+ | 遊戯王GXシリーズ |
GX1期で十代が使用していたE・HEROが多数収録されている。しかし第4期のパックなため流石に現在ではパワー不足。
基本的に十代のファンデッキでもなければ採用されないカードばかりだが、この時代ならばしょうがないだろう。
一時期は収録数が膨大な再録パックのBEGINNER'S EDITIONで引き当てるしか入手手段がなかった《融合》の再録は嬉しい。
同じく再録の《E・HERO バブルマン》は効果が変更されアニメ通りには使えなくなってしまったが、エクシーズ召喚が登場してから注目されるようになった。
高レア枠は多くが特定のHEROを必要とする新規収録カードだが、これらは実用性が低く残念ながらファンデッキでも活用は難しいと言わざるを得ない。
おジャマやアームド・ドラゴン、VWXYZなどの万丈目が使用した様々なカードを収録。
これらのカードを全てデッキに投入するのはよほどの運命力がなければ事故るので推奨できない。 逆に個々のファンデッキを作るのであれば嬉しい。特に光り物が多かったXYZ。
新規カードは、お互いに同名モンスターを可能な限り特殊召喚できる《地獄の暴走召喚》や、便利な手札交換カード《打ち出の小槌》など。
特に前者は同名モンスターを一気に展開できるため、電池メンなど様々なデッキで活躍できる。
《E・HERO ネオス》やネオスペーシアンをはじめとしたGX2期以降の十代のカードを収録。
発売時期の都合上鬼畜モグラこと《N・グラン・モール》が再録されていないのは少し残念。 優秀な墓地肥やしモンスターの《カードガンナー》、後にシンクロアンデットで猛威を振るう《異次元からの埋葬》など、規制経験のある優秀なカードが収録された。
「ヘルカイザー編」とは言っているがカイザー時代に登場したカードも普通に収録されている。中でも当時高い採用率を誇った《サイバー・ドラゴン》の初再録は注目すべきだろう。
《キメラテック・オーバー・ドラゴン》、《未来融合-フューチャー・フュージョン》、《オーバーロード・フュージョン》と、このパックだけで【未来オーバー】のパーツが全て揃う。 彼が使ったおかげで再録された《リビングデッドの呼び声》、《強制転移》、《サイクロン》といった汎用カードも喜ばれた。 そのかわり新録は微妙……というかレアリティが上がれば上がるほど微妙になっていくパックでもある。 またサイバー・ダークがまとめて収録されたことから、CYBERDARK IMPACTの存在価値を大きく損なわせた罪深きパックでもある。
D-HEROを中心としたパックだが、なぜかパッケージイラストは《E・HERO シャイニング・フェニックスガイ》。
同時発売されたパックを見るに、以前レギュラーパックのパッケージを飾ったモンスターで揃えたかったためであろうか。
新規カードの中では《ゾンビキャリア》と共にシンクロ環境を加速させた《D-HERO ディアボリックガイ》と一時期制限カードに指定されていた《デステニー・ドロー》が強力。
前者は墓地から自身を除ガイするだけで同名カードを特殊召喚でき、手軽にレベル6モンスターを供給できる。後者は、不要なD-HEROをコストにドローできる便利な手札交換カード。 どちらも優秀で当たって嬉しいカードなのは間違いないのだが、1箱に1枚しか入っていないウルトラレアであるうえ複数積み必須であったため財布泣かせであった。 そのためプロモカードとして登場した《D-HERO ディスクガイ》や《D-HERO Bloo-D》と共に、「【D-HERO】は高価なデッキ」という印象を当時の多くのプレイヤーに根付かせる一因となってしまった。 ちなみにこのウルトラレア2枚はパックの絶版後、DUEL TERMINAL第6弾で仲良くノーパラで再録されている。
視聴者の度肝を抜いたGX3期より覇王十代のE-HERO関連を含む十代のカードを収録。よく見るとパッケージにも薄っすらと覇王が描かれている。
十代編2に入らなかった残りのネオスペーシアンも再録されたが、コンタクト融合体は未収録。 ノーマルの《N・グラン・モール》と《ネクロ・ガードナー》、レアの《E・HERO アナザー・ネオス》や《E-HERO マリシャス・エッジ》の再録が見どころか。 《E-HERO ダーク・ガイア》を使うデッキではほぼ必須となる《ダーク・コーリング》が新録され、これにより負担を軽減しながらE-HEROを展開しやすくなった。
このパック以降新規E-HEROの登場は長らく途絶え、「HERO」には属するが「E-HERO」というテーマは存在しない状態となっていた。
ちなみに十代編は3つも出したのに《ミラクル・フュージョン》は何故か一度も再録されていない。
そのため「HERO's STRIKE」の発売までは地味に入手に手間がかかった。
ヨハンの家族こと宝玉獣と、お茶の間をどん引きさせたヘルヨハン(ユベル)のカードを収録。
新規カードは手札入れ替えカードの《手札断殺》やエクシーズ召喚登場時に情弱に買い占められた事で有名な《幻銃士》など。 後にリンク召喚でとんでもない事になる《トーチ・ゴーレム》も登場。 《激流葬》のノーマル再録も光る。 レアリティが上がれば上がるほどヘルヨハンのカードになっていったり、癖が強いカードになっていくのも特徴か。
宝玉獣全員と当時のほぼ全ての宝玉獣サポートが低レアリティで収録されているため簡単に【宝玉獣】デッキを組める良パックであった。
しかし海外版ではヨハンが使用していない《激流葬》はともかく、《宝玉獣 サファイア・ペガサス》、《究極宝玉神 レインボー・ドラゴン》、《レア・ヴァリュー》が抜かれ、悪い意味で当時のUpperDeckらしい改悪が行われた。 ある意味後述のクロウ編の元祖みたいな存在である。
十代編3と共にそれなりに需要のあるパックであったが、アニメGXが放送終了し5D'sが始まると早々に絶版となってしまった悲しきパックである。
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+ | 遊戯王5D'sシリーズ |
遊星の使用したシンクロウォリアーズやその専用チューナーが多数再録された。
当時高額であり必須級シンクロであった《スターダスト・ドラゴン》の再録が嬉しい所。 新規カードの中では《チューニング・サポーター》と当時唯一のレベル4シンクロであった《アームズ・エイド》が注目された。
《ジャンク・シンクロン》などSTARTER DECK(2008)収録の遊星のカードも入っているが、何故か《ロードランナー》と《くず鉄のかかし》は未収録。
前者は遊星編3で再録されたが、後者はデュエリストパックではなく5D's期のSTARTER DECKに毎回再録されるようになった。
デュエリストセット付属のためアホみたいに高額だった《スターダスト・ドラゴン/バスター》が再録された。
また、超官戦で活躍した《ジャンク・アーチャー》が登場。 《救世竜 セイヴァー・ドラゴン》が再録されてるが《セイヴァー・スター・ドラゴン》は次の遊星編3で再録という謎仕様。これはひどい。
ウルトラレアは2種類だが性能の差がひどい。
《ジャンク・アーチャー》はそこそこ優秀な半面、もう片方のウルトラレアの《ガントレット・ウォリアー》の性能は悲惨。 引き当ててしまった人から癌(ガン)呼ばわりされる有様であった。 このウルトラレアの「○○くじ」の伝統はクロウ編、遊馬編へと受け継がれていく……。
デュエルディスク付属の《スターライト・ロード》やスーパーレアの《エフェクト・ヴェーラー》が低レアリティで再録された。
入手が難しかった《シールド・ウィング》や地味に需要があった《調和の宝札》のノーマル再録も見どころか。 ついでに《波動竜騎士 ドラゴエクィテス》がスーパーレアで再録されており、やはりというか本編以外で優遇されているとネタにされた。
再録カードは優良だが、《ビッグ・ワン・ウォリアー》をはじめとした新規カードが軒並み微妙。
《エフェクト・ヴェーラー》の再録が嬉しい半面、高レアリティに実用性のあるカードが少なかったため、「ヴェーラーくじ」と揶揄される事となってしまった。
KONAMIが当時大流行していたBFを売りさばくために発売したと思われるパック。
内容には大いに問題があり、BFシンクロや《BF-疾風のゲイル》などは再録されているものの、有力なカードの多くが収録から漏れてしまっている。
必須カードである《黒い旋風》も《BF-暁のシロッコ》も《BF-月影のカルート》も《BF-大旆のヴァーユ》も入っていない。 KONAMIはどうしても再録を望まれていたBFを入れたくないためか、OCGオリジナルでアニメ未使用の産廃BF及び産廃サポートで穴埋めしている。 しかも、ストラテジーガイドには《BF-暁のシロッコ》《BF-大旆のヴァーユ》《黒い旋風》の投入を勧める事を恥ずかしげもなく書いてる始末。 クロウが使用した汎用カードの《トラップ・スタン》や《聖なるバリア −ミラーフォース−》ももちろん未収録。 他には、当時はよく複数積まれていた《BF-蒼炎のシュラ》や《BF-黒槍のブラスト》がレアになってて地味に集めにくくなっている。 一応、これはノーマルカードのレアリティアップと前向きにとらえる事もできなくはないが。
これらの理由から、BFの使い手クロウのパックなのに、これからBFを組む人に勧められない内容となっている。クロウでなくてもやる事が汚ねぇぜと叫びたくなるだろう。
当時それなりの値段であった《BF-アームズ・ウイング》の再録は喜ばれたのだが他がひどすぎた。
散々な評価のクロウ編だが、新規ウルトラレアの《BF-精鋭のゼピュロス》は文句なしに優秀。
様々なコンボの可能性を秘めており、【BF】以外のデッキでもたびたび使用されている。 だが、もう1枚のウルトラレア《BF-蒼天のジェット》の性能があまりにも悲惨であり、上記の通り再録事情もあまり良くない事から「ゼピュロスくじ」と呼ばれる事になった。
ちなみに初版では《BF-熱風のギブリ》に誤植がありレベル4となっているのだが、実はアニメでも同じ誤植をされていたりする。
そして時は流れ2014年10月、ブースターSPトライブ・フォースが発売。
このパックにもBFのカードが収録されていたのだが、クロウ編と違い【BF】でよく使われていたカードの多くが再録されている。 《BF-大旆のヴァーユ》も《BF-暁のシロッコ》も《BF-月影のカルート》も《黒い旋風》も入っており、《ゴッドバードアタック》まで収録されているので、必要最低限のパーツは全て揃う。 しかも、《BF-精鋭のゼピュロス》以外は全てノーマル(ノーパラ仕様あり)なので揃いやすい。 BFがメインのパックではないが、【BF】を組むならこちらの方がお勧めできた。 まぁ今となってはどちらも絶版だが。 |
+ | 余談 |
……さて、ここまで読んでいただいた方は「え? ジャック編は?」と思ったことだろう。
だが残念ながら5D'sのデュエリストパックは上記のものしかない。
5D'sのデュエリストパックは150話以上やって2人分しか発売されなかったのだ。
特に序盤からライバルキャラとして君臨していたジャック編が発売されなかったことに対して批判が集中していた。
ただ、彼のデッキはいわゆる「グッドスタッフ」であり、テーマが特に存在しない(遊星は主役で使用カードが多く、クロウは「BF」と言う括りでまとめやすかった)のが原因であると思われる。 |
+ | 遊戯王ZEXALシリーズ |
レアのため若干集めにくかった《カゲトカゲ》と《ワンダー・ワンド》のノーマル再録はやや嬉しい。
新規カードの《No.61 ヴォルカザウルス》は非常に強力であり、バーンダメージを与えながら除去できる効果からランク5の出せるデッキで活躍した。
だが、それ以外のカードが微妙なため、遊星編3やクロウ編と同じ様にヴォルカくじと呼ばれてしまった。
さあ、君も箱買いしてマグマックスを決めてかっとビングだぜ!
少年、これが絶望だ。
ウルトラレアの片割れである《No.19 フリーザードン》は同じランク5にもかかわらず使いどころの難しいバニラ同然の悲惨なカードであり、引き当てた者を大いに落胆させていた。
だが、後に登場したランク5水属性に重ねて出せる《FA-クリスタル・ゼロ・ランサー》のおかげで下敷きとして一定の需要が生まれたため、多少は救われている。 第11期に《ヴァリアント・シャーク・ランサー》が登場しこうした立場も怪しくなったが、それまで需要があっただけでもよかったと見るべきか……。
カイトが使用したカードを収録したパックだが、何をとち狂ったのか12枚ものカードの新録が決定。
アニメに登場していなかったものあったが、カイトさんなのですぐに使用した。アニメ効果で。 さらにそのどれもがいままでピリッとしなかったテーマであるフォトンを実戦クラスまでパワーアップするものであり、久しぶりの神デュエリストパックと評された。 ウルトラが2種ともハズレじゃない、「○○くじ」状態から脱出した点も評価できる。 まぁ最後のカードが黒枠だから《輝光子パラディオス》かと思ったら金鼠襲来という罠もあったが……。
名前の通りゴゴゴとドドドの新規及び再録が中心のパック。何故かこの弾のみサブタイトルが追加された。
《交響魔人マエストローク》、《H-C エクスカリバー》、《No.17 リバイス・ドラゴン》の再録が光る。 《ゴゴゴゴーレム》、《ドドドウォリアー》、《ズババナイト》が前回に引き続き収録されている。 新規は《護封剣の剣士》以外やや微妙か。アニメでは初期から頻繁に使われるが全くOCG化されなかった《ハーフ・アンブレイク》もついにOCG化された。 《カードカー・D》がスーパーレア昇格という異例の再録が行われた。再録カードがノーマル→レアに昇格する例は何度かあったが光りモノへの昇格はこれが初である。
迷走を続けたシャークさんデッキを新規カードでまとめ上げたパック。
再録は前評判通りになりイマイチパッとしないが、《バハムート・シャーク》の再録は嬉しいか。 デュエリストパックでは2度目となる《激流葬》も再録されている。ヨハン同様、シャーク兄妹も使ってないんだけどね!
新規は《No.73 激瀧神アビス・スプラッシュ》や《サイレント・アングラー》などの水属性のエクシーズやサポートカードが多いため汎用カードは少なめ。
カードが弱いというわけではなく、良くも悪くも水属性に特化したパックという事である。 水属性支援パックの筈なのに《ダイヤモンド・ダスト》という強烈な水属性メタを残して行った璃緒さんェ……。 |
+ | 遊戯王DMシリーズ |
だが、バトルシティ編に絡んでいないカードも多く、例えばバトルシティ大会に不参加のキースやペガサスのカードも収録されている。
ペガサスは同年発売のコレクターズパックにトゥーンの新規カードが収録されたため、その連動を意識したためかと思われるが。 遊戯のカードもバトルシティ編未登場の《カオス・ソルジャー》が収録されていたり、舞のカードもアマゾネスではなくハーピィとなっている。 再録回数が多いカードがスーパーレアを占めていたり、現在では力不足な各キャラのカードが多数収録されていたりとファンアイテム的な側面が強め。 地味に集めるのが面倒な《墓穴の道連れ》と《トゥーンのもくじ》が低レアリティで再録されてるのは嬉しいか。
新規カードでは原作では通常モンスターだったのに魔改造された《ジュラゲド》や、《ラーの翼神竜》の救済策として出された《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》軍団の新入り《ラーの翼神竜-球体形》なんかが目玉か。
新規カードは全体的に癖が強く、やはりファンデッキ向けなものが多い印象。
パック名こそ「王の記憶編」だが、新規カードのほとんどがバトルシティ編や闘いの儀で登場したカード。
原作で登場したディアバウンドやゾーク様といった
新規カードでは既存のLVモンスターとは別方向でいい感じに原作再現した「サイレント・ソードマン」・「サイレント・マジシャン」の関連カードが目を引く。
特に、状況は限定されるがお互いに手札が6枚になるようにドローするという原作版の《天よりの宝札》を再現した《サイレント・バーニング》はデュエリストたちの度肝を抜いた。
その他にもまさかの《ウィジャ盤》サポートの《ダーク・サンクチュアリ》や《青眼の究極竜》の必殺技カード《アルティメット・バースト》などが原作ファンを喜ばせた。
【ブラック・マジシャン】・【青眼の白龍】の強化に合わせたのか《永遠の魂》や《銀龍の轟咆》などのサポートカードが多数再録。 ザ・ヴァリュアブル・ブック7付属の《青眼の光龍》に至っては実に12年ぶりの再録である。 発売のちょっと前に禁止から釈放された 《サウザンド・アイズ・サクリファイス》や、ドラゴン族融合モンスターの増加に伴い需要が増していた《龍の鏡》の再録も地味に嬉しい。 |
+ | レジェンドデュエリストシリーズ |
記念すべき第1回は凡骨、舞、梶木、丸藤兄弟のカードを収録。あともう1人いたような……。
【アマゾネス】と【サイバー・ダーク】はこのパックで大幅に強化された。 デュエルリンクスで活躍したカードも何枚か入っているが、OCGの環境ではあまり活用できないため枠潰しと非難の声もあった。
ホロ枠は《真紅眼の黒竜》。
今度はペガサス、羽蛾、キース、万丈目、クロノス教諭、ヨハンのカードを収録。
単純な強化というよりはリメイクカードが多めで、特にDMのキャラのカードはそれが顕著。 ペガサスの幻想モンスター、キースの機械族、羽蛾の昆虫族と、それぞれ原作再現要素と実用性を兼ね備えた優良カードを多数輩出した。 中でもパッケージにも描かれた《ミレニアム・アイズ・サクリファイス》は手札誘発にメタを張れる効果から注目を集めた。
今回もデュエルリンクスで活躍したカードが数枚収録されているが、前回よりは幾分まともなチョイス。
【クローラー】需要で若干高騰していた絶版カード《ワーム・ベイト》や汎用カード《簡易融合》と特殊召喚要員にもなる《重装機甲 パンツァードラゴン》は悪くないか。 同じく再録の《リミッター解除》も含め、羽蛾やペガサス、キースのカードと連動できたりもするのもポイント。
ホロ枠は《サクリファイス》。
『ライバル編』と称して海馬、カイザー、クロウ、カイト、沢渡のカードを収録。
ここから遊戯王VRAINS前の5作品全てのキャラを取り扱う様になった。 テーマとしては「ブルーアイズ」、「サイバー・ドラゴン」、「BF」、「フォトン」、「魔界劇団」となっている。
BFは《黒い旋風》をサーチしながら召喚権なしで動ける《BF-毒風シムーン》を獲得。劇的な強化となった。
カイザーは2度目のフィーチャーだが、今回は【表サイバー流】の方になっている。
ホロ枠は《ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン》。
ハーピィ、サイバー・エンジェル、ローズ・ドラゴン、列車(レベル10機械族エクシーズ)、月光のカードを収録。
地味にテーマごとでメインの召喚方法がバラけている。 【月光】はこのパックでの新規でエクシーズ型が成立。間違いなく強化されてはいるが、融合召喚はあまり行われなくなってしまった。
アキは特定のテーマではなく植物族使いだったのだが、今回は「ローズ・ドラゴン」がピックアップされている。
《ブラック・ガーデン》をサーチできる《ガーデン・ローズ・メイデン》が登場し、そちらを使った展開が行いやすくなった。
ホロ枠は《ハーピィの羽根帚》。
『強敵編』と称してバクラ、覇王十代、レクス・ゴドウィン、Ⅳ、ユーリのカードを収録。
主に敵役として立ち塞がったデュエリストである。 十代は第5期の十代編3以来でありE-HEROの新規の収録も同じで、かなり長い歳月を経て新規カードが出た。 ウィジャ盤/悪魔族、E-HERO、インティクイラ/地縛神、ギミック・パペット、捕食植物の強化となっている。 ユーリは《超融合》要員として活躍できるカードの収録が多く、バクラの新規の《ダーク・オカルティズム》は《トーチ・ゴーレム》をサーチできる事から割とガチ環境で使えるカードが多い。
ホロ枠は《サンダー・ボルト》。
収録内容と全く無関係のカードだが、直前の改定で緩和されたためか、前回のホロ枠が対の《ハーピィの羽根帚》だったからかのどちらかと思われる。
歴代主人公のデッキを支えるサポートカードが多数収録されたが、特に出張でも使える《マジシャンズ・ソウルズ》など《ブラック・マジシャン》関連の新規は優秀。
融合HEROの新たな主力《E・HERO サンライザー》も登場した。 《EM 天空の魔術師》も実戦レベルの【魔術師】で採用された。 他にも《フェイバリット・ヒーロー》や《フューチャー・ドライブ》などアニメ作中やOP・EDのシーンを意識したカードも収録され、正しい意味でファンサービス感溢れるパックとなっている。
ホロ枠はなんと《ブラック・マジシャン・ガール》。
過去に大会配布品で登場したカードとはイラスト違いで、今回はLEで再録されたイラストのものが使用されている。 |
+ | 属性シリーズ |
闇属性の悪魔族をよく使っていた闇マリクではあるが、スライムモンスターは水属性であり、切り札の《ラーの翼神竜》は神属性である。
加えて、パッケージに描かれたのも《ラーの翼神竜》に《神・スライム》とどちらも闇属性ではなく、早くも「属性縛りとは一体……?」という結果を招くことになった。
【ラーの翼神竜】になりふり構わぬサポートカードが追加されたことで知られる。
なんと特殊召喚できない《ラーの翼神竜》を《死者蘇生》で墓地から特殊召喚できるようにする効果を持つカードが登場した。
アポリアは機皇が強化され、サポート周りが不遇だったテーマだっただけに足回りが大幅に改善された。
時代の変化もあるためか、新規追加された切り札格の《機皇神龍トリスケリア》はエクストラのモンスターならシンクロ以外にも対応できるようになった。
エスパー絽場は人造人間-サイコ・ショッカーの強化も行われたが、罠メタ自体がやや時代にそぐわない内容だったためイマイチ振るわなかった。
だが、ここで生み出された《脅威の人造人間-サイコ・ショッカー》がラッシュデュエルへ輸入され、異世界転生無双モノの如く大暴れすることとなった。
「風属性」を使用したデュエリストとしてユーゴ、瑠璃、シェリーのカードを収録。
シェリーは風属性メインという訳でもなかったため、作品全体を通しても風属性使いのデュエリストが少ないこともあり、比較的風属性を使用しているということでの選出だろうか。 実際新規追加されたカードは風属性と闇属性が同じ数になっている。 ホログラフィックレアはユーゴの《クリアウィング・シンクロ・ドラゴン》。
ユーゴのスピードロイドは新たな下級とシンクロチューナーで《クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン》の展開がさらに安定。1ターンに2体出すのも容易となった。
また定期購読特典で中々の高額カードだった《SRカールターボ》も再録されて値段が落ち着いた。
シェリーのカードでは、《フルール・ド・シュヴァリエ》の上位種としてデザインされた《フルール・ド・バロネス》が登場。
様々な効果を詰め込まれた強力なカードであり、汎用レベル10シンクロの新たな定番カードとしてパッケージの《クリスタルクリアウィング・シンクロ・ドラゴン》を押しのけて広く活躍している。 比較的汎用性のあるフィールドのカードを破壊しながら自己の特殊召喚を行う効果を持つ レベル8の《時花の賢者-フルール・ド・サージュ》はランク8主体のデッキで使われることもあった。
ナッシュはナンバーズ、特にオーバーハンドレッドナンバーズ強化に焦点を当てている。
属性強化も忘れておらず、《アビス・シャーク》《クリスタル・シャーク》といった水属性サポートも新規追加されている。
梶木は海及び彼が原作で使用したモンスターのリメイクが中心。
シー・ステルスがカテゴリ化された。
葵はブルーメイデンに焦点が当てられているためマリンセスの強化となっている。
このパックの中では大会環境でも実績を残せたテーマであり、遊戯王マスターデュエルでも比較的安く組めることもあって使われていた。
「地属性」を使用したデュエリストとして龍亞、イシズ、タイラー姉妹のカードを収録。
イシズが地属性使いというイメージを持っている決闘者は多くはなかったため意外な人選となった。 ホログラフィックレアは龍亞の《パワー・ツール・ドラゴン》。
イシズは【現世と冥界の逆転】の関連カードが収録されたが、真に恐るべきはリメイクされた天使族モンスター群。
爆発的な墓地肥やし効果により、現世と冥界の逆転のサポートカードということを忘れ去りティアラメンツのパワーを膨れ上がらせ、墓地メタ性能もえげつなかったこともあり、環境を荒らしまわった。 結果、禁止・制限カードを何枚も輩出するという異常事態を招いてしまった。 ティアラメンツが関わらなければやばくなかったということもなく、墓地肥やし及び墓地メタとして汎用性がありすぎることが仇になってしまった。
タイラー姉妹のアマゾネスは、新たな切り札の《アマゾネス女帝王》に加え、融合召喚をサポートするカードが多数追加。
依然として相手の盤面に干渉するのは苦手なものの、耐性の付与と打点上昇で押し切る持ち味を手に入れた。
「炎属性」を使用したデュエリストとして尊、オブライエン、アリトのカードを収録。
炎属性使い自体が少ないため、人選の予想が非常にしやすかったと言われることも。 ホログラフィックレアは尊の《転生炎獣ヒートライオ》。
尊はサラマングレイトの強化。
《サラマングレイト・オブ・ファイア》といったサラマングレイトの強化パーツが追加された。 《転生炎獣レイジング・フェニックス》は後に《賜炎の咎姫》の登場により、炎属性を使用したデッキのワンキルギミックとして注目を集め高騰した。
オブライエンはヴォルカニックの強化。
《火霊術-「紅」》を絡めた疑似先攻ワンキルが可能になった。
上記3人のカード以外にも、遊戯王OCG25周年記念として第1期仕様の《封印されし者の左足》が特別収録されている。
「光属性」を使用したデュエリストとしてミザエル、海馬、葵のカードを収録。
葵は2度目のフィーチャーで今回は【トリックスター】の方になっているが、「海晶乙女としても扱えるトリックスター」というあちらの使い手にも嬉しいカードが収録されている。
今弾はホログラフィックレアの再録カードは存在せず、代わりに新規イラストの《No.107 銀河眼の時空竜》がクォーターセンチュリーシークレットレアで収録されている。
また、新規カードの内3種にもクォーターセンチュリーシークレットレア仕様で収録されるカードが存在する。 さらに収録カードの枚数が53種に増えており、第11期以降のこれまでのデュエリストパックと比べると変更点が多い。 加えて言うと、上記で触れたスリーブも未発売となっている。 |
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