ブライアン・フューリー(鉄拳)

登録日:2012/02/29(水) 23:35:00
更新日:2024/02/08 Thu 16:40:16
所要時間:約 4 分で読めます





フハハハハハハハハ!


ブライアン・フューリーとは『鉄拳』シリーズに登場するキャラクターである。

国籍:アメリカ
流派:キックボクシング

初登場は3より。
元国際警察の刑事で、雷武龍(レイ・ウーロン)とは同僚だった。しかし麻薬組織との繋がりが噂されるなど評判はあまり良くなかった模様。

ある日香港での銃撃戦にて死亡するが遺体はDr.アベルという科学者に回収され、レプリカント(サイボーグとかそんな感じの)として蘇生。Dr.ボスコノビッチを捕獲するため、大会に潜入する。

4では自身の体が寿命に近づいてきたためアベルに手術してもらおうとするが当のアベルは既にブライアンを見限っており、取り合わなかった。焦りを感じたブライアンは大会を優勝して三島財閥を手に入れ、新たなる体を手に入れようと大会に挑んだ。

その後家庭用のエンディングで寿命を尽きかけていた所を吉光に拾われ、ボスコノビッチにより永久機関を埋め込まれ九死に一生を得る。

しかし永久機関を手に入れた事によって


「みぃなぁぎぃるぅあぁぁぁ!!」

…のような状態と化し、卍党の党員を殺害、ボスコノビッチをも殴り飛ばし逃走。これにより吉光はブチギレてブライアンを追いかけ回す事になる。

5では永久機関の性能を試そうとするも、ことごとく吉光の介入に遭いフラストレーションがたまり遂には戦場に片っ端から突入し破壊活動に明け暮れていた。
しかしそれでは満足出来なくなったブライアンは新たなる獲物を求め第6回目の大会に参加するのだった。


…とまあ読めばわかる通り性格は凶暴かつ戦闘狂で、勝ちポーズでは対戦相手に馬乗りになってひたすらボコボコに殴るという蛮行もしている。

また笑い上戸なのか一部の技では狂気に満ちた笑い声を上げる。
ただしニーナやアンナのエンプレスヒール(ダウン攻撃)を喰らっても笑う。


ブラ「グヘヘ」


また3から参戦したため意外と若いが(2と3の間には19年の空白期間がある)、実際の見た目は悪人面の上に老け顔のオッサンである。
手術の副作用かなんかだろうか…。

3〜4時代は2のブルース・アーヴィンの後継キャラとして扱われていたが、ムエタイに近いスタイルの彼とは違い、後ろ回し蹴り系の技の多さや一部カラーでの上半身裸に長ズボンとグローブという服装*1等を見る限り、ベニー・ユキーデのようなアメリカンキックボクシングがベースになっていると思われる。
一方でムエタイ同様の肘打ちや膝蹴りも持ち合わせており、さらにはサッカー風の蹴り上げ(キックオフ)、ハンマーナックル(グラビトンハンマー、ストッピング〜ダブルハンマー)、プロレス技といったもはやキックボクシングですらない技も使用する。
なお3に登場する後継キャラは元になったキャラと親子関係・師弟関係等何らかの繋がりが見られるが、彼のみブルースとはストーリー上の繋がりが存在しない。
TTシリーズではブルースとチームを組んだ際に専用の登場ポーズ(TT)・勝利ポーズ(TT2)が用意されている。前者では息ぴったりに相手に指差しするポーズを決めるのに対し、後者はお互いに険しい表情で見つめ合ったり、何のリアクションもなく素通りしていったりしており、落差が激しい。

性能の方は空中コンボ、並びに運び能力が高く、攻撃力は非常に高い。
特に壁際ではチートクラスの強さを持ち、後述の挑発を利用した起き攻めにより相手を容易には逃がさない。対策をしないと壁に張りつく自キャラを眺める羽目になる。

しかし攻撃に特化した分、守備には不安が残り出が早い技が少なく、特に発生の早い中段の浮かせ技を持っていないのが泣き所。

以上を踏まえて、攻めてる間は強キャラと言えるだろう。



☆主要技
  • マッハパンチ 66RP
通称「マッパ」、ブライアンの代名詞。出が早い上段の右ストレート。確反、空中コンボの締めと汎用性は高い。ただししゃがみには注意。
7ではパワークラッシュになったため、ぶっぱのリスクが多少だが軽減された。
元ネタは実在するキックボクサーの猪狩元秀氏が使用していた同名の技と思われる。

  • ジェットアッパー 64RP
通称「ジェッパ」、異常に発生が早い浮かせ技。コマンドが少し入力しづらいが、当たれば空中コンボに持ち込める。
ヒット後の追撃はソーク・グラブ(6WP)やマッハキック(66RK)が主。
挑発と組み合わせると凶悪化する。


  • スネークエッジ 3LK
姿勢を低くしながらの足払い。
ヒットすると浮くのでストマックブロー(1RP)やスナイパーソバット(9LK)で拾ってコンボへ行ける。
しかし、ガードされると貫通しないため浮き確なので使い所に注意。

  • ハチェットキック 214LK
スウェー(214)から素早く足元を払う。
下段にしては発生が早く咄嗟の反応が少々難しい。削りだけでなく、カウンターヒットで上述のスネークエッジと同様のコンボへ行ける。
出は早いが相手のリズムを崩しにくいので逆に見切られやすいかも。
こればかり出さずに、同じくスウェーからの派生であるキックオフ(214RK)も織り交ぜて使えば崩しの選択肢が増える。

  • ニークラッシュ 立ち途中LK
立ち上がりざまに左膝を見舞う。さらにRKを入力すると右膝を喰らわせるダブルニークラッシュになる。
コンボの中継・締めだけでなく、カウンターヒットで崩れを誘発するのでコンボに行ける。
これに限らず、トゥースマ以外の立ち途中技は後述のハイドクローラーからも出せる。

  • チョッピングエルボー 4LP
大きく踏み込んで肘を振り下ろす。カウンターで相手を浮かせられ、また空中の相手にはバウンドコンボを誘発させられる。横移動には要注意。
5無印はガードさせて有利かつノーマルヒットで浮くという狂った性能だった。

  • ターンエンドマッハ ハイドクローラー中RKLPRP
特殊ステップにあたるハイドクローラー(コマンドは236or特定の技後6)中の連携。
コンボの締めや運びに使っていく。最後段は上段なので注意。
最後のRPをRKにすると、ダメージが僅かに落ちるものの中段でガード時の不利時間も少し短いターンエンドミドルへ派生する。

膝を素早く上げて相手を手招きする、手招き前のどのタイミングでもレバー、もしくはボタンを押した瞬間挑発のモーションはキャンセルされる。
これだけならただの挑発だが、実は膝の部分は当たり判定が存在し、さらにガード不能
ヒットで+16f、ヒットと同時キャンセル開始なら+17fという途方もない数字を貰えるが、前記の「どのタイミングでもレバーかボタンを押すとキャンセル」のため、当たった瞬間を目押しor目レバーする必要がある。
挑発の後にすぐマッハパンチを使うと青いエフェクトがかかり威力と吹き飛び方が強化される。
もう一つ有名なのがジェットアッパー。発生14fなので、6N4+RPを3フレ入力する必要がある上に、膝蹴りヒットと同フレームで6入力が必要という二重にビタ押しを要求されるという高難易度技。
だが韓国の某氏は成功率8割とか言われている。

★挑発ステップ
ブライアンの上級テクニック。やり方は挑発してすぐに前進、そしてすぐに挑発、そしてすぐに前進…これを繰り返すだけだが相当ムズイ。

挑発はガード不能なので不用意に寄った相手が引っかかれば後はジェットアッパー等で浮かせて壁際で挑発してあばばばば…といった具合に極めれば驚異そのものだが、挑発中はカウンター判定なので余裕ぶっこいて最速風神拳でドリャァ!される事も。

ブライアン使いの中でもよほど訓練されたブライアン使いが使うと、もはや訳のわからない事態に…

ちなみにこのテクニックに気づいたのは韓国プレイヤーである。まあ韓国は鉄拳の修羅の国とか言われてるし…。




追記・修正は挑発ステップしながらお願いしますフゥハハハハハァー

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最終更新:2024年02月08日 16:40

*1 3〜4では2Pカラー(蛇柄ズボンにカジュアルグローブ)、5以降は1Pカラー(ミリタリーズボンにオープフィンガーグローブ)が該当。