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デジモンワールド

登録日:2009/11/24(火) 00:50:27
更新日:2026/02/07 Sat 00:22:12
所要時間:約 7 分で読めます





『デジモンワールド』は1999年にバンダイから発売されたPS用ゲーム*1
ジャンルは育成RPG




概要

記念すべきデジモンワールドシリーズの第一作。

デジモン本来の醍醐味である「育成」に重点を置きつつも、
3Dのフィールドや臨場感溢れるバトル等、TVゲームならではの利点を生かしたものとなっている。

発売から10年以上経った現在でもファンからの評価は高く、初代作品でありながらシリーズ最高傑作と呼ばれている。

本作が評価された要因としては、

  • 育成ギアのシステムを上手くRPGに落とし込んだゲーム内容
  • いわゆるオープンワールドに近い自由度の高さ、それでいて高いゲームバランス
  • デジタルの世界なのにどこかアナログで自然豊かな世界観
  • 今の目で見ても全く見劣りしない、表情豊かなポリゴンのデジモンたち
  • 重厚さを感じさせるデジモンたちの足音や鳴き声
  • 世界観を彩るBGM。環境音だけのエリアも存在するが、逆にそれが世界観に厚みを加えている
  • 釣りやカーリング、カード蒐集等のやり込み要素

等が挙げられる。


そのゲーム性からデジモンファン以外のゲーマーからも高い評価を受けているため、たとえ中古ソフトであっても市場価値は中々のもの。

ストーリー

自然とデジタルの融合した不思議な世界、デジモンワールド。

この世界には様々なデジモンが平和に暮らす「ファイル島」と呼ばれる場所がありました。

しかしある日を境に、島に住む多くのデジモン達は「心」を失ってしまったのです。
記憶を失い、言葉も通じなくなってしまったデジモン達は、次々に住んでいた街を離れていってしまいました。

そこで街に住む長老デジモンのジジモンは、デジモン達を呼び戻すために、異世界から救世主を召喚しようと試みるのです。

そう、デジモン育成が得意な救世主を……。

ゲーム進行

冒険の目的はかつての街の仲間達を呼び戻すこと。
それにより街は復興し、繁栄していく。
その仲間を集めるために必要不可欠なのがパートナーデジモンの育成である。

HP、MP等の各種パラメータをトレーニングで底上げし、
フィールドに点在する野生デジモンとのバトルを繰り返していく中で、パートナーはより強力なデジモンへと進化していく。

携帯機の育成方式をベースとしているため、当然ながらデジモンには寿命があり、
パートナーは寿命が尽きると次世代へのタマゴを残して死んでしまう。

また、食事やトレーニングだけでなく、トイレ機能までも忠実に再現されているのも大きな特徴。

けいたいトイレを手に入れるまでは島の各地にあるトイレでしかウンチの処理が出来ないため、
プレイヤー次第ではまさしく糞ゲーと化すことも。

なお登場するデジモンはver1~4のデジモンに加え、ジャンプ誌上での募集により選ばれたペンモンやイガモンなど、
オリジナルデジモンや各デジモンの変種(色違い)など多数に及ぶ。Ver.5の面々は泣いていい
実は本作が初登場のデジモンというのも結構多い。
ムゲンドラモンが有名だが、ジュレイモンヴァンデモン、メガシードラモンなども本作が初登場。
究極体という概念もまだなかったため、ムゲンドラモンやホウオウモン、ヘラクルカブテリモンなどは完全体となっている。
(これはデジモンワールドの派生作品である『デジタルカードバトル』でも共通)
ガルダモンやアトラーカブテリモンなどは存在していない。

バグについて

本作には致命的なバグがいくつかある。
幸い回避自体は容易なので、本作を今から新規で始めるという幸福なデジモンファンは、以下の点に留意してプレイしていただきたい。

  • アイテムショップのピッコロモンに話しかけて×ボタンを押すと、街の繁栄度が下がる。
→トレーマニュアルを買ったら二度と話しかけないことを推奨

  • グレートキャニオンの崖下に落ちた後、エレベーターのスイッチに挟まった石を取り除かないままはじまりの街に戻ってしまうと、二度とその場所に行けなくなりオーガモン関連のイベントが永久に進められなくなる。
→石を取り除くまではアイテム「オートパイロット」は使わない。パートナーの寿命が近い(=はじまりの街に強制送還されそうな)場合はこのイベントを避けた方が吉。

  • ドリルトンネルのイベントを進めずに、ひみつの海岸洞のオーガモンを倒してしまうと、以降のドリモゲモン関連のイベントが進行できなくなる。
→ドリモゲモンは序盤で倒しておくこと。


※以下、ネタバレが含まれています。

登場人物&デジモンたち


◆主人公
デジモンの育成が得意な少年。中の人はバーローでおなじみ高山みなみさん。デジモン的には後のドルモンとタイキである。
基本的に常識人かつツッコミ気質で、そして優しい性格の持ち主。
心を失い、街から離れていったデジモンたちを呼び戻すべく東奔西走する。

◆ジジモン
街の長老にして主人公のアドバイザー。話しかけると街の繁栄度や次に何をすればよいかのヒントを与えてくれる。
本作では完全体だが、後に究極体に改められた一体。

アグモン
ゲームでは最初に選べるパートナーかつ、始まりの街を出て最初に戦うボスデジモン。
勝つとアイテムの預かり屋さんを営む。
他、オーガ山賊団の雑兵としても登場する。

グレイモン
みんなのトラウマその1。
「ジジモンに話しかけた時点での街の繁栄度が15以上&パートナーが成熟期以上」という条件でジジモンの家を出ると、どこからともなくやってきて「街の看板をかけて」決闘を挑んでくるこいつ。
中盤へと駒を進める前に立ちはだかるボス、それがグレイモンなのだが……はっきりいってこいつ、強過ぎる。
HP:4800という高いHPもさることながら、驚くべきはその攻撃力の高さ。
パートナーのステータスが低い内はマグマボムの一撃でダメージが500強を超える。

ジジモンに話しかけることがフラグの条件なので、
パートナーが強くなるまでジジモンをスルーするのが回避策。
ジジモンに話しかけた後その場でセーブして外に出てオワタ\(^O^)/という苦い経験をした人も……。

◆ティラノモン
みんなのトラウマその2。
トロピカジャングルを抜け、アミダ森でケンタルモンの洗礼を受けて満身創痍のパートナーに問答無用で襲いかかってくる畜生。ダイノ古代郷に乗り込む前は是非とも回復をしておきたい。
育成したらしたで、今度は燃費の悪さで主人公を苦しめてくるのでやっぱりトラウマメーカー。与えても与えても大量のメシを要求するので、肉畑をグレードアップさせるまでは進化させない方が吉。
それにしても、せめてメタルティラノモンくらいは出してほしかったなぁ……欲を言えばダークティラノモンも……。

◆シードラモン
竜の目の湖に住んでいる湖の主。
何度主人公に釣り上げられても快く技を教えてくれたりアイテムをくれたり、献身的に協力してくれるいいやつ。

◆ヌメモン
ご存知、汚物系デジモンの筆頭。
成長期デジモンを進化条件を満たさないまま一定時間育成するとこいつに進化する。
汚物系の例に漏れず弱いし汚いしその上キモい……が、おもちゃの街へ連れて行くと?
一世代で街の繁栄度100を目指すなら、こいつ→もんざえモンの進化ルートを採用するのもアリ。

◆ガブモン
最初に選べるパートナーその2。しかし街に勧誘できる個体は、アグモンと比べるとだいぶ扱いが地味。
本作ではコロモンからしか進化しないので、こいつを育てたくてツノモンを育成してると泣きを見る。
他、オーガ山賊団の雑兵としても登場する。

◆ガルルモン
アニメでもおなじみ蒼き狼。フリーズランドで対戦後、「2対1は卑怯じゃないか?」と再戦を申し込んでくる。
このため再戦時はパートナーデジモンが主人公のサポートなしで戦うハメに。
再戦の約束をした後でパートナーが寿命を迎えると……こいつがだいぶ気の毒なことになる。

◆クネモン
テントモンが育成不可なので、カブテリモン等昆虫系デジモンの成長期を一手に担う幼虫ポケモンデジモン。
小学生のプレイヤーには絶対元ネタがわからない進化条件を持つ。

◆ケンタルモン

プレイヤー「おっ、アグモンが進化する! アグモン進化、グレイm……」

ケンタルモン「ヴェッヴァッブゥーッ!」

プレイヤー「(´;ω;`)」

みんなのトラウマその3。
グレイモンと進化条件が似すぎているせいで、アグモンがこいつにばっかり進化して泣きを見たプレイヤーは数知れず。
他、アミダ森でうっかりルールを破ったプレイヤーを容赦なく砲撃してくるため、やっぱりタチが悪い。

◆オーガモン
オーガ山賊団のボス。プレイヤーに幾度となく戦いを挑んでくる。
子分はアグモンとガブモン。
グレートキャニオンに生活感溢れるアジトを構えている。

◆ワルシードラモン先生
オーガモンに雇われたメガシードラモンの亜種デジモン。残念ながら育成はできない。
強力な全体攻撃で、主人公たちより先に雇い主を倒しちゃううっかりさん。

◆エテモン
ルスダカエレ!

◆モノクロモン
グレートキャニオンでお店を開いており、プレイヤーをアルバイトで雇ってくれるのだが……。
このアルバイトというのがデジワーきっての不条理イベント。
ある程度の売り上げを確保すると納得して街に参加してくれるのだが、この売り上げというのが完全に客の機嫌次第で、場合によっては何度挑戦しても失敗するまさに運ゲー。
よって本作のみんなのトラウマその4。

+ モノクロ店について
[全体の流れ]
①客のデジモンがやってきてお店の品を注文。

②注文された品物を「値上げ」「定価で売る」「値引き」のいずれかを選択。
※値上げ(+10~50%)と値下げ(-10~30%)は選択する度にランダムに決定。

③客の表情アイコンが表示されその価格で売るかどうかの最終選択。

④客が買えば売り上げ加算。
客が文句をいうと②に戻り、酷い時には怒って帰ってしまうことも。

⑤客を20人捌き、最終的な売り上げが3072bit以上だとクリア。



[店で販売するアイテム]
以下の3種。
郊外だから日用品しか売れません。


定価:50Bit(基本利益:+15Bit)
よく要求される商品。
売り上げにはあまり貢献しないが、地味に結果に響く。

けいたいトイレ
定価:300Bit(基本利益:+90Bit)
そこそこ要求される商品。
ストーリーの進行次第では「逆に俺の方が欲しいよ!」なプレイヤーも。


定価:1000Bit(基本利益:+300Bit)
たまにしか要求されない商品。
ノルマ達成の可否がかかり、値下げしてでも売る価値はある。


[モンスターカスタマー達]
客としてやってくるデジモンは全4種。
運が悪いと定価でも怒って帰る時があるという罠。
そして客が怒って帰ると1人分客足が減るというリスクもあり、
その辺のランダム性がこのイベントのハードルを上げているのだ。

ゴブリモン
比較的財布の紐が緩い。骨を背負ったカモ。
彼が薬を求めてきたら多少粘ってでも値上げして捌くべき。

ゴツモン
若干財布の紐は固め。まあ岩だからね。
値上げには渋い顔をするが、たまに買ってくれることも。

ザッソーモン
雑草。ケチ。カス。
値上げした品は滅多に買わない嫌な客。

ムーチョモン
クソガキどうしようもないくらい気まぐれ。


ム「肉がほしいねー」



主「いらっしゃい、肉はね……えーと……」



 値上げ
→そのまま(50Bit)  ム「(⌒‐⌒)」
 値下げ



ム「帰るっ!!」



主「( ゜Д ゜ )」



長々と書き連ねてみたけど、慣れれば何とかなるさ。


◆レオモン
一番頼りになりそうだったのに、結局何もしなかった人。
歩く死亡フラグと呼ばれて久しいが、本作ではそんなことはないので安心。

◆ナニモン
主人公「ん? 何モンだ!?」
ナニモン「ナニモンだぁ!」

◆ピッコロモン
みんなのトラウマその5。
トロピカジャングルの浜辺という、序盤オブ序盤に登場するピンクの悪魔。
小さくて可愛い見た目に騙され、パートナーのライフを散らしたプレイヤーは数知れず。
幸い話しかけなければ戦闘にはならないので、ある程度強くなるまではスルーするのが吉。
あと、厄介極まるショップの繁栄度バグ。

◆ヴァンデモン
いい人。大事なことなので二回言うが、めっちゃいい人。
アニメの彼を知るプレイヤーが初めて本作に触れたら困惑必須。
研究者肌の貴族で、寝食を忘れて研究に没頭した結果、空腹のあまり身動きがとれなくなってしまったうっかりさん。
その後、プレイヤーによって介抱されると、お礼として晩餐会に招待してくれる上に、街の発展にも貢献してくれる。
だがその後、本作の黒幕の暗躍によって……?

余談だが、彼の住まい「闇貴族の館」はウイルス種のデジモンしか入ることができない特殊ダンジョン。
ワクチン種データ種のデジモンは謎の力によって入り口で阻まれてしまうのだが、このことが場合によってはとんだ悲劇に繋がってしまう。

〜悲劇の例〜

ヴァンデ「血の滴る肉が食べたい……」

主人公「わかった、持ってくるよ!」

パートナー「ベタモン進化! ホエーモン!」

いったん館から出て肉回収

謎の力によって阻まれた!

主人公「( ゚д゚)」

幸い、放っておいても餓死してデジタマに還ったりしないので、万が一探索中にウイルス種以外のデジモンに進化してしまったとしても、床にぶっ倒れたまま気楽に待っていてもらおう。




他にも、個性豊かなデジモンたちが多数生息している。


完全体について


デジワーをプレイするにあたって、多くのテイマーは完全体の育成を目指すだろう。
しかし育成環境が整っていない序盤ではなかなか難しい。

そんな中でも「マメモン」「メタルマメモン」「ギロモン」「ピッコロモン」は序盤からでも比較的進化させやすい。

その共通の理由は、
  • 規定体重を余裕でクリアできる
  • ボーナス条件も楽にクリアできる
ことが挙げられる。

なお、デジモンの進化には「育成ミスの回数」、「体重」、「パラメーター」が必要条件となるが、
ボーナス条件はそれらの内の1つを代わりに満たしてくれるというもの。
(例えば「育成ミス回数」「体重」「ボーナス条件」を満たせば、パラメーターの値は気にしなくていいことになる)

他にも進化条件が特殊な「ベーダモン」も狙いやすい。
一度だけだがパートナーがヌメモンなら無条件で進化出来るイベントもあるもんざえモンもオススメ出来る。

また、機械系の技を多く覚える完全体デジモン達は技の習得が遅れる為、序盤ではあまり活躍出来ないかもしれない。
尤も、完全体故にパラメーターは高いので使う技が弱くてもゴリ押しが効いたりするのでそこまで気にする程ではない。更に言うなら機械系の技以外で強力な技を使えるならば話は別なのだが…

通常進化で完全体になると寿命が延び、パラメーターも上がる。
必ず冒険の助けになるはずだ!


詳細な進化条件はググると幸せになれると思うよ。

四方山


  • ペンモンに勝てなくても泣かない
  • グレイモンに進化できなくても泣(ry
  • 完全体に進化(ry
  • パートナーベタモンの可愛さは異常
  • 案外可愛いスカルグレイモン
  • ギアサバンナ自販機エリアではクサリカケメロンが拾える(1%)
  • 不可避の雑魚戦はアイスサンクチュアリ最奥部のヒョーガ×2+アイスのみ
  • アイススタチューやメガロスパークの強さはチート
  • 対戦ではアイススタチューの撃ち合いになり、先に麻痺した方の負け
  • ファイル島ではヘラクルカブテリモンやホウオウモンは完全体扱い
  • 一度ラスボスを倒せば対戦限定だがムゲンドラモンが使えるようになる。

その後

良好なシステムと長く遊べる楽しさで人気を博したため、
派生作品の『デジタルカードバトル』『同アリーナ』や後継作『2』『3』『X』も発売された。
しかし、2~Xは無印からシステムを大幅変更され実質的な別ゲーとなっている。

そしてそれから数年後、満を持してPSPにて新作『デジモンワールド リ:デジタイズ』が、このゲームのシステムを踏襲して発売された。
キャラクターデザインはヤスダスズヒト
アドベンチャーから太一ヤマトが、何故か 鉄拳 からリリがゲスト出演する。


更に2016年には『デジモンワールド-next 0rder-』が発売。本作の主人公とそっくりな青年・マメオが登場する。





ムーチョモン「編集してほしいねー」

主人公「いらっしゃい、編集はね……えーと……」


 追記
→そのまま
 修正




ムーチョモン「帰るっ!!」



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最終更新:2026年02月07日 00:22

*1 デジモンアドベンチャー等でのデジタルワールドの名称でもあるが