ピッコロモン

登録日:2022/03/30 Wed 16:37:40
更新日:2023/11/15 Wed 15:31:33
所要時間:約 5 分で読めます




デジモンワールドの魔法使い!?

カワイイ容姿で敵をかく乱


『ピッコロモン』とは、『デジタルモンスター』に登場するキャラクター。


【基本データ】

世代 完全体
タイプ 妖精型
属性 データ種
必殺技 ビットボム
コンピュータウィルスを凝縮させた超強力な爆弾を放つ。
ッコロモンだけど、ットボム。
得意技 フェアリーテイル
手に持ったヤリで攻撃。
ピクトトリック

【概要】

初登場は『デジタルモンスターVer.4』。
いわゆるマメモン枠。

別次元の高度なプログラム言語を唱え、魔法の様な奇跡を起こす事ができる妖精デジモン。
ウィッチェルニー由来であろうか?)
ナリは小さいが、その特殊な能力で敵の能力を封じ込め、強力な一撃で相手を粉砕する。
また、ピッコロモンは あらゆる場所、時間、空間に出現することができる と言われている。

いたずらが大好きな性格で、いつも手に持っている愛用の「フェアリーテイル」でコンピュータを暴走させて楽しんでいる。
しかも、何の悪気もなく。
「お前は 自分が『悪』だと気づいていない…もっともドス黒い『悪』だ」

必殺技は コンピュータウィルス を凝縮させた超強力な爆弾『ビットボム』。
性格といい、技といい、そろそろウィルス種に分類され直した方が良いかもしれない。


名前の由来は「小さい、少し」などを表すイタリア語、“piccolo(ピッコロ)”。
いくら魔法のようなものが使えるからと言って、某地球育ちのナメック星人とは無関係。*1
もちろん、「おかあさんといっしょ」の某ペンギンとはさらに無関係。

英語名は“Pixi(ピクシ)mon”なので問題ないのだが、
なぜか「ピッコロモン」の英字表記が“PICKLEMON”である。
PICKLE(ピクル)(塩漬け)”モン・・・ジュラ紀に転位した時に岩塩層の中に閉じ込められてしまったのを発見されたりしたのだろう。きっと。


【関連作品でのピッコロモン】

アニメデジモンアドベンチャー

CV:田の中勇(TV版)/三ツ矢雄二(PSP版)

キミたちの修業はこれで終わった訳ではないッピ
人生すべて修業ッピ。負けずに頑張るッピ!!

第18話「妖精!ピッコロモン」にて登場。

サーバ大陸で子供達を襲撃したクワガーモン(ファイル島のものより数倍強い)を
ビットボム!! ットボム…ットボム…ットボム…(エコー)
と、一発で消し飛ばして登場。

いきなり説教臭いセリフを飛ばし始めたため
ミミ「可愛くない、このデジモン」
ヤマト「ピッピ、ピッピ、うるさいヤツだな…」
と大不評。

だが、最終的には修業を付けてくれるというピッコロモンに子供達は付いていくことに決める。

実際に、エテモンが近くを通っても感知されないほどの隠蔽力を誇る結界を展開するなど、相当の実力者。

子供達に階段上りや雑巾掛けという、過酷な修業を課し、また進化に不安を抱いた太一アグモンにはスペシャルメニューを用意する。
それは、己の過去を振り返らせ『真の《勇気》を理解させるものであった。

その甲斐あって、太一とアグモンは勇気を取り戻し、結界を襲撃したティラノモングレイモンに進化することで撃退する。

最後は
「この世界を救うのはキミ達しかいないッピ。がんばれ、選ばれし子供達…ッピ」
と、子供達を送り出す。


その後、長らく登場することはなかったが第40話「魔の山の四天王!ダークマスターズ」で再登場。

現実世界から戻ってきたばかりの子供達を容赦なく襲うダークマスターズから、ビットボムを目隠しにし救出。
結界で隠れながら高速移動し逃走を図るが、さしもの結界もダークマスターズの目は欺き続けられなかった。

お前達ならきっと見つけられる筈だッピ!足りない何かを!

そうすれば必ず勝てるッピ!

ゆけェッ!!選ばれし子供達ッ!!!

最期は子供達を逃がすために単身、ダークマスターズ…究極体4体を「舐めてると痛い目に遭うッピ」相手取る。

子供達には「勝つのは無理でもいくらでも手はあるッピ」と言っていたものの、その実力差は埋められるものではなく、巨大な爆発と共にその生を終えた*2
ヒカリ「今…ピッコロモンが死んだわ……」

直前のミミを庇ったチューモンの、そしてこのピッコロモンの死は子供達の中に大きな影を残すのであった…。

ちなみに、多くの脱落組がやたらとグロテスクな死に方をする小説版では、戦意喪失気味の太一たちを鼓舞すべくアポカリモンに犬死覚悟で突撃して飴玉のように溶かされて殺されるという原作以上に衝撃的な最期を迎えた。


PSソフト『デジモンワールド

トロピカジャングルにて、約3%という極低確率で出現する。

ピコピコ飛び回るピンク玉に話しかけると…

「あ~チミ、もしかして街作ってるシト?」

「ンー、ボキに会えたの運いーネ、チミ。」

( ゚Д゚)Σ

…と、独特過ぎる口調でプレイヤーを驚愕させた。
だが、実力は屈指の物で生半可なパートナーでは返り討ち必至であろう。

みごと勝利すると
「たまげたネー。ボキの完敗。そんじゃ街で会おうネー。」
と言い残し、街へ移住する。


PSソフト『デジモンワールド デジタルカードバトル』

ドリルトンネルでメラモンと会った後、ゴブリモンに勝つ前という期間限定でトロピカジャングルに出現。

「ヘーイ!リトルボーイ!」
「ボキはここネー。チミ、ボキと勝負する気ないー?」
「あーチミ今、楽勝とか思ってるネ?あんまりナメると痛い目にあうネー。」

と、例のノリでバトルを行う。

ちなみに勝利すると「ピッコロモン」カードも貰える。

最後は
「じゃーネ!また次回作でネー!」
と、微妙にメタいセリフを吐いて去っていく・・・。


ちなみに、貰えるピッコロモンカードだが、限定という訳でもなく通常入手可能な1枚。
ステータスも自然属性のレベル完の中では可もなく不可もなく…といったレベル。
ただ、×攻撃の特殊効果が「なし」で、援護効果が「相手の援護を無効化し、自分の攻撃力は半分になる」というもの。
そのため、カードが揃ってくるとお役御免になりがち。


PSソフト『デジモンワールド デジタルカードアリーナ』

メインストーリークリア後のシナリオを進めていくと、スティープロードのバトルカフェに現れる。

「ヘーイ!リトルボーイ!やあやあ、なんか久しぶり~!!」
「ボキはここネー。チミ、ボキと勝負する気ないー?」
「あーチミ今、楽勝とか思ってるネ?あんまりナメると痛い目にあうネー。」

…と相変わらずなノリと、どこかで聞いたようなセリフを言ってくる。
“あらゆる場所、時間、空間に出現することができる”ピッコロモンなので、もしかすると、前作と同一モン物なのかもしれない。


だが、バトルに勝つと今回はチートカードの1枚「スピードセブンズ」が入手可能。
そのため、出現タイミングが来たら早めに入手したほうが良い。(今作は期間限定ではないので安心)


アニメ『デジモンセイバーズ

エルドラディモンの背中にある聖なる都の住民として複数体登場。


アニメ『デジモンクロスウォーズ

CV:菊池こころ

ヘブンゾーンの警察隊のメンバーとして複数体登場。


アニメ『デジモンゴーストゲーム

CV:吉田小南美
第19話「逢魔ガ時」に登場。

初代アニメ同様、語尾に「~ッピ」とつけて喋る。

夕暮れ時…すなわち《逢魔が時》に現れ、その能力で人々を過去の世界に飛ばして『楽しませる』ことを目的として行動しているデジモン。
あらゆる場所、時間、空間に出現することができる という能力が初めて描写された例である。

ちなみに、飛ばした先の世界には“自分を模した影”が存在し、そいつに捕まったら最後…影に存在を取って代わられる、という恐ろしい世界でもある。
しかも、ピッコロモンはそれに気付いていながらも、その深刻さに気付いていないのか「色んな時間に飛べるのが楽しい」と宣う始末。
面白半分でやっており、悪意がない分、話が通じず厄介な性格のデジモンである。


作中ではまず宙と瑠璃を過去世界に転送。
ちなみに、その目的は『楽しませた“お礼”としてデジヴァイスが欲しいから』というものであった。

その後、現実世界で初めてのおつかいをしていたガンマモンと、後をコッソリつけていた清司郎&ジェリーモンコンビ、そして瑠璃を攫った犯人を捜索していたアンゴラモンと遭遇。
清司郎のデジヴァイスを要求するが、ちょうどその時「(お使い中に)困ったら俺を呼べ」と言われていたガンマモンが宙を呼んだことでデジヴァイスVが共鳴、過去世界へのゲートが開く。

過去へ転送されたガンマモンは影に惑わされることもなく宙と再会。
ピッコロモンは臨戦体勢に入って『ビットボム』を乱発するが、ガンマモンらの連結プレーの前に押されてしまう。
瑠璃も合流でき、全員成熟期に進化されるとさすがに形勢不利を悟ったのか

宙らの過去の存在そのものを抹消

しようという、強硬策に出る。


そして、まず最初にガンマモンの“過去”に向かうが、逆襲にあったらしくボロボロの姿で帰還。
逆に「未来も気になる」と転移すると、未来のガンマモンはすごいデジモンだったらしく、今までの態度が一変し感動。
勝手にガンマモンの大親友となり和解に至った。

その後、「大親友の頼みなら」と別の時間へ飛ばした他の人間たちも元の世界に戻し、ガンマモンのおつかいを最後まで見届けた。

今までのアニメよりも、特にデジモン図鑑での設定も踏まえてデジモンの危険な部分が描写されがちな本アニメであるが、過去改変など、やろうとしたこと、できることのヤバさでは断トツである。

なお、第1話でガンマモンの時間(=未来)を覗いたクロックモンは恐怖に慄いていた。
それが『未来』のタイミングの問題なのか、はたまた宙との出会いでガンマモンの『未来』が変わったからか…それはまだ分からない。

その後は、たまに宙の部屋に遊びに来るが、ガンマモンのチョコを勝手に食べてしまうなど、性格はあまり変わっていない模様。


この項目を救うのはキミ達の追記・修正しかないッピ。がんばれ、選ばれしアニヲタ達…ッピ。

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最終更新:2023年11月15日 15:31

*1 “piccolo”が転じて、楽器の「ピッコロ」となり、それがナメック星人の方の名前の元ネタになったので、全くの無関係でもないが

*2 ダークマスターズの攻撃によるものか、なんらかの自爆の様な手段を選んだのかは不明