魔導ギガサイバー

登録日:2012/07/02(月) 01:36:05
更新日:2025/05/05 Mon 22:32:43
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《魔導ギガサイバー》とは遊戯王OCGのカードである。

攻撃力2200/守備力1200/星6/闇属性/戦士族/効果モンスター/

自分のフィールド上モンスターが相手より2体以上少ない場合、このカードは生け贄なしで召喚できる。


登場したの第2期第4弾の「Thousand Eyes Bible」、つまり2000年とかなり古いカード。
状況に応じてリリース無しで召喚出来る効果を持っているが、こいつをただ召喚した所で状況を打開するのは難しく、それに通常召喚の権を使ってしまうのは少し勿体ない。

しかも、攻撃力が100低いとはいえ、簡単な条件で特殊召喚出来る《サイバー・ドラゴン》が第4期に登場し、第7期には手札コストはあるが同じ攻撃力でフィールドに左右されず特殊召喚出来る《パワー・ジャイアント》まで登場した為、今となってはこのカードを優先して出す必要は無いだろう…
















…そう思っていた時期が私にもありました…
実は上記のテキストは古いカード故の不備のテキストであり、再録された際にエラッタされている。


エラッタ後のテキストは↓

(1):自分フィールドのモンスターの数が相手フィールドのモンスターより2体以上少ない場合、このカードは手札から特殊召喚できる

実はこのカードの効果は特殊召喚扱いだったのだ。
以前のテキストでは通常召喚にしか見えない為、はっきり言って役立たずだったが、特殊召喚扱いなら話が違って来る。

類似効果の《サイバー・ドラゴン》と比較すると、やや召喚条件が厳しい。
攻撃力と召喚条件からほんの一時期《サイバー・ドラゴン》対策として注目されたが、結局遅い上に戦闘を介するということでこの目的で採用するのは微妙だった。

しかし《サイバー・ドラゴン》にはない特徴として、自分の場にモンスターが居ても召喚出来るメリットがある。
また、相手がモンスターを3体以上コントロールしているならこのカードを複数出す事ができ、レベルが6である点もシンクロ素材等として差別化できる要因。

属性・種族も優秀で、闇属性は説明不要な程の利点だが、戦士族である点も大きい。
戦士の生還で使い回しができ、更に不死武士や《一族の結束》を使用する【戦士族】で他のカードを妨害しないでアタッカーを確保する手段としても使える。

そして、エクシーズ召喚の登場により、このカードの有用性は更にアップした。
簡単に出せるランク6の素材として使用できる。

戦士族オンリーのデッキにおいても、このカードと《ドドドウォリアー》を組み合わせて《フォトン・ストリーク・バウンサー》《ソード・ブレイカー》といった高いランクのエクシーズモンスターを呼び出せる。


この様に、ポテンシャル自体は高いのだが、他の効果を特に持ち合わせてはおらず、直接アドに繋がる効果でもない。
更に、自体が劣勢の時にしか力を発揮出来ないので、汎用性は低め。

が、それでもこのカードが弱いという理由にはならない。
使ってみると案外強い……かも。
ちなみに、アニメにもちゃんと登場しており、バトルシティ編でエスパー絽場が、ドーマ編で城之内がそれぞれ使用している。

城之内君なんで持ってんの…

また、5Dsでもチラッと登場しており、アキさんさんの《ブラック・ローズ・ドラゴン》に破壊されている。

3回も出てきているのに破壊されてばっかりなのは気にしない……

関連カード

《サイコ・ギガサイバー》
効果モンスター
星6/闇属性/機械族/攻2200/守1200

このカード名の、(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、
(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手フィールドの魔法・罠カードの数が自分フィールドの魔法・罠カードより多い場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):自分フィールドに「人造人間-サイコ・ショッカー」が存在し、
このカードが相手の効果モンスターに攻撃宣言した時、このカードをリリースして発動できる。
その相手モンスターを永続罠カード扱いで相手の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く。

2020年発売の「デュエリストパック-冥闇のデュエリスト編-」で登場したリメイク版。
エスパー絽場の他のカードに合わせ、種族が機械族に変更されている。
リメイク前が相手フィールドのモンスター数を参照した特殊召喚条件を持っていたのに対し、こちらは魔法・罠カードの数を参照している。
また、エスパー絽場の主力であった《人造人間-サイコ・ショッカー》に関する効果が追加されている。

(2)の除去効果は再利用が困難な永続罠化と強力であり、対象も取らない。
ただ、発動タイミングが限られているうえ、自身をリリースするので使い切りになってしまい、戦闘ダメージも稼げない。
相手を永続罠化するだけなら、手札コストこそ必要だが対応範囲が広い《エニグマスター・パックビット》もいる。
このカードと《人造人間-サイコ・ショッカー》でX召喚できる《人造人間-サイコ・レイヤー》はコントロール奪取による除去が可能なので、そちらを出すか、このカードで攻撃を仕掛けるかは状況によって使い分けたい。

追記・修正はこのカードをデッキに入れてから。

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最終更新:2025年05月05日 22:32