ジョイントロン

登録日:2012/01/21(日) 16:27:43
更新日:2025/01/23 Thu 21:51:59
所要時間:約 5 分で読めます







ワテら陽気な熱血三兄弟~ッ!!!




トランスフォーマーシリーズの「ビーストウォーズⅡ 超生命体トランスフォーマー」に登場するロボット部隊。
第14話から登場する。

【概要】

正義の軍団サイバトロンの一員。
本部からの命令で惑星トーリアスに向かう途中で宇宙船がオーシャカになり、一番近くにあった惑星ガイアにフージチャクした。
ライオコンボイ達と出会った彼等はそのまま惑星ガイアに居着き、ライオコンボイ部隊とデストロン機甲部隊によるビーストウォーズに参戦することとなる。

なおテックスペックでは兄弟とされているが、アニメでは特にそういった言及はなかった。
まあ、もし他人だとするとノリの似た奴らを部隊として集めたということになるのだが。

【メンバー紹介】


音波工作員DJ



アッミーゴー☆ ワテはDJー☆ よろしくミー☆


CV:内藤玲

セミにトランスフォームする長男坊。ジョイントロンのまとめ役。つまりは元祖セミ兄貴
アッミーゴ☆」が口癖で、関西弁とスペイン語が入り混じった口調で喋る。
武器はセミの羽を剣と化した七年剣。ヒーローらしいロボットモードととぼけたフォルムのビーストモードのアンバランスさが魅力。
飛び上がるとクッソ汚い小便もといオイルを漏らす悪癖があり、作中ではタカ派の牛お馬鹿な弟が被害にあった。
ジョイントロンの独創的な作戦の数々はだいたい彼が提案、決定している。つまり全ての元凶、ラテンの血でも混じってるんだろか?
ミーに良い考えがあるミー。


力士モーターアーム



モーターアームでア~ム♪ ダンスダンスでア~~ム♪


CV:石川大介

カブトムシにトランスフォームする次弟。顔が怖い。あと力士って…、まあカブトムシで相撲はさせるけどさぁ某ム〇キ〇グみたいに。「~でア~ム♪」が口癖。
玩具設定によると宇宙相撲協会トリアス部屋に属しているらしい。
武器は高熱の角マグマホーン。両腕のウッチャリクローも強力だが、本編では未使用。手堅く纏まったロボットモードと巨大カブトムシなビーストモードが重量感を醸し出す。
(ジョイントロンの中では)理性的な方で楽天家の兄と騒いでばかりの弟に突っ込みを入れる事もしばしば。
でも結局ノリノリで流されてしまうあたりやはり兄弟である。
そんな作戦で大丈夫でアーム?


極地工作員ギムレット



ギ〜ムレットでム~チョ~! チョッキンチョッキン!


CV:前田剛

ロブスターにトランスフォームする末弟。セミ、カブトムシときてまさかの甲殻類。まあこっちだと普通にアメリカザリガニっぽい扱いだが。
ロボットモード、ビーストモード共にスマートなデザインでⅡに登場するTFの中でもかなり格好良い。
ノリが良いジョイントロンの中でも特にテンションが高めで「ムチャス」「セニョリータ」を決め台詞に両手のハサミ・ブッタギリーをマラカス代わりに振りながら陽気に騒ぎ踊り立ててる。
ブッタギリーにはロブスライサーというブレードが仕込まれているが、本編では未使用。
手柄になりそうだからとビッグホーンとの約束を破る事を提案する、兄弟がバクテリアに侵された際にはあっさり見捨てようとするなど畜生度合いも兄弟随一。
劇中ではビーストモードのままぴょんぴょん跳ねて山や谷を駆け回っていた。お前一応スクーバと同じ水棲タイプだろ……。
ムチャス! キッサス! ムチャス! テッキーラ!




サンミイッタ~イッ



合体巨人!トリプルダクス!!!



合体巨人トリプルダクス


CV:内藤玲

アニメ版ビーストウォーズシリーズでは初めての合体戦士。

DJが胸部と顔、モーターアームが両腕部、ギムレットが下半身を形成することで合体する。顔は狂気しか感じられない
右腕に三兄弟の武装が合体した大型武装トリプルブラスターを装備している。
背中の羽で飛行が可能で、巨大な氷山を抱えながら飛行した事もある。
メイン人格はDJが勤めており、顔は怖いが声の陽気さ性格のノリの良さは相変わらず。
普段はダージ&スラストにすら舐められる彼らであるが、トリプルダクス時の戦闘力、威圧感は相当なもので、
初登場時はスタースクリームとBBはおろか、サイバトロンまでもが度肝を抜かれて逃げ出した。
(後に単体モードでスタスク&BBと遭遇した時は雑魚共呼ばわりされた)
まあこの顔で睨まれ暴れられたら誰だって怖がる
ジョイントロンはリーダーが決まっておらず、それがもとで仲間割れを起こしたことがあったが、最終的にはこのトリプルダクスがリーダーという結論に収まる。



【裏話】

なんでモーターアームやトリプルダクスがそんなに怖い顔なのかというと実は彼等(のデザインと一部設定)は、
原語版デストロン(プレダコン)の最高幹部を流用している。そして向こうでは基本的に虫の類はゲテモノの敵のイメージが強いからなのだ。
原語版の彼等は全プレダコンを支配、指揮する最高評議会(Tripredacus-Council)のメンバーで、下手をすると裏切り者のメガちゃんは勿論、
部隊指揮官の兄ちゃんマグ様よりずっとえらーい方々なのだ。
彼ら(シケイダコンラムホーンシークランプ)のCGモデルはメタルスにて登場(メガトロンに『三馬鹿長老』呼ばわりされているのが彼ら)しているものの、
全員実際の玩具と顔が全く違う、吹き替え声優が無駄に豪華、更に名前も分かりにくいと難に見舞われたため気付かれないのも無理はなかった。
アメリカTFスタッフもそんな彼等が海の向こうでミーアームムチャスなサイバトロンメンバーにされるとは思っていなかっただろう。
もっともこの三体は日本では子供の夏の風物詩トリオなのでそれ故の高待遇なのだが。

後に海外で和製ビーストの世界観を合流させたコミック『The Gathering』『The Ascending』が出版された際には二組は別人とされ、
トリプルダクスの名の綴りも評議会のTripredacusに対しジョイントロンはTripledacusと差別化が図られた。
「ジョイントロンが持ち前のユーモアセンスで評議会をからかうために付けた名前」……らしい。まああり得なくはないが。
同時にモットーも設定され、それぞれ
DJは『Let's rock!(さぁ始めるミー!)』
モーターアームは『Follow your fate no matter where it leads.(己の宿命に従うでア~ム、そこに何が待ち受けようとでア~ム)』
ギムレットは『In optimism we find the means to achieve victory.(何でも良い方向に考えるムチャス! その内勝つ作戦思いつくサンタマリーア!)』
と割と真面目になった。もっとも力士やインチキスペイン語などの設定も削除されているので、話半分に捉えるとよい。



【玩具】

合体戦士にありがちな合体の為に単体モードの造形が犠牲になる、変形が簡略化される、という事がなく、
ロボットモード、ビーストモード、合体形態全てが高い次元で纏められた傑作玩具。
強いて言うなれば下半身担当のギムレットの両腕が大きいくらいだが、元々両腕のハサミは巨大だし、ビーストモードではちょうどバランスが取れているため、あまり違和感はない。
ビッグコンボイメタルスドラゴンメガトロン等と共にビースト系最高傑作と押す声も多い。

日本での発売時は3体セットで約3000円というリーズナブルな価格で販売された。
ゴッドネプチューンはG1シリーズの流用、マグナボスは首が埋まってるという事もあり、
Ⅱの合体戦士の中ではオークションでも断トツの一番人気で、定価の倍以上の価格で取引される事も多い。
また、『ビーストウォーズリボーン』の後継企画である『テレもちゃ』にてモーターアームとギムレットが復刻販売されたが、何故かDJだけラインナップされなかった。
この為、TFファンの間でDJの金型破損説、紛失説が噂され、トリプルダクスとしての復刻は絶望視されている。
何と言うことを…(嗚咽)。
ちなみにギムレットはデストロンの一員としての参戦。ある意味先祖帰り。
一応、何らかの考えの上での行動らしい。



ダージ「最近ビースト系の項目が増えてうれしいのう。」


DJ「全部、ワテらのおかげだミー☆」
モーターアーム「そうでア――――ム♪」
ギムレット「ハァーッ!追記ッ&修正のダァーンス!」


スラスト「…こいつら、相当き て る わ」


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最終更新:2025年01月23日 21:51