無言呪文

登録日:2011/01/12 Wed 07:14:26
更新日:2024/12/29 Sun 13:31:17
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ネタバレを多少含みます。

ハリー・ポッター・シリーズに登場する魔法使いの技術。
なんと色々な魔法を『呪文を唱えず』に行使できるというもの。
厳密には心の中で唱える(レビコーパス!)。
アルバス・ダンブルドアセブルス・スネイプやらミネルバ・マクゴナガルやら、成人した魔法使いの数多くが体得している。
逆にハリー・ポッターロン・ウィーズリーなどは慣れていないためか、あまり使用していない。
但し、『不死鳥の騎士団』以降の映画作品では逆に使いこなしていた。

「無言呪文」と名前で登場したのは「ハリー・ポッターと謎のプリンス」のスネイプによる。

授業でロンが難しさ故に無言呪文による失神呪文を唱えようとしていたが、全く撃てる素振りはなかった。
そこでスネイプがロンの練習相手のハリーに、見本と称して謎の無言呪文を使用。
ハリーはとっさに「盾の呪文」を『唱えて』反射させた。
これに加えてスネイプに対する態度を踏まえ、体罰を受けることに。

ハリーの初めての無言呪文は同作で、「半純血のプリンス」著の魔法薬の教科書にあった呪文、「レビコーパス!身体浮遊!」。
適当にやったら隣で寝ていたロンの身体が浮いてしまった。
無言呪文の利点は相手が何の呪文を唱えているのか分からない点にあり、意表を突ける。
ただし、相手が開心術の使い手である場合は閉心術を併用しないと先読みされてしまう。
分かりやすい例が6巻終盤のハリーVSスネイプ。

後々、ハーマイオニー・グレンジャーも無言の失神呪文を撃っているが、ハリーやロンは逆にあまり使用していない。
ハリーはホグワーツの戦い終盤で存在が知られないようにする為に使用していた可能性があるが、ロンはずっと片っ端から有言呪文だらけである。

無言呪文を体得している死喰い人も少なく、まるで学生。
ヴォルデモート卿を見習え。
彼は『悪霊の火』をも無言で撃ちなさるのだ。
あのおっさんだってアバダケダブラばっか連呼してんじゃん。とか言うなよ!絶対だぞ!!




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最終更新:2024年12月29日 13:31