マオ・インダストリー社

登録日:2010/09/26 Sun 03:11:02
更新日:2025/02/17 Mon 04:52:12
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活躍は主にα、OGシリーズ。一応IMPACTにも名前だけは出て来る。

に本社を構える重機メーカーでガンダムシリーズにおけるアナハイム・エレクトロニクス社に該当するポジション。

ただし、汚職やら裏取引ばっかりやって胡散臭いアナハイムと違い、経営はクリーンで客に献身的。

そこら辺りのマイナス面はイスルギ重工が担当している。


連邦軍に人型機動兵器パーソナルトルーパー(通称PT)を卸しており、主な商品は量産型ゲシュペンストMk-Ⅱ量産型ヒュッケバインMk-Ⅱ


また、地球圏防衛のため、SRX計画にも参加。
量産機だけでなく、ワンオフの高性能機も積極的に開発している。

元は月面作業用機を生産する小さな会社だったが、連邦軍の人型機動兵器の受注に対しゲシュペンストを提出。

提出したゲシュペンストはトライアルに見事合格。
一躍、市場のシェアを握る事に。


その後、改良を重ね、主力量産機として量産型ゲシュペンストMk-Ⅱを開発。が、政府の横槍により少数生産に留まってしまう。
続く量産型ヒュッケバインMk-Ⅱはその時代のニーズに合った性能から絶賛。
名実ともに連邦軍の主力機として認識される。

しかしいろんな理由で量産機の型落ちが早く、すぐ他社にシェアを奪われがち。
ぶっちゃけワンオフの稼ぎでなんとか食っているようなものである。


会社の規模と生産能力こそイスルギ重工に劣るも、優秀なスタッフの存在と連邦軍やテスラ・ライヒ研究所から提供されたEOTの力故に、高い技術力を持つ。

ただし、その技術力と本社の位置から敵勢力に優先的に狙われやすい。
インスペクター事件では敵に占拠され、長期間の営業停止状態になってしまった。

これが経営に痛かったのか、次期主力量産機トライアルに機体を提出しなかったり、味方部隊の機体整備をテスラ研に丸投げしたりしてた。


  • スタッフ

●リン・マオ
社長。
元・連邦軍PTXチーム所属。

何かと出撃したがっては社員に止められる女傑。恋愛に関しても女傑。
ブッチぎりのステータスを誇る、自重しない社長。スパロボ版ハマーン・カーン


●ユアン・メイロン
専務。
リオ・メイロンの父。親バカ。


ラーダ・バイラバン
ヨガファイア。医者が人を折り曲げるのはどうなのか。
パイロットも兼任する。

マオ社ってテストパイロットとか雇っていないのだろうか……?
社長が兼任しているのかもしれない。

現在は特殊戦技教導隊に出向中。

●カーク・ハミル
開発スタッフ。有能。

マリオン・ラドム
開発スタッフ。

駆動系のエキスパートなのだが、とにかく開発コンセプトの嗜好がアホ極まりない。通称:マ改造。

つーか、誰だよこいつ雇ったの…と思うだろうが、実は才能が認められなくて一度マオ社を出て行ってる

  • 開発機体
汎用機から個人用のカスタム機まで、様々なニーズに応えるため幅広く開発・生産する。

ただ、何かとトラブルの出る機体が多く、量産機ですら頭を悩ませる問題に襲われる。

ゲシュペンスト
記念すべきPTの祖だが、名前のせいで「亡霊め」と言われる事も。

ゲシュペンスト
元祖パーソナルトルーパー
タイプR・タイプS・タイプTの三機開発されるがタイプSが行方不明に。(実は異星人の手に落ちていた。)
なお、そのタイプSはPTサイズの特機(つまり小型のグルンガスト)。
最初のPTでありながら予算度外視で作ったためにチューンとパイロットの腕次第で現行機と遜色ない活躍ができる。
これを活かしてタイプTは後にアルトアイゼンに、タイプRは後にタイプRV、再生産されたらしいタイプS*1はタイプH(ゲシュペンスト・ハーケン)に改造された。

●ゲシュペンストMk-Ⅱ
ゲシュペンストの改良型。
こちらもタイプRタイプS・タイプTの三機開発された。
色以外はどこがどう違うかは微妙だが、特に問題なし。ただし、タイプSはブラスターキャノンが強化されていたり、あの究極!ゲシュペンストキックが使えたりとMk-Ⅰとの差異が比較的大きい。*2
こちらのタイプTは後にヴァイスリッターに改造された。
タイプSもメディアミックスにてタイプSAとおよびタイプSA改に改造されている。

量産型ゲシュペンストMk-Ⅱ
本格的な量産機。やっぱり、色以外元との違いは分かりづらいが、こいつに関してはなぜかオリジナル機に影も形もなかったプラズマステークが左腕に装備されているという違いがある。
性能は問題無いけど政府の横槍で生産量は少ない。オリジナル機と同等の性能という触れ込みだがゲーム中ではオリジナル機よりも性能が低い。
また飛べないのも辛かった。海適応が高い…のは極東基地所属の機体で、ラングレー基地所属の機体は海中戦があるのに海適応が低い。

●ゲシュペンストMk-Ⅱ・タイプSA
Mk-Ⅱ・タイプSの改造機…なのだが、実際はオーバーホール中のアルトアイゼンの代替機として似せた姿にしただけ。
と言っても中身はMk-Ⅱ・タイプSなので、ゲシュペンストキックは普通に使える。

●ゲシュペンストMk-Ⅱ・タイプSA改
タイプSAをさらに改造して両腕にプラズマステークを点けて試製ブースターを取り付けてよりアルトっぽくなりました。
またもアルトが使えないので代替機として運用された……んだがアニメでは秒で出番が終わって戦闘シーンがほぼなかった。
設定上は量産型ゲシュペンストMk-Ⅱ改の試作型(タイプGと武装が同じ)。

ゲシュペンスト・タイプRV
量産型ゲシュペンストMk-Ⅱ改
ゲシュペンスト・ハーケン
それぞれ、旧式化したゲシュペンストシリーズの改良プラン。
特に改型が当たるかどうかが今後のゲシュの節目。
ちなみに改型はオリジナルのMk-Ⅱをぶっちぎりで上回るロボットものにあるまじき性能である。
この改良プランでテスラ・ドライブが搭載されている。


ゲシュペンスト以外の試作PT群》
良くも悪くもSRX計画やヒュッケバインに繋がるような機体達。
それはある種のPT開発史を見ているかの如し。

シュッツバルト
火力支援用に開発。
量産するつもりだったが、コストと整備性が悪いので三機のみ。

ビルトシュバイン
ゲシュペンスト後継機
性能が高すぎて誰も使えないわ、コストは高いわと散々な結果に。
最近じゃ完璧に劣化アルブレード。近年リストラされたとか。

量産型ビルトシュバイン
まさかの量産化。量産型ヒュッケバインMk-Ⅱの代役みたいな物。
なお、開発元を考えるとゲシュペンストMk-Ⅱより旧式の機体を量産化している事になる。

●ビルトラプター
可変PT。単体飛行を目指して開発されている。
構造に欠陥があって変形すると壊れる。後に改善されて変形ができるようになった。
テスラ・ドライブが普及しちゃったので開発した意味はR−1の試作扱い。
ゲームだと強いよ!よくバグるけど……

●ビルトラプター・シュナーベル
というわけで強化改造されたラプター。
実は改造経緯が不明だったりする。


《ATX計画関係》
ええ、あのATX計画の機体も一部はマオ社の開発ですよ。マリオン博士が出戻ってきたので関わることになった。

●ビルトファルケン
カーク氏謹製の高性能機。だったけど敵に奪われる。(後で帰ってくる)
もう一機あったけど勝手に乗り込んだヤツの無茶な操縦のせいで異星人に破壊された。カーク涙目。

ビルトビルガー
ファルケンの相方。
一般人お断りの超絶マ改造。ぶっちゃけ、趣味の機体。
右手のハサミがどう考えても使いづらいぜ!
二機開発されて、最後まで無事。しかも赤は反則武器持ち。なんでやねん……。


《SRX計画関係》
SRX関連の機体はR-1関係しかない。
まあR-1以外をベースにしようなんて誰も考えないのだろう。
実のところR-2がシュッツバルト系列だが、あちらの系列は量産型ゲシュペンストMk-II改(の換装パーツ)に合流した。

●アルブレード
R-1の量産型。ブレードトンファーは多くのインファイター達に愛される。
次の主力機を目指して改良中だったが空気読まない敵が存在しないはずの完成型を先に投入してくる。
マオ社の量産機が問題無く生産・投入される時代は来るのだろうか……?

●アルブレード・カスタム
アルブレードの改造機。ビルドビルガーのパーツとビームキャノンを付けてテスラドライブも積んで飛べるようになった。
ぶっちゃけて言うと完成型+ブレードトンファー。

●ART-1
R-1の後継機。トンファーの次はチェーンソーなんて装備しやがった。
何故かテスラ・ドライブじゃなく変形して飛ぼうとする。

リュウセイロマンなんだよっ!」


《凶鳥の系譜》
ビルトシュバインから派生した傑作機ラインナップ。
元祖から続く呪われた宿命を背負っている。
その多くはガリルナガンによってバニシングされた…。南無三!

ヒュッケバイン
通称バニシングトルーパー。
ビルトシュバインの更なる後継機
同じ失敗を繰り返さぬよう気合い入れて開発した。
政府の命令でトンデモエンジン乗せたら爆発。即、黒歴史
もう1機のトンデモエンジン積んでたのもめでたく公開処刑され無かったことになりました。合掌。
通常エンジンを乗せた緑の009もあったが、いつのまにかこっちがバニシング…と思いきや、彼には誰も想像していなかった数奇な運命が待ち受けていた。

ヒュッケバインMk-Ⅱ
ヒュッケバイン後継機
三度目の正直で開発したが、三機の内の一機が敵の手に……。(後で帰ってきたけど)そして、内一機は長らく行方不明だった。
この子もやはり「4000 4000」。主力機トライアルにはなんとか合格したのが幸い。
なお、行方不明の3号機は近年やっぱりバニシングされかけてたがその所在が判明した。

量産型ヒュッケバインMk-Ⅱ
標準でのテスラ・ドライブ搭載を実現した量産型PT。
ようやくまともに量産されたと思ったら初期生産分の幾つかを敵に奪われる。
そのため信用を失った感も強く、すぐ型落ちしてしまった。
現在ではハロウィンプランにより先発のゲシュペンストにすら追い抜かれ、すっかりやられ役が板に付いてきている。

ヒュッケバインMk-Ⅲ
ヒュッケバイン最新型。
トンデモ技術を詰め込みまくったトンデモ機体。
動くまでが大変だったが二機生産され両方無事だった珍しいケース。
トロンベにしたり、元に戻したりと忙しい子。
果ては兄貴分共々公開処刑。波瀾万丈の人生であった。合掌。
尤も、『α』でグルンガスト参式が背負った理不尽な運命が巡り巡って彼にも降りかかってきただけとも言えなくはない。

エクスバイン
バニシングしたと思われたヒュッケバイン009ことカッパバインが改造されて帰ってきた。でも外装はMK-Ⅲ似。
エラい人からの横槍を避けるためにかけた水中メガネは賛否両論、どちらかと言えば否が多い。
どういう訳か出番はアニメ限定。ゲームでは出番すら無く破壊されました。しかし……
…なお、まさかのコイツが量産されてヒュッケバインシリーズの看板を背負うことになった。
ただエンジンが希少鉱石トロニウムじゃないので、敵には一々劣化扱いされてしまう。

アッシュ
死んだかと思った?再改造だよ!
と言うわけで破壊されたエクスバインを応急改造して復活。
アーマーをテープで貼っつけてあるが、当たらなければどうということはない。
この時点でも強いが、さらにその先がある。

エグゼクスバイン
009→エクスバイン→アッシュと改造に次ぐ改造を経たカッパバインの最終形態にして凶鳥の末裔。でも顔はやっぱり水中メガネ。あと名前が言いにくい。
これでもかと言わんばかりに盛られた性能と中二病感溢れる戦闘アニメは非常に好評、
その一方で新主人公専用メカと化し乗り換えが不可になった事、そして何より
「既存のヒュッケバインのパーツは全てこの機体に使用された
=今後何らかの形で旧ヒュッケバインが復活する可能性は100%無い」
という設定故に複雑な想いを抱く層も多いとか
…一応ヒュッケ系の新型の構想自体はあるっぽいよ?
マオ社自体に死亡フラグが立ってるのが不安材料だけど!
と言ってたらその後、エクスバインの量産化と本機の乗り換えが可能になるという措置が取られましたとさ。

●ヒュッケバイン02/フルアームド・ヒュッケバイン
今後何らかの形で旧ヒュッケバインが復活する可能性は100%無いと思っていたか?再生産だよ!
まぁ、ここまでの間にヒュッケバインが版権スパロボに出張したり、30周年作品系列機が主役機に抜擢されたりと地道な活動が続いていたのだが
そんなわけでまさかのMk-Iを新たに生産したヒュッケバイン02にこれまでの争乱で得られたデータを元に作った強化パーツでパワーアップした。というか、外見は旧シリーズの水色カラーになった30。
地味にOGシリーズで水色ヒュッケバインが登場するのは初だったりする。
なお、連邦軍からの受注ではなくリンの我儘によって開発されたので、今回の開発費は全部マオ社持ちらしい。リンェ……


リン「私が前に出て、敵の注意を逸らす。お前たちはその間に項目の追記・修正を行え。」

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最終更新:2025年02月17日 04:52

*1 特に何も言われていないが、そもそもタイプSはOG1で完全に破壊されているので同一機とは考えにくい。

*2 ゲシュペンスト・ハーケンもゲシュペンストキックを使える事からMk-Ⅰでも使えなくはなかったのだろうが、Mk-Ⅱも最初は使えなかったのでMk-Ⅱのデータが反映されたのかもしれない。