破戒すべき全ての符

登録日:2009/06/21(日) 19:54:36
更新日:2021/08/26 Thu 19:20:29
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これはね、あらゆる契約を覆す裏切りの刃。
貴女もこれで私と同じ。

主を裏切り、その剣を私に預けなさい。



破戒すべき全ての符(ルールブレイカー)


ランク:C
種別:対魔術宝具
レンジ:1人
最大補足:ひとり

Fate/stay night』に登場するキャスターの宝具で、ねじ曲がった形の変わった刀身をした短剣。

能力は刃で突いた対象のあらゆる魔術を"破戒"する事である
魔力による契約や魔力によって生み出された生命体の魔力を前の状態にリセットする。

簡単に言えば魔力を打ち消す事であり、魔力による契約は即刻白紙に戻り、魔力で生み出された生命体は消滅する。
「ちょっと分かりにくいなぁ」という人は「とある少年の右手」や「デスペル」「いてつくはどう」「ひっぺがし」のイメージができればいい。
例外として宝具はランクに関わらず初期化できない。逆に魔術でさえあれば宝具レベルの強大なものでも初期化出来る。

この通り対魔術に特化した性能のため平時ではかなり用途が限られているがサーヴァントシステム有する聖杯戦争においては話は別である。
前述の通り魔力による契約も打ち消す事が出来るのでマスターとサーヴァントの契約を無効にすることができる
劇中では自身(TVアニメUBW・映画HFのみ)・セイバーアーチャーの契約を無効にしている。
キャスターはこうして作り出した野良サーヴァントと強制契約して支配下に置く事も可能であり、実際にセイバーとアーチャーを自分のサーヴァントとして使役する事に成功している。


作中では純然たる魔術師も少なかったのでさしたる出番は無いものの、本来の純然たる西洋魔術の合戦においては無類の強さを発揮する。
通常、サーヴァントと言えど強力な魔術であれば流石に梃子摺る。
しかし、この宝具があれば、対魔力Aのサーヴァントにも通ずる多重魔法陣による魔術だろうが、幾重にも張られた魔術結界による防御だろうが問答無用で初期化出来てしまうのである。
だが、それ自体はやはりただの短剣かつ突き刺すという発動条件なので、接近戦の苦手なキャスターが正面から使うことは難しく、作中では竜牙兵や魔術などで動きを止めたり、人質を取ったりして使用している。


また、士郎がこの宝具を投影してを救うシーンがある。
「魔術を無効にするのだから投影できないのでは?」という疑問もあったが能力を発揮するのはあくまで短刀の刀身部分なので柄の部分を持てば問題はない。

因みにこの宝具、他の宝具と違って神話や伝説に登場しているものではなくゲームオリジナルのもの。
奈須先生曰く「キャスターは裏切り、大魔術師、のイメージから。竜牙兵だけじゃ弱いな、と」
現在では「キャスターの裏切りの魔女としての逸話が短剣として具現化したもの」という設定で落ち着いているようだ。
神話の中では竜すら眠らせる薬の調合や魔術等も披露しているが、流石にチート過ぎると判断されたのだろうか。
また冒頭のセリフにもあるように自身の裏切りの象徴とも言える宝具なので、キャスター自身はこの宝具をあまり好んではいないらしい。

余談だが短剣とは言われるものの、とても物を切れるようには見えない刀身のため二次創作等でネタとして使われる事ある。
キャスター自身切れ味は良くないと語っているが、普通のナイフと同レベルの切れ味はあるようで、ホロウのとあるイベントで「これ結構切れるんだ」と士郎が漏らしていた。
っていうか前髪切られるし喫茶店のテーブルを壊していた。
聖杯戦争は神話・伝説クラスの武具がゴロゴロ出てくるのでそれらと比較して、ということなのだろう。

本編ではあまり攻撃的なイメージはなさ気な宝具だが、ホロウ収録のミニゲーム『とらぶる花札道中記』ではなんと、
『勝負に負けた際発動させれば、3分の1の確率で自分が勝利したことにできる
と言うまさにルールをブレイクする宝具になっている。
一見するとチートに見えるものの、逆に言うと3分の2で失敗する訳で、自分で使うと正直当てにならない。
他の宝具も地味なので、「ルールブレイカーに頼るには心もとないが、普通に勝つのもちょっと難しい」と言う、
なかなか厄介なチームになっている。
ただし、相手に使われてひっくり返された時のイラッと感は異常。




スマホゲーム『Fate/Grand Order』ではメディアの宝具として採用。

術理、摂理、世の理。その万象
一切を原初に還さん
破戒すべき全ての符(ルールブレイカー)

当然というか単体宝具であり、発動するとすっとメディアが袖から短剣を出し、対象に突き立てる。背景がすごく毒々しい。
演出変更で、魔術で相手を拘束してから行うようになった。

属性はArtsであり、『相手の強化状態を全て解除する』『NPリチャージ』という性能を持つ。「全て」というのは伊達ではなく、回避や無敵、ガッツ状態のみならず、ステータスアップ効果もまとめて打ち消せる。

メディア自身のATKの低さとダメージ倍率の低さもあってダメージそのものはさほど高くない。でも本人の通常攻撃(魔術)よりよっぽど高いダメージ。なまくらとは。
単発威力はいまいちだがNPリチャージ効果を持つ上にメディア自身のNP回収能力の高さにより再使用可能になるまでが早く、1回の戦闘中に何度でも放つ事が容易な為ダメージソースとしては充分。
ただし「ダメージ→効果発動」という効果処理の関係上、回避・無敵状態の敵にはダメージは入らないので注意。
反面、ガッツ状態の敵には普通にダメージと状態打ち消し効果を与えられ、もしダメージでガッツ発動条件を満たしても(敵のHPを0にしても)発動前にガッツ状態を打ち消すため、そのまま倒せると効果覿面。
雑魚エネミー戦ではあまり有用ではないが、HPが高く自分を強化するスキルを多用してくるサーヴァントやボスエネミー戦で真価を発揮する宝具である。
某NOUMIN生まれついてのアイドルなどには特に有用。(アイドル相手の場合はクラス相性で不利なので注意が必要だが)
何故かFGOプレイヤーからドス呼ばわりされることがある。




追記・修正は契約を無効にしてからお願いします

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最終更新:2021年08月26日 19:20