登録日:2009/12/02 Wed 21:57:22
更新日:2025/01/03 Fri 18:01:11
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東京都中野区に本社を置く株式会社葉月の
アダルトゲームブランド。ビルは最寄り駅から徒歩5分。
やたら曲芸の真逆を行く会社としてアンサイクロペディアがネタにしたこともある。
同人サークル「王宮魔法劇団」が法人化したもので、実は同人から商業化した初めてのブランドでもある。
ちなみにこのサークル、メンバー共々
慶應義塾大学出身であるため相当なインテリ集団であることは一部で有名。
ブランドとしての処女作のときはまだ大学生だったメンバーもいたのだとか。
独特の世界観「ワールド」と
安定した作画に定評のある会社。
そこ、判子言うな。
というか描き分けていたらあまり好評を得られていないことがあったことも原因だろう…他ヒロインとの相対的に妙に
おばさんっぽくなったりして。
あと作品の世界観設定やキャラクターの背景設定に何処か「人類は愚か」というエッセンスが多分に含まれており、
どの作品もその設定が開示される過去関係の話が始まったら相当キツイ展開も仕込まれていたりする。。
エロはソフトエロで基本は純愛もの。
だが、やたらエロに力が入っており、純愛ものとしては
風車と双璧を成すエロさを誇る。
処女作はネトゲ世界内の出来事とはいえ凌辱されるヒロインがいるので後の作品と比べて衝撃はある。
主人公にCVを付けた際にはエロシーンではCV無しにしたり(設定でエロシーンでもオンには出来る)、他にもエロシーン専用メッセージウィンドウを実装するなど、
とにかくエロシーンを効果的にするために努力を惜しまない会社である。
そして伝統的に義妹が異常なほどにエロい。属性もいろいろ豊富。
コミケ出展企業の中でも「コミケ優良企業」として有名。
理由としては列整理スタッフが優秀、商品の種類は必要以上に増やさない、などが挙げられる。
一部では「寝坊しても午前中に行けば八月のコミケセットだけは買える」「八月はどんなに行列が長くても数十分で買える」 などとも言われている。
エロゲブランドの中でもとにかく生真面目で、スタッフ日記という物が存在しない。
そのため、スタッフが何をしているのが解らず、イベントの時のフリーペーパーくらいでしか解らない。
ニトロプラスのスタッフとも真逆である。
処女作から長い間原画はべっかんこうの一人だけであったが、『放課後しっぽデイズ』 では夏野イオが原画を担当し、
新作の『千の刃濤、桃花染の皇姫』では二人で原画を担当することとなった。
だが非常に馴染んでおりぱっと見では二人で作成しているとは分からないレベルである。
何故かメディア(アニメ)化に恵まれていない会社で有名。
はにはに→後半超展開
けよりな→ゲーム設定では考えられないようなストーリー展開、キャベツ
FA→肝心の問題は解決せずに、俺たちの戦いはこれからだ!エンド
といった感じで、3作品連続で地雷判定を受けている(はにはにはそもそも原作通りではあるので比較的評価する声も聞かれるが……ちなみにDVD版では放送時とは異なるヒロインとくっつく別のルートが増えて計二種類の展開が収録されている。)
しかし『
大図書館の羊飼い』は「放送開始前から
黒歴史判定」という下馬評を覆す良作となり、ジンクスは途切れた。
また
メインヒロインは
人気投票で1位になれないジンクスじみた傾向がある。
(過去、メインヒロインで1位になれたのは処女作の優希と夜明けなの
フィーナのみ)。
ただし、特に人気投票で有名なはにはにの4位がキッカケで言われるようになった節もあり、プリホリもFAも1・2位を争っていたりするためジンクスとは言いきれない部分もあった。
むしろ
サブヒロインの大半がメイン張れるくらい魅力的なのだと思いたい……。
ちなみにそれ以降の作品でもサブヒロインが1位を取っている。
まぁ八月に限らず、創作物においてメインヒロインが一番人気な作品はかなり珍しいのだが。
コンシューマブランドとして「
ARIA」を持っており、オーガストブランドの移植のみを手がけている。
全員がオーガストのスタッフであるということもあり、システム面も含めて良質な移植を行なっている。
この割と珍しく厳しそうに見える体制は、はにはにのコンシューマ移植の時に今は亡きアルケミストに委託しており、何かあった結果らしい(加筆者はよく知らないが)。
ただ流石に単独開発・販売ではなく、『
夜明け前より瑠璃色な』ではデジタル・ゲイン、『大図書館の羊飼い』では加賀クリエイト(デジタル・ゲイン共々加賀電子の系列)
『
穢翼のユースティア』にはドラマティッククリエイトが関わっている。
ここでは単なるベタ移植ではなく、『夜明け前より瑠璃色な』では追加ヒロインを、『大図書館の羊飼い』では追加ヒロインに加えて、
本編+
スピンオフ+
ファンディスクを一つにまとめたうえで、他社のコンシューマ化作品とほとんど変わらない価格で発売するなど、何かとサービス精神は豊富。
ちなみに千桃以降、新OS対応版のPC版を発売するときにはDVDパッケージ版の特典としてAndroid版が付属しているという大盤振る舞いだったり。
ただし、こちらのブランドも『
FORTUNE ARTERIAL』のコンシューマ版・スピンオフ作品両方が開発元との関係で何かあったらしく発売中止になったりしており、何かと恵まれない。
■作品一覧(発売日順)
追記・修正よろしく。
- 羊飼いの記事ないんか -- 名無しさん (2014-04-24 22:35:53)
- 八月のコミケセットは3日目の午後でも買える。 -- 名無しさん (2015-02-09 10:04:26)
- 新しいブランドができては消えていくこの業界では珍しく息が長い会社だけど、数年に一度の作品だけでやっていけるとは思えない。他になにかやってるんだろうか -- 名無しさん (2017-04-30 17:24:01)
- 売上凄いんだからやっていけるよ -- 名無しさん (2017-04-30 18:44:03)
- 八月作品の幼馴染の素敵さは鉄壁 -- 名無しさん (2017-06-13 07:53:11)
- ↑2やっていけないと思ったのか、ソシャゲ始めたけど盛大に失敗したね -- 名無しさん (2018-01-04 12:09:11)
- ↑その失敗ゲーが休止挟んで割りといい感じに甦るんだからわからんもんだわ。 -- 名無しさん (2019-10-30 13:46:54)
- 元々新作のスパン長いメーカーだったけど流石に今回は間が空きすぎて完全にソシャゲメーカーになりつつあるのかと不安になる -- 名無しさん (2022-06-17 17:48:19)
- 最初から今まで萌え作風を徹底して維持しているのがスゴイ。普通の神経ではこれをずっと続けられない(パープルソフトウェアがいい例だが、変化球を投げたくなってしまうのだ)。 -- 名無しさん (2023-07-11 00:33:51)
- 萌えメインかつシリアス作風でも和姦オンリーだが、実は昔の作品から割と徹底して「人間なんて愚かで汚い」が徹底されてたりする。そこら辺の枷を外した作品であるユースティアや千桃の物語の遠因に関してはそりゃこうなるよの典型例だし実はだからユースティアなんかは異色作に見えて異色作になりきってなかったりする -- 名無しさん (2024-11-15 18:40:41)
最終更新:2025年01月03日 18:01