに言うとそんなストーリーである。
分かり難い場合「残り僅かな石油を皆が奪い合っている状態」と考えてくれ。
3の“ギルドを請け負う→シナリオ進行”が不評だった為か、シリーズ目玉の一つであったギルドは存在しない。
ストーリーは章ごとに区切られており、魔族側の主人公「ダーク」と人間側の主人公「カーグ」のシナリオを交互にプレイして進める。
〈特徴〉
まず、ストーリー内容が暗い
自分勝手な人間と、好戦的な魔族はお互いを毛嫌いしており両者の溝が深く、
仲間になるキャラクターも大体が何らかの因縁を持っており、ストーリー中でも魔族側、人間側のパーティーが何度もぶつかる事となる。
ストーリーを見ていると魔族側の方が感情移入し易かったりする。
敵の人間達(カーグ達ではない)が卑怯過ぎるからとも
上記の通り確執がある為、魔族の住むアルド大陸と人間の住むラグナス大陸の二大陸を自由に行き来する事が出来ない
従ってアルド大陸はダーク編で、ラグナス大陸はカーグ編で攻略して行く事となる。
戦闘システムも多少変化して、今までマス目状だった範囲表示が円形になったり
ドロップしたアイテムや
金は地面に落ち、上に移動し「拾う」コマンドで拾わなければ回収されなくなった。
今作は結構金欠になりがちなので、落ちた小銭は敵を無視してでも拾おう。
〈主な人物紹介〉
人間側
「心の強い者が勝つ!」
旧ニーデリア王家の子息であり、小さい頃から愛情と庇護の下に育って来た青年。
色々と甘ちゃんなキャラクターだけど、そこが良いのよ。
主人公だけあって戦闘では攻撃、回復共に優秀
ある理由で人間側で唯一魔法が使える。そのため勇者の生まれ変わりと思っていた。
弱点は、攻撃範囲の広い技が少ない事だろう。
カーグとダークは人間と魔族のハーフかつ
双子の兄弟。人間と変わらない姿で育ってきたが、ある時ドゥラゴ族のような翼が生える。
ついでに母親が同じだということも町の住人に知られていた。
これが明らかになった中盤ではポーレットにも拒絶された上、母親にも不信感を抱いていた。
「あんたが相手ね」
カーグの
幼なじみであり、代々ニーデリア王家に仕えてきた家の娘、
父親を殺した魔族に
復讐を誓う。
戦闘では紐に付けた
ナイフをブンブン振り回して攻撃する、正直近くには居たく無い。
そこそこの距離、範囲に攻撃出来る、可もなく不可も無い強さ。
おっぱいにホクロがある。
「おいらに触るとケガするぜ~?」
森で独りぼっちで暮らして来た少年
首に王冠を掛けて、自分は王子だと言い張っている。
人間側の良心のような子(魔族と因縁を持っていないというのもあるが)
射程の長い
弓を武器とし、人間側では1、2を争う強キャラ
素早い為に行動回数に恵まれ、技も優秀なものが揃っている。
行方不明になっていたミルマーナの王子。
娘のフォウを女王にしたいモビトに暗殺されそうになったため、国外脱出した。
そのためか先祖が使えたシャッフルショットが使えたりする。
「パワー勝負なら負けん」
自然の中で一人暮らす元傭兵の無口な男
戦友を魔族に殺された。
戦闘では異常に攻撃範囲の狭い
斧を使う。ほぼ単体攻撃専門。
体力は豊富だが、あまり打たれ強くないので敵に囲まれないようにしよう。
「どてっぱらに穴が開くぜ?」
世界をまたにかける盗賊団の首領
何故かカーグ達に協力してくれる。
一時期だがパーティー入りもする
回避率が高い、胸毛が凄い。
ディルズバルド軍に村を滅ぼされたことでダッカムに恨みを持っている。リリアの実の父親。
自称“探検家”の奇妙なじいさん
カーグに色々なお使いを頼んで来る。
「負の感情を以って満たす…」
精霊が消えた際に闇黒の支配者が探検家の姿を乗っ取った仮の姿。
魔族が誕生したことで、人間と魔族が争うことで負の感情が満たされることを期待して、復活の機会を虎視眈々と狙っていた。
今作の
ラスボス。
「無駄なあがきはやめろ」
独裁国家ディルズバルド帝国の皇帝
精霊石の中でも特に強力な力を持つ「五大精霊石」を集め、世界の支配を企む。
冷たい瞳をした、非情な男
領主だった頃に、魔族によって国王や女子供を殺された過去を持つ。
結論を先延ばしにされた挙句「和解すべし」という結論を出した世界連盟にも恨みを抱いている。
「科学に勝る魔法はない!」
ディルズバルド軍の研究の一人であり科学者。
ダッカムに忠誠を誓い、カーグ達とは敵対していたが
自分が彼にとって捨て駒に過ぎなかった事を知る
後にカーグの許しを得てメンバー入りした。(この際に顔グラフィックも変化する。)
光属性の技にマジックシールドと、実は対
ラスボス兵器になるキャラ
仲間になるのが遅いので、意識して育てよう。
魔族側
「俺は魔族を救う!」
幼い頃から天涯孤独で、人間に近い容姿から差別や虐待を受けて育った。
結果彼は自分が存在する為に力を使い始めるが、後に魔族が存在する為に力を使う。魔族の王となる為に。
使い易い魔法を覚え、通常攻撃の範囲も広い優秀なキャラクター
初期は爪で戦っていたが、ある事をきっかけに
剣を使うようになり、それと同時に特技が使えるようになる。
特に「覚醒剣」と発展技の「龍牙覚醒剣」は強力
カーグとダークは人間と魔族のハーフかつ
双子の兄弟。
「覚悟しな!」
オルコ族の……少女?
見た目は少し怖い、仕草は可愛いのに。
後、ダークが好きっぽい
戦闘では攻撃・補助の魔法に肉弾戦もこなす器用貧乏
「ウーファーの怒りを知れ!」
孤高に生きる誇り高きウーファー族の戦士
人間に家族を殺され絵的にはカーグの目の前で倒れただけ、復讐に生きるべくダークの仲間となる。
魔族側ではダークと双璧をなすハイスペックなわんちゃん
魔法・通常攻撃が広範囲で威力も高く、補助技まで使える。
「わらわがお相手しようぞ」
植物系魔族の賢者。
ディルズバルド軍に捕えられた挙げ句実験素材にされてしまい、しわくちゃの老婆になってしまった。
元の姿は美貌の乙女だった……と本人は言う。
低火力で敵を倒せないので、
レベル上げに苦労するキャラ
回復魔法は非常に優秀。
「美女が相手で嬉しかろ?」
物語終盤で本来の姿を取り戻す。
一頭身の体だったが人間らしい見た目になる。ダークよりもよっぽど人間らしい容姿
- ベベドア(CV.Tama(Hysteric Blue))
「私はベベドア」
操り、操られる存在
相手の心を色で読む事が出来る人形
モンスターを操作する技「アヤツリ」が特徴的。
「俺様がデンシモだ」
オルコ族の族長で、デルマの兄。
スイエンを食べて強くなろうとしている。
序盤に一時期だがパーティー入りもする
「何だい、その目は?」
カエルのような姿の魔族。ダークの育て親。
フェニックスの血が好物。
「魔族の王となるのは俺だ」
ディルズバルド軍に味方している魔族。
ニエンテ族の生き残りだと言っているが…。
中立者
精霊の声が聞こえると言う不思議な少女
精霊に選ばれた巫女でもある。
「ちょこと遊ぼ!」
今作でも登場する、最強の幼女
専用アイテムを装備した彼女に敵は居ない。
残念ながら、今作ではアクラにはなれない。
隠しキャラであり、ダークの仲間になる
「テきハどこダ?」
名前が紛らわしい
ロボット
こちらは肉弾戦に強い、まだまだ現役のポンコツ。
……声変わりました?
隠しキャラであり、カーグの仲間になる。
ヂークペックという偽物もいる。
人が不必要な文明を捨て、魔族が戦いを捨てた島の人々
Wiki籠もりよ、我が項目に更なる加筆をッ!
「追記・修正!」
- 内容よりも、むしろCMの方が印象的だった -- 名無しさん (2014-02-14 12:05:06)
- 堂々と「○○が嫌いです」と言わせるCMは初めてだった -- 名無しさん (2014-02-14 13:06:58)
- 何で前作から1000年も経過した。前作から○○年後の設定のインフレしすぎ。 -- 名無しさん (2014-11-15 14:57:45)
- 細かい設定はともかくストーリーとシステムは割と嫌いじゃない。移植されないかなあ -- 名無しさん (2021-09-23 14:07:15)
- ↑3 それ思い出して懐かしくなったからこのページ開いたわ -- 名無しさん (2022-01-04 15:09:35)
最終更新:2024年08月25日 11:37