登録日:2010/02/04(木) 01:24:02
更新日:2025/03/08 Sat 17:09:47
所要時間:約 4 分で読めます
年齢:不明(セフィロスたちと同年代なので
あの顔で25歳前後(CC時点))
職業:ソルジャー・クラス2nd(EC/FS編EPISODE2)→1st(CC)
身長:不明
体重:不明
生年:不明
血液:不明
出身:バノーラ村
声優:
井上和彦/
前野智昭(EC・少年)
名前の由来はエンジェル(
天使)から。名字の「ヒューレー」は材料の意味がある。
概要
真面目で責任感が強く堅実なことで知られるソルジャー・クラス1st。
「バカリンゴも知らないなら1stにはなれない」と冗談を言ったり親友同士でふざけたりもするなど、生真面目なだけでなくとっつきやすいフランクな一面も持っている。
主人公
ザックスの先輩に当たるが、彼とは親友とも言える態度で接しており、とても信頼されていた。
ソルジャーとしての実力もさる事ながら人格者としても定評があり、誰も何も言えない
セフィロスや唯我独尊を貫く
ジェネシスとは違い、周囲のソルジャーから精神的なリーダーとして尊敬を集めている。
また、セフィロスやジェネシスにとって気のおけない友人でもあり、特にジェネシスとは
幼馴染の間柄。
出身地はバカリンゴことバノーラ・ホワイトの産地「バノーラ村」。
実家が貧乏なこともあり、よくリンゴを盗み食いしてたらしい。
ただし、地主の家…親友であるジェネシスの家のリンゴは絶対に取らなかったとか。
夢と誇りを何よりも重要と考え、英雄を夢見るザックスに対しては、
「夢を持て。英雄になりたければ、夢を持つんだ。そして誇りも」
と常日頃から教え諭していたらしい。
趣味は子犬の世話……と自身のファンクラブに話しているが、明言されてはないが「子犬」とはおそらくザックスの事。
母やジェネシスにもその事を話していたようで、両者共にザックスと初対面ながら納得している。
ちなみにオッサン顔に見えるが、セフィロスやジェネシスと同年代。
発売当時にファミ通に掲載されたスタッフインタビューにおいて、キャラデザをした
野村哲也は本作のプロット読んだ際に「
関羽のイメージだった」と答えている。
つまり年齢の割りにゴツくて老けた歴戦の戦士のような顔は意図的なもの。
なお他スタッフからはジェネシスやセフィロスと同年代なので美形キャラにしてほしいと要望されていたが、それをガン無視してこのデザインにした模様
背中に背負ってるバスターソードは滅多なことでは使わず、普段は支給品のロングソードを使う。
本人曰く「おまじない用」、「使うと汚れる 欠ける 磨り減る」、「この剣は重くて使いにくい」。
ザックスには「それ、マジで言ってんの?」と言われているが、ザックスがピンチの時には使ってくれるなど全く使わないわけではない。
アンジールのD.M.W技「ハードラッシュ」を見ると格闘戦も得意だったのだと思われる。
伍番魔晄炉のプレートでは
地面を殴りつけて地を這う金色の波動を繰り出してプレートを破壊した。こっちは戦闘やD.M.W技では使えない。
神羅とウータイとの決戦であるタンブリン砦攻略戦後、忽然と姿を消してしまう。
CCFF7の重要なネタバレがあります。
未プレイの方は注意。
モンスターの目的など 復讐か世界征服くらいしか思いつかん
正体
実はただの人間ではない。
ジェネシスと同じく、ジェノバ・プロジェクトのプロジェクトGにより生まれた特殊な人間である。
プロジェクトGとは「地底より発掘された古代種
ジェノバの細胞を母体に植え付けることで、母体から生まれた子供にジェノバの能力を与えること」を目標とした神羅の計画。
当時の研究者にしてアンジールの実父のホランダーにより計画された。
ジェノバ細胞を持つ母ジリアンから生まれるも、当時のアンジールは普通の子供でありジェネシスと同じく失敗作とみなされた。
その後、実験の痕跡を隠すために神羅の息のかかったバノーラ村で育てられることとなった。
ジリアンが実験にかかわったことを隠していたこともあり、本人は真実を知る由もなく、ジリアンと育ての父の下で貧乏ながら健全に育った。
なお、この貧乏もジリアンが神羅からの口止め料を後ろめたさから拒否していたことに由来する。
ジリアンは神羅の暗部を知っていたため、アンジールは神羅に関わることはなかったが親友ジェネシスに倣ってソルジャーを目指す事を決める。
その際、養父は
借金をしてアンジールにバスターソードを買い与えているが、養父は借金を返す為に無理をして過労死してしまった。
以降アンジールはバスターソードを父の形見として、また誇りの象徴として背に負っている。
彼がバスターソードを中々使おうとしないのはこのため。
タンブリン砦攻略戦後、失踪したはずのジェネシスから神羅に対する
復讐計画を持ちかけられる。
その時は拒否するものの、ジェネシスを説得するために神羅から脱走する。
その後、復讐のためにジェネシスを利用しているホランダーからジェネシスや自身の出生の秘密と能力を明かされてしまう。
大人になったアンジールはジェノバと同じく他者に自分の力を与え、その他者を取り込む「双方向性コピー」の能力を持っていたのである。
しかもジェネシスのG細胞より完成度が高く、モンスターにもコピーが可能となっている。
そのため、アンジールコピーはジェネシスコピーと異なりとある一人を除いてモンスターばかりである。
なお、アンジールコピーはモンスターの一部に目を閉じたアンジールの顔が埋め込まれた姿をしているためなかなかキモい
ホランダー曰く「アンジールはプロジェクトGの完成形」。
脱走後の動向
バノーラ村でザックスと再会するも自害した母を目前にして(ザックスはアンジールが殺したと誤解している)、「母は生きていてはいけない人間だった。その息子も同罪だ!」と告げ再び姿を消す。
これはジリアンが禁忌の研究に手を貸していたこと、自分は忌むべきモンスターと同様の存在であると思っていたため。
次にザックスと会うのは伍番魔晄炉のプレートだが、その際には背中から純白の翼を生やしていた。
自分はモンスターになってしまった、モンスターの目的は
世界征服や復讐くらいしか思いつかないと嘆くアンジール。
ザックスは、翼は天使の証だと告げるが、アンジールは絶望の中、
「天使の夢はひとつだけ。人間になりたい。」
と答え、ザックスをプレート下部に突き落とす。
言っておくが、某妖怪人間とは何の関係もない。
ジェネシスによる神羅ビル襲撃時には本社ビルへ急ぐザックスの前に現れ、
「ザックス、俺と一緒に戦え。敵は世を苦しめるものすべてだ」
とある程度吹っ切れた様子を見せた。
が、ここでの「世を苦しめるもの」には彼自身も入っていた。
ホランダーたちの本拠「モデオヘイム」にてジェネシスがザックスに敗れたことを知るとザックスの前に立ちはだかる。
アンジールコピーとなったモンスター達をその身に取り込み、見た目は完全にモンスターの「
アンジールペナンス」と化してしまう。
ペナンス(Penance)とは悔恨や贖罪を意味し、文字通り彼はが自分の正体あるいは存在そのものに対して苦悩していたことが現れている。
このときのアンジールはこの
ゲームではかなりの強敵。
なお、後ろに回ると雷属性の攻撃しかしないので、耐性を固めると楽勝なのは秘密だ。
激戦の末ザックスと戦い、敗北。
彼にとって夢と誇りの象徴であるバスターソードをザックスに託し、息を引き取った。
ザックスは尊敬していたアンジールを殺してしまったことに深く傷つき、彼のようになりたいと思うようになり髪型もアンジールと同じにするようになる。
そしてアンジールの言っていた「英雄の夢と誇り」についてその後も考えていく。
また、引き継いだバスターソードはアンジールの遺志を継ぎ、ザックスはみねうちでしか使わない。
そして最終的には
クラウドに引き継がれることになる。
時代を考えればいかに高級な剣とて型遅れになりそうなものだが、FF7ACのプロローグを見る限りクラウドはセフィロスとの一騎討ちをこのバスターソードで行っている。
ひょっとしたら凄い業物なのかもしれない。
ジェネシスがセフィロスの狂気を表したキャラクターなら、アンジールはモンスターとなってしまった我が身を嘆き悩む、などセフィロスの人間としての面を表したキャラクター。
純白の羽根は最後まで誇りを持ち続けたアンジールの生き様を示している。
白い羽根が似合わないとか言うな。
ただし、言ってることはわかりにくいが目的自体は意外とシンプルなジェネシスと比べると、言ってることはわかりやすいが本当の目的を語りたがらないため意外と何がしたかったのかわかりにくい面のある男である。
特に序盤で失踪し、ジリアンを殺したと思われていた際には「ジェネシスと一緒に神羅を裏切った」と思われていたが、次第にうやむやになってしまい、突然襲ってきた際にも「ザックスに自分を始末してもらいたがっている」ことがわかりにくいため、ボーっとゲームを追いかけていたら「カッコイイが敵になったり味方になったりして突然襲ってきて死んだやつ」という印象にもなりかねない面がある。
実際、神羅本社襲撃時に登場しザックスに助力を依頼した際、ややイラつき気味に返答した彼の「どーだか あんたが考えていること全然わからない」というセリフが、ある意味プレイヤーの総意でもある。
味方→敵→味方→敵 とコロコロ立ち位置が変わった上に真意を話さないとなれば、なんだかよくわからないのも納得ではある。
名言集
「俺に恥をかかせるなよ」
「使うと汚れる、欠ける、磨り減る。そっちの方が勿体無い」
「剣よりもお前の方が大切だ。ほんの少しな」
「ならば天使はどんな目的を持てばいいんだ?俺はどんな夢を見ればいいんだ!?」
「例えどんな状況でも、俺は誇りを持たなくてはならない。このバスターソードが共にある限り」
「お前なら、倒せる」
「俺は完璧なモンスターだ」
「後は……頼む」
FF7EC
ファーストソルジャー編のエピソード2実装と同時に、少年時代のアンジールとして参戦。
同じく少年時代のセフィロスとの友情も描かれる予定。
こちらでもやはりバスターソードは背負うだけ。
また、先述した「ハードラッシュ」に似た「ヘビーラッシュ」をリミット技として使う。
やはり格闘も元から得意だったということか。
FF7Rシリーズ
物語開始時点で故人であるため登場しないが、
彼やザックスが使用したバスターソードはクラウドの初期装備として受け継がれている。
武器の説明文には、「闘う者たちの想いを乗せ、受け継がれてきた大剣です。」とあり、
CCFF7をプレイした人には感慨深いものとなっている。
リバースのオープニングにおいて、ミッドガルを目指して歩くザックスの近くを
空から見守るかのように純白の羽根が一枚舞っていく。
その羽根は何を”アンジ”しているのか。
今は、続編を待て。
追記・修正はソルジャーの誇りを忘れない人にお願いします。
- まぁ、西洋諸国の天使は青年やらそんなだから・・別におかしくはない・・ -- 名無しさん (2015-02-17 21:19:43)
- ↑むしろおっさんキャラにしては小奇麗すぎて違和感あった -- 名無しさん (2016-01-22 12:54:52)
- 外伝とかでカムバック希望したいキャラ。セフィロス相手に正面切って説教出来る唯一のキャラだし。 -- 名無しさん (2019-05-21 09:45:30)
- 基本的にそのキャラの必殺技を使うD.M.Wを見る限り、殴る蹴る方がメインだったと思われる -- 名無しさん (2023-02-13 23:03:28)
最終更新:2025年03月08日 17:09